JP5347579B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に搬送経路にある拍車による加圧を解除可能な画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを画像形成手段として用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
このようなインクジェット記録装置においては、インクを使用して画像を形成するため、インクが着弾して画像が形成された直後の被記録媒体のコックリングを押えつつ搬送するために、画像形成面に当接する拍車で画像形成面を押さえつつ他の面を搬送ローラなどで送って搬送するようにしている。
従来のこのような拍車を使用するインクジェット記録装置として、特許文献1に記載されているように、インク滴を吐出する記録ヘッドより用紙搬送方向下流側に排紙ローラと複数の拍車とを配置し、複数の拍車を排紙される用紙を案内する排紙ガイド部材に回転可能に保持し、更にこの排紙ガイド部材を開放可能に設け、排紙ガイド部材を開放位置にすることで複数の拍車が対向する排紙ローラから離間するようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
特開2000−037916号公報 特開2006−111002号公報
上述したように画像形成された用紙の画像形成面を拍車でガイドして搬送する場合、拍車により画像形成面のインクが剥ぎ取られ、白く点線跡(所謂拍車跡)が付いて画像品質が劣化することがあることから、上述したように拍車を搬送ローラから離間させる機構を備えている。
ところで、反転排紙経路(胴内排紙経路)、ストレート排紙経路を有し、ストレート排紙を行うときには装置本体に開閉可能に設けられた排紙トレイを使用する画像形成装置にあっては、拍車跡が発生しやすい用紙についてはストレート排紙経路を使用して拍車を離間させて搬送することが好ましいが、この場合、拍車跡の発生しにくい用紙を使用する場合に、拍車を離間させた状態にしたまま元に戻す操作が忘れられて、搬送力不足を生じるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、操作忘れによる搬送力不足を生じないようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
用紙を搬送する複数の搬送ローラと、
前記搬送ローラと対向して揺動可能に配置され、前記搬送ローラに対して複数の拍車を加圧して保持するガイド部材と、
前記ガイド部材を支える支え部材と、
装置本体に対して開閉可能な排紙トレイと、
前記ガイド部材の拍車を前記搬送ローラに加圧して当接する位置に、前記ガイド部材を保持する保持手段と、
前記排紙トレイの開閉に連動して前記支え部材を移動させる連動手段と、を備え、
前記連動手段は、
前記排紙トレイかれたときに前記支え部材を、前記ガイド部材を支えることが可能な位置に移動させ
前記排紙トレイ閉じられたときに前記支え部材元の位置に戻し、
前記支え部材に対して前記ガイド部材を支える押上げ力を付与する加圧手段を有し、
前記加圧手段で付与する押上げ力が前記保持手段による保持力よりも弱い
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、操作忘れによる搬送力不足が生じることを防止できる。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく排紙搬送部の側面説明図である。 同じく要部拡大斜視説明図である。 同じくストレート排紙トレイを開いたときの状態を示す側面説明図である。 同じく上ガイド部を開放したときの状態を示す側面説明図である。 同じく開閉カバーを開いたときの状態を示す側面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例の概要について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図、図3は同じく側面説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1の内部(筺体内)に、画像を形成するための画像形成部(手段)2、副走査搬送部(手段)3等を有し、装置本体1の底部に設けた給紙部(手段)4から用紙5を1枚ずつ給紙して、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、片面印刷の場合には本発明に係る搬送装置で構成した排紙搬送部(手段)7を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ8上に用紙5を排紙し、両面印刷の場合には、排紙搬送部7の途中から装置本体1の底部に備えた両面ユニット10に送り込み、スイッチバック搬送を行って、再度、副走査搬送部3に給紙して両面に画像を形成した後排紙トレイ8上に排紙する。
