JP5362099B2 - 符号化装置 - Google Patents

符号化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5362099B2
JP5362099B2 JP2012505403A JP2012505403A JP5362099B2 JP 5362099 B2 JP5362099 B2 JP 5362099B2 JP 2012505403 A JP2012505403 A JP 2012505403A JP 2012505403 A JP2012505403 A JP 2012505403A JP 5362099 B2 JP5362099 B2 JP 5362099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quantization
block
unit
pixel
prediction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012505403A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011114504A1 (ja
Inventor
直人 伊達
晋一郎 古藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JPWO2011114504A1 publication Critical patent/JPWO2011114504A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5362099B2 publication Critical patent/JP5362099B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、画像の符号化に関する。
通常、画像または音声を記録または伝送する場合には、そのデータ量を削減するための符号化(圧縮ともいう)が行われる。従来、種々の符号化技術が考案されており、それらの1つとしてDPCM(Differential Pulse Code Modulation)符号化が挙げられる。
一般的なDPCM符号化装置は、入力画素と予測画素との間の差分を算出し、差分を量子化し、量子化値を逐次符号化する。また、この符号化装置は、上記差分を逆量子化し、上記予測画素と加算して局所復号画素を生成する。更に、この符号化装置は、上記局所復号画素を参照画素として用いて次の入力画素の予測画素を生成する。即ち、この符号化装置は、現入力画素について差分算出、量子化、逆量子化、参照画素生成及び次の入力画素の予測画素生成の一連の処理を完了してから、次の入力画素の予測符号化に移行する。以降の説明において、この一連の処理を符号化ループと称する。画素がクロックに同期して符号化装置に入力される場合、入力速度が高くなるほどクロック期間は短くなる。クロック期間が短くなるほど、符号化ループを1つのクロック期間で完了させることは困難となり、1つの符号化ループを完了させるために複数のクロック期間が必要となる。即ち、画素の符号化速度が、画素の入力速度を下回る。このような状況において符号化装置は、系のデータスループットを低下させ、通信のボトルネックとなるおそれがある。
特許文献1には、DPCM符号化装置を高速化するための技術が提案されている。具体的には、特許文献1の符号化装置も、入力画素と予測画素との間の差分を算出し、この差分を量子化し、この量子化値を逐次符号化する。一方、この符号化装置は、上記差分を逆量子化し、上記予測画素と加算して次の入力画素の予測画素を生成する。即ち、この特許文献1の符号化装置によれば、前述の符号化ループにおける参照画素の生成と次の入力画素の予測画素生成とを統合できる。
特開平4−225694号公報
特許文献1の符号化装置は、上記一般的なDPCM符号化装置に比べれば高速処理が期待できる。しかしながら、特許文献1の符号化装置は、現入力画素に関する符号化ループが完了するまで次の入力画素の処理へ移行できない(具体的には、差分算出を開始できない)点において、前述の一般的なDPCM符号化装置と共通している。即ち、従来のDPCM符号化装置は、現入力画素から次の入力画素の処理へ移行するまでに必要な処理量が大きく並列処理(パイプライン処理)に不向きである。並列処理は、符号化装置の各要素を時間的に無駄なく利用できるので、高速符号化に有効である。
従って、本発明は、並列処理に適した符号化装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る符号化装置は、入力画素を量子化し、第1の量子化値を得る量子化部と、参照画素を用いて予測及び量子化を行い、第2の量子化値を得る予測及び量子化部と、前記第1の量子化値と前記第2の量子化値との間の差分を算出する算出部と、前記差分を符号化する符号化部と、前記第1の量子化値を逆量子化し、前記入力画素に基づく参照画素を得る逆量子化部とを具備する。
本発明の他の態様に係る符号化装置は、入力ブロックを量子化し、第1の量子化ブロックを得る第1の量子化部と、参照画素を量子化し、少なくとも1つの量子化値を得る第2の量子化部と、前記入力ブロック内の各対象画素を、前記少なくとも1つの量子化値と、前記第1の量子化ブロックにおいて前記対象画素よりも復号順の早い画素の量子化値とを用いて夫々予測し、第2の量子化ブロックを得る予測部と、前記第1の量子化ブロックと前記第2の量子化ブロックとの間の差分を算出する算出部と、前記差分を符号化する符号化部と、前記第1の量子化ブロックを逆量子化し、前記入力ブロックに基づく参照ブロックを得る逆量子化部とを具備する。
本発明の他の態様に係る符号化装置は、入力ブロックを量子化し、第1の量子化ブロックを得る第1の量子化部と、前記第1の量子化ブロックを逆量子化し、前記入力ブロックに基づく参照ブロックを得る逆量子化部と、前記入力ブロック内の各対象画素を、参照画素と、前記参照ブロックにおいて前記対象画素よりも復号順の早い画素の値とを用いて夫々予測し、予測ブロックを得る予測部と、前記予測ブロックを量子化し、第2の量子化ブロックを得る第2の量子化部と、前記第1の量子化ブロックと前記第2の量子化ブロックとの間の差分を算出する算出部と、前記差分を符号化する符号化部とを具備する。
本発明によれば、並列処理に適した符号化装置を提供できる。
第1の実施形態に係る符号化装置を示すブロック図。 図1の符号化装置が行う連続した処理の説明図。 第2の実施形態に係る符号化装置を示すブロック図。 従来の符号化装置が行う連続した処理の説明図。 図3の符号化装置が行う連続した処理の説明図。 第3の実施形態に係る符号化装置を示すブロック図。 第4の実施形態に係る符号化装置を示すブロック図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る符号化装置100は、量子化部101、量子化部102、予測部103、差分算出部104、逆量子化部105及び符号化部106を有する。符号化装置100は、入力画素11にDPCM符号化を行って、符号化データ31を生成する。
量子化部101は、入力画素11を所定の量子化パラメータに従って量子化し、第1の量子化値を得る。量子化パラメータは、例えば図示しない制御部などによって決定される。量子化部101は、第1の量子化値を差分算出部104及び逆量子化部105に夫々入力する。
量子化部102は、参照画像21を上記所定の量子化パラメータに従って量子化し、量子化された参照画像を得る。参照画像21は、入力画素11の予測に必要な少なくとも1つの参照画素を含む。即ち、量子化された参照画像は、量子化された少なくとも1つの参照画素に相当する。また、参照画像21は、例えば図示しないメモリに保存されていてもよい。量子化部102は、量子化された参照画像を予測部103に入力する。
予測部103は、量子化された参照画像に基づいて、入力画素11の予測を行って、第2の量子化値を得る。具体的には、予測部103は、線形予測、非線形予測(例えば、JPEG−LSにおけるメディアン予測)などの各種予測方式に従って予測を行う。この第2の量子化値は、入力画素11の予測画素の量子化値に相当する。予測部103は、第2の量子化値を差分算出部104に入力する。
差分算出部104は、第1の量子化値と第2の量子化値との間の差分を算出し、符号化部106に入力する。この差分は、入力画素11の予測誤差の量子化値に相当する。符号化部106は、差分を符号化し、符号化データ31として外部に出力する。符号化部106は、上記差分のデータ量を効率よく削減するために、エントロピー符号化(例えば、ハフマン符号化、算術符号化など)を行ってもよい。
逆量子化部105は、第1の量子化値を上記所定の量子化パラメータに従って逆量子化し、入力画素11に対応する局所復号画素を得る。逆量子化部105は、この局所復号画素を入力画素11に基づく参照画素41として出力する。この参照画素41は、例えば図示しないメモリに保存され、次回以降の入力画素11の予測のために参照画像21の一部または全部として利用可能である。
以下、図2を用いて符号化装置が行う連続した処理を説明する。図2において、横方向の仕切りは、クロック期間または他の周期を概念的に示している。図2において、入力画素Xは、第n番目の入力画素を示している。また、第2の量子化値PQXは、上記入力画素Xの予測画素の量子化値を示している。図2において、「量子化」及び「逆量子化」のラベルに付随する番号は、量子化精度を識別するためのインデックスである。即ち、インデックスの等しい「量子化」及び「逆量子化」の量子化精度は同一であるが、インデックスの異なる「量子化」及び「逆量子化」の量子化精度は必ずしも同一でない。また、簡単化のために、図2において現入力画素の局所復号画素が次の入力画素の予測画素を予測するための参照画素として使用されているが、符号化装置100の現実の動作にこのような制約はない。
量子化部101は、入力画素Xn−1を量子化(「量子化1」)し、第1の量子化値を得る。第1の量子化値は、差分算出部104と、逆量子化部105とに並列的に入力される。第1のパス(差分算出部104を含むパス)において、差分算出部104は第1の量子化値と第2の量子化値(PQXn−1)との間の差分を算出し、符号化部106に入力する。但し、前回の入力画素Xn−2に基づく参照画素41を現入力画素Xn−1の参照画像21の一部として用いる場合を考慮すると、差分算出部104が差分算出を開始するまでに前入力画素Xn−2の量子化、逆量子化、量子化及び予測が完了している必要がある。符号化部106は差分を符号化し、符号化データを出力する。一方、第1のパスと並列する第2のパスにおいて、逆量子化部105は第1の量子化値を逆量子化(「逆量子化1」)し、入力画素Xn−1に基づく参照画素41を得る。この参照画素41を含む参照画像21は量子化部102に入力される。量子化部102は、参照画像21を量子化(「量子化2」)し、予測部103に入力する。予測部103は、量子化された参照画像を用いて第2の量子化値(PQX)を生成し、差分算出部104に入力する。
入力画素Xn−1に対する量子化(「量子化1」)の完了後、入力画素Xが量子化部101へ入力される。量子化部101は、入力画素Xを量子化(「量子化2」)し、第1の量子化値を得る。第1の量子化値は、差分算出部104と、逆量子化部105とに並列的に入力される。第1のパスにおいて、差分算出部104は第1の量子化値と上記第2の量子化値(PQX)との間の差分を算出し、符号化部106に入力する。符号化部106は差分を符号化し、符号化データを出力する。一方、第1のパスと並列する第2のパスにおいて、逆量子化部105は第1の量子化値を逆量子化(「逆量子化2」)し、入力画素Xに基づく参照画素41を得る。この参照画素41を含む参照画像21は量子化部102に入力される。量子化部102は、参照画像21を量子化(「量子化3」)し、予測部103に入力する。予測部103は、量子化された参照画像を用いて第2の量子化値(PQXn+1)を生成し、差分算出部104に入力する。
入力画素Xに対する量子化(「量子化2」)の完了後、入力画素Xn+1が量子化部101へ入力される。量子化部101は、入力画素Xn+1を量子化(「量子化3」)し、第1の量子化値を得る。第1の量子化値は、差分算出部104と、逆量子化部105とに並列的に入力される。第1のパスにおいて、差分算出部104は第1の量子化値と上記第2の量子化値(PQXn+1)との間の差分を算出し、符号化部106に入力する。符号化部106は差分を符号化し、符号化データを出力する。一方、第1のパスと並列する第2のパスにおいて、逆量子化部105は第1の量子化値を逆量子化(「逆量子化3」)し、入力画素Xn+1に基づく参照画素41を得る。この参照画素41を含む参照画像21は量子化部102に入力される。量子化部102は、参照画像21を量子化(「量子化4」)し、予測部103に入力する。予測部103は、量子化された参照画像を用いて第2の量子化値(PQXn+2)を生成する。
図1及び図2から明らかなように、符号化装置100の符号化処理には、フィードバックを伴うループが存在しない。即ち、符号化装置100におけるいずれの構成要素も、過去の出力に基づくフィードバック入力を必要としない。故に、基本的には、符号化装置100におけるいずれの構成要素も現入力画素に関する処理が完了すれば、次の入力画素に関する処理を直ちに実行できる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係る符号化装置の符号化処理には、フィードバックを伴うループが存在しない。従って、本実施形態に係る符号化装置は、入力画素を逐次取り込んで並列処理できる。即ち、本実施形態に係る符号化装置によれば、従来に比べて短いクロック期間(高いクロック周波数)で動作できるので、高速符号化が可能となる。
(第2の実施形態)
図3に示すように、本発明の第2の実施形態に係る符号化装置200は、量子化部201、量子化部202、予測部203、差分算出部204、逆量子化部205及び符号化部206を有する。符号化装置200は、入力ブロック12にDPCM符号化を行って、符号化データ32を生成する。以降の説明では、図3において図1と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
量子化部201は、入力ブロック12を所定のパラメータに従って量子化し、第1の量子化ブロックを得る。入力ブロック12は、複数の入力画素を含む。即ち、第1の量子化ブロックは、上記複数の入力画素の量子化値を含む。量子化パラメータは、例えば図示しない制御部などによって決定される。量子化部201は、第1の量子化ブロックを予測部203、差分算出部204及び逆量子化部205に夫々入力する。
量子化部202は、参照画像22を上記所定の量子化パラメータに従って量子化し、量子化された参照画像を得る。参照画像22は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素の予測に必要な少なくとも1つの参照画素を含む。即ち、量子化された参照画像は、量子化された少なくとも1つの参照画素に相当する。また、参照画像22は、例えば図示しないメモリに保存されていてもよい。量子化部202は、量子化された参照画像を予測部203に入力する。
予測部203は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素の予測を行って、第2の量子化ブロックを得る。具体的には、予測部203は、入力ブロック12内の各対象画素に関して線形予測、非線形予測(例えば、JPEG−LSにおけるメディアン予測)などの各種予測方式に従って予測を行う。尚、予測部203が各対象画素の予測に利用可能な参照画素の詳細は後述する。第2の量子化ブロックは、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素の予測画素の量子化値に相当する。予測部203は、第2の量子化ブロックを差分算出部204に入力する。
差分算出部204は、第1の量子化ブロックと第2の量子化ブロックとの間の差分を算出し、符号化部206に入力する。この差分は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素の予測誤差の量子化値に相当する。符号化部206は、差分を符号化し、符号化データ32として外部に出力する。符号化部206は、上記差分のデータ量を効率よく削減するために、エントロピー符号化(例えば、ハフマン符号化、算術符号化など)を行ってもよい。
逆量子化部205は、第1の量子化ブロックを上記所定の量子化パラメータに従って逆量子化し、入力ブロック12に対応する局所復号ブロックを得る。逆量子化部205は、この局所復号ブロックを入力ブロック12に基づく参照ブロック42として出力する。この参照ブロック42は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素に対応する複数の参照画素を含む。これら複数の参照画素は、例えば図示しないメモリに保存され、次回以降の入力ブロック12の予測のために参照画像22の一部または全部として利用可能である。
以下、予測部203が入力ブロック12内の各対象画素の予測に利用可能な参照画素について説明する。予測部203は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素を個別に予測する。予測部203は、入力ブロック12内の各対象画素に関して、量子化された参照画像と、第1の量子化ブロックにおいて対象画素よりも復号順の早い画素の量子化値とを予測に利用できる。例えば、ラスタ順で復号を行う場合、復号装置は、同一ブロック内で復号対象画素よりも下の行または同一行の右側に存在する(即ち、復号対象画素よりも復号順の遅い)画素を参照できない。故に、予測部203は、入力ブロック12内の対象画素を予測するために第1の量子化ブロックを用いる場合には、当該対象画素よりも復号順の早い画素の量子化値のみを参照する。また、同様の理由から、予測部203は、対象画素を予測するために当該対象画素自身の量子化値も参照できない。
以下、図4を用いて従来のDPCM符号化装置が行う連続した処理を説明し、図5を用いて本実施形態に係る符号化装置200が行う連続した処理を説明する。
従来のDPCM符号化装置は、入力画像を画素単位で取り込んでDPCM符号化を行う。即ち、従来のDPCM符号化装置は、図4に示すように、第1の期間において第1の入力画素のDPCM符号化を実行し、第2の期間において上記第1の入力画素よりも復号順の遅い第2の入力画素のDPCM符号化を実行し、第3の期間において上記第2の入力画素よりも復号順の遅い第3の入力画素のDPCM符号化を実行する。
一方、本実施形態に係る符号化装置200は、入力画像をブロック単位で取り込んでDPCM符号化を行う。具体的には、符号化装置200は、図5に示すように、第1の期間において第1の入力ブロックに第1の処理を実行し、第2の期間において第1の入力ブロックに第2の処理を実行しながら上記第1の入力ブロックよりも復号順の遅い第2の入力ブロックに第1の処理を実行し、第3の期間において第2の入力ブロックに第2の処理しながら上記第2の入力ブロックよりも復号順の遅い第3の入力ブロックに第1の処理を夫々実行する。ここで、第1の処理は、量子化部201、量子化部202及び逆量子化部205が行う処理を指す。一方、第2の処理は、予測部203、差分部算出部204及び符号化部206が行う処理を指す。第1の期間において、第1の入力ブロックの量子化、参照画像の量子化及び第1の入力ブロックに基づく参照ブロックの生成が完了する。故に、第2の期間の開始時点において、第1の入力ブロックの予測のために必要な参照画素(の量子化値)は全て準備されているので、予測部203は第1の入力ブロックに含まれる複数の入力画素の予測を直ちに実行できる。一方、第2の期間の開始時点において、上記第1の入力ブロックに基づく参照ブロックが既に準備されているので、符号化装置200は第2の入力ブロックに対する第1の処理を直ちに実行できる。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係る符号化装置は、入力画像をブロック単位で逐次取り込んでDPCM符号化を行う。従って、本実施形態に係る符号化装置によれば、ブロックに含まれる複数の画素を並列処理できるので、高速符号化が可能となる。尚、簡単化のために、ブロック単位の処理を中心に本実施形態を説明したが、ブロック以外の画素集合にも本実施形態は容易に適用できる。
(第3の実施形態)
