JP5352363B2 - 車両用懸架装置 - Google Patents

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本発明は、鉄道車両、バス、トラック自動車等に用いられる車両用懸架装置に係り、詳しくは、空気ばねと弾性ばねとを有して成る車両用懸架装置に関するものである。
この種の車両用懸架装置、即ち、車体側の上支持部、その下方に配置される下支持部、及びそれら両者に亘って配備される弾性材製のダイヤフラムを設けて成る空気ばねと、下支持部と台車側の受部との間に、複数の弾性層と複数の硬質隔壁とを交互に積層する積層ゴム構造の弾性部が介装されて成る弾性ばねとを有する車両用懸架装置としては、特許文献1や特許文献2において開示されたものが知られている。
特許文献1にて開示される車両用懸架装置は、その図1を参照して、車体側の平円板状で上支持部としての外筒(1)とその下方の下支持部としての平円板状の内筒(2)とに跨るダイヤフラム(3)を備えて成る空気ばねと、内筒(2)と台車側の支持部材(4)との上下間に複数のゴム層(15b)と複数の金属板(16)とが上下交に積層されて成る積層ゴム構造の弾性ばね(5)と、を有する鉄道車両用のものに構成されている。
特許文献2にて開示される車両用懸架装置は、その図1を参照して、車体側の平円板状で上支持部としての外筒(1)とその下方の縦軸心(P)を有する下支持部としての内筒(2)とに跨るダイヤフラム(3)を備えて成る空気ばねと、内筒(2)と台車側で円錐台状の支持部材(4)との間に、複数のゴム層(5A〜5C)と複数の硬質隔壁(5a,5b)とが互いに同心状態で径内外方向で交互に積層されて断面視形状がハ字状を呈する軸ばね構造(積層ゴム構造)の弾性ばね(5)と、を有する鉄道車両用のものに構成されている。
これらいずれの構造による車両用懸架装置における下支持部は、その外周部にてダイヤフラム下側のビード部を支持する機能と、弾性部のゴム層を受止めて支持する機能とを有する部材として構成されている。金属部品である下支持部は防錆や耐久性等から表面処理としては廉価ながら耐久性に富む焼付塗装が望ましい。しかしながら、弾性部のゴム層が加硫接着によって下支持部に嵌着されている構造上、その焼付塗装が困難であり、一般的な塗装が行われるに止まっている。
つまり、ゴム材は高温に耐えられる材料ではないため、焼付塗装の温度条件には適さないのである。そのため、下支持部が比較的発錆され易い傾向にあり、ビード部が嵌着される部分が錆ることによってダイヤフラムを傷付ける可能性があるとか、錆が進行して早期に空気ばねを交換しなければならず、メンテナンス費用が多く掛かるといった不都合を招き易いものであった。
特開2007−046718号公報 特開2006−329280号公報
本発明の目的は、早期の錆によるダイヤフラムの損傷や弾性ばねの早期交換、或いはそれらによるメンテナンスの面倒さやコストアップの回避が可能となるように、ダイヤフラムの下部ビード部を嵌着し、かつ、弾性部における端のゴム層を支持する複数機能部材である下支持部の表面処理が強化改善される車両用懸架装置を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、車両用懸架装置において、車体側の上支持部1、その下方に配置される下支持部2、及びそれら両者1,2に亘って配備される弾性材製のダイヤフラム3を設けて成る空気ばねaと、
前記下支持部2と台車側の受部4との間に、複数の弾性層5A〜5Cと複数の硬質隔壁5a,5bとを交互に積層する積層ゴム構造の弾性部5が介装されて成る弾性ばねbとを有し、
前記下支持部2Bが、前記ダイヤフラム下支持部側のビード部3bが嵌着されるビード受座9と、前記弾性部5を支持するとともに前記ビード受座9に相対固定可能な本体部8と、相対固定される前記ビード受座9と前記本体部8との間を気密状態に維持可能なシール手段14とを有して構成され、
前記ダイヤフラム3がエアレス状態になったときに前記上支持部1を受止めて支持する支え部2Aが設けられており、
環状の前記ビード受座9と前記本体部8とがシール手段であるOリング14を介して嵌合されるとともに、固定手段15を用いて前記本体部8に取付けられる前記支え部2Aにより、前記ビード受座9の前記本体部8からの抜け出しを阻止する状態に構成され、
前記ビード受座9に形成される縦内周面20aに、前記本体部8に形成される縦外周面8bが内嵌することにより、前記ビード受座9と前記本体部8とが嵌合されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用懸架装置において、前記弾性ばねbが、前記台車側の受部4とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心Pを有する前記本体部8との間に、複数の弾性層5A〜5Cと硬質隔壁5a,5bとを前記軸心Pと同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造で、かつ、前記軸心Pに沿う方向での断面視形状がハ字状を呈する弾性部5が介装されて成る軸ばねに構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の車両用懸架装置において、前記ビード受座9が鋳鉄製であり、前記本体部8が鍛鉄製であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、詳しくは実施形態の項で述べるが、ダイヤフラムの下ビード部が嵌着されるビード受座と、弾性部を支持する本体部との合体で下支持部を構成する分割構造とする手段である。故に、ビード受座には摩擦係数が低く耐食性に優れる焼付塗装が採用でき、また、仮に錆が発生した場合には、本体部は残してビード受座のみの交換で済み、メンテナンス費用を抑制することができる。その結果、早期の錆によるダイヤフラムの損傷や弾性ばねの早期交換、或いはそれらによるメンテナンスの面倒さやコストアップの回避が可能となるように、ダイヤフラムの下部ビード部を嵌着し、かつ、弾性部における端のゴム層を支持する複数機能部材である下支持部の表面処理が強化改善される車両用懸架装置を提供することができる。
請求項1の発明によれば、上支持部を受止めて支持する支え部を設けてあるので、空気ばねが不測のエアレス状態になっても支え部で受止めて各部の損傷が回避可能になるとともに、そのための構成である支え部の取付構造により、ビード受座の本体部のからの抜け止め手段も兼ねることができる、という合理的なものになる利点がある。
請求項2の発明のように、弾性ばねが軸ばねであって、下支持部の形状が複雑化し易い場合により好適であるとともに、請求項3のように、強度や防錆が要求されるビード受座を鋳鉄製とし、形状の自由度や廉価化が要求される本体部を鍛鉄製として、より実用に適した下支持部を持つ車両用懸架装置を提供することができる。
鉄道車両用懸架装置の構造を示す断面図(実施例1) 図1における下支持部を示す要部の拡大断面図 エアレス状態の空気ばねが横摺動移動した状況を示す断面図
以下に、本発明による車両用懸架装置の実施の形態を、鉄道車両用のものについて図面を参照しながら説明する。
〔実施例1〕
実施例1による鉄道車両用懸架装置Aは、上支持部1と下支持部2とダイヤフラム3とで成る空気ばねaと、その下方に直列配備される積層ゴム構造の軸ばねbと、を有して構成されており、鉄道車両(図示省略)と台車(図示省略)との上下間に介装されている。この空気ばねaと軸ばね(後述)構造の弾性ばねbとが上下直列に配備されて成るものは、通常、「コニカルストッパー型空気ばね」と呼ばれる。