また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ8の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読み取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。
さらに、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データを含む印刷データ等をケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した印刷データを処理して印刷することができる。
ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、ガイドロッド21及び図示しないガイドステーでキャリッジ23を主走査方向に移動可能に保持し、主走査モータ27で駆動プーリ28Aと従動プーリ28B間に架け渡したタイミングベルト29を介して主走査方向に移動走査する。
そして、このキャリッジ23上に、それぞれの色の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド24を搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。なお、ライン型ヘッドを用いることもできる。
記録ヘッド24は、それぞれブラック(Bk)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッド24k1、24k2と、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッド24c、24m、24yの計5個の液滴吐出ヘッド(以下、色を区別しないときは「記録ヘッド24」という。)で構成され、キャリッジ23に搭載した各サブタンク25からそれぞれ各色のインクが供給される。
一方、図1に示すように、装置本体1の前面からカートリッジ装着部に、ブラック(Bk)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容したインクカートリッジである各色のインクカートリッジ26を着脱自在に装着でき、各色のインクカートリッジ26から各色のサブタンク25にインクを供給する。なお、ブラックインクは1つのインクカートリッジ26から2つのサブタンク25に供給する構成としている。
なお、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
また、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、図2に示すように、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復装置121を配置している。この維持回復装置121は、5個の記録ヘッド24の各ヘッドのノズル面をキャピングするための5個の保湿用キャップ122k2、122k1、122c、122m、122y(色を区別しないときは「保湿用キャップ122」という。)と、1個の吸引用キャップ123と、記録ヘッド24のノズル面をワイピングするためのワイパーブレード124と、記録(画像形成)に寄与しない液滴の吐出(空吐出)を行うための空吐出受け部材125などを備えている。
さらに、キャリッジ23の走査方向他方側の非印字領域には、図2に示すように、5個の記録ヘッド24から記録(画像形成)に寄与しない液滴の吐出(空吐出)を行うための空吐出受け部材126を備えている。この空吐出受け部材126には、記録ヘッド24に対応して5個の開口127k2、127k1、127c、127m、127y(色を区別しないときは「開口127」という。)を形成している。
副走査搬送部3は、図3にも示すように、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるために高圧電源から交番電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)36と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5を搬送ベルト31から分離するための分離爪37とを備えている。
