JP5350698B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は無線通信システムに関し、より詳しくは、時分割複信方式(TDD:Time Division Duplex)の無線通信システムにおいて、異なる装置間、例えば主装置と従属装置との間の無線通信における伝送技術に関する。
従来から、主装置と従属装置との間の無線通信において、擬似的に同時送受信を実現する方式として、時分割複信方式(TDD)がある(例えば特許文献1参照)。
従来の無線通信システムでは、周期的に無線フレームを繰り返しており、例えば図10に示すように、一つの無線フレーム100は、報知スロット(図中“報”)101,下り専用スロット(図中“D”)102,共用スロット(図中“共1〜共3”)103−1〜103−3,及び上り専用スロット(図中“U”)104から構成される。
なお、以下の説明において、主局(主装置)から従属局(従属装置)への送信を下り方向として下りあるいは下り伝送といい、従属局から主局への送信を上り方向として上りあるいは上り伝送という。
無線フレーム100は、報知スロット101,下り専用スロット102,共用スロット103−1〜103−3,上り専用スロット104の順で送受信されるよう規定されているが、それらの数や構成はシステムによって異なる。
共用スロット103−1〜103−3を上り/下りのどちらで使用するかは報知スロット101により、主局から従属局に伝達する。
共用スロット103−1〜103−3が下りに指定されていた場合、図1中実線で示すように、主局は共用スロット103−1〜103−3でデータを送信して従属局は受信する。
逆に、共用スロット103−1〜103−3が上りに指定されていた場合、図1中破線で示すように、従属局は共用スロット103−1〜103−3でデータを送信して主局は受信する。
なお、各スロットの先頭には主局と従属局の送信が衝突しないようにするガードタイム(図中“G”で示す斜線部分)と、主局と従属局との無線同期をとるための同期信号(図中の横縞部分)が必要となる。特にガードタイムGは、無線の衝突を避けるために無線区間の伝播遅延の2倍以上の時間が必要となる。
特開2004−140726号公報
しかしながら、上述した従来の無線通信システムでは、共用スロット103−1〜103−3の上り下りの割り当てによって上り下りの帯域を制御しているため、1フレーム内の共用スロット103−1〜103−3の数によって、上り下りの送信時間に係る比率が決まってしまい、比率の設定に係る柔軟性が少ない。
具体的には、図10に示す例では、下り専用スロット102が1つ、共用スロット13−1〜103−3が3つ、上り専用スロット104が1つであり、各スロットの大きさが同じ場合、上りと下りとの配分比率は、1:4、2:3、3:2、4:1の4パターンしか構成できない。
そこで、上りと下りとの比率の設定の柔軟性を高めるために1フレームを細かく分割して1フレーム中のスロット数を増やすことが考えられる。
しかし、各スロットの先頭のガードタイムや同期信号の送受信中は、データを伝送できない。従って、1フレーム中のスロット数を増やすと、そのスロット数に比例してガードタイムと同期信号が増えてしまい、その結果、主局と従属局との間のデータ伝送量が低減してしまう。
近年、データ通信は高速化しており、遅延時間が少ないことが求められている。遅延時間を少なくするためには上りと下りの周期を短くしてTDDの送信待ち時間を減らす必要があり、高速通信においては1フレームの周期は短くなる傾向にある。
その中で、1フレーム中のスロット数を増やすことにより、ガードタイム及び同期信号を増やしてしまうと、上りと下りとを合わせたデータ伝送量はより低減してしまう。
従って、本発明は上記した課題に鑑みなされたものであり、時分割複信方式を採用した無線通信システムにおいて、1フレーム当りのデータ伝送量を減らすことなく、1フレーム当りの上りと下りとの比率の設定に係る柔軟性を向上することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明に係る無線通信システムは、時分割複信方式で主装置と従属装置とが無線通信を行うものであって、前記主装置が、単位無線フレームにおける下りスロット又は上りスロットの少なくとも一方の比率を設定する設定部と、前記下りスロット内に前記比率の情報を含めて前記従属装置に送信する第1送信部とを備え、前記従属装置が、前記主装置の前記第1送信部によって送信された前記下りスロットを受信する受信部と、前記比率の情報に応じた上りスロットの送信開始タイミングと送信容量とを示す第1テーブルと、前記第1テーブルに基づき、前記受信部が受信した前記下りスロットに含まれる前記比率の情報に応じた前記送信開始タイミングに、前記比率の情報に応じた前記送信容量に対応する上りスロットを前記主装置に送信する第2送信部とを備えている。
本発明に係る無線通信システムによれば、主装置の設定部によって設定された比率により主装置と従属装置との無線通信が行われるので、単位無線フレームのスロットの分割数を増加させてデータ伝送量を減らすことなく、単位無線フレーム当りの下りスロットと上りスロットの比率の設定に係る柔軟性を向上できる。
以下、本発明に係る無線通信システムを実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔1〕本発明の第1実施形態について
まず、本発明の第1実施形態としての無線通信システム1aについて説明する。図1は無線通信システム1aの機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、本発明に係る無線通信システム1aは、ポイントツウポイント(Point-to-Point)で時分割複信方式(TDD)の無線通信を行うものであり、主局(主装置)10aと従属局(従属装置)20aとを備えている。
主局10aは、アンテナ11,送信部(第1送信部)12a,受信部13a,LAN(Local Area Network)信号終端部14,LAN受信部15,LAN送信部16,比率設定部(設定部)17,ヘッダ生成部18a,及び送信制御部19aを備えている。
送信部12aはアンテナ11を用いて従属局20aにデータを送信するものである。つまり、送信部12aは所定のタイミングで送信データに基づいて変調された所定の周波数の送信信号をアンテナ11から電波として放射する。
ここでは、送信部12aは、比率設定部17によって設定された比率(送信比率)に応じて、下り専用スロット(下りスロット)を従属局20aへ送信する。このとき、送信部12aは、下り専用スロットのヘッダ内に比率の情報(以下、単に比率という)を含めて従属局20aへ送信する。
なお、下り専用スロットとは、主局10aから従属局20aへのデータ伝送に割り当てられたスロットのことをいい、以下の説明において主局10aから従属局20aへの送信データ全体を指す場合もある。
また、後述する上り専用スロット(上りスロット)とは、従属局20aから主局10aへのデータ伝送に割り当てられたスロットのことをいい、以下の説明において従属局20aから主局10aへの送信データ全体を指す場合もある。
受信部13aはアンテナ11を用いて従属局20aからデータを受信するものである。つまり、受信部13aはアンテナ11に入感した信号を復調して受信データを得る。
LAN信号終端部14は、外部のネットワーク(ここではLAN)に接続された終端部分であり、LANとのインターフェースとして機能するものである。
LAN受信部15は、LAN信号終端部14を介して外部からデータを受信するものである。LAN受信部15が受信した従属局20aに送信すべきデータは、バッファ等(図示略)に一時的に保存され、送信部12aによって従属局20aに送信される。
LAN送信部16は、LAN信号終端部14を介して外部にデータを送信するものである。なお、LAN送信部16は、受信部13aに接続され、受信部13aが従属局20aから受信したデータを外部のLANに送信する。
比率設定部17は、主局10aと従属局20aとの間のTDDの無線通信における、単位無線フレーム内の下り専用スロットと上り専用スロットとの少なくとも一方の送信時間の比率(以下、送信比率ともいう)を任意に設定するものである。
つまり、比率設定部17は、下り及び上りのそれぞれの伝送容量を動的に設定変更すべく、一つの無線フレームにおいて下り伝送及び上り伝送に用いることができる時間を2分割した、一つの無線フレームにおける一つの下り伝送と一つの上り伝送の送信比率(分割率)を任意に設定する。従って、比率設定部17が下り又は上りのいずれか一方の比率を設定することは、即ち、他方の比率を設定することにも該当する。
ここでは、比率設定部17は、下り専用スロットの送信比率を設定する。具体的には、後述する図4に示すように、比率設定部17が設定する送信比率は、単位無線フレームからガードタイムを差し引いた時間のうちの下り専用スロットに割り当てられる比率を示している。
例えば、主局10a内のメモリ等(図示略)には比率設定部17が設定可能な比率(ここでは下り専用スロットの比率)が保持されており、比率設定部17は、その比率の中から所定の比率を設定する。比率設定部17が設定し得る比率は、従属局20aの後述する制御用テーブル30aに保持されている。
ヘッダ生成部18aは、下り専用スロットのヘッダを生成するものである。特に、ヘッダ生成部18aは、比率設定部17によって設定された比率をヘッダに含める。
送信制御部19aは、送信部12aによるデータ送信を制御するものである。具体的には、送信制御部19aは、比率設定部17によって設定された送信比率に基づいて、下り伝送が当該送信比率になるように、送信部12aによるデータ伝送を制御する。例えば、主局10aは送信比率に応じた下り専用スロットの送信終了タイミングやデータサイズをテーブル(図示略)で保持しており、送信制御部19aがそのテーブルに基づいて、比率設定部17によって設定された送信比率での通信を実現させている。
従属局20aは、アンテナ21,送信部(第2送信部)22a,受信部23a,LAN信号終端部24,LAN受信部25,LAN送信部26,同期検出部27,時間計測部28,抽出部29a,制御用テーブル(第1テーブル)30a,及び送信制御部31aを備えている。