空気ばねaは、客車等の被支持体(図示省略)に固定される縦軸心Pを中心とする略円板状の上支持部1と、フランジ付筒のような形状を呈する下支持部2Bと、これら両者1,2Bに亘って配備されるゴム(弾性材の一例)製で略横倒しドーナツ状を呈するダイヤフラム(ベローズ)3と、を有して構成されている。下支持部2Bには、略円盤状の上蓋部(支え部の一例)2Aが載置されてボルト止めされており、これら両者2B,2Aでもって内部構造体2が構成されている。
弾性ばねbは、台車(図示省略)に支持される主軸(受部の一例)4と、これと互いに同一(又はほぼ同一)の縦軸心Pを有する下支持部2Bとの間に、複数の弾性層5A〜5Cと硬質隔壁5a,5bとを縦軸心Pと同心(又はほぼ同心)状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部5が介装されることで構成されている。即ち、下支持部2を為す外筒2Bと受部を為す主軸4との間に、三層の弾性層5A〜5Cと二層の金属筒製の硬質隔壁5a,5bとが互いに同心状態で径内外方向で交互に積層されて断面視形状がハ字状を呈する弾性部5が介装されて成る軸ばねbに構成されている。軸ばねbは「コニカルストッパー」とも呼ばれる。
上蓋部2Aは、皿を伏せたような形状の金属材等で形成されており、その上面側には厚みの薄い円板状で扁平な滑り板7が接着その他の手段によって載置固定されている。この滑り板7は、メンテナンスのために空気を抜くとかパンクする等のダイヤフラムがエアレス状態になった場合に、上支持部1を受止めて支持する支え部として機能すべく、上支持部1の下面1cに形成される摺動面10との当接に備えたものとして配備されており、PTFE等のフッ素樹脂で形成されている。
下支持部2Bは、下方ほど径が若干大きくなるように傾斜が付けられたテーパ内周面8aを有するリング部8と、ダイヤフラム3を抜け止め状に嵌装すべくリング部(本体部の一例)8に外嵌装備される環状のビード受座9とで構成されている。上蓋部2Aと下支持部2Bとは、互いに嵌合するインロー段差構造によって互いに共有の縦軸心Pを有する状態でボルト15を用いて一体的に連結され、それによって内部構造体2として構成されている。
上支持部1は、その外径側端で成る取付外周部1aと、その下面側にボルト止めされる断面形状が略鉤状の装着リング1bとにより、ダイヤフラム3の上ビード部(大径側周端部)3aを気密状に挟持保持するように構成されている。また、ダイヤフラム3の下ビード部(下側周端部)3bは、ビード受座9の外周に沿う状態でその上部において気密状に外嵌装着されている。また、後述する主軸4に装備される栓6の存在により、ダイヤフラム3の内部空間Sは外部と気密状に遮断されており、空気の圧縮による緩衝作用(エアクッション)が生じるように構成されている。
主軸4は、上下に貫通する経路孔rを設けて軽量化された円錐台軸部4Aと、これを載せ付ける支持板4Bと、経路孔rを蓋すべく円錐台軸部4Aの下端部に装備される栓6とを有して構成されている。円錐台軸部4Aの外周は、最内側の弾性層5A(後述)を支持する円錐外周面4aに形成されている。支持板4Bの外周端部には回り止めや位置決め等に利用可能なピン4Cが下方突出状態で取り付けられている。
弾性部5は、ゴム材による内外三重の第1〜第3弾性層5A,5B,5Cと、これらの間に介在される金属板製で内外二重の第1及び第2硬質隔壁5a,5bとから成る積層ゴム構造のものに構成されている。これら各弾性層5A,5B,5C及び各硬質隔壁5a,5bはいずれも環状のものであり、第1弾性層5Aの内周面が支持部材4の外周面4aに加硫接着等の手段によって固着されるとともに、第3弾性層5Cの外周面がリング部8のテーパ内周面8aに加硫接着等の手段によって固着されている。つまり、主軸4と下支持2とが弾性部5を介して連結一体化されており、それによって軸ばねbが構成されている。
この鉄道車両用懸架装置Aは、図1に示すように、通常はダイヤフラム3の内部空間Sに所定圧の空気が充填されており、空気ばねaと軸ばねbとの双方によって懸架されているが、ダイヤフラム3から空気が抜かれたエアレス状態となることがある。即ち、営業終了に伴う養生、点検整備、或いはパンク等によってエアレス状態になると、図3に示すように、ダイヤフラム3が萎んで上支持部1が下がり、摺動面10と滑り板7とが当接して支える状態になる。
