JP5341843B2 - 硬貨入出金装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、硬貨入出金装置に関する。
近年、1円,5円,10円,50円,100円,500円等の硬貨を識別して金種毎に収納し、POS端末やECRからの釣り銭の払い出し指令により、硬貨収納部内の硬貨を釣り銭額だけ硬貨払出口に払い出すようにした硬貨入出金装置が普及している(例えば、特許文献1参照)。
このような硬貨入出金装置においては、硬貨の識別に用いるセンサとして、汚れても硬貨を識別することが可能な磁気センサを用いることが多い。また、従来の硬貨入出金装置においては、硬貨の識別に用いるセンサとして磁気センサを用いた場合、硬貨を搬送する硬貨搬送経路を挟むよう2つのコイルを配置する。そして、硬貨入出金装置は、硬貨の搬送過程で2つのコイルのインピーダンスの変化によって硬貨の直径や材質などを検知して、その検知結果に基づいて硬貨が正貨であるか否か等を識別している。
ところで、従来の硬貨入出金装置においては、硬貨の識別に2つのコイルを用いた場合、磁気センサの特性から、コイル同士のギャップを精度良く一定に保つ必要があるため、2つのコイルを磁気センサホルダーによって一箇所に固定している。そのため、従来の硬貨入出金装置においては、硬貨を搬送する際に、硬貨搬送面に埃やゴミなどの異物が溜まった場合に、磁気センサが設けられた位置のメンテナンスを容易に行うことができない、という課題がある。
実施形態の硬貨入出金装置は、搬送ベースと、搬送機構と、識別部と、支持部材と、を備える。前記搬送ベースは、硬貨を搬送する硬貨搬送面を有する。前記搬送機構は、前記硬貨搬送面上の硬貨を搬送する。前記識別部は、前記硬貨搬送面側に設けられた第1コイルと前記硬貨搬送面とは反対側に設けられた第2コイルとを有し、前記第1コイルと前記第2コイルとの間を搬送される硬貨を識別する。前記支持部材は、前記第1コイルを支持する第1支持部と当該第1支持部に連続する態様で形成され前記第2コイルを支持する第2支持部とを有し、前記第1コイルと前記第2コイルとを所定のギャップをもって支持する。また、前記支持部材は、前記第1コイルと前記第2コイルとの間を搬送される硬貨を識別する識別位置と当該識別位置を開放する開放位置との間で、前記硬貨搬送面における硬貨の搬送方向に沿って移動可能に配設されている。
図1は、本実施形態にかかる硬貨入出金装置を示す外観斜視図である。 図2は、入出金ユニットを示す平面図である。 図3は、硬貨搬送部を示す平面図である。 図4は、硬貨搬送部の構造を示す斜視図である。 図5は、硬貨搬送経路の裏側から見た硬貨搬送部の構造を示す斜視図である。 図6は、搬送ベースおよび支持部材の平面図である。 図7は、搬送ベースおよび支持部材の縦断面図である。 図8は、搬送ベースおよび支持部材の横断面図である。 図9は、支持部材を識別位置に移動させた状態を説明するための図である。 図10は、支持部材を開放位置に移動させた状態を説明するための図である。 図11は、硬貨選別部及び硬貨収納部を示す縦断面図である。 図12は、搬送機構ユニットが開いた状態の入出金ユニットを示す平面図である。 図13は、搬送機構ユニットが開いた状態の入出金ユニットを示す斜視図である。 図14は搬送機構ユニットの支持部を示す斜視図である。 図15は、硬貨入出金装置の電気的接続を示すブロック図である。 図16は、搬送ベースおよび支持部材の平面図である。 図17は、取付部が有するボスを取付面が有する嵌合孔に嵌合させた状態を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本実施形態にかかる硬貨入出金装置について詳細に説明する。本実施形態は、硬貨投入口から投入された硬貨を搬送して硬貨選別部で金種別に選別して硬貨収納部に収納し、硬貨払出指示に応じて金種別に払い出すようにした硬貨入出金装置への適用例である。
図1は、本実施形態にかかる硬貨入出金装置を示す外観斜視図である。図1に示すように、硬貨入出金装置1は、硬貨の入出金を行う入出金ユニット2と、この入出金ユニット2を引き出し可能に収容保持する収納ケース3と、を備えている。
図2は、入出金ユニットを示す平面図である。入出金ユニット2は、硬貨入出金装置1の前部に位置し硬貨C(図3参照)を受け入れる硬貨受入部11と、硬貨受入部11によって受け入れた硬貨Cを硬貨入出金装置1の後部へ向けて搬送する硬貨搬送部12と、硬貨搬送部12によって搬送された硬貨Cを金種別に選別する硬貨選別部13と、硬貨選別部13によって選別された硬貨Cを金種別に収納する硬貨収納部14と、硬貨収納部14に収納された硬貨を払い出す硬貨払出部15と、を備えている。
硬貨受入部11は、上方に開口した硬貨投入口21を有している。硬貨投入口21は、複数枚の硬貨Cのまとまった投入を許容する。硬貨投入口21には、投入された硬貨Cを光電的に検出する複数組の投入センサ22が設けられている。また、硬貨投入口21の底部には、投入モータ23(図15参照)の駆動により回転し、投入された硬貨Cを硬貨入出金装置1の内部へと搬送する投入ベルト24が設けられている。投入ベルト24の途中には、投入ベルト24によって搬送される硬貨Cを1枚ずつ分離して送り出す投入プーリ25が設けられている。
図3は、硬貨搬送部を示す平面図である。硬貨搬送部12は、硬貨Cを搬送する硬貨搬送面31および当該硬貨搬送面31と平面をなし支持部材46(図4参照)が取り付けられる取付面39を有する搬送ベース33(取付部材)と、この硬貨搬送面31上の硬貨Cを硬貨搬送面31に押し付けながら搬送する搬送機構としての搬送ベルト32と、を有している。
硬貨搬送面31は、投入ベルト24の硬貨搬送方向下流側において投入ベルト24によって搬送された硬貨を受ける位置に配置されている。硬貨搬送面31および取付面39は、搬送ベース33の一面である上面に形成されている。搬送ベース33には、硬貨搬送面31における硬貨搬送方向の右側に搬送ガイド部材34が固定されている。搬送ベース33及び搬送ガイド部材34は、硬貨Cよりも硬い金属製である。
搬送ベルト32は、ゴム製のエンドレスベルトであり、その断面は円形状に形成されている。この搬送ベルト32は、投入ベルト24から硬貨選別に用いる後述する選別ベルト63まで延出している。搬送ベルト32は、硬貨搬送面31の上方であって硬貨搬送面31に硬貨Cを押し付ける位置に配置されている。搬送ベルト32は、プーリ35,36に掛け渡されている。この搬送ベルト32の終端部は、上下一対のプーリ37(下側のプーリは図示せず)によって略直角に屈曲されており、これにより、搬送ベルト32は、上面視略L字状を成している。上下一対のプーリ37は相互に逆回転可能に連結されている。また、搬送ベルト32における硬貨搬送面31と対向する部分の内面は、複数のアイドラプーリ38によって支持されている。プーリ36は、選別ベルト63を介して連結された搬送モータ70(図15参照)の駆動によって等速回転し、プーリ36の等速回転により搬送ベルト32も等速回転する。投入ベルト24から搬送された硬貨Cは、プーリ35の下流側で搬送ベルト32と硬貨搬送面31とにより挟まれ、搬送ベルト32の回転に伴って硬貨搬送面31上に押し付けられながら搬送され、硬貨選別部13へ到る。
搬送ガイド部材34は、投入ベルト24上を搬送された硬貨Cの搬送経路に干渉するように設けられている。搬送ガイド部材34は、搬送ベルト32に対して角度αの第1斜面Xと、搬送ベルト32に対して角度βの第2斜面Yと、を備えている。なお、第1斜面Xの角度αと第2斜面Yの角度βとの関係は、角度α>角度βである。第2斜面Yは、第1斜面Xの硬貨搬送方向下流側に位置している。この搬送ガイド部材34によって、投入ベルト24上を搬送された硬貨Cの搬送経路の幅が徐々に狭くなる。
硬貨搬送面31における硬貨Cが通過する位置には、硬貨Cを識別する硬貨識別部41が設けられている。硬貨識別部41は、複数の識別センサとして第1識別センサである材質センサ42と、第2識別センサである直径センサ43と、第3識別センサ44と、を有している。これらの3つの識別センサ42,43,44のうち材質センサ42が硬貨搬送方向で最も上流側に配置されており、直径センサ43が最も下流側に配置されている。そして、第3識別センサ44は、硬貨搬送方向で材質センサ42と直径センサ43との間に配置されている。これらの識別センサ42,43,44は、搬送機構ユニット73による硬貨の搬送経路である硬貨搬送経路に沿って設けられている。
材質センサ42は、硬貨Cの材質を検知するものであり、直径センサ43は、硬貨Cの直径を検知するものである。第3識別センサ44は、材質及び直径以外の硬貨Cに関する情報を検知するためのものであり、例えば、硬貨Cの孔の有無や、硬貨Cの厚さ、硬貨Cの反射率、硬貨Cの凹凸形状のいずれか一つを検知するものであって良い。
ここで、図4〜10を用いて、材質センサ42および第3識別センサ44の詳細、および識別センサ42,44の支持構造について説明する。図4は、硬貨搬送部の構造を示す斜視図である。図5は、硬貨搬送経路の裏側から見た硬貨搬送部の構造を示す斜視図である。図6は、搬送ベースおよび支持部材の平面図である。図7は、搬送ベースおよび支持部材の縦断面図である。図8は、搬送ベースおよび支持部材の横断面図である。図9は、支持部材を識別位置に移動させた状態を説明するための図である。図10は、支持部材を開放位置に移動させた状態を説明するための図である。
