JP5344359B1 - バックボード用医療機械器具等着脱具 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックボードに対して簡易且つ迅速に医療機械器具等の着脱を行うことができ、且つ、CT撮影やアンギオ検査(血管造影検査)等の際にもバックボードから医療機械器具等の取り外しや位置替えをする必要がないバックボード用医療機械器具等着脱具を提供する。
【解決手段】バックボード10の長手方向一端を差し込むことができる差込部112を備え差込部112にバックボード10を差し込んだ状態においてバックボード10の長手方向に延在する形状の基台部110と、基台部110から立設された医療機械器具等取付部130と、を備え、基台部110には、差込部112に差し込まれたバックボード10のグリップ孔12内にロックピン118cが突出することによって差し込まれたバックボード10の抜け落ちを防止するロック機構117を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、救命救急の場において使用されるバックボード(患者固定用板状体)の技術分野に関し、特に詳しくは、バックボードに対して各種医療機械器具等(呼吸器、モニター、輸液、シリンジポンプなど。)を取り付け取り外しする為の着脱具に関する。
近年、救急患者、特に外傷患者の現場からの救急搬送や、病院での初期診療においてバックボードを使用することが多い。その理由として、バックボードに患者を固定することで脊椎損傷の可能性がある場合でも搬送中に二次損傷をきたさないよう全脊柱軸を安定化したまま搬送しやすい点がある。更にX線透過性を有するため、そのままレントゲン撮影やCT撮影が可能な点がある。更に軽量且つ浮力が大きいので水難事故現場でも使用可能な点もあげられる。バックボードには、その外周近傍に手で把持する際の握り部として機能したり、身体固定用のベルトを挿通させる為の大小のグリップ孔(グリップ孔の大きさや形状、数、位置はバックボードにより異なる。)が多数備わっている。
バックボードに関する発明・考案も数多くなされており、例えば特許文献1においては、面ファスナーを有するベルトを備えたバックボードの発明であり、このベルトによって患者の固定や解除を速やかに行うというものである。
また特許文献2に記載の考案は、載置される患者との間の位置に薄型のマット部材を備えた構成のバックボードであり、この薄型マット部材の存在によって患者をバックボードに固定する際に生じる流血を止めたり、苦痛を緩和できるというものである。
特開2005−21588号公報 実用新案登録第3149838号公報
このようにバックボードは救命救急の現場等において広く利用されているが、患者をバックボードに載置した後は、患者の状態に応じて各種医療機械器具が患者に接続されることが通常である。例えば人工呼吸器であったり、心拍数などを可視化する生体情報モニターであったり、更には酸素、輸液、シリンジポンプ、尿バック等(以下これらを単に「医療機械器具等」と表現する。)が患者に接続される(取り付けられる)。
バックボードには、特段これら医療機械器具等を取り付けておくための専用の構造は備わっておらず、従来から空きスペース(バックボード上に患者を載置固定した際に生じる空きスペース:例えば頭部脇、腰脇、足首脇などのスペース。)にこれら患者に接続した医療機械器具等を置いていたのが現状であった。
しかしながら、患者をバックボードに固定したままレントゲン撮影やCT撮影をしたり、異なるストレッチャーへの載せ替え等の際には、これら接続した医療機械器具等をわざわざ取り外したり、一つずつ置き場所を変える等の作業が必要となる。多発外傷をはじめとするショック(血圧などの循環動態が不安定)や呼吸状態が悪い患者では一刻も早く診断し、治療が開始されないと生命の危険におよぶことが稀ではない。しかし従来のように空きスペースに各種医療機械器具等を置く場合、患者と接続するラインが複雑に交差してしまうことも多く取り扱いが煩雑で、これにより移動に長時間を要することも多かった。
そこで本発明は、バックボードに対して簡易且つ迅速に医療機械器具等の着脱を行うことができ、且つ、レントゲン撮影等の際にもバックボードから医療機械器具等の取り外しや位置替えをする必要がないバックボード用医療機械器具等着脱具を提供する事をその課題としている。
上記課題を解決するべく、本願発明は、バックボードに患者を載置する際に当該患者の足側又は頭側となる当該バックボートの長手方向一端直接固定され、当該固定された状態において前記バックボードの幅方向に広がらずに長手方向に延在する基台部と、当該基台部上に且つ当該基台部の幅方向に略収まるように設けられた医療機械器具等取付部と、を備え、更に、前記基台部は、前記バックボードの長手方向一端を差し込むことができる差込部を備え、差し込むことにより前記基台部と前記バックボードとが固定されることを特徴とする。
