JP5359325B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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本発明は、電子オルガン、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されているように、板ばねのばね力を利用して、鍵の押離鍵状態を検出するためのスイッチが配置された基板(以下、単に基板という。)を保持するようにした鍵盤装置は知られている。この鍵盤装置においては、基板の前端をフックに当接させ、板ばねのばね力によって基板をフックに押し付けて保持している。板ばねは、下方向に延設されている。また、板ばねは、横方向に延設された固定端を有し、基板取り付け時には、板ばねが後方へ変形する。なお、フック及び板ばねはフレームに一体的に形成されている。
実開平01−51997号公報
上記従来の鍵盤装置においては、板ばねが下方に大きく張り出しているため、鍵盤装置の高さが大きくなっていた。特に、アコースティックピアノの鍵タッチを再現するために、鍵の揺動に伴って揺動する揺動部材(例えばハンマー)を設けた鍵盤装置にあっては、揺動部材と板ばねの干渉防止のため、大きな高さを必要としていた。その結果、楽器全体が大型化するという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、高さを抑制した鍵盤装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、演奏者によって押離鍵操作される複数の鍵と、複数の鍵を上下方向に揺動可能に支持するフレームと、複数の鍵の押離鍵状態を検出するための複数のスイッチが配置された基板と、フレームに一体的に設けられ、基板の前端部を保持する第1の保持部と、フレームに一体的に設けられ、基板の後端部を保持する第2の保持部とを備えた鍵盤装置において、第1及び第2の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、鍵の並び方向に延設された変形部であって、上下方向に延設された固定端を有し、前後方向に変形する変形部を有し、変形部は、鍵の左右の側壁の間にて基板側に突出した突起を有し、少なくとも押鍵時に、突起の上端が鍵の側壁の下端より上方に位置するようにしたことにある。
また、本発明の特徴は、演奏者によって押離鍵操作される複数の鍵と、複数の鍵を上下方向に揺動可能に支持するフレームと、複数の鍵の押離鍵状態を検出するための複数のスイッチが配置された基板と、フレームに一体的に設けられ、基板の前端部を保持する第1の保持部と、フレームに一体的に設けられ、基板の後端部を保持する第2の保持部とを備えた鍵盤装置において、第1及び第2の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、鍵の並び方向に延設された変形部であって、上下方向に延設された固定端を有し、前後方向に変形する変形部を有し、フレームに段差を設け、段差の立ち上がり面に沿った貫通穴をフレームに延設することにより、立ち上がり面内に変形部及び固定端を構成したことにある。この場合、変形部は、鍵の左右の側壁の間にて基板側に突出した突起を有し、少なくとも押鍵時に、突起の上端が鍵の側壁の下端より上方に位置するようにするとよい。
上記のように構成した鍵盤装置においては、変形部を横方向(鍵の並び方向)に延設し、変形部はその端部を固定端として前後方向に変形するようにした。前記少なくとも一方の保持部が基板を付勢する付勢力は変形部の高さによらず、横方向の長さによって調整できるため、前記少なくとも一方の保持部の高さを抑制することができる。したがって、鍵盤装置の高さを抑制することができる。
また、前記少なくとも一方の保持部の突起が、少なくとも押鍵時に鍵の内側に入り込むので、離鍵時における、鍵と前記少なくとも一方の保持部との上下方向の間隔をさらに小さくすることができる。したがって、鍵盤装置の高さをさらに抑制することができる。
また、本発明の他の特徴は、フレームに支持され、鍵の押離鍵操作に伴って揺動する揺動部材をさらに備えたことにある。
上記のように構成した鍵盤装置においては、アコースティックピアノの鍵タッチを再現するための揺動部材(例えばハンマー)を有する鍵盤装置であっても、前記少なくとも一方の保持部の高さが小さいので、揺動部材と前記少なくとも一方の保持部との干渉を避けるための大きな高さを必要としない。したがって、揺動部材を有する鍵盤装置であっても、高さを抑えた鍵盤装置を実現できる。
本発明の一実施形態に係る鍵盤装置の縦断側面図である。 図1の鍵盤装置のフレームの平面図である。 図2のフレームの固定保持部及び可動保持部の拡大図である。 図2のフレームの固定保持部を拡大して高音部側から見た図である。 図3AのA−A断面図である。 基板の取り付け手順を示す図である。 本発明の変形例に係る鍵盤装置の縦断側面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る鍵盤装置を縦断して高音部側(演奏者から見て右側)から見た図である。鍵11は合成樹脂によって長尺状に一体成型されている。鍵11は、前後に延設された薄肉の上壁及び上壁の左右端からそれぞれ下方へ延設された薄肉の側壁を有し、下方に開放した中空状に形成されている。そして、鍵11は、下方に設けられたフレーム12の鍵支持部13により、後端部の回転中心14を中心にして、前端部を上下方向に揺動可能に支持される。
フレーム12は、樹脂の一体成型により横方向(鍵の並び方向)に延設されている。フレーム12は、図1及び図2に示すように、それぞれ横方向に延設された前板12a及び後板12bを有する。後板12bは前板12aよりも高い位置にあり、前板12aの後端と後板12bの前端は横方向に延設された垂直板12cによって接続されている。すなわち、フレーム12の上部には、前板12a及び後板12bにより段差が構成されている。鍵11の中間部には、フレーム12の前部に設けられた鍵ガイド15が下方から侵入しており、鍵11の前端部は、押鍵時に鍵ガイド15に案内されて上下方向に揺動する。鍵11の前部から下方に向かって駆動部16が延設されている。駆動部16は、上下に延設された薄肉の前壁及び前壁の左右端からそれぞれ後方へ延設された薄肉の側壁を有し、後方に開放した中空状に形成されている。駆動部16の下端は下端壁により閉じている。
鍵11の下方には、鍵11に慣性力を付与してアコースティックピアノの鍵タッチ感を再現するため、鍵11の押離鍵操作に伴って揺動する揺動部材としての揺動レバー17が設けられている。揺動レバー17は、合成樹脂製のレバー基部18及び金属製の質量体19からなる。レバー基部18は、板状の部材であって、その下部に設けたフック部18aにて、フレーム12の下部に設けたレバー支持部20に、ピン20aの軸線周りに回動可能に支持されている。また、レバー基部18は、前端部に上下一対の脚部18b,18cを備え、上方に位置する脚部18bは下方に位置する脚部18cより短く形成されている。脚部18b,18cの間には、鍵11の駆動部16の下端壁が侵入している。駆動部16の下端壁の下面には、フエルトなどの衝撃吸収材が固着され、駆動部16の下端と脚部18cの上面との衝突による衝撃を緩和している。鍵11の離鍵時には、揺動レバー17の自重により、揺動レバー17の前端部が上方へ変位する。このとき、脚部18cにより駆動部16が上方へ付勢され、鍵11の前端部は上方へ変位する。一方、鍵11の押鍵時には、駆動部16の下端面が脚部18cの上面を押圧し、揺動レバー17の前端部は下方へ変位する。
質量体19は、板状に形成され、レバー基部18の前端に組み付けられている。低音側から高音側に向かうに従って、鍵11ごと又は鍵域ごとに質量体19を軽くして、アコースティックピアノのように高音ほど鍵タッチ感が軽くなるようにしている。
また、フレーム12の前端部の下面には、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した長尺状の上限ストッパ21が、横方向に延設されて固着されている。この上限ストッパ21は、揺動レバー17の前端部の上方への変位を規制することにより、離鍵時における鍵11の前端部の上方への変位を規制する。また、フレーム12の前板12aの下面には、フエルトなどの衝撃吸収材によって構成した長尺状の下限ストッパ22が、横方向に延設されて固着されている。この下限ストッパ22は、揺動レバー17の後部の上方への変位を規制することにより、押鍵時における鍵11の前端部の下方への変位を規制する。
また、鍵11の中間部の下面には、スイッチ駆動部25が設けられている。スイッチ駆動部25は、基板26上に配置されたスイッチ27の上面に当接している。スイッチ27は、各鍵11ごとに設けられ、各鍵11の揺動に伴って押圧されて、押離鍵状態を検出する。基板26は、フレーム12に設けられた固定保持部28及び可動保持部29によって保持されている。固定保持部28及び可動保持部29は、樹脂によりフレーム12に一体的に形成される。固定保持部28及び可動保持部29は、それぞれ横方向に間隔をおいて複数箇所に設けられている。ただし、必ずしも等間隔に配置する必要はなく、それぞれの間隔が異なってもよい。
図3A及び図3Bに示すように、固定保持部28は、基板26の前端部を載置するベース部28a、基板26の前端に当接して基板26の前方向の位置を規定する垂直壁28b、及び基板26の上方向の位置を規定する突起部28cを有する。ベース部28aは、前板12aの上面側の前部に前後方向に延設されており、上部が平面部28a1となっている。垂直壁28bは、2つの平面部28a1の前端の中間位置に設けられており、前板12aの上面から上方へ延設された前後方向に薄肉の壁体である。突起部28cは、垂直壁28bの上端から後方へ突出した部分であり、下端面は平面部28a1と平行な平面部28c1となっている。また、基板26の取り付け時に基板26を固定保持部28内へ侵入させ易くするため、突起部28cの後側の下端が大きく面取りされている。
また、図2に示すように、前板12aの上面側の前部には、基板26の横方向の位置を規定する垂直壁28dが設けられている。垂直壁28dは、前後方向に延設され、横方向に薄肉の壁体である。基板26には、基板前端から基板の内側に向かって凹状の切り欠き部分が設けられており、この切り欠き部分に垂直壁28dが侵入して、基板26の横方向の位置を規定する。
また、図3A及び図3Cに示すように、可動保持部29は、基板26の後端を載置するベース部29a、基板26を固定保持部側へ付勢する変形部29b及び基板26の後方向及び上方向の位置を規定する突起部29cを有する。ベース部29aは、前板12aの上面側の後部に前後方向に延設されており、固定保持部28の平面部28a1と平行な平面部29a1を有する。前板12aの後部には、前板12aと後板12bの段差の立ち上がり面に沿った横長の貫通孔31が設けられている。また、後板12bの前部には、立ち上がり面に沿って、横方向の長さが貫通孔31と同じで、前後方向の幅が狭い貫通孔32(スリット)が設けられている。貫通孔31,32の横方向の位置は同じである。これにより、貫通孔31,32の間の立ち上がり面には、変形部29bが形成される。変形部29bは、前述した垂直板12cの一部を構成するもので、横方向(鍵の並び方向)に延設された板状になっている。変形部29bは、図3cに示すように、前板12a及び後板12bよりも薄肉になっている。そして、変形部29bの左右端は上下方向に延設された固定端となっている。すなわち、変形部29bは、その中央部分に対して前後方向の押圧力が付与されると、変形部29bの左右の両端を固定端として、前後方向に変形する。
また、変形部29bの中央の前面から前方(すなわち基板側)に向かって、突起部29cが突出しており、さらに上方へ延設されている。突起部29cは、上端から前方に向かうに従って低くなる急傾斜の傾斜部29c1を有する。傾斜部29c1の下端の上下方向の位置は、後板12bの上面とほぼ同じ位置である。そして、傾斜部29c1の下端から後方に向かう平面部29c2及び平面部29c2の後端から下方へ向かう垂直壁29c3が設けられている。突起部29cは、鍵11の左右の側壁の中間に位置する。また、突起部29cの上端は、離鍵時において、前後方向の位置が突起部29cと同一である鍵11の左右側壁の下端よりも上方に位置する。すなわち、突起部29cは、離鍵時及び押鍵時において、鍵11の内側に入り込んでいる。
上記のように構成した鍵盤装置において、基板26をフレーム12に取り付ける手順を説明する。まず、図4に示すように、固定保持部28の突起部28cの面取り部に、基板26の前端部の上面を沿わせるようにして、基板26を固定保持部28に斜めに侵入させる。このとき、基板の前端に設けた凹状の切り欠き部に垂直壁28dが侵入するように基板26の横方向の位置を調整する。次に、基板26を倒すようにして、基板26の後端を可動保持部29の突起部29cに近づける。すると、基板26の後端が傾斜部29c1に当接し、さらに基板を倒すと傾斜部29c1の作用により、基板29の後端が、変形部29bを後方へ押圧して変形させる。基板26の後端が傾斜部29c1を乗り越えると、変形部29bは、元の位置に復帰しようとするため、基板26を前方へ押し返す。すなわち、可動保持部29は、基板26を固定保持部28側へ付勢する。
基板26が取り付けられていない状態において、固定保持部28の垂直壁28bと可動保持部29の垂直壁29c3の間隔は、基板26の幅よりも若干小さく設定される。したがって、基板26を取り付けた状態では、変形部29bは若干後方へ変形しており、基板26を垂直壁28bに押し付けている。すなわち、基板26は固定保持部28に当接している。これにより、基板26の前後方向の位置が規定される。また、可動保持部29の平面部29c2と平面部29a1との上下方向の間隔は基板の厚さとほぼ同じに設定されているので、基板26の後端は、平面部29c2と平面部29a1に挟まれることにより、上下方向の位置も規定される。一方、固定保持部28の平面部28a1と平面部28c1との上下方向の間隔も基板26の厚さとほぼ同じに設定されているので、基板26の前端が平面部28a1と平面部28c1に挟まれることにより、基板26の前端の上下方向の位置が規定される。すなわち、基板26は固定保持部28と可動保持部29の間に保持される。
上記実施形態においては、フレーム12に段差を設け、その段差の立ち上がり面内に変形部29bを構成した。可動保持部29が基板26を付勢する付勢力は、変形部29bの上下方向の幅を変更しなくても、横方向の長さを変更することにより調整できる。そのため、フレーム12に設けた段差の高さを小さくすることができ、上記従来の鍵盤装置に比べて可動保持部29の高さを抑制することができる。したがって、押鍵に伴って揺動レバー17が揺動しても、揺動レバー17は、可動保持部29と干渉することが無い。また、突起部29cを鍵11の左右の側壁の中間に配置したので、離鍵時及び押鍵時において、鍵11の内側に突起部29cが入り込むことができる。そのため、離鍵時における鍵11と可動保持部29との間隔をさらに小さくすることができる。したがって、鍵盤装置の高さをさらに抑制することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、フレーム12の前板12aが後板12bよりも低くなるように段差を設けた。しかし、フレーム12に代えて、図5に示すように、前板が後板よりも高くなるようにしたフレーム35としてもよい。すなわち、フレーム35は、それぞれ横方向に延設された前板35a及び後板35bを有する。前板35aは後板35bよりも高い位置にあり、前板35aの後端と後板35bの前端は横方向に延設された垂直板35cによって接続されている。そして、後板35bの後部に、固定保持部28と同様の形状で、固定支持部28とは前後の向きを逆(すなわち前向き)にした固定保持部36を設ける。一方、前板35aと後板35bにより形成される段差部に、可動支持部29と同様の形状で、前後の向きを逆(すなわち後向き)にした可動支持部37を設ける。ここで、鍵11は揺動角度が同一であれば、鍵11の前端に近いほど上下方向の変位量が大きい。したがって、押鍵時に鍵11と前板35aが干渉するのを避けるため、上記実施形態よりも、離鍵時における鍵11と前板35aの間隔を大きくしておく必要がある。そのため、本変形例においては、鍵11の側壁の一部であって、前板35aの上方に位置する部分の高さ方向の幅を上記実施形態よりも小さくしている。その他の構成は上記実施形態と同様である。基板26をフレーム35に取り付けるためには、基板26を斜めにして、後端部を固定保持部36内に侵入させておき、前端側を倒して可動保持部36内に侵入させるようにすればよい。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態及びその変形例においては、基板26の前端又は後端のいずれか一方を可動保持部29,37により保持するようにした。しかし、基板26の前端及び後端が可動保持部によって保持されるようにしてもよい。この場合、フレーム12の段差とフレーム35の段差の両方を有するフレームとすればよい。すなわち、フレームの縦断断面の形状は、基板26を保持する部分が凹状となっている。そして、段差部に可動保持部29,37と同様の可動支持部を設ければよい。このように構成した場合、基板26を取り付けるにあたっては、基板26の前端部及び後端部を可動保持部の突起上に載置した後、基板26全体を下方に押圧して、基板26の前端部及び後端部を可動保持部内に侵入させればよい。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態及びその変形例においては、鍵11を、下方に開放した中空状にし、突起部29cが鍵11の内側に入り込むようにした。しかし、鍵11を下方に開放した中空状にできない場合(例えば木製鍵)は、鍵11と突起部29cが干渉するのを避けるために、鍵11の下面に凹部を設ければよい。そして、少なくとも押鍵時に突起部29cが凹部内に侵入するようにすればよい。このように構成すれば、鍵盤装置の高さを抑制することができる。鍵11の下部に凹部を設けることもできない場合は、離鍵時において、突起部29cの上端と鍵11の下面との間に、鍵11と突起部29cが干渉するのを避けるために十分な間隔を設けておく必要がある。この場合、突起部29cは鍵11の左右の側壁の中間にある必要はない。このように構成すると、上記実施形態に比べて、鍵盤装置の高さは若干大きくなるが、上記従来の鍵盤装置に比べれば、高さを抑制することができる。
また、上記実施形態においては、アコースティックピアノの鍵タッチ感を再現するために、揺動レバー17を有するようにした。しかし、アコースティックピアノの鍵タッチ感を再現する必要のない電子楽器用の鍵盤装置であっても上記実施形態と同様に構成できる。すなわち、上記実施形態において、揺動レバー17を削除し、鍵11の前端を上方へ付勢する付勢手段(例えばバネ)をさらに設ければよい。このように構成しても、鍵盤装置の高さを抑制することができる。
11・・・鍵、12・・・フレーム、26・・・基板、28・・・固定保持部、29・・・可動保持部、29b・・・弾性片、29c・・・突起部、31,32・・・貫通孔

Claims (4)

  1. 演奏者によって押離鍵操作される複数の鍵と、
    前記複数の鍵を上下方向に揺動可能に支持するフレームと、
    前記複数の鍵の押離鍵状態を検出するための複数のスイッチが配置された基板と、
    前記フレームに一体的に設けられ、前記基板の前端部を保持する第1の保持部と、
    前記フレームに一体的に設けられ、前記基板の後端部を保持する第2の保持部とを備えた鍵盤装置において、
    前記第1及び第2の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、鍵の並び方向に延設された変形部であって、上下方向に延設された固定端を有し、前後方向に変形する変形部を有し、
    前記変形部は、前記鍵の左右の側壁の間にて前記基板側に突出した突起を有し、
    少なくとも押鍵時に、前記突起の上端が前記鍵の側壁の下端より上方に位置するようにしたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 演奏者によって押離鍵操作される複数の鍵と、
    前記複数の鍵を上下方向に揺動可能に支持するフレームと、
    前記複数の鍵の押離鍵状態を検出するための複数のスイッチが配置された基板と、
    前記フレームに一体的に設けられ、前記基板の前端部を保持する第1の保持部と、
    前記フレームに一体的に設けられ、前記基板の後端部を保持する第2の保持部とを備えた鍵盤装置において、
    前記第1及び第2の保持部のうちの少なくとも一方の保持部は、鍵の並び方向に延設された変形部であって、上下方向に延設された固定端を有し、前後方向に変形する変形部を有し、
    前記フレームに段差を設け、前記段差の立ち上がり面に沿った貫通穴を前記フレームに延設することにより、前記立ち上がり面内に前記変形部及び前記固定端を構成したことを特徴とする鍵盤装置。
  3. 前記変形部は、前記鍵の左右の側壁の間にて前記基板側に突出した突起を有し、
    少なくとも押鍵時に、前記突起の上端が前記鍵の側壁の下端より上方に位置するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の鍵盤装置。
  4. 前記フレームに支持され、前記鍵の押離鍵操作に伴って揺動する揺動部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項のうちのいずれか1つに記載の鍵盤装置。
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