JP5360687B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、表示部を備えた電子機器に関する。
上記電子機器としては、キーボード部材の下面に座標入力位置検出タブレットが収納可能に構成され、押されたキーの位置を検出できると共に、座標入力位置検出タブレットが表示装置の表示面を覆うように配置することも可能な携帯コンピューターが知られている(特許文献1)。
また、折り畳み可能な薄型キーボードやフラット入力装置を採用して小型化を図ったり、ディスプレイを分割し重ねて収納する一方で使用するときには繋ぎ合わせて表示面を拡大可能とする、入力装置やディスプレイ(表示装置)を備えた情報処理装置の提案がなされている(特許文献2)。
特開平6−208425号公報 特開2001−75938号公報 頁6 段落[0051]、段落[0052]
上記特許文献2の情報処理装置では、分割可能である一方で再繋ぎ合わせ可能なディスプレイについてより具体的な内容が開示されているわけではない。携帯型情報端末機器の分野では、さらに小型化、薄型化が求められているという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例の電子機器は、シート状の表示部と、筐体と、前記筐体の第1の面に設けられた入力部と、前記第1の面とは異なる第2の面に開口部を有すると共に前記第1の面と重なる位置において前記筐体の内部に設けられた収納部とを有し、前記表示部は、前記開口部を経由して前記収納部に収納されることを特徴とする。
この構成によれば、表示部を使用しないときには収納部に納め、表示部を使用するときには収納部から引き出して使う平面的に小型な電子機器を提供することができる。
[適用例2]上記適用例の電子機器において、前記表示部は、第1の表示部と、第2の表示部とを有し、前記第1の表示部と前記第2の表示部は、互いに重なり合って前記収納部に収納されているとしてもよい。
この構成によれば、複数の表示部に例えばそれぞれ異なった画像や文字などの情報を表示させ、確認したい情報が表示された表示部だけ収納部から引き出して使うといった新たな使用状態を提案できる。
[適用例3]上記適用例の電子機器において、前記第1の表示部と前記第2の表示部は、互いに重なり合わないように前記収納部に収納されているとしてもよい。
この構成によれば、複数の表示部に例えばそれぞれ異なった画像や文字などの情報を表示させ、複数の表示部を並べて見比べながら使うといった新たな使用状態を提案できる。
[適用例4]上記適用例の電子機器において、前記第1の表示部と前記第2の表示部は、同一の駆動方式が採用されているとしてもよい。
この構成によれば、複数の表示部を駆動させるための駆動回路の少なくとも一部を共有することができるので、複数の表示部を設けても駆動回路の構成を簡略化できる。
[適用例5]上記適用例の電子機器において、前記第1の表示部と前記第2の表示部は、異なる駆動方式が採用されているとしてもよい。
この構成によれば、複数の表示部を駆動するための駆動回路の構成が複雑になることが考えられるも、一方の表示部を受光型にして例えば文字情報を表示し、他方の表示部を自発光型にして動画などの応答速度が要求される画像情報を表示する、といった視認性を優先した表示部の使用状態を提案できる。
[適用例6]上記適用例の電子機器において、前記第1の表示部と前記第2の表示部とのうちの少なくともどちらか一方は、カラー表示が可能であることが好ましい。
この構成によれば、実際の色を再現した画像情報を表示することができる小型な電子機器を提供できる。
[適用例7]上記適用例の電子機器において、前記カラー表示が可能な前記第1の表示部もしくは前記第2の表示部は、有機エレクトロルミネッセンスパネルであることが好ましい。
この構成によれば、自発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルを用いることによって、例えば照明装置が必要な受光型の表示パネルに比べて、表示部の厚みを薄くすることができる。それゆえに、筐体の厚みを薄くして、表示機能を有すると共に薄型な電子機器を提供できる。
[適用例8]本適用例の他の電子機器は、シート状の可撓性を有する表示部と、筐体と、前記筐体の第1の面に設けられた入力部と、前記第1の面とは異なる第2の面に開口部を有すると共に前記第1の面と重なる位置において前記筐体の内部に設けられた収納部とを有し、前記表示部は、前記開口部を経由して前記収納部に収納されることを特徴とする。
この構成によれば、表示部は可撓性を有するほどに厚みが薄いシート状であって、表示部を使用しないときには収納部に納め、表示部を使用するときには収納部から引き出して使う平面的に小型で且つ薄型な電子機器を提供することができる。
[適用例9]上記適用例の他の電子機器において、前記表示部は、折り畳まれて前記収納部に収納されるとしてもよい。
この構成によれば、表示部を使用するときには収納部から引き出すと共に、折り畳まれた状態を元に戻して使用する。言い換えれば、筐体の平面積よりも大きな表示面を有する表示部を採用することができる。すなわち、平面的に入力部の大きさよりも大きな表示部を備えていても小型な電子機器を提供することができる。
[適用例10]上記適用例の他の電子機器において、前記筐体は、少なくとも2つに折り曲げられる折り畳み機構を備え、前記収納部に収納された前記表示部は、前記折り畳み機構に沿って曲げられることを特徴とする。
この構成によれば、表示部は可撓性を有しており、筐体を折り畳み構造としても収納部に収納することができる。すなわち、表示部を備えていてもより小型な電子機器を提供することができる。
[適用例11]上記適用例の他の電子機器において、前記折り畳み機構は、曲率半径が4mm以上で前記収納部が曲がるように前記筐体に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、収納部に表示部を収納した状態で折り畳み機構により筐体を折り畳んでも、表示部に不具合が生じない程度の曲率で折り曲げられるので、表示部が損傷することを防止できる。
[適用例12]上記適用例の他の電子機器において、前記筐体は、前記第1の面と対向する第3の面を有し、前記第1の面が内側になるように前記折り畳み機構により折り曲げられ、前記第3の面には、前記表示部の少なくとも1部が開口する少なくとも1つの開口部を備えているとしてもよい。
