JP5350337B2 - 放射性廃棄物処理方法及びその装置 - Google Patents

放射性廃棄物処理方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5350337B2
JP5350337B2 JP2010169120A JP2010169120A JP5350337B2 JP 5350337 B2 JP5350337 B2 JP 5350337B2 JP 2010169120 A JP2010169120 A JP 2010169120A JP 2010169120 A JP2010169120 A JP 2010169120A JP 5350337 B2 JP5350337 B2 JP 5350337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
filtration
supernatant water
supplied
clad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010169120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012032155A (ja
Inventor
守 鴨志田
健司 野下
位 長山
秀宏 飯塚
篤 雪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2010169120A priority Critical patent/JP5350337B2/ja
Publication of JP2012032155A publication Critical patent/JP2012032155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5350337B2 publication Critical patent/JP5350337B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、放射性廃棄物処理方法及びその装置に係り、特に、沸騰水型原子力プラントの給水配管に設けられた復水ろ過装置で発生する逆洗水及び原子炉冷却材浄化系の浄化系配管に設けられたろ過脱塩装置から発生する使用済イオン交換樹脂のスラリーを処理するのに好適な放射性廃棄物処理方法及びその装置に関する。
沸騰水型原子力プラントでは、給水配管に設けた復水ろ過装置により給水に含まれる鉄錆成分であるクラッドを除去し、給水により原子炉に持ち込まれるクラッドの量を低減している。また、原子炉に連絡された原子炉冷却材浄化系の浄化系配管に設けられたろ過脱塩装置は、原子炉内の冷却水である炉水に含まれる放射性核種及びクラッドを除去し、炉水を浄化している。使用済燃料貯蔵プール浄化系に設けられたろ過脱塩装置は、使用済燃料集合体を保管する使用済燃料貯蔵プール内の冷却水に含まれるイオン及びクラッドを除去している。
沸騰水型原子力プラントのこれらの浄化装置は、浄化性能が低下したとき、以下のようにして性能を向上させている。給水配管に設けた復水ろ過装置(例えば、中空子膜フィルター)では、逆洗水を用いた逆洗によりフィルターに付着したクラッドを除去する。原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系に設けられた各ろ過脱塩装置では、性能が低下して寿命になった使用済の粉末イオン交換樹脂をフィルター部材から除去し、新しい粉末イオン交換樹脂をフィルター部材にプリコートする。
給水配管に設けた復水ろ過装置の再生操作で発生した逆洗水、原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系に設けられた各ろ過脱塩装置から排出された使用済粉末イオン交換樹脂(廃スラッジ)、及び他の原子炉系統及びタービン系統から発生した低電導度廃液(LCW)は、放射性廃棄物であり、放射性廃棄物処理装置で処理される。
この放射性廃棄物処理装置の一例が、特開平11−153696号公報に記載されている。この放射性廃棄物処理装置は、LCWの処理系、及び逆洗水及び廃スラッジの処理系を有する。
原子炉系統及びタービン系統から発生したLCWは、収集槽に集められた後、LCWろ過装置(中空子膜フィルター)で固形分を除去され、LCW脱塩装置でイオンを除去される。LCW脱塩装置から排出された廃液は、LCWサンプル槽でサンプリングされた後、復水貯蔵槽に移送されて沸騰水型原子力プラントのプラント水として再使用される。
