JP5348108B2 - 記憶素子 - Google Patents

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本発明は、2つの電極に極性の異なる電位を印加することにより、可逆的に記録膜の抵抗値が変化する、抵抗変化素子を用いてメモリセルを構成した記憶素子に係わる。
コンピュータ等の情報機器においては、ランダム・アクセス・メモリとして、動作が高速で、高密度のDRAMが広く使用されている。
しかしながら、DRAMは、電子機器に用いられる一般的な論理回路LSIや信号処理と比較して製造プロセスが複雑であるため、製造コストが高くなっている。
また、DRAMは、電源を切ると情報が消えてしまう揮発性メモリであり、頻繁にリフレッシュ動作、即ち書き込んだ情報(データ)を読み出し、増幅し直して、再度書き込み直す動作を行う必要がある。
そこで、電源を切っても情報が消えない不揮発性のメモリとして、例えばFeRAM(強誘電体メモリ)やMRAM(磁気記憶素子)等が提案されている。
これらのメモリの場合、電源を供給しなくても書き込んだ情報を長時間保持し続けることが可能になる。
また、これらのメモリの場合、不揮発性とすることにより、リフレッシュ動作を不要にして、その分消費電力を低減することができると考えられる。
しかしながら、上述の不揮発性のメモリは、各メモリセルを構成するメモリ素子の縮小化に伴い、記憶素子としての特性を確保することが困難になってくる。
このため、デザインルールの限界や製造プロセス上の限界まで素子を縮小化することは難しい。
そこで、縮小化に適した構成のメモリとして、新しいタイプの記憶素子が提案されている。
この記憶素子は、2つの電極の間に、ある金属を含むイオン導電体を挟んだ構造である。
そして、2つの電極のいずれか一方にイオン導電体中に含まれる金属を含ませることにより、2つの電極間に電圧を印加した場合に、電極中に含まれる金属がイオン導電体中にイオンとして拡散するため、これによりイオン導電体の抵抗値或いはキャパシタンス等の電気特性が変化する。
この特性を利用して、メモリデバイスを構成することが可能である(例えば特許文献1、非特許文献1参照)。
具体的には、イオン導電体はカルコゲナイドと金属との固溶体より成る、ガラス材料又は半導体材料であり、さらに具体的には、AsS,GeS,GeSeにAg,Cu,Znが固溶された材料(例えば、AsSAg,GeSeAg,GeSAg,AsSCu,GeSeCu,GeSCu等のように、Ag,Cu,Znを含むカルコゲナイドガラスが好適とされている。)からなり、2つの電極のいずれか一方の電極には、Ag,Cu,Znを含んでいる(上記特許文献1参照)。なお、他方の電極は、イオン導体を含む材料に実質的に溶解しない、タングステン、ニッケル、モリブデン、白金、メタルシリサイド等により形成されている。
そして、例えば、記憶素子とダイオード或いはMOSトランジスタのような選択素子とを接続してメモリセルを形成し、このメモリセルをアレイ状に配置してメモリデバイスを構成することができる。
この構成の記憶素子では、2つの電極に閾値電圧以上のバイアス電圧を印加することにより、イオン導体内にある導電性イオン(Ag,Cu,Zn等のイオン)が負電極方向に移動して、負電極に達することにより電着が生じる。さらに、この電着が、例えば樹枝状(デンドライト)に成長し、正電極に達することにより電流パスが形成されるため、イオン導体の抵抗値が高抵抗から低抵抗に変化する。これにより、記憶素子に情報の記録を行うことができる。
また、2つの電極に、上述のバイアス電圧と逆極性の電圧を印加することにより、樹枝状の電流パスを形成していた導電性イオンが、イオン導体中に溶解することによって、電流パスが消滅し、抵抗値が初期の高抵抗の状態に戻る。これにより、記録した情報の消去動作を行っている。
また、上述の構成に対して、さらに電極とイオン導体の間に、イオン導体と電極との間をイオンが移動することを制限するバリア層を挿入した構成の記憶素子も提案されている。このバリア層には、内部を電子が伝導することは可能であるが、イオンの移動を制限する材料、例えば、窒化チタン、チタンタングステン、ニッケル酸化物等を用いることが好適であるとされている。そして、所望の動作電圧で、電子がバリア層内を通過するように、バリア層を充分に薄くする(3nm以下)必要がある。
このようにバリア層が形成されている構成の記憶素子では、閾値電圧以上の記録電圧の印加により、バリア層内を電子が伝導し、その後電着が進み、バリア層の表面と他方の電極間に電流パスが形成されることにより、抵抗等の電気特性の変化が生じる。