この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト31は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)との2層構造としているが、これに限るものではなく、1層構造あるいは3層以上の構造でも良い。
また、従動ローラ33と帯電ローラ34との間に、搬送ベルト31の表面に付着した紙粉等を除去するためのクリーニング手段(ここではマイラを用いている。)135と、搬送ベルト31表面の電荷を除去するための除電ブラシ136とを備えている。
給紙部4は、装置本体1の前面側から抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43を備えている。
また、この給紙部4は、用紙5を積載して収容するための手差しトレイ46及び手差しトレイ46から1枚ずつ用紙5を給紙するための図示しない手差しコロと、装置本体1の下側にオプションで装着される給紙カセットや両面ユニット10から給紙される用紙5を搬送するための搬送コロ48と、給紙された用紙5を副走査搬送部3に送り込むための搬送コロ49を備えている。給紙コロ42などの副走査搬送部3へ用紙5を給送するための部材は図示しない給紙クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動手段)45によって回転駆動される。
排紙搬送部7は、副走査搬送部3の分離爪37で分離された用紙5を送り出す搬送ローラ71及びこれに対向する拍車72と、排紙ローラ71及び拍車72間から送り出される用紙5をガイドしながら搬送する下ガイド部73及び上ガイド部74と、下ガイド部73及び上ガイド部74の間から送り出される用紙5を、第1の搬送経路である反転排紙経路81を通じて反転してフェイスダウンで排紙トレイ8へ送り出すための反転ローラ対77及び反転排紙ローラ対78とを備えている。なお、下ガイド部73及び上ガイド部74の間で用紙5を搬送する搬送路を搬送路70という。
また、排紙搬送部7は画像形成が行われた用紙5をフェイスアップでストレートに排紙搬送するための第2の搬送経路であるストレート排紙経路82を有し、下ガイド部73及び上ガイド部74から送り出される用紙5を、ストレート排紙経路82を通じて装置本体1の他側部側に開閉可能に設けたストレート排紙トレイ(ストレート排紙カバー)83に排紙することができる。
そして、これらの第1排紙経路81、第2排紙経路82及び次に述べる両面搬送経路を切り替えるために、下ガイド部73及び上ガイド部74の出口側に切替機構60を設けている。
両面ユニット10は、切替機構60で案内されて搬送される用紙5を装置本体1の側面部から受け入れて下方に搬送する垂直両面搬送路90cを構成した垂直搬送部101aと、垂直両面搬送路90cに続いて水平方向に搬送する水平取り込み搬送路90a及びスイッチバック搬送路90bを構成した水平搬送部101bとを一体に有している。
垂直両面搬送路90cには送り込まれた用紙5を下方に搬送する両面入口ローラ対91及び水平取り込み搬送路90aに送り出す搬送ローラ対92を備え、水平取り込み搬送路90aには5つの両面搬送ローラ対93を備え、スイッチバック搬送路90bには取り込み搬送路90aから送られる用紙5を反転して再給紙するためのリバースローラからなる両面出口ローラ94及び3個の両面搬送ローラ対95を備えている。
また、取り込み搬送路90aからスイッチバック搬送路90bへの用紙5の搬送経路とスイッチバック搬送路90bから搬送ローラ対48への再給紙のための搬送経路とを切り替える分岐板96を揺動可能に設けている。分岐板96は、図1の実線図示のスイッチバック側位置と破線図示の再給紙側位置との間で揺動可能である。
また、図示しないが、画像形成部2の用紙搬送方向上流側に用紙5の先端を検知するための画像開始センサを、同じく用紙搬送方向下流側に用紙5の後端を検知するための画像終了センサを設けている。
次に、この画像形成装置の排紙搬送部の構成について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は同排紙搬送部の側面説明図、図6は図5の要部拡大斜視説明図である。
まず、排紙経路を切り替える切替機構60は、用紙5を排紙トレイ8に排紙するための第1排紙経路(反転排紙経路)81の一部を形成する切替部材201を支軸202で回転自在に軸支している。この切替部材201は、図示しないスプリングによって図4の状態に付勢されている。また、用紙5をストレート排紙トレイ83に排紙するための第2排紙経路(ストレート排紙経路)82を形成するためのストレート排紙ガイド板207を切替部材201の下方に配置している。
