JP5353670B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コモンレールで蓄圧された燃料を燃料噴射弁から内燃機関の各気筒に噴射する燃料噴射システムの燃料漏れを判定する燃料噴射制御装置に関する。
従来、コモンレールで蓄圧された燃料を燃料噴射弁から内燃機関の各気筒に噴射する燃料噴射システムにおいては、コモンレールの圧力(以下、コモンレール圧とも言う。)を目標コモンレール圧に一致させるために、燃料供給ポンプの圧送量を調量弁等により調整している。
このような燃料噴射システムにおいては、例えば燃料配管の損傷箇所から燃料が漏れるとコモンレール圧が低下するので、低下したコモンレール圧を目標コモンレール圧に一致させるために、燃料供給ポンプの圧送量を不必要に増加する制御が行われる。
そこで、燃料供給ポンプの圧送量、燃料噴射弁の噴射量およびリーク量、コモンレール圧の変化量から燃料の供給量と消費量との収支を算出し、算出した収支に基づいて燃料が漏れているか否かを判定することが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1、2においては、燃料供給ポンプの圧送量、燃料噴射弁の噴射量およびリーク量、コモンレール圧の変化量から、燃料の供給量と消費量の収支を算出する場合、燃料供給ポンプの圧送量を、圧送開始から圧送終了までの圧送行程が漏れ判定の対象となる圧送回数分完了しているものとして算出している。
例えば特許文献2では、燃料漏れを判定する判定期間として360°CAを設定し、この判定期間中に2回の噴射に対して1回の圧送が完了しているものとして燃料の供給量と消費量の収支を算出し、この算出結果に基づいて燃料漏れを判定している。
特許第3508359号公報 特許第4026368号公報
しかしながら、設定した判定期間中において、例えば燃料噴射弁が1回以上の燃料噴射を完了しているのに対し、燃料供給ポンプは必ずしも1回以上の圧送行程を完了するとは限らない。燃料供給ポンプは、判定期間の判定開始時期または判定終了時期に圧送行程を実行中のときもある。
この場合に、燃料噴射弁からの1回以上の燃料噴射に対して燃料供給ポンプから1回以上の圧送行程が完了しているものとして燃料の供給量と消費量との収支を算出すると、収支を正確に算出できないので、燃料漏れを高精度に判定できない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、燃料漏れを高精度に判定できる燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
請求項1から4に記載の発明によると、燃料噴射弁が1回の燃料噴射を完了するように設定された判定開始時期から判定終了時期までの判定期間において、噴射量算出手段が算出する燃料噴射弁による1回の噴射量と、圧送量算出手段が算出する燃料供給ポンプの圧送量と、リーク量算出手段が算出する燃料噴射弁のリーク量と、圧力検出手段が検出する判定終了時期と判定開始時期とにおけるコモンレールの圧力差と、に基づいて燃料噴射システムの燃料漏れ量を漏れ量算出手段が算出する。
このように、燃料漏れを判定する判定期間を判定開始時期と判定終了時期とで規定し、判定開始時期から判定終了時期までの判定期間中において燃料供給ポンプから圧送される圧送量を算出するので、判定開始時期または判定終了時期において燃料供給ポンプが燃料を圧送中であっても、圧送量算出手段は判定期間中の圧送量を算出する。
これにより、判定期間中における、燃料噴射弁の噴射量およびリーク量と、燃料供給ポンプの圧送量と、判定終了時期と判定開始時期とにおけるコモンレールの圧力差とに基づいて、燃料の収支を正確に算出できる。その結果、判定期間中において、燃料漏れを高精度に判定できる。
ところで、燃料漏れが発生していると決定する場合は、1回の判定で燃料漏れを決定するのではなく、燃料漏れが発生していると判定される算出結果が複数回発生する場合に燃料漏れが発生していると決定することが望ましい。この場合、燃料噴射弁が複数回噴射する期間を判定期間とすると、判定を決定するために必要な回数の判定を実行する間に多くの燃料が漏れることになる。
そこで、請求項1から4に記載の発明によると、漏れ量算出手段は、判定期間中に燃料噴射弁が燃料を1回噴射するように判定開始時期と判定終了時期とを設定している。
これにより、1回の判定期間が短くなるので、複数回の判定を実行しても、極力短時間で燃料漏れが発生していると決定することができる。その結果、例えば燃料漏れを報知する警告音の発生、警告灯の点灯等、燃料漏れに対する適切なフェイルセーフ処理を速やかに実行できる。
請求項2に記載の発明によると、判定開始時期は燃料噴射弁に燃料噴射を指令する噴射指令信号の立ち上がり時期であり、判定終了時期は噴射指令信号の立ち下がり時期から燃料噴射弁の閉弁遅れを考慮した燃料噴射弁の閉弁時期である。
これにより、判定開始時期から判定終了時期の間で燃料噴射弁は確実に燃料を1回噴射する。したがって、この判定期間中において、燃料噴射弁の噴射量およびリーク量と、燃料供給ポンプの圧送量と、判定終了時期と判定開始時期とにおけるコモンレールの圧力差から算出する燃料損失量とに基づいて、燃料の収支を正確に算出できる。
請求項3に記載の発明によると、圧送量算出手段は、判定期間中において燃料供給ポンプの各プランジャによる圧送量を合計する。
これにより、判定期間中において、複数のプランジャから重なって燃料が圧送されても、燃料供給ポンプの圧送量を高精度に算出できる。
請求項4に記載の発明によると、圧送量算出手段は、判定開始時期および判定終了時期における燃料供給ポンプのプランジャの角度位置に基づいて判定期間中における各プランジャによる圧送量を算出する。
各プランジャから圧送される圧送量は、プランジャの変位量に応じて決定されるので、プランジャの角度位置に基づいて、判定期間中における各プランジャによる圧送量を高精度に算出できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
第1実施形態による燃料噴射システムを示すブロック図。 噴射指令パルスと各プランジャのリフト量との関係を示すタイムチャート。 漏れ判定期間中の噴射指令パルスとプランジャのリフト量との関係を示すタイムチャート。 燃料漏れ判定ルーチンを示すフローチャート。 燃料供給ポンプの圧送量算出ルーチンを示すフローチャート。 第2実施形態による燃料噴射システムを示すブロック図。 噴射指令パルスと各プランジャのリフト量との関係を示すタイムチャート。 漏れ判定期間中の噴射指令パルスとプランジャのリフト量との関係を示すタイムチャート。 他の実施形態による6気筒エンジンにおける1噴射2圧送時および2噴射1圧送時の噴射指令パルスと各プランジャのリフト量との関係を示すタイムチャート。 他の実施形態による4気筒エンジンにおける1噴射2圧送時および2噴射1圧送時の噴射指令パルスと各プランジャのリフト量との関係を示すタイムチャート。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(燃料噴射システム10)
図1に第1実施形態の燃料噴射システム10を示す。燃料噴射システム10は、例えば、自動車用の6気筒のディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」ともいう。)2に燃料を供給するためのものである。燃料噴射システム10は、燃料供給ポンプ14と、コモンレール20と、燃料噴射弁30と、電子制御装置(Electronic Control Unit:ECU)40とを備えている。
燃料供給ポンプ14は、燃料タンク12から燃料を汲み上げるフィードポンプを内蔵している。燃料供給ポンプ14は、カムシャフトのカムの回転に伴いプランジャが往復移動することにより、フィードポンプから加圧室に吸入した燃料を加圧する公知のポンプである。
燃料供給ポンプ14には、カムシャフトのカムの回転方向に120°間隔で3個のプランジャが設置されている。つまり、カムシャフトが1回転する間に、燃料供給ポンプ14は燃料を3回圧送する。本実施形態では、クランクシャフトが1回転する間に燃料供給ポンプ14のプランジャを駆動するカムシャフトも1回転する。
調量アクチュエータとしての調量弁16は、燃料供給ポンプ14の吸入側に設置されており、電流制御されることにより燃料供給ポンプ14の各プランジャが吸入行程で吸入する燃料吸入量を調量する。燃料吸入量が調量されることにより、燃料供給ポンプ14の各プランジャからの燃料圧送量が調量される。
コモンレール20は、燃料供給ポンプ14から圧送される燃料を蓄圧する中空の部材である。コモンレール20には、内部の燃料圧力(コモンレール圧)を検出する圧力センサ22、および、内部の燃料を燃料タンク12側へ溢流させることでコモンレール圧を減圧する減圧弁24が設けられている。減圧弁24に代えてプレッシャリミッタを設置し、コモンレール圧が所定圧を超えると、コモンレール20内の燃料を燃料タンク12側に排出してコモンレール圧が所定圧を超えることを防止してもよい。
エンジン2には、運転状態を検出するセンサとして、エンジン回転数(NE)を検出する回転数センサ32が設置されている。さらに、運転状態を検出する他のセンサとして、運転者によるアクセルペダルの操作量であるアクセル開度(ACCP)を検出するアクセルセンサ、冷却水の温度(水温)、吸入空気の温度(吸気温)をそれぞれ検出する温度センサ等が燃料噴射システム10に設けられている。
燃料噴射弁30は、エンジン2の各気筒に設置されており、コモンレール20で蓄圧された燃料を気筒内に噴射する。燃料噴射弁30は、例えば、噴孔を開閉するノズルニードルのリフトを制御室の圧力で制御する公知の電磁弁である。燃料噴射弁30の噴射量は、ECU40から指令される噴射指令信号のパルス幅によって制御される。噴射指令信号のパルス幅が長くなると、噴射量が増加する。
ECU40は、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を中心とするマイクロコンピュータにて主に構成されている。ECU40は、ROMまたはフラッシュメモリに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、圧力センサ22、回転数センサ32を含む各種センサから取り込んだ出力信号に基づき、燃料噴射システム10の各種制御を実行する。
例えば、ECU40は、圧力センサ22が検出するコモンレール圧が目標圧力になるように調量弁16への通電量を制御し、燃料供給ポンプ14の圧送量を調量する。ECU40は、調量弁16を制御する電流値と圧送量との相関を表す特性マップに基づいて、調量弁16を制御する電流値を設定する。
また、ECU40は、燃料噴射弁30の燃料噴射量、燃料噴射時期、およびメイン噴射の前後にパイロット噴射、ポスト噴射等を実施する多段噴射のパターンを制御する。
ECU40は、燃料噴射弁30に噴射を指令する噴射指令信号のパルス幅と噴射量との相関を示す噴射特性マップを、コモンレール圧の所定の圧力範囲毎にROMまたはフラッシュメモリに記憶している。そして、ECU40は、エンジン回転数およびアクセル開度に基づいて燃料噴射弁30の噴射量が決定されると、圧力センサ22が検出したコモンレール圧に応じて該当する圧力範囲の噴射特性マップを参照し、決定された噴射量を燃料噴射弁30に指令する噴射指令信号のパルス幅を噴射特性マップから取得する。
(漏れ判定期間)
図2に、燃料噴射弁30に対する噴射指令パルスと、燃料供給ポンプ14の各プランジャのリフト量との関係を示す。噴射指令パルスの上の#1〜#6の数字は噴射する気筒番号を表している。本実施形態では、6気筒の燃料噴射弁30から6回燃料を噴射する間に、燃料供給ポンプ14から燃料が6回圧送される。つまり、平均すると、1回の燃料噴射に対して1回の燃料圧送が実行される。
本実施形態では、燃料噴射弁30からの1回の燃料噴射を含む判定期間を設定している。つまり、判定期間中において1回の燃料噴射が開始および終了し、完了している。そして、設定された判定期間中において、燃料供給ポンプ14が圧送する圧送量を算出し、燃料漏れを判定する。ここで、判定期間の長さ、または判定開始時期および判定終了時期によっては、1回の燃料噴射に対して1回の燃料圧送が対応するとは限らない。
図3に示すように、本実施形態では、噴射指令パルスの立ち上がり時期を判定開始時期Tsとし、噴射パルスの立ち下がりから燃料噴射弁30の閉弁遅れTcdを考慮した閉弁時期を判定終了時期Teとして判定期間Tpを設定している。噴射指令パルスの立ち上がり時期Tsは、燃料供給ポンプ14のプランジャの上死点(TDC)よりも所定角度(TFIN)だけ進角側に設定されている。
図3においてBALCAは、燃料供給ポンプ14のプランジャが下死点位置から上昇し、デリバリバルブが開弁して該当プランジャから燃料の圧送が開始される角度位置を表している。各プランジャの下死点から上死点までの1圧送行程は180°CAである。また、プランジャ間の行程の位相差は120°CAである。
(圧送量算出)
ECU40は、圧力センサ22の出力信号から実コモンレール圧を検出し、エンジン回転数、アクセル開度等の運転状態に基づいてコモンレールの目標コモンレール圧を設定する。そして、実コモンレール圧と目標コモンレール圧との偏差から、1プランジャ当たりの指令圧送量QPMPを算出する。
そして、プランジャの下死点位置を0°CAとし、プランジャの下死点からの角度位置をPLIFTCA(°CA)とすると、PLIFTCAの位置にあるプランジャが圧送行程のTDC(180°CA)までに圧送する圧送量QPMPJDB(PLIFTCA)は、次式(1)で表される。ただし、BALCA≦PLIFTCA<180°CAである。
QPMPJDB(PLIFTCA)=
QPMP−QPMP×(PLIFTCA−BALCA)/(180°CA−BALCA)
・・・(1)
式(1)において(180°CA−BALCA)は、QPMPを圧送するために要するBALCAから上死点までのプランジャのリフト角度量を表し、(PLIFTCA−BALCA)はBALCAからPLIFTCAまで移動するプランジャのリフト角度量を表している。
PLIFTCAの位置が0°CA≦PLIFTCA<BALCA、180°CA≦PLIFTCA≦360°CAの場合、QPMPJDB(PLIFTCA)=0である。
次に、判定期間Tpを規定する判定開始位置Ts、判定終了位置Teに応じた1プランジャ当たりの圧送量QPMPPLn(nはプランジャ番号)を算出する式をそれぞれ示す。
(1)−180°CA<Ts<Te<BALCA
QPMPPLn=0
(2)0°CA<Ts<BALCA<Te<180°CA
QPMPPLn=QPMPJDB(BALCA)−QPMPJDB(Te)
(3)0°CA<BALCA<Ts<Te<180°CA
QPMPPLn=QPMPJDB(Ts)−QPMPJDB(Te)
(4)0°CA<BALCA<Ts<180°CA<Te
QPMPPLn=QPMPJDB(Ts)
図3のように、2個のプランジャが判定期間Tpで重なって燃料を圧送する場合に燃料供給ポンプ14が判定期間Tpで圧送する圧送量の合計QPMPJDは、次式(2)に示すように、判定期間Tpにおける#1プランジャの圧送量QPMPPL1と#2プランジャの圧送量QPMPPL2との合計である。判定期間Tpの設定によっては、#3プランジャの圧送量も加算する場合がある。
QPMPJD=QPMPPL1+QPMPPL2 ・・・(2)
例えば、図3に示す判定期間TpにおけるQPMPJDは、式(2)に次の各式(3)、(4)を代入して算出できる。
QPMPPL1=QPMPJDB(TDC−TFIN) ・・・(3)
QPMPPL2=QPMPJDB(TDC−120°CA−TFIN)−
QPMPJDB(TDC−120°CA−TFIN+Tp)
・・・(4)
(漏れ判定)
次に、燃料噴射システム10の漏れ判定について説明する。本実施形態においては、判定期間Tpにおける燃料噴射システム10の漏れ量QLEAKは、次式(5)で算出できる。
QLEAK=QPMPJD−(QSUM×n+QINJ+QPc) ・・・(5)
尚、QINJは次式(6)で表される。
QINJ=QILSJD×Tp/180°CA+QILDJD×n ・・・(6)
式(5)、(6)において、前述したQPMPJD以外の各パラメータは以下の意味を表している。
QSUM:1個の燃料噴射弁30に対する1回の指令噴射量
QINJ:判定期間における全気筒の燃料噴射弁30からのリーク量
QILSJD:燃料供給ポンプ14の1圧送当たりにおける6気筒の全燃料噴射弁30の静リーク量
QILDJD:1個の燃料噴射弁30における1回の噴射当たりの動リーク量
QPc:判定期間Tpを規定する判定開始時期Tsと判定終了時期Teとにおけるコモンレール圧の偏差ΔPcを燃料量に換算した値
n:判定期間中の噴射回数(第1実施形態では、n=1)
つまり、判定期間Tpにおいて、燃料供給ポンプ14から圧送される燃料の圧送量(QPMPJD)から、燃料噴射弁30から噴射される噴射量の合計{QSUM×n(n=1)}と、燃料噴射弁30のリーク量(QINJ)と、コモンレール圧の偏差に相当する燃料量(QPc)との合計を減算したものが、燃料噴射システム10の燃料漏れ量(QLEAK)として表されている。
ECU40は、式(5)から算出される燃料漏れ量が所定量を超え、その判定結果が所定回数連続すると、燃料噴射システム10に燃料漏れが発生していると決定する。
(燃料漏れ判定ルーチン)
図4に燃料漏れ判定ルーチンのフローチャートを示す。図4のルーチンは常時実行される。図4において「S」はステップを表している。
ECU40は、判定期間Tp中の燃料供給ポンプ14の圧送量QPMPJDを式(2)〜(4)に基づいて算出し(S400)、判定期間Tp中の燃料噴射弁30からのリーク量QINJを式(6)に基づいて算出し(S402)、判定期間Tp中の燃料噴射弁30の噴射量QSUMを算出する(S404)。圧送量QPMPJDの算出ルーチンについては後述する。
さらに、ECU40は、判定期間Tpを規定する判定開始時期Tsと判定終了時期Teとにおけるコモンレール圧の偏差からコモンレール20における燃料の流出量と流入量との収支を算出し(S406)、燃料漏れを判定する閾値QLJDAをコモンレール圧に基づいてマップ等から算出する(S408)。
次にECU40は、式(5)および(6)に基づいて燃料噴射システム10の漏れ量QLEAKを算出する(S410)。そして、例えば、今回算出した漏れ量と、1回前に算出した漏れ量と、2回前に算出した漏れ量とにそれぞれ重み係数として適合値を乗算した合計を、漏れ量QLEAKをフィルタ処理した今回の漏れ量QLEAKAとして算出する(S412)。
このように、今回を含み今まで複数回算出した漏れ量にフィルタ処理として重み付けを行って今回の漏れ量を算出することにより、センサ検出信号がノイズ等により適正値から外れた値となり今回算出した漏れ量が適正値から外れる場合にも、そのずれ量を小さくすることができる。その結果、燃料漏れを誤判定することを防止できる。
ECU40は、漏れ量QLEAKAが漏れ判定閾値QLJDAより大きいか否かを判定し(S414)、QLEAKA≦QLJDAであれば(S414:No)、S400に処理を移行する。
QLEAKA>QLJDAであれば(S414:Yes)、ECU40は判定フラグを1に設定し、漏れカウンタを+1する(S416)。そして、漏れカウンタが所定回数を超えると(S418:Yes)、燃料噴射システム10に漏れが発生していると決定し(S420)、本ルーチンを終了する。
漏れカウンタが所定回数以下の場合(S418:No)、ECU40は本ルーチンを終了する。
漏れカウンタが所定回数を超えている場合、ECU40は、S420または他のルーチンで,警告音の発生、警告灯の点灯等の適切なフェイルセーフ処理を実行する。
(圧送量算出ルーチン)
図5に、図4のS400で実行される圧送量算出ルーチンを示す。ECU40は、コモンレール圧と燃料供給ポンプ14に対する指令圧送量とから、圧送行程における燃料供給ポンプ14のデリバリバルブの開弁時期(BALCA)を算出する(S430)。
そして、ECU40は、判定期間Tpを規定する判定開始時期Tsと判定終了時期Teとにおける各プランジャのリフト量を算出する(S432)。ECU40は、デリバリバルブの開弁時期と、判定開始時期Tsと判定終了時期Teとにおける各プランジャのリフト量とに基づいて、判定期間Tp中の燃料供給ポンプ14の圧送量を算出し(S434)、本ルーチンを終了する
本実施形態では、燃料噴射システム10の漏れを判定する場合に、最小単位となる燃料噴射弁30の1回の噴射に対して燃料供給ポンプ14の圧送量を算出し、燃料噴射システム10の漏れ量を算出している。これにより、燃料噴射システム10に漏れが発生していると判定するときに要する1回当たりの判定時間が短くなる。その結果、燃料漏れの判定結果が所定回数を超えて連続して発生し、燃料噴射システム10に漏れが発生していると決定するまでに要する時間が短くなるので、燃料漏れに対して速やかに適切なフェイル処理を実行できる。
本実施形態では、ECU40が本発明の燃料噴射制御装置に相当し、エンジン2が本発明の内燃機関に相当する。また、図4のS400および図5のS430〜S434の処理が本発明の圧送量算出手段が実行する機能に相当し、図4のS402の処理が本発明のリーク量算出手段が実行する機能に相当し、図4のS404の処理が本発明の噴射量算出手段が実行する機能に相当し、S406の処理が本発明の圧力検出手段が実行する機能に相当し、S410およびS412の処理が本発明の漏れ量算出手段が実行する機能に相当する。
また、図4のS414〜S420の処理は、燃料漏れ量に基づいて燃料噴射システム10の燃料漏れを判定する漏れ判定手段が実行する機能に相当する。
そして、ECU40は、制御プログラムを実行することにより、圧力検出手段、噴射量算出手段、リーク量算出手段、圧送量算出手段、漏れ量算出手段、漏れ判定手段として機能する。
[第2実施形態]
第2実施形態による燃料噴射システムを図6に示す。燃料噴射システム50は、自動車用の4気筒のディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」ともいう。)52に燃料を供給するためのものである。
燃料供給ポンプ54には、カムシャフトのカムに対して180°反対位置に2個のプランジャが設置されている。つまり、カムシャフトが1回転する間に、燃料供給ポンプ54は燃料を2回圧送する。本実施形態では、クランクシャフトが1回転する間に燃料供給ポンプ54のプランジャを駆動するカムシャフトも1回転する。
したがって、図7に示すように、クランクシャフトが2回回転し、4気筒の燃料噴射弁30から合計4回噴射する間に、燃料供給ポンプ54は4回燃料を圧送する。つまり、平均すると、1回の燃料噴射に対して1回の燃料圧送が実行される。各プランジャの下死点から上死点までの1圧送行程は第1実施形態と同様に180°CAである。また、プランジャ間の行程の位相差は180°CAである。
図8に示すように、第2実施形態の判定期間Tpは、噴射指令パルスの立ち上がり時期を判定開始時期Tsとし、次の噴射パルスの立ち上がり時期を判定終了時期Teとしている。噴射指令パルスの立ち上がり時期Tsは、燃料供給ポンプ14のプランジャの上死点(TDC)よりも所定角度(TFIN)だけ進角側に設定されている。
第2実施形態において、2個のプランジャが判定期間Tpで重なって燃料を圧送する場合に燃料供給ポンプ14が判定期間Tpで圧送する圧送量の合計QPMPJDは、次式(7)〜(9)で表される。
QPMPJD=QPMPPL1+QPMPPL2 ・・・(7)
QPMPPL1=QPMPJDB(TDC−TFIN) ・・・(8)
QPMPPL2=QPMPJDB(BALCA)−
QPMPJDB(Tp−TFIN) ・・・(9)
以下、ECU60は、第1実施形態と同様の手順で、式(5)および(6)に基づいて燃料漏れ量を算出し、燃料噴射システム50の漏れを判定する。
第2実施形態では、エンジン52が本発明の内燃機関に相当し、ECU60が本発明の燃料噴射制御装置に相当する。
以上説明した上記実施形態では、燃料噴射システムの燃料漏れを判定する判定期間を判定開始時期と判定終了時期とで規定し、判定開始時期から判定終了時期までの間において、燃料供給ポンプから圧送される圧送量を算出している。
これにより、判定期間中における、燃料噴射弁の噴射量およびリーク量と、燃料供給ポンプの圧送量と、判定終了時期と判定開始時期とにおけるコモンレールの圧力差とに基づいて、燃料の収支を正確に算出できる。その結果、判定期間中において、燃料漏れを高精度に判定できる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、平均すると、燃料噴射弁の1回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプの1回の燃料圧送が対応する燃料噴射システムの漏れ判定について説明した。
これに対し、第1実施形態と同様に、6気筒のエンジンと120°間隔で3個のプランジャが設置されている燃料供給ポンプとを備える燃料噴射システムにおいて、図9の(A)に示すように、6回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプから12回の燃料圧送を実行させる場合にも、1回の燃料噴射を含む判定期間中における噴射量と圧送量とを算出し、式(5)、(6)から漏れ量を算出できる。そして、算出した漏れ量に基づいて燃料噴射システムの漏れを判定できる。
この燃料噴射システムでは、平均すると、燃料噴射弁の1回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプの2回の燃料圧送が対応する。噴射回数と圧送回数との比率は、クランクシャフトとカムシャフトとの回転数の比率により決定される。図9の(A)では、クランクシャフトが1回回転するときにカムシャフトは2回回転する。
また、図9の(B)に示すように、6回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプから3回の燃料圧送を実行する燃料噴射システムにおいても、1回の燃料噴射を含む判定期間中における噴射量と圧送量とを算出し、式(5)、(6)から漏れ量を算出できる。そして、算出した漏れ量に基づいて燃料噴射システムの漏れを判定できる。
この燃料噴射システムでは、平均すると、燃料噴射弁の2回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプの1回の燃料圧送が対応する。そして、クランクシャフトが2回回転するときにカムシャフトは1回回転する。
また、第2実施形態と同様に、4気筒のエンジンと180°反対に2個のプランジャが設置されている燃料供給ポンプとを備える燃料噴射システムにおいて、図10の(A)に示すように、4回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプから8回の燃料圧送を実行する燃料噴射システムにおいても、1回の燃料噴射を含む判定期間中における噴射量と圧送量とを算出し、式(5)、(6)から漏れ量を算出できる。そして、算出した漏れ量に基づいて燃料噴射システムの漏れを判定できる。この燃料噴射システムでは、平均すると、燃料噴射弁の1回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプの2回の燃料圧送が対応する。
また、図10の(B)に示すように、4回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプから2回の燃料圧送を実行する燃料噴射システムにおいても、1回の燃料噴射を含む判定期間中における噴射量と圧送量とを算出し、式(5)、(6)から漏れ量を算出できる。そして、算出した漏れ量に基づいて燃料噴射システムの漏れを判定できる。この燃料噴射システムでは、平均すると、燃料噴射弁の2回の燃料噴射に対して燃料供給ポンプの1回の燃料圧送が対応する。
尚、燃料漏れの判定期間は、1回の燃料噴射に限らず、複数回の燃料噴射を含む範囲で設定してもよい。また、判定期間を規定する判定開始時期および判定終了時期は、燃料噴射中でなければ、どの時期に設定してもよい。
また、上記実施形態では、燃料供給ポンプ14の吸入側に調量弁16が設置されており、燃料供給ポンプ14が吸入行程で吸入する燃料吸入量を調量弁16が調量することにより、燃料供給ポンプ14の圧送量を調量した。これに対し、燃料供給ポンプ14の吐出側に調量弁を設置し、燃料供給ポンプ14の燃料圧送量を調量してもよい。
上記実施形態では、圧力検出手段、噴射量算出手段、リーク量算出手段、圧送量算出手段、漏れ量算出手段および漏れ判定手段の機能を制御プログラムにより機能が特定されるECU40、60により実現している。これに対し、上記手段の機能の少なくとも一部を、回路構成自体で機能が特定されるハードウェアで実現してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
2、52:ディーゼルエンジン(内燃機関)、10、50:燃料噴射システム、14、54:燃料供給ポンプ、20:コモンレール、30:燃料噴射弁、40、60:ECU(燃料噴射制御装置、圧力検出手段、噴射量算出手段、リーク量算出手段、圧送量算出手段、漏れ量算出手段、漏れ判定手段)

Claims (4)

  1. 燃料供給ポンプから供給されコモンレールで蓄圧された燃料を内燃機関の各気筒に設置された燃料噴射弁から噴射する燃料噴射システムの漏れを判定する燃料噴射制御装置において、
    前記コモンレールの圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記燃料噴射弁が1回の燃料噴射を完了するように設定された判定開始時期から判定終了時期までの判定期間内における前記燃料噴射弁の噴射量を算出する噴射量算出手段と、
    前記判定期間内の前記燃料噴射弁のリーク量を算出するリーク量算出手段と、
    前記判定期間内の前記燃料供給ポンプの圧送量を算出する圧送量算出手段と、
    前記判定期間内において、前記噴射量算出手段が算出する前記燃料噴射弁による1回の噴射量と、前記圧送量算出手段が算出する前記燃料供給ポンプの圧送量と、前記リーク量算出手段が算出する前記リーク量と、前記圧力検出手段が検出する前記判定終了時期と前記判定開始時期とにおける前記コモンレールの圧力差と、に基づいて前記燃料噴射システムの燃料漏れ量を算出する漏れ量算出手段と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 前記判定開始時期は前記燃料噴射弁に燃料噴射を指令する噴射指令信号の立ち上がり時期であり、前記判定終了時期は前記噴射指令信号の立ち下がり時期から前記燃料噴射弁の閉弁遅れを考慮した前記燃料噴射弁の閉弁時期であることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記燃料供給ポンプは複数のプランジャが往復移動することにより各プランジャに対応する加圧室で燃料を加圧して圧送し、
    前記圧送量算出手段は、前記判定期間中において各プランジャによる圧送量を合計する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記燃料供給ポンプは複数のプランジャが往復移動することにより各プランジャに対応する加圧室で燃料を加圧して圧送し、
    前記圧送量算出手段は、前記判定開始時期および前記判定終了時期の前記プランジャの角度位置に基づいて前記判定期間中における各プランジャによる圧送量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料噴射制御装置。
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