送信部22aは、アンテナ21を用いて主局10aにデータを送信するものである。つまり、送信部22aは所定のタイミングで送信データに基づいて変調された所定の周波数の送信信号をアンテナ21から電波として放射する。
受信部23aはアンテナ21を用いて主局10aからデータを受信するものである。つまり、受信部23aはアンテナ21に入感した信号を復調して受信データを得る。
LAN信号終端部24は、LANに接続された終端部分であり、LANとのインターフェースとして機能するものである。
LAN受信部25は、LAN信号終端部24を介して外部からデータを受信するものである。LAN受信部25が受信した主局10aに送信すべきデータは、バッファ(図示略)等に一時的に保存され、送信部22aによって主局10a送信される。
LAN送信部26は、LAN信号終端部24を介して外部にデータを送信するものである。なお、LAN送信部26は、受信部23aに接続され、受信部23aが主局10aから受信したデータを外部のLANに送信する。
同期検出部27は、受信部23aが主局10aから受信した同期信号を検出することにより、主局10aとの無線通信のための同期をとるものである。
時間計測部28は、同期検出部27によって同期信号が検出されると、下りの受信開始から時刻のカウントアップを開始する。時間計測部28は、例えば、従属局20a内のシステムクロックに基づいて時間をカウントする。
抽出部29aは、受信部23aが主局10aから受信した受信データ(下り専用スロット)のヘッダから送信比率を抽出するものである。
制御用テーブル30aは、送信比率に応じた送信開始タイミングと送信容量とを示すテーブルである。
制御用テーブル30aは、例えば図2に示すように、送信比率(ここでは、2/16〜15/16)に応じて、どのタイミングで上り専用スロットを送信開始するかを示す送信開始タイミングと、その上り専用スロットで送信可能な送信比率に応じたデータサイズ(送信容量;図中“サイズ”と表記)と保持している。
送信制御部31aは、送信部22aによるデータ送信を制御するものであり、制御用テーブル30aに基づき、主局10aから受信した送信比率に応じた送信開始タイミングに、送信比率に応じた送信容量に対応するデータ(上り専用スロット)を送信部22aに送信させる。
ここで、図3を参照しながら、無線通信システム1aの動作例を説明する。図3に示すように、主局10aと従属局20aとは、まず、ガードタイム後、同期信号により同期を取って通信を開始する。なお、図中の符号40は、主局10aと従属局20aとの間の一つの無線フレーム(単位無線フレーム)を示す。
そして、最初に主局10aの送信部12aが従属局20aに下り専用スロット(図中“D”と表記)41を送信する。
このとき、送信制御部19aは、送信部12aによって送信される下り専用スロット41に、ヘッダ生成部18aによって生成されたヘッダ42を含める。
そして、このヘッダ42には、比率設定部17によって設定された送信比率(図中“比率”と表記)43が含まれている。
このようにして、主局10aは、1フレーム41内での下りの送信比率43を従属局20aに通知する。
そして、通知を受けた従属局20aは、下り専用スロット41を受信している間に、その通知された下りの送信比率43から上り専用スロット(図中“U”と表記)44の送信開始タイミング及びサイズを算出する。
具体的には、受信部23aが下り専用スロット41を受信すると、抽出部29aがヘッダ42の送信比率43を抽出し、送信制御部31aが制御用テーブル30aに基づいて上り専用スロット44の送信開始タイミング及びサイズを算出する。
次いで、送信制御部31aが算出した送信タイミング及びサイズに基づいて上り専用スロット44を送信部22aに送信させる。
なお、主局10aは、送信部12aによる下り専用スロット41の送信後、ガードタイム(図中“G”と表記)45経過後に、受信部13aにより上り専用スロット44を受信する。さらにその後、主局10aは若干のガードタイムの後、次の無線フレームに移って、次の下り専用スロット47を従属局20aに送信する。
ところで、従属局20aでは、下り専用スロット41の先頭の同期信号により同期検出部27が同期を検出すると、時間計測部28が下り専用スロット41の受信開始を始点として時間のカウントアップを行う。
そして、従属局20aの送信制御部31aは時間計測部28によって計測されている時間に基づいて、制御用テーブル30aから取得した送信開始タイミングに送信部22aに上り専用スロット44の送信を開始させる。
つまり、送信部22aは、取得された送信開始タイミングになったら上り専用スロット44の送信を開始する。
なお、従属局20aは、送信部22aが上り専用スロット44を送信した後は、ガードタイム45と同じ時間または略同時間のガードタイム46の後に、次のフレームの下り専用スロット47を受信する。
次に、図4を参照しながら従属局20aのより具体的な動作例について説明する。図4は、図3に示す動作例と同じ動作例を示しており、送信比率43が“11/16”であった場合の従属局20aの動作例である。
上述したように、従属局20aの時間計測部28は、下り専用スロット41の受信開始から時刻のカウントを開始する。