一方、ストレート排紙トレイ83は、装置本体1のフレームに支軸83aで開閉可能に軸支し、このストレート排紙トレイ83と切替部材201とを連動させるために、ストレート排紙トレイ83と切替部材201との間に、後述する連動機構500をも構成する揺動部材212を配設し、この揺動部材212はストレート排紙トレイ83の装置本体1の内側に開閉可能に設けられた開閉カバー85に支軸212aで揺動可能に支持している。
この揺動部材212には、ストレート排紙トレイ82が開かれたときに、ストレート排紙トレイ83の下端部83bに係合して押し上げられる板バネなどの弾性部材からなるリンク片212bを取り付けている。この揺動部材212は、揺動されることで、切替部材201に係合して切替部材201を押し上げる(ストレート排紙経路82を開放する)。
次に、下ガイド部73は、搬送する用紙5の下面を案内するガイド部材170と、用紙搬送方向に複数列(ここでは3列)、用紙搬送方向と直交する方向に複数個設けた搬送ローラ171を備えている。なお搬送ローラ171は図示しない駆動源によってベルト及びプーリを用いた駆動力伝達機構を介して回転駆動される。
一方、ガイド部材である上ガイド部74は、フレーム(枠体)175の下面側(搬送路70側)に、下ガイド部73の搬送ローラ171に加圧されて当接し、搬送ローラ171で搬送路70を搬送される用紙5の上面を押える自由回転(連れ回り)可能な複数の拍車176と、各拍車176の両側で拍車176よりも後退した位置で搬送される用紙5を案内する拍車支持板を兼ねたガイド部材177とを備えている。
そして、この上ガイド部74は、フレーム175の用紙搬送方向下流側に設けた支軸175aで揺動可能に軸支して、搬送路70を開放する位置(これを「開放位置」という。)と搬送される用紙5をガイドする位置(拍車176が搬送ローラ171に当接可能な位置、これを「ガイド位置」という。)との間で揺動可能に配置している。
そして、上ガイド部74を解放位置にするときに、上ガイド部74を下側から支える支え部材501を設け、この支え部材501をストレート排紙トレイ83の開閉に連動して上ガイド部74を支える位置に移動させる連動機構500を設けている。
この連動機構500は、前述した排紙経路の切替時に揺動する切替機構60を構成する揺動部材212とアーム部材502とを有している。
ここで、揺動部材212には、前述したようにストレート排紙トレイ83が開かれたときにだけストレート排紙トレイ83の下端部83bに当接して押し上げられるリンク片212bが設けられ、また、アーム部材502と係合可能なアーム部212cが一体的に設けられている。また、ストレート排紙トレイ83の回転軸83aと同軸上で回動可能な開閉カバー85が設けられて、ジャム処理時には開閉可能になっている。揺動部材212を揺動可能に軸支する支軸212aはこの開閉カバー85に固定されている。
また、アーム部材502は、支軸505にて揺動可能に軸支されている。このアーム部材502の一端部502aは揺動部材212のアーム部212cと係合可能な位置にあり、他端部502bと固定部509(図5参照)との間にはアーム部材502を矢示A方向に引っ張るスプリングなどの弾性部材504を介装している。
支え部材501は、アーム部材502と同様に支軸505にて揺動可能に軸支され、案内部材506にて案内される長溝501cが形成されている。この支え部材502の一端部502aは上ガイド部74の係合部74aに下側から当接可能な位置に配置され、支え部材501の他端部501bとアーム部材502の係止片部502cとの間には引っ張り力を与えるスプリングなどの弾性部材503を介装している。また、アーム部材502には、弾性部材503の付勢力による支え部材501の揺動を規制する係合部502d(図5参照)が設けられている。
上ガイド部74の先端部(揺動支点と逆側の端部)には、拍車176を搬送ローラ171に加圧して当接する位置に上ガイド部74を保持するマグネットなどの保持手段74bが設けられる。
このように構成したので、ストレート排紙を行う場合には、ストレート排紙トレイ83を図4の収納状態から矢示C方向に使用位置まで開倒して開くと、図6にも示すように、ストレート排紙トレイ83の下端部83aが揺動部材212のリンク片212bの一端部に係合して押し上げ、揺動部材212が矢示D方向に回動し、この揺動部材212のアーム部212cがアーム部材502の一端部502aに係合して押し下げるので、アーム部材502に対して弾性部材503にて連結された支え部材501が矢示E方向に揺動する。
これにより、支え部材501の一端部501aが上ガイド部74の係合部74aに当接し、このとき、弾性部材503の引っ張り力によって生じる支え部材501の押し上げ力によって上ガイド部74の係合部74aを加圧する(押し上げ力が作用する。)。
