JP5345180B2 - プラント監視装置、プラント監視プログラム及びプラント監視方法 - Google Patents
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複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視装置において、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得する状態量取得手段と、前記状態量取得手段により、前記状態量の束が記憶される状態量記憶手段と、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間が記憶される単位空間記憶手段と、予め定めた評価周期毎に、前記状態量記憶手段から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出手段と、前記評価周期毎に、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間を基準として、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出手段と、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出手段で求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定手段と、前記プラントの状態変化に対して敏感に変化して誤判定してしまうことがないような、前記評価周期の自然数(但し、2以上)倍となる予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新手段と、を備えていることを特徴とする。
ここで、前記プラント監視装置において、前記単位空間記憶手段に前記単位空間が記憶されていないときに、前記単位空間を構成し得る状態量の束の数になるまで、前記状態量取得手段により、前記状態量記憶手段に前記状態量の束が記憶される毎に、記憶された該状態量の束を構成する各状態量が正常範囲内である場合に、該状態量の束を抽出し、該状態量の束を前記単位空間記憶手段に記憶する単位空間初期設定手段、を備えてもよい。
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視装置において、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得する状態量取得手段と、前記状態量取得手段により、前記状態量の束が記憶される状態量記憶手段と、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間が記憶される単位空間記憶手段と、予め定めた評価周期毎に、前記状態量記憶手段から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出手段と、前記評価周期毎に、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間を基準として、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出手段と、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出手段で求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定手段と、を備え、
前記単位空間記憶手段には、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、前記マハラノビス距離算出手段は、前記状態量抽出手段により抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間記憶手段に記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、前記判定手段は、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定することを特徴とする。
また、さらに他の発明に係るプラント監視装置は、
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視装置において、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得する状態量取得手段と、前記状態量取得手段により、前記状態量の束が記憶される状態量記憶手段と、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間が記憶される単位空間記憶手段と、予め定めた評価周期毎に、前記状態量記憶手段から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出手段と、前記評価周期毎に、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間を基準として、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出手段と、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出手段で求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定手段と、前記評価周期よりも長い予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新手段と、を備え、
前記単位空間記憶手段には、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、前記マハラノビス距離算出手段は、前記状態量抽出手段により抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間記憶手段に記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、前記判定手段は、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定し、前記単位空間更新手段は、前記評価周期で且つ該更新周期のとき、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記グループ内単位空間毎に、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のうちで当該グループ内の前記状態量の束を追加する一方で、当該グループ内単位空間から当該グループ内の最古の前記グループ内束を削除し、前記マハラノビス距離算出手段は、前記単位空間記憶手段に新たな複数のグループ内単位空間が記憶されると、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成することを特徴とする。
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視プログラムにおいて、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、コンピュータの記憶部の状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、前記状態量ファイルから、予め定めた評価周期毎に、評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、前記評価周期毎に、前記記憶部の単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、前記プラントの状態変化に対して敏感に変化して誤判定してしまうことがないような、前記評価周期の自然数(但し、2以上)倍となる予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
ここで、前記プラント監視プログラムにおいて、前記単位空間ファイルに前記単位空間が記憶されていないときに、前記単位空間を構成し得る状態量の束の数になるまで、前記状態量取得ステップで、前記状態量ファイルに前記状態量の束が記憶される毎に、記憶された該状態量の束を構成する各状態量が正常範囲内である場合に、該状態量の束を抽出し、該状態量の束を前記単位空間ファイルに記憶する単位空間初期設定ステップを前記コンピュータに実行させてもよい。
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視プログラムにおいて、前記プラントから取得された複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束が時系列に記憶されているコンピュータの記憶部の状態量ファイルから、予め定めた評価周期毎に、評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、前記評価周期毎に、前記記憶部の単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定することを特徴とする。
また、さらに他の発明に係るプラント監視プログラムは、
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視プログラムにおいて、前記プラントから取得された複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束が時系列に記憶されているコンピュータの記憶部の状態量ファイルから、予め定めた評価周期毎に、評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、前記評価周期毎に、前記記憶部の単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、前記評価周期よりも長い予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定し、前記単位空間更新ステップでは、前記更新周期のとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記グループ内単位空間毎に、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のうちで当該グループ内の状態量の束を追加する一方で、当該グループ内単位空間から当該グループ内の最古の前記グループ内束を削除し、前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記単位空間ファイルに新たな複数のグループ内単位空間が記憶されると、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成することを特徴とする。
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視方法において、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、予め定めた評価周期毎に、前記記憶部から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、前記評価周期毎に、単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、前記プラントの状態変化に対して敏感に変化して誤判定してしまうことがないような、前記評価周期の自然数(但し、2以上)倍となる予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、を実行することを特徴とする。
ここで、前記プラント監視方法において、前記単位空間ファイルに前記単位空間が記憶されていないときに、前記単位空間を構成し得る状態量の束の数になるまで、前記状態量取得ステップで、前記状態量ファイルに前記状態量の束が記憶される毎に、記憶された該状態量の束を構成する各状態量が正常範囲内である場合に、該状態量の束を抽出し、該状態量の束を前記単位空間ファイルに記憶する単位空間初期設定ステップを実行してもよい。
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視方法において、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、予め定めた評価周期毎に、前記状態量ファイルから評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、前記評価周期毎に、単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、を実行し、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定することを特徴とする。
また、さらに他の発明に係るプラント監視方法は、
複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視方法において、前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、予め定めた評価周期毎に、前記状態量ファイルから評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、前記評価周期毎に、単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、前記評価周期よりも長い予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、を実行し、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定し、前記単位空間更新ステップでは、前記更新周期のとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記グループ内単位空間毎に、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のうちで当該グループ内の状態量の束を追加する一方で、当該グループ内単位空間から当該グループ内の最古の前記グループ内束を削除し、前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記単位空間ファイルに新たな複数のグループ内単位空間が記憶されると、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グープ内マハラノビス距離を求めて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成することを特徴とする。
まず、本発明に係る第一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
次に、本発明に係る第二実施形態について、図8〜図11を参照して説明する。
Claims (18)
- 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視装置において、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得する状態量取得手段と、
前記状態量取得手段により、前記状態量の束が記憶される状態量記憶手段と、
前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間が記憶される単位空間記憶手段と、
予め定めた評価周期毎に、前記状態量記憶手段から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出手段と、
前記評価周期毎に、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間を基準として、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出手段と、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出手段で求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定手段と、
前記プラントの状態変化に対して敏感に変化して誤判定してしまうことがないような、前記評価周期の自然数(但し、2以上)倍となる予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新手段と、
を備えていることを特徴とするプラント監視装置。 - 請求項1に記載のプラント監視装置において、
前記単位空間記憶手段に前記単位空間が記憶されていないときに、前記単位空間を構成し得る状態量の束の数になるまで、前記状態量取得手段により、前記状態量記憶手段に前記状態量の束が記憶される毎に、記憶された該状態量の束を構成する各状態量が正常範囲内である場合に、該状態量の束を抽出し、該状態量の束を前記単位空間記憶手段に記憶する単位空間初期設定手段、
を備えていることを特徴とするプラント監視装置。 - 請求項1又は2に記載のプラント監視装置において、
前記単位空間更新手段は、前記更新周期のときであっても、前記状態量抽出手段で抽出された前記状態量の束に関する前記マハラノビス距離が前記判定手段により前記所定の閾値以内でないと判定されると、該状態量の束を前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間に追加せず、且つ該単位空間から最古の状態量の束を削除しない、
ことを特徴とするプラント監視装置。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視装置において、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得する状態量取得手段と、
前記状態量取得手段により、前記状態量の束が記憶される状態量記憶手段と、
前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間が記憶される単位空間記憶手段と、
予め定めた評価周期毎に、前記状態量記憶手段から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出手段と、
前記評価周期毎に、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間を基準として、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出手段と、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出手段で求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記単位空間記憶手段には、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、
前記マハラノビス距離算出手段は、前記状態量抽出手段により抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間記憶手段に記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、
前記判定手段は、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する、
ことを特徴とするプラント監視装置。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視装置において、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得する状態量取得手段と、
前記状態量取得手段により、前記状態量の束が記憶される状態量記憶手段と、
前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間が記憶される単位空間記憶手段と、
予め定めた評価周期毎に、前記状態量記憶手段から評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出手段と、
前記評価周期毎に、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間を基準として、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出手段と、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出手段で求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定手段と、
前記評価周期よりも長い予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新手段と、
を備え、
前記単位空間記憶手段には、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、
前記マハラノビス距離算出手段は、前記状態量抽出手段により抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間記憶手段に記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、
前記判定手段は、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定し、
前記単位空間更新手段は、前記評価周期で且つ該更新周期のとき、前記単位空間記憶手段に記憶されている前記グループ内単位空間毎に、前記状態量抽出手段により抽出された前記状態量の束のうちで当該グループ内の前記状態量の束を追加する一方で、当該グループ内単位空間から当該グループ内の最古の前記グループ内束を削除し、
前記マハラノビス距離算出手段は、前記単位空間記憶手段に新たな複数のグループ内単位空間が記憶されると、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成する、
ことを特徴とするプラント監視装置。 - 請求項4又は5に記載のプラント監視装置において、
前記単位空間記憶手段に、複数の前記グループ毎の前記グループ内単位空間が記憶されていないときに、前記状態量記憶手段に記憶されている複数の前記状態量の束から、前記グループ内単位空間を構成し得る前記グループ内束の数になるまで、該グループ内束を抽出し、該グループ内束を前記単位空間記憶手段に記憶する単位空間初期設定手段を備え、
前記単位空間初期設定手段は、前記グループ内単位空間を構成し得る数の前記グループ内束を前記単位空間記憶手段に記憶すると、前記マハラノビス距離算出手段により、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めさせて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成させる、
ことを特徴とするプラント監視装置。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載のプラント監視装置において、
前記評価周期を変更する評価周期変更手段を、
備えていることを特徴とするプラント監視装置。 - 請求項1、2、3、5のいずれか一項に記載のプラント監視装置において、
前記更新周期を変更する更新周期変更手段を、
備えていることを特徴とするプラント監視装置。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視プログラムにおいて、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、コンピュータの記憶部の状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、
前記状態量ファイルから、予め定めた評価周期毎に、評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、
前記評価周期毎に、前記記憶部の単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
前記プラントの状態変化に対して敏感に変化して誤判定してしまうことがないような、前記評価周期の自然数(但し、2以上)倍となる予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプラント監視プログラム。 - 前記単位空間ファイルに前記単位空間が記憶されていないときに、前記単位空間を構成し得る状態量の束の数になるまで、前記状態量取得ステップで、前記状態量ファイルに前記状態量の束が記憶される毎に、記憶された該状態量の束を構成する各状態量が正常範囲内である場合に、該状態量の束を抽出し、該状態量の束を前記単位空間ファイルに記憶する単位空間初期設定ステップ、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載のプラント監視プログラム。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視プログラムにおいて、
前記プラントから取得された複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束が時系列に記憶されているコンピュータの記憶部の状態量ファイルから、予め定めた評価周期毎に、評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、
前記評価周期毎に、前記記憶部の単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、
前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、
前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する、
ことを特徴とするプラント監視プログラム。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視プログラムにおいて、
前記プラントから取得された複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束が時系列に記憶されているコンピュータの記憶部の状態量ファイルから、予め定めた評価周期毎に、評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、
前記評価周期毎に、前記記憶部の単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