この構成によれば、わざわざ、筐体を折り畳んだ状態から広げる必要がなく開口部を介して表示部に表示された情報の少なくとも一部を確認できる。
[適用例13]上記適用例の他の電子機器において、前記表示部は、有機エレクトロルミネッセンスパネルであることが好ましい。
この構成によれば、自発光型の有機エレクトロルミネッセンスパネルを用いることにより、例えば照明装置が必要な受光型の表示パネルに比べて、より薄型の電子機器を実現することができる。
[適用例14]上記適用例の電子機器において、前記入力部がキーボードであるとしてもよい。
この構成によれば、小型であるにも係わらず様々な情報を手軽に入力できる電子機器を提供できる。
(a)は第1実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す斜視図、(b)は(a)のA−A'線で切った概略断面図。 表示部の構成を示す概略平面図。 表示部の構造を示す概略断面図。 (a)はパーソナルコンピューターの底面側の構成を示す概略斜視図、(b)はパーソナルコンピューターの使用時の状態を示す概略側面図。 (a)は第2実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、(b)は(a)の概略断面図。 第3実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図。 他方の表示部を示す概略平面図。 図7のC−C'線で切った他方の表示部の構造を示す概略断面図。 (a)は第4実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、同図(b)は概略断面図。 第5実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図。 (a)は第6実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、(b)は折り畳まれた状態のパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、(c)は(b)のD−D'線で切った概略断面図。 第7実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図。 変形例の表示部を示す概略平面図。 図13のE−E'線で切った概略断面図。 変形例の電子機器としての携帯型電話機を示す概略斜視図。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。なお、使用する図面は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している。
(第1実施形態)
本実施形態の電子機器としてパーソナルコンピューターを例に挙げ、図1〜図4を参照して説明する。図1(a)は第1実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A'線で切った概略断面図、図2は表示部の構成を示す概略平面図、図3は表示部の構造を示す概略断面図、図4(a)はパーソナルコンピューターの底面側の構成を示す概略斜視図、同図(b)はパーソナルコンピューターの使用時の状態を示す概略側面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューター1000は、携帯可能な所謂ノート型の情報処理装置(コンピューター)である。したがって、パーソナルコンピューター1000につき、以降、説明上、ノートPC1000と呼ぶことにする。
ノートPC1000は、キーボード132やマウスパッド133などの入力部が第1の面としての上面131aに設けられた筐体としての本体131と、シート状の表示部100とを備えている。本体131の手前側の側面131dには、中央より右側寄りの場所に電源スイッチ(電源SW)134が設けられている。
キーボード132は、特定の機能を発揮させるための機能キー132aが配列した部分と、文字や数字等の入力キー132bが配列した部分とを有する。
図1(b)に示すように、本体131において、キーボード132やマウスパッド133などの入力部が設けられた上面131aの下層(本体131の内部)には、CPUやメモリーなどの情報処理機能や表示部100の表示制御部などを備えた回路基板としてのメインボード136が設けられている。また、メインボード136の下層には、表示部100が収納される収納部135が設けられ、さらに、その下層には電源部137やメディア部138が設けられている。
収納部135は、上記側面131dと対向する第2の面としての側面131b側にスリット状の開口部135aを有し、表示部100が開口部135aを経由してメインボード136に沿って収納される空間となっている。言い換えれば、上面131aと重なる位置において本体131の内部に設けられている。
表示部100は、表示領域110a(ときには表示面110aと呼ぶこともある)を上方に向けて収納部135に収納されると共に、中継基板120Aと中継ケーブル121とを介してメインボード136に接続されている。中継ケーブル121は、表示部100を収納部135から引き出して使用できる長さを有していると共に、伸縮可能な状態で収納部135内に設けられている。
収納部135の開口部135aと反対側の端部には、表示部100が収納されたときに、これを付勢して開口部135a側に押し出す、例えばバネなどの弾性部材139が設けられている。
収納部135には、収納された表示部100が弾性部材139を圧縮した状態で一旦保持され、表示部100に対して再び弾性部材139を圧縮する方向に力を加えることよって、収納時の保持状態が解除される、出し入れ機構(図示省略)が設けられている。
電源部137は、例えばリチウムイオン二次電池であり、本体131の底面131c側から着脱可能な状態で取り付けられている。
メディア部138は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブである。
図2に示すように、表示部100は、外形が四角形の表示パネル110を内包している。表示パネル110は、R(赤)、G(緑)、B(青)、3色の色表示が可能な複数の画素15が設けられた表示領域110aを有している。複数の画素15は、表示領域110aにおいて3色のうち同色の画素15が短辺に沿った方向に配列した所謂ストライプ状の配列となっている。なお、画素15の配列はこれに限定されるものではない。