一方、抽出部29aが下り専用スロット41のヘッダ42から送信比率43を取り出し、送信制御部31aは、制御用テーブル30aから送信比率43が一致する項目を検索する。ここでは、送信比率43が“11/16”であった場合であり、送信制御部31aは、下り専用スロットの送信比率“11/16”に対応する送信開始タイミング“11”及びサイズ“5”を制御用テーブル30aから取得する。
そして、送信部22aは、送信制御部31aに制御され、時間計測部28による時刻のカウントが送信開始タイミングである“11”になったら、上り専用スロット44の送信を開始する。
さらに、送信部22aは、送信制御部31aに制御され、上り専用スロットのサイズ“5”分のデータを送信すると、送信を停止し、従属局20aは受信に遷移する。
つまり、送信部22aは、下り専用スロット41と上り専用スロット44との送信時間を16分割したうちのタイミングが“11/16”になった時点で送信を行う。このとき、送信部22aは、タイミング“1/16”で送信できるデータサイズを“1”とした場合の、上り専用スロット44が送信可能な時間“5/16”に対応するデータサイズ“5”分のデータを主局10aに送信する。
なお、この第1実施形態では、送信比率の分母が“16”、分子が“2〜15”であったが、これらの値は本発明において限定されない。つまり、送信比率は任意に設定することができる。ただし、制御用テーブル30aがその任意の送信比率とそれに対応する送信開始タイミング及びデータサイズを保持している。
このように、本発明の第1実施形態の無線通信システム1aにあっては、主局10aの比率設定部17が単位無線フレームにおける下りスロットの送信時間の送信比率を設定し、送信部12aが下りスロットにその送信比率を含めて従属局20aに送信する。そして、従属局20aの受信部23aが下りスロットを受信し、制御用テーブル30aが送信比率に応じた送信開始タイミングとデータサイズとを保持し、送信部22aが制御用テーブル30aに基づいて、送信比率に応じた送信開始タイミングに、送信比率に応じた送信容量に対応するデータを送信する。そのため、時分割複信方式の無線通信において、分割するスロットの数を増加させ、データ伝送を行えないガードタイムや同期信号の送受信を増大させてデータ伝送量を減らす(即ち、無線伝送効率を落とす)ことなく、主局10aが単位無線フレーム当りの下りと上りの送信比率を任意に設定変更することができ、送信比率の設定に係る柔軟性を向上することができる。
つまり、比率設定部17は、単位無線フレームのデータ伝送時間を2つに分割して得られる送受信比率を設定し、従属局20aの送信部22aは制御用テーブル30aに基づいて、その比率に応じた上り伝送を行うので、一つの下り専用スロットと一つの上り専用スロットのためのガードタイムと同期信号の送受信を用意するだけで、送受信比率の設定変更を柔軟に行うことができる。
〔2〕本発明の第2実施形態について
次に、本発明の第2実施形態としての無線通信システム1bについて説明する。図5は無線通信システム1bの機能構成を示すブロック図である。なお、図5において既述の符号と同一の符号は同一の部分もしくは略同一の部分を示している。
無線通信システム1bは、送信比率を変更する際に通信フラグを用いるように構成され、主局10b及び従属局20bが、共に、送信比率に応じて無線パラメータとしての送信電力の調整と自動利得調整(AGC:Auto Gain Control)とを行う点を除いては、上述した第1実施形態の無線通信システム1aと同様に構成されている。従って、以下の説明においては、上述した第1実施形態の無線通信システム1aと共通部分はその説明を省略し、第1実施形態の無線通信システム1aに対する変更部分を中心に詳細に説明する。
図5に示すように、主局10bは、アンテナ11,送信部(第1送信部)12b,受信部13b,LAN信号終端部14,LAN受信部15,LAN送信部16,比率設定部17,ヘッダ生成部18b,送信制御部19b,制御用テーブル(第2テーブル)32,抽出部33,及びフラグ制御部34を備えている。
送信部12bは、送信制御部19bに制御され、例えば図6に示すように、無線フレーム50における下り専用スロット51のヘッダ52において、フラグ制御部34によって制御(決定)されたフラグ54を付加して、従属局20bに送信する。なお、フラグ54の種類については、フラグ制御部34の説明箇所にて詳述する。
さらに、送信部12bは、送信制御部19bに制御され、後述する図7に示す制御用テーブル32に基づいて、送信比率に応じた送信電力で従属局20bにデータ(下り専用スロット51)を送信する。
受信部13bは、従属局20bから送信されたデータ(上り専用スロット56等)を受信するものであり、ここでは制御用テーブル32に基づいて、送信比率に応じた所定の利得調整を行う。つまり、受信部13bは、制御用テーブル32に基づいて利得を調整する利得調整部としての機能を備えている。
ヘッダ生成部18bは、ヘッダを生成するものであり、比率設定部17で設定された現状の送信比率、または、比率設定部17で設定された新たな送信比率とともに、フラグ制御部34によって制御されたフラグをヘッダに含める。
