JP5353617B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、開閉装置の技術分野に属し、特にガス絶縁真空遮断器の開閉装置に関するものである。
従来より、開閉装置の電気接点を開閉するための操作装置には、電磁操作装置やばね操作装置、油圧操作装置等が用いられる。いずれの操作装置においても、経年変化や温度変動による開閉装置の操作力の変化や、可動部分の摩擦力の変化によって、開閉操作時の動作速度が変動することがある。また、遮断の繰り返しにより接点の電極面が損耗する場合があり、接触抵抗の変動や、接点の移動距離が変化することによって、開閉操作時の動作特性が変動することがある。
開閉装置を安定に運用するためには、動作速度変化がそれぞれの開閉装置に設定された許容範囲を逸脱したり、接点損耗量が基準値を上回ることが無いように、定期的な点検、調整が必要となる。
一方、開閉装置に異常検知機能として位置センサを取り付け、動作特性を常時計測し、異常時に限って点検を実施する方式も考案されている。異常検知機能として開閉装置に取り付けられる位置センサの例としては、磁気センサにより可動部分に固定された永久磁石が発生する磁束の変化を読み取り、位置情報に変換する装置や、光学式のセンサによって、可動部分の位置を読み取る装置(例えば、特許文献1参照)が考案されている。
特開2007−149369号公報(第4−6頁、第1図)
ところで、このような位置センサを開閉装置に適用する場合、位置センサの設置スペースの確保が問題となる。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、位置センサの設置スペースを抑制することができる開閉装置を提供することを目的としている。
ベローズの内面に設置した渦電流センサコイルにより、ベローズの圧縮量を検出することによって、可動接点のストロークを検出する。
本発明に係る開閉装置においては、位置センサの設置スペースを抑制することができる。
本発明の実施の形態1における開閉装置が閉極状態にある場合の断面図である。 本発明の実施の形態1における開閉装置が開極状態にある場合の断面図である。 本発明の実施の形態1における開閉装置が閉極状態にある場合のフィルム状のプリント基板(Flexible Printed Circuit、以下 FPCと略する)コイル周辺の断面図である。 本発明の実施の形態1における開閉装置が開極状態にある場合のFPCコイル周辺の断面図である。 本発明の実施の形態1におけるFPCコイルの構成の例である。 本発明の実施の形態1におけるFPCコイルの断面図である。 本発明の実施の形態1におけるベローズの可動軸に垂直な面での断面図である。 本発明の実施の形態1におけるベローズの可動軸に垂直な面での断面図である。 本発明の実施の形態1における渦電流センサ及びベローズの回路図である。 可動接点移動距離と渦電流センサのセンサ出力との関係の例を示すグラフである。 本発明の実施の形態1におけるFPCコイルの構成の別の例である。 本発明の実施の形態2における巻き線コイルの形状の例である。 本発明の実施の形態2におけるベローズの可動軸に垂直な面での断面図である。 本発明の実施の形態3におけるベローズの可動軸に垂直な面での断面図である。 本発明の実施の形態4における複数のFPCコイルの構成の例である。 本発明の実施の形態5におけるFPCコイルの構成の例である。 本発明の実施の形態5におけるガスタンクの可動軸の入り口周辺の拡大断面図である。
実施の形態1.
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態1における開閉装置が閉極状態にある場合の断面図である。本発明の実施の形態1における開閉装置は、図1に示すように、操作装置1と、その操作装置1によって駆動される駆動軸2と、閉極時に可動接点12と固定接点13に接触圧力を与える接圧ばね3と、可動軸8の入り口と主回路9の入り口とが設けられた箱状のガスタンク4と、接圧ばね3を介して駆動軸2と同軸となるように接続され、ガスタンク4の外部と内部に渡って設けられた可動軸8と、可動軸8の軸方向以外への動きを制限するガイド5と、ガスタンク4に設けられた可動軸8の入り口付近に備えられたベローズ6と、可動軸8の中央付近に取り付けられた絶縁ロッド7と、内部が真空である真空バルブ10と、真空バルブ10に設けられた可動軸8の入り口付近に備えられたベローズ6と、真空バルブ10の内部に設けられ、可動軸8の一端に接続された可動接点12と、真空バルブ10の内部に設けられ、可動接点12と対向する固定接点13と、ベローズ6の内部に設けられたフィルム状のプリント基板(Flexible Printed Circuit、以下 FPCと略する)コイル20から構成される。また、可動接点12及び固定接点13は、主回路9と接続されている。
操作装置1には不図示の制御装置が接続されており、制御装置は外部からの指令に応じて操作装置1を制御し、開閉装置を開極状態から閉極状態へ、又は、閉極状態から開極状態へ、移行させる。
操作装置1の内部には、駆動軸2を軸方向に駆動する駆動機構、例えば、コイルの電磁力で駆動軸2を駆動する電磁操作機構、ばね力で駆動軸2を駆動するばね機構、または、油圧にて駆動軸2を駆動する油圧機構などが備えられている。
駆動軸2には、接圧ばね3を介して可動軸8、絶縁ロッド7、及び、可動接点12が接続されており、可動軸8、絶縁ロッド7、及び、可動接点12は、駆動軸2の駆動とともに、軸方向へストロークするようになっている。
開閉装置が閉極状態にある場合、操作装置1に接続されている駆動軸2が、可動接点12に向かう方向に押し込まれ、可動接点12と固定接点13は接触した状態を保持している。また、このとき接圧ばね6は、所定量だけ圧縮された状態となっており、接圧ばね6の反発力によって、可動接点12は固定接点13に押し付けられている。この状態において、可動接点12及び固定接点13には主回路9を通して電流が流れる。
図2は本発明の実施の形態1における開閉装置が開極状態にある場合の断面図である。操作装置1の駆動軸2が操作装置1側へ引き込まれることにより、まず、接圧ばね3が伸張する。接圧ばね3は所定量までしか伸張できないように構成されているため、その所定量まで伸張した時点で、絶縁ロッド7、可動軸8、及び、可動接点12が操作装置1側へ移動しはじめる。これにより、真空バルブ10の内部の固定接点13と可動接点12は、所定の間隔だけ離れて静止する。
ガスタンク4には、主回路9を絶縁するための絶縁ガスが封入され、外気と気密を保って隔離されている。ベローズ6は、ガスタンク4の気密を保つために、ガスタンク4の可動軸8の貫通部に設けられたものであり、可動軸8のストロークに伴って伸縮する。
主回路9には、例えば、6.6kV以上の高電圧が印加されることがあるため、主回路9、及び真空バルブ10は絶縁ガスが封入されたガスタンク4に収納され、タンク壁面などの接地電位との絶縁が確保されている。
図3は、本発明の実施の形態1における開閉装置が閉極状態にある場合のFPCコイル20周辺の断面図である。ベローズ6の内側には、ベローズ6の径方向への変位を制限するためのガイド5が設置されている。また、ベローズ6の内側には、FPCコイル20がベローズ6と対向して設置されている。
ベローズ6の一端は、ガスタンク4に接続され、その反対側の一端は、可動軸8に接続している。ベローズ6が可動軸8の動きに伴って伸縮することにより、ガスタンク4の気密が保たれる。ベローズ6の材料には、伸縮の繰り返しによる耐久性を向上させるために、一般的にはステンレスやインコネルなどの材料で構成される。
ベローズ6は、可動軸8の軸方向に対しては、伸縮可能に構成されているが、可動軸8の軸方向と垂直な方向に対して大きく変位すると、接合部やベローズ自体の破損などによって気密が破れる可能性がある。このため、樹脂などの非金属で構成されたガイド5によって、可動軸8の軸方向に垂直な方向への動きを制限している。
図4は、本発明の実施の形態1における開閉装置が開極状態にある場合のFPCコイル20周辺の断面図である。可動接点12の操作装置1側への移動に伴って、ベローズ6が圧縮され、FPCコイル20と正対するベローズ6の山/谷の数が増える。図4に示すように、開閉装置が開極状態にある場合に、FPCコイル20と正対するベローズ6の山/谷の数が最大になる。
図5は、本発明の実施の形態1におけるFPCコイル20の構成の例である。FPCコイル20は、図5のように、変形可能なフィルム状のプリント基板に4つのコイルパターンを印刷したものである。
FPCコイル20の形状は長方形であり、その長手方向の長さは、ガイド5の円周長とほぼ同様である。
図6は、本発明の実施の形態1におけるFPCコイル20の断面図である。FPCコイル20は、ベースフィルム21の両面にコイル状にプリントパターン22をプリントし、さらにその表面をカバーフィルム23で保護したものであり、厚さは、例えば、0.3〜0.5mm程度である。
図7は本発明の実施の形態1におけるベローズ6の可動軸8に垂直な面での(図3のA-A線における)断面図である。図8は本発明の実施の形態1におけるベローズ6の可動軸8に垂直な面での断面図であり、磁束の発生の様子を示している。ガイド5は断面が円形に形成されており、さらに、FPCコイル20が、ガイド5の外周部に巻かれるように、ベローズ6と対向して貼り付けられる。
図9は、渦電流センサ30及びベローズ6の回路図である。図9に示すように、FPCコイル20には励振回路31が接続されて周波数fの高周波信号が印加される。高周波信号が印加されたFPCコイル20は、図8中の矢印が示すような、周波数fで変動する磁束を外部に発生させる。
そして、この磁束が、近接するベローズ6の内側の表面に渦電流を発生させる。ベローズ6は高抵抗の材料で構成されるため、FPCコイル20とベローズ6が接近するとベローズ表面での渦電流による損失が増大し、FPCコイル20に印加される高周波信号の周波数や振幅が変動する。
図7にも示したように、一般に、ベローズはその断面が円形である。そこで、ベローズの内面とコイルとが対向する面積を少しでも大きくしてセンサ感度を向上させるためには、コイルの形状もベローズの断面の円形に沿うようにするのがよい。本実施の形態1では変形可能なフィルム状のFPCコイル20を用いているため、図7に示すように、FPCコイル20がベローズ6の断面の円形に沿うように、FPCコイル20の形状を変形できる。
ベローズ6が圧縮されると、等価的にベローズ6とFPCコイル20の距離が接近したことになるため、ベローズ6の圧縮量に対応して、FPCコイル20に印加されている高周波信号の周波数、振幅が変動する。検波回路32及び信号変換回路33が、ベローズ6の圧縮による信号の変動を電圧に変換することにより、可動接点12の位置情報を出力することが可能となる。
図4に示すように、ベローズ6は開極時において最も圧縮された状態になる。そこで、ベローズ6が最も圧縮された状態のベローズの長さをD0、開極時のオーバーストロークによるベローズ6とFPCコイル20の衝突を避けるために余裕幅をx0、取り付けに必要な余裕幅をx1、としたとき、FPCコイル20の軸方向の長さdは、例えば、
Figure 0005353617
とすればよい。
この場合、開極時にはベローズ6の全山数nがFPCコイル20に正対しているが、図3に示すように、閉極時にはベローズ6の全山数nの一部しかFPCコイル20に正対しない。すなわち、閉極時のベローズ6の長さをD1とすると、閉極時にFPCコイル20が正対する山数mは、
Figure 0005353617
となる。
したがって、この状態では、渦電流センサ30のセンサ出力は、概ね位置変動に応じて増加する。
図10は、可動接点移動距離と渦電流センサのセンサ出力との関係の例を示すグラフである。図10において、横軸は可動接点移動距離を、縦軸は渦電流センサ30のセンサ出力を、それぞれ示す。FPCコイル20に正対するベローズ6の山谷の数がストロークに対して十分大きくない場合は、図10に示すように、ベローズ6の蛇腹状の構造の影響により、m−nだけ周期的な変動が無視できない大きさで現れる。
その対策として、FPCコイル20に印刷される4つのコイルパターンを、図5のように、s/4ずつ傾け、全体でsだけ傾けて印刷することにより、図10のような周期変動成分を低減して、より直線的な出力が得られる。ここで、
Figure 0005353617
である。
なお、渦電流センサ30は、FPCコイル20をガスタンク4と外気を封止するベローズ6内部に設置し、励振回路31、検波回路32及び信号変換回路33は、ガスタンク4外部の自由な位置に配置が可能である。励振回路31、検波回路32及び信号変換回路33をガスタンク4外部に設置する場合は、例えば、ガイド5にガスタンク4の内外を貫く溝を設けて、その溝に配線を這わせてガスタンク4外部の励振回路31、検波回路32及び信号変換回路33と、ガスタンク4内部のFPCコイル20とを接続する。
また、コイルパターンは周方向に4分割されており、隣り合うコイルパターンでは互いに逆向きに電流が流れるように構成されている。これにより、コイルパターンが発生する磁束の軸方向への染み出しを抑制することができる。磁束の軸方向への染み出しを抑制できれば、渦電流センサ30の精度が向上する。
以上、本発明の実施の形態1では、ベローズ内のスペースを有効活用することができ、センサ配置のために新たに確保しなければならないスペースを抑制することができる。この効果は以下の実施の形態でも同様である。
また、FPCコイル20は、ガイド5の外周に固定するだけであるので、取り付けが容易である。
また、渦電流センサ30はFPCコイル20と、励振回路31、検波回路32、信号変換回路33のみで構成されるため、低コストにセンサを設定できる。
また、磁束の軸方向への染み出しは渦電流センサ30の位置感度を悪化させるため、コイルを分割して、隣り合うコイルは互いに逆向きに電流が流れるように構成することにより、磁束の軸方向への染み出しを抑制し、渦電流センサ30の位置感度を向上させることができる。
また、コイルパターンを傾斜させることにより、ベローズの山谷構造の影響がセンサ出力に現れるのを抑制したため、直線性の良いセンサが得られる。
なお、図5では4つのコイルパターンをsだけ傾けたが、別の傾け方をしてもよい。図11は、本発明の実施の形態1におけるFPCコイルの構成の別の例である。例えば、図11のように隣り合うコイルパターン同士反対方向へ交互にsずつ傾斜させても、ベローズの山谷構造の影響がセンサ出力に現れるのを抑制でき、直線性の良いセンサ出力が得られる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2を説明する。実施の形態2における開閉装置の構成は、実施の形態1における開閉装置の構成と基本的に同様であり、FPCコイル20を巻き線コイル25に置き換えた点で相違する。
図12は、本発明の実施の形態2における巻き線コイルの形状の例である。実施の形態2で用いる巻き線コイル25は、ガイド5の外周部の曲率に合わせた鞍型形状のコイルである。図13は、この発明を実施するための実施の形態2を示す位置検出装置の可動軸に垂直な面の断面図である。
通常、実施の形態1で用いたようなFPCコイルでは、基板への印刷精度などの問題から巻き数を多く取れない場合が多い。そこで実施の形態2は、感度を向上させるために、巻き線コイル25によって、巻き数を増大させ、感度を向上させたものである。
このように、巻き線コイル25を適用することによってコイル巻き数を増大させることにより、渦電流センサ30の感度が上昇する。
また、渦電流センサ30の感度上昇により、コイルを小型化でき、設置が容易になる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3を説明する。実施の形態3における開閉装置の構成は、実施の形態1における開閉装置の構成と基本的に同様であり、FPCコイル20を複数の巻き線コイル25に置き換えた点で相違する。
図14は、本発明の実施の形態3を示す位置検出装置の可動軸に垂直な面での断面図である。実施の形態3においては、巻き線コイル25をガイド5の周方向に4個設置する。隣り合う巻き線コイル25同士を互いに逆向きに電流が流れるように接続することにより、巻き線コイル25が発生する磁束の、磁束の軸方向への染み出しを抑制し、コイルを直列に接続することにより感度を上昇させた。
このように、巻き線コイル25の数を増やして直列に接続する事により、渦電流センサ30の感度が向上する。
また、隣り合う巻き線コイル25同士を互いに逆向きに電流が流れるように接続することにより、渦電流センサ30の感度が上昇する。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4を説明する。実施の形態4における開閉装置の構成は、実施の形態1における開閉装置の構成と基本的に同様であり、FPCコイル20を複数のFPCコイル26に置き換えた点で相違する。
図15は、本発明の実施の形態4における複数のFPCコイル26の構成の例である。コイルパターンが印刷された4つのFPCコイル26a、26b、26c及び26dを図15中において上から順番に1つ当たりs/4ずつずらして配置したものである。これによりFPCコイル26aとFPCコイル26dは合計sだけずれることになる。また、隣り合うFPCコイル同士は互いに逆向きに電流が流れるように接続してある。
このように、複数のFPCコイル26を用いることで、ベローズ6の山谷ピッチが異なる形状であっても、FPCコイルの配置方法の変更で対応が可能となる。これにより、複数の規格の異なる機種に対して、同じFPCコイルで対応することができ、コストを低減する事ができる。
なお、実施の形態4において、FPCコイルは、FPCコイルに印刷されたコイルパターンとほぼ同じ形状の巻き線コイルに置き換えてもよい。
また、隣り合うFPCコイル同士を互いに逆向きに電流が流れるように接続することにより、渦電流センサ30の感度が上昇する。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5を説明する。実施の形態5における開閉装置の構成は、実施の形態1における開閉装置の構成と基本的に同様であり、FPCコイル20をFPCコイル27に置き換えた点で相違する。
図16は、本発明の実施の形態5におけるFPCコイル27の構成の例である。FPCコイル27の形状は長方形であり、その長手方向の長さがガイド5の円周長とほぼ同様である。FPCコイル27には、FPCコイル27の淵のすぐ内側に沿って、単一のコイルパターンのみが印刷されている。
このようなコイルが作る磁束の分布は、図17のようになり、軸方向に大きく染み出す事になるが、ベローズの山谷構造がセンサ出力に現れる事を緩和することが可能となり、直線的なセンサ出力を得ることができる。
なお、実施の形態5において、FPCコイルは、FPCコイルに印刷されたコイルパターンとほぼ同じ形状の巻き線コイルに置き換えてもよい。
また、従来の遮断器においては、操作装置と操作対象である可動接点の間に、接圧バネが挿入されている。遮断器の性能を左右するのは、可動接点の動作速度であるが、実際にはセンサ配置上の制約から、操作装置側の操作速度を計測することになる。このため、接圧ばねの上流に設置された駆動装置側の操作速度と、接圧ばねの下流に設置されている可動接点部は等しいという推定を行なって速度を算出していた。
しかし、実際には接圧ばねの振動があるために、上述のような従来の遮断器においては可動接点の動作速度は正確には計測できなかった。
一方、この発明に係る実施の形態1〜5に係る開閉装置においては、ガスタンク内のベローズ内部に渦電流センサのコイルを設置したので、可動軸の動作を測定でき、可動接点の動作を従来より直接的に測定することが可能となる。
また、上述のような従来の遮断器で3相一括駆動方式の操作装置の場合では、操作対象となる可動接点が3つある事に対して、操作装置側の操作速度しか測定していなかったため、個別の可動接点の動作速度を知る事ができなかった。
一方、この発明に係る実施の形態1〜5に係る開閉装置においては、ガスタンク内のベローズ内部に渦電流センサのコイルを設置したので、各相ごとに個別の可動接点の速度を測定することが可能となる。
1 操作装置、 2 駆動軸、 3 接圧ばね、 4 ガスタンク、 5 ガイド、 6 ベローズ、 7 絶縁ロッド、 8 可動軸、 9 主回路、 10 真空バルブ、 11 ベローズ、 12 可動接点、 13 固定接点、 20 フィルム状のプリント基板コイル、 21 ベースフィルム、 22 プリントパターン、 23 カバーフィルム、 25 巻き線コイル、 26 複数のフィルム状のプリント基板コイル、 27 フィルム状のプリント基板コイル、 30 渦電流センサ、 31 励振回路、 32 検波回路、 33 信号変換回路。

Claims (5)

  1. タンク内に備えられストロークにより接触/離間する固定接点及び可動接点と、
    前記可動接点に連結して前記可動接点とともにストロークする可動軸と、
    前記可動軸のストロークに伴って伸縮し前記タンクの気密を保持するベローズと、
    前記ベローズの内部に設置されるコイルを有し、前記ベローズの圧縮量を検出する渦電流センサと、
    を備えたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記渦電流センサは、複数のコイルを有し、隣り合うコイルは互いに逆向きに電流が流れるように構成された請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記渦電流センサのコイルは、前記可動軸のストローク方向に傾けて設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉装置。
  4. 前記渦電流センサのコイルは、プリント基板に印刷されたものであることを特徴とする1乃至3のいずれか1項に記載の開閉装置。
  5. 前記渦電流センサのコイルは、巻き線コイルであることを特徴とする1乃至3のいずれか1項に記載の開閉装置。
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