給水配管の復水ろ過装置で発生した逆洗水、原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系の各ろ過脱塩装置から排出された廃スラッジのスラリーが、沈降分離槽に移送される。沈降分離槽内で廃液に含まれた固形分(クラッド及び廃スラッジ)が沈降分離され、沈降分離槽内の上澄み水がろ過装置に供給される。このろ過装置は、上澄み水に含まれた浮遊性のクラッドを分離する。このクラッドが除去された上澄み水は、LCWを収集する収集槽に供給され、上記したLCW処理系で処理される。ろ過装置での逆洗により発生したクラッドを含む逆洗水は、上記の沈降分離槽に移送される。
上記の沈降分離槽内で沈降分離されたクラッド及び廃スラッジは、放射能を十分に減衰させた後、沈降分離槽内で上澄み水と均一に混合され、約10w%のスラリー状態で固化処理設備へ移送される。
特開平11−153696号公報に記載された放射性廃棄物処理装置は、給水配管の復水ろ過装置で発生した逆洗水、及び原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系の各ろ過脱塩装置から排出された廃スラッジのスラリーを1つの沈降分離槽に集めている。給水配管の復水ろ過装置で発生した逆洗水は、放射能レベルが極めて低い。これに対して、原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系の各ろ過脱塩装置から排出された廃スラッジは、原子炉内の炉水、及び使用済燃料集合体を保管する燃料貯蔵プール内の冷却水を浄化する関係上、放射能レベルが高くなる。上記した逆洗水及び廃スラッジを1つの沈降分離槽内に集めることは、放射能レベルの高い放射性廃棄物の量が増大する。
特開昭63−94197号公報に記載された放射性廃棄物処理装置は、給水配管に設けられたろ過脱塩装置から排出された廃スラッジ及び脱塩器から排出された使用済イオン交換樹脂を貯蔵タンクに集め、原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系の各ろ過脱塩装置から排出された高放射能レベルの廃スラッジを沈降分離槽に集めている。このため、給水配管に設けられたろ過脱塩装置及び脱塩器から排出される放射能レベルの低い廃スラッジ及び使用済イオン交換樹脂が、原子炉冷却材浄化系及び使用済燃料貯蔵プール浄化系の各ろ過脱塩装置から排出された高放射能レベルの廃スラッジに混合するのを避けている。
特開昭62−95500号公報は、非助剤型フィルターの逆洗水を60〜100℃に加熱し、沈降分離することを提案している。
特開平11−153696号公報 特開昭63−94197号公報 特開昭62−95500号公報
給水配管に設けた復水ろ過装置で除去されるクラッドは、タービンから排気された蒸気を凝縮する復水器、及びこの復水器に接続される給水配管を構成する鋼材が、復水と接触して腐食することにより発生した鉄錆成分が主体であり、その化学形態はFe及びFeといった鉄酸化物、及びFeOOHの鉄水酸化物である。沸騰水型原子力プラントの復水器で蒸気の凝縮により生成された復水は不純物が少なく、その水質は純水に近いものである。従って、沈降分離槽内の上澄み水も純水に近い水質であり、その導電率は1μS/cmと低く、またpH値も6付近となる。このような条件では、鉄水酸化物であるFeOOHが液中にコロイド状態で分散して、重力による沈降が起こりにくくなることがある。その場合、沈降分離槽内の上澄み水の鉄濃度は時間をおいても下がらず、沈降分離槽内の上澄み水に相当量のクラッドが混入する可能性がある。
特開平11−153696号公報に開示された放射性廃棄物処理装置は、沈降分離槽内の上澄み水をろ過装置に導いて上澄み水に含まれるクラッドをろ過装置で除去している。ろ過装置でクラッドを除去した上澄み水をLCW処理系に供給するので、LCW処理系に設けられたLCWろ過装置の目詰まりを抑制でき、LCWろ過装置の逆洗頻度を低減することができる。しかしながら、LCWろ過装置の目詰まりを抑制できるが、逆に、沈降分離槽内の上澄み水が供給されるろ過装置が、数100ppmオーダの微細なクラッド(FeOOH)によって目詰りを生じ易く、逆洗頻度が多くなる。
特開昭62−95500号公報では、クラッドの沈降分離を促進させるため、復水ろ過装置からの逆洗水を60〜100℃に加熱している。薬液添加を行うことなく、加温によってクラッドの凝集状態を変えて沈降を加速することができる。加温によるクラッドの凝集状態の変化は、クラッドの初期粒径や濃度、あるいは共存成分により影響を受けるため、加温と沈降だけで安定に分離処理するのは難しい場合もあると考えられる。
