JP5363069B2 - 遊技用ベット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ルーレット等の遊技において遊技者が遊技用のチップをベットするための遊技用ベット装置に関する。
従来、カジノなどで使用されるルーレット等のテーブルゲームのベット用ボードは、その上面に枠が表示されていて、当該枠により複数の領域(ベット部位)に区分けされている。そして、その上面に遊技者がチップを載せてベットする。その後、各ベット部位にベットされたチップの無線ICタグの情報の読取りを行なう。
図12は、ベット用ボードの上面101の一部の平面図である。この上面101は枠102により区分けされた複数のベット部位103を備えている。同図はその複数のベット部位103の一部を示している。このようなベット用ボードにおいて、ベット用のチップに無線ICタグを設け、ベットされたチップの無線ICタグの情報を読み取るには次のようにする。
すなわち、図13に示すように、ベット用ボードに無線ICタグを読み取るためのアンテナ(ループアンテナ)104を複数個設ける。各アンテナ104は、各ベット部位103に対応して設けられ、各ベット部位103の境界となる枠102に沿うように配置されている。図13のA1〜A6までのアンテナ104はそれぞれ図12の各ベット部位103に対応している。
図14は、上面101に載置されたチップ105とアンテナ104との配置関係を示している。同図の例では、各チップ105の無線ICタグはそれぞれA1,A5,A6のベット部位のアンテナ104により読み取られる。すなわち、アンテナ104により磁界を発生させ、この磁界により無線ICタグが起電されて、当該無線ICタグは情報を送信する。この情報はアンテナ104又はアンテナ104とは別のアンテナにより読み取ることができる。また、通常、チップ105は積み重ねられて上面101に載置されるが、同一位置に複数枚積み重ねられたチップ105の無線ICタグも単一のアンテナ104により読み取ることができる。そして、複数のアンテナ104を順次切り替えて無線ICタグの読み取り動作を行うようにすれば、ベット用ボード上に載置されたすべてのチップ105の無線ICタグを読み取ることができる。
なお、この出願に関連する先行技術として、特許文献1,2には、X側送信アンテナ及びY側送信アンテナで電波を発信させると、XYのクロスポイントにおけるテーブルに垂直なフラックス(flux)により電波を発生させて、当該クロスポイント上のテーブルに載置されたチップに設けられた無線ICタグのIDを読み取り、この読取りはベット部ごとに順次行う技術について開示されている。
2004‐105321号公報 2004‐102953号公報
このようなベット用ボードにおいて、複数のベッド部位103から構成されるような広い領域についてチップ105の無線ICタグを読み取ろうとすると、各アンテナ104が各ベット部位103に対応して設けられているときは、複数のベッド部位103の範囲に含まれる各アンテナ104を順次駆動して当該範囲内にある全てのチップ105の無線ICタグを読み取ることになるが、これだと広い範囲内にある全てのチップ105の無線ICタグを読み取るために長時間を要することになる。
本発明の目的は、ベット用ボード上の狭い範囲内でも広い範囲内でもチップの無線ICタグを高速に読み取ることができるようにすることである。
(1)本発明は、ベット用ボードと、前記ベット用ボードの各領域にそれぞれ対応して複数個設けられ、前記ベット用ボードに載置される遊技用のチップを検出するアンテナと、前記アンテナに通電する通電回路と、前記アンテナと前記通電回路とのインピーダンスマッチングを取る整合回路と、前記整合回路を介して前記アンテナのうち第1のアンテナに前記通電回路から通電し、前記アンテナのうち前記通電回路から通電を行うことなく第2のアンテナと前記整合回路とを接続することにより、前記整合回路と接続されている通電がなされた前記第1のアンテナと、前記整合回路と接続されている通電がなされていない前記第2のアンテナとを共振させる制御手段と、を備えることを特徴とする遊技用ベット装置である。
(2)この場合に、前記第1のアンテナの通電を開始するよりもわずかな時間だけ早く、前記第1のアンテナの周囲の前記第2のアンテナを短絡させるとともに、前記第1のアンテナの通電を終了するよりもわずかな時間だけ遅く、前記第2のアンテナの短絡を解除する、ことを特徴とするようにしてもよい。
(1)の発明によれば、通電回路から通電を行うことなく整合回路と接続されたアンテナは通電回路から通電されたアンテナと共振するので、通電を行ったアンテナのみならず通電を行うことなく整合回路と接続されたアンテナでもチップの読み取りを行なうことができる。よって、通電を行ったアンテナと通電を行うことなく整合回路と接続されたアンテナの当該複数のアンテナに対応した広い範囲で高速にチップの読み取りを行なうことができる。
(2)の発明によれば、通電を行ったアンテナと通電を行うことなく整合回路と接続されたアンテナでは的確にチップを読み取りつつも、それ以外のアンテナでチップを読み取ってしまうことを防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、ルーレット盤の平面図である。図2は、遊技用ベット装置のベット用ボードの平面図である。図3は、ベット用ボードの一部拡大斜視図である。
ルーレット盤51及び遊技用ベット装置1は、例えばカジノホテル内のカジノなどで使用される。すなわち、遊技者は、ルーレット盤51に投入されたルーレット球61の出目位置を予想し、遊技用ベット装置1を使用して当該出目位置に対応するベット部位3に遊技チップ71をベットする各種遊技を行なう。
遊技用ベット装置1は、その上面にルーレット盤51の出目位置に対応する複数のベット部位3(例えば、0,00,1,2,…,35,36の数字で区分けされた各スポット)が割り当てられた、遊技チップ71をベットするためのベット用ボード4を備えている。ベット用ボード4上の各ベット部位3は、枠5によって区切られたベット用ボード4の上面の各領域である。各遊技チップ71には、当該遊技チップ71に関する情報が記録された無線ICタグ72が設けられている。ルーレット盤51には、当該ルーレット盤51上におけるルーレット球61の出目位置や出目種類を検出する出目検出装置52が設けられている。また、ベット用ボード4には、ベット部位3に遊技チップ71がベットされた際に、無線ICタグ72に記録された遊技チップ71に関する情報を読み取ることによって当該遊技チップ71のベット位置及び掛け金の価値を検出するベット情報検出装置11(後述)を備えている。さらに、図示は省略するが、カジノ内にはルーレット盤51上におけるルーレット球61の位置と遊技チップ71のベット位置及び価値とに基づいて、当該遊技(ルーレットゲーム)の配当金を算出する配当金算出システム(後述)が用意されている。
無線ICタグ72に記録された遊技チップ71に関する情報には、当該遊技チップ71を特定する固有番号(遊技チップ71を識別する番号)、価値(1ドル、5ドル、10ドル等)や色、当該遊技チップ71を使用可能な場所(当該遊技チップ71が使用されるカジノを識別する情報)等の情報が含まれる。また、当該遊技チップ71には固有番号のみを記録し、他の情報はカジノ内のサーバ装置に固有番号と関連付けて記憶しておき、無線ICタグ72から読取った固有番号に基づいて当該情報を検索するようにしても良い。
出目検出装置52は、ID読取装置から構成されている(詳細は図示せず)。このID読取装置は、X側スキャンドライバから互いに平行に延出したX側送信アンテナ及びX側受信アンテナと、Y側スキャンドライバから互いに平行に延出したY側送信アンテナ及びY側受信アンテナとを直交配置して構成されている。このID読取装置によれば、X側送信アンテナ及びY側送信アンテナからスキャン電波を発信させると、アンテナ相互のクロスポイント付近に読取用電波が立ち上がる。この読取用電波は、X側受信アンテナ及びY側受信アンテナで受信されるが、クロスポイント付近にルーレット球61があると、ルーレット球61の誘電体化に伴うインピーダンスの変化によって、受信状態に変化が生じる。この変化状態を検出することによって、ルーレット61の有無が判断される。
より詳細に説明すると、ルーレット盤51は、円形の回転体構造を成しており、その中心軸53に対して同心円状に合計38個のポケット54(図では一部のみを示す)が形成されている。各ポケット54には、ベット用ボード4に割り当てられた複数のベット部位3に対応した数字(例えば、0,00,1,2,…,35,36)が表示されている。ID読取装置のクロスポイントは、38個のポケット54にそれぞれ配置されており、ポケット54にルーレット球61が入ったとき、そのルーレット球61はいずれかのクロスポイント上に位置付けられる。上述した読取用電波は、遊技中は常時立ち上がった状態にあるため、あるクロスポイント上にルーレット球61が位置付けられると、そのポケット54の受信状態のみが変化する。この結果、ルーレット盤51の何処の位置(何処のポケット54)にルーレット球61が入ったのかを検出することができる。このとき検出されたデータは、カジノホテル内のPTS(プレーヤートラッキングシステム)サーバ(図示せず)に送られ、その履歴が一括管理される。