そして、提案されているセル構造は、バリア層の有無に関わらず、一方の電極(下部電極)上に形成された絶縁層の一部にビアホールを形成し、そのビアホール内にイオン導体・バリア層・他方の電極(上部電極)を形成した構造となっている。
このような構造とすることによって、記憶素子を比較的小型(例えば、10nmのオーダー)にすることが可能であり、一方の電極上に形成された絶縁層により、記憶素子を他の電気的構成要素から絶縁することが可能である。
このように、ビアホール内に記憶素子が形成された構成を製造するには、例えば、下部電極上に絶縁層を堆積させ、さらにパターニング及びエッチングプロセスにより絶縁層に下部電極に達するビアホールを形成し、その後イオン導体から上部電極までの各層をビアホール内に選択的或いは非選択的に堆積させる。
なお、各層を非選択的に堆積させる場合には、各層を堆積させた後に、CMP(化学的機械的研磨)及び/又はエッチング技法を用いて、絶縁層上に形成されたイオン導体及び電極膜材料を除去してもよいことが記載されている。
さらに、記録膜材料として、PCMO(PrCaMnO)を用いた抵抗変化型不揮発メモリも報告がなされている(非特許文献2参照)。
そして、このPCMOを用いた抵抗変化型不揮発メモリの場合も、提案されているセル構造は、絶縁膜によりパターン形成されたビアホール内にPCMO膜が形成されている。
ところで、DRAM等の半導体メモリデバイスを製造する際の、各メモリセルを形成する加工工程では、一般的に、エッチング加工方法の1つであるRIE(反応性イオンエッチング)法が用いられている。
RIE法等の加工技術を用いることにより、容易に、メモリセルの間を電気的及び物理的に分離することができる。
そして、全ての隣接するメモリセル間、或いは同一選択ラインに接続されたメモリセルと、隣接する非選択ラインに接続されたメモリセルとの間を、電気的及び物理的に分離することにより、電気的な相互干渉の低減及び不純物元素の不要な原子拡散等を未然に防止することができる。
特に、RIE法は、理想的には、構成膜元素をエッチングガスとの反応によって気相状態として、これをエッチング除去するものであることから、エッチングした構成膜元素の再付着等による製造歩留まりの低下の心配がないため、多用されている。
特表2002−536840号公報
日経エレクトロニクス 2003年1月20日号(第104頁) Technical Digest,International Electron Devices Meeting(IEDM),2002,p.193
しかしながら、記憶素子を構成する各層をビアホール内に形成する場合に、ビアホール内に選択的に堆積させるには、下地電極の配向を利用した選択エピタキシャル成長、或いはメッキによる膜成長等の方法が必要となり、通常の膜堆積法(蒸着、スパッタ、CVD法等)を用いることができない。
そのため、このビアホール内に選択的に堆積させる方法では、イオン導体及び上部電極を形成することが非常に困難である。
さらに、前述した新しいタイプの記憶素子では、いずれも従来の半導体製造プロセスでは未経験の材料によって、記憶素子を構成している。
そして、このような新規の材料に対して、RIE法による加工を行おうとすると、構成元素によっては気相化することが困難であったり、気相化が可能であっても、反応ガスの選択やエッチング条件の最適化等の検討を必要としたりする。
特に、微細加工技術が進んで、リソグラフィによる加工精度が100nm以下、さらには50nm以下となった場合には、長さで数nm程度以下という、非常に高い加工精度のエッチング技術が必要とされるため、従来のエッチング技術では困難である。
また、このような新規の材料を使用した場合には、通常の膜堆積法を用いて、非選択的な成長により記憶素子を構成する各層を形成しようとすると、ビアホール内の膜の不均一性(例えば膜厚の不均一性)等の堆積状態に関わる問題を生じたり、成膜後のCMP(化学的機械的研磨)法或いはエッチング技法による膜の除去工程における条件の最適化の検討を必要としたりする。
従って、前述した新しいタイプの記憶素子は、製造歩留まりを向上させるために、非常に長い開発期間が必要になる、という問題がある。
ところで、半導体製造プロセス等において、微細な形状の加工を行う方法として、深紫外光、極紫外光、電子線等を光源として用いたリソグラフィ技術が用いられている。
このリソグラフィ技術によれば、100nm以下の非常に微細な形状を加工することが可能である。
このリソグラフィ技術は、焦点深度を充分深くすることが困難であるため、加工分解能或いは精度が、被露光面高さのウェハ面内分布に依存する。