本発明の目的は、上澄み水をろ過するろ過装置の逆洗頻度を低減することができる放射性廃棄物処理方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、原子力プラントの原子炉内の冷却水を浄化する第1浄化装置から排出された廃スラッジを含む放射性廃液を第1沈降分離槽に供給し、原子力プラントの給水配管に設けられた給水を浄化する第2浄化装置から排出された、浮遊性のクラッドを含む逆洗水を第2沈降分離槽に供給し、第2沈降分離槽内の浮遊性クラッドを含む上澄み水を加熱してろ過装置に供給し、このろ過装置において供給された上澄み水の一部を回収し、加熱により生成された、浮遊性クラッドの凝集体を含む残りの上澄み水をろ過装置から第2沈降分離槽に戻すことにある。
第2沈降分離槽内の浮遊性クラッドを含む上澄み水を加熱するので、この浮遊性クラッドが凝集して粒径の大きな凝集体になり、これらの凝集体を含む上澄み水がろ過装置内に供給される。凝集体がろ過装置内で堆積しても、堆積された凝集体相互間に間隔の大きな隙間が形成されるので、ろ過装置の差圧の上昇を抑制することができ、ろ過装置の逆洗頻度を低減することができる。
本発明によれば、上澄み水をろ過するろ過装置の逆洗頻度を低減することができる。
本発明の好適な一実施例である放射性廃棄物処理方法に用いられる放射性廃棄物処理装置の構成図である。
発明者らは、特開平11−153696号公報に記載された沈降分離槽の上澄み水をろ過するろ過装置の逆洗頻度を低減する方法を検討した。発明者らは、特開昭62−95500号公報に記載された微細な水酸化鉄(FeOOH)を含む上澄み水の加熱について検討した。特開昭62−95500号公報は、その上澄み水を加熱することにより上澄み水に含まれている水酸化鉄を酸化鉄に変えて沈降性を向上させている。発明者らは、微細な水酸化鉄を含む水を加熱したところ、微細な水酸化鉄の粒径が加熱により大きく変わることを見出した。復水ろ過装置の逆洗水に含まれるクラッドの一種である水酸化鉄は、通常、1μm以下の微細な粒子であるが、この水酸化鉄を含む水を、例えば、80℃に加熱したところ、水酸化鉄が凝集して粒径が大きくなり、その粒径が数10μmになった。特開昭62−95500号公報に記載されているようなクラッドの化学形態変化だけであれば、ろ過装置の逆洗頻度にはあまり影響しないが、凝集により水酸化鉄の粒径が大きくなることによって、ろ過装置のろ過膜の差圧が上昇して設定差圧になるまでに要する時間が長くなった。これは、加熱しない状態では、水酸化鉄の粒径が小さくてろ過装置に堆積された水酸化鉄の粒子間の隙間がほとんどないのに対し、加熱した状態では、凝集により水酸化鉄の粒径が大きくなってろ過装置に堆積された水酸化鉄の凝集体相互間の隙間が大きくなり、ろ過装置の差圧の上昇が抑制されるためである。このような新たな知見に基づいて、発明者らは、沈降分離槽の上澄み水を加熱してろ過装置に供給するとの着想に至った。
このような着想を反映した本発明の実施例を、以下に説明する。
本発明の好適な一実施例である放射性廃棄物処理方法を、図1を用いて説明する。
まず、本実施例の放射性廃棄物処理方法が適用される沸騰水型原子力プラントの概要を、図1を用いて説明する。原子炉1が主蒸気配管31によってタービン2に接続され、復水器30がタービン2に連絡される。復水器30は給水配管32によって原子炉1に接続される。給水配管32には、復水器30から原子炉1に向って、複数基の復水ろ過装置3、複数基の復水脱塩装置4、低圧給水加熱器(図示せず)、給水ポンプ(図示せず)及び高圧給水加熱器(図示せず)がこの順に設けられている。復水ろ過装置3は例えば中空子フィルターを有し、復水脱塩装置4は内部にイオン交換樹脂を充填している。沸騰水型原子力プラントは再循環系及び原子炉浄化系を備えている。再循環系は、再循環ポンプ39が設けられた再循環系配管33を有する。この再循環系配管33が原子炉1に接続される。原子炉浄化系は、浄化系配管40、浄化系ポンプ41及び浄化装置5を備えている。浄化装置5はフィルター部材に粉末イオン交換樹脂をプリコートしたろ過脱塩装置である。浄化系配管40の一端が再循環ポンプ39の上流で再循環系配管33に接続され、浄化系配管40の他端が給水配管32に接続される。
再循環ポンプ39の駆動によって原子炉1内の炉心(図示せず)に供給された冷却水は、炉心に装荷された燃料集合体に含まれる核燃料物質の核***で発生する熱によって加熱され、一部が蒸気になる。この蒸気が、原子炉1から主蒸気配管31に吐出され、主蒸気配管31を通ってタービン2に供給され、発電機(図示せず)に連結されたタービン2を回転させる。発電機も回転され、電気が発生する。タービン2から排気された蒸気は、復水器30で凝縮されて水になる。この水は、給水として、給水配管32を通って原子炉1に供給される。給水配管32内を流れる給水に含まれている水酸化鉄(FeOOH)等のクラッドが、復水ろ過装置3で除去される。さらに、給水に含まれるイオン性の不純物が復水脱塩装置4で除去される。その後、給水は、低圧給水加熱器及び高圧給水加熱器で加熱されて昇温し、給水ポンプで昇圧され、給水配管32によって原子炉1に導かれる。