従って、送信部12bは、送信制御部19bに制御され、例えば図6に示すように、無線フレーム50における下り専用スロット51のヘッダ52において、設定比率53にフラグ54を付加して、従属局20bに送信する。
送信制御部19bは、送信部12bによる下り専用スロットの送信を制御するものであり、制御用テーブル32に基づいて、送信部12bによる下り専用スロットの送信電力を送信比率に応じた送信電力に制御する。
ここで、送信電力を制御するのは、無線通信システム1bの無線通信の規格等において所定時間当たりの平均送信電力が定められている場合に、送信比率が変更されて下り/上り専用スロットの送信時間が変化しても平均送信電力を一定に保つためである。
さらに、無線通信システム1bでは、送信電力及び送信時間が変化するので、受信部13b及び後述する受信部23bは、その変化に応じて受信利得も制御している。
なお、主局10bも送信比率に応じた下り専用スロットの送信終了タイミングやデータサイズをテーブルで保持してもよく、送信制御部19bがそのテーブルに基づいて、比率設定部17によって設定された送信比率での通信を実現させてもよい。
制御用テーブル32は、例えば図7に示すように、送信比率と、それに応じた送信電力(dB)と利得(dB)とを保持している。ここでは、送信比率2/16〜15/16に応じて、送信電力A1〜A14及び利得B1〜B14をそれぞれ保持している。
抽出部33は、受信部13bが従属局20bから受信した受信データ(上り専用スロット56)からヘッダ57に含まれるフラグ58を抽出するものである。
フラグ制御部34は、ヘッダに含まれるフラグを制御(決定)するものである。具体的には、フラグ制御部34は、送信比率を変更することを示す変更情報としてリクエストフラグ及び変更フラグ、並びに、送信比率を変更しない場合の通常の通信フラグの3種類のフラグを制御する。
リクエストフラグは送信比率の変更を要求することを示すフラグである。また、変更フラグはリクエストフラグに対する応答(後述するリクエスト応答フラグ)があった場合に、送信比率を実際に変更することを示すフラグである。
また、従属局20bは、アンテナ21,送信部(第2送信部)22b,受信部23b,LAN信号終端部24,LAN受信部25,LAN送信部26,同期検出部27,時間計測部28,抽出部29b,制御用テーブル(第1テーブル及び第2テーブル)30b,送信制御部31b,フラグ制御部35,及びヘッダ生成部36を備えている。
送信部22bは、送信制御部31bに制御され、例えば図6に示すように、無線フレーム50における上り専用スロット56のヘッダ57において、フラグ制御部35によって制御(決定)されたフラグ58を付加して、主局10bに送信する。なお、フラグ58の種類については、フラグ制御部35の説明箇所にて詳述する。
さらに、送信部22bは、送信制御部31bに制御され、後述する図8に示す制御用テーブル30bに基づいて、送信比率に応じた送信電力で主局10bにデータ(上り専用スロット56)を送信する。
受信部23bは、主局10bから送信されたデータ(下り専用スロット51等)を受信するものであり、ここでは制御用テーブル30bに基づいて、送信比率に応じた所定の利得調整を行う。つまり、受信部23bは、制御用テーブル30bに基づいて利得を調整する利得調整部としての機能を備えている。
抽出部29bは、受信部23bが主局10bから受信した受信データ(下り専用スロット51)からヘッダ52に含まれる比率53とともに、フラグ54を抽出する。
制御用テーブル30bは、例えば図8に示すように、上述した図2の制御用テーブル30aに加えて、送信比率に応じた上り専用スロットの送信電力(dB)と利得(dB)とを保持している。ここでは、送信比率2/16〜15/16に応じて、送信電力C1〜C14及び利得D1〜D14をそれぞれ保持している。
なお、これら送信電力C1〜C14及び利得D1〜D14は、装置仕様によっては主局10bの制御用テーブル32の送信電力A1〜A14及び利得B1〜B14とそれぞれ同一であってもよい。
このように、制御用テーブル30bは、送信比率に応じた送信開始タイミングと送信容量とを示す第1テーブルと、送信比率に応じた送信電力と利得とを示す第2テーブルとの2つのテーブルを併合して保持している。なお、従属局20bはこれら2つのテーブルを別テーブルとして保持していてもよい。
送信制御部31bは、送信部22bによるデータ送信を制御するものであり、図6に示すように、ヘッダ生成部36によって生成されたヘッダ57を含む上り専用スロット56を制御用テーブル30bに基づく所定のタイミングで所定のサイズ分送信部22bに送信させる。
さらに、送信制御部31bは、抽出部29bによって抽出された送信比率53に応じて、制御用テーブル30bに基づく所定の送信電力で送信部22bにデータを送信させる。つまり、送信制御部31bは、制御用テーブル30bに基づいて送信比率53に応じた送信電力を制御する。
フラグ制御部35は、ヘッダに含まれるフラグを制御(決定)するものである。具体的には、フラグ制御部35は、送信比率の変更に応じるか否かを示す応答情報としてリクエスト応答フラグ,リクエスト非応答フラグ,及び変更応答フラグ、並びに、送信比率が変更されない場合の通常の通信フラグの4種類のフラグを制御する。