このような構成を採用したことによって、基台部から立設している医療機械器具等取付部に各種医療機械器具等を取り付けておき、これら医療機械器具等が取り付けられた状態のバックボード用医療機械器具等着脱具(以下単に「着脱具」と表現する場合がある。)全体を(纏めて)バックボート一端に取り付けることが可能となった。また基台部は、「バックボードの長手方向一端に固定された状態において前記バックボードの長手方向に延在する形状」となっているので、取り付けた状態においてもバックボードの幅方向に大きく広がることがなく、従来から使用されているストレッチャー等の搬送手段をそのまま利用することも可能となっている。更に各種医療機械器具等がバックボードの長手方向一端に集中して配置されるようになるので、各種医療機械器具と患者とを接続するラインが交差することが少なく、ラインを整理する等の手間を省くこともできる。
このように構成すれば、バックボードの一端を差込部に差し込むという簡単な作業でバックボードと本発明にかかる着脱具、更には当該着脱具の医療機械器具等取付部に取り付けられている各種医療機械器具等を簡単に位置決めすることができる。また、バックボードの一端全体を差し込むことが可能となっているので、例えば小さな連結部を設けて組み付ける場合に比べて、組み付けが容易である。更に、バックボードの天面で広く支持されるように組み付けることができるので、組み付け安定性にも優れている。
また、前記基台部に、前記差込部に差し込まれた前記バックボードのグリップ孔内に部材が突出することによって前記差込部に差し込まれた前記バックボードの抜け落ちを防止するロック機構を備えるような構成を採用してもよい。
このような構成とすれば、搬送時等にバックボードに対して本発明に係る着脱具、更には当該着脱具を利用して取り付けた各種医療機械器具等が意図せず外れてしまうことを防止することができる。
また、前記ロック機構は、前記差込部の上面に形成された開口部と、当該開口部に対して上方に開閉可能に設置されたフラップ部と、当該フラップ部の底面に形成されたピン部材と、を備え、前記フラップ部を閉じると当該閉じた状態が保持される構造としてもよい。
このような構成とすれば、バックボードを差込部に差し込んでフラップを閉じるという動作のみで自動的にロックされるので短時間でロックが完了でき、その分医療スタッフが治療行為等に時間を費やすことが可能となる。
また、更に、前記フラップ部の閉じた状態はワンタッチで解除することができるように構成してもよい。
このように構成すれば着脱具ごと医療機械器具等全体を取り外す場合も短時間で作業を完了させることができる。
また、前記基台部における前記差込部の両脇位置には、ハンドル部を形成することが望ましい。
差込部にバックボードの長手方向一端を差し込むことによって、差し込んだ部分に存在するグリップ孔を利用できなくなる(若しくは利用し難くなる)場合があるが、差込部両脇にハンドル部を形成しておくことによって、このクリップ孔の代わりに把持することができるので、患者搬送時等の安定感を向上させることができる。もちろん、着脱具単体を搬送等する場合においても搬送し易いというメリットもある。
なお本願発明でいう「バックボード」とは、救命救急の現場等において、患者の身体全体を真っ直ぐに保ったまま固定して搬送することができる板状体のことを意味するものであって、異なる表現をされている場合でも同様の作用機能を有する物は含み得る概念である。
本発明を適用することで、バックボードに対して簡易且つ迅速に医療機械器具等の着脱を行うことができ、且つ、CT撮影やアンギオ検査(血管造影検査)等の際にもバックボードから医療機械器具の取り外しや位置替えをする必要もない。
本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具の全体斜視図である。 (a)は本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具の右側面図、(b)は同背面図である。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具をバックボードに取り付けている状態を示した図であって、2つ存在するロック機構の一方を開放している状態を示した図である。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具を取り付けた状態で患者をストレッチャーに載せている状態を示した図である。 本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具を取り付けた状態でCTを撮影している状態を示した図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例であるバックボード用医療機械器具等着脱具100について説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈バックボード用医療機械器具等着脱具の構成〉
図1に示しているように、本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具100は、側面視略L字形状に構成されており、下方に配置された基台部110と、当該基台部110の奥端近傍から立設された医療機械器具等取付部(以下単に「取付部」と表現する場合がある。)130とから構成されている。
基台部110は、平面視略矩形状に構成されており、正面視するとバックボード10の長手方向一端を差し込める程度の大きさの各筒形状に構成されている。なお基台部110の底面側の一部は軽量化の為に抉られていて開口している。
基台部110の正面側には、バックボード10の長手方向一端を差し込む差込部112が形成されている。基台部110の幅Wはこの差込部112に差し込むバックボード10の幅程度となるように構成されているので、基台部110は当該差込部112にバックボード10を差し込んだ状態においてバックボード10の長手方向に延在する形状となっている。また、当該差込部112の両脇にはそれぞれハンドル部114が一つずつ設けられている。基台部110の天面116には略ハの字形状に配置されたロック機構117が備わっている。
ロック機構117については、図3を参照しつつ説明する。基台部110の天面116には、略ハの字形状に配置された矩形の2つの開口部116aが形成されている。この開口部116aからは差込部112に差し込んだバックボード10を直接視認することが可能な構成とされている。開口部116aの奥端側には、天面116から支持された蝶番構造119が備わっており、当該蝶番構造119から枢支されるようにフラップ部118が備わっている。またこのフラップ部118は、丁度開口部116aを塞ぐことができる形状・大きさとなるように構成されている。
フラップ部118の底面側の先端(反蝶番構造119側)にはバネ等の弾性部材(図示していない)によって常時先端側に付勢された係合爪118bが備わっていて、当該フラップ部118を閉じるとこの係合爪118bが開口部116aの係合突起116bに引っ掛かりフラップ部118が閉じた状態を保持できる構成とされている。一方、フラップ部118の天面116側には、係合爪118bと連動する解除レバー118aが備わっていて、当該解除レバー118aを引き上げると弾性部材の付勢力に打ち勝って、係合爪118bを引き戻し、フラップ部118の閉じ状態が解除される構成とされている。また、フラップ部118の底面側略中央には、円柱形状のロックピン118cが形成されていて、バックボード10を差し込んだ状態でフラップ部118を閉じると、丁度当該ロックピン118cがバックボード10に形成されているグリップ孔12内に突出するように構成されている。即ち、当該ロックピン118cがグリップ孔12内に突出することによって、差し込んだバックボード10と基台部110とが外れないように構成される。このように、開口部116a係合突起116b、フラップ部118、解除レバー118a、係合爪118b、ロックピン118c及び蝶番構造119によってロック機構117が構成されている。
取付部130は、四角枠形状に組まれたメインフレーム131と当該メインフレーム131の中央位置に配置された円柱ポール144を備えた構成とされている。
メインフレーム131は、基台部110の幅W方向両端近傍から立設された第1、第2の縦レール部材132、134と、これら第1、第2の縦レール部材132、134の上端近傍において両者を架設するように配置された横レール部材136とから構成されている。これら第1、第2の縦レール部材132、134や横レール部材136にはそれぞれ長手方向に複数のガイド溝が形成されていて、当該ガイド溝に沿って各種医療機械器具等を取り付けるアタッチメント(後述するサブフレーム140やサイドフック142等のアタッチメント)を所望の位置に移動・固定させることが可能となっている。もちろんアタッチメントを使用せずに直接各種医療機械器具等を取り付けることも可能である。
第1、第2の縦レール部材132、134の正面側及び背面側には、それぞれ両者に跨がるように架設されたサブフレーム140が備わっている。これらサブフレーム140は、例えば、人工呼吸器や輸液加温装置等を取り付けることが想定されている部材である(当然であるがこれら以外の医療機械器具等を取り付けることも可能である。)。また、第1、第2の縦レール部材132、134の側面側、即ちメインフレーム131の側面側には、サイドフック142が設けられている。このサイドフック142も、第1、第2の縦レール部材132、134に形成されたガイド溝に沿って、所望の高さ位置に配置固定することが可能とされている。なおこれらサイドフック142は、例えばライン(各種医療機械器具等と患者とを接続するライン)に弛みが生じないように纏めて引っ掛けたり、スペアの輸液バック等を一時的に保管しておく等の使用が想定されている部材である。