再循環系配管33内を流れる冷却水の一部は、浄化系ポンプ41の駆動によって浄化系配管40内に流入し、浄化装置5に供給される。浄化装置5は、冷却水に含まれるクラッド及びイオンを除去する。浄化装置5で浄化された冷却水は、浄化系配管40及び給水配管32を通って原子炉1に供給される。
このような沸騰水型原子力プラントに適用されて、本実施例の放射性廃棄物処理方法に用いる放射性廃棄物処理装置を、図1を用いて説明する。
本実施例の放射性廃棄物処理方法に用いる放射性廃棄物処理装置は、沈降分離槽8,25、上澄み水ポンプ10,26、ろ過装置27及びヒータ34を備えている。ろ過装置27は、多数の管状の逆浸透膜(RO膜)を備え、クロスフローろ過方式を適用している。上澄み水ポンプ10を設けた上澄み水排出管9が、沈降分離槽8の上部に接続される。配管21が上澄み水ポンプ10の下流で上澄み水排出管9に接続される。配管21は高電導度廃液(HCW)処理系(図示せず)にも接続される。固体処理系(図示せず)に接続された、ポンプ23を設けたスラッジ排出管22が、沈降分離槽8の底部に接続される。上澄み水ポンプ26を設けた上澄み水排出管38が、沈降分離槽25の上部に接続され、さらに、ろ過装置27に接続される。戻り管28が、ろ過装置27と沈降分離槽25の上部を接続している。上澄み水排出管38及び戻り管28が、上澄み水の循環配管を形成する。ヒータ34が、上澄み水ポンプ26とろ過装置27の間で上澄み水排出管38に設けられる。沈降分離槽25が逆洗水排出管6によって復水ろ過装置3に接続される。
沈降分離槽8がスラッジ供給管7により浄化装置5に接続される。沈降分離槽8には、使用済燃料貯蔵プール浄化系(図示せず)に設けられたろ過脱塩装置(図示せず)に接続されたスラッジ供給管24が接続される。使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置は、使用済燃料集合体を保管する使用済燃料貯蔵プール内の冷却水を浄化する。このろ過脱塩装置も、フィルター部材に粉末イオン交換樹脂をプリコートしている。
LCW処理系は、収集槽12、LCWろ過装置(例えば、中空子膜フィルターを含む)14、LCW脱塩装置15及びLCWサンプル槽16を有する。LCWろ過装置14は、収集槽12、及びイオン交換樹脂を充填したLCW脱塩装置15に接続される。LCWサンプル槽16がLCW脱塩装置15に接続される。具体的には、LCW配管36が、収集槽12、LCWろ過装置14、LCW脱塩装置15及びLCWサンプル槽16を、上流から下流に向かってこの順番に接続している。差圧計35がLCWろ過装置14の上流と下流の差圧を計測する。収集槽12には上澄み水排出管9が接続されている。LCWろ過装置14に接続されたスラッジ供給管20が沈降分離槽8に接続される。ろ過液供給管29がLCWサンプル槽16に接続される。
ポンプ17が設けられた配管42が、LCWサンプル槽16と復水貯蔵槽18を連絡する。復水移送ポンプ19が設けられた復水供給管37が、沸騰水型原子力プラントの配管系、例えば、給水配管32、及び非常用炉心冷却系の冷却水供給配管(図示せず)等に接続される。
浄化装置5が原子炉1内の冷却水を浄化することによって、浄化装置5の上流と下流の差圧が上昇して設定差圧になったとき、この浄化装置5内のフィルター部材にプリコートされている粉末イオン交換樹脂を逆洗水によりフィルター部材から除去して廃スラッジとして逆洗水と共にスラッジ供給管7に排出する。この廃スラッジを含む逆洗水が、スラッジ供給管7により沈降分離槽8に供給される。1つの浄化装置5が逆洗されているとき、待機状態にあった他の浄化装置5が、浄化系配管40内を流れている冷却水の浄化を行う。逆洗水により粉末イオン交換樹脂が除去された浄化装置5では、新しい粉末イオン交換樹脂がフィルター部材にプリコートされる。
使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置でも、差圧が設定差圧まで上昇したとき、浄化装置5と同様に、逆洗水により粉末イオン交換樹脂がフィルター部材から除去され、除去された粉末イオン交換樹脂(廃スラッジ)を含む逆洗水がスラッジ供給管24を通して沈降分離槽8に供給される。