リクエスト応答フラグは、主局10bからの送信比率を変更したいという要求(リクエストフラグ)に応じることを示すフラグである。逆に、リクエスト非応答フラグは、主局10bからの送信比率を変更したいという要求に応じないことを示すフラグである。また、変更応答フラグは、主局10bからの実際の送信比率の変更要求(変更要求フラグ)に応じることを示すフラグである。
ヘッダ生成部36は、上り専用スロット56のヘッダ57を生成するものであり、ここではフラグ制御部35によって決定されたフラグをヘッダに含める。
ここで、図9を参照しながら、送信比率を変更する際の主局10bと従属局20bとのデータ(特にフラグ)のやり取りについて説明する。
図9に示すように、まず、主局10bの送信部12bが、送信制御部19に制御され、比率設定部17で選定された新たな送信比率を、下り専用スロット51のヘッダ52の比率53として含めて従属局20bに送信する(図中の矢印T1参照)。
このとき、送信部12bは、フラグ制御部34によって制御されたリクエストフラグ(図中“Req”)をフラグ54としてヘッダ52に含めて従属局20bへ送信する。
ただし、これら新たな送信比率やリクエストフラグを送信する下り専用スロット51は、変更前の送信比率(初期時はデフォルトの送信比率)に基づくものである。
これに対して、従属局20bは、受信部23bが新送信比率とリクエストフラグとを含む下り専用スロット51を受信すると、抽出部29bがそれら新送信比率とリクエストフラグとを抽出する。
そして、主局10bからの送信比率の変更要求に応じる場合には、フラグ制御部35が、リクエスト応答フラグを主局10bに送信するフラグとして決定する。例えば、フラグ制御部35は、制御用テーブル30bを検索し、新たな送信比率が制御用テーブル30bから検索されれば、送信比率の変更要求に応じると判断してリクエスト応答フラグを選定する。
この場合、送信部22bは、リクエスト応答フラグ(図中“Ack/Req”)をフラグ58としてヘッダ57に含めて主局10bに送信する(図中の矢印T2参照)。
なお、従属局20bのフラグ制御部35は、何らかの理由(例えば制御用テーブル30bに新たな送信比率が保持されていなかったこと)により、主局10bからの送信比率変更要求に応じることができない場合は、リクエスト非応答フラグ(Nack/Req)を選定し、送信部22bはリクエスト非応答フラグをフラグ58として主局10bに送信する。これにより、主局10bと従属局20bとは送信比率を変更することなく、無線通信を行う。
次に、従属局20bからリクエスト応答フラグを受信した主局10bにおいては、抽出部33が、その上り専用スロット56からフラグ58のリクエスト応答フラグを抽出する。
続いて、フラグ制御部34は、リクエスト応答フラグに応じて、変更フラグを選定し、ヘッダ生成部18bがヘッダに変更フラグを含める。
そして、送信部12bがヘッダ52の送信比率53に変更後の新たな送信比率を含め、フラグ54に変更フラグ(図中“Change”)を入れて、従属局20bに送信する(図中の矢印T3参照)。
これに対して、従属局20bでは、抽出部29bが下り専用スロットから変更フラグを抽出し、フラグ制御部35が変更フラグに応じて、変更応答フラグを選定する。
そして、送信部22bは、フラグ58として変更応答フラグ(図中“Ack/Change”)を上り専用スロット56に含めて主局10bに送信する(図中の矢印T4参照)。
次いで、主局10bにおいて、抽出部33が変更応答フラグを抽出すると、比率設定部17が、上記新たな送信比率を現在の送信比率として設定し(図中のブロックT5参照)、送信制御部19bは以降の通信を、当該新たな送信比率に基づいて送信部12bに実行させる。具体的には、送信部12bは送信比率53を新たな送信比率、フラグ54を通常の通信フラグ“0”として、新たな送信比率に対応したサイズで下り専用スロットを従属局20bに送信する(図中の矢印T6参照)。
つまり、送信部12bは、送信比率53を上記新たな送信比率、フラグ54を通常の通信フラグ“0”にして、新たな送信比率に送信時間やサイズが対応した下り専用スロットを従属局20bに送信する。
このとき、送信制御部19bは、制御用テーブル32に基づいて、新たな送信比率に応じた送信電力になるように送信部12bによる下り専用スロットの送信を制御する。さらに、受信部13bは、制御用テーブル32に基づいて、新たな送信比率に応じた自動利得調整を行う。
一方、従属局20bでは、ヘッダに含まれた送信比率が、事前に通知があった新たな送信比率であり通信フラグが通常の通信フラグ“0”の下り専用スロットを受信したか、あるいは、その下り専用スロットを受信していなくても通信フラグが変更要求フラグ(Change)の下り専用スロットを受信してから所定時間以上経過した場合に、送信制御部31bが現在の送信比率を新たな送信比率に切り替えて、上り専用スロットの送信タイミング及びサイズを制御用テーブル30bに基づいて変更する(図中のブロックT7参照)。なお、かかる所定時間は、例えば時間計測部28によって計測される。