例えば、一般的なボルスタレス台車を有する鉄道車両がそのエアレス状態で車庫に戻るまでは走行させる状況において曲線走行すると、図3に示すように、摺動面10と滑り板7とが相対摺動移動して上支持部1と下支持部2Bとが大きく車両進行方向にずれ動く挙動を示す。つまり、図1に示す通常時は同一であった縦軸心Pと上支持部1の中心Xとが、図3に示すように互いに横にずれるのである。そこで、上下の支持部1,2Bの相対摺動移動をし易くするための工夫がなされている。
それは図2に示すように、摺動面10が、燐酸亜鉛処理されてからフッ素又は二硫化モリブデン塗装されて成る塗膜に形成されていることである。塗膜10の厚さtは10μm以上で15μm以下となる範囲(10μm≦t≦15μm)に設定されている。この厚み範囲は、一例としては、摺動面としての強度や摩耗の点等から下限値(10μm)が求められ、コストの点等から上限値(15μm)が求められている。
図1〜図3に示すように、この鉄道車両用懸架装置では、前述したように下支持部2Bが、ダイヤフラム3の下ビード部3bが嵌着される環状のビード受座9と、最外側の弾性層5Cを支持するとともにビード受座9にOリング(シール手段の一例)14を介して内嵌可能なリング部8と、前記Oリング14との3部品でもって構成されている。
ビード受座9は、下ビード部3bの内周面16に嵌合可能な縦外周面17、下ビード部3bの下側載面18を載付けて支持するとともに案内する湾曲ガイド周面19、リング部8との嵌合内周壁20、上向きに突出するリブ周壁21等を有して鍛造材(S45C等)によって形成されている。嵌合内周壁20は、嵌合用の縦内周面20a及び被載付け用の内底周面20bを有している。また、リブ周壁21は、載せ付け用の頂周面21aを有している。
リング部8は、縦内周面20aに内嵌する縦外周面8b、内底周面20bを載せ付けるフランジ周面8c、上蓋部2Aを載せ付ける上周面8d、及び前述のテーパ内周面8aを有する傾斜筒状の部材である。縦外周面8bの上下中間位置には軸心Pに関する径外側に開放される周溝22が形成されており、その周溝22にOリング14が装着される。このリング部8は鋳鉄(FCD等)で形成されている。
上蓋部2Aは、滑り板7が載置される円盤台23と、リング部8に載せ付けるための周座部24と、円盤台23と周座部24とを繋ぐ周脚部25とから成り、周座部24を貫通するボルト(固定手段の一例)15を用いてリング部8にインロー嵌合状態で載置固定される。周座部24は、外周フランジ部24Aを有しており、上蓋部2Aがリング部8に固定された状態では外周フランジ部24Aの底面24aがリブ周壁21の頂周面21aに当接する構成とされている。
つまり、周溝22にOリング14が装着されている状態のリング部8に、上から落とし込むようにしてビード受座9を外嵌させる。それから上蓋部2Aをリング部8に嵌合状態で被せてボルト15で組み付けることにより、内部構造体2が形成される。フランジ周面8cの存在によって下方への抜け止め状態でリング部8に外嵌されるビード受座9は、リング部8に固定される上蓋部2Aの外周フランジ部24Aの存在によって上方への抜け止めがされる。それによってリング部8とビード受座9とが気密状態で一体化されて下支持部2Bを構成するとともに、リング部8に固定される上蓋部2Aを加えることで内部構造体2となる仕組みである。
このように、本発明による車両用懸架装置Aにおいては、従来では一体品であった下支持部2Bを、弾性部5、詳しくは最外側のゴム層5Cが加硫接着されるリング部8と、ダイヤフラム3の下ビード部3bが嵌着されるビード受座9との合体で構成させる構造であるから、リング部8とビード受座9との互いの規制関係が解消することが可能になる。故に、特に防錆対策が必要なダイヤフラム3の装着部であるビード受座9の表面処理として、塗膜が強く、かつ、耐久性もある焼付塗装を施すことができる。そして、経済上から鋳鉄製とされるリング部8が小型化されるので、鋳巣が生じ難くなって品質向上が可能になる。
そして、ビード受座9とリング部8とを別部品とし、境界部にはOリング14を設置して空気ばねaとしての気密性を保持している。ビード受座9及びリング部8とは形状が単純化され、それらを一体化する場合に比べて加工費を抑制することが可能になる。ビード受座9は単品の金具となり、摩擦係数が低く耐食性に優れる焼付塗装が採用できる。また、仮に酷い錆が発生した場合には、リング部8は残してビード受座9のみの交換で済み、メンテナンス費用を抑制することができる。
それにより、下支持部材が一体品に形成されている従来の車両用懸架装置の問題点a〜dを解消することが可能になる。a.空気ばねの有効径が大きくなれば弾性ばねとダイヤフラムの下ビード部との径方向の距離が大きくなり、下支持部の形状が複雑になるとか鋳巣ができ易いといった問題。b.前記問題a.に対処すべく切削加工や鍛造とすると大幅にコストアップするという問題。c.コニカルストッパー(最外側ゴム層5C)を加硫接着することによる焼付塗装の不採用に起因して発錆し易い問題。d.前記c.によってコニカルストッパー(軸ばねb)を早期交換せねばならずメンテナンス費用が嵩む問題。
〔別実施例〕
ビード受座9とリング部8との固定手段としては、実施例1に示される内外嵌合のほか、上下嵌合、螺着等、種々の変更が可能である。また、ビード受座9やリング部8の材質も種々の変更が可能である。
1 上支持部
2 下支持部
2A 支え部
3 ダイヤフラム
3b 下支持部側のビード部
4 受部
5 弾性部
5A〜5C 弾性層
5a,5b 硬質隔壁
8 本体部
8b 縦外周面
9 ビード受座
10 摺動面
14 シール手段
15 固定手段
20a 縦内周面
a 空気ばね
b 弾性ばね(軸ばね)

Claims (3)

  1. 車体側の上支持部、その下方に配置される下支持部、及びそれら両者に亘って配備される弾性材製のダイヤフラムを設けて成る空気ばねと、
    前記下支持部と台車側の受部との間に、複数の弾性層と複数の硬質隔壁とを交互に積層する積層ゴム構造の弾性部が介装されて成る弾性ばねとを有し、
    前記下支持部が、前記ダイヤフラムの下側のビード部が嵌着されるビード受座と、前記弾性部を支持するとともに前記ビード受座に相対固定可能な本体部と、相対固定される前記ビード受座と前記本体部との間を気密状態に維持可能なシール手段とを有して構成され
    前記ダイヤフラムがエアレス状態になったときに前記上支持部を受止めて支持する支え部が設けられており、
    環状の前記ビード受座と前記本体部とがシール手段であるOリングを介して嵌合されるとともに、固定手段を用いて前記本体部に取付けられる前記支え部により、前記ビード受座の前記本体部からの抜け出しを阻止する状態に構成され、
    前記ビード受座に形成される縦内周面に、前記本体部に形成される縦外周面が内嵌することにより、前記ビード受座と前記本体部とが嵌合されている車両用懸架装置。
  2. 前記弾性ばねが、前記台車側の受部とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心を有する前記本体部との間に、複数の弾性層と硬質隔壁とを前記軸心と同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造で、かつ、前記軸心に沿う方向での断面視形状がハ字状を呈する弾性部が介装されて成る軸ばねに構成されている請求項1に記載の車両用懸架装置。
  3. 前記ビード受座が鋳鉄製であり、前記本体部が鍛鉄製である請求項1又は2に記載の車両用懸架装置。
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