そして、被露光面が例えばシリコン基板等の半導体基板の表面である場合には、基板の表面が精度の高い研磨が施されており、被露光面高さが充分な均一性を有している。このため、例えばMOSトランジスタのゲートのパターニング加工を、非常に高い分解能で、精度良く行うことが可能である。
これに対し、シリコン基板に成膜やエッチング加工等の複数の工程を行った後には、膜厚のムラ、エッチングや研磨等の加工量のムラ、或いは、部位により構成材料が異なる場合の材料による加工量の差等に起因して、初期の基板表面程度の被露光面の高さ分布を得ることが困難である。
このため、例えば、配線工程におけるリソグラフィの分解能は、MOSトランジスタのゲートの加工工程の分解能よりも劣る。
従って、選択素子例えばMOSトランジスタと抵抗変化素子とを用いてメモリセルを構成した新しいタイプの記憶素子は、MOSトランジスタ素子のみによりメモリセルを構成できるフラッシュメモリ等と比較して、同一波長の露光光源を用いても、同等のリソグラフィの分解能を得ることが困難である。
その結果、メモリセルがアレイ状に配置されたメモリデバイスを、高密度に製造することが困難になる。
上述した問題の解決のために、本発明においては、容易にかつ高密度に製造することが可能となる構成の記憶素子を提供するものである。
本発明の記憶素子は、2つの電極の間に記録層を有して成り、これら2つの電極に極性の異なる電位を印加することにより、可逆的に記録層の抵抗値が変化する抵抗変化素子により、それぞれのメモリセルが構成され、記録層が、Ag,Cu,Znから選ばれた1種以上の元素及びTeを含むイオン源層と、絶縁体である高抵抗層との積層構造であり、隣接する複数のメモリセルにおいて、高抵抗層と、イオン源層と、イオン源層側の電極とが、それぞれ同一層により共通に形成されており、高抵抗層は、イオン源層よりも抵抗値が高く、イオン源層側の電極に正の電圧を、高抵抗層側の電極に負の電圧をそれぞれ印加したときに、イオン源層中のAg,Cu,Znのうちの少なくとも1つの陽イオンが高抵抗層中に拡散し電流パスを形成することで、高抵抗層の抵抗値が低く保持される構成であるものである。
上述の本発明の記憶素子の構成によれば、2つの電極の間に記録層を有して成り、これら2つの電極に極性の異なる電位を印加することにより、可逆的に記録層の抵抗値が変化する抵抗変化素子により、それぞれのメモリセルが構成され、記録層が、Ag,Cu,Znから選ばれた1種以上の元素及びTeを含むイオン源層と、絶縁体である高抵抗層との積層構造であるので、この抵抗変化素子の抵抗値を、高抵抗と低抵抗の間で可逆的に変化させることができ、抵抗変化素子の抵抗状態を、情報としてメモリセルに記憶させることができる。
また、隣接する複数のメモリセルにおいて、高抵抗層と、イオン源層と、イオン源層側の電極とが、それぞれ同一層により共通に形成されていることにより、記憶素子を製造する際に、共通に形成されている層については、メモリセル毎の局所的な記録膜の堆積或いはパターニング加工が不要となるため、パターニングの精度が緩和され、容易にパターニングを行うことが可能になる。
上述の本発明によれば、記憶素子を製造する際に、共通に形成されている層については、パターニングの精度が緩和され、容易にパターニングを行うことが可能になるため、製造歩留まりを大幅に向上することができる。
従って、メモリセルのサイズを微細化しても、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することができるため、メモリセルの密度を高めることが可能になる。これにより、記憶素子の記憶容量の増大や、メモリの小型化を図ることが可能になる。
また、従来の半導体プロセスで未経験の新規の材料(元素や組成)を、電極や記録層に使用した場合でも、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することが可能になることから、加工技術の開発に要する期間を大幅に短縮することが可能である。
さらに、新規の材料を記録層等に使用した場合でも、安価な旧世代のリソグラフィ装置や製造工程で対応することが可能になるため、記憶素子の製造コストを大幅に削減することが可能となる。
そして、メモリセルの密度や記憶素子の製造歩留まりを決める要因が、抵抗変化素子の構成とは関係のない、従来の半導体量産技術で使用されている、材料・リソグラフィプロセス・エッチングプロセス・研摩プロセスにより決まることになるため、従来技術を容易に流用することができる。
本発明の一実施の形態の記憶素子の概略構成図(断面図)である。 図1の記憶素子の模式的平面図である。 図1の記憶素子の等価回路図である。 本発明の他の実施の形態の記憶素子の概略構成図(模式的平面図)である。 本発明のさらに他の実施の形態の記憶素子の概略構成図(模式的平面図)である。 図5の記憶素子の断面図である。 図6の構成を変形した構成を示す断面図である。 隣接するメモリセルにおける誤動作を説明する図である。
本発明の一実施の形態として、記憶素子の概略構成図(断面図)を図1に示す。
この記憶素子は、メモリセルを構成する抵抗変化素子10が多数アレイ状に配置されて構成されている。
抵抗変化素子10は、下部電極1と上部電極4との間に、高抵抗膜2とイオン源層3とが挟まれて成る。これら高抵抗膜2及びイオン源層3により記憶層が構成され、後述するように、各メモリセルの抵抗変化素子10に情報を記録することができる。
イオン源層3には、Ag,Cu,Znから選ばれた1種以上の元素(金属元素)と、S,Se,Teから選ばれた1種以上の元素(カルコゲナイド元素)とを含有する。
そして、金属元素が後述するようにイオン化することにより、抵抗変化素子10の抵抗値が変化する。即ち、この金属元素(Ag,Cu,Zn)はイオン源となるものである。
高抵抗膜2は、イオン源層3よりも抵抗率の高い材料、例えば、絶縁体或いは半導体を用いて構成される。
具体的には、例えば、酸化珪素、窒化珪素、希土類酸化膜、希土類窒化膜、アモルファスシリコン、アモルファスゲルマニウム、さらには、アモルファスカルコゲナイド等の材料を用いることが可能である。
上述のイオン源層3として、具体的には、例えばCuTeGeGd膜を用いることができる。このCuTeGeGd膜は、組成により抵抗率が異なるが、Cu,Te,Gdは金属元素であるため抵抗を低くすることは、少なくともカルコゲナイドとしてS或いはSeを用いた場合に比して容易である。
アモルファスカルコゲナイド薄膜の中では、GeTeは非常に抵抗率が低く、1×10Ωcm程度である。これに対して、例えば、GeSeは1×1013Ωcm程度であり、GeSTeは1×1011Ωcm程度である(「機能材料」1990年5月号p76参照)。
このように、GeTeを母材とする材料、或いはTeを含有する材料に、Cu,Gd等の金属を含有させることにより、抵抗を低くすることができる。そして、厚さ20nm、セル面積0.4μmのCuTeGeGd膜の抵抗値は、100Ω程度以下とすることが可能である。
これに対して、高抵抗膜2に用いられるガドリニウム酸化膜の抵抗値は高く、比較的薄い膜厚でも容易に100kΩ以上、さらには1MΩとすることが可能である。
また、図1の構成において、それぞれの抵抗変化素子10は、半導体基板11に形成されたMOSトランジスタTrの上方に形成されている。
このMOSトランジスタTrは、半導体基板11内の素子分離層12により分離された領域に形成されたソース/ドレイン領域13と、ゲート電極14とから成る。ゲート電極14の壁面には、サイドウォール絶縁層が形成されている。
また、ゲート電極14は、記憶素子の一方のアドレス配線であるワード線WLを兼ねている。
そして、MOSトランジスタTrのソース/ドレイン領域13の一方と、抵抗変化素子10の下部電極1とが、プラグ層15・金属配線層16・プラグ層17を介して、電気的に接続されている。
MOSトランジスタTrのソース/ドレイン領域13の他方は、プラグ層15を介して金属配線層16に接続されている。この金属配線層16は、記憶素子の他方のアドレス配線であるビット線BL(図2参照)に接続される。
本実施の形態においては、特に、メモリセルアレイの部分(メモリ部)全体にわたって、各メモリセルを構成する抵抗変化素子10が、高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4の各層を共有している。言い換えれば、各抵抗変化素子10が、それぞれ同一層の高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4により構成されている。
そして、共通に形成された上部電極4は、後述するプレート電極PLとなるものである。
一方、下部電極1は、メモリセル毎に個別に形成されており、各メモリセルが電気的に分離されている。このメモリセル毎に個別に形成された下部電極1によって、各下部電極1に対応した位置に、各メモリセルの抵抗変化素子10が規定される。
また、下部電極1は、各々対応する選択用のMOSトランジスタTrに接続されている。
また、本実施の形態の記憶素子の模式的平面図を図2に示し、等価回路図を図3に示す。