なお、ルーレット球61には、当該ルーレット球61を識別するルーレット球識別情報が記録された無線ICタグ(図示せず)が設けられている。この無線ICタグはルーレット球61に埋め込まれており、ルーレット球識別情報には、当該ルーレット球61の出所や使用可能な場所(当該ルーレット球61が使用可能なカジノ)、球の種類等の情報が含まれている。ルーレット球識別情報記録手段に記録されたルーレット球識別情報は、出目検出装置52のID読取装置によって読み取ることができる。そして、読み取られた情報に基づいて、使用できるルーレット球61と、そうでないものとの判別を行うことができる。このため、偽造されたルーレット球61を持ち込んで使用するといった不正行為や侵害行為などの発生を防止することが可能となる。
このような遊技システムにおいて、ルーレット盤51での遊技を希望する者は、証明カードを持ってカジノに入場する。この証明カードは、カジノホテルにチェックインした客に対しホテルフロントのカード発券機によって発行されるカードである。証明カードは、その客を特定するためのカードであり、その発行以降は、お客は当該カジノホテル内において当該証明カードを提示してチェックを受けることにより全ての施設の利用が可能となる。例えば、ホテル内のレストランやバーのレジでは、証明カードがカードリーダで読み取られることによって支払請求金額が当該カジノホテルのホテルサーバに当該客の識別情報と関連付けて蓄積され、客がカジノホテルをチェックアウトする際には全ての支払請求金額がホテルのフロントの端末に表示される。即ち、証明カードは、カジノホテル内でのさまざまな決済に使用するクレジットカードとしての機能を有している。
そして、客が証明カードを持ってカジノに入場した際、遊技チップ発行/精算機で所望枚数の遊技チップ71を入手し、ベット用ボード4に設けられた証明カード読み取り用の読取装置(図示せず)に証明カードをセットする。このとき、読取装置が証明カードの内容を読み取って、その客を特定し、遊技の参加者として認識する。読取装置による認識データは、前述のPTSサーバに送られ、現在のゲームにおける参加者として登録される。なお、証明カードの読取方式は、証明カードの記録方式(磁気記録、光記録)に応じて任意に設定(磁気的な読取方式、光学的な読取方式)することが可能である。
ルーレットゲームにおいては、まず、ディーラーがルーレット盤51を廻してルーレット球71をルーレット盤51内に投入する。この間、遊技の参加者は、手持ちの遊技チップ71をベット用ボード4の所望のベット部位3にベットする。図2の例では、ある参加者はコーナー(4,5,7,8)にベットし、別の参加者がストレート(9)にベットし、別の参加者がコラム(2to1)にベットしている。このとき、ベット情報検出装置11によって各参加者のベット位置と掛け金の価値(1ドル、5ドル、10ドル等の掛け金の金額)とが検出され、その検出結果がPTSサーバに送られ、その履歴が一括管理される。
その後、ルーレット盤51の回転が緩やかになって、ルーレット球61が入ったポケット54の出目が例えば「8」である場合、出目検出装置52によってルーレット球61の出目位置「8」が検出され、その検出結果がPTSサーバに送られ、その履歴が一括管理される。なお、このPTSサーバは、当該ルーレット盤51以外のルーレット盤や、スロットマシンなどの他の遊技機に関して履歴や様々なデータを一括管理するようにしてもよい。
カジノホテル内の集計・分析サーバ(図示せず)には、配当金算出システムが構築されており、ルーレット盤51上におけるルーレット球61の位置(前述の例では出目「8」)と遊技チップ71のベット位置及び掛け金の価値とに基づいて、当該遊技(ルーレットゲーム)の配当金が算出される。
次に、遊技用ベット装置1のベット情報検出装置11について詳細に説明する。
図4は、ベット情報検出装置11の読取装置12、制御装置14及び無線ICタグ72の電気的な接続のブロック図である。
制御装置14は、読取装置12に対して、磁界を発生させて無線ICタグ72に起電させるように、また、無線ICタグ72の記録している情報を読み取って当該データを送信するように命令する。
読取装置12は、複数のアンテナ(ループアンテナ)21と、送受信部22と、切替部23と、制御部24とを備えている。
制御部24は、制御装置14からの命令を受け取り、これに応じて送受信部22と切替部23とを駆動する。
送受信部22は、アンテナ21に通電して無線ICタグ72において起電させるための磁界(電磁界)を発生させる。すなわち、各アンテナ21を順次切替え、各アンテナ21について順番に磁界を発生させる。この磁界の発生と同時に、切替部23は、負荷変調された電波信号を送受信部22で復調することにより、無線ICタグ72の情報を読取る。
無線ICタグ72は、いわゆる磁界型の無線ICタグであり、メモリ73と、制御部74と、送受信部75と、アンテナ76とを備えている。メモリ73は、遊技チップ71を特定する固有番号(遊技チップ71を識別する番号)を記憶している記憶装置である。また、前述のとおり、価値(1ドル、5ドル、10ドル等)や色、当該遊技チップ71を使用可能な場所(当該遊技チップ71が使用されるカジノを識別する情報)等の情報を記憶していてもよい。制御部74は、読取装置12から受信したコマンド、リクエスト、命令などを解釈し、これに応答する動作を実行する。送受信部75は、変調部(図示せず)、復調部(図示せず)を有しており、読取装置12と交信を行うために信号の変調/復調を行う。アンテナ76は読取装置12からの磁界により送受信部75に給電すると共に、送受信部75からの変調された変調波を受け取り、これを読取装置12に受信させるよう、空中に放射する。
このように、ベット情報検出装置11は、無線ICタグ72の起電と、無線ICタグ72の情報の読み取りとを読取装置12のアンテナ21で行うようにしているが、これらを別々のアンテナで行なうようにしても良い。
次に、読取装置12の切替部23について説明する。
図5〜図8は、切替部23の構成を説明する回路図である。
切替部23は、X側スキャンドライバ41とY側スキャンドライバ42とを備えている。X側スキャンドライバ41からは互いに平行な複数本のX側送信ライン43が延びている。また、Y側スキャンドライバ42からは互いに平行な複数本のY側送信ライン44が延びている。この複数本のX側送信ライン43と複数本のY側送信ライン44とは一方が縦方向、他方が横方向に延びて各所で交差している。そして、この各クロスポイントにはリレー回路45が設けられている。各リレー回路45は、そのコイル46の一端側がX側送信ライン43、他端側がY側送信ライン44に接続されている。コイル46のX側送信ライン43側にはダイオード48がX側送信ライン43側をカソード側、コイル46側をアノード側として介装されている。通常、各リレー回路45をオフにしておく場合は、各X側送信ライン43をHレベルに維持しておき、各Y側送信ライン44をLレベルに維持しておく。そして、いずれかのリレー回路45のスイッチ47をオンにしたいときは、所望のリレー回路45がそのクロスポイントにおいて接続されているX側送信ライン43をLレベルに切り替え、同様にそのクロスポイントにおいて接続されているY側送信ライン44をHレベルに切り替える。これによりコイル46に通電してスイッチ47が閉じる。
図7は、切替部23に設けられた整合回路、切替器などを説明する回路図である。
切替部23においては、各アンテナ21に対応して2つで一組のリレー回路45が設けられている。また、切替部23は、2つ一組のリレー回路45にそれぞれ対応している複数の整合回路81と、各整合回路81と接続された切替器82とを備えている。
図7に示すようにリレー回路45が接続されるときは、整合回路81、切替器82を介して送受信部22とアンテナ21とが接続され、アンテナ21には送受信部22により通電されて駆動される。このとき、整合回路81は送受信部22とアンテナ21とのインピーダンスマッチングを行う。
また、図7のようにリレー回路45を接続した状態で、送受信部22によりアンテナ21に通電を行わないようにすることもできる。
さらに、図8に示すようにリレー回路45が接続されるときは、アンテナ21は短絡される。
次に、各アンテナ21の配置について説明する。
図9は、ベット用ボード4における各アンテナ21の配置の一例を示す平面図である。
(11)番、(12)番、(13)番、…のように番号が付されているのは各ベット部位3である。この例では、各ベット部位3に1又は複数個のアンテナ21がそれぞれ対応して配置されている。そして、(11)番、(12)番、(13)番、…のベット部位3の順番に全ベット部位3の各アンテナ21を1つずつ順々に駆動させて当該ベット部位3上に配置されている遊技チップ71の無線ICタグ72を順次読み取っていくことが可能である。
図10は、ベット用ボード4における各アンテナ21の配置の他の例を示す平面図である。この例では、(11)番、(12)番、(13)番、…と番号が付されている縦長の領域91と、(51)番、(52)番、(53)番、…と番号が付されている横長の領域92とが存在し、縦長の各領域91と横長の各領域92とは互いに交差していて、その互いに交差している矩形の各領域が各ベット部位3となる。縦長の各領域91に沿って1又は複数個のアンテナ21がそれぞれ対応して配置され、また、横長の各領域92に沿って1又は複数個のアンテナ21がそれぞれ対応して配置されている。よって、ある領域91のアンテナ21を駆動することにより、当該領域91上に配置されている遊技チップ71の無線ICタグ72を読み取ることができ、ある領域92のアンテナ21を駆動することにより、当該領域92上に配置されている遊技チップ71の無線ICタグ72を読み取ることができる。