このとき、送信制御部31bは、制御用テーブル32に基づいて、新たな送信比率に応じた送信電力になるように送信部22bによる上り専用スロットの送信を制御する。さらに、受信部23bは、制御用テーブル30bに基づいて、新たな送信比率に応じた自動利得調整を行う。
そして、フラグ制御部35が通常の通信フラグ“0”を選定し、送信部22bは、送信制御部19bに制御され、ヘッダのフラグが“0”であり、新送信比率に応じた送信タイミング及びサイズの上り専用スロットを主局10bに送信する(図中の矢印T8参照)。
このように、本発明の第2実施形態としての無線通信システム1bにあっては、主局10bの送信部12bが比率を変更することを示す変更情報(リクエストフラグや変更フラグ)を下り専用スロット内に含めるように構成され、従属局20bの送信部22bが、送信比率の変更に応じるか否かを示す応答情報(リクエスト応答フラグ,リクエスト非応答フラグ,変更応答フラグ)を上り専用スロット内に含めるように構成されるとともに、比率設定部17は、従属局20bからの応答情報に応じて新たな送信比率を設定するように構成されている。そのため、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるとともに、送信比率を確実に変更することができ、送信比率の設定に係る柔軟性をより向上できる。
例えば、送信比率の変更に伴って、主局10bや従属局20bで送信電力の変更や自動利得調整を行わなければならない場合にも、送信比率の変更を確実に行うことができる。
つまり、送信電力の変更や自動利得調整にはある程度の時間を要する。そのため、主局10bからの送信比率の変更を指示する下り専用スロットのサイズが小さいと、従属局20bがその下り専用スロットを受信して上り専用スロットを返すまでに、送信電力の変更や自動利得調整を行うことができず、結果的に送信比率を変更できない場合がある。
しかしながら、無線通信システム1bによれば、主局10bと従属局20bとは、実際に送信比率を変更する前に、送信比率を変更することを変更情報と応答情報とにより事前に確認し合うので、送信電力の変更や自動利得調整が間に合わなくなることを抑止でき、その結果、送信比率をより確実に変更することができる。
また、主局10b及び従属局20bのそれぞれが、制御用テーブル32,30bに送信比率に応じた送信電力と利得とを保持し、送信制御部19b,31bが制御用テーブル32,30bに基づいて送信電力を制御し、受信部13b,23bが備える利得調整部が制御用テーブル32,30bに基づいて利得を調整するように構成されている。そのため、送信比率が変更され、上り/下り専用スロットの送信時間やサイズが変更された場合であっても、制御用テーブル32,30bに基づいて送信電力を送信比率に応じて変更でき、その結果、所定時間当たりの平均送信電力を一定に保つことができる。
しかも、受信側ではその送信電力に応じて(即ち、送信比率に応じて)利得を調整するので、送信電力に変更があっても、受信精度が落ちることがない。
換言すると、送信比率の変更により自動利得調整や送信電力等の無線パラメータの変更が必要となる無線通信システム1bにおいても、上りと下りの送受信比率を変更することができる。
〔3〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、無線通信システム1a,1bが、一つの主局10a,10bに対して、一つの従属局20a,20bを備えた場合を例にあげて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、無線通信システム1a,1bは複数の従属局20a,20bを備えていてもよく、この場合であっても主局10a,10bは複数の従属局20a,20bのうちの一の従属局20a,20bとポイントツウポイントで時分割複信方式の無線通信を行うように構成される。
また、上述した実施形態では、比率設定部17が主局10a,10bの下り専用スロットの送信比率を設定し、送信部12a,12bがその下り専用スロットの送信比率をヘッダに含めて従属局20a,20bに送信する場合を例にあげて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、比率設定部17が設定する比率は、下り専用スロット又は上り専用スロットの少なくとも一方の送信比率であってもよいし、これらの両方の比率(送受信比率)であってもよい。
従って、送信部12a,12bが従属局20a,20bに送信する比率も、下り専用スロット又は上り専用スロットの少なくとも一方の送信比率であってもよいし、これらの両方の比率(送受信比率)であってもよい。
いずれにしても、制御用テーブル30a,30b,32は、主局10a,10bと従属局20a,20bとでやり取りされる比率に対応している必要がある。
さらに、上述した第2実施形態では、従属局20bが、第1テーブルと第2テーブルとを併合した制御用テーブル30bを備えた場合を例にあげて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、従属局20bは第1テーブルと第2テーブルとを別に備えていてもよい。
また、上述した実施形態では、送信比率、あるいは、送信比率とフラグとを、下り専用スロットのヘッダに含める場合を例にあげて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、下り専用スロットに報知スロットを別途追加し、その報知スロットに送信比率、あるいは、送信比率とフラグとを入れてもよい。
本発明の第1実施形態としての無線通信システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態としての無線通信システムの従属局の制御用テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態としての無線通信システムの動作例を説明するための図である。 図3に示す動作例における従属局のより具体的な動作内容を説明するための図である。 本発明の第2実施形態としての無線通信システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態としての無線通信システムの動作例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態としての無線通信システムの主局の制御用テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態としての無線通信システムの従属局の制御用テーブルの構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態としての無線通信システムにおいて送信比率を変更する場合の主局と従属局とのデータのやり取りの一例を説明するための図である。 従来の無線通信システムの無線フレームを示す図である。
符号の説明
1a,1b:無線通信システム
10a,10b:主局(主装置)
11,21:アンテナ
12a,12b,22a,22b:受信部
13a,13b:送信部(第1送信部)
14,24:LAN(Local Area Network)信号終端部
15,25:LAN受信部
16,26:LAN送信部
17:比率設定部(設定部)
18a,18b,36:ヘッダ生成部
19a,19b,31a,31b:送信制御部
20a,20b:従属局(従属装置)
23a,23b:送信部(第2送信部)
27:同期検出部
28:時間計測部
29a,29b,33:抽出部
30a:制御用テーブル(第1テーブル)
30b:制御用テーブル(第1テーブル,第2テーブル)
32:制御用テーブル
34,35:フラグ制御部
40,50:単位無線フレーム
41,47,51,60:下り専用スロット(下りスロット)
42,52,57:ヘッダ
43,53:比率
44,56:上り専用スロット(上りスロット)
45,46,55,59:ガードタイム
54:フラグ(変更情報)
58:フラグ(応答情報)
100:無線フレーム
101:報知スロット
102:下り専用スロット
103−1〜103−3:共用スロット
104:上り専用スロット

Claims (2)

  1. 時分割複信方式で主装置と従属装置とが無線通信を行う無線通信システムであって、
    前記主装置が、
    単位無線フレームにおける下りスロット又は上りスロットの少なくとも一方の比率を設定する設定部と、
    前記下りスロット内に前記比率の情報を含めて前記従属装置に送信する第1送信部とを備え、
    前記従属装置が、
    前記主装置の前記第1送信部によって送信された前記下りスロットを受信する受信部と、
    前記比率の情報に応じた上りスロットの送信開始タイミングと送信容量とを示す第1テーブルと、
    前記第1テーブルに基づき、前記受信部が受信した前記下りスロットに含まれる前記比率の情報に応じた前記送信開始タイミングに、前記比率の情報に応じた前記送信容量に対応する上りスロットを前記主装置に送信する第2送信部とを備え
    前記主装置の第1送信部が、前記比率を変更することを示す変更情報を前記下りスロット内に含めるように構成され、
    前記従属装置の前記第2送信部が、前記比率の変更に応じるか否かを示す応答情報を前記上りスロット内に含めるように構成され、
    前記主装置の前記設定部は、前記従属装置からの前記応答情報に応じて新たな前記比率を設定するとともに、
    前記主装置は、前記比率に応じた前記下りスロットの送信電力と前記上りスロットの受信利得とを示す第2テーブルと、前記第2テーブルに基づいて前記第1送信部の送信電力を制御する第1送信制御部と、前記第2テーブルに基づいて受信利得を調整する第1利得調整部とをさらに備え、
    前記従属装置は、前記比率に応じた前記上りスロットの送信電力と前記下りスロットの受信利得とを示す第3テーブルと、前記第3テーブルに基づいて前記第2送信部の送信電力を制御する第2送信制御部と、前記第3テーブルに基づいて受信利得を制御する第2利得調整部とをさらに備えていることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1テーブルと前記第3テーブルとが同一テーブルで構成されていることを特徴とする、請求項1記載の無線通信システム。
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