図6に示すように、本発明の第3の実施形態に係る符号化装置300は、量子化部101、量子化部302、予測部303、差分算出部104、逆量子化部105及び符号化部106を有する。符号化装置300は、入力画素11にDPCM符号化を行って、符号化データ31を生成する。以降の説明では、図6において図1と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
予測部303は、参照画像21に基づいて入力画素11の予測を行い、予測画素を得る。具体的には、予測部303は、線形予測、非線形予測(例えば、JPEG−LSにおけるメディアン予測)などの各種予測方式に従って予測を行う。予測部303は、この予測画素を量子化部302に入力する。
量子化部302は、予測画素を量子化部101と同じ量子化パラメータに従って量子化し、前述の第2の量子化値を得る。量子化部302は、第2の量子化値を差分算出部104に入力する。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態に係る符号化装置は、前述の第1の実施形態に係る符号化装置における量子化部102及び予測部103の順序を交換した構成に相当する。従って、本実施形態に係る符号化装置によれば、第1の実施形態に係る符号化装置と同様の効果を得ることができる。更に、本実施形態に係る符号化装置は、量子化前の参照画素を用いて予測を行うので、より高精度な予測が実現できる。
尚、量子化部102及び予測部103と、量子化部302及び予測部303とを、予測及び量子化部として総称的に解釈することも可能である。この予測及び量子化部は、参照画像21を用いて予測及び量子化を行い、第2の量子化値を得る。予測及び量子化部において、予測及び量子化の順序は任意である。
(第4の実施形態)
図7に示すように、本発明の第4の実施形態に係る符号化装置400は、量子化部401、量子化部402、予測部403、差分算出部204、逆量子化部405、符号化部206を有する。符号化装置400は、入力ブロック12にDPCM符号化を行って、符号化データ32を生成する。以降の説明では、図7において図3と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
量子化部401は、入力ブロック12を所定のパラメータに従って量子化し、第1の量子化ブロックを得る。量子化部401は、第1の量子化ブロックを差分算出部204及び逆量子化部405に夫々入力する。
逆量子化部405は、第1の量子化ブロックを上記所定の量子化パラメータに従って逆量子化し、入力ブロック12に対応する局所復号ブロックを得る。逆量子化部405は、この局所復号ブロックを参照ブロック42として予測部403及び図示しないメモリなどに出力する。
予測部403は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素の予測を行って、予測ブロックを得る。具体的には、予測部403は、入力ブロック12内の各対象画素に関して線形予測、非線形予測(例えば、JPEG−LSにおけるメディアン予測)などの各種予測方式に従って予測を行う。尚、予測部403が各対象画素の予測に利用可能な参照画素の詳細は後述する。予測ブロックは、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素の予測画素に相当する。予測部403は、予測ブロックを量子化部402に入力する。
量子化部402は、予測ブロックを上記所定の量子化パラメータに従って量子化し、前述の第2の量子化ブロックを得る。量子化部402は、第2の量子化ブロックを差分算出部204に入力する。
以下、予測部403が入力ブロック12内の各対象画素の予測に利用可能な参照画素について説明する。予測部403は、入力ブロック12に含まれる複数の入力画素を個別に予測する。予測部403は、入力ブロック12内の各対象画素に関して、参照画像22と、参照ブロック42において対象画素よりも復号順の早い画素の値とを予測に利用できる。例えば、ラスタ順で復号を行う場合、復号装置は、同一ブロック内で復号対象画素よりも下の行または同一行の右側に存在する(即ち、復号対象画素よりも復号順の遅い)画素を参照できない。故に、予測部403は、入力ブロック12内の対象画素を予測するために参照ブロック42を用いる場合には、当該対象画素よりも復号順の早い画素の値のみを参照する。また、同様の理由から、予測部403は、対象画素を予測するために当該対象画素自身の値も参照できない。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態に係る符号化装置は、前述の第2の実施形態に係る符号化装置における量子化部202及び予測部203の順序を交換し、この交換にその他の構成要素の配置を整合させた構成に相当する。従って、本実施形態に係る符号化装置によれば、第2の実施形態に係る符号化装置と同様の効果を得ることができる。更に、本実施形態に係る符号化装置は、量子化前の参照画素を用いて予測を行うので、高精度な予測が実現できる。
尚、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して提供することも可能である。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