この例では、例えば、最初に(11)番、(12)番、(13)番、…の順に縦長の領域91のアンテナ21を順次駆動し、次に、(51)番、(52)番、(53)番、…の順に横長の各領域92のアンテナ21を順次駆動する。例えば、(11)番の領域91に対応した複数のベット部位3に遊技チップ71が置かれているときは、ベット部位3を区別することなく領域91全体の遊技チップ71の無線ICタグ72を読み取ることになるが、後で(51)番、(52)番、(53)番、…のすべての横長の領域92についても同様の読み取り動作を行うので、縦長の領各域91の読み取り結果と横長の各領域92の読み取り結果との論理積(アンド)をとることにより、個々のベット部位3に置かれた遊技チップ71の無線ICタグ72の読み取り結果を明らかにすることができる。
このように図9、図10を参照して説明したように、この遊技用ベット装置1では、1つ1つのアンテナ21を順次駆動することによる遊技チップ71の無線ICタグ72の読み取り動作を行なうこともできるが、複数のアンテナ21を同時に駆動して読み取り動作を行なうことも可能である。
すなわち、所望の1つのベット部位3のアンテナ21についてはリレー回路45を図7のように切り替えて整合回路81を介して送受信部22からアンテナ21に通電し、また、当該アンテナ21の周囲の所望の1又は複数個のベット部位3の各アンテナ21については、リレー回路45を同じく図7のように切り替えて送受信部22から通電することなく整合回路81をアンテナ21に接続する。
送受信部22からの通電がなされ、図7に示すように整合回路81と接続されているアンテナ21は、当該送受信部22との間でインピーダンスマッチングがとれているので、送受信部22からの通電はないが整合回路81と接続されている他の1又は複数のアンテナ21は、この送受信部22からの通電がなされ整合回路81と接続されているアンテナ21と共振し、これらの複数のアンテナ21が設けられた複数のベット部位3の各遊技チップ71の無線ICタグ72を一度に読み取ることができる。
よって、単一のベット部位3(あるいは単一の縦長の領域91、横長の各領域92)にそれぞれ対応している各アンテナ21のほかに、複数のベット部位3からなる広い範囲に対応した専用のアンテナを設けなくても、複数のアンテナ21を用いて当該広い範囲の各遊技チップ71の無線ICタグ72を1度に読み取ることができ、当該広い範囲に対応した各アンテナ21を順次駆動して各遊技チップ71の無線ICタグ72を読み取る場合より読み取り動作を高速に行うことができる。そのため、複数のベット部位3からなる広い範囲に対応した専用のアンテナを設けずともアンテナ21を設けるだけでよいので、製造コストを低減することができる。
一方、アンテナ21から発生する磁界の磁力線は、同心円状のループを描いている。そして、磁力が強すぎる場合は、あるベット部位3に対応しているアンテナ21により発生させた磁界により、当該ベット部位3の周囲に配置されている他のベット部位3上の遊技チップ71の無線ICタグ72も誤って読み取ってしまう恐れがある。
この場合には、送受信部22からの通電がなされ整合回路81と接続されているアンテナ21、及び、送受信部22からの通電はないが整合回路81と接続されている1又は複数のアンテナ21以外のアンテナ21(少なくともこれら整合回路81と接続されているアンテナ21の周囲のアンテナ21)については図8のようにリレー回路45を切り替えて当該アンテナ21を短絡させれば、当該アンテナ21に対応しているベット部位3の各遊技チップ71の無線ICタグ72については誤読み取りしてしまうことがない。
次に、この点についてより詳細に説明する。
図11は、あるベット部位3に対応しているアンテナ21をリレー回路45のオンにより駆動するときに発生する磁界について説明する説明図である。ここでは、中央のベット部位3に配置された“A”のアンテナ21をリレー回路45のオンにより駆動しており、左右のベット部位3に配置された“B”、“C”のアンテナ21のリレー回路45はオフのままである。
このとき、アンテナ21から発生する磁界を示す磁力線を符号mで示している。このとき、矢印で示すような上向き磁界m1により中央のベット部位3に置かれた遊技チップ71の無線ICタグ72が起電され、アンテナ21により無線ICタグ72が送信する情報を読み取ることができる。
この場合に、磁力線mは同心円状のループを描いている。そして、このループを描いている磁力線mの下向き磁界m2は無線ICタグ72の読み取りを行っている中央のベット部位3に隣接する左右のベット部位3にも及んでいる。
しかし、この左右のベット部位3に対応して配置されているアンテナ21は図7に示すようなリレー回路45の切り替えにより短絡されている。そのため、この下向き磁界m2が当該アンテナ21に作用して誘導電流が流れ、この誘導電流が誘導磁界(矢印m3の向き)を発生させることになる。この誘導磁界は下向き磁界m2を打ち消すような上向き磁界m3となるため、下向き磁界m2は誘導磁界m3に打ち消され、下向き磁界m2により左右のベット部位3に置かれた遊技チップ71の無線ICタグ72まで読み取られてしまうことを防止することができる。
この場合に、あるアンテナ21についてリレー回路45をオンにして駆動を開始するよりもわずかな時間だけ早く当該アンテナ21に対応しているベット部位3の周囲のベット部位3のアンテナ21を短絡させ、また、アンテナ21についてリレー回路45をオフにして駆動を終了するよりもわずかな時間だけ遅く当該アンテナ21に対応しているベット部位3の周囲のベット部位3のアンテナ21の短絡を解除するようにするのが望ましい。
すなわち、あるアンテナ21の駆動の開始や終了と、当該アンテナ21に対応しているベット部位3の周囲のベット部位3のアンテナ21の短絡や短絡の解除とを同時に行うように制御しようとすると、現実には両者のタイミングがわずかにずれて、周囲のベット部位3のアンテナ21が短絡されていないにもかかわらず、目的のベット部位3のアンテナ21が駆動されて、周囲のベット部位3の遊技チップ71の無線ICタグ72までも読み取ってしまう恐れがある。
そこで、このように両者のタイミングをわずかにずらすようにすれば、目的のベット部位3の周囲のベット部位3の遊技チップ71を誤って読み取ってしまうことがない。
なお、以上の例では、ルーレット盤を使って遊技を行うために使用するベット用ボード4の例で説明したが、カジノなどで使用されるブラックジャック、ポーカーその他の遊技のために使用されるベット用ボードに本発明を適用するようにしてもよい。
ルーレット盤の平面図である。 遊技用ベット装置のベット用ボードの平面図である。 ベット用ボードの一部拡大斜視図である。 ベット情報検出装置の読取装置、制御装置及び無線ICタグの電気的な接続のブロック図である。 切替部の構成を説明する回路図である。 切替部の構成を説明する回路図である。 切替部の構成を説明する回路図である。 切替部の構成を説明する回路図である。 ベット用ボードにおける各アンテナの配置の一例を示す平面図である。 ベット用ボードにおける各アンテナの配置の一例を示す平面図である。 アンテナからの磁界の発生について説明する説明図である。 ベット用ボード上の遊技用チップの配置例の説明図である。 ベット用ボード上の遊技用チップの配置例の説明図である。 ベット用ボードのアンテナ配置の平面図である。
符号の説明
1 遊技用ベット装置
3 ベット部位
4 ベット用ボード
12 読取装置
21 アンテナ
71 遊技チップ
72 無線ICタグ

Claims (2)

  1. ベット用ボードと、
    前記ベット用ボードの各領域にそれぞれ対応して複数個設けられ、前記ベット用ボードに載置される遊技用のチップを検出するアンテナと、
    前記アンテナに通電する通電回路と、
    前記アンテナと前記通電回路とのインピーダンスマッチングを取る整合回路と、
    前記整合回路を介して前記アンテナのうち第1のアンテナに前記通電回路から通電し、前記アンテナのうち前記通電回路から通電を行うことなく第2のアンテナと前記整合回路とを接続することにより、前記整合回路と接続されている通電がなされた前記第1のアンテナと、前記整合回路と接続されている通電がなされていない前記第2のアンテナとを共振させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技用ベット装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1のアンテナの通電を開始するよりもわずかな時間だけ早く、前記第1のアンテナの周囲の前記第2のアンテナを短絡させるとともに、前記第1のアンテナの通電を終了するよりもわずかな時間だけ遅く、前記第2のアンテナの短絡を解除することを特徴とする、請求項1に記載の遊技用ベット装置。
JP2008287613A 2008-11-10 2008-11-10 遊技用ベット装置 Active JP5363069B2 (ja)

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