図2においては、MOSトランジスタTrのアクティブ領域18を鎖線で示している。また、図中21は、抵抗変化素子10の下部電極1に通じるコンタクト部を示し、22は、ビット線BLに通じるコンタクト部を示している。
図2に示すように、プレート電極PLがメモリセルアレイの部分(メモリ部)全体にわたって形成されている。このプレート電極PLは、図3の等価回路図では、太線で示されている。
また、図3に示すように、抵抗変化素子10の一端が選択用のMOSトランジスタTrのソース/ドレインの一方に接続され、MOSトランジスタTrのソース/ドレインの他方がビット線BL(BL0,BL1,・・・,BLm)に接続され、MOSトランジスタTrのゲートがワード線WL(WL0,WL1,・・・,WLn)に接続されている。
そして、抵抗変化素子10の他端が、メモリセルアレイ全体にわたり共通に形成されたプレート電極PLに接続されている。このプレート電極PLを通じて、各抵抗変化素子10に同一の電位が印加される。
続いて、図1〜図3を参照して、本実施の形態の記憶素子の動作を説明する。
ワード線WLにより選択用のMOSトランジスタTrのゲートをオン状態として、ビット線BLに電圧を印加すると、MOSトランジスタTrのソース/ドレインを介して、選択されたメモリセルの下部電極1に電圧が印加される。
ここで、下部電極1に印加された電圧の極性が、上部電極4(プレート電極PL)の電位に比して負電位である場合には、イオン源層3に含有されるイオン源となる金属元素(例えばCu)がイオンとして下部電極1方向に移動する。このイオンが高抵抗膜2に注入される、或いは高抵抗膜2の表面に析出することによって、高抵抗膜2の界面状態が変化して、抵抗変化素子10の抵抗値が低抵抗状態へと遷移する。これにより、選択されたメモリセルの抵抗変化素子10に情報を記録することができる。
また、下部電極1に、上部電極4(プレート電極PL)の電位に比して正電位である場電圧を印加することにより、高抵抗膜2内或いは高抵抗膜2の表面に移動したイオンが、上部電極4(プレート電極PL)方向に移動するため、抵抗変化素子10の抵抗値が再び高抵抗状態へと遷移する。これにより、選択されたメモリセルの抵抗変化素子10に対して、記録された情報を消去することができる。
ここで、抵抗変化素子10の抵抗値の変化は、主として高抵抗膜2の抵抗値が変化することにより生じるものである。
そして、高抵抗膜2の膜厚を、例えば数nm程度と非常に薄くすることにより、隣接するメモリセル間の干渉を抑制することが可能となる。
なお、高抵抗膜2は、少なくとも、高抵抗状態と低抵抗状態とで、読み出し信号が充分確保できる程度に、抵抗値の差があることが必要である。例えば、30%以上の差があることが必要である。
また、記録された情報の読み出しを行うには、例えば、MOSトランジスタTrによりメモリセルを選択して、選択したメモリセルに対して、所定の電圧或いは電流を印加し、抵抗変化素子10の抵抗状態により異なる電流或いは電圧を、ビット線BL或いはプレート電極PLの先に接続されたセンスアンプを介して検出する。
このとき、選択したメモリセルに対して印加する電圧或いは電流は、抵抗変化素子10の抵抗値の状態が遷移する電圧或いは電流の閾値よりも小さくする。
続いて、本実施の形態の記憶素子の製造方法を説明する。
本実施の形態の記憶素子は、例えば次のようにして、製造することができる。
まず、半導体基板11にMOSトランジスタTrを形成する。
その後、表面を覆って絶縁層を形成する。
次に、この絶縁層にビアホールを形成する。
続いて、CVD法或いはメッキ等の方法により、ビアホールの内部を、例えばW,WN,TiW等の電極材で充填する。
次に、表面をCMP法等により平坦化する。
そして、これらの工程を繰り返すことにより、プラグ層15・金属配線層16・プラグ層17・下部電極1を形成することができ、下部電極1をメモリセル毎にパターニングすることができる。
続いて、メモリセル毎に分離して形成された下部電極1上に、高抵抗膜2となる絶縁体膜或いは半導体膜を全面的に堆積させる。
なお、このとき、下部電極1の表面は、理想的には、周囲の絶縁層と同一の高さに形成されて、平坦化されていることが望ましい。
例えば、高抵抗膜2として、厚さ4nmのガドリニウム酸化膜を堆積させる。このガドリニウム酸化膜は、金属ガドリニウム膜を堆積させた後に、熱酸化或いは、酸素含有プラズマ雰囲気中でのプラズマ酸化等を行うことにより形成することができる。
或いは、例えば、高抵抗膜2として、希土類酸化膜、希土類窒化膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜を堆積させる。これらの膜は、所謂反応性スパッタリングやCVD法等により形成することができる。
