JP5356891B2 - センサネットワークシステム、センサネットワーク制御方法、およびリーダ - Google Patents

センサネットワークシステム、センサネットワーク制御方法、およびリーダ Download PDF

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Description

本発明は、センサネットワーク技術に関し、特に各ノードの無線環境に応じてノード間の無線通信に用いる周波数を設定する技術に関する。
近年、セキュリティ管理をはじめとして、空調・照明・室温管理、電気・ガスメーターのテレメタリング、生産現場・倉庫における流通管理、家庭における電気製品の遠隔制御、心拍数・体温・姿勢・手足の動き・緊急事態等の生体情報の監視など、センサーを用いた無線ネットワークの適用範囲が拡がっている。
このような無線ネットワークを用いた制御ネットワークは、センサネットワークシステムと呼ばれ、温度や湿度、電流、マグネットスイッチなどの物理量を計測するセンサが搭載された複数のノードを、無線通信によりネットワーク化して、これらノードで得られたセンサデータを収集している。また、LEDやブザーなどのアクチュエータをノードに搭載し、これらアクチュエータを制御するための制御データを配信するセンサネットワークもある。
センサネットワークシステムで用いられる無線通信としては、微弱無線、特定小電力無線、IEEE802.15.4をベースとしたZigBee(登録商標)といった無線通信がある。特に、ZigBeeは、マルチホップ無線に対応しており、シンプル、高信頼性、低コスト、低消費電力といった特長を持ち、柔軟なネットワークを構築できることから、有望視されている。
センサネットワークで用いられるこれら無線通信は、PAN(Personal Area Network)を実現する技術であり、PAN内においては、同一の無線周波数が用いられる。また、センサネットワークでは、ノードの小型化や省電力化を実現するため、比較的小さな送信電力を用いて無線通信を行う必要がある。
したがって、周囲の無線環境に影響されやすくなるため、センサネットワークの全ノードで共通して使用する周波数は、センサネットワークの品質性能に対して直接関係する重要な要素となる。
このような無線通信に用いる周波数を決定する際、無線LANや無線タグなどのワイヤレスネットワークでは、アクセスポイントやリーダが起動時に周囲で使用されている周波数をスキャンし、干渉の少ない最適な周波数を選択している。
この際、周囲の無線環境が、時々刻々と変化するケースも想定される。例えば、任意のノードの周囲に新たな無線デバイスが設置された場合、あるいはノード自体が他の無線デバイスの周囲に移設されたり、ノード自体が他の無線デバイスの周囲に移動した場合には、当該無線デバイスとの電波干渉が新たに発生して、ノード間で正常な無線通信ができなくなる。
従来、無線環境の変化に対応する技術として、無線ネットワークで使用する周波数を2つ定めておき、一方の周波数から他方の周波数へ切り替える際、任意の無線デバイスで周囲の無線環境をスキャンして、当該無線デバイスにおける周波数の切替可否を判定し、得られたスキャン結果や切替可否判定結果に基づき、マスタに選ばれた1つの無線デバイスが、他の無線デバイスにおける他方の周波数への切替可否を決定する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特表2008−539609号公報
"ZigBee Specification", Document 053474r17, ZigBee Standards Organization, 2008/1/17
このような従来技術は、一般的なワイヤレスネットワークを前提として、無線デバイスから得られたスキャン結果や切替可否判定結果に基づいて、周波数の切替可否を決定することにより、周波数の切り替えを自動化している。
しかしながら、センサネットワークシステムには、マルチホップ無線で構築される固有のトポロジやセンサデータの重要度など、それぞれのセンサネットワークシステムに固有の特徴がある。このため、単に従来技術をセンサネットワークへ適用しただけでは、当該センサネットワークシステムが持つ特徴を考慮した周波数切替を行うことができず、当該センサネットワークシステムにおいて良好なパフォーマンスが得られないという問題点がある。
すなわち、センサネットワークシステムでは、比較的小さな送信電力を用いて比較的広い範囲に配置されたノードから、マルチホップ無線を用いて各種センサデータを収集している。このため、各ノードにおける周囲の無線環境は、個々のノードの設置位置に応じて大きく異なる場合を想定する必要がある。
図14は、センサネットワークの通信状況(周波数切替前)を示す説明図である。ここでは、ネットワーク全体を管理するリーダLに対して、中継ルータR1,R2,R3,R4がマルチホップで順に接続されており、これら中継ルータR1〜R4の通信エリア内にはセンサデバイスがそれぞれ配置されている。このセンサネットワークではPANが実現されており、リーダL、中継ルータR1〜R4、およびセンサデバイスの各ノードにおいて、同一周波数CH1を用いて相互に無線通信を行う。これにより、各センサデバイスで得られたセンサデータが中継ルータR1〜R4を介してリーダLに収集され、リーダLから上位装置へ通知される。
このようなセンサネットワークにおいて、周波数CH1で動作中の中継ルータR4の周囲に周波数CH1に対する干渉源が発生し、隣接する中継ルータR3への無線通信の送信エラーレート(PER)が30%と上昇した場合、周波数CH1を例えば干渉の小さい周波数CH2へ切り替える必要がある。
リーダLが、中継ルータR4からのレポートに応じて上記通信状況の悪化を確認し、各ノードに対して周波数切替指示を行うことにより、センサネットワーク全体の周波数をCH1からCH2へ切り替えた場合、中継ルータR4,R3間の通信状況が改善される。
図15は、センサネットワークの通信状況(周波数切替後)を示す説明図である。ここでは、周波数CH2への切り替えにより、中継ルータR4,R3間の送信エラーレートは0%まで低下している。
しかしながら、中継ルータR1の周囲に、元々、周波数CH2に対する干渉源が存在していたことから、周波数CH1では良好であった、リーダLと中継ルータR1との間の通信状況が悪化し、例えば送信エラーレートが10%まで上昇している。
したがって、周波数の切替可否判定には、一部のノードの無線環境だけではなくすべてのノードの無線環境を総合的に考慮する必要がある。
また、マルチホップ無線の場合、中継ルータR1〜R4間や中継ルータR1とリーダLとの間の無線通信を介して、各センサデバイスからのセンサデータが収集される。このため、通信状況が悪化した箇所がどのノード間の無線通信かによって、センサネットワーク全体におけるセンサデータ収集効率に及ぼす影響度も異なる。
例えば、リーダLと中継ルータR1との間の無線通信では、すべてのセンサデータがやり取りされるため、図15に示すように、この無線通信での通信状況の悪化は、センサデータ収集効率に大きな影響を及ぼす。一方、中継ルータR4,R3間の無線通信は、中継ルータ4で収集されたセンサデータにしか影響を及ぼさない。
したがって、周波数の切替可否判定には、ノードの無線環境だけではなく、そのノードで扱うセンサデータ量についても考慮する必要がある。
また、センサネットワークシステムでは、各ノードから得られるセンサデータがそれぞれ等しい重要度を持つケースは希であり、各センサデータはそれぞれ異なる重要度を有している。したがって、重要度の高いセンサデータを優先して収集するには、当該ノードの通信状況が優先的に良好となるよう周波数へ切り替える必要がある。
さらに、センサネットワークシステムでは、マルチホップ無線を用いているため、中継ルータとして動作するノード自体が重要度の高いセンサデータをセンシングしていないにもかかわらず、重要度の高いセンサデータを中継するケースもある。したがって、このような中継ルータについても、その無線状況が優先的に良好となるよう周波数へ切り替える必要がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、同一周波数を用いて無線通信を行う複数のノードがマルチホップ無線を行うことによりセンサデータを収集するセンサネットワークシステムにおいて、当該センサネットワークシステムの特徴を考慮して、最適な周波数へ切り替えを行うことができるセンサネットワーク制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるセンサネットワークシステムは、複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、中継ルータは受信したセンサデータをマルチホップ無線によりリーダへ転送し、リーダは中継ルータを介して収集したセンサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムであって、中継ルータは、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理部と、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダへ送信するスキャン処理部と、リーダからの周波数切替指示に応じて、無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替処理部とを備え、リーダは、各中継ルータから受信したスキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択部と、各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出部と、中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出部と、各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を中継ルータへ送信する周波数切替処理部とを備え、重要度関連情報処理部は、重要度関連情報として、自己が接続されている親ノードを示す情報をリーダへ送信し、要度算出部は、重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータからリーダまでのホップ数を計数し、得られたホップ数に応じた指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたものである
また、本発明にかかる他のセンサネットワークシステムは、複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、中継ルータは受信したセンサデータをマルチホップ無線によりリーダへ転送し、リーダは中継ルータを介して収集したセンサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムであって、中継ルータは、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理部と、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダへ送信するスキャン処理部と、リーダからの周波数切替指示に応じて、無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替処理部とを備え、リーダは、各中継ルータから受信したスキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択部と、各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出部と、中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出部と、各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を中継ルータへ送信する周波数切替処理部とを備え、重要度関連情報処理部は、重要度関連情報として、自己に接続している子ノードを示す情報をリーダへ送信し、重要度算出部は、重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの子ノード数を計数し、得られた子ノード数が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる他のセンサネットワークシステムは、複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、中継ルータは受信したセンサデータをマルチホップ無線によりリーダへ転送し、リーダは中継ルータを介して収集したセンサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムであって、中継ルータは、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理部と、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダへ送信するスキャン処理部と、リーダからの周波数切替指示に応じて、無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替処理部とを備え、リーダは、各中継ルータから受信したスキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択部と、各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出部と、中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出部と、各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を中継ルータへ送信する周波数切替処理部とを備え、重要度関連情報処理部は、重要度関連情報として、自己に接続している子ノードで計測されるセンサデータの重要度を示す情報をリーダへ送信し、重要度算出部は、重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの各子ノードで計測されるすべてのセンサデータの重要度を合計し、得られた合計値が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる他のセンサネットワークシステムは、無線通信にて、エンドデバイスが複数の中継ルータを介してリーダと通信するセンサネットワークシステムであって、中継ルータは、少なくとも隣接する中継ルータの情報を含む重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理部を備え、リーダは、中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、各中継ルータからリーダまでのホップ数を算出し、当該ホップ数に基づいて各エンドデバイスとの通信に使用する周波数を決定するようにしたものである。
また、本発明にかかるセンサネットワーク制御方法は、複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、中継ルータは受信したセンサデータをマルチホップ無線によりリーダへ転送し、リーダは中継ルータを介して収集したセンサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムで用いられるセンサネットワーク制御方法であって、中継ルータの重要度関連情報処理部が、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理ステップと、中継ルータのスキャン処理部が、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダへ送信するスキャン処理ステップと、中継ルータの周波数切替処理部が、リーダからの周波数切替指示に応じて、無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替ステップと、リーダの周波数選択部が、各中継ルータから受信したスキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択ステップと、リーダの重要度算出部が、各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出ステップと、リーダの優先度算出部が、中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出ステップと、リーダの周波数切替処理部が、各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を中継ルータへ送信する周波数切替処理ステップとを備え、重要度関連情報処理ステップは、重要度関連情報として、自己が接続されている親ノードを示す情報をリーダへ送信し、重要度算出ステップは、重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータからリーダまでのホップ数を計数し、得られたホップ数に応じた指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたものである
また、本発明にかかる他のセンサネットワーク制御方法は、複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、中継ルータは受信したセンサデータをマルチホップ無線によりリーダへ転送し、リーダは中継ルータを介して収集したセンサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムで用いられるセンサネットワーク制御方法であって、中継ルータの重要度関連情報処理部が、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理ステップと、中継ルータのスキャン処理部が、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダへ送信するスキャン処理ステップと、中継ルータの周波数切替処理部が、リーダからの周波数切替指示に応じて、無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替ステップと、リーダの周波数選択部が、各中継ルータから受信したスキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択ステップと、リーダの重要度算出部が、各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出ステップと、リーダの優先度算出部が、中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出ステップと、リーダの周波数切替処理部が、各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を中継ルータへ送信する周波数切替処理ステップとを備え、重要度関連情報処理ステップは、重要度関連情報として、自己に接続している子ノードを示す情報をリーダへ送信し、重要度算出ステップは、重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの子ノード数を計数し、得られた子ノード数が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたものである。
また、本発明にかかる他のセンサネットワーク制御方法は、複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、中継ルータは受信したセンサデータをマルチホップ無線によりリーダへ転送し、リーダは中継ルータを介して収集したセンサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムで用いられるセンサネットワーク制御方法であって、中継ルータの重要度関連情報処理部が、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、リーダへ送信する重要度関連情報処理ステップと、中継ルータのスキャン処理部が、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダへ送信するスキャン処理ステップと、中継ルータの周波数切替処理部が、リーダからの周波数切替指示に応じて、無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替ステップと、リーダの周波数選択部が、各中継ルータから受信したスキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択ステップと、リーダの重要度算出部が、各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出ステップと、リーダの優先度算出部が、中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出ステップと、リーダの周波数切替処理部が、各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を中継ルータへ送信する周波数切替処理ステップとを備え、重要度関連情報処理ステップは、重要度関連情報として、自己に接続している子ノードで計測されるセンサデータの重要度を示す情報をリーダへ送信し、重要度算出ステップは、重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの各子ノードで計測されるすべてのセンサデータの重要度を合計し、得られた合計値が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたものである。
また、本発明にかかるリーダは、無線通信にて、エンドデバイスが複数の中継ルータを介してリーダと通信するセンサネットワークシステムで用いられるリーダであって、各中継ルータからリーダまでのホップ数を算出し、当該ホップ数に基づいて各エンドデバイスとの通信に使用する周波数を決定し、当該周波数を中継ルータに通知するようにしたものである。
本発明によれば、同一周波数を用いて無線通信を行う複数のノードがマルチホップ無線を行うことによりセンサデータを収集するセンサネットワークシステム1において、当該センサネットワークシステムの特徴、すなわち各ノードの無線環境、センサネットワークシステム全体のトポロジ、あるいは各センサデータの重要度を考慮して、周波数の切替可否判定を適切に行うことができる。
本発明の本実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 子ノードのトポロジ情報を示す説明図である。 中継ルータ自身のトポロジ情報を示す説明図である。 センサデータ重要度情報を示す説明図である。 スキャン結果を示す説明図である。 中継ルータの処理動作を示すフローチャートである。 リーダの処理動作を示すフローチャートである。 周波数切替処理を示すフローチャートである。 周波数選択結果を示す説明図である。 重要度を示す説明図である。 優先度を示す説明図である。 センサネットワークシステムの構成例である。 本実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの動作例を示すシーケンス図である。 センサネットワークの通信状況(周波数切替前)を示す説明図である。 センサネットワークの通信状況(周波数切替後)を示す説明図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[センサネットワークシステム]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるセンサネットワークシステムについて説明する。図1は、本実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
このセンサネットワークシステム1は、予め設定された複数の候補周波数(チャネル)のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイスED、複数の中継ルータ10、および1つのリーダ20を含んでいる。
エンドデバイスEDは、温度や湿度、電流、マグネットスイッチなどの物理量を計測する各種センサデバイスからなるセンサ、無線通信モジュール、制御用半導体チップなどを搭載した小型の端末デバイスからなり、計測対象の近傍に設置されて、自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信する機能を有している。
中継ルータ10は、小型の無線通信端末からなり、他の中継ルータ10とマルチホップ無線を行うことにより、エンドデバイスEDから受信したセンサデータをリーダ20へ転送する機能を有している。
リーダ20は、無線通信機能を有する情報処理装置からなり、中継ルータ10を介して収集したセンサデータを上位装置30へ通知する機能を有している。
本実施の形態は、各中継ルータ10で、センサネットワークシステム1全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報をリーダ20へ送信するとともに、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダ20へ送信し、リーダ20で、中継ルータ10から受信した重要度関連情報とスキャン結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度を算出し、これら優先度に基づき選択した最適周波数への切り替えを、各中継ルータ10に対して指示するようにしたものである。
[中継ルータの構成]
次に、図1を参照して、中継ルータの構成について詳細に説明する。
中継ルータ10には、主な機能部として、センサ11、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)12、初期処理部13、記憶部14、センサデータ処理部15、重要度関連情報処理部16、エラー処理部17、周波数スキャン処理部18、および周波数切替処理部19が設けられている。
センサ11は、温度や湿度、電流、マグネットスイッチなどの各種センサデバイスからなり、中継ルータ10の周囲から物理量を計測する機能を有している。
無線I/F部12は、専用の無線通信回路からなり、リーダ20から指定された周波数を用いて、他のノードと無線通信を行う機能を有している。
初期処理部13は、中継ルータ10の動作を初期化する際、自己の親ノードを介してリーダ20と接続処理を行うことにより、センサネットワークシステム1へ接続する機能を有している。
記憶部14は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、中継ルータ10がセンサネットワークシステム1に接続して無線通信およびセンサデータ収集処理を行うために必要な処理情報を記憶する機能を有している。
記憶部14で記憶される主な処理情報としては、無線通信に用いる候補周波数や現用の周波数を示すチャネル情報、センサ11で計測したセンサデータ、および配下のノードから受信したセンサデータのほか、リーダ20での周波数切替処理に用いる重要度を算出するための重要度関連情報や、無線I/F部12でスキャンした自己の周囲における各候補周波数の使用状況を示すスキャン結果がある。
このうち、重要度関連情報については、中継ルータ10に隣接する子ノードのトポロジ情報、中継ルータ10自身のトポロジ情報、中継ルータ10に隣接する子ノードおよび中継ルータ10自身で計測されるセンサデータの重要度を示すセンサデータ重要度情報がある。
ここで、子ノードとは、中継ルータ10の通信エリア内に位置し、当該中継ルータ10と直接無線通信を行うノードであり、エンドデバイスEDだけでなく、当該中継ルータ10とマルチホップ無線で直接接続されている下位(ネットワークトポロジにおいてリーダ20とは反対側)の中継ノード10も含まれる。なお、当該中継ルータ10とマルチホップ無線で直接接続されている上位(ネットワークトポロジにおいてリーダ20側)の中継ノード10を親ノードという。
図2は、子ノードのトポロジ情報を示す説明図である。
中継ルータ10に隣接している子ノードのトポロジ情報には、マルチホップ無線で中継ルータ10に直接接続されている下位の中継ルートに関するネイバー情報と、中継ルータ10に直接接続されているエンドデバイスEDに関するネイバー情報とが含まれている。なお、ネイバーとは、一般に、当該中継ルータ10の隣接ノードのことをいう。
個々のネイバー情報には、当該子ノードが所属するセンサネットワークシステム1のPANを識別するためのPANID、当該子ノードをPAN上で識別するためのノードID、当該子ノードが、リーダ、中継ルータ、エンドデバイスのいずれの種別であるかを示すノード種別などの各種属性情報が含まれている。
図3は、中継ルータ自身のトポロジ情報を示す説明図である。
中継ルータ自身のトポロジ情報には、ネイバー情報と同様のPANID、ノードID、ノード種別のほか、センサデータの送信先となるリーダ20をPAN上で識別するための送信先ノードID、当該中継ルータが直属する親ノードをPAN上で識別するための親ノードIDなどの各種属性情報が含まれている。
図4は、センサデータ重要度情報を示す説明図である。
センサデータ重要度情報には、自己のセンサ11、マルチホップ無線で中継ルータ10に直接接続されている下位の中継ルートに搭載されたセンサ、中継ルータ10に直接接続されているエンドデバイスEDに搭載されたセンサごとに、これらセンサで計測されるセンサデータの重要度が含まれている。
個々のセンサデータ重要度情報には、温度や湿度、電流、マグネットスイッチなど、当該センサで計測するセンサデータに応じたセンサ種別や、センサネットワークシステム1全体におけるセンサデータ収集処理における当該センサデータの重要性を示す重要度などの各種属性情報が含まれている。
図5は、スキャン結果を示す説明図である。
スキャン結果は、予め設定された複数の候補周波数(チャネル)ごとに、中継ルータ10の無線I/F部12で計測した、当該候補周波数における電界強度(雑音信号レベル)が登録されている。
センサデータ処理部15は、センサ11で計測したセンサデータ、および配下のノードから受信したセンサデータを、一定周期あるいはイベントドリブンで無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知する機能を有している。
重要度関連情報処理部16は、センサネットワークシステム1全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を記憶部14から取得する機能と、無線I/F部12により配下のノードから重要度関連情報を受信する機能と、これら重要度関連情報を一定周期あるいはイベントドリブンで無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知する機能を有している。
エラー処理部17は、親ノードへ送信した重要度関連情報やセンサデータに対する親ノードからの肯定応答(ACK)を正常に受信できなかった回数をエラー回数として計数する機能と、一定期間におけるデータ送信回数とエラー回数との比を示す送信エラーレートが規定値を越えた場合、当該エラー状況を示すエラーレポートを無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知する機能を有している。
なお、エラーレポートについては公知の技術を利用すればよい。例えば、ZigBeeのFrecuency Agility機能では、ある一定のエラービットレート(25%)を越えた場合、PANを管理しているコーディネータに対してノードからエラーレポートを送信するという仕様が規定されている(例えば、非特許文献1など参照)。
周波数スキャン処理部18は、無線I/F部12で受信したリーダ20からのスキャン要求に応じて、無線I/F部12を制御して、自己の周囲における各候補周波数の電界強度を、各候補周波数の使用状況としてスキャンする機能と、得られたスキャン結果を無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知する機能を有している。
周波数切替処理部19は、無線I/F部12で受信したリーダ20からの周波数切替指示に応じて、無線I/F部12を制御して、他ノードとの無線通信に用いる周波数を指示された周波数へ切り替える機能を有している。
なお、中継ルータ10における初期処理部13、センサデータ処理部15、重要度関連情報処理部16、エラー処理部17、周波数スキャン処理部18、および周波数切替処理部19の各機能部は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各種処理部を実現する演算処理部から構成される。これら機能部の一部またはすべてを演算処理回路で実現してもよい。
[リーダの構成]
次に、図1を参照して、リーダの構成について詳細に説明する。
リーダ20には、主な機能として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)21、無線インターフェース部(以下、無線I/F部という)22、初期処理部23、記憶部24、センサデータ処理部25、重要度算出部26、周波数選択部27、優先度算出部28、および周波数切替処理部29が設けられている。
通信I/F部21は、専用のデータ通信回路からなり、サーバなどの上位装置30とLANなどの通信回線を介してデータ通信を行う機能を有している。
無線I/F部22は、専用の無線通信回路からなり、初期処理部23あるいは周波数切替処理部29で決定した最適周波数を用いて、他のノードと無線通信を行う機能を有している。
初期処理部23は、リーダ20の動作を初期化する際、候補周波数のうちから最適な周波数を現用周波数として選択する機能と、選択した現用周波数を用いて子ノードと無線通信を開始してセンサネットワークシステム1のためのワイヤレスネットワークを構築する機能とを有している。
記憶部24は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、リーダ20がワイヤレスネットワークを構築して無線通信およびセンサデータ収集処理を行うために必要な処理情報を記憶する機能を有している。
記憶部24で記憶される主な処理情報としては、無線通信に用いる候補周波数や現用の周波数を示すチャネル情報、配下のノードで計測されたセンサデータ、各中継ルータ10から通知された重要度関連情報およびスキャン結果がある。
このほか、自己に隣接している子ノードに関するトポロジ情報や自己に隣接している子ノードおよび自己に搭載されているセンサで計測されるセンサデータの重要度などの自己の重要度関連情報、無線I/F部22でスキャンした自己の周囲における各候補周波数の使用状況を示すスキャン結果、これら各中継ルータ10および自己に関する重要度関連情報やスキャン結果から算出した、各中継ルータ10および自己でのセンサデータ収集処理に関する重要度、これら重要度から算出した各候補周波数の優先度などがある。
センサデータ処理部25は、無線I/F部22で中継ルータ10から受信した、各ノードで計測されたセンサデータを、通信I/F部21から上位装置30へ通知する機能を有している。
重要度算出部26は、無線I/F部22で中継ルータ10から受信した重要度関連情報を記憶部24へ保存する機能と、記憶部24から取得した各中継ルータ10および自己の重要度関連情報に基づいて、各中継ルータ10およびリーダ20からなるノードごとに、センサネットワークシステム1全体で行われる全体センサデータ収集処理における、当該ノードで行うセンサデータ収集処理に関する重要性を示す重要度を算出する機能を有している。
周波数選択部27は、無線I/F部22を制御して、自己の周囲における各候補周波数の電界強度を、各候補周波数の使用状況としてスキャンして記憶部24へ保存する機能と、無線I/F部22で中継ルータ10から受信したスキャン結果、および記憶部24で記憶している自己のスキャン結果を参照し、これらスキャン結果に含まれている候補周波数の電界強度と、ノード間の無線通信で必要となる基準雑音レベルとの比較結果に基づき、各中継ルータ10およびリーダ20において使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する機能とを有している。
優先度算出部28は、重要度算出部26で算出された各中継ルータ10およびリーダ20に関する重要度と、周波数選択部27で選択された各中継ルータ10およびリーダ20で使用可能な候補周波数とに基づいて、すべてのノードで使用する周波数として優先して使用すべき度合いを示す優先度を、候補周波数ごとに算出する機能とを有している。
周波数切替処理部29は、優先度算出部28で算出された各候補周波数の優先度に基づいて、すべてのノードで使用すべき最適周波数を選択する機能と、この最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を、無線I/F部22から中継ルータへ送信する機能とを有している。
なお、リーダ20における初期処理部23、センサデータ処理部25、重要度算出部26、周波数選択部27、優先度算出部28、および周波数切替処理部29の各機能部は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部24に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各種処理部を実現する演算処理部から構成される。なお、これら機能部の一部またはすべてを演算処理回路で実現してもよい。
[本実施の形態の動作]
次に、本実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの動作について説明する。ここでは、センサネットワークシステム1の各ノードがZigBeeに基づくワイヤレスネットワークによりPANを構成する場合を例として、中継ルータ10における処理動作と、リーダ20における処理動作について、それぞれ説明する。
[中継ルータの動作]
まず、図6を参照して、本実施の形態にかかる中継ルータの処理動作について詳細に説明する。図6は、中継ルータの処理動作を示すフローチャートである。
中継ルータ10は、自己の起動に応じて、図6の処理動作を開始する。
まず、初期処理部13により、ZigBeeの仕様に基づいて各種初期処理を実行することにより、親ノードと無線通信を開始してセンサネットワークシステム1のためのワイヤレスネットワークに接続する(ステップ100)。
ここでは、ワイヤレスネットワークに対する自己の接続処理や、自己の通信エリア内に在圏する子ノードのワイヤレスネットワークに対する接続処理、これら接続処理結果で得られた自己および子ノードに関するトポロジ情報の取得および記憶部14への保存、自己および子ノードで得られるセンサデータの重要度の取得および記憶部14への保存などの各種初期処理が実行される。
なお、センサデータの重要度については、各ノードに予め登録されているものを用いてもよく、個々のセンサの種別に基づき、予め記憶部14に登録されている対応テーブルを参照して、当該センサ種別に対応する重要度を取得してもよい。
この後、中継ルータ10は、CPUのタイマ機能を利用して、一定間隔で各種データの送信タイミングを計時し(ステップ101)、送信タイミングの到来に応じて(ステップ101:YES)、重要度関連情報処理部16により、記憶部14から重要度関連情報を取得して、無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知する(ステップ102)。
また、センサ11や子ノードで計測された新たなセンサデータが記憶部14に保存されている場合には、センサデータ処理部15により、記憶部14からこれらセンサデータを取得して、無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知する(ステップ103)。
これら重要度関連情報やセンサデータについては、これらデータの更新や取得のイベントが発生したタイミングに応じて、イベントドリブンで無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知してもよい。
この後、中継ルータ10は、エラー処理部17により、無線I/F部12から送信した重要度関連情報やセンサデータに対する肯定応答(ACK)を、無線I/F部12により親ノードから正常受信できたかどうか検査し(ステップ104)、データ送信から規定時間内に正常受信できた場合には(ステップ104:YES)、ステップ101へ戻る。
一方、肯定応答が正常受信できなかった場合(ステップ104:NO)、エラー処理部17は、送信データエラーが発生したと判定してエラー回数を計数し(ステップ105)、一定期間におけるデータ送信回数とエラー回数との比を示す送信エラーレートを算出して、規定値と比較する(ステップ106)。
ここで、送信エラーレートが規定値以下の場合には(ステップ106:YES)、ステップ101へ戻る。
また、送信エラーレートが規定値を越えた場合には(ステップ106:NO)、自己および親ノードのネットワークIDやエラーレートなど、当該送信データエラーの状況を示すエラーレポートを、無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知し(ステップ107)、ステップ101へ戻る。
また、ステップ101において、送信タイミングが到来していない場合(ステップ101:NO)、中継ルータ10は、無線I/F部12により、リーダ20からのスキャン要求を受信しているか確認する(ステップ110)。
ここで、スキャン要求を受信している場合(ステップ110:YES)、周波数スキャン処理部18により、無線I/F部12を制御して、自己の周囲における各候補周波数の電界強度を、各候補周波数の使用状況としてスキャンし(ステップ111)、得られたスキャン結果を無線I/F部12から親ノードへ送信することにより、リーダ20へ通知し(ステップ112)、ステップ101へ戻る。
また、ステップ110において、スキャン要求を受信していない場合(ステップ110:NO)、中継ルータ10は、無線I/F部12により、リーダ20からの周波数切替指示を受信しているか確認する(ステップ120)。
ここで、周波数切替指示を受信している場合(ステップ120:YES)、周波数切替処理部19により、無線I/F部12を制御して、他ノードとの無線通信に用いる周波数を指示された周波数へ切り替え(ステップ121)、ステップ101へ戻る。また、周波数切替指示を受信していない場合(ステップ120:NO)、ステップ101へ戻る。
[リーダの動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかるリーダの処理動作について詳細に説明する。図7は、リーダの処理動作を示すフローチャートである。
リーダ20は、自己の起動に応じて、図7の処理動作を開始する。
まず、初期処理部23により、ZigBeeの仕様に基づいて各種初期処理を実行することにより、子ノードと無線通信を開始してセンサネットワークシステム1のためのワイヤレスネットワークを構築する(ステップ130)。
ここでは、無線I/F部22で自己の周囲における各候補周波数の電界強度(雑音信号レベル)スキャンして最も電界強度の低い候補周波数を、ワイヤレスネットワークの現用周波数として決定する周波数決定処理や、自己の通信エリア内に在圏する子ノードのワイヤレスネットワークに対する接続処理、これら接続処理結果で得られた子ノードに関するトポロジ情報の取得および記憶部24への保存などの各種初期処理が実行される。
この後、リーダ20は、無線I/F部22により、中継ルータ10からの重要度関連情報を受信しているか確認する(ステップ131)。ここで、重要度関連情報を受信している場合(ステップ131:YES)、重要度算出部26により、受信した重要度関連情報を記憶部24へ保存し(ステップ132)、ステップ131へ戻る。
また、ステップ131で、重要度関連情報を受信していない場合(ステップ131:NO)、リーダ20は、無線I/F部22により、中継ルータ10からのセンサデータを受信しているか確認する(ステップ133)。ここで、センサデータを受信している場合(ステップ133:YES)、センサデータ処理部25により、通信I/F部21から上位装置30へ通知し(ステップ134)、ステップ131へ戻る。
また、ステップ133で、センサデータを受信していない場合(ステップ133:NO)、リーダ20は、無線I/F部22により、中継ルータ10からエラーレポートを受信しているか確認する(ステップ135)。ここで、エラーレポートを受信していない場合(ステップ135:NO)、ステップ131へ戻る。
一方、エラーレポートを受信している場合(ステップ135:YES)、ワイヤレスネットワークで使用中の現用周波数を新たな周波数へ切り替えるための周波数切替処理を実行し(ステップ136)、ステップ131へ戻る。
図8は、周波数切替処理を示すフローチャートである。
リーダ20は、図7のステップ136において、図8に示す周波数切替処理を実行する。
まず、リーダ20は、各中継ルータ10に対するスキャン要求を無線I/F部22から送信し(ステップ150)、これに応じて無線I/F部22から返送されたスキャン結果を、無線I/F部22を介して受信し、記憶部24へ保存する(ステップ151)。また、周波数選択部27により、無線I/F部22を制御して、自己の周囲における各候補周波数の電界強度を、各候補周波数の使用状況としてスキャンして記憶部24へ保存する(ステップ152)。
続いて、リーダ20は、周波数選択部27により、記憶部24から中継ルータ10および自己のスキャン結果を読み出し、これらスキャン結果に含まれている候補周波数の電界強度と、ノード間の無線通信で必要となる基準雑音レベルとの比較結果に基づき、リーダ20および各中継ルータ10において使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する(ステップ153)。
図9は、周波数選択結果を示す説明図である。ここでは、リーダ20および各中継ルータ10からなるノードごとに、各候補周波数(チャネル)の使用可否が○(使用可),×(使用不可)で示されている。
次に、リーダ20は、重要度算出部26により、記憶部24から自己および各中継ルータ10の重要度関連情報を読み出し、これら重要度関連情報に基づいて、リーダ20および各中継ルータ10からなるノードごとに、センサネットワークシステム1全体で行われる全体センサデータ収集処理における、当該ノードで行うセンサデータ収集処理に関する重要性を示す重要度を算出する(ステップ154)。
図10は、重要度を示す説明図である。ここでは、リーダ20および各中継ルータ10からなるノードの重要度として、子ノード数重要度、ホップ数重要度、センサデータ重要度からなる3種類の重要度が示されている。
子ノード数重要度は、当該ノードと隣接している子ノードの数が大きいほど高くなる指標値であり、例えば重要度関連情報に基づいて当該ノードと隣接している子ノードの数を計数した子ノード数を用いればよい。
これにより、最適周波数を選択する際、子ノード数が多いノードほど、すなわち多くのセンサからセンサデータを収集するノードほど、重要なノードとして考慮することができる。
また、ホップ数重要度は、当該ノードからリーダ20までのホップ数が大きいほど低くなる指標値であり、例えば重要度関連情報に基づいて計数した当該ノードのホップ数を、当該マルチホップ無線の最大ホップ数以上の規定ホップ数から減算した値を用いればよい。
これにより、最適周波数を選択する際、ホップ数が少ないノードほど、すなわち多くのセンサデータを転送するノードほど、重要なノードとして考慮することができる。
なお、当該ノードの下位に接続されているすべてのノード数により、上記ホップ数を重み付けした指標値を、ポップ数重要度として用いてもよい。
また、センサデータ重要度は、当該ノードと隣接している子ノードで計測されるすべてりセンサデータの重要度の合計が大きいほど高くなる指標値であり、例えば重要度関連情報に基づいて当該ノードと隣接している子ノードで計測されるすべてりセンサデータの重要度を合計した値を用いればよい。
これにより、最適周波数を選択する際、重要度の大きいセンサデータを数多く収集しているノードほど、すなわちセンサネットワークシステムにおけるセンサデータ収集処理において重要となるセンサデータを収集しているノードほど、重要なノードとして考慮することができる。
この後、リーダ20は、子ノード数重要度、ホップ数重要度、センサデータ重要度からなる3種類の重要度を、リーダ20および各中継ルータ10からなるノードごとに、これら重要度を合計することによりノード別重要度を算出する。この際、3つの重要度を単に均等に合計してもよく、予め設定しておいた個別の重み係数を用いて積和計算することにより、ノード別重要度を算出してもよい。また、いずれか1つまたは2つの重み係数をゼロとしてもよい。
これにより、センサネットワークシステム1に求められる特徴に応じたノード別重要度を算出することができる。
続いて、リーダ20は、優先度算出部28により、重要度算出部26で算出された各中継ルータ10およびリーダ20に関するノード別重要度と、周波数選択部27で選択された各中継ルータ10およびリーダ20で使用可能な候補周波数とに基づいて、すべてのノードで共通して使用する周波数として優先使用すべき度合いを示す優先度を、候補周波数ごとに算出する(ステップ155)。
図11は、優先度を示す説明図である。ここでは、リーダ20および各中継ルータ10からなるノードと各候補周波数の交差欄に、当該ノードのノード別重要度が並べられている。このうち、任意のノードにおいて使用不可と判定された候補周波数のノード別重要度は「0」に置換されている。すなわち図9において、使用可能を示す○印が記載されている欄には、当該ノードのノード別重要度が記載され、使用不可を示す×印が記載されている欄には「0」が記載されている。
優先度算出部28は、これらノード別重要度を候補周波数ごとに合計することにより、周波数別優先度を算出する。
これにより、周波数別優先度において、任意のノードにおいて使用不可と判定された候補周波数に関するノード別重要度を評価せず、任意のノードにおいて使用可能と判定された候補周波数に関するノード別重要度のみを評価することができる。
したがって、多くのノードで使用可能な周波数であるだけでなく、これらノードとして、当該ノードでのセンサデータ収集処理が、センサネットワークシステム1全体で行われる全体センサデータ収集処理において重要性が高いノードを含むような候補周波数が、最適周波数として選択される。
この後、リーダ20は、周波数切替処理部29により、優先度算出部28で算出された周波数別優先度のうち最も高い周波数別優先度を示す候補周波数を、すべてのノードで使用すべき最適周波数として選択し(ステップ156)、現用周波数からこの最適周波数への切り替えを指示する周波数切替指示を、無線I/F部22から中継ルータへ送信する(ステップ157)。
これにより、各ノードで現用周波数が最適周波数へ切り替えられて、各ノード間で無線通信が再開され、リーダ20は、初期処理部23により、センサネットワークシステム1のワイヤレスネットワークを再構築した後(ステップ158)、一連の周波数切替処理を終了する。
[本実施の形態の動作例]
次に、図12および図13を参照して、本実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの動作例について説明する。図12は、センサネットワークシステムの構成例である。図13は、本実施の形態にかかるセンサネットワークシステムの動作例を示すシーケンス図である。
ここでは、図12に示す構成を有するセンサネットワークシステム1において、中継ルータR1からのエラーレポートに応じて、リーダ20で周波数切替処理を行う場合を例として説明する。
図12に示すように、このセンサネットワークシステム1には、1とリーダL(20)と4つの中継ルータR1〜R4(10)が設けられており、マルチホップ無線によりリーダLから中継ルータR1,R2,R3,R4の順に中継ルータR1〜R4が接続されている。
また、リーダLには4つのエンドデバイスが接続されており、同様にして中継ルータR1,R2,R3,R4には、それぞれ2つ、2つ、2つ、3つのエンドデバイスがそれぞれ接続されている。
このようなセンサネットワークシステム1において、各中継ルータR1〜R4からリーダLへ重要度関連情報が送信される(ステップ200)。リーダLは、これら重要度関連情報を受信して記憶部へ保存する(ステップ201)。
また、各中継ルータR1〜R4からリーダLへ、子ノードおよび自己で計測したセンサデータが送信される(ステップ202)。リーダLは、これらセンサデータを受信して上位装置30へ通知する(ステップ203)。
これら重要度関連情報やセンサデータの送信タイミングについては、中継ルータR1〜R4ごとに別個であってもよい。
この後、中継ルータR1で送信エラーレートが規定値を超えた場合、中継ルータR1からリーダLに対してエラーリポートが送信される(ステップ210)。
これに応じて、リーダLから各中継ルータR1〜R4に対してスキャン要求が送信され(ステップ211)、各中継ルータR1〜R4からリーダLへスキャン結果が送信される(ステップ212)。
リーダLでは、これらスキャン結果に基づいて、各中継ルータR1〜R4および自己で使用可能な候補周波数が選択されるとともに(ステップ213)、保存しておいた重要度関連情報に基づいてノード別重要度が算出される(ステップ214)。
そして、これら周波数選択結果とノート別重要度に基づいて、周波数別優先度が算出され(ステップ215)、周波数別優先度に基づいて最適周波数が選択される(ステップ216)。
ここで、図12に示すようなセンサネットワークシステム1のトポロジの場合、リーダLと中継ルータR1〜R4の子ノード数は、それぞれ「5」,「3」,「3」,「3」,「3」となり、図10に示すような子ノード数重要度が算出される。
また、リーダLと中継ルータR1〜R4のホップ数は、それぞれ「0」,「1」,「2」,「3」,「4」であることから、規定ホップ数を「10」とした場合、規定ホップ数と実ホップ数との差で求められるホップ数重要度は、図10に示すように、それぞれ「10」,「9」,「8」,「7」,「6」となる。
また、図12に示すように、中継ルータR1〜R4で計測されるセンサデータの重要度がそれぞれ「2」,「5」,「3」,「1」であり、リーダLのエンドデバイスで計測されるセンサデータの重要度がそれぞれ「2」であるものとする。
同じく、中継ルータR1のエンドデバイスで計測されるセンサデータの重要度がそれぞれ「5」であり、中継ルータR2のエンドデバイスで計測されるセンサデータの重要度がそれぞれ「1」であり、中継ルータR3のエンドデバイスで計測されるセンサデータの重要度がそれぞれ「1」であり、中継ルータR4のエンドデバイスで計測されるセンサデータの重要度がそれぞれ「1」であるものとする。
このような場合、これら重要度をリーダLと中継ルータR1〜R4ごとに合計して得られるセンサデータ重要度は、図10に示すように、それぞれ「10」,「15」,「3」,「3」,「3」となる。
したがって、これら子ノード数重要度、ホップ数重要度、センサデータ重要度を、リーダLおよび中継ルータR1〜R4ごとに合計して得られるノード別重要度は、図10に示すように、それぞれ「25」,「27」,「14」,「13」,「12」となる。
この後、図9において、使用可能を示す○印が記載されている欄に相当するノード別重要度が候補周波数ごとに合計される。これにより、候補周波数CH1〜CH5の周波数別優先度は、図11に示すように、それぞれ「12」,「52」,「64」,「66」,「40」となる。
この結果、候補周波数のうち最も高い周波数別優先度「66」を持つCH4が、最適周波数として選択される。
従来のように、中継ルータR1からのエラーレポートに応じて現用周波数を切り替える場合、例えば最も多くの中継ルータで使用可能となるCH3が、最適周波数として選択される。しかしながら、CH3では、重要度の高いセンサデータを多く収集している中継ルータR1で電波干渉が起きやすくなり、センサネットワークシステム1に求められている目的に応じたセンサデータ収集処理を実現できなくなる。
本実施の形態によれば、CH4が最適周波数として選択されるため、中継ルータR3,R4での電波干渉が起きやすくなるものの、これら中継ルータR3,R4で収集されるセンサデータ量が少なく、またセンサデータの重要度が低いことから、センサネットワークシステム1に求められている目的に応じたセンサデータ収集処理を実現することが可能となる。
このようにして、リーダLにより最適周波数が選択され、リーダLから各中継ルータR1〜R4に対して、周波数切替指示が送信され(ステップ217)、各中継ルータR1〜R4からそれぞれの配下のエンドデバイスへ周波数切替指示が送信され(ステップ218)。
これにより、センサネットワークシステム1に属するすべてのノードで、現用周波数が最適周波数へ切り替えられることになる(ステップ219)。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、各中継ルータ10で、センサネットワークシステム1全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理にの重要度に関する重要度関連情報をリーダ20へ送信するとともに、自己の周囲における各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果をリーダ20へ送信し、リーダ20で、中継ルータ10から受信した重要度関連情報とスキャン結果とから、候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度を算出し、これら優先度に基づき選択した最適周波数への切り替えを、各中継ルータ10に対して指示するようにしている。
これにより、同一周波数を用いて無線通信を行う複数のノードがマルチホップ無線を行うことによりセンサデータを収集するセンサネットワークシステム1において、当該センサネットワークシステムの特徴、すなわち各ノードの無線環境、センサネットワークシステム全体のトポロジ、あるいは各センサデータの重要度を考慮して、周波数の切替可否判定を適切に行うことができる。
また、本実施の形態では、中継ルータ10から、重要度関連情報として、自己に接続している子ノードを示す情報(子ノードのトポロジ情報)をリーダ20へ送信し、リーダ20で、この重要度関連情報に基づいて当該中継ルータ10と隣接している子ノードの数を計数し、得られた子ノード数が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータ10の重要度として算出するようにしたので、最適周波数を選択する際、子ノード数が多いノードほど、すなわち多くのセンサからセンサデータを収集するノードほど、重要なノードとして考慮することができる。
また、本実施の形態では、中継ルータ10から、重要度関連情報として、自己が接続されている親ノードを示す情報(中継ルータ自身のトポロジ情報)をリーダ20へ送信し、リーダ20で、この重要度関連情報に基づいて当該中継ルータ10からリーダ20までのホップ数を計数し、得られたホップ数が大きいほど低くなる指標値を当該中継ルータ10の重要度として算出するようにしたので、最適周波数を選択する際、ホップ数が少ないノードほど、すなわち多くのセンサデータを転送するノードほど、重要なノードとして考慮することができる。
また、本実施の形態では、中継ルータ10から、重要度関連情報として、自己に接続している子ノードで計測されるセンサデータの重要度を示す情報(センサデータ重要度情報)をリーダ20へ送信し、リーダ20で、この重要度関連情報に基づいて当該中継ルータの子ノードで計測されるすべてのセンサデータの重要度を合計し、得られた合計値が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの重要度として算出するようにしたので、最適周波数を選択する際、重要度の大きいセンサデータを数多く収集しているノードほど、すなわちセンサネットワークシステムにおけるセンサデータ収集処理において重要となるセンサデータを収集しているノードほど、重要なノードとして考慮することができる。
また、本実施の形態では、自己に接続している子ノードを示す情報、自己が接続されている親ノードを示す情報、および自己に接続している子ノードで計測されるセンサデータの重要度を示す情報の3種類すべてを、中継ルータ10から重要度関連情報としてリーダ20へ送信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。当該センサネットワークシステムの特徴に応じて、前述した3種類のいずれか1つまたは複数を、中継ルータ10から重要度関連情報としてリーダ20へ送信すればよい。
また、本実施の形態では、各中継ノード10にセンサ11が搭載されており、当該中継ノード10で計測したセンサデータを、子ノードからのセンサデータとともにリーダへ送信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。中継ノード10にセンサ11が搭載されていない場合でも、前述と同様にして本実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、本実施の形態では、リーダ20の子ノードとしてエンドデバイスEDが含まれており、これらエンドデバイスEDからのセンサデータを、中継ルータ10からのセンサデータととにリーダへ送信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。リーダ20の子ノードとしてエンドデバイスEDが含まれていない場合でも、前述と同様にして本実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
1…センサネットワークシステム、10…中継ルータ、11…センサ、12…無線I/F部、13…初期処理部、14…記憶部、15…センサデータ処理部、16…重要度関連情報処理部、17…エラー処理部、18…周波数スキャン処理部、19…周波数切替処理部、20…リーダ、21…通信I/F部、22…無線I/F部、23…初期処理部、24…記憶部、25…センサデータ処理部、26…重要度算出部、27…周波数選択部、28…優先度算出部、29…周波数切替処理部、30…上位装置、ED…エンドデバイス。

Claims (8)

  1. 複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、前記エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、前記中継ルータは受信した前記センサデータをマルチホップ無線により前記リーダへ転送し、前記リーダは前記中継ルータを介して収集した前記センサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムであって、
    前記中継ルータは、
    当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理部と、
    自己の周囲における前記各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果を前記リーダへ送信するスキャン処理部と、
    前記リーダからの周波数切替指示に応じて、前記無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替処理部と
    を備え、
    前記リーダは、
    前記各中継ルータから受信した前記スキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択部と、
    前記各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出部と、
    前記中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、前記候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出部と、
    前記各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する前記周波数切替指示を前記中継ルータへ送信する周波数切替処理部と
    を備え、
    前記重要度関連情報処理部は、前記重要度関連情報として、自己が接続されている親ノードを示す情報を前記リーダへ送信し、
    前記重要度算出部は、前記重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータから前記リーダまでのホップ数を計数し、得られたホップ数に応じた指標値を当該中継ルータの前記重要度として算出する
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、前記エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、前記中継ルータは受信した前記センサデータをマルチホップ無線により前記リーダへ転送し、前記リーダは前記中継ルータを介して収集した前記センサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムであって、
    前記中継ルータは、
    当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理部と、
    自己の周囲における前記各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果を前記リーダへ送信するスキャン処理部と、
    前記リーダからの周波数切替指示に応じて、前記無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替処理部と
    を備え、
    前記リーダは、
    前記各中継ルータから受信した前記スキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択部と、
    前記各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出部と、
    前記中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、前記候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出部と、
    前記各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する前記周波数切替指示を前記中継ルータへ送信する周波数切替処理部と
    を備え、
    前記重要度関連情報処理部は、前記重要度関連情報として、自己に接続している子ノードを示す情報を前記リーダへ送信し、
    前記重要度算出部は、前記重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの子ノード数を計数し、得られた子ノード数が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの前記重要度として算出する
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  3. 複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、前記エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、前記中継ルータは受信した前記センサデータをマルチホップ無線により前記リーダへ転送し、前記リーダは前記中継ルータを介して収集した前記センサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムであって、
    前記中継ルータは、
    当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理部と、
    自己の周囲における前記各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果を前記リーダへ送信するスキャン処理部と、
    前記リーダからの周波数切替指示に応じて、前記無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替処理部と
    を備え、
    前記リーダは、
    前記各中継ルータから受信した前記スキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択部と、
    前記各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出部と、
    前記中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、前記候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出部と、
    前記各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する前記周波数切替指示を前記中継ルータへ送信する周波数切替処理部と
    を備え、
    前記重要度関連情報処理部は、前記重要度関連情報として、自己に接続している子ノードで計測されるセンサデータの重要度を示す情報を前記リーダへ送信し、
    前記重要度算出部は、前記重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの各子ノードで計測されるすべてのセンサデータの重要度を合計し、得られた合計値が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの前記重要度として算出する
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  4. 無線通信にて、エンドデバイスが複数の中継ルータを介してリーダと通信するセンサネットワークシステムであって、
    前記中継ルータは、少なくとも隣接する中継ルータの情報を含む重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理部を備え、
    前記リーダは、前記中継ルータから受信した前記重要度関連情報に基づいて、前記各中継ルータから前記リーダまでのホップ数を算出し、当該ホップ数に基づいて前記各エンドデバイスとの通信に使用する周波数を決定する
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  5. 複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、前記エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、前記中継ルータは受信した前記センサデータをマルチホップ無線により前記リーダへ転送し、前記リーダは前記中継ルータを介して収集した前記センサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムで用いられるセンサネットワーク制御方法であって、
    前記中継ルータの重要度関連情報処理部が、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理ステップと、
    前記中継ルータのスキャン処理部が、自己の周囲における前記各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果を前記リーダへ送信するスキャン処理ステップと、
    前記中継ルータの周波数切替処理部が、前記リーダからの周波数切替指示に応じて、前記無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替ステップと
    前記リーダの周波数選択部が、前記各中継ルータから受信した前記スキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択ステップと、
    前記リーダの重要度算出部が、前記各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出ステップと、
    前記リーダの優先度算出部が、前記中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、前記候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出ステップと、
    前記リーダの周波数切替処理部が、前記各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する前記周波数切替指示を前記中継ルータへ送信する周波数切替処理ステップと
    を備え、
    前記重要度関連情報処理ステップは、前記重要度関連情報として、自己が接続されている親ノードを示す情報を前記リーダへ送信し、
    前記重要度算出ステップは、前記重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータから前記リーダまでのホップ数を計数し、得られたホップ数に応じた指標値を当該中継ルータの前記重要度として算出する
    ことを特徴とするセンサネットワーク制御方法。
  6. 複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、前記エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、前記中継ルータは受信した前記センサデータをマルチホップ無線により前記リーダへ転送し、前記リーダは前記中継ルータを介して収集した前記センサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムで用いられるセンサネットワーク制御方法であって、
    前記中継ルータの重要度関連情報処理部が、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理ステップと、
    前記中継ルータのスキャン処理部が、自己の周囲における前記各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果を前記リーダへ送信するスキャン処理ステップと、
    前記中継ルータの周波数切替処理部が、前記リーダからの周波数切替指示に応じて、前記無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替ステップと、
    前記リーダの周波数選択部が、前記各中継ルータから受信した前記スキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択ステップと、
    前記リーダの重要度算出部が、前記各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出ステップと、
    前記リーダの優先度算出部が、前記中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、前記候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出ステップと、
    前記リーダの周波数切替処理部が、前記各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する前記周波数切替指示を前記中継ルータへ送信する周波数切替処理ステップと
    を備え、
    前記重要度関連情報処理ステップは、前記重要度関連情報として、自己に接続している子ノードを示す情報を前記リーダへ送信し、
    前記重要度算出ステップは、前記重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの子ノード数を計数し、得られた子ノード数が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの前記重要度として算出する
    ことを特徴とするセンサネットワーク制御方法。
  7. 複数の候補周波数のうちのいずれか1つを共通に使用して互いに無線通信を行うノードとして、複数のエンドデバイス、複数の中継ルータ、および1つのリーダを含み、前記エンドデバイスは自己のセンサにより計測したセンサデータを無線送信し、前記中継ルータは受信した前記センサデータをマルチホップ無線により前記リーダへ転送し、前記リーダは前記中継ルータを介して収集した前記センサデータを上位装置へ通知するセンサネットワークシステムで用いられるセンサネットワーク制御方法であって、
    前記中継ルータの重要度関連情報処理部が、当該センサネットワークシステム全体で行われる全体センサデータ収集処理における、自己で行うセンサデータ収集処理の重要度に関する重要度関連情報を、前記リーダへ送信する重要度関連情報処理ステップと、
    前記中継ルータのスキャン処理部が、自己の周囲における前記各候補周波数の使用状況をスキャンし、得られたスキャン結果を前記リーダへ送信するスキャン処理ステップと、
    前記中継ルータの周波数切替処理部が、前記リーダからの周波数切替指示に応じて、前記無線通信で使用する周波数を指示された周波数へ切り替える周波数切替ステップと、
    前記リーダの周波数選択部が、前記各中継ルータから受信した前記スキャン結果に基づいて、当該中継ルータで使用可能な候補周波数をそれぞれ選択する周波数選択ステップと、
    前記リーダの重要度算出部が、前記各中継ルータから受信した重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータで行われるセンサデータ収集処理に関する重要度をそれぞれ算出する重要度算出ステップと、
    前記リーダの優先度算出部が、前記中継ルータごとの当該重要度と当該周波数選択結果とから、前記候補周波数ごとに、当該候補周波数を優先して使用すべき度合いを示す優先度をそれぞれ算出する優先度算出ステップと、
    前記リーダの周波数切替処理部が、前記各候補周波数の優先度に基づき最適周波数を選択し、この最適周波数への切り替えを指示する前記周波数切替指示を前記中継ルータへ送信する周波数切替処理ステップと
    を備え、
    前記重要度関連情報処理ステップは、前記重要度関連情報として、自己に接続している子ノードで計測されるセンサデータの重要度を示す情報を前記リーダへ送信し、
    前記重要度算出ステップは、前記重要度関連情報に基づいて、当該中継ルータの各子ノードで計測されるすべてのセンサデータの重要度を合計し、得られた合計値が大きいほど高くなる指標値を当該中継ルータの前記重要度として算出する
    ことを特徴とするセンサネットワーク制御方法。
  8. 無線通信にて、エンドデバイスが複数の中継ルータを介してリーダと通信するセンサネットワークシステムで用いられる前記リーダであって、
    前記各中継ルータから前記リーダまでのホップ数を算出し、
    当該ホップ数に基づいて前記各エンドデバイスとの通信に使用する周波数を決定し、
    当該周波数を前記中継ルータに通知する
    ことを特徴とするリーダ。
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