表示パネル110の長辺に沿って設けられた端子部10aには、表示パネル110を駆動制御する表示制御部(メインボード136に設けられている)との電気的な接続を図るべく、複数(3つ)の中継基板120A,120B,120Cが実装されている。中継基板120A,120B,120Cは、例えばフレキシブル回路基板(FPC)であって、その表面に表示パネル110を駆動する駆動回路の一部を構成する例えばドライバーICなどの電子部品を実装したものも採用することができる。
図3に示すように、表示部100は、表示パネル110が樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。
表示パネル110は、画素15ごとに設けられた発光素子としての有機エレクトロルミネッセンス素子11(以降、有機EL素子11と呼ぶ)を有する素子基板10と、同じく画素15ごとに対応して設けられた着色層を具備するカラーフィルター21を有する封止基板20とを、可視光透過性を有する封止樹脂35を介してシール材30により接合したものである。有機EL素子11は白色光を発するものであり、白色光がカラーフィルター21を透過して封止基板20側から射出することにより、カラー表示を可能とする所謂トップエミッション構造となっている。
素子基板10には、画素15ごとの有機EL素子11を駆動するため駆動回路(図示省略)が設けられており、有機EL素子11は駆動回路上に形成されている。駆動回路は薄膜トランジスターなどのスイッチング素子やこれに繋がる配線等を含むものであって、公知の構成を採用することができる。
このように発光素子を有する自発光型の表示パネル110において、素子基板10は透明なガラスや樹脂などの基板や、不透明なシリコンやセラミックなどの基板を用いることができる。一方、有機EL素子11からの発光が取り出される側の封止基板20は透明なガラスや樹脂などの基板を用いる。
本実施形態では、素子基板10および封止基板20ともに透明なガラス基板が用いられており、素子基板10と封止基板20とを接合した後に、その表面を機械的または化学的な研磨を施すことにより、それぞれの基板の厚みを薄くする加工が施されている。例えば、それぞれの基板の元の厚みは、およそ0.5mmであり、接合後の厚みはおよそ1.0mmである。そして、総厚がおよそ300μm以下となるように薄型化加工(例えばCMP処理)されている。したがって、表示パネル110自体がある程度の可撓性を有する構成となっている。
それゆえに、表示パネル110自体では、外部からの衝撃に対して弱い、また衝撃で破損したときの飛散を防ぐ必要がある。また発光素子として有機EL素子11を用いているので密封構造とすることで外部からの水分等の浸入を防ぎより長い発光寿命を確保したいなどの理由から、同じく可撓性を有する樹脂フィルム40A,40Bでラミネートしている。
ラミネートに用いられる樹脂フィルム40Aは、ガス透過性が低い透明な基材フィルム41Aの一方の表面に接着剤を均一に塗布して形成された接着層42Aを有する。同様に樹脂フィルム40Bは、ガス透過性が低い透明な基材フィルム41Bの一方の表面に透明な接着剤を均一に塗布して形成された接着層42Bを有する。
基材フィルム41A,41Bとしては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やPEN(ポリエチレンナフタレート)などのポリエステル、PES(ポリエーテルスルホン)、PC(ポリカーボネート)、PE(ポリエチレン)などの樹脂からなるフィルムが挙げられる。その厚みは、およそ50μm程度である。
接着剤は、例えば熱硬化型のエポキシ樹脂を用いることができる。接着層42A,42Bの厚みはそれぞれおよそ20μm程度である。また、粘着性を有する粘着剤としてもよい。粘着剤を用いればリペア性を実現できる。
接着層42A,42Bが相対するように表示パネル110を挟んで2つの樹脂フィルム40A,40Bによりラミネートする。また、有機EL素子11の防湿性、言い換えれば封止性を確保するために、ラミネート時に表示パネル110の周辺に発生するおそれがある空間43,44を封止樹脂により埋めた構造となっている。すなわち、封止樹脂と一緒に表示パネル110を挟んでラミネートしており、はみ出した封止樹脂の一部45が樹脂フィルム40A,40Bの端面に盛り上がった状態となっている。該封止樹脂は、透明でなくてもよい。
素子基板10の端子部10aには、異方性導電膜(ACF)7Aを用いて中継基板120Aが実装されている。中継基板120Aの接続部を除く表面は絶縁性を有する例えばポリイミドやソルダーレジストなどの保護膜で覆われており、樹脂フィルム40A,40Bの接着層42A,42Bと上記保護膜との接着性を確保するために、双方の界面に接着性を示す中間接着層8A,9Aが設けられている。
このような構成の表示部100は所謂シート状(板状)であり、その厚みはおよそ500μm未満であって、外部応力にある程度追随して表示面110aを湾曲させることができる。
なお、表示部100の構成は、これに限定されない。例えば、表示パネル110がトップエミッション構造の有機EL素子11を有しているため、素子基板10側から光を取り出す必要がない。したがって、素子基板10側を覆う樹脂フィルム40Bは透明性を有する必要はなく、ラミネートが可能な金属薄膜などの熱伝導体を備えた不透明な樹脂フィルムでもよい。熱伝導体により有機EL素子11の発光に伴う発熱を放熱することが可能となる。
以降、このような表示パネル110を内包した表示部100を総称して有機エレクトロルミネッセンスパネル(有機ELパネル)と呼ぶこともある。
図4(a)に示すように、収納部135は、本体131の長手方向に沿った側面131b(第2の面)に開口部135aを有しており、開口部135aからわずかに外側に飛び出た状態で、表示部100が収納部135に収納される。
同じく、本体131の短手方向に沿った側面131eには、マウス接続端子143、USB接続端子144などの周辺機器の接続端子群や、メディア用の開口部138aが設けられている。