次に、高抵抗膜2上に、イオン源層3を全面的に順次堆積する。例えば、イオン源層3として、厚さ20nmのCuTeGeGd膜を堆積させる。このCuTeGeGdは抵抗が低い材料であるため、そのまま上部電極4として用いることも可能であるが、上部電極4にはさらに抵抗の低い材料を用いることが望ましい。
さらに、イオン源層3上に、上部電極4を全面的に順次堆積する。例えば、上部電極4として、イオン源層3の材料よりも抵抗の低い金属材料、シリサイド、TaN,Wn等の低抵抗窒化物を堆積させる。
その後、全面的に形成された高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4を、メモリセルアレイの部分(メモリ部)全体にわたって残るようにパターニングする。
このとき、メモリセルアレイの部分(メモリ部)全体にわたるパターンに加工するため、最先端の極微細加工技術を用いる必要がない。
ところで、本実施の形態のように、抵抗変化素子を構成する層を、隣接するメモリセルで共通に形成する場合には、隣接するメモリセルが互いに独立して正しく動作するように、それぞれの抵抗変化素子を形成することが必要である。
特に、メモリセルが微細化され、隣接するメモリセルの電極間距離が非常に小さくなると、隣接するメモリセル間の干渉によりメモリの誤動作が生じる場合がある。
例えば、図8に示すように、メモリセル毎に形成された下部電極41と、複数のメモリセルに共通に形成された、記録層(記録により抵抗が変化する部分)42及び上部電極43とを有する構成を考える。
そして、図8中左側の1つのメモリセルにおいて、下部電極41から、記録層42内において垂直に延びる電流パス(デンドライトやイオン拡散等により形成される)31が上部電極43まで形成されて、このメモリセルの記録層42の抵抗値が低抵抗状態になっている状態を想定する。
ここで、記録層42の膜厚hが隣接するメモリセルの下部電極41間距離sと同等、或いはそれ以上の場合(h>s)には、右側に隣接するメモリセルの下部電極41から見ると、共通の上部電極43よりも、左隣のメモリセルに形成された電流パス31の方が距離的に近くなる。このため、このメモリセルに対して情報の記憶動作を行ったときに、図8に示すように下部電極41から隣接するメモリセルの電流パス31へ繋がる電流パス32が形成されることになる。
このような状態となっても、直後の読み出しには支障はないが、後に情報の消去を行うと問題が生じる。
即ち、図8に示す状態の左側のメモリセルに対して情報の消去を行うと、左側のメモリセルの電流パス31が消滅する。このとき、右隣のメモリセルに形成された電流パス32は残るが、この電流パス32は共通の上部電極43に接続されていないため、右隣のメモリセルにおいても、結果的に情報が消去された状態へと推移してしまい、所謂誤消去が起こってしまう。
また、図8の電流パス32が形成された状態は、上部の共通電極43に達する電流パスが形成された状態とは異なるため、消去動作だけでなく記録動作に関しても問題を生じるものであり、記録動作条件(例えば動作電圧等)に影響が現れ、記録動作が不安定なものとなる。
これらの問題を回避するためには、記録層(抵抗が変化する部分)42の膜厚が充分薄いことが重要である。
因みに、前記特許文献1に記載された抵抗変化素子は、抵抗が変化する部分(イオン導体層)の膜厚が35nmである。
このため、例えば、隣接するメモリセルの下部電極間距離が50nm以下、特に32nm以下となった場合には、前記のh>sという状況になり、特許文献1に記載された抵抗変化素子を用いて、本発明の記憶素子を構成することが困難になる。
従って、図1〜図3に示した実施の形態において、高抵抗膜2の膜厚をH1とし、隣接するメモリセルの下部電極1間の距離をS1としたとき、H1<S1、望ましくは2H1<S1、さらに望ましくは、4H1<S1とする。
これらの条件は、例えば、記録電圧Vwと電流パスが形成される閾値電圧Vthとの間に、Vw>2Vth或いはVw>4Vthとなった場合にも、隣接セルに影響が及ばない範囲で電流パスが形成される条件である。
また、イオン源層3の抵抗値R1は、消去状態となった抵抗変化素子10の抵抗値Reよりも低い(R1<Re)ことが望ましく、より望ましくは4R1<Reとする。
