JP5352296B2 - シースヒータ及びグロープラグ並びにシースヒータの製造方法 - Google Patents
シースヒータ及びグロープラグ並びにシースヒータの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5352296B2 JP5352296B2 JP2009065133A JP2009065133A JP5352296B2 JP 5352296 B2 JP5352296 B2 JP 5352296B2 JP 2009065133 A JP2009065133 A JP 2009065133A JP 2009065133 A JP2009065133 A JP 2009065133A JP 5352296 B2 JP5352296 B2 JP 5352296B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheath tube
- tip
- rear end
- sheath
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
グロープラグ100は、周知のようにディーゼルエンジンを予熱するためのものであり、図10(a)及び図10(b)に示したように、シースヒータ101の径方向外側を筒状の主体金具102で包囲してなる。
そして、シースヒータ101は、通電端子104に取り付けた抵抗線コイル105をシースチューブ103内に配置して絶縁粉末105を充填し、シースチューブ103の後端103bを封止部材106で封止した後、スウェージングによって所定の径に縮径される。
そのため、加締めや溶接による通電端子104の先端凹部104cと抵抗線コイル105の結合が不十分であると、最悪の場合、通電端子104の先端凹部104cから抵抗線コイル105が抜けて接続不良になるおそれがある。
以下に本発明の実施形態1を図1〜図4に基づき説明する。なお、図1(a)はグロープラグの縦断面図、図1(b)は図1(a)のZ1部の拡大図、図2(a)〜(d)はシースヒータの製造工程を説明する要部の縦断面図、図3は図2(c)のX−X線断面図、図4はスウェージング加工率の大きい場合のスウェージング後の状態を示す縦断面図である。
シースヒータ2は、金属(例えばステンレス合金やニッケル合金)製のシースチューブ4と、シースチューブ4の後端4b側に挿入される先端部5aを有する柱状の通電端子5と、シースチューブ4内に配置される抵抗線コイル6と、シースチューブ4内に充填される絶縁粉末7と、シースチューブ4の後端4bを封止する封止部材8と、を備えている。シースチューブ4は、軸方向に延び、先端4aが閉じ、後端4bが開口した筒状形状を有する。また、前記通電端子5は、先端面5bに先端凹部5cを有すると共に、先端外周に厚肉部5dと薄肉部5iを有している。厚肉部5dは、薄肉部5iよりも厚さが大きく、また、薄肉部5iよりも外側に突出している。さらに、抵抗線コイル6は、シースチューブ4の先端に接続される先端部6aと、通電端子5の先端凹部5cに嵌合される後端部6bとを有する。
次に、シースヒータ2の製造方法について説明する。
先ず、通電端子5を製造する工程で先端凹部5cの外周部分に厚肉部5dと薄肉部5iを一体に形成しておく。
次に、図2(b)のように通電端子5の先端凹部5cに抵抗線コイル6の後端部6bを嵌め入れ、さらに図2(c)のように先端凹部5cの外周の中間部位を加締めて通電端子5と抵抗線コイル6を結合する。なお、この場合の加締めの程度は、従来より軽めでよい。
図1(a)に戻り、主体金具3は、シースチューブ4の径方向外側を包囲するものである。該主体金具3の後端開口にはブッシュ状の絶縁環10が嵌め込まれており、該絶縁環10によってシースヒータ2の通電端子5の後端部5gを主体金具3の中心に支持している。
一方、主体金具3の先端から若干奥に入った内壁に内向きの突出部11が形成されており、該突出部11によってシースヒータ2のシースチューブ4を締まり嵌め状態に支持している。
また、通電端子5の後端部5gであって主体金具3の後端から外部に突き出た部分には電源ケーブル(図示せず)を接続するネジ部14が形成されており、そのネジ部14に螺合する丸ナット15で絶縁環10が押さえ付けられている。
図5(a),(b)、図6は実施形態2を示すものでシースヒータの製造工程を説明する要部の縦断面図である。
この実施形態2は、先端凹部5cの外側に対応する部分に、先端から厚肉部5d、薄肉部5iを設けている点において実施形態1と共通するが、図5(a)に示すように、薄肉部5iがその後方よりも薄くされている点で相違する。また、実施形態2では、スウェージング前に予め加締めることなく、抵抗線コイル6の後端部6bが先端凹部5cに圧入されている点でも相違する。なお、実施形態1と同一の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
このようにスウェージングの加工率によって縮径する部分が変わるものの、全体が均一に縮径する場合と比べて選択的に縮径するので、厚肉部5d、薄肉部5iのいずれが選択的に縮径する場合であっても、抵抗線コイル6と通電端子5との接合強度を向上することができる。従って実施形態1と同様の効果が得られる。