材質センサ42及び第3識別センサ44は、図4に示すように、それぞれ、硬貨搬送面31の周囲に配置されたコイル48を有した磁気センサであり、搬送される硬貨Cによって生じる磁場の変化をコイル48を用いて検知する。詳しくは、材質センサ42及び第3識別センサ44は、コイル48と、このコイル48に接続された発振回路(図示せず)と、この発振回路に接続された整流回路(図示せず)とを有する。材質センサ42及び第3識別センサ44は、硬貨搬送部12によって搬送される硬貨Cによって生じる磁場の変化を検知するものである。詳細には、材質センサ42及び第3識別センサ44では、コイル48に硬貨Cが接近して磁場が変化すると、コイルのインピーダンスが変化し、これに伴い発振回路の発振レベルが変化する。整流回路は、発振回路の出力波形をデジタル信号に対応する波形に整流してCPU121(図15参照)に出力する。CPU121は、その出力値と予め設定されている正貨の値とを比較して硬貨Cの正偽の判定を行う。その出力値が、予め設定されている正貨の値と異なる場合には、CPU121は、その硬貨Cは偽貨であると判定する。発振レベルの変化量は、材質センサ42では硬貨Cの材質によって、異なるように設定されている。また、第3識別センサ44における発振レベルの変化量は、硬貨Cの孔の有無や、硬貨Cの厚さ、硬貨Cの反射率、硬貨Cの凹凸形状によって、異なるように設定されている。ここで、CPU121は、コイル48を用いて、硬貨Cを識別する識別手段として機能する。詳しくは、CPU121は、材質センサ42及び第3識別センサ44の出力に基づいて硬貨Cを識別する識別手段として機能する。
各コイル48について詳細に説明する。材質センサ42は、コイル48として、搬送ベース33における硬貨搬送面31側(別の言い方をすると上側)に配置された複数の第1コイル48aと、搬送ベース33における硬貨搬送面31側とは反対側(別の言い方をすると下側)に配置された複数の第2コイル48bと、を有する。これらの第1コイル48aと第2コイル48bとは、搬送ベース33を介して対向している。
第3識別センサ44は、コイル48として、搬送ベース33における硬貨搬送面31側に配置された複数の第1コイル48cと、搬送ベース33における硬貨搬送面31側とは反対側に配置された複数の第2コイル48dと、を有する。これらの第1コイル48cと第2コイル48dとは、搬送ベース33を介して対向している。なお、以後においても第1コイル48a,48c及び第2コイル48b,48dを特段に区別して説明しない場合は、これらを単にコイル48として説明する。
これら複数のコイル48は、硬貨搬送方向に沿って配置されている。詳しくは、硬貨搬送方向(図中の矢印aで示す方向)に沿って、材質センサ42の第1コイル48a、第3識別センサ44の第1コイル48cの順に配置されている。また、硬貨搬送方向に沿って、材質センサ42の第2コイル48b、第3識別センサ44の第2コイル48dの順に配置されている。
第1コイル48a,48cおよび第2コイル48b,48dは、図4,6〜8に示すように、支持部材46に支持されている。支持部材46は、第1コイル48a,48cを支持する第1支持部46a、当該第1支持部46aに連続する態様で形成され第2コイル48b,48dを支持する第2支持部46bを備えている。そして、第1支持部46aおよび第2支持部46bは、搬送ベース33を介して、第1コイル48a,48cと第2コイル48b,48dとを所定のギャップをもって支持している。つまり、支持部材46は、第1支持部46aと第2支持部46bとが一体的に形成された略コの字型のセンサホルダーである。
また、支持部材46は、硬貨Cを識別する識別位置A(図9参照)と当該識別位置Aを開放する開放位置B(図10参照)との間で移動可能に支持している。これにより、ユーザは、硬貨搬送経路を清掃する際、支持部材46を搬送ベース33から取り外すことなく、支持部材46を開放位置Bに移動させて、硬貨搬送経路上の識別位置Aを清掃することができるので、複雑な構造を用いることなくかつ第1コイル48a,48cと第2コイル48b,48dとの間のギャップを精度良く一定に保ったまま、汚れやすいコイル間の硬貨搬送経路のメンテナンスを容易かつ確実に行うことができる。
具体的には、支持部材46は、図4〜8に示すように、第1支持部46aと第2支持部46bとの間に、硬貨搬送方向の上流側および下流側に向って突出し、搬送ベース33が有する取付面39上に配設された取付部46c,46dを備えている。取付部46c,46dは、取付面39側に向って突出した突起部であるボス49を有する。ボス49は、取付面39に穿孔された嵌合孔39aに嵌合される。嵌合孔39aは、識別位置Aと開放位置Bとの間で支持部材46が移動する方向に向って連続して穿孔されたものである。本実施形態では、嵌合孔39は、硬貨搬送面31上の硬貨搬送経路に平行して穿孔されている。そして、ボス49を嵌合孔39aに沿って移動させることにより、支持部材46を識別位置Aと開放位置Bとの間で移動させることが可能となる。本実施形態では、識別位置Aは、ボス49が嵌合孔39aの硬貨搬送方向の上流端に移動した際に、支持部材46が移動された位置とする。また、開放位置Bは、ボス49が嵌合孔39aの硬貨搬送方向の下流端に移動した際に、支持部材46が移動された位置とする。