本体131の底面131cには、中央よりやや下方側に設けられた凹部137aに脱着可能に取り付けられた電源部137を有している。また、収納部135が開口する側面131b側の長辺に沿ってその両端側に設けられた一対の凹部141a,141bにそれぞれ取り付けられた略矩形状の第1支持部141と、一対の凹部141a,141b間に設けられた凹部142aに取り付けられた四角形の第2支持部142とを有している。
第1支持部141および第2支持部142は、それぞれ底面131cの長辺に沿って軸支されており、軸周りに回動させることができる構造となっている。
図4(b)に示すように、テーブルなどの上にノートPC1000を置いて用いるときには、一対の第1支持部141を回動させ、所定の位置で止めることで本体131を所定の角度で傾けることができる。すなわち、第1支持部141は本体131の一方の側を支える脚部となっている。
同じく、第2支持部142を回動させ、所定の位置で止めることで、収納部135から引き出された表示部100を視認しやすい角度で固定して、背面側から支えることができる構造となっている。第2支持部142は、第1支持部141よりも面積的に大きく広い範囲で表示部100を支えており、回動時の角度を変えることにより表示部100の支持角度を調整可能としている。
このようなノートPC1000によれば、厚みが500μm未満の薄いシート状の表示部100を有し、表示部100を使用しないときには、本体131の内部に設けられた収納部135に収納することができる。したがって、例えば、表示部として照明装置を有する液晶パネルをヒンジを介して本体131に取り付けて、入力部と向かい合わせにして折り畳む構造とした場合に比べて、小型で薄型のノートPC1000を提供することができる。
また、表示部100が薄いシート状であっても、使用しないときには収納部135に収納できるため、落下等により外部から衝撃を受けても表示部100の破損を防ぐことができる。
表示部100の破損を防ぐ観点では、表示部100が収納部135に埋没可能な状態で保持できる構造とし、前述した出し入れ機構を操作可能な例えばボタン等を本体131の側面131eなどに備える構成としてもよい。
以降、電子機器としてのパーソナルコンピューターの他の実施形態について、図を参照して説明する。
(第2実施形態)
図5(a)は第2実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、同図(b)は同図(a)の概略断面図である。なお、第1実施形態と同じ構成の部分は同じ符号を用いて示すことにより、重複した説明を省略する。
図5(a)に示すように、本実施形態のパーソナルコンピューターであるノートPC1100は、キーボード132やマウスパッド133などの入力部が上面131aに設けられた筐体としての本体131と、シート状の第1の表示部としての表示部100Aと同じくシート状の第2の表示部としての表示部100Bとを有する。すなわち、複数(2つの)の表示部を有する。
表示部100Aおよび表示部100Bは、いずれも第1実施形態の表示部100と同様な構成を備えた有機ELパネルである。すなわち、表示パネルが樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。これらの表示部100A,100Bは、平面的に同じ面積であって、図5(b)に示すように、開口部135aを経由してメインボード136の下層側に設けられた収納部135に重ねて収納される。また、中継基板と中継ケーブルとによりメインボード136とそれぞれ電気的に接続している。
このようなノートPC1100によれば、第1実施形態と同様に本体131の入力部の下層に設けられた収納部135に2つのシート状の表示部100A,100B(複数の表示部)を収納して、小型で薄型のノートPC1100を提供することができる。
また、2つの表示部100A,100Bにそれぞれ別な情報を表示させ、必要な情報が表示された方を収納部135から適宜引き出して確認することができる。さらには、同じ駆動方式を採用しているので、メインボード136における表示制御部を共用することができる。
2つの表示部100A,100Bの表示は、機能キー132aを操作することで、切り替え可能としてもよい。
2つの表示部100A,100Bはそれぞれが薄いシート状であるため、収納部135をそれほど大きな空間としなくても、重ねて収納することができる。なお、2つの表示部100A,100Bの大きさは同じである必要はなく、異ならせてもよい。例えば、一方を他方に比べて小さくしておき、節電モードでは、小さい方の表示部を使って表示させるとしてもよい。
(第3実施形態)
図6は第3実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図である。図6においても、第1実施形態と同じ構成の部分は同じ符号を用いて示すことにより、重複した説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のパーソナルコンピューターであるノートPC1200は、キーボード132やマウスパッド133などの入力部が上面131aに設けられた筐体としての本体131と、シート状の第1の表示部としての表示部100Cと同じくシート状の第2の表示部としての表示部100Dとを有する。
2つの表示部100C,100Dは、ほぼ同じ大きさを有しており、互いに隣り合って配置されている。また、重なり合わないようにして収納部135に収納することができる。開口部135aを経由して収納部135に収納された2つの表示部100C,100Dをそれぞれ独立して引き出して表示を確認することもできる。
一方の表示部100Cは、第1実施形態の表示部100に対してほぼ半分の大きさとなっているが、同様な構成を備える有機ELパネルである。すなわち、表示部100Cは、画素ごとに有機EL素子11が設けられた表示パネルが樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。
他方の表示部100Dは、表示部100Cとは異なる表示方式が採用されており、白黒表示専用となっている。詳しくは、図7および図8を参照して説明する。
図7は他方の表示部を示す概略平面図、図8は図7のC−C'線で切った他方の表示部の構造を示す概略断面図である。