前記評価周期よりも長い予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、
前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、
前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定し、
前記単位空間更新ステップでは、前記更新周期のとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記グループ内単位空間毎に、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のうちで当該グループ内の状態量の束を追加する一方で、当該グループ内単位空間から当該グループ内の最古の前記グループ内束を削除し、
前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記単位空間ファイルに新たな複数のグループ内単位空間が記憶されると、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成する、
ことを特徴とするプラント監視プログラム。 - 請求項11又は12に記載のプラント監視プログラムにおいて、
前記単位空間ファイルに、複数の前記グループ毎の前記グループ内単位空間が記憶されていないときに、前記状態量ファイルに記憶されている複数の前記状態量の束から、前記グループ内単位空間を構成し得る前記グループ内束の数になるまで、該グループ内束を抽出し、該グループ内束を前記単位空間ファイルに記憶する単位空間初期設定ステップを前記コンピュータに実行させ、
前記単位空間初期設定ステップでは、前記グループ内単位空間を構成し得る数の前記グループ内束を前記単位空間ファイルに記憶すると、前記マハラノビス距離算出ステップで、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めさせて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成させる、
ことを特徴とするプラント監視プログラム。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視方法において、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、
予め定めた評価周期毎に、前記状態量ファイルから評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、
前記評価周期毎に、単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
前記プラントの状態変化に対して敏感に変化して誤判定してしまうことがないような、前記評価周期の自然数(但し、2以上)倍となる予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、
を実行することを特徴とするプラント監視方法。 - 請求項14に記載のプラント監視方法において、
前記単位空間ファイルに前記単位空間が記憶されていないときに、前記単位空間を構成し得る状態量の束の数になるまで、前記状態量取得ステップで、前記状態量ファイルに前記状態量の束が記憶される毎に、記憶された該状態量の束を構成する各状態量が正常範囲内である場合に、該状態量の束を抽出し、該状態量の束を前記単位空間ファイルに記憶する単位空間初期設定ステップ、
を実行することを特徴とするプラント監視方法。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視方法において、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、
予め定めた評価周期毎に、前記状態量ファイルから評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、
前記評価周期毎に、単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
を実行し、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、
前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、
前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する、
ことを特徴とするプラント監視方法。 - 複数の評価項目があるプラントの運転状態を監視するプラント監視方法において、
前記プラントから複数の前記評価項目毎の状態量の集まりである状態量の束を取得し、状態量ファイルに該状態量の束を記憶する状態量取得ステップと、
予め定めた評価周期毎に、前記状態量ファイルから評価対象とする状態量の束を抽出する状態量抽出ステップと、
前記評価周期毎に、単位空間ファイルに記憶されている、前記状態量の束が複数集まって構成される単位空間を基準として、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離算出ステップと、
前記評価周期毎に、前記マハラノビス距離算出ステップで求められた前記マハラノビス距離が所定の閾値以内であるか否かに応じて、前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
前記評価周期よりも長い予め定められた更新周期に該当するとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記単位空間に前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束を追加する一方で、該単位空間から最古の状態量の束を削除する単位空間更新ステップと、
を実行し、
前記単位空間ファイルには、複数の前記評価項目を複数に分けたグループ毎に、該グループ内の評価項目毎の状態量の集まりであるグループ内束が複数集まって構成されるグループ内単位空間が記憶されていると共に、複数のグループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数のグループ内束のマハラノビス距離が集まって構成されるMD単位空間が記憶され、
前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記状態量抽出ステップで抽出された評価対象とする状態量の束を構成する複数の前記グループ内束に関し、前記単位空間ファイルに記憶されている複数の前記グループ内単位空間のうちで当該グループに対応するグループ内単位空間を基準としたマハラノビス距離をグループ内マハラノビス距離として求め、前記MD単位空間を基準にして複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりのマハラノビス距離である全体マハラノビス距離を求め、
前記判定ステップでは、前記全体マハラノビス距離が前記所定の閾値以内であるか否かに応じて前記プラントの運転状態が正常であるか否かを判定し、
前記単位空間更新ステップでは、前記更新周期のとき、前記単位空間ファイルに記憶されている前記グループ内単位空間毎に、前記状態量抽出ステップで抽出された前記状態量の束のうちで当該グループ内の状態量の束を追加する一方で、当該グループ内単位空間から当該グループ内の最古の前記グループ内束を削除し、
前記マハラノビス距離算出ステップでは、前記単位空間ファイルに新たな複数のグループ内単位空間が記憶されると、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グープ内マハラノビス距離を求めて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成する、
ことを特徴とするプラント監視方法。 - 請求項16又は17に記載のプラント監視方法において、
前記単位空間ファイルに、複数の前記グループ毎の前記グループ内単位空間が記憶されていないときに、前記状態量ファイルに記憶されている複数の前記状態量の束から、前記グループ内単位空間を構成し得る前記グループ内束の数になるまで、該グループ内束を抽出し、該グループ内束を前記単位空間ファイルに記憶する単位空間初期設定ステップを実行し、
前記単位空間初期設定ステップでは、前記グループ内単位空間を構成し得る数の前記グループ内束を前記単位空間ファイルに記憶すると、前記マハラノビス距離算出ステップで、複数の該グループ内単位空間毎に、当該グループ内単位空間を基準にして該グループ内単位空間を構成する複数の前記グループ内束の前記グループ内マハラノビス距離を求めさせて、複数の該グループ内マハラノビス距離の集まりである前記MD単位空間を作成させる、
ことを特徴とするプラント監視方法。
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