また、支持部材46は、図4,9に示すように、識別位置Aに移動した状態において、支持部材46の位置を規定するネジ60(固定部材)により搬送ベース33に固定されているものとする。これにより、支持部材46を識別位置Aに移動させて硬貨Cの識別を行う際に、支持部材46が振動等の外力により動くのを防止できるので、硬貨Cの識別を高い精度で行うことができる。
具体的には、支持部材46は、取付部46c,46dにネジ60を嵌めるためのネジ孔50が穿孔されている。また、搬送ベース33には、ネジ60を嵌めるためのものであり、取付部46c,46dのネジ孔50に対向する位置にネジ孔39cが穿孔されている。そして、支持部材46は、取付部46c,46dのネジ孔50を介して、ネジ60が搬送ベース33のネジ孔39cに嵌められることにより、搬送ベース33に固定されるものとする。なお、硬貨搬送経路の清掃を行う際、ユーザは、ネジ60を取り外して支持部材46を開放位置Bへと移動させるものとする。そして、硬貨搬送経路の清掃終了後、ユーザは、支持部材46を識別位置Aに戻し、再度、ネジ60を取り付けるものとする。そのため、ネジ60は、ユーザが手で容易に開け閉めできるものであることが望ましい。
さらに、支持部材46は、図4〜7に示すように、搬送ベース33に対して着脱可能に設けられているものとする。具体的には、取付面39は、嵌合孔39aの硬貨搬送方向の上流端から、硬貨搬送面31とは反対側の取付面39の端に向って連続して穿孔された嵌合孔39bを有する。つまり、本実施形態では、取付面39は、嵌合孔39a,39bがL字形状に設けられている。そして、支持部材46を識別位置Aに移動させた状態で、ボス49を嵌合孔39bに沿って硬貨搬送面31とは反対側に移動させることにより、支持部材46を搬送ベース33から取り外すことができる。また、支持部材46が搬送ベース33から取り外された状態で、ボス49を嵌合孔39bに沿って硬貨搬送面31の方向に移動させることにより、支持部材46を搬送ベース33に取り付けることができる。
図3に戻り、硬貨搬送面31の硬貨搬送方向の下流端には、最大径の硬貨Cが落下し得るリジェクト孔33aが形成されている。リジェクト孔33aは硬貨Cの通過を許容するリジェクトシャッタ51によってその一部が塞がれている。このリジェクトシャッタ51は、リジェクトソレノイド52(図15参照)によって開閉駆動される。リジェクト孔33aの下方には、リジェクトボックス53が配置されている。
リジェクトボックス53は、リジェクト孔33aから落下する硬貨C等を受けるものである。このリジェクトボックス53は、入出金ユニット2の筐体16に設けられた支持部に引き出し可能に支持されている。支持部には、リジェクトボックス53の取り付け状態を検出するボックスセンサ130(図15参照)が設けられている。
図11は、硬貨選別部及び硬貨収納部を示す縦断面図である。図2及び図11に示すように、硬貨選別部13は、上面に硬貨搬送面61が形成された選別ベース62と、硬貨搬送面61に硬貨Cを押し付けながら搬送する選別ベルト63と、を有している。硬貨搬送面61は、硬貨搬送面31に対して略直角を成して左右方向に延在しており、硬貨搬送面61と硬貨搬送面31とにより、上面視略L字状の硬貨搬送面が形成されている。
選別ベース62には、硬貨搬送方向下流に向かうに従い、選別ベルト63の硬貨搬送方向と直交する方向の孔幅寸法が順次拡大する金種毎の選別孔64a,64b,64c,64d,64e,64fが硬貨搬送面61を貫通して形成されている。選別孔64a,64b,64c,64d,64e,64fは、図2において右から1円・50円・5円・100円・10円・500円のそれぞれの金種に対応するように6個設けられている。即ち、最高金額の金種である500円の選別孔64fが選別孔64a,64b,64c,64d,64e,64fのうちで端に位置している。以後、説明の便宜上、選別孔64a,64b,64c,64d,64e,64fを特段に区別しない場合には、選別孔の符号として64を用いる。本実施形態では、硬貨選別搬送方向で隣り合う選別孔64同士は相互に連続して形成されており、外見上、一つの孔を形成している。選別ベース62には、基準部材65が固定されており、この基準部材65には、基準面66が形成されている。この基準面66は、硬貨Cの側面を規制するものである。この基準面66に硬貨Cの側面を当接させ、硬貨搬送面61の基準部材65側及び選別孔64を挟んでの反対側の硬貨搬送面61で硬貨Cの底面を支持しながら硬貨Cを搬送することで、所定の幅の選別孔64に到達した際に、基準部材65と反対側の硬貨搬送面61による底面の支持が外れ、その硬貨Cは硬貨収納部14に落下する。これにより、選別孔64による正確な硬貨選別がなされる。また、各選別孔64に対しては、落下する硬貨Cを検出する計数センサ67が設けられている。