図7に示すように、他方の表示部100Dは、白黒表示が可能な画素55がマトリクス状に配置された表示領域80aを有する表示パネル80を内包するものである。表示パネル80の端子部50aには、2つの中継基板90A,90Bが表面実装されている。これらの中継基板90A,90Bは、例えばフレキシブル回路基板(FPC)であって、他の実施形態と同様に、その表面に表示パネル80を駆動する駆動回路の一部を構成する例えばドライバーICなどの電子部品を実装したものも採用することができる。
図8に示すように、表示部100Dは、表示パネル80が樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。表示パネル80は、電気泳動層77を備えた反射型の電気泳動パネルである。
表示パネル80は、素子基板50と対向基板60との間に電気泳動層77が挟持された構造となっている。
素子基板50は、例えばガラスやプラスチック等からなる透明な基板であり、画素55ごとに設けられた画素電極56と画素電極56をスイッチング制御する薄膜トランジスター57とを有する。
対向基板60は、例えばガラスやプラスチック等からなる透明な基板であり、素子基板50の複数の画素電極56と対向する対向電極61がほぼ全面(ベタ状)に形成されている。対向電極61は、ITO等の透明導電材料から形成されている。
電気泳動層77は、複数のマイクロカプセル70と、複数のマイクロカプセル70を保持するバインダー76とを有している。なお、表示パネル80は、電気泳動層77が予め対向基板60側に固定されてなる電気泳動シートと、画素電極56などが形成された素子基板50とを、シール材30により接着することによって形成されている。また、図示省略したが、素子基板50の電気泳動層77に面する側の表面にも電気泳動層77を固定するための接着層を有するものである。
マイクロカプセル70は、対向配置された画素電極56と対向電極61との間に挟持され、1つの画素55内に(言い換えれば、1つの画素電極56に対して)1つ又は複数配置されている。
図8の左下の拡大図に示すように、マイクロカプセル70は、被膜75の内部に分散媒71と、複数の白色粒子72と、複数の黒色粒子73とを封入した構成となっている。マイクロカプセル70は、例えば、およそ50μm程度の粒径を有する球状に形成されている。
被膜75は、アクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴム、ゼラチン等の透光性を有する高分子樹脂から形成されている。
分散媒71は、白色粒子72及び黒色粒子73をマイクロカプセル70内(言い換えれば、被膜75内)に分散させる媒質である。
白色粒子72は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華(酸化亜鉛)、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子或いはコロイド)であり、例えば負に帯電されている。
黒色粒子73は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子或いはコロイド)であり、例えば正に帯電されている。
白色粒子72および黒色粒子73は、画素電極56と対向電極61との間に発生する電場(電位差)によって分散媒71中を移動するため、対向電極61側に集まった粒子の色調によって、画素55の表示色が左右されることになる。すなわち、該電位差によって白表示と黒表示とのいずれかを行うことができる。
さらには、該電位差を保持させれば、白または黒の表示状態を維持することができる。すなわち、表示のために常に電力を必要とする自発光型に比べて省電力な表示パネルである。
このようなノートPC1200によれば、カラー表示が可能な表示部100Cと白黒表示が可能な表示部100Dとを備え、例えば色識別を重要視する画像情報などは表示部100Cに表示させ、白黒表示で十分認識可能な文字情報などは表示部100Dに表示させる。そして、表示部100Cと表示部100Dとを並べて表示させたり、一方だけを引き出して表示させたり、といった使い方が可能な小型で薄型の情報処理装置(コンピューター)を提供できる。
また、表示部100Cが自発光型であるのに対して、表示部100Dは受光型であり、且つ少ない消費電力で表示を行えるため、節電モードのときには、表示部100Dだけを使うといった使い方も可能である。
なお、本実施形態では、マイクロカプセル70中に白色粒子72と黒色粒子73とを分散させたが、分散させる粒子の顔料を、例えば赤色、緑色、青色等の顔料に代えることによって、赤色、緑色、青色などのカラー表示をすることもできる。
また、上述したマイクロカプセル方式に限定するものではなく、帯電性を有する電子粉流体を画素55内に入れ、プラス・マイナス(極性)を切り替えることで表示のON−OFFを制御する電子粉流体方式の電気泳動パネルであっても良い。または、コレステリック液晶を用いた電気泳動パネルであっても良い。
(第4実施形態)
図9(a)は第4実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、同図(b)は概略断面図である。図9においても、第1実施形態と同じ構成の部分は同じ符号を用いて示すことにより、重複した説明を省略する。
図9(a)および(b)に示すように、本実施形態のパーソナルコンピューターであるノートPC1300は、キーボード132やマウスパッド133などの入力部が上面131aに設けられた筐体としての本体131と、シート状で可撓性を有する表示部100Eとを備えている。
表示部100Eは、第1実施形態の表示部100に対してほぼ倍の面積の表示領域100Eaを有するものであって、画素ごとに設けられた有機EL素子11を有する表示パネルが樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。特に、素子基板10および封止基板20を構成する基材は、ガラス基板を薄型化したものではなく、可撓性と優れた屈曲性とを兼ね備えた樹脂基板(樹脂フィルム)が用いられている。
それゆえに、第1実施形態に比べてほぼ倍の面積の表示領域100Eaを有するにも係わらず、表示領域100Eaのほぼ中央を横断する仮想線L0を軸として、表示部100Eをほぼ半分の平面積となるように表示領域100Ea(表示面110Ea)を内側にして折り畳むことができる。また、折り畳んだ状態で、開口部135aを経由して本体131の内部に設けられた収納部135に収納することができるようになっている。
表示部100Eは、一方の端に設けられた中継基板120Aとこれに接続された中継ケーブル121を介してメインボード136に電気的に接続され駆動される。
このようなノートPC1300によれば、本体131の入力部が設けられた上面131aの面積に対して、倍近い面積の表示部100Eを備えているにも係わらず、これを折り畳んで収納部135に収納できる小型な情報処理装置(コンピューター)を提供することができる。
(第5実施形態)
図10は第5実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図である。図10においても、第1実施形態と同じ構成の部分は同じ符号を用いて示すことにより、重複した説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態のパーソナルコンピューターであるノートPC1400は、キーボード132やマウスパッド133などの入力部が上面131aに設けられた筐体としての本体131と、シート状で可撓性を有する表示部100Fとを備えている。
表示部100Fは、第1実施形態の表示部100に対して横長の表示領域100Faを有するものであって、画素ごとに設けられた有機EL素子11を有する表示パネルが樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。特に、素子基板10および封止基板20を構成する基材は、ガラス基板を薄型化したものではなく、可撓性と優れた屈曲性とを兼ね備えた樹脂基板が用いられている。
それゆえに、第1実施形態に比べて横長の表示領域100Faを有するにも係わらず、本体131の長手方向においてはみ出た表示領域100Fbと表示領域100Fcとを、表示部100Fの短手方向に平行な仮想線L1と仮想線L2とを軸として、それぞれ内側に折り畳むことができる。また、折り畳んだ状態で、開口部135aを経由して本体131の入力部の下層側に設けられた収納部135に収納することができるようになっている。
このようなノートPC1400によれば、本体131の入力部が設けられた上面131aの形状に対して、横長の表示部100Fを備えているにも係わらず、これを折り畳んで収納部135に収納できる小型な情報処理装置(コンピューター)を提供することができる。また、横長の表示部100Fを備えているので、所謂縦横比が16:9で構成される映画などの動画情報を縦横に圧縮することなく、表示することができる小型な情報処理装置(コンピューター)を提供できる。
(第6実施形態)
図11(a)は第6実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、同図(b)は折り畳まれた状態のパーソナルコンピューターを示す概略斜視図、同図(c)は同図(b)のD−D'線で切った概略断面図である。
図11(a)に示すように、本実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターであるノートPC1500は、キーボード1520やマウスパッド1530などの入力部が第1の面としての上面1510aに設けられた筐体としての本体1510と、シート状で可撓性を有する表示部1570とを備えている。
表示部1570は、第1実施形態の表示部100と同様な構成を有するものであって、画素ごとに設けられた有機EL素子11を有する表示パネルが樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。該表示パネルを構成する素子基板10および封止基板20を構成する基材は、薄型化したガラス基板や、可撓性と優れた屈曲性とを兼ね備えた樹脂基板の両方を用いることができる。
本体1510は、入力部の下層側(内部)にシート状の表示部1570が開口部1550aを経由して収納される収納部1550を備えている。また、入力部が設けられた上面1510a側が複数(2つ)に分割されており、実質的に第1本体部1510H1と第2本体部1510H2とに区分されている。
複数の入力キーからなるキーボード1520は、第1本体部1510H1側(キーボード1520a)と第2本体部1510H2(キーボード1520b)とに分かれてそれぞれの上面1510aに設けられている。マウスパッド1530は、第2本体部1510H2側に設けられている。第2本体部1510H2側の手前側面に電源スイッチ1540が設けられている。
第1本体部1510H1と第2本体部1510H2とは、折り畳み機構1560を介して繋がった状態に構成されており、図11(b)に示すように、本体1510を折り畳み機構1560を中心にして上面1510aが内側となり二つに折り畳むことができる。折り畳み機構1560は、例えば、伸縮性を有する樹脂材料からなり、蛇腹構造(図示省略)となっている。
また、図11(c)に示すように、収納部1550は、本体1510において第1本体部1510H1、第2本体部1510H2、折り畳み機構1560の3つに跨って設けられている。折り畳み機構1560は、表示部1570に不具合を生じさせない所定の曲率以上の曲率で収納部1550が曲がるように第1本体部1510H1と第2本体部1510H2との間に設けられている。
前述したように、素子基板10と封止基板20の基材を薄型化したガラス基板を用いた場合には、上記所定の曲率(曲げ半径をRとして定義)を、最小でおよそR=4mm程度に設定することができる。
このようなノートPC1500によれば、可撓性を有するシート状の表示部1570と、本体1510を2つに折り畳む折り畳み機構1560とを備えている。折り畳み機構1560は本体1510に設けられた収納部1550を上記所定の曲率以上の曲率で曲げるように設けられている。したがって、シート状の表示部1570を破損させないのはもちろんのこと不具合を生じさせることなく、折り畳まれた収納部1550に沿って収納することができる小型な情報処理装置(コンピューター)を提供できる。
なお、素子基板10および封止基板20を構成する基材を、薄型化したガラス基板でなく、可撓性と優れた屈曲性とを兼ね備えた樹脂基板(樹脂フィルム)とすれば、さらに上記所定の曲率を小さくすることができる。したがって、本体1510を2つ以上に分けて折り畳む構造とすることも可能である。
(第7実施形態)
図12は、第7実施形態の電子機器としてのパーソナルコンピューターを示す概略斜視図である。とりわけ、折り畳んだ状態を示す概略斜視図である。
図12に示すように、本実施形態のパーソナルコンピューターであるノートPC1600は、基本的に第6実施形態のノートPC1500と同様な構成を有するものである。すなわち、折り畳み機構1560を備えた本体1510と、本体1510の収納部1550に収納される可撓性を有するシート状の表示部1570とを備えている。
また、折り畳み機構1560によって本体1510を2つに折り畳んだときに、第1本体部1510H1の表層となる面1511(第3の面)に開口部1512を有している。開口部1512は、第1本体部1510H1の収納部1550に到達する深さで設けられている。したがって、表示部1570の表示パネルにおいて、透明な基材を用いて素子基板10を構成し、有機EL素子11からの発光を素子基板10側からも射出させれば、本体1510を折り畳んだ状態でも、開口部1512から表示部1570を視認することができる。
図12では図示していないが、電源部やメディア部は、第2本体部1510H2側に設ければよい。
このようなノートPC1600によれば、本体1510を二つに折り畳んだ状態でも、開口部1512から表示部1570に表示された情報を確認することができる小型な情報処理装置(コンピューター)を提供できる。
なお、第1本体部1510H1側に設けられた開口部1512は、表層である面1511の大きさ(面積)に近い状態で開口させることに限定されず、表示部1570の少なくとも一部を確認できる大きさ(開口)としてもよい。例えば、メールなどの着信情報を表示部1570の一部に表示させ、知らせるといった使い方を提案できる。
また、開口部1512は、第1本体部1510H1側に設けることに限定されず、第2本体部1510H2の表層側あるいは両方に設けてもよい。
上記実施形態以外にも様々な変形例が考えられる。以下、変形例を挙げて説明する。
(変形例1)上記第1〜第3実施形態において、カラー表示が可能な表示部の構成は、有機EL素子11を有する自発光型のディスプレイに限定されない。図13は変形例の表示部を示す概略平面図、図14は図13のE−E'線で切った概略断面図である。図14において、第1実施形態と同じ構成の部分は同じ符号を用いて示すことにより、重複した説明を省略する。
例えば、図13に示すように、変形例の表示部200は、R(赤)、G(緑)、B(青)、3色に対応した画素155がストライプ状に配列した表示領域150aを有する表示パネル150を内包している。
表示パネル150の端子部151aには、表示パネル150を駆動制御する表示制御部(メインボード136に設けられている)との電気的な接続を図るべく、複数(3つ)の中継基板160A,160B,160Cが実装されている。中継基板160A,160B,160Cは、例えばフレキシブル回路基板(FPC)であって、その表面に表示パネル150を駆動する駆動回路の一部を構成する例えばドライバーICなどの電子部品を実装したものも採用することができる。
図14に示すように、表示部200は、表示パネル150が樹脂フィルム40Aと樹脂フィルム40Bとの間に挟まれてラミネートされた構造となっている。
また、平面的には第1実施形態の表示部100と同様な構成を有しているも、表示パネル150が受光型であって、表示パネル150の背面側(直下)には、これを照明する照明装置190(バックライト;B/L)が備えられている。
表示パネル150は、例えば液晶パネルであって、一対の基板としての素子基板151および対向基板171と、シール材185を介して接合された素子基板151と対向基板171との隙間に挟持された液晶層180とを備えている。
素子基板151の液晶層180側には、画素155ごとに設けられた画素電極152と、画素電極152をスイッチング制御する薄膜トランジスター153と、複数の画素電極152を覆う配向膜156とが設けられている。
対向基板171の液晶層180側には、画素155ごとに設けられた着色層を有するカラーフィルター172とカラーフィルター172上に設けられた共通電極173と、共通電極173を覆う配向膜174とが設けられている。
液晶層180と反対側の対向基板171の表面には、上偏光板175が貼り付けられている。同じく、液晶層180と反対側の素子基板151の表面には、下偏光板157が貼り付けられている。
このような表示パネル150の光学設計条件としては、非駆動時に黒表示となるノーマリーブラックモードが採用されている。したがって、表示パネル150が非駆動時には、照明装置190の照明光は表示パネル150を透過することができない。なお、これに限らず、非駆動時に白表示となるノーマリーホワイトモードの光学設計条件としてもよい。
照明装置190は、実装基板192と実装基板192上にほぼ均等に配置され実装された複数の光源191とを有する。光源191は点光源に近い例えばLEDや有機EL素子などの発光素子である。照明装置190は、素子基板151側において表示パネル150の直下に配置され、少なくとも表示領域150aに亘ってほぼ均一に照明可能な状態となっている。
光源191が実装された実装基板192の一方の端部には、接続端子(図示省略)が設けられており、中継基板161Aの一方の端部が電気的に接続されている。中継基板161Aの他方の端部は、素子基板151の端子部151aに実装された中継基板160Aの一方の表面に電気的に接続されている。電気的な接続方法は、例えば半田付けによるものである。
表示パネル150は、素子基板151と対向基板171とを接合して、その隙間に液晶を封入した後に、機械的または化学的な研磨を施して薄型化されている。この場合も第1実施形態の表示パネル110と同様に、それぞれの基板の元の厚みはおよそ0.5mm程度であって、表示パネル150の厚みがおよそ300μm以下となるように研磨加工されている。研磨加工後に上偏光板175と下偏光板157とが貼り付けられている。
照明装置190における実装基板192は、リジットな回路基板であってもフレキシブルな回路基板であってもよいが、やはり100μm以下の薄い回路基板が好ましい。
このような表示パネル150と照明装置190の積層体を接着層42A,42Bとが相対するように樹脂フィルム40A,40Bでラミネートして得られたシート状の表示部200は、やはり外部応力に対してある程度湾曲可能な可撓性を有している。
(変形例2)上記第4〜第7実施形態において、収納部135(収納部1550)に収納される表示部100E(表示部100F、表示部1570)は、1つに限定されない。例えば、第2実施形態または第3実施形態のように、同一の駆動方式あるいは異なる駆動方式の複数の表示部を収納するとしてもよい。第2実施形態または第3実施形態の効果をさらに実現することができる小型な情報処理装置を提供することができる。
(変形例3)上記第1〜第5実施形態を適用可能な電子機器は、パーソナルコンピューターに限定されない。図15は変形例の電子機器としての携帯型電話機を示す概略斜視図である。例えば、図15に示すように、電子機器としての携帯型電話機2000は、上面に操作ボタン2110や入力ボタン2120などの入力部やスピーカー2130およびマイク2140を備えた筐体としての本体2100と、複数の画素が配列した表示領域2200aを有するシート状の表示部2200とを備えている。
シート状の表示部2200は、第1実施形態の表示部100と同様な構成を有している。すなわち、画素ごとに設けられた有機EL素子11を有する表示パネルが樹脂フィルム40A,40Bでラミネートされた構造となっている。
また、本体2100の内部において上面と重なる位置に設けられた収納部2150に表示部2200が収納される構造となっている。言い換えれば、シート状の表示部2200は、収納部2150に収納可能であれば、必ずしも可撓性を有するものでなくてもよい。
このような携帯型電話機2000によれば、シート状の表示部2200が収納部2150に収納され小型で薄型な携帯型電話機2000を提供することができる。表示部2200を収納部2150に収納することによって、落下などで表示部2200が直接損傷して故障することを防ぐことができる。
この他にも適用可能な電子機器としては、例えばPOS端末、DVDビューワー、電子手帳などの表示部を有する携帯型情報端末が挙げられる。言い換えれば、入力部はキーボードに限定されず、携帯型情報端末を操作するために必要な操作ボタンなどを備えたものであればよい。
100…シート状の表示部、100A,100C…第1の表示部としての表示部、100B,100D…第2の表示部としての表示部、100E,100F…シート状の可撓性を有する表示部、131…筐体としての本体、132…キーボード、135…収納部、135a…開口部、1000,1100,1200,1300,1400,1500,1600…電子機器としてのパーソナルコンピューターまたはノートPC、1510…本体、1512…開口部、1520…キーボード、1550…収納部、1550a…開口部、1560…折り畳み機構、1570…表示部、2000…電子機器としての携帯型電話機、2100…本体、2150…収納部、2200…シート状の表示部。

Claims (15)

  1. シート状の表示部と、
    第1の面と、前記第1の面とは異なる第2の面と、前記第1の面及び前記第2の面とは異なる第3の面とを有する筐体と、
    前記第1の面に設けられた入力部と、
    前記第2の面に開口部を有すると共に前記第1の面と重なる位置において前記筐体の内部に設けられた収納部と、
    前記第3の面に設けられた第1支持部を有し、
    前記表示部は、前記開口部を経由して前記収納部に収納され、
    前記支持部は前記表示部を所定の角度で支えることが可能であることを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示部は、第1の表示部と、第2の表示部とを有し、
    前記第1の表示部と前記第2の表示部は、互いに重なり合って前記収納部に収納されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の表示部と前記第2の表示部は、互いに重なり合わないように前記収納部に収納されていることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記第1の表示部と前記第2の表示部は、同一の駆動方式が採用されていることを特徴とする請求項2または3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記第1の表示部と前記第2の表示部は、異なる駆動方式が採用されていることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の表示部と前記第2の表示部のうちの少なくともどちらか一方は、カラー表示が可能であることを特徴とする請求項4または5に記載の電子機器。
  7. 前記カラー表示が可能な前記第1の表示部もしくは前記第2の表示部は、有機エレクトロルミネッセンスパネルであることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記表示部は、可撓性を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記表示部は、折り畳まれて前記収納部に収納されることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記表示部は、有機エレクトロルミネッセンスパネルであることを特徴とする請求項8または9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 前記入力部がキーボードであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記第3の面に設けられた第2支持部を有し、
    前記第2支持部は前記筐体を所定の角度で傾けることが可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電子機器。
  13. 前記第1支持部は前記第2支持部よりも大きいことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  14. 前記所定の角度は任意に調整可能であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の電子機器。
  15. 前記筐体は、前記第2の面と前記第3の面とに接する第1の辺を有し、
    前記第1支持部は、前記第1の辺に沿った軸を中心に回転することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の電子機器。
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