メインフレーム131中央に配置される円柱ポール144は、下端が基台部110に固定されると共に、高さ方向略中央付近で、メインフレーム131を構成する横レール部材136からも支持されていることによって、シリンジポンプや輸液バック等を複数設置した場合でもぐらつくことなく強固に保持することが可能に構成されている。また、円柱ポール144は中空とされており、この中に一回り径の細い伸縮ポール146が上下に伸縮可能に内蔵されている。伸縮ポール146の伸縮位置は、伸縮ポール固定用ハンドル148によって所望位置で固定することが可能とされている。また伸縮ポール146の上端には平面視十文字形状の輸液フック150が設けられている。
〈バックボード用医療機械器具等着脱具の作用・機能〉
必要が生じた場合は、バックボード10の長手方向一端(患者の足側の一端が望ましい)を、本発明に係るバックボード用医療機械器具等着脱具100の差込部112に差し込んで(フラップ部118を開いた状態で)当該着脱具100をバックボード10に固定する。この時、着脱具100に対して、予め各種医療機械器具等を取り付けておくか否かは自由である。バックボード10を差込部112に差し込むと、差し込んだ部分のバックボード10の天面が差込部112の天井面(天面116の裏側)に当たってお互いに安定的に支持されることとなる。更に、フラップ部118を閉じ方向に押さえると、フラップ部118先端の係合爪118bが開口部116aの係合突起116bに引っ掛かり固定される。その結果、フラップ部118の底面に形成されているロックピン118cが、バックボード10のグリップ孔12内に突出するように固定されるので、バックボード10を引き抜こうとしても当該ロックピン118cの存在によって引き抜けることはない。即ち、搬送時等においてもバックボード10に対して本発明に係る着脱具100を利用して取り付けた各種医療機械器具等が意図せず外れてしまうことを確実に防止することができる。
また取り外す際は、フリップ部118に備わる解除レバー118aを引き上げながらフリップ部118を開けばロック機構117は解除されるので、容易にバックボード10から着脱具100を取り外すことも可能である。
本願発明にかかる着脱具100は、繰り返しになるが、バックボード10の長手方向一端を差し込むことができる差込部112を備え当該差込部112にバックボード10を差し込んだ状態においてバックボード10の長手方向に延在する形状の基台部110と、当該基台部110から立設された医療機械器具等取付部130と、を備えているので、図4及び図5に示しているように、基台部110から立設している医療機械器具等取付部130に各種医療機械器具(例えば人工呼吸器20、モニター30、シリンジポンプ40、輸液バック50等)を取り付けておき、これら医療機械器具等が取り付けられた状態の着脱具100全体をそっくりバックボート10にワンタッチで取り付けたり取り外したりすることが可能となっている。また基台部110は、「差込部112にバックボード10を差し込んだ状態においてバックボード10の長手方向に延在する形状」となっているので、取り付けた状態においてもバックボード10の幅W方向に大きく広がることがなく、従来から使用されているストレッチャーST等の搬送手段をそのまま利用することも可能となっている。更に各種医療機械器具等がバックボードの長手方向一端に集中して配置されるようになるので、各種医療機械器具等と患者とを接続するラインが交差することが少なく、ラインを整理する等の手間を省くこともできる。加えて、患者Pをバックボート10上に載置固定し、更に各種医療機械器具等を取り付けた状態のままCT撮影等も可能となる(図5参照)。
なお、前述したロック機構117は、基台部110の天面116に形成された開口部116aと、当該開口部116aに対して上方に開閉可能に設置されたフラップ部118と、当該フラップ部118の底面に形成されたロックピン(ピン部材)118cと、を備え、フラップ部118を閉じると当該閉じた状態が保持される構造とされているので、バックボード10を差込部112に差し込んでフラップ部118を閉じるという動作のみで自動的にロックされるので短時間でロックが完了でき、その分医療スタッフが治療行為等に時間を費やすことが可能となっている。
また、更に、フラップ部118の閉じた状態はワンタッチで解除レバー118aを操作することによって解除することができるように構成されているので、着脱具100ごと医療機械器具等全体を取り外す場合も短時間で作業を完了させることが可能となっている。
また、基台部110における差込部112の両脇位置には、ハンドル部114が形成されているので、差込部112にバックボード10の長手方向一端を差し込むことによって、差し込んだ部分に存在するグリップ孔12を利用できなくなる(若しくは利用し難くなる)が、本発明の着脱具100においては、差込部112の両脇にハンドル部114が存在するので、この利用できなくなったクリップ孔12の代わりに把持することができ、患者搬送時等の安定感を向上させることが可能となっている。もちろん、着脱具100単体を搬送等する場合においても搬送し易いというメリットもある。
また、医療機械器具等取付部130を構成するメインフレーム131は、少なくとも2本の縦方向レール部材(第1、第2の縦レール部材132,134)を備えた構成とされているので、医療機械器具等取付部130を軽量に構成できると共に、取り付ける医療機械器具等の大きさ等に応じて取り付ける位置を上下方向の所望位置に設定でき、医療機械器具等を座り良く取り付けることが可能となっている。
また、医療機械器具等取付部130には、更に、円柱ポール144を備えた構成とされているので、円柱形状の部材に取り付けられることが多いシリンジポンプ40の既存のアタッチメントを利用して、そのまま当該ポール部材144にシリンジポンプ40を取り付けることが可能となっている。
また、円柱ポール144の先端には、輸液バック50を係止する為の輸液フック(フック部材)150が備わるように構成されているので、各種輸液(輸血、点滴等)用バック50を簡単に吊支させることもできる。
このように、本発明にかかるバックボード用医療機械器具等着脱具100を利用すれば、バックボード10に対して簡易且つ迅速に医療機械器具等の着脱を行うことができ、且つ、CT撮影やアンギオ検査(血管造影検査)等の際にもバックボード10から医療機械器具等の取り外しや位置替えをする必要もない。
なお、本発明にかかる着脱具を取り付ける対象のバックボードは図面記載のバックボードに限定されるものではない。
10・・・バックボード
12・・・グリップ孔
100・・・バックボード用医療機械器具等着脱具
110・・・基台部
112・・・差込部
114・・・ハンドル部
116・・・天面
116a・・・開口部
116b・・・係合突起
117・・・ロック機構
118・・・フラップ部
118a・・・解除レバー
118b・・・係合爪
118c・・・ロックピン
119・・・蝶番構造
130・・・医療機械器具等取付部
131・・・メインフレーム
132・・・第1の縦レール部材
134・・・第2の縦レール部材
136・・・横レール部材
140・・・サブフレーム
142・・・サイドフック
144・・・円柱ポール
146・・・伸縮ポール
148・・・伸縮ポール固定用ハンドル
150・・・輸液フック

Claims (5)

  1. バックボードに患者を載置する際に当該患者の足側又は頭側となる当該バックボートの長手方向一端直接固定され、当該固定された状態において前記バックボードの幅方向に広がらずに長手方向に延在する基台部と、
    当該基台部上に且つ当該基台部の幅方向に略収まるように設けられた医療機械器具等取付部と、を備え
    更に、前記基台部は、前記バックボードの長手方向一端を差し込むことができる差込部を備え、差し込むことにより前記基台部と前記バックボードとが固定される
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
  2. 請求項において、
    前記基台部には、前記差込部に差し込まれた前記バックボードのグリップ孔内に部材が突出することによって前記差込部に差し込まれた前記バックボードの抜け落ちを防止するロック機構が備わっている
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
  3. 請求項において、
    前記ロック機構は、前記基台部の天面に形成された開口部と、当該開口部に対して上方に開閉可能に設置されたフラップ部と、当該フラップ部の底面に形成されたピン部材と、を備え、前記フラップ部を閉じると当該閉じた状態が保持される構造とされている
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
  4. 請求項において、
    更に、前記フラップ部の閉じた状態はワンタッチで解除することができる
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記基台部における前記差込部の両脇位置には、ハンドル部が形成されている
    ことを特徴とするバックボード用医療機械器具等着脱具。
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