選別ベルト63は、ゴム製のエンドレスベルトであって、内周に歯63aを有する歯付ベルトである。選別ベルト63は、硬貨搬送面61の上方であって硬貨搬送面61に硬貨Cを押し付ける位置に配置されている。選別ベルト63は、プーリ68,69に掛け渡されている。プーリ68,69は、選別ベルト63と噛み合う歯付プーリである。プーリ68は、駆動プーリであり、最高金額(500円)の硬貨C用の選別孔64f上に配置されている。プーリ69は従動プーリであり、全ての選別孔64の硬貨搬送方向上流側に配置されている。プーリ69には、硬貨搬送部12のプーリ36が固定されている。プーリ68は搬送モータ70の駆動によって等速回転し、このプーリ68の等速回転により選別ベルト63が等速回転する。また、選別ベルト63における硬貨搬送面61と対向する部分の内面は、複数のアイドラプーリ71によって支持されている。選別ベルト63と基準面66とは、硬貨搬送方向下流に向かうに従い相互に近づくように配置されており、これにより、選別ベルト63は、硬貨Cを基準面66に押し付けながら搬送する。
図12は、搬送機構ユニットが開いた状態の入出金ユニットを示す平面図、図13は、搬送機構ユニットが開いた状態の入出金ユニットを示す斜視図、図14は搬送機構ユニットの支持部を示す斜視図である。
硬貨選別部13のプーリ68,69、アイドラプーリ71及び硬貨搬送部12のプーリ35,36,37、アイドラプーリ38は、フレーム72に回転可能に支持されている。フレーム72は、プーリ35,36,37,68,69、アイドラプーリ38,71、搬送ベルト32及び選別ベルト63とによって、搬送機構ユニット73を構成している。
フレーム72の基端部は、支軸74によって軸支されており、これにより、搬送機構ユニット73は、支軸74を中心とした回動によって開閉可能となっている。搬送機構ユニット73は、ロック機構75によって、閉じ位置(図2)にロックされる。この状態では、フレーム72の基準孔72gが、筐体16に固定されたピン80に嵌合する。また、搬送機構ユニット73は、支軸74に外挿されたねじりコイルバネ76によって開き方向に付勢されている。ロック機構75のロックが解除されると、ねじりコイルバネ76の付勢力によって、搬送機構ユニット73が開く(図13,図14)。搬送機構ユニット73が開いた状態では、硬貨搬送面31,61が露出する。
フレーム72は、硬貨選別部13の硬貨搬送面61に沿う第1フレーム72aと、硬貨搬送部12の硬貨搬送面31に沿う第2フレーム72bとを有して、略L字状を成している。
第1フレーム72aは、支軸74が挿通された一対の側板部72cと、これらの側板部72cを連結した連結板部72dと有している。この第1フレーム72aには、硬貨選別部13のプーリ68,69、アイドラプーリ71及び硬貨搬送部12のプーリ36が回転可能に支持されている。プーリ36,69及びアイドラプーリ71は、規定範囲内での上下動が可能に設けられるとともに、付勢部材によって下方に付勢されている。一方、第2フレーム72bには、硬貨搬送部12のプーリ35,37、アイドラプーリ38が回転可能に取り付けられている。プーリ37、アイドラプーリ38は、規定範囲内での上下動が可能に設けられるとともに、付勢部材によって下方に付勢されている。
支軸74は、最高金額(500円)の硬貨C用の選別孔64f上に配置されている。支軸74は、基準部材65に対して固定された一対の支持部77に軸支されている。一方の支持部77には、位置決め基準面77aが形成されている。この位置決め基準面77aには、第1フレーム72aの一方の側板部72cの外面に形成された当接面72eが当接する。位置決め基準面77aに当接面72eが当接した状態における選別ベルト63の位置が、選別ベルト63の基準位置である。
ロック機構75は、爪部(図示せず)を有して第2フレーム72bに取り付けられた係止部材75aと、筐体16に設けられた係止孔(図示せず)とを有している。係止部材75aは、爪部が係止孔に係合する方向に、図示しないロックバネによって付勢されており、そのロックバネの付勢力に抗して爪部をロック孔から離脱させることにより、ロック機構75によるロックが解除される。
ねじりコイルバネ76は、その一方の脚部76aが板部材79の上面に支持されている。一方、ねじりコイルバネ76の他方の脚部76bは、第1フレーム72aの連結板部72dの内面に支持されている。これにより、ねじりコイルバネ76は、搬送機構ユニット73を開方向に付勢している。また、ねじりコイルバネ76の一方の脚部76aは、板部材79に設けられた突部79aに支軸74の軸方向で当接している。一方、ねじりコイルバネ76の他方の脚部76bは、第1フレーム72aの側板部72cに支軸74の軸方向で当接している。ねじりコイルバネ76は、支軸74の軸方向で圧縮されており、位置決め基準面77aに向けて当接面72eを付勢している。これにより、位置決め基準面77aに当接面72eが当接する。
硬貨収納部14は、図2及び図11に示すように、選別孔64から落下する硬貨Cを受ける位置に配置されており、落下する硬貨を金種別に収納する。硬貨収納部14には、仕切板91によって仕切られた金種別の収納室92が設けられている。各収納室92は、対応する選別孔64に連通している。この収納室92は、上面が開口されており、収納室92の上面開口は、蓋93等によって覆われている。
硬貨払出部15は、図11に示すように、各収納室92の底部に設けられた払出ベルト101を備えている。この払出ベルト101は、プーリ102,103に掛け渡されている。プーリ102は、駆動プーリであり、プーリ103は従動プーリである。また、払出ベルト101は、アイドラプーリ104によって支持されている。プーリ102は払出モータ110によって駆動されて回転し、これにより、払出ベルト101が回転する。払出ベルト101は、硬貨収納部14の後部から前部へ向けて硬貨を搬送する。
また、硬貨払出部15は、硬貨収納部14の出口に配設されたリバースローラ105、払出シャッタ106、払出計数センサ107を有する。リバースローラ105は、払出ベルト101と同一方向に回転して、払出ベルト101による硬貨Cの払出を一枚ずつにするものである。払出シャッタ106は、払出ソレノイド108によって開閉駆動される。払出シャッタ106は、閉じ状態では硬貨Cを待機させる一方、開状態では払出ベルト101による硬貨の払出を許容する。払出計数センサ107は、払出ベルト101によって払い出される硬貨を検知する。
搬送ベルト32の終端位置(前端)の下方には、図1に示すように上方に開口した硬貨払出口109が設けられている。硬貨払出口109は、払出ベルト101によって払い出された硬貨を受ける。硬貨払出口109は、硬貨投入口21の左側に配置されている。
また、入出金ユニット2は、硬貨払出口109の後方斜め上方に、操作パネル111を有している。操作パネル111には、操作キー112と表示器113とが設けられている。
図15は、硬貨入出金装置の電気的接続を示すブロック図である。硬貨入出金装置1は、情報処理部としてのCPU121を搭載している。CPU121には、プログラム等の固定的データが予め記憶されたROM122と、各種データを書き換え自在に記憶するRAM123とがシステムバス124を介して接続されている。CPU121、ROM122及びRAM123によってマイクロコンピュータが構成されている。
さらに、CPU121には、システムバス124を介して、投入センサ22、計数センサ67、払出計数センサ107、ボックスセンサ130、材質センサ42、直径センサ43、第3識別センサ44等のセンサ類Sからの信号を入力する入力ポート125と、リジェクトソレノイド52、払出ソレノイド108等に駆動信号を出力する出力ポート126と、POS端末と電気的に接続する通信インターフェース127と、投入モータ23、搬送モータ70、払出モータ110等のモータ類Mを個別に駆動制御するモータ駆動制御部128と、操作パネル111に接続されて操作キー112から入力されるキー信号を取込むとともに表示器113にデータを表示させる操作制御部129とが接続されている。これらの各部は、プログラムに従ってCPU121によって駆動制御される。
このような構成において、硬貨Cが硬貨投入口21に投入されたならば、硬貨Cは投入センサ22により検出される。投入センサ22の検出信号の受信によりCPU121は、投入モータ23と搬送モータ70とを駆動して、投入ベルト24と搬送ベルト32と選別ベルト63とを回転させる。硬貨Cは、投入ベルト24の回転により硬貨搬送面31に搬送される。そして、硬貨搬送面31に搬送された硬貨Cは、搬送ベルト32の回転により、硬貨搬送方向下流側へと搬送される。
ここで、搬送ベルト32は、幅が徐々に狭くなる搬送経路上の硬貨Cの側面を、搬送ガイド部材34に押し付けるようにして搬送する。したがって、硬貨Cは、金種毎に同一の通過軌跡を形成して硬貨搬送面31上を搬送されることになる。
また、上述のように第1斜面Xの角度αと第2斜面Yの角度βとの関係を角度α>角度βとしたことにより、硬貨搬送方向上流側の搬送ガイド部材34における短い距離で硬貨投入口21を出た硬貨Cに対して幅寄せすることができる。
このようにして硬貨Cが搬送ガイド部材34に押し付けられて硬貨搬送面31上を搬送されることを、硬貨Cが片寄せ搬送されると称する。このように硬貨Cを片寄せ搬送するのは、以下の理由による。直径センサ43による硬貨判別時に硬貨Cの直径判別などを行う場合には、硬貨を案内ガイドに片寄せさせて位置決めし、直径センサ43による硬貨判別を行う必要がある。そのため、硬貨投入口21を出た硬貨Cは、硬貨判別時において、搬送ガイド部材34に片寄せされて位置決めされている必要があるからである。
硬貨搬送面31で搬送ガイド部材34に片寄せされて搬送される硬貨Cは、材質センサ42、第3識別センサ44及び直径センサ43を通過する。
CPU121は、材質センサ42、厚さ/穴検出用センサ(第3識別センサ)44及び直径センサ43の出力に基づいて硬貨判別を実行する。搬送される硬貨Cを正貨と判定した場合、CPU121は、リジェクトソレノイド52を駆動制御せず、リジェクトシャッタ51は閉状態が維持される。したがって、硬貨Cは、リジェクト孔33aから落下することなく硬貨選別部13へ搬送される。一方で、搬送される硬貨Cを正貨でないと判定した場合、CPU121は、リジェクトソレノイド52を駆動制御してリジェクトシャッタ51を開状態にする。これにより、正貨でないと判定された硬貨以外と識別されたもの(例えば、偽造硬貨やおもちゃの硬貨など)は、リジェクト孔33aから落下してリジェクトボックス53に収納される。
硬貨選別部13では、硬貨Cは、選別ベルト63によって搬送され、対応する選別孔64から落下して硬貨収納部14に収納される。このとき、選別ベルト63と基準面66とが、硬貨搬送方向下流側に向かうに従い相互に近づくように配置されていることにより、選別ベルト63は、硬貨Cの側面を基準面66に押し付けながらその硬貨Cを搬送する。
そして、CPU121は、POS端末からの硬貨払出指示があった場合には、払出ベルト101を駆動するとともに、金種毎に払出ソレノイド108を駆動して、必要枚数の硬貨を硬貨払出口109に払い出す。
このように本実施形態によれば、硬貨Cを搬送する硬貨搬送面31を有する搬送ベース33と、硬貨搬送面31上の硬貨Cを搬送する搬送ベルト32と、硬貨搬送面31側に設けられた第1コイル48a,48cと硬貨搬送面31とは反対側に設けられた第2コイル48b,48dとの間を搬送される硬貨を識別する硬貨識別部41、第1コイル48a,48cを支持する第1支持部46aと当該第1支持部46aに連続する態様で形成され第2コイル48b,48dを支持する第2支持部46bとを有し、第1コイル48a,48cと第2コイル48b,48dとを所定のギャップをもって支持する支持部材46を備え、支持部材46は、第1コイル48a,48cと第2コイル48b,48dとの間を搬送される硬貨Cを識別する識別位置Aと当該識別位置Aを開放する開放位置Bとの間で移動可能に配設されたことにより、硬貨搬送経路を清掃する際、支持部材46を搬送ベース33から取り外すことなく、支持部材46を開放位置Bに移動させて、硬貨搬送経路上の識別位置Aを清掃することができるので、複雑な構造を用いることなくかつ第1コイル48a,48cと第2コイル48b,48dとの間のギャップを精度良く一定に保ったまま、汚れやすいコイル間の硬貨搬送経路のメンテナンスを容易かつ確実に行うことができる。
(変形例1)
次に、第1実施形態の変形例1を図16を用いて説明する。図16は、搬送ベースおよび支持部材の平面図である。
搬送ベース33が有する取付面1600は、表面から突出する態様で設けられた突起部であるボス1601を有している。
支持部材1604が備える取付部1605,1606は、取付面1600上に配設されるとともに、取付面1600に形成されたボス1601が嵌合される嵌合孔1602を有する。嵌合孔1602は、支持部材1604が移動する方向に向って連続して穿孔されている。本変形例では、嵌合孔1602は、硬貨搬送面31上の硬貨搬送経路に平行して穿孔されている。そして、ボス1601を嵌合孔1602に沿って移動させることにより、支持部材1604を識別位置Aと開放位置Bとの間で移動させることが可能となる。
また、取付部1605,1606は、嵌合孔1602の硬貨搬送方向の上流端から、硬貨搬送面31とは反対側の取付部1605,1606の端に向って連続して穿孔された嵌合孔1603を有する。つまり、本変形例では、取付部1605,1606は、嵌合孔1602,1603がL字形状に設けられている。そして、支持部材1604を識別位置Aに移動させた状態で、ボス1601を嵌合孔1603に沿って硬貨搬送面31とは反対側に移動させることにより、支持部材1604を搬送ベース33から取り外すことができる。また、支持部材1604が搬送ベース33から取り外された状態で、ボス1601を嵌合孔1603に嵌合するとともに、ボス1601を嵌合孔1603に沿って硬貨搬送面31の方向に移動させることにより、支持部材46を搬送ベース33に取り付けることができる。
このように本変形例によれば、搬送ベース33が、表面から突出したボス1601を有する取付面1600を備え、支持部材1604は、取付面1600上に配設されるとともに、支持部材1604が移動する方向に向って連続して穿孔され突起部1601に嵌合された嵌合孔1602を有した取付部1605,1606を備えたことにより、硬貨搬送経路を清掃する際、支持部材1604を搬送ベース33から取り外すことなく、支持部材1604を開放位置Bに移動させて、硬貨搬送経路上の識別位置Aを清掃することができるので、複雑な構造を用いることなくかつ第1コイル48a,48cと第2コイル48b,48dとの間のギャップを精度良く一定に保ったまま、汚れやすいコイル間の硬貨搬送経路のメンテナンスを容易かつ確実に行うことができる。
(変形例2)
次に、第1実施形態の変形例2を図17を用いて説明する。図17は、取付部が有するボスを取付面が有する嵌合孔に嵌合させた状態を示す図である。
取付部46c,46dが備えるボス1701は、支持部材46がスライド可能な状態で、搬送ベース33と係合するための窪み部1702を有するボス1701を備えている。
このように本変形例によれば、取付部46c,46dが備えるボス1701が、搬送ベース33と係合するための窪み部1702を有し、ボス1701が嵌合孔39a,39bに嵌合された際に、搬送ベース33と窪み部1702とが係合することにより、硬貨入出金装置1に加わる振動等の外力により、ボス1701が嵌合孔39a,39bから抜けることを防止できる。
1 硬貨入出金装置
31 硬貨搬送面
32 搬送ベルト
33 搬送ベース
39,1600 取付面
39a,39b,1602,1603 嵌合孔
39c,50 ネジ孔
41 硬貨識別部
42 材質センサ
44 第3識別センサ
46,1604 支持部材
46a 第1支持部
46b 第2支持部
46c,46d,1605,1606 取付部
48 コイル
48a,48c 第1コイル
48b,48d 第2コイル
49,1601,1701 ボス
60 ネジ
1702 窪み部
A 識別位置
B 開放位置
C 硬貨
特開2007−226631公報

Claims (6)

  1. 硬貨を搬送する硬貨搬送面を有する搬送ベースと、
    前記硬貨搬送面上の硬貨を搬送する搬送機構と、
    前記硬貨搬送面側に設けられた第1コイルと前記硬貨搬送面とは反対側に設けられた第2コイルとを有し、前記第1コイルと前記第2コイルとの間を搬送される硬貨を識別する識別部と、
    前記第1コイルを支持する第1支持部と当該第1支持部に連続する態様で形成され前記第2コイルを支持する第2支持部とを有し、前記第1コイルと前記第2コイルとを所定のギャップをもって支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記第1コイルと前記第2コイルとの間を搬送される硬貨を識別する識別位置と当該識別位置を開放する開放位置との間で、前記硬貨搬送面における硬貨の搬送方向に沿って移動可能に配設されたことを特徴とする硬貨入出金装置。
  2. 前記支持部材の移動方向に向って連続して穿孔された嵌合孔を有する取付面を有する取付部材を備え、
    前記支持部材は、前記取付面上に配設されるとともに、前記取付面側に突出して前記嵌合孔に嵌合された突起部を有する取付部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の硬貨入出金装置。
  3. 前記突起部は、前記取付部材と係合するための窪み部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の硬貨入出金装置。
  4. 表面から突出した突起部を有する取付面を備え、
    前記支持部材は、前記取付面上に配設されるとともに、前記支持部材が移動する方向に向って連続して穿孔され前記突起部に嵌合された嵌合孔を有したことを特徴とする請求項1に記載の硬貨入出金装置。
  5. 前記嵌合孔は、前記硬貨搬送面上を搬送される硬貨の搬送経路に対して平行に穿孔されたことを特徴とする請求項2から4のいずれか一に記載の硬貨入出金装置。
  6. 前記支持部材が前記識別位置に移動した状態において、前記支持部材を前記搬送ベースに固定して前記支持部材の位置を規定する固定部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の硬貨入出金装置。
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