11・・・入力画素
12・・・ブロック
21,22・・・参照画像
31,32・・・符号化データ
41・・・参照画素
42・・・参照ブロック
100,200,300,400・・・符号化装置
101,201,401・・・量子化部
102,202,302,402・・・量子化部
103,203,303,403・・・予測部
104,204・・・差分算出部
105,205,405・・・逆量子化部
106,206・・・符号化部

Claims (2)

  1. 第1の入力ブロックを量子化し、第1の量子化ブロックを得る第1の量子化部と、
    前記第1の入力ブロックよりも復号順の早い第2の入力ブロックに基づく参照ブロックに含まれる参照画素を量子化し、少なくとも1つの量子化値を得る第2の量子化部と、
    前記第1の入力ブロック内の各対象画素を、前記少なくとも1つの量子化値と、前記第1の量子化ブロックにおいて前記対象画素よりも復号順の早い画素の量子化値とを用いて夫々予測し、第2の量子化ブロックを得る予測部と、
    前記第1の量子化ブロックと前記第2の量子化ブロックとの間の差分を算出する算出部と、
    前記差分を符号化する符号化部と、
    前記第1の量子化ブロックを逆量子化し、前記第1の入力ブロックに基づく参照ブロックを得る逆量子化部と
    を具備する符号化装置。
  2. 入力ブロックを量子化し、第1の量子化ブロックを得る第1の量子化部と、
    前記第1の量子化ブロックを逆量子化し、前記入力ブロックに基づく参照ブロックを得る逆量子化部と、
    前記入力ブロック内の各対象画素を、参照画素と、前記参照ブロックにおいて前記対象画素よりも復号順の早い画素の値とを用いて夫々予測し、予測ブロックを得る予測部と、
    前記予測ブロックを量子化し、第2の量子化ブロックを得る第2の量子化部と、
    前記第1の量子化ブロックと前記第2の量子化ブロックとの間の差分を算出する算出部と、
    前記差分を符号化する符号化部と
    を具備する符号化装置。
JP2012505403A 2010-03-19 2010-03-19 符号化装置 Expired - Fee Related JP5362099B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/054773 WO2011114504A1 (ja) 2010-03-19 2010-03-19 符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011114504A1 JPWO2011114504A1 (ja) 2013-06-27
JP5362099B2 true JP5362099B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=44648632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012505403A Expired - Fee Related JP5362099B2 (ja) 2010-03-19 2010-03-19 符号化装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8649623B2 (ja)
JP (1) JP5362099B2 (ja)
WO (1) WO2011114504A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5631832B2 (ja) * 2011-09-27 2014-11-26 株式会社東芝 画像中継装置、画像中継方法及び画像中継プログラム
JP5591838B2 (ja) 2012-02-02 2014-09-17 株式会社東芝 画像符号化装置、及び方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0595542A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Sony Corp 動画像符号化復号化装置
JP2005123737A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Canon Inc 画像符号化方法、画像符号化装置
JP2010004514A (ja) * 2007-10-01 2010-01-07 Sharp Corp 画像符号化装置、画像符号化方法、画像符復号化システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2566679B2 (ja) 1990-12-27 1996-12-25 松下電器産業株式会社 Dpcm符号化器
US5475501A (en) 1991-09-30 1995-12-12 Sony Corporation Picture encoding and/or decoding method and apparatus