ここで、弾性部材503によって支え部材501に生じる押し上げ力を、保持手段74bが上ガイド部74をガイド位置に保持する保持力よりも弱く設定しているので、支え部材501が上ガイド部74の係合部74aを加圧しても、上ガイド部74は開放位置に揺動する(持ち上がる)ことはない。つまり、ストレート排紙トレイ83を開いただけでは、上ガイド部74はガイド位置のままに保持される。
したがって、ストレート排紙トレイ83に排紙する場合でも、拍車跡が付かないような用紙を使用するときには、搬送力不足になることなく排紙搬送することができる。
一方、拍車跡が付きやすい、光沢紙、グロス紙等の用紙を使用する場合は、図7にも示すように、ユーザーが保持手段74bを解除して上ガイド部74を矢示F方向に持ち上げる(その他の駆動源を用いて持ち上げる構成とすることもできる。)。これにより、支え部材501が更に矢示E方向に揺動し、支え部材501の押し上げ力で上ガイド部74が開放位置に保持されるので、拍車跡の発生を低減ないし防止できて、画像品質を維持することができる。
この状態から、ストレート排紙トレイ83を元の収納位置に戻すと、揺動部材212も元に位置に戻り、アーム部材502は弾性部材504の復元力にて矢示E方向と反対方向に揺動し、これに伴って支え部材501も矢示E方向と反対方向に揺動する。これにより、上ガイド部74は自重にて元のガイド位置に戻り、その先端が保持手段74bにより保持されて搬送力が回復する。
このように、複数の拍車を加圧して保持するガイド部材と、ガイド部材を支える支え部材と、装置本体に対して開閉可能な排紙トレイと、排紙トレイの開閉に連動して支え部材を移動させる連動手段とを備え、排紙トレイを開いたときに支え部材はガイド部材を支える位置に移動し、排紙トレイを閉じたときに支え部材が元の位置に戻る構成とすることで、拍車を搬送ローラから離間する操作をしたまま排紙トレイ以外の排紙経路を使用して搬送力不足が生じることを防止できる。
次に、開閉カバー85の開閉動作との関係について図8を参照して説明する。
開閉カバー85を開く動作にも連動して支え部材501は元の位置に戻って搬送力を回復することができる。つまり、図8にも示すように、ストレート排紙トレイ83を開いた状態でジャム処理などのため開閉カバー85を矢示C方向に開くことで、揺動部材212も開閉カバー85とともに移動して、揺動部材212とアーム部材502との係合が解除される。このとき、上ガイド部74が開放状態で保持されている場合、支え部材501が元の位置に揺動するので、上ガイド部74は、前述したように、上搬送ガイド板74自重にて元のガイド位置に戻り、その先端が保持手段74bにより保持されて搬送力が回復する。
1 装置本体
2 画像形成部
3 副走査搬送部
4 給紙部
5 用紙(被記録媒体)
7 排紙搬送部
8 排紙トレイ
11 画像読取部
23 キャリッジ
24 記録ヘッド
31 搬送ベルト
32 搬送ローラ
34 帯電ローラ
73 下ガイド部
74 上ガイド部
171 搬送ローラ
175 フレーム
176 拍車
212 揺動部材
500 連動機構
501 支え部材
502 アーム部材

Claims (3)

  1. 用紙を搬送する複数の搬送ローラと、
    前記搬送ローラと対向して揺動可能に配置され、前記搬送ローラに対して複数の拍車を加圧して保持するガイド部材と、
    前記ガイド部材を支える支え部材と、
    装置本体に対して開閉可能な排紙トレイと、
    前記ガイド部材の拍車を前記搬送ローラに加圧して当接する位置に、前記ガイド部材を保持する保持手段と、
    前記排紙トレイの開閉に連動して前記支え部材を移動させる連動手段と、を備え、
    前記連動手段は、
    前記排紙トレイかれたときに前記支え部材を、前記ガイド部材を支えることが可能な位置に移動させ
    前記排紙トレイ閉じられたときに前記支え部材元の位置に戻し、
    前記支え部材に対して前記ガイド部材を支える押上げ力を付与する加圧手段を有し、
    前記加圧手段で付与する押上げ力が前記保持手段による保持力よりも弱い
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保持部材による保持力を解除して、前記ガイド部材を前記搬送ローラから離れる方向に揺動させることで、前記支え部材が前記ガイド部材を支えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記連動手段には揺動する揺動部材を含み、
    前記揺動部材は前記排紙トレイの装置本体内側に配置された開閉カバーを開いたときに前記支え部材を元の位置に戻す方向に揺動させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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