上述の本実施の形態の記憶素子の構成によれば、メモリセルアレイの部分全体にわたり、抵抗変化素子10の高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4が共通に形成されていることにより、記憶素子を製造する際のこれら高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4の各層をパターニングする工程において、メモリセルアレイの部分全体にわたり残るように加工すればよいため、最先端の極微細加工技術を用いる必要がない。
これにより、各層2,3,4の下地面を半導体基板の表面のような非常に平坦性の高い面とする必要がなく、従来の製造技術により容易に各層2,3,4を加工してパターニングすることができることから、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することができる。
従って、メモリセルのサイズを微細化しても、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することができため、メモリセルの密度を高めることが可能になる。これにより、記憶素子の記憶容量の増大や、メモリの小型化を図ることが可能になる。
また、従来の半導体プロセスで未経験の新規の材料を使用した場合でも、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することが可能になることから、加工技術の開発に要する期間を大幅に短縮することが可能である。
さらに、新規の材料を使用した場合でも、安価な旧世代のリソグラフィ装置や製造工程で対応することが可能になるため、記憶素子の製造コストを大幅に削減することが可能となる。
そして、メモリセルの密度や記憶素子の製造歩留まりを決める要因が、抵抗変化素子10の構成とは関係なく、従来の半導体量産技術で使用されている材料・リソグラフィプロセス・エッチングプロセス・研摩プロセスにより決まることになるため、従来技術を容易に流用することができる。
さらに、本実施の形態の記憶素子によれば、アドレス配線となるワード線WL(ゲート14)やビット線BL(金属配線層16)よりも上方に抵抗変化素子10があるため、配線層の間に絶縁層を形成するために必要となる、高温(例えば350℃程度)の製造工程を、抵抗変化素子10の各層2,3,4を堆積した後には行う必要がない。
従って、抵抗変化素子10に、高温下で膜構造の変化等を生じる材料をも使用することが可能となる。
次に、本発明の他の実施の形態として、記憶素子の概略構成図(模式的平面図)を図4に示す。
本実施の形態では、図4に示すように、ビット線BLに平行な方向に隣接するメモリセルにおいて、プレート電極PLが共通に形成されている構成である。
なお、本実施の形態の記憶素子において、メモリセルの図中左右方向の断面図は、先の実施の形態と同様に、図1に示した構成となっている。
即ち、ビット線BLに平行な方向に隣接するメモリセルの各抵抗変化素子10において、高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4が共通に形成されているものである。
本実施の形態の構成によれば、ビット線BLに平行な方向に隣接するメモリセルの高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4が共通に形成されていることにより、これらの各層2,3,4がメモリセル毎にパターニングされている構成と比較して、ビット線BLに平行な方向のパターニング精度が緩くなる。
これにより、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することが可能になる。
一般的に、半導体メモリ等のメモリセルのピッチは、行方向と列方向で異なっており、抵抗変化素子を用いた記憶素子においても、メモリセルのピッチが行方向と列方向で異なる場合が考えられる。
このような場合、加工精度も行方向と列方向で異なるため、特に加工精度が厳しい方向において、各層を共通に形成することにより、パターニング精度を緩和して容易に歩留まり良く製造することを可能にする効果が大きい。
そして、加工精度が緩い方向については、従来技術で対応可能な加工精度であれば、各層を共通に形成しなくても(個別にパターニングしても)、問題を生じない。
従って、本実施の形態の構成は、特に、ビット線BLに平行な方向のメモリセルのピッチが、ビット線BLに垂直な方向のメモリセルのピッチよりも小さい場合に、好適である。
次に、本発明のさらに他の実施の形態として、記憶素子の概略構成図(模式的平面図)を図5に示す。
本実施の形態では、図5に示すように、隣接する縦横2個ずつ、合計4個のメモリセルにおいて、プレート電極PLが共通に形成されている構成である。
そして、メモリセルの図中左右方向の断面図を図6に示す。
即ち、本実施の形態は、縦横に隣接する4個のメモリセルの各抵抗変化素子10において、高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4が共通に形成された構成である。
また、図6に示すように、プレート電極PLである上部電極4の上に、図中左右方向に延びる配線5が形成されている。これにより、配線5を通じて、それぞれのプレート電極PLに同一の電位を与えることができる。
本実施の形態の構成によれば、縦横に隣接する4個のメモリセルの高抵抗膜2・イオン源層3・上部電極4が共通に形成されていることにより、これらの各層2,3,4がメモリセル毎にパターニングされている構成と比較して、縦方向及び横方向の両方のパターニング精度が緩くなる。
これにより、記憶素子を容易に歩留まり良く製造することが可能になる。
なお、図7に断面図を示すように、図6に示す構成を変形して、高抵抗膜2のみを、より広い範囲(例えばメモリセルアレイ全体)でパターニングした構成も可能である。
また、本発明において、下部電極を隣接するメモリセルで共通に形成して、上部電極をメモリセル毎に分離して形成した構成としてもよい。
抵抗変化素子の記録層を挟む2つの電極のうち、少なくとも一方をメモリセル毎に分離して形成すればよい。
なお、本発明において、隣接するメモリセルの層を共通に形成する範囲は、上述の各実施の形態に示した構成に限らず、その他の構成とすることも可能である。
また、本発明において、隣接するメモリセルで共通に形成される層は、上述の各実施の形態に示した構成に限定されるものではなく、例えば、高抵抗膜のみを共通に形成した構成、高抵抗膜及びイオン源層を共通に形成し上部電極は独立して形成した構成等、様々な構成が可能である。
さらに、高抵抗膜及びイオン源層の積層構造の代わりに、これら2層の機能を兼ねる1つの記録層を構成してもよい。
さらにまた、抵抗変化素子を構成する各層の積層順序を、上述の各実施の形態とは逆にすることも可能である。
縦方向及び横方向のうち少なくとも一方向に隣接する複数のメモリセルにおいて、抵抗変化素子の記録層を構成する少なくとも一部の層が共通に形成されていれば、メモリセル毎に個別に形成されている構成よりも、加工精度を緩くして、容易に歩留まり良く製造することが可能になる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
1 下部電極、2 高抵抗膜、3 イオン源層、4 上部電極、10 抵抗変化素子、Tr MOSトランジスタ、BL ビット線、WL ワード線、PL プレート電極

Claims (5)

  1. 2つの電極の間に記録層を有して成り、前記2つの電極に極性の異なる電位を印加することにより、可逆的に前記記録層の抵抗値が変化する抵抗変化素子により、それぞれのメモリセルが構成され、
    前記記録層が、Ag,Cu,Znから選ばれた1種以上の元素及びTeを含むイオン源層と、絶縁体である高抵抗層との積層構造であり、
    隣接する複数の前記メモリセルにおいて、前記高抵抗層と、前記イオン源層と、前記イオン源層側の電極とが、それぞれ同一層により共通に形成されており、
    前記高抵抗層は、前記イオン源層よりも抵抗値が高く、前記イオン源層側の電極に正の電圧を、前記高抵抗層側の電極に負の電圧をそれぞれ印加したときに、前記イオン源層中のAg,Cu,Znのうちの少なくとも1つの陽イオンが前記高抵抗層中に拡散し電流パスを形成することで、前記高抵抗層の抵抗値が低く保持される構成である
    記憶素子。
  2. 前記高抵抗層は、前記イオン源層及び前記イオン源層側の電極よりも、広い範囲で共通に形成されている請求項1に記載の記憶素子。
  3. 前記イオン源層がCuTeを含む請求項1に記載の記憶素子。
  4. 前記抵抗変化素子にソース/ドレインの一方が接続されたトランジスタと、前記トランジスタのゲートに接続されたワード線と、前記トランジスタのソース/ドレインの他方に接続されたビット線と、前記抵抗変化素子に接続された前記イオン源層側の電極とを有し、前記イオン源層側の電極が前記ビット線に平行な方向に隣接する2つのメモリセル毎に共通に形成されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の記憶素子。
  5. 前記ビット線の延びる方向に設けられ、複数の前記イオン源層側の電極に共有に接続されている配線をさらに有する請求項4に記載の記憶素子。
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