US6621934B1 (en) * 1996-12-17 2003-09-16 Thomson Licensing S.A. Memory efficient compression apparatus in an image processing system
US8428142B2 (en) * 2007-03-05 2013-04-23 Stmicroelectronics International N.V. System and method for transcoding data from one video standard to another video standard

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0595542A (ja) * 1991-09-30 1993-04-16 Sony Corp 動画像符号化復号化装置
JP2005123737A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Canon Inc 画像符号化方法、画像符号化装置
JP2010004514A (ja) * 2007-10-01 2010-01-07 Sharp Corp 画像符号化装置、画像符号化方法、画像符復号化システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20130011075A1 (en) 2013-01-10
JPWO2011114504A1 (ja) 2013-06-27
WO2011114504A1 (ja) 2011-09-22
US8649623B2 (en) 2014-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hu et al. Learning end-to-end lossy image compression: A benchmark
JP6956803B2 (ja) ニューラルネットワークを使用するタイル型画像圧縮
US20230353740A1 (en) Method of Coding and Decoding Images, Coding and Decoding Device and Computer Programs Corresponding Thereto
JP6310524B2 (ja) 画像の符号化および復号の方法、符号化および復号デバイス、ならびにそれに対応するコンピュータプログラム
US20180115787A1 (en) Method for encoding and decoding video signal, and apparatus therefor
JP5937206B2 (ja) ビデオデータをコンテキスト適応型コーディングすること
JP7024106B2 (ja) 高速dst-7
KR101274804B1 (ko) 통합된 공간 시간 예측
KR20160104706A (ko) 재귀적 블록 파티셔닝
JP2010515317A (ja) 変換係数ブロックを符号化するための装置と方法
CN108632630B (zh) 一种结合位运算和概率预测的二值图像编码方法
CN104704826A (zh) 两步量化和编码方法和装置
JP5362099B2 (ja) 符号化装置
KR101172983B1 (ko) 화상 압축 장치, 화상 복원 장치, 화상 압축 방법, 화상 복원 방법 및 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP2010045690A (ja) 動画像符号化装置および動画像符号化方法
JP5330672B2 (ja) 映像符号化装置及び映像符号化方法
US10469874B2 (en) Method for encoding and decoding a media signal and apparatus using the same
US20140044167A1 (en) Video encoding apparatus and method using rate distortion optimization
CN115442617A (zh) 一种基于视频编码的视频处理方法和装置
US9407918B2 (en) Apparatus and method for coding image, and non-transitory computer readable medium thereof
JP2006237765A (ja) 画像符号化装置
JP7524906B2 (ja) 動画像符号化方法、符号化処理方法、動画像符号化装置および符号化処理装置
WO2021084679A1 (ja) 動画像符号化方法、符号化処理方法、動画像符号化装置および符号化処理装置
JP2009021786A (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
CN108206950B (zh) 一种码流长度计算方法及设备

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130903

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees