JP5354666B2 - 画像形成システムと管理サーバと画像形成装置と、その処理方法およびプログラム - Google Patents

画像形成システムと管理サーバと画像形成装置と、その処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入室したエリアの画像形成装置で印刷させることを可能とする画像形成システムと管理サーバと画像形成装置と、その処理方法およびプログラムに関する。
近年、オフィスのセキュリティ意識の高まりとともに、情報の出力部分である複合機やプリンタに関するセキュリティも要求されるようになってきた。
セキュアな印刷環境を実現するために、印刷ジョブをプリントサーバに蓄積し、印刷ジョブの管理情報を管理サーバで一元管理し、所望の複合機からユーザの指示に従ってプリントサーバに蓄積した印刷データを印刷させる仕組みが企業に導入されている。
しかし、企業によってはプリントサーバや印刷ジョブを一元管理する管理サーバを管理する手間が増えるため、上述の仕組みが好まれないケースもあった。このため、クライアント端末から複合機に印刷ジョブを送信し、複合機のハードディスクに印刷ジョブを登録し、複合機に登録された印刷ジョブのうち、ログインしたユーザの印刷ジョブを印刷させる仕組み(例えば、特許文献1)を企業によっては導入している。
特開2007−251279号公報
しかしながら、特許文献1の仕組みでは、印刷ジョブを蓄積するプリントサーバや印刷ジョブを一元管理する管理サーバを管理する手間は省けたものの、印刷ジョブは一元管理されていないため、印刷ジョブが格納されている複合機においてしか印刷できなかった。
そこで、市場からはサーバを管理する手間を省く仕組み、且つ所望の複合機(プリンタ)からクライアント端末から出力した印刷ジョブを印刷させる仕組みが望まれていた。また、一般的には企業では入退室管理を行っているため、入退室管理サーバとの連携を図り、無駄な印刷ジョブの削除などを行いたいという要望もあった。
本願発明は、外部装置から画像形成装置に印刷データが送信され、画像形成装置に記憶された当該印刷データユーザの入室に応じて追尾するように、印刷データが記憶されている画像形成装置から、入室したエリアの画像形成装置に適切に転送し、他のエリアに入室することがない状態であると判定された場合に印刷データを削除することで、所望の画像形成装置からユーザが印刷を行うことを目的とする。
前述した目的を達成するための第1の発明は、外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と、前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバとが通信可能に接続される画像形成システムであって、前記管理サーバは、ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段と、前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、前記印刷データ削除要求受信手段で受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除手段とを備えることを特徴とする画像形成システムである。
第2の発明は、外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と通信可能に接続される前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバであって、 ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段とを備えることを特徴とする管理サーバである。
第3の発明は、画像形成装置が設置されているエリアへの入室を管理し、ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段とを備える管理サーバと通信可能に接続される、外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段と、印刷データ転送要求を受信する転送要求受信手段と、前記印刷データ転送要求に含まれる第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを印刷データ記憶手段から削除する削除手段とを備える画像形成装置であって、前記転送要求送信手段で送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信手段と、前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、前記印刷データ削除要求受信手段で受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、外部装置から画像形成装置に印刷データが送信され、画像形成装置に記憶された当該印刷データユーザの入室に応じて追尾するように、印刷データが記憶されている画像形成装置から、入室したエリアの画像形成装置に適切に転送し、他のエリアに入室することがない状態であると判定された場合に印刷データを削除することで、所望の画像形成装置からユーザが印刷を行うことができる。
本発明に係るプリントシステムの構成の一例を示す図 クライアントPC100,ICカード認証サーバ200、入退室管理サーバ300のハードウエア構成の一例を示すブロック図 プリンタ400のハードウエア構成の一例を示すブロック図 NIC500のハードウエア構成の一例を示すプロック図 複合機900のハードウエア構成の一例を示すブロック図 プリントシステムの各装置の機能を示す機能ブロック図 クライアントPC100からのジョブ出力処理の一例を示すフローチャート プリンタからのジョブ出力指示処理の一例を示すフローチャート プリンタからのジョブ出力指示処理の一例を示すフローチャート プリンタが子プリンタより出力要求を受信した際の親プリンタの処理の一例を示すフローチャート ユーザが入退室を行った際のジョブ移動処理の一例を示すフローチャート プリンタ400がICカード認証サーバ200よりジョブ削除要求を受信した際のジョブ削除処理の一例を示すフローチャート プリンタ400がICカード認証サーバ200よりジョブ転送要求を受信した際のジョブ転送処理の一例を示すフローチャート 入退室管理テーブルの一例を示す図 ジョブ削除設定ファイルの一例を示す図 認証テーブルの一例を示す図 ジョブ転送テーブルの一例を示す図 動作モード設定ファイルの一例を示す図 ジョブ情報リストの一例を示す図
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る認証システムの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るプリントシステム(画像形成システム)の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、例えば、階毎(複数のエリア)に設置する1又は複数のプリンタ400または複合機900が、LAN(Local Area Network)520を介してICカード認証サーバ200と入退室管理サーバ300と通信可能に接続される。また、プリンタ400や複合機900には、カードリーダが接続される。
カードリーダは、USB(Universal Serial Bus)ケーブル(図示しない)を介してプリンタ400や複合機900に接続される。カードリーダは、ICカード(例えば、ソニー(登録商標)社のフェリカ(FeliCa)(登録商標))がかざされるとカード内部の情報を読み取り、プリンタ400や複合機900に通知する。
なお、プリンタ400や複合機900は同一機種でグループ化されている。
複合機900は、プリンタ、スキャナ、コピー、ファクシミリ等の機能を有する画像形成装置で、プリンタ400は、プリント機能を有する画像形成装置で、クライアントPC100(外部装置)から送信された印刷データ(ジョブデータ)の蓄積や印刷、ユーザの入退室に応じて他の画像形成装置(外部装置)から送信された印刷データの蓄積や印刷、他の画像形成装置への印刷データの送信を行うことが可能である。
プリンタ400には、USBケーブル510によってUSB HUB600が接続されており、このUSB HUB600に印刷データを蓄積するUSBマスストレージ800、カードリーダ700が接続されている。また、複合機900には、プリンタ400と同様のカードリーダ700がUSBにて接続されている。
ICカード認証サーバ200は、プリンタ400や複合機900へのログインを行うためのユーザ認証を行うためのサーバである。図16の認証テーブルを記憶し、認プリンタ400や複合機900からのカード情報(カード番号)を含む認証要求に対して、ユーザの有無(検索)を行い、検索結果としてユーザ名を返答する。検索により、カード情報(カード番号)に対応するユーザ名がない場合にはユーザ名を含まない検索結果を返答する。
入退室管理サーバ300は、各階や各フロアの入退出を管理するサーバである。入退室管理サーバ300で管理されている入退室管理テーブル(図14)は、各階や各フロアの入り口には不図示のカードリーダが備えられており、ユーザは入退室の際にはカードをかざすことで管理情報が更新される。また、ユーザがフロアから出る際には、カードリーダにカードをかざすと、入退室管理テーブルに入室状態になっている場合に、ドアが開き退出を行うことができる構成となっている。なお、カードをかざさずに退出した場合には、入室管理テーブルは入室状態になっているため、カードをかざしてもドアが開かないように制御され、入室ができないように制御される。
クライアントPC100は、プリンタドライバがインストールされており、各種アプリケーションで生成した文書データを印刷データに変換して、プリンタドライバに設定されているポート先のプリンタ400や複合機900に印刷データを送信することが可能である。
なお、本実施の形態では、ICカード認証サーバ200(管理サーバ)と入退室管理サーバ300(管理サーバ)を別筺体としたが、同一筺体で構成することも可能である。
また、本実施の形態では、ICカードをプリンタ400や複合機900のカードリーダにかざすことによって認証を行い、認証結果に応じて印刷データを取得して印刷する、ICカードをフロア(エリア)のカードリーダにかざすことによって認証を行って入退室を制御するように構成したが、指紋や静脈などの生体情報を用いた認証を用いて本発明を実現することも可能である。
以下、図2を用いて、図1に示したクライアントPC100,ICカード認証サーバ200、入退室管理サーバ300に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成について説明する。
図2において、2001はCPUで、システムバス2004に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM2003あるいは外部メモリ2011には、CPU2001の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
2002はRAMで、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU2001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM2003あるいは外部メモリ2011からRAM2002にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、2005は入力コントローラで、キーボード(KB)2009や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。2006はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)2010等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT2010と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じてクライアントが使用するものである。
2007はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ2011へのアクセスを制御する。
2008は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN520)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU2001は、例えばRAM2002内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT2010上での表示を可能としている。また、CPU2001は、CRT2010上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
ハードウエア上で動作する各種プログラム(例えば、プリンタドライバ)は、外部メモリ2011に記録されており、必要に応じてRAM2002にロードされることによりCPU2001によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ2011に格納されている。
以下、図3を用いて、図1に示したプリンタ400に適用可能な画像形成装置のハードウエア構成について説明する。
入力部3000は、プリンタ400とNIC500を接続するものであり、NIC500とのデータ通信を司るものである。
CPU3001は、本プリンタ400の全体的な制御を司るもので、印刷処理部3003の印刷制御や表示部3007での表示制御を行う。また、処理の実行に際して必要なプログラム等を記憶部3004から読み出してプログラムを実行することで各種動作を実現する。
操作部3002は、本プリンタ400に直接ユーザが触れる際のI/Fを提供するものである。
印刷処理部3003は、入力部3000で受信したコマンドの解析、および印刷データ(PDL)の解析等を行うものである。
記憶部3004は、本プリンタ400を動作させるための不図示のROM(Read Only Memory)、不図示のRAM(Ramdom Access Memory)、不図示の二次記憶装置等からなる。RAMは使用制限のないデータ記憶領域であり、入力部3000の受信バッファ、或いは印刷処理部3003でのデータ展開等に使用される領域である。
出力部3005は、入力部3000を介して受信した印刷データを、印刷処理部3003で印刷可能なイメージ情報に展開されたものを紙に転写するものである。用紙カセット3006は出力部3005の処理に合わせて適切な用紙を供給する。
NIC500は、ネットワークインタフェースカードであり、LAN520を介して他の機器から受信したデータを、NIC500が窓口となって受け取り、その後、不図示のNIC内部のプログラムに渡したり、プリンタ400の入力部3000に渡したりすることができ、NIC OSが受信データの受け渡し制御を行うことが可能である。
以下、図4を用いて、図13に示したNIC500に適用可能なハードウエア構成について説明する。
図4において、CPU4001はNICの制御を司るものであり、システムバス等で内部的に接続されている装置の制御を行う。
RAM4002は、CPU4001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU4001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM4007あるいは内部メモリ4005からRAM4002にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
通信I/Fコントローラ4003は、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN520)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPやUDPなどの通信プロトコルを用いた通信が可能である。外部から印刷データを受信する際も通信I/Fコントローラ4003を開始、受信した印刷データ(ジョブデータ)はCPU4001により、解析が行われ、印刷データ(ジョブデータ)の管理情報となるジョブ情報を取得し、RAM4002のジョブ情報リスト(図19)に記憶する。また、印刷データ(ジョブデータ)をUSBマスストレージ800に記憶させる。これにより、印刷データ(ジョブデータ)をユーザ名(ユーザ識別情報)と対応付けて記憶することができる。
なお、本実施形態ではジョブ情報リストをRAM4002に記憶させる構成としたが、USBマスストレージ800に記憶させる構成をとることも可能である。
USBI/Fコントローラ4004は、カードリーダ700などのUSB機器とNIC500を接続・通信するものであり、USBの通信制御処理を実行する。
内部メモリ4005は、NIC500を制御するプログラム(OS)が搭載されており、また該OS上で動作する、アプリケーションプログラム、およびその設定情報を記憶する領域である。
4006はメモリコントローラで、各種のアプリケーション,各種データ等を記憶する内部メモリ4005へのアクセスを制御する。
ROM4007は、読み出し専用の半導体メモリであり、電源を切っても内容が消えないことから、ブートプログラムが格納される。
機器I/Fコントローラ4008は、NIC500とプリンタ400を接続・通信するものである。
次に、図5を用いて、本発明の情報処理装置としての複合機900のハードウエア構成について説明する。
図5は、複合機900のハードウエア構成例を示すブロック図である。
図5において、コントローラユニット5000は、画像入力デバイスとして機能するスキャナ5015や、画像出力デバイスとして機能するプリント部5014と接続されるとともに、図1に示したLAN520のようなローカルエリアネットワークや、例えばPSTNまたはISDN等の公衆回線(WAN)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行なう。
図5に示すように、コントローラユニット5000は、CPU5001、RAM5006、ROM5002、外部記憶装置(ハードディスクドライブ(HDD))5007、ネットワークインタフェース(Network I/F)5003、モデム(Modem)5004、操作部インタフェース(操作部I/F)5005、外部インタフェース(外部I/F)5009、イメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)5008、ラスタイメージプロセッサ(RIP)5010、プリンタインタフェース(プリンタI/F)5011、スキャナインタフェース(スキャナI/F)5012、画像処理部5013等で構成される。
CPU5001は、システム全体を制御するプロセッサである。
RAM5006は、CPU5001が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記憶するための画像メモリである。
ROM5002は、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。
外部記憶装置(ハードディスクドライブHDD)5007は、システムを制御するための各種プログラム、画像データ等を格納する。また、ネットワークインタフェース(Network I/F)5003で受信した印刷データを記憶するとともに、印刷データの管理情報であるジョブ情報をジョブ情報リスト(図14)として記憶する。
操作部インタフェース(操作部I/F)5005は、操作部(UI)5018とのインタフェース部であり、操作部5018に表示する画像データを操作部5018に対して出力する。
また、操作部I/F5005は、操作部5018から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU5001に伝える役割をする。なお、操作部5018はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
ネットワークインタフェース(Network I/F)5003は、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行なう。
モデム(MODEM)5004は公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
外部インタフェース(外部I/F)5009は、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付けるインタフェース部であり、本実施形態においては、認証で必要となるICカード読み取り用のカードリーダ700が接続されている。
そして、CPU5001は、この外部I/F5009を介してカードリーダ700によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。尚、ICカードに限らず、ユーザを特定することが可能な記憶媒体であればよい。この場合、記憶媒体には、ユーザを識別するための識別情報が記憶される。この識別情報は、記憶媒体の製造番号でも、ユーザが企業内で与えられるユーザコードであってもよい。
以上のデバイスがシステムバス上に配置される。
一方、イメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)5008は、システムバス5016と画像データを高速で転送する画像バス5017とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス5017は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス5017上には以下のデバイスが配置される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)5010は、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。
プリンタインタフェース(プリンタI/F)5011は、プリント部5014とコントローラユニット5000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
また、スキャナインタフェース(スキャナI/F)5012は、スキャナ5015とコントローラユニット5000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
画像処理部5013は、入力画像データに対し、補正、加工、編集を行なったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部5013は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナI/F5012に接続されるスキャナ5015は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部5018から読み取り起動指示することにより、CPU5001がスキャナに指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし、原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタI/F5011に接続されるプリント部5014は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微小ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU5001からの指示によって開始する。尚、プリント部5014には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部I/F5005に接続される操作部5018は、液晶ディスプレイ(LCD)表示部を有する。LCD上にはタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されると、その位置情報を操作部I/F5005を介してCPU5001に伝える。また、操作部5018は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
ここで、操作部5018のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色のLEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態であるか否かを示す。また、操作部5018のストップキーは、稼動中の動作を止める働きをする。また、操作部5018のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部5018からの設定を初期化する時に用いる。
外部I/F5009に接続されるカードリーダ700は、CPU5001からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のFelica(登録商標))内に記憶されている情報を読み取り、読み取った情報を外部I/F5009を介してCPU5001へ通知する。
次に、図6を用いて、本発明のクライアントPC100、ICカード認証サーバ200、入退室管理サーバ300、画像形成装置としてのプリンタ400や複合機900の機能について説明する。
クライアントPC100の印刷データ生成部150は、各種アプリケーションプログラムから受け取ったデータに基づいて印刷データ(ジョブ)を生成し、当該印刷データをプリンタ400や複合機900へ送信することができる。印刷データ生成部150は例えばプリンタドライバなどが考えられる。
ICカード認証サーバ200の認証部251は、プリンタ400(以下、複合機900含む)の認証サーバ通信部551からプリンタ通信部250で受信したカード情報(カード番号)を含む認証要求を、ICカード認証サーバ200で管理される認証テーブル(図16)にアクセスし、認証要求されたカード情報(カード番号)に紐付いたユーザ名を検索する。検索した結果得られたユーザ名を含む認証結果を、プリンタ通信部250から認証要求を発信したプリンタ400の認証サーバ通信部551へ返信する。
また、入退室管理サーバ通信部252は、入退室管理サーバ300の認証サーバ通信部352からのユーザ名と入室状態フラグを含む入退室イベントコマンドを受信する。ジョブオペレーション管理部253は、この入退室イベントコマンドに含まれる入退室フラグ及びユーザ名、ICカード認証サーバ200で管理されるジョブ転送テーブル(図17)に基づき、該当するプリンタに対しジョブデータ転送の要求を発行する。なお、入退室フラグは「−1」の場合には退社を示し。「0」の場合にはフロアを退出したことを示し、「1A,1B,1C,2A,2B・・・」の場合には、フロアに入室したことを示す。また「1A,1B,1C,2A,2B・・・」は入室したフロアや部屋を示すものとなっている。
入退室管理サーバ300の入退室認証部350は、不図示である既存の入退室管理端末(例えば、カードリーダ)から認証要求を受け、入退室管理サーバ上で管理される入退室管理テーブル(図14)に従って入室の可否を判断する。入室状態変化検知部351は、入退室認証部350によって入室が許可され、入退室管理テーブル(図14)の入室状態フラグが変化したことを検知し、認証サーバ通信部352を介してICカード認証サーバ200に対して入退室イベントコマンドを通知する。
プリンタ400のカードリーダ制御部550は、カードリーダ700にかざされたカード情報(製造番号)を取得する。認証サーバ通信部551は、当該カード情報(カード番号)を用いて認証要求をICカード認証サーバ200へ送信し、ICカード認証サーバ200より返される認証結果を受信する。
印刷データ監視部552は、クライアントPC100より印刷データが送られてくることを検知する。印刷データがクライアントPCからのデータである場合はジョブをフック(取得)する。
ジョブ管理部553は、印刷データ監視部552がフックしたジョブを解析し、ジョブの書誌情報(ジョブ情報)を管理する。書誌情報は図19のジョブ情報リストに記憶管理される。ジョブの解析は、ジョブのヘッダーに含まれる、ユーザ名やジョブ名等を取得する。
本体通信部554は、プリンタのLED制御を行ったり、USB I/Fコントローラに対し、USBデバイスへの命令の送受信を行なう。
USB制御部555は、NIC500上のUSBI/Fコントローラ4004を経由して接続されたNIC500に接続されたUSB機器との通信を行ない、USB機器の制御を行っている。本発明では、USBマスストレージ800、カードリーダ700の制御を行なうことができる。
また、印刷制御部450は、印刷指示に応じて、ジョブ管理部553で管理され、USBマスストレージ800に記憶されたジョブを取得して入力部3000にジョブを受け渡す。
なお、カードリーダ制御部550,認証サーバ通信部551,印刷データ監視部552,ジョブ管理部553,本体通信部554はNIC500の内部メモリ4005に記憶された印刷制御プログラムが実行されることにより機能し、USB制御部555,印刷制御部450はNIC500の内部メモリ4005に記憶されているOSにより機能する。
次に、図7〜図13を参照しながら、本発明に係るプリントシステムの詳細な処理について説明する。
まず、図7を参照しながら、本実施形態のクライアントPC100からのジョブ出力処理について説明する。
ステップS100では、クライアントPC100の印刷データ生成部150(例えば、プリンタドライバ)は、クライアントPC100のアプリケーションプログラムにて作成されたデータから、プリンタが解析可能なデータ(ジョブデータ)を作成する。
ステップS101では、クライアントPC100の印刷データ生成部150は、ステップS100にて作成されたジョブデータをプリンタ400に送信する。なお、ジョブデータには、クライアントPC100にログインしたユーザ名やジョブ名などが含まれる。
ステップS102では、プリンタ400の通信I/Fコントローラで、クライアントPC100からジョブデータを受信する。なお、ステップS102はクライアントPC100からジョブデータを受信する以外に、後述する他のプリンタ400(同じフロアの親プリンタや他のフロアのプリンタ)から転送されたジョブデータを受信する(印刷データ受信)。
ステップS103では、NIC500の印刷データ監視部552により、通信I/Fコントローラで受信したジョブデータを取得(フック)する。これは、NIC OSがこのジョブデータを取得する前に、印刷データ監視部552が当該ジョブデータを取得(フック)する。
ステップS104では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500のROM4007で保持している動作モード設定ファイル(図18)を取得する。
ステップS105では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS104で取得した動作モード設定ファイル(図18)に記載された動作モードを取得する。動作モードが親であればステップ106へ進み、子であればステップ111へ進む。なお、動作モードが親であれば、本プリンタ400が親プリンタとなり、動作モードが子であれば、本プリンタ400が子プリンタとなる。
ステップS106では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS103で取得したジョブデータを解析する。ここでは、ジョブデータのヘッダー情報からユーザ名(印刷指示者)及びジョブ名を、ジョブ取得時のタイムスタンプを取得する。また、同時にファイル名も生成するが、これはタイムスタンプ等を組み合わせたシステムで一意のファイル名とする。
ステップS107では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500のRAM4002で保持しているジョブ情報リスト(図19)を取得する。
ステップS108では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップ106で解析した情報を、ステップ107で取得したジョブ情報リスト(図19)に追記(記録)する。
ステップS109では、NIC500のジョブ管理部553により、本体通信部554を介してステップS103で取得したジョブデータを接続されたUSBマスストレージ800にステップS102で受信したジョブデータの保存要求を送信する。この保存要求により、USBマスストレージ800にジョブデータを保存させることが可能となる。
ステップS110では、USBマスストレージ800は、プリンタ400の本体通信部554より受け取ったジョブデータをUSBマスストレージ800内に当該ジョブデータを保存する。なお、複合機900の場合には、HDD5007に保存する。
ステップS111では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップ104で取得した動作モード設定ファイル(図18)に記載された親プリンタIPアドレス(Internet Protocol Address)を取得する。IPアドレスが取得できた場合はステップ113に進み、IPアドレスが取得できない場合はステップ112に進む。
ステップS112では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS103で取得したジョブデータを削除する。
ステップS113では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS103で取得したジョブの送信元を判断する。送信元がステップS111で取得した親プリンタ400のIPアドレスと同一である場合はステップS114へ進み、異なる場合(例えば、送信元がクライアントPC100の場合)はステップS115へ進む。つまり、ステップS115へ処理を移す場合は、本プリンタ400が子プリンタであり、子となるプリンタ400がクライアントPC100から印刷ジョブデータを受け取った場合である。
ステップS114では、NIC500のジョブ管理部553がジョブの送信元が親プリンタであるために、当該ジョブは自身の印刷要求(後述する図8のステップS216)により親プリンタから送られたジョブと判断し、印刷制御部450により当該ジョブを出力部3005で印刷するべく、入力部3000に出力する。そして、プリンタ400の出力部は当該ジョブデータを受け付け、用紙へ印刷する。
ステップS115では、NIC500のジョブ管理部553が、ジョブの送信元が親プリンタではないために、当該ジョブはクライアントPC100からの印刷実行要求(ステップS101)であると判断し、ステップS111で取得した親プリンタのIPアドレスに従って、親プリンタ400にジョブデータを転送する。なお、親プリンタ400のジョブデータ受信後の処理は前述のステップS106以降となる。
本処理により、プリンタ400または複合機900に印刷にかかるジョブデータを受信した場合に、適切なプリンタ400または複合機900でジョブデータを管理することができる。
また、ジョブデータを親となるプリンタ400または複合機900からジョブデータを受け付けて印刷するので、自身のプリンタ400または複合機900にジョブデータが記憶されていない場合でも、印刷実行時(認証時)にジョブデータを印刷することができる。
次に、図8、図9を参照しながら、本発明の実施形態のプリンタからのジョブ出力指示処理について説明する。
ステップS200では、カードリーダにカードがかざされたことを検知し、プリンタ400にカード情報(例えば、製造番号などのカード番号)の含まれたカード検知イベントを発行する。
ステップS201では、NIC500カードリーダ制御部550により、ステップS200で発行されたカード検知イベントを受信する。
ステップS202では、NIC500カードリーダ制御部550により、ステップS201で受信したカード検知イベントに含まれるICカードのカード情報(製造番号などのカード番号)を取得する。
ステップS203では、NIC500の認証サーバ通信部により、ICカード認証サーバ200に対して認証要求コマンドを送信する。認証要求コマンドにはステップ202で取得したカード情報が含まれる。
ステップS204では、ICカード認証サーバ200のプリンタ通信部250により、プリンタ400から送られた認証要求コマンドを受信する。
ステップS205では、ICカード認証サーバ200の認証部251により、ステップS204で取得した認証要求に含まれるカード情報(製造番号)が、ICカード認証サーバ200で記憶管理する認証テーブル(図16)に存在するかを検索する。検索して認証テーブルにカード情報が存在する場合には、カード情報に対応するユーザ名を取得し、認証成功とする。検索して認証テーブルにカード情報が存在しない場合には、認証失敗とする。
ステップS206では、ICカード認証サーバ200のプリンタ通信部250により、プリンタ400へ認証結果コマンドを送信する。認証結果コマンドには認証結果フラグ(認証成功または認証失敗)、及び認証が成功した場合にはステップS205で取得したユーザ名(ユーザ識別情報)が含まれる。
ステップS207では、NIC500の認証サーバ通信部により、ICカード認証サーバ200から送信される認証結果コマンドを受信する(ユーザ識別情報入力)。
ステップS208では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS207で取得した認証結果コマンドを解析する。
ステップS209では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS208の認証結果を判断する。認証結果フラグが認証成功の場合はステップS221へ進み、認証失敗の場合はステップS210に進む。
ステップS210では、NIC500の本体通信部554により、プリンタ400の表示部(不図示)に対してLED表示コマンドを発行する。このコマンドを受け、プリンタ400の表示部に文字を表示する。ここでは表示部に“ニンショウエラー”と表示させる。
ステップS211では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS208で解析した認証結果コマンドのユーザ名を取得する。
ステップS212では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500上のROM4007で保持している動作モード設定ファイル(図18)を取得する。
ステップS213では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS212で取得した動作モード設定ファイル(図18)に記載された動作モードを取得する。動作モードが親であればステップS217へ進み、子であればステップS214へ進む。言い換えると、ユーザ名の取得(受付)に応じて、当該プリンタ400が印刷データを記憶している親プリンタかを判定する(印刷データ記憶判定)。
ステップS214では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS212で取得した動作モード設定ファイル(図18)に記載された親プリンタのIPアドレスを取得する。IPアドレスが取得できた場合はステップS216に進み、IPアドレスが取得できない場合はステップS215に進む。
ステップS215では、NIC500の本体通信部554により、プリンタ400の表示部に対してLED表示コマンドを発行する。表示部はこのコマンドを受け、表示部に文字を表示する。ここでは表示部に“オヤプリンターナシ”と表示させる。
ステップS216では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS214で取得した親プリンタのIPアドレス(印刷データを記憶している親プリンタの第2の特定情報)に基づき、ジョブデータを蓄積している親となるプリンタにステップS211で取得したユーザ名(ユーザ識別情報)を含む印刷要求コマンドを送信する。印刷要求コマンドを送信した後の処理については図10において詳述する。
ステップS217では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500のRAM4002で保持しているジョブ情報リスト(図19)を取得する。
ステップS218では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS217で取得したジョブ情報リスト(図19)の中に、ステップS211で取得したユーザ名が出力したジョブが存在するかを検索する。
なお、複合機900の場合には、検索した結果のジョブ一覧を操作部5018に表示させ、印刷させるジョブをユーザに指定させるように構成することも可能である。この場合、指定されたジョブに対してステップS220〜ステップS226の処理を繰り返す。
ステップS219では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS218の検索の結果、ジョブ情報リスト(図19)の中にユーザ名に対応するジョブが存在するかを判断する。存在する場合はステップS220へ進み、存在しない場合は処理を終了する。
ステップS220では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS218で検索した結果得られたジョブのファイル名を取得し、このファイル名を含むジョブ取得要求を、本体通信部554を介してUSBマスストレージ800に送信する。
ステップS221では、ジョブ取得要求を受信する。
ステップS222では、ステップS221で取得したジョブ取得要求からファイル名を取得し、USBマスストレージ800に保存された当該ジョブデータファイルを取得する。なお、ジョブデータファイルとファイル名とが対応付いてUSBマスストレージ800に保存されている。
ステップS223では、ステップS222で取得したジョブデータファイルをプリンタ400に送信する。
ステップS224では、NIC500のジョブ管理部553により、本体通信部554を介してステップS223で送信されたジョブデータファイルを受信する(印刷データ取得)。このジョブデータファイルは、ユーザ名に対応して当該プリンタ400に接続されているUSBマスストレージ(記憶部)から取得した印刷データである。
ステップS225では、ステップS224で受信したジョブデータを印刷制御部450が出力部3005で印刷するべく、入力部3000に出力する。
ステップS226では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS217で取得したジョブ情報リスト(図19)からステップS225で印刷を行ったジョブ情報(レコード)を削除する。
次に、図10を参照しながら、本発明の実施形態のプリンタが子プリンタより出力要求を受信した際の親プリンタの処理について説明する。
ステップS300では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS216で子プリンタから送信されたユーザ名を含む印刷要求コマンドを受信する。
ステップS301では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS300で取得した印刷要求コマンドを解析し、ユーザ名を取得する。
ステップS302では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500のRAM4002で保持しているジョブ情報リスト(図19)を取得する。
ステップS303では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS302で取得したジョブ情報リスト(図19)の中に、ステップS301で取得したユーザ名に対応するジョブが存在するかを検索する。
ステップS304では、NIC500のジョブ管理部553により、ジョブ情報リスト(図19)の中に当該ユーザのジョブが存在するかを判断する。存在する場合はステップ305へ進み、存在しない場合は処理を終了する。
ステップS305では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS304で検索した結果得られたジョブのファイル名を取得し、このファイル名を含むジョブ取得要求を、本体通信部554を介してUSBマスストレージ800に送信する。
ステップS306では、ジョブ取得要求を受信する。
ステップS307では、ステップS306で受信したジョブ取得要求からファイル名を取得し、USBマスストレージ800に保存された当該ジョブデータファイルを取得する。なお、ジョブデータファイルとファイル名とが対応付いてUSBマスストレージ800に保存されている。
ステップS308では、ステップS307で取得したジョブデータファイルをプリンタ400に送信する。
ステップS309では、NIC500のジョブ管理部553により、本体通信部554を介してステップS308で送信されたジョブデータファイルを受信する。
ステップS310では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS309で取得したジョブデータファイルをステップS300にて受信した印刷要求を送信したプリンタ400(子プリンタ)に対し送信する。なお、ステップS300で印刷要求を受信した際に、印刷要求が送信されたプリンタ400のIPアドレスをTCP/IPのプロトコルから取得し、RAM4002に保存しておく。この保存されたIPアドレスに従ってジョブデータファイルを送信する。
ステップS311では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップ302で取得したジョブ情報リスト(図19)からステップS310で送信したジョブ情報(レコード)を削除する。
次に、図11を参照しながら、本発明の実施形態のユーザが入退室を行った際(入退室管理サーバ300が入退室イベントを検知した際)のジョブ移動処理について説明する。
ステップS400では、入退室管理サーバ300の入室状態変化検知部351により、入退室管理サーバ300の外部メモリ2011で記憶管理される入退室管理テーブル(図14)の入室状態フラグに変化があったか否かを判定する。なお、フロアに設置されているカードリーダにカードがかざされると、どのフロアに入ったかを示す情報がカードリーダから入退室管理サーバ300へ送信され、またフロアから退室した場合には退室したことを示す情報がカードリーダから入退室管理サーバ300へ送信される。これにより、入退室管理テーブル(図14)の入室状態フラグが更新される。更新されることで入退室状態のフラグの変化を判定することが可能である。
ステップS401では、入退室管理サーバ300の入室状態変化検知部351により、入退室管理サーバ300上で管理される入退室管理テーブル(図14)の所定のユーザの入室状態フラグに変化があったことを検知すると、認証サーバ通信部352によってICカード認証サーバ200に対し、入退室イベントコマンドを送信する。このコマンドにはイベント発生のユーザ名および、イベント後の入室状態フラグが含まれる。
ステップS402では、ICカード認証サーバ200の入退室管理サーバ通信部252により、入退室管理サーバ300から送られた入退室イベントコマンドを受信する。言い換えると、ユーザが入室することにより、当該入退室イベントコマンド(入室情報)を受信する(入室情報受信)。
ステップS403では、ICカード認証サーバ200の入退室管理サーバ通信部252により、ステップS402で受信した入退室イベントコマンドを解析し、ユーザ名(ユーザ識別情報)および入室状態フラグ(入室エリア情報)を取得する。
ステップS404では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ICカード認証サーバ200のROM2003で管理されるジョブ削除設定ファイル(図15)を取得する。
ステップS405では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS403で取得した入退室イベントの入室状態フラグと、ステップS404で取得したジョブ削除設定ファイル(図15)内に記載された退社フラグが同一であるかを判断する。同一である場合、すなわちユーザが退社した(社外にでた)場合はステップS406へ進み、そうでない場合、例えば、社内で他のフロアに移動した場合はステップS410に進む。
なお、本実施形態では、ジョブデータを削除するタイミングとして、退社した場合について説明したが、これに限ることはない。例えば、ジョブを削除するタイミングとして、セキュリティを高くするためにフロアから出た(退出)した場合に削除するように構成してもよい、この場合に退社フラグを退出フラグに変更し、退出フラグを「0」に設定する。そして退出した際に得られる入室状態フラグが「0」の場合に削除するように構成する。また、退出してから一定(所定)時間経過したタイミングでジョブデータを削除するように構成することも可能である。
ステップS406では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS404で取得したジョブ削除設定ファイル(図15)内に記載された退社削除機能がONであるかを判断する。ONである場合はステップS407へ進み、OFFである場合は処理を終了する。
ステップS405及びステップS406の処理は、言い換えるとユーザが退社してしまい、入室することがない状態か否かを判定している(状態判定)。
ステップS407では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ICカード認証サーバ200のROM2003で管理されるジョブ転送テーブル(図17)を取得する。
ステップS408では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS407で取得したジョブ転送テーブル(図17)に記憶されているIPアドレスの中に、後述するステップS409で送信するジョブ削除要求が未送信のIPアドレスが存在するかを判断する。存在する場合はステップS409に進み、存在しない場合は処理を終了する。なお、本実施形態では、IPアドレスで送信するプリンタを特定するようにしたが、IPアドレス以外にホスト名であってもよい。
ステップS409では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS408で取得したジョブ転送テーブル(図17)に記憶されているIPアドレスそれぞれに対し、ステップS403で取得したユーザ名を含むジョブ削除要求コマンドを送信する。ジョブ削除要求コマンド(印刷データ削除要求)を送信した後の処理については、後述する図12で説明する。
なお、本実施形態では、ジョブ転送テーブル(図17)に記憶されているIPアドレスに対応するプリンタ400(複合機900)に対してジョブ削除要求コマンドを送信するようにしたが、退社前に入室していたフロアの入室状態フラグを保持しておき、その入室状態フラグに対応するIPアドレスのプリンタ400(複合機900)に対してジョブ削除要求コマンドを送信するようにしてもよい。この場合、各フロアのプリンタ400(複合機900)の構成(各フロアに設置されているプリンタの種別の構成)が同じであることが望ましい。
これにより、退社時にジョブデータを削除できるため、不要なジョブデータを残しておくことがなくなり、セキュリティの高いプリントシステムを提供することができる。
また、多くのプリンタの中からジョブデータが蓄積されている必要なプリンタに対してジョブ削除要求コマンドを送信するため不要なネットワーク負荷を低減することができる。
特に、プリンタ400のようにUSBマスストレージ800が接続されているような構成では、USBマスストレージが容易に抜き取れる。そのため、退社時にジョブを削除することで極力不要なジョブデータがUSBマスストレージに存在しなくなり、抜き取られた際の情報漏洩リスクが減り、さらにセキュリティの高いプリントシステムを提供することができる。
ステップS410では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ICカード認証サーバ200のROM2003で管理されるジョブ転送テーブル(図17)を取得する。
ステップS411では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS403で取得した入室状態フラグに対応するジョブ転送テーブル(図17)の行の各機種(列)のIPアドレスを全て取得したか否かを判断する。各機種ごとに記憶されているIPアドレスを取得していない、つまり、各機種ごとに記憶されているIPアドレスに対する処理を行っていない場合に、ステップS412に進み、取得して処理を行った場合は処理を終了する。例えば、ユーザが2Bに入室した場合、各機種ごとに記憶されているIPアドレスは192.168.21.34、192.168.21.101、192.168.21.59の3つである。
ジョブ転送テーブル(図17)に関して説明する。行は入室状態フラグを示し、列はプリンタ400の機種を示し、行には該当する入室状態フラグにおけるフロアの同じ機種のプリンタ群の中での親のプリンタのIPアドレスが記載されている。たとえば、入室状態フラグICにおいてプリンター2の機種であるプリンタ群の中の親プリンタのIPアドレスは「192.168.12.42」である。なお、入退室におけるジョブデータの転送(ユーザの入退室に応じたジョブデータの追尾)は、同一機種間で行われることが望ましい。これは、機種が違うと言語の違いにより正しく印刷がされないことを防ぐためである。機種が違っても正しく印刷できる場合には、機種が違っても同じグループとして構成することもできる。
ステップS412では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS411で取得したIPアドレスに対応して記憶されている、他のフロアで同機種の親プリンタ400のIPアドレスを取得する。
ステップS413では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS412で取得したIPアドレスに後述するステップS414で送信するジョブ転送要求が未送信のIPアドレスが存在するかを判断する。未送信のIPアドレスが存在する場合は、ステップS414に進み、存在しない場合は処理を終了する。なお、本実施形態では、IPアドレスで送信するプリンタを特定するようにしたが、IPアドレス以外にホスト名であってもよい。
ステップS414では、ICカード認証サーバ200のジョブオペレーション管理部253により、ステップS413で未送信と判断されたIPアドレス(ICを例にとると、192.168.10.10)、つまり他のエリアに設定されているプリンタ400に対し、ユーザ名(ユーザ識別情報)およびジョブデータを転送する転送先プリンタ400のIPアドレス(入室エリアのプリンタを特定する第1の特定情報)(1Cを例にとると、192.168.12.10)を含むジョブ転送要求コマンド(印刷データ転送要求)を送信する。なおジョブ転送要求コマンド送信後の処理については後述する図13で説明する。
次に、図12を参照しながら、本発明の実施形態のプリンタ400がICカード認証サーバ200よりジョブ削除要求を受信した際のジョブ削除処理について説明する。
なお、図12の処理は、前述の図11のステップS409で送信されたジョブ削除要求コマンドを受信した各プリンタで実行される。
ステップS500では、NIC500の認証サーバ通信部551により、ステップS409でICカード認証サーバ200から送信されたユーザ名を含むジョブ削除要求コマンドを受信する(印刷データ削除要求受信)。
ステップS501では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500のRAM4002で保持しているジョブ情報リスト(図19)を取得する。
ステップS502では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップ501で取得したジョブ情報リスト(図19)の中に、ステップS500で受信したジョブ削除要求コマンドから取得したユーザ名に対応するジョブを検索し、ユーザ名に対応するジョブ情報を取得する。
ステップS503では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS502で取得したジョブ情報(図19)の中にユーザ名に対応するジョブ(ステップS502で取得したジョブ情報)で、後述するステップS504でのジョブ削除要求が未送信のジョブが存在するか否かを判断する。未送信のジョブ存在する場合はステップS504へ進み、対応するジョブが存在しない場合は処理を終了する。
ステップS504では、NIC500のジョブ管理部553が、本体通信部554を介してジョブ削除要求が未送信のジョブのファイル名を含むジョブ削除要求をUSBマスストレージ800に送信する。このジョブ削除要求は、ステップS502で取得したユーザ名に対応するジョブ情報分送信される。
これにより、ユーザが退社した際に各親プリンタで記憶している不要なジョブデータファイルを削除することができるので、セキュリティの高いプリントシステムを提供することができる。
ステップS505では、本体通信部554よりファイル名を含むジョブ削除要求を受信する。
ステップS506では、ステップS505で取得したジョブ削除要求からファイル名を取得し、USBマスストレージ800に保存された当該ファイル名のジョブデータファイルを削除する。
ステップS507では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS501で取得したジョブ情報リスト(図19)からステップS506で削除を行ったジョブデータファイルに対応するジョブ情報を削除する。
次に、図13を参照しながら、本発明の実施形態のプリンタ400がICカード認証サーバ200よりジョブ転送要求を受信した際のジョブ転送処理について説明する。
なお、図13の処理は、前述の図11のステップS414で送信されたジョブ転送要求コマンドを受信した各プリンタで実行される。
ステップS600では、NIC500の認証サーバ通信部により、ステップS414でICカード認証サーバ200から送信されたユーザ名と転送先プリンタ400のIPアドレスとを含むジョブ転送要求コマンドを受信する。
ステップS601では、NIC500のジョブ管理部553により、NIC500のRAM4002で保持しているジョブ情報リスト(図19)を取得する。
ステップS602では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS601で取得したジョブ情報リスト(図19)の中に、ステップS600で受信したジョブ転送要求コマンドに含まれるユーザ名に対応するジョブを検索し、ジョブ情報を取得する。
ステップS603では、NIC500のジョブ管理部553により、ジョブ情報(図19)の中にユーザ名に対応するジョブ(ステップS602で取得したジョブ情報)で、後述するステップS604でのジョブ取得要求が未送信のジョブが存在するか否かを判断する。未送信のジョブ存在する場合はステップS604へ進み、対応するジョブが存在しない場合は処理を終了する。
ステップS604では、NIC500のジョブ管理部553が、本体通信部554を介してジョブ取得要求が未送信のジョブのファイル名を含むジョブ取得要求をUSBマスストレージ800に送信する。このジョブ取得要求は、ステップS602で取得したユーザ名に対応するジョブ情報分送信される。
ステップS605では、本体通信部554よりファイル名を含むジョブ取得要求を受信する。
ステップS606では、ステップS605で取得したジョブ取得要求からファイル名を取得し、USBマスストレージ800に保存されたファイル名に対応するジョブデータファイルを取得する。
ステップS607では、ステップS606で取得したジョブデータファイルをプリンタ400に送信する。
ステップS608では、NIC500のジョブ管理部553が、本体通信部554を介してステップS607で送信されたジョブデータファイルを受信する。
ステップS609では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS608で受信したジョブデータファイルをステップS600にて受信したジョブ転送要求コマンドに含まれる転送先プリンタ400のIPアドレスに対し送信する。
これにより、ユーザがフロアを移動した際に、そのフロアの親プリンタにジョブデータファイルを記憶させることができるので、所望のプリンタから自分の印刷物を出力することができる。また、ユーザが入室したフロアのプリンタにジョブデータファイルを転送することで、印刷することが予想されないプリンタにはジョブデータファイルが記憶されないため、記憶容量を圧迫することを防ぐことができる。
ステップS610では、NIC500のジョブ管理部553により、ステップS601で取得したジョブ情報リスト(図19)からステップS609で送信を行ったジョブデータファイルに対応するジョブ情報を削除する。
次に、図14〜図19を参照しながら、本発明の実施形態で用いるデータについて説明する。
図14は、入退室管理サーバ300の外部メモリ2011に記憶されている入退室管理テーブルの一例を示す図である。
入室管理テーブルはカード情報、ユーザ名、入退室状態が対応付いて記憶されており、フロアの入り口に設置されているカードリーダにユーザがICカードをかざした際にカードリーダから送信される入退室イベントコマンドに従って、更新される。
なお、本実施の形態では入退室状態には、入退室イベントコマンドに含まれる入退室フラグが記憶される。入退室フラグについては前述の通り、「−1」の場合には退社を示し。「0」の場合にはフロアを退出したことを示し、「1A,1B,1C,2A,2B・・・」の場合には、フロアに入室したことを示す。また「1A,1B,1C,2A,2B・・・」は入室したフロアや部屋を示す識別情報になっている。
図15は、ICカード認証サーバ200のROM2003に記憶されているジョブ削除設定ファイルの一例を示す図である。
ジョブ削除設定ファイルには、退社削除機能と退社フラグを有している。退社削除機能については、退社時にジョブデータを削除するか否かを決定するための値(ONまたはOFF)を保持し、退社フラグは退社時に図14の入退室管理テーブルの入室状態で記憶されるフラグを定める値(−1)を保持している。
図16は、ICカード認証サーバ200の外部メモリ2011に記憶されている認証テーブルの一例を示す図である。
認証テーブルは、プリンタ400や複合機900のカードリーダにICカードがかざされた際に認証を行うために参照され、カード情報とユーザ名が対応付いて記憶されている。
図17は、ICカード認証サーバ200のROM2003で記憶されるジョブ転送テーブル(印刷データ転送テーブル)の一例を示す図である。
ジョブ転送テーブルは、前述のように、行には、図14の入室状態に記憶される値と対応する入室状態フラグを示し、列はプリンタ400の機種を示す。行には、該当する入室状態フラグごとに、フロアに設置されている同じ機種のプリンタ群の中での親のプリンタのIPアドレスが記載されている。たとえば、入室状態フラグ1Cにおいてプリンタ−2の機種であるプリンタ群の中の親プリンタのIPアドレスは「192.168.12.42」である。また、他のフロア(1B)でプリンタ−2の機種であるプリンタ群の中の親プリンタのIPアドレスは「192.168.11.67」である。言い換えると、ジョブ転送テーブルは、フロア(エリア)ごとにジョブデータの転送が可能なプリンタのIPアドレスが、機種によってグループ化され記憶されている。
図18は、プリンタ400のNIC500のROM4007、または複合機900のHDD5007で保持している動作モード設定ファイルの一例を示す図である。
動作モード設定ファイルは、動作モードと親プリンタを有している。動作モードには、動作モード設定ファイルを保持しているプリンタ400または複合機900自身が、親となるプリンタなのか子となるプリンタなのかを判定するための情報(親または子)を保持(記憶)している。また、自身が子となるプリンタの場合に自分のプリンタに対して親となるプリンタのIPアドレスを保持(記憶)している。
図19は、プリンタ400のNIC500のRAM4002、または複合機900のHDD5007で保持しているジョブ情報リストの一例を示す図である。
ジョブ情報リストは、ジョブを出力したユーザ名(例えば、クライアントPC100にログインしたユーザ名)と、ジョブデータ(ファイル)自身のファイル名と、印刷した際のジョブ名(ドキュメント名)と、クライアントPC100から送信されたジョブデータをプリンタ400で受信した際に付与されるタイムスタンプが記憶されている。ユーザ名とジョブ名とファイル名はジョブデータのヘッダーファイルを解析することによって取得し、ジョブリストに記憶させることができる。
なお、ジョブ情報リストは、ジョブデータファイルを蓄積している親プリンタごとに備えており、自身のプリンタで蓄積しているジョブデータのジョブ情報を保持している。
以上のように、本実施形態によれば、プリンタ400や複合機900(画像形成装置)に記憶された印刷データをユーザの入退出に応じて適切なプリンタ400や複合機900(画像形成装置)に転送することで、所望のプリンタ400や複合機900(画像形成装置)からユーザが印刷を行うことができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、図7〜図13の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図7〜図13の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図7〜図13の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 クライアントPC
200 ICカード認証サーバ
300 入退室管理サーバ
400 プリンタ
500 NIC
510 USBケーブル
520 LAN
600 USB HUB
700 ICカードリーダ
800 USBマスストレージ
900 複合機

Claims (13)

  1. 外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と、前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバとが通信可能に接続される画像形成システムであって、
    前記管理サーバは、
    ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、
    前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、
    前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段とを備え、
    前記印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置は、
    前記転送要求送信手段で送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信手段と、
    前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアに設置されている転送先の画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、
    前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、
    前記印刷データ削除要求受信手段で受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除手段と
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記管理サーバは、
    前記エリア情報とエリアに設置されている前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置を特定する特定情報とを対応付けて記憶する特定情報記憶手段と、
    前記特定情報記憶手段から、前記入室したエリアのエリア情報と異なるエリア情報に対応付く第2の特定情報を取得する特定情報取得手段とを更に備え、
    前記転送要求手段は、前記特定情報取得手段で取得した第2の特定情報に従って特定される印刷データの転送元となる前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置へ前記印刷データ転送要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記画像形成システムは、前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置を特定するための情報を記憶する画像形成装置と通信可能に接続され、
    前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置を特定するための情報を記憶する画像形成装置は、
    ユーザ認証に応じて、前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置を特定するための情報に従って、当該画像形成装置に前記ユーザ認証によって得られたユーザ識別情報を含む印刷要求を送信する印刷要求送信手段を備え、
    前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置は、
    前記ユーザ識別情報を含む印刷要求を受信する印刷要求受信手段と、
    前記印刷要求受信手段で受信した印刷要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを、前記印刷要求のあった画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    当該画像形成装置に外部装置から送信された印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する画像形成装置か否かを判定する記憶判定手段と、
    前記記憶判定手段で記憶しない画像形成装置と判定された場合には、前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置を特定するための情報に従って、外部装置から送信された印刷データを転送する印刷データ転送手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記管理サーバは、認証サーバと入退室管理サーバで構成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と通信可能に接続される前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバであって、
    ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、
    前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、
    前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段と
    を備えることを特徴とする管理サーバ。
  7. 画像形成装置が設置されているエリアへの入室を管理し、ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段とを備える管理サーバと通信可能に接続される、外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段備える複数の画像形成装置であって、
    前記転送要求送信手段で送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信手段と、
    前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、
    前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、
    前記印刷データ削除要求受信手段で受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と、前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバとが通信可能に接続される画像形成システムの処理方法であって、
    前記管理サーバが、
    ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理ステップと、
    前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定ステップと、
    前記状態判定ステップで、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信ステップと、
    前記状態判定ステップで、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信ステップとを実行し、
    前記印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置が、
    前記転送要求送信ステップで送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信ステップと、
    前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信ステップと、
    前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信ステップと、
    前記印刷データ削除要求受信ステップで受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除ステップと
    を実行することを特徴とする処理方法。
  9. 外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と通信可能に接続される前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバの処理方法であって、
    前記管理サーバが、
    ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理ステップと、
    前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定ステップと、
    前記状態判定ステップで、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信ステップと、
    前記状態判定ステップで、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信ステップと
    を実行することを特徴とする処理方法。
  10. 画像形成装置が設置されているエリアへの入室を管理し、ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段とを備える管理サーバと通信可能に接続される、外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段備える複数の画像形成装置の処理方法であって、
    前記画像形成装置が
    前記管理サーバから送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信ステップと、
    前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信ステップと、
    前記管理サーバから前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信ステップと、
    前記印刷データ削除要求受信ステップで受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除ステップと
    を実行することを特徴とする処理方法。
  11. 外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と、前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバとが通信可能に接続される画像形成システムのプログラムであって、
    前記管理サーバを、
    ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、
    前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、
    前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段として機能させ、
    前記印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置を、
    前記転送要求送信手段で送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信手段と、
    前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、
    前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、
    前記印刷データ削除要求受信手段で受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  12. 外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段を備える複数の画像形成装置と通信可能に接続される前記画像形成装置と当該画像形成装置が設置されているエリアへの入室とを管理する管理サーバのプログラムであって、
    前記管理サーバを、
    ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、
    前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、
    前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 画像形成装置が設置されているエリアへの入室を管理し、ユーザの前記各エリアに対する入退室にかかる入退室情報を管理する入退室管理手段と、前記入退室情報に従って、ユーザの各エリアに対する入退室状態を判定することにより、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態であるのか、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態であるのかを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段で、他のエリアに移動するべく印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがあると判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から印刷データを削除することなく、印刷データが記憶されている画像形成装置が設置されている前記エリアをユーザが退室し、さらに前記画像形成装置が設置されている他のエリアへ入室することがない状態と判定された場合に、前記退室したエリアの前記印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に対して、当該ユーザのユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を送信する印刷データ削除要求送信手段と、前記状態判定手段で、前記画像形成装置が設置されている他のエリアにユーザが入室した状態と判定された場合に、ユーザの入室に追尾して、ユーザが退室したエリアに設置されている画像形成装置に記憶されている印刷データであって、当該入室したユーザの印刷データが、ユーザ退室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置から、ユーザが入室したエリアに設置されている印刷データ記憶手段を備える画像形成装置に転送されるように、入室したユーザのユーザ識別情報及び入室したエリアのエリア情報を含む入室情報に従って、当該入室したエリアと異なるエリアの印刷データの転送元となる画像形成装置を特定し、当該特定された前記画像形成装置に対して、前記ユーザ識別情報と前記入室したエリアにおける印刷データの転送先となる前記画像形成装置を特定する第1の特定情報とを含む印刷データ転送要求を送信する転送要求送信手段とを備える管理サーバと通信可能に接続される、外部装置から画像形成装置に送信された印刷データを取得し、当該印刷データをユーザ識別情報と対応付けて記憶する印刷データ記憶手段備える複数の画像形成装置のプログラムであって、
    前記画像形成装置を、
    前記転送要求送信手段で送信された前記印刷データ転送要求を受信する転送要求受信手段と、
    前記印刷データ転送要求に含まれる前記第1の特定情報に従って、前記印刷データ転送要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記入室したエリアの画像形成装置へ送信する印刷データ送信手段と、
    前記ユーザ識別情報を含む印刷データ削除要求を受信する印刷データ削除要求受信手段と、
    前記印刷データ削除要求受信手段で受信した前記印刷データ削除要求に含まれるユーザ識別情報に対応する印刷データを前記印刷データ記憶手段から削除する削除手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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