沈降分離槽8内では、廃スラッジ、及び浄化装置5等の逆洗水と共に沈降分離槽8に供給されたクラッドが沈降分離される。浄化装置5及び使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置で除去されるクラッドは、水酸化鉄をほとんど含んでいない。廃スラッジ及びクラッドが沈降分離された沈降分離槽8の上部に存在する上澄み水が、上澄み水排出管9に排出されて上澄み水ポンプ10により昇圧され、上澄み水排出管9により収集槽12、または配管21を通してHCW処理系に供給される。この上澄み水の収集槽12またはHCW処理系への供給は、上澄み水排出管9と配管21の接続点よりも下流で上澄み水排出管9に設けられた第1開閉弁と配管21に設けられた第2開閉弁を切り替えることによって行われる。例えば、上澄み水ポンプ10の上流で上澄み水排出管9に設けられた電導度計(図示せず)で計測された上澄み水の電導度が、LCW処理系に供給可能な設定電導度以下であるとき、第1開閉弁が開いて第2開閉弁が閉じられ、上澄み水ポンプ10で昇圧された沈降分離槽8内の上澄み水がLCW処理系の収集槽12に供給される。また、電導度計で計測された上澄み水の電導度がその第1設定電導度を超えるときには、第2開閉弁が開いて第1開閉弁が閉じられ、上澄み水ポンプ10で昇圧された上澄み水が配管21を介してHCW処理系に供給される。
沈降分離槽8内で沈降分離された廃スラッジ及びクラッド等の放射性固体廃棄物は、放射能を十分減衰された後、ポンプ23の駆動によりスラッジ排出管22に排出され、固化処理系へ移送されてドラム缶内で固化処理される。
収集槽12には、原子炉系統及びタービン系統から発生した低電導度廃液が供給される。沈降分離槽8から供給された上澄み水を含む収集槽12内の低電導度廃液は、ポンプ13で昇圧されてLCWろ過装置14に供給され、低電導度廃液に含まれる固形分がLCWろ過装置14で除去される。LCW脱塩装置15は、LCWろ過装置14から排出された低電導度廃液に含まれたイオンを除去する。LCWろ過装置14及びLCW脱塩装置15で浄化された低電導度廃液は、固形分及びイオン成分を含んでいなく、再利用水として、LCWサンプル槽16に供給される。LCWサンプル槽16内の再利用水は、サンプリングされて電導度が計測され、計測された電導度が再利用可能な第2電導度設定値以下になっているとき、沸騰水型原子力プラントにおいて再利用が可能となり、ポンプ17及び配管42により復水貯蔵槽18に移送される。復水貯蔵槽18内の再利用水は、沸騰水型原子力プラントのプラント水として再使用される。
或る復水ろ過装置3の上流と下流の差圧が上昇して設定差圧になったとき、この復水ろ過装置3が逆洗され、この復水ろ過装置3に捕捉された固形分(水酸化鉄を含む)が除去される。復水ろ過装置3から排出されて固形分(水酸化鉄を含む)を含む逆洗水が、逆洗水排出管6を通して沈降分離槽25に供給される。沈降分離槽25内では、供給された、浮遊性のクラッドである水酸化鉄以外の固形分(例えば、酸化鉄のクラッド)は、沈降分離される。沈降分離槽25内の浮遊性の水酸化鉄を含む上澄み水は、上澄み水ポンプ26の駆動により上澄み水排出管38内に排出される。この上澄み水は、上澄み水排出管38内でヒータ34によって、例えば80℃に加熱される。上澄み水の加熱によって、上澄み水に含まれた水酸化鉄は、凝集して粒径が大きくなる。粒径が大きくなった、水酸化鉄の凝集体を含む上澄み水が、ろ過装置27に供給される。ろ過装置27に供給された上澄み水の一部は、ろ過液としてろ過装置27内の管状のRO膜を透過してろ過液供給管29に排出され、ろ過液供給管29を通ってLCWサンプル槽16に供給されてプラント水として再利用される。
復水器30から給水配管32を通って復水ろ過装置3に供給される給水の温度が低いので、Fe及びFeよりも、微細で沈降し難い水酸化鉄(例えば、γ−FeOOH)が多く生成するものと思われる。この結果、復水ろ過装置3で捕捉されるクラッドのうち水酸化鉄が占める割合が多くなり、沈降分離槽25に供給される逆洗水に含まれる水酸化鉄の割合も多くなる。
上澄み水に含まれた、水酸化鉄が凝集して生成された多数の凝集体の一部が、ろ過装置27内のRO膜の表面に堆積され、上澄み水に含まれた残りの凝集体が、上澄み水と共に、ろ過装置27内の管状のRO膜を通過して戻り管28を通り、沈降分離槽25内に供給される。沈降分離槽25内に流入した粒径の大きな各凝集体は、沈降分離槽25内で沈降分離される。
ろ過装置27は、RO膜を用いたクロスフローろ過方式により、水酸化鉄の凝集体と上澄み水を分離している。クロスフローろ過方式は、ろ過膜(例えば、RO膜)の表面に平行な処理液の流れによるせん断力によってろ過面に堆積するろ過ケークが除去され、ろ過膜表面へのろ過ケークの形成が最小に保たれる。このため、クロスフローろ過方式は、原理的にはクラッドなどの固形分の濃度が高い廃液を処理した場合でも、ろ過膜の目詰まりが比較的少なく、長期間にわたって高効率のろ過を行うことが可能になる。
しかしながら、本実施例において処理対象にしているような高濃度のクラッドを含む廃液を、RO膜を用いたろ過装置27で処理する場合、発明者らは、ろ過装置27の安定処理性能に懸念を抱いた。そこで、発明者らは、RO膜を有するろ過装置を用いて高濃度のクラッドを含む模擬廃液を処理する実験を行った。この結果、RO膜を有するろ過装置によりクラッド濃度が2000ppmを超えるまで濃縮されてもRO膜は目詰まりせず、安定にろ過処理できることを確認した。この実験により、ろ過膜を用いたクロスフローろ過方式による高濃度のクラッドを含む廃液の処理の実現性を立証することができた。
ろ過装置27で、所定期間、水酸化鉄の凝集体を含む上澄み水を処理した後、ろ過装置27内のRO膜が逆洗され、RO膜の内面に堆積した凝集体が逆洗水と共に戻り管28を通して沈降分離槽25に戻される。この凝集体も、沈降分離槽25内で沈降分離される。図1には図示されていないが、沈降分離槽25の底部にもスラッジ排出管22が接続されている。沈降分離槽25内で沈降した凝集体等の固形分も、放射能を十分減衰された後、ポンプ23の駆動によりスラッジ排出管22に排出され、固化処理系へ移送されてドラム缶内で固化処理される。
沈降分離槽8及び25内で沈降した各固形分は、固化処理する代わりに焼却処分してもよい。
本実施例は、沈降分離槽25内の浮遊性クラッド(微細な水酸化鉄)を含む上澄み水をヒータ34により加熱しているので、凝集して粒径が大きくなった水酸化鉄の多数の凝集体をろ過装置27に供給することができる。これらの凝集体の一部が、ろ過装置27内のろ過膜であるRO膜の内面に堆積されるが、凝集体の粒径が大きいので、凝集体相互間に間隔の大きな隙間が形成され、上澄み水がこれらの隙間を通してRO膜を透過しやすい。RO膜の内面に堆積される凝集体相互間に間隔の大きな隙間が形成されることは、RO膜内外の差圧の上昇を抑制することができる。このため、ろ過装置27内のRO膜の逆洗頻度を低減することができ、ろ過装置27のスループットを向上させることができる。
ろ過装置27内のRO膜を通過したそれぞれの凝集体は、沈降分離槽25内に導かれ、沈降分離される。粒径が大きくなった凝集体がろ過装置27内のRO膜に供給されるので、RO膜の目詰まりが抑制され、RO膜による上澄み水の処理効率が向上し、RO膜を透過するろ過液の量が増加する。
本実施例は、放射能レベルが高い、浄化装置5及び使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置から排出される廃スラッジ及びクラッドを沈降分離槽8に供給し、放射能レベルが低い、復水ろ過装置3から排出された逆洗水を沈降分離槽8とは別の沈降分離槽25に供給するので、浄化装置5及び使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置から排出される廃スラッジ及びクラッドと復水ろ過装置3から排出された逆洗水が混合されることがなく、放射能レベルが高い放射性廃棄物の量を低減することができる。逆洗水排出管6、沈降分離槽25、ろ過装置27、上澄み水排出管38及び戻り管28のそれぞれの放射線遮へいは、スラッジ供給管7,24及び沈降分離槽8の放射線遮へいに比べて簡便なものにすることができる。
本実施例では、浄化装置5及び使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置から排出される廃スラッジ及びクラッドが沈降分離槽8に供給されて沈降分離槽25に供給されない。このため、沈降分離槽25内の、浮遊性の水酸化鉄を含む上澄み水をヒータ34で加熱するので、ヒータ34により加熱する水量が少なくなり、ヒータ34の容量を低減することができる。
上澄み水の加熱とろ過装置27を組み合わせた本実施例によれば、特開昭62−95500号公報に記載された沈降分離に比べて、浮遊性のクラッドの初期状態のばらつきによる分離性の変動が緩和され、冗長性のある安定処理が可能になる。
また、本実施例では、浄化装置5及び使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置から排出される廃スラッジ及びクラッドが供給される沈降分離槽8と、復水ろ過装置3から排出された逆洗水が供給される沈降分離槽8が別々になっているので、ヒータ34による、復水ろ過装置3から排出された逆洗水に含まれる浮遊性のクラッドの加熱による凝集状態が、浄化装置5及び使用済燃料貯蔵プール浄化系のろ過脱塩装置から排出される廃スラッジ及びクラッドを含む他の廃液の影響を受けることがない。
上澄み水の加熱により、微細な水酸化鉄が凝集されて粒径の大きな凝集体になるので、目の粗いフィルターを用いることもできる。例えば、セラミックフィルターは、強度や化学薬品耐久性にも優れているので、好適なフィルターの一つである。また、限外ろ過膜及び精密ろ過膜を使用することもできる。
本実施例における沈降分離槽25内の上澄み水の加熱は、上澄み水排出管38に設けたヒータ34で行う以外に、沈降分離槽25内でヒータにより上澄み水を加熱してもよい。
1…原子炉、3…復水ろ過装置、5…浄化装置、6,7,24…スラッジ供給管、8,25…沈降分離槽、9,38…上澄み水排出管、10,26…上澄み水ポンプ、12…LCW収集槽、13…LCW収集ポンプ、14…LCWろ過装置、15…LCW脱塩装置、16…LCWサンプル槽、18…復水貯蔵槽、27…ろ過装置、28…戻り管、30…主復水器、32…給水配管、34…ヒータ、40…浄化系配管。

Claims (5)

  1. 原子力プラントの原子炉内の冷却水を浄化する第1浄化装置から排出された廃スラッジを含む放射性廃液を第1沈降分離槽に供給し、前記原子力プラントの給水配管に設けられた給水を浄化する第2浄化装置から排出された、浮遊性のクラッドを含む逆洗水を第2沈降分離槽に供給し、前記第2沈降分離槽内の前記浮遊性クラッドを含む上澄み水を加熱してろ過装置に供給し、前記ろ過装置において供給された前記上澄み水の一部を回収し、前記加熱により生成された、前記浮遊性クラッドの凝集体を含む残りの前記上澄み水を前記ろ過装置から前記第2沈降分離槽に戻すことを特徴とする放射性廃棄物処理方法。
  2. 前記ろ過装置が、前記上澄み水を処理するろ過膜を用いている請求項1に記載の放射性廃棄物処理方法。
  3. 前記ろ過装置における前記上澄み水の処理が、クロスフローろ過によって行われる請求項1に記載の放射性廃棄物処理方法。
  4. 原子力プラントの原子炉内の冷却水を浄化する第1浄化装置から排出された廃スラッジを含む放射性廃液を受け入れる第1沈降分離槽と、前記原子力プラントの給水配管に設けられた給水を浄化する第2浄化装置から排出された、浮遊性のクラッドを含む逆洗水を受け入れる第2沈降分離槽と、前記第2沈降分離槽内の前記浮遊性クラッドを含む上澄み水を加熱する加熱装置と、前記加熱装置による加熱により生成された、前記浮遊性クラッドの凝集体を含む前記上澄み水が供給されるろ過装置と、前記ろ過装置で回収された前記上澄み水が排出される第1配管と、前記ろ過装置から排出された、前記凝集体を含む前記上澄み水を前記第2沈降分離槽に導く第2配管とを備えたことを特徴とする放射性廃棄物処理装置。
  5. 前記ろ過装置がクロスフローろ過を行うろ過装置である請求項4に記載の放射性廃棄物処理装置。
JP2010169120A 2010-07-28 2010-07-28 放射性廃棄物処理方法及びその装置 Active JP5350337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010169120A JP5350337B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 放射性廃棄物処理方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010169120A JP5350337B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 放射性廃棄物処理方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012032155A JP2012032155A (ja) 2012-02-16
JP5350337B2 true JP5350337B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=45845764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010169120A Active JP5350337B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 放射性廃棄物処理方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5350337B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109065204A (zh) * 2018-09-07 2018-12-21 张红波 一种放射性工业废水过滤净化装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61265600A (ja) * 1985-05-20 1986-11-25 株式会社日立製作所 放射性廃棄物処理設備
JPS6295500A (ja) * 1985-10-23 1987-05-01 株式会社日立製作所 デカント水処理方法
JPS63273093A (ja) * 1987-04-30 1988-11-10 Toshiba Corp 復水浄化装置
JPH08327789A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Toshiba Eng Co Ltd 放射性廃棄物処理系設備
JPH11153696A (ja) * 1997-11-25 1999-06-08 Hitachi Ltd 放射性廃液処理設備
JP2000056084A (ja) * 1998-08-05 2000-02-25 Toshiba Eng Co Ltd 液体廃棄物処理系沈降分離槽
JP2001324593A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Japan Organo Co Ltd 沸騰水型原子力発電所の放射性廃液処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012032155A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Pabby et al. Radioactive waste processing using membranes: state of the art technology, challenges and perspectives
US7708890B2 (en) Method of rendering a radioactive and aqueous heat transfer liquid in a nuclear reactor to a reduced radwaste quantitative state and returning the remaining waste water volumes to an environmental release point for liquid effluents
JPWO2012144384A1 (ja) 放射性ハロゲン含有水の浄化方法、透過水の製造方法および放射性ハロゲン含有水の浄化装置
JP4438988B2 (ja) 放射性物質による汚染を除去するための電気化学的方法、そのシステム及び装置。
US7645387B2 (en) Method of utilizing ion exchange resin and reverse osmosis to reduce environmental discharges and improve effluent quality to permit recycle of aqueous or radwaste fluid
JP5569217B2 (ja) 酸素処理適用ボイラの洗浄方法及び装置
CN206529357U (zh) 一种高产水率的锅炉给水处理装置
CN106746057A (zh) 一种高产水率的锅炉给水处理方法及其装置
JP2012225755A (ja) 放射性汚染水処理システムおよび艀型放射性汚染水処理施設ならびに放射性汚染水処理方法および艀上放射性汚染水処理方法
JP5350337B2 (ja) 放射性廃棄物処理方法及びその装置
EP1242313B1 (en) Waste water treatment system
JP4519878B2 (ja) ろ過装置
KR101067835B1 (ko) 관형 mf 멤브레인 및 ro 멤브레인을 이용한 산업폐수 방류수 재이용 장치 및 재이용 방법
JPS63273093A (ja) 復水浄化装置
Sudak Reverse osmosis
CN111373075A (zh) 用于酸洗钢板的方法
CN206408003U (zh) 一种电镀含镍废水的处理***
JP2001239138A (ja) 液体処理装置
JP5340237B2 (ja) 放射性廃液処理装置
JP3388920B2 (ja) 発電所の廃液処理方法およびその装置
JPH0679656B2 (ja) 脱塩機能を有する中空糸膜フィルタ
KR101063926B1 (ko) 복수탈염시스템 및 복수탈염방법
JP2001017968A (ja) 高温水処理装置及び高温水処理方法
JP5340224B2 (ja) 放射性廃液処理装置
JP2003010849A (ja) 二次純水製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120522

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5350337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150