例えば、実施形態1,2では、シースヒータ2をグロープラグ1への適用例として説明したが、それ以外にもウォーターヒータ等、気体、液体などの加熱対象物を加熱するヒータ全般に適用できる。
なお、この場合でも、スウェージングの加工率が大きい場合には、図9(b)に示すように、厚肉部5dが選択的に縮径され、他方、スウェージングの加工率が小さくてよい場合には、薄肉部5iが選択的に縮径される。いずれの場合にも、選択的に縮径される部分での嵌合力を増すことができるので、先端凹部5cの外周部分の厚さが均一で、同等に縮径する場合と比較して抵抗線コイル6の抜け落ちを防止できる。
2 …シースヒータ
3 …主体金具
4 …シースチューブ
4a…先端
4b…後端
5 …通電端子
5a…先端部
5c…先端凹部
5d…厚肉部
5e…径小部
5f…径大部
5i…薄肉部
6 …抵抗線コイル
6a…先端部
6b…後端部
7 …絶縁粉末
8 …封止部材
9 …隙間
Claims (4)
- 軸方向に延び、先端が閉じ、後端が開口した筒状形状の金属製のシースチューブと、
前記シースチューブの後端部に挿入される先端部を有し、先端面に先端凹部を有する柱状の通電端子と、
前記シースチューブ内に配置され、前記シースチューブの先端に接続される先端部と、前記通電端子の先端凹部に嵌合される後端部と、を有し、前記先端凹部のうち最も内径の小さい径小部よりも後端側に、該径小部よりも外径の大きな径大部を備える抵抗線コイルと、
前記シースチューブ内に充填される絶縁粉末と、
前記シースチューブの後端を封止する封止部材と、を備え、
前記封止部材で密封した状態のシースチューブをスウェージングによって所定の径に縮径してなるシースヒータにおいて、
前記先端凹部の外側に対応する通電端子の外周部分は、
薄肉部と、
前記薄肉部よりも厚さが大きく前記薄肉部よりも外側に突出した厚肉部と、を備え、
前記厚肉部及び薄肉部のいずれかは、通電端子の先端に設けたものであり、
前記薄肉部の内径及び前記厚肉部の内径のいずれか一方は他方よりも小さいことを特徴とするシースヒータ。 - 請求項1に記載のシースヒータと、
該シースヒータを収納する筒状の主体金具と、を備え、
前記シースヒータの先端側は、該主体金具の先端から突出していることを特徴とするグロープラグ。 - 軸方向に延び、先端が閉じ、後端が開口した筒状形状の金属製シースチューブと、
前記シースチューブの後端部に挿入される先端部を有し、先端面に先端凹部を有する柱状の通電端子と、
前記シースチューブ内に配置され、前記シースチューブの先端に接続される先端部と、前記通電端子の先端凹部に嵌合される後端部と、を有し、前記先端凹部のうち最も内径の小さい径小部よりも後端側に、該径小部よりも外径の大きな径大部を備える抵抗線コイルと、
前記シースチューブ内に充填される絶縁粉末と、
前記シースチューブの後端を封止する封止部材と、を備えたシースヒータの製造方法であって、
前記先端凹部の外側に対応する通電端子の外周に、薄肉部と、前記薄肉部よりも厚さが大きく前記薄肉部よりも外径が大きい厚肉部と、を設ける工程であって、前記厚肉部及び前記薄肉部のいずれかを、前記通電端子の先端に設ける工程と、
前記抵抗線コイルの後端部を前記通電端子の先端凹部に嵌め込んで接続する工程と、
前記抵抗線コイルの先端を前記シースチューブの先端内面に接続する工程と、
前記シースチューブの内部に絶縁粉末を充填し、該シースチューブの後端開口を封止部材で封止する工程と、
封止部材で封止した状態のシースチューブを所定の径に縮径するとともに、前記薄肉部及び前記厚肉部のいずれか一方の内径を他方よりも小さくするスウェージング工程と、
からなることを特徴とするシースヒータの製造方法。 - 前記抵抗線コイルの後端を前記通電端子の先端凹部に嵌め込んで接続する工程は、通電端子の先端凹部に前記抵抗線コイルの先端を圧入するものであることを特徴とする請求項3記載のシースヒータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065133A JP5352296B2 (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | シースヒータ及びグロープラグ並びにシースヒータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009065133A JP5352296B2 (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | シースヒータ及びグロープラグ並びにシースヒータの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010216738A JP2010216738A (ja) | 2010-09-30 |
JP5352296B2 true JP5352296B2 (ja) | 2013-11-27 |
Family
ID=42975774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009065133A Expired - Fee Related JP5352296B2 (ja) | 2009-03-17 | 2009-03-17 | シースヒータ及びグロープラグ並びにシースヒータの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5352296B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6118115B2 (ja) * | 2012-08-02 | 2017-04-19 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ |
JP6426376B2 (ja) * | 2014-06-16 | 2018-11-21 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ |
FR3033029B1 (fr) * | 2015-02-23 | 2017-03-17 | Bosch Gmbh Robert | Bougie de prechauffage |
DE102015221689A1 (de) * | 2015-11-05 | 2017-05-11 | Robert Bosch Gmbh | Heizeinsatz zum Einsatz in einem Glührohr einer elektrisch beheizbare Glühstiftkerze |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19755822A1 (de) * | 1997-12-16 | 1999-06-24 | Bosch Gmbh Robert | Glühstiftkerze |
DE19907229C2 (de) * | 1999-02-19 | 2003-06-12 | Beru Ag | Stabglühkerze |
JP2004271140A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-09-30 | Ngk Spark Plug Co Ltd | グロープラグ |
JP4775019B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-09-21 | 山里産業株式会社 | マイクロヒータの製造方法 |
-
2009
- 2009-03-17 JP JP2009065133A patent/JP5352296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010216738A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4419327B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法 | |
JP4623645B2 (ja) | グロープラグ | |
JP2008151455A (ja) | グロープラグおよびその製造方法 | |
JP5352296B2 (ja) | シースヒータ及びグロープラグ並びにシースヒータの製造方法 | |
JP4741316B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP2007247994A (ja) | セラミックグロープラグおよびセラミックグロープラグの製造方法 | |
JP5485843B2 (ja) | グロープラグ及びその製造方法 | |
JP2009092291A (ja) | グロープラグおよびその製造方法 | |
JP2005207721A (ja) | グロープラグ | |
JP5302183B2 (ja) | グロープラグ及びその製造方法 | |
JPH0618032A (ja) | シーズヒータおよびその製造方法 | |
JP2007032877A (ja) | グロープラグおよびその製造方法 | |
JP2004132688A (ja) | グロープラグ | |
JP5329984B2 (ja) | シースヒータ用シースチューブの製造方法 | |
JP4695536B2 (ja) | グロープラグ | |
JP4309757B2 (ja) | セラミックヒーター | |
JP2011033318A (ja) | セラミックグロープラグ | |
JP5421042B2 (ja) | グロープラグの製造方法 | |
JP6030410B2 (ja) | グロープラグ及びグロープラグの製造方法 | |
JP6426346B2 (ja) | グロープラグ | |
JP2007255790A (ja) | グロープラグおよびその製造方法 | |
JP4192389B2 (ja) | ディーゼルエンジン用グロープラグおよびその製造方法 | |
JP5830369B2 (ja) | グロープラグ | |
JP4295164B2 (ja) | グロープラグ | |
JP5965181B2 (ja) | グロープラグ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5352296 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |