JP5341259B2 - マイグレーション先の決定を支援する方法及び管理システム - Google Patents

マイグレーション先の決定を支援する方法及び管理システム Download PDF

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Description

本発明は、マイグレーション先の決定の支援に関する。
ストレージシステムは、複数の論理ボリューム(以下、ボリューム)を有する。ストレージシステムでは、ボリュームマイグレーションが行われる。ボリュームマイグレーションでは、或るボリューム内のデータが、別のボリュームにマイグレーションされる。例えば、特許文献1によれば、重要性の高いデータが、高価な高い信頼性の物理記憶デバイスに基づくボリュームにマイグレーションされ、他方、重要性の低いデータは、安価な信頼性の低い物理記憶デバイスに基づくボリュームにマイグレーションされる。
米国特許出願公開第2008/0091898号明細書
上記従来技術では、ボリュームマイグレーションを行うために、管理者が管理システムを操作して以下の作業を行う必要がある。
(*)マイグレーション元のボリュームの要件(例えば、そのボリュームの基になっているパリティグループの要件を含んで良い)をチェックする。
(*)マイグレーション元ボリュームの要件を基に、マイグレーション先のボリュームの条件を確定する。
(*)確定した条件に適合するボリューム(マイグレーション先とするボリューム)を検索する。
(*)見つかった1以上のボリュームのいずれかにマイグレーション元ボリューム内のデータをマイグレーションすることをストレージシステムに指示する。
上記従来技術では、管理者が、マイグレーション元のボリューム毎に、マイグレーション先とするボリュームの条件(マイグレーション先条件)を定め、その条件に適合するボリュームを検索し、見つかった1以上のボリュームからマイグレーション先を決定しなければならない。このため、一つのマイグレーション元のボリュームについてマイグレーション先条件が複数ある場合、管理者は、マイグレーション先条件ごとにマイグレーション先の検索を行い、且つ、複数の検索結果に基づいてマイグレーション先のボリュームを決定しなければならない。このため、管理者の負担が大きくなる。
また、上記従来技術では、マイグレーション先条件は、一般に、数値(例えば、アクセス頻度(例えば単位は「IOPS(Input Output Per Second)」)或いは容量)で指定される。このため、数値では表せないボリューム属性(例えば、マイグレーション先のボリュームを有するストレージシステムの種別、或いは、マイグレーション先ボリュームの基になる物理記憶デバイスの種別)をマイグレーション先条件としてマイグレーション先のボリュームを検索することは難しい。
以上の問題は、ボリューム単位のマイグレーション以外の記憶デバイス単位のデータマイグレーション、例えば、パリティグループ(複数の物理記憶デバイスで構成され所定のRAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)レベルに従ってデータを記憶するグループ)単位のマイグレーションについても存在し得る。
従って、本発明の目的は、数値化できない条件をマイグレーション先条件とすることができ、且つ、マイグレーション先条件が複数ある場合でも、マイグレーション先の決定のための管理者負担を軽減できるようにすることにある。
管理システムは、通信インタフェース装置と、記憶資源と、それらに接続されたプロセッサとを有する。通信インタフェース装置は、複数の記憶デバイスを有する1以上のストレージシステムに接続される。記憶資源は、複数のマイグレーション履歴を表す情報が含められる履歴管理情報と、各記憶デバイスの複数のデバイス属性を表す情報を含んだ記憶デバイス管理情報とを記憶する。プロセッサが、下記の(A)乃至(G)の処理、
(A)上記1以上のストレージシステム内のマイグレーション元の記憶デバイスから上記1以上のストレージシステムにおけるマイグレーション先の記憶デバイスにデータがマイグレーションされる都度に、そのデータのマイグレーションに関するマイグレーション履歴を表す情報として、そのデータの最初のマイグレーションの際のマイグレーション元となった記憶デバイスであるマイグレーション起点に対応する識別情報である起点識別情報と、そのデータマイグレーションにおけるマイグレーション元記憶デバイスに関する情報と、そのデータマイグレーションにおけるマイグレーション先記憶デバイスに関する情報とを含んだ情報を、上記履歴管理情報に含め、
(B)マイグレーション元記憶デバイスを指定し、
(C)マイグレーション先の記憶デバイスについて管理者所望の1以上のデバイス属性に関する条件である属性条件組合せの入力を受け、
(D)上記記憶デバイス管理情報を基に、上記(C)で入力された属性条件組合せに適合する1以上のデバイス属性であるデバイス属性組合せを全て特定し、
(E)上記(D)で特定された全てのデバイス属性組合せと、上記履歴管理情報とを基に、複数のマイグレーション起点について、どのデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスからどのデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスへとマイグレーションが行われたかを表すマイグレーション傾向を算出し、
(F)複数のマイグレーション起点について算出された複数のマイグレーション傾向と、指定されたマイグレーション元記憶デバイスのデバイス属性組合せと、上記履歴管理情報から特定される、上記マイグレーション元記憶デバイスに関わるマイグレーション履歴とを基に、上記複数のマイグレーション傾向のうち上記指定されたマイグレーション元記憶デバイスが属するマイグレーション傾向を特定し、
(G)上記複数のマイグレーション傾向のうちの少なくとも上記(F)で特定されたマイグレーション傾向を表す情報を表示する、
を行う。
本発明の一実施形態に係る計算機システムの構成を示す。 管理計算機20の構成を示す。 本発明の一実施形態に係るボリュームマイグレーションの概要を示す。 履歴管理テーブル2023の構成を示す。 ボリューム管理テーブル2022の構成を示す。 マイグレーション履歴の蓄積の流れを示すフローチャートである。 検索実行画面を示す。 マイグレーション先推測テーブルの構成を示す。 検索結果画面の全体構成を示す。 検索結果画面の1つの表示エリアの詳細を示す。 検索結果画面の残りの表示エリアの詳細を示す。 図11に示したグラフ910とは異なる検索条件組合せに従うマイグレーション傾向グラフを示す。 マイグレーション傾向表示処理の流れを示すフローチャートである。 マイグレーション先提示処理の前半の流れを示すフローチャートである。 マイグレーション先提示処理の後半の流れを示すフローチャートである。 事前予約画面を示す。 ボリューム事前予約処理の流れを示すフローチャートである。 利用状況提示画面を示す。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では「xxxテーブル」の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、テーブル以外のデータ構造で表現されていても良い。データ構造に依存しないことを示すために「xxxテーブル」を「xxx情報」と呼ぶことができる。
また、以下の説明では、要素を特定するためにID(識別子)が使用されるが、IDに代えて、識別情報として、名前又は番号などが使用されて良い。
また、管理システムは、1以上の計算機で構成されて良い。具体的には、例えば、管理計算機が情報を表示する場合、或いは、管理計算機が表示用情報を遠隔の計算機に送信する場合、管理計算機が管理システムである。また、例えば、複数の計算機で管理計算機と同等の機能が実現されている場合は、当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機を含んで良い)が、管理システムである。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又は通信インタフェース装置(例えば通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語がプロセッサとされても良い。プログラムを主語として説明された処理は、管理計算機が行う処理としても良い。また、プロセッサは、プロセッサが行う処理の一部又は全部を行うハードウェア回路を含んでも良い。コンピュータプログラムは、プログラムソースから各計算機にインストールされても良い。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は記憶メディアであっても良い。
また、以下の実施形態では、データマイグレーションは、特段の説明が無い限り、ボリューム単位で行われるとする。つまり、以下の実施形態では、ボリュームマイグレーションが行われるとする。
また、以下、図面において、ボリュームマイグレーション或いはマイグレーションを「MG」と略記することがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る計算機システムの構成を示す。
計算機システムは、業務用計算機(以下、ホスト)10と、管理計算機20と、表示用計算機30と、ストレージシステム60とを有する。なお、ホスト10、管理計算機20、表示用計算機30及びストレージシステム60は、それぞれ、単数又は複数であっても良い。また、ホスト10、管理計算機20及び表示用計算機30のうちの少なくとも1つが一体に構成されても良い。本実施形態では、管理システムは、管理計算機20と表示用計算機30とで構成されている。
ホスト10、管理計算機20及び表示用計算機30は、それぞれ、通信インタフェース装置、記憶資源及びそれらに接続されたプロセッサを有する。表示用計算機30は、更に、表示装置と入力装置(例えばキーボード及びポインティングデバイス)を有する。表示装置と入力装置が一体になっていても良い。
ホスト10とストレージシステム60とは、SAN(Storage Area Network)50を介して互いに接続される。また、ホスト10、管理計算機20及び表示用計算機30は、LAN(Local Area Network)40を介して互いに接続される。SAN50及びLAN40の少なくとも1つに代えて、他種の通信ネットワークが採用されても良い。SAN50及びLAN40は一体でも良い。
ストレージシステム60は、CTL(ConTroLler)70と、記憶部80とを有する。
記憶部80は、複数の物理記憶デバイス(以下、メディア)で構成されている。メディアとしては、ディスク型の物理記憶デバイス(例えばHDD(Hard Disk Drive))、フラッシュメモリデバイス(例えばSSD(Solid State Drive))が採用されて良い。図1に示す例では、記憶部80は、4つのパリティグループ81〜84より構成されている。パリティグループは、RAIDグループとも呼ばれることがある。パリティグループは、2以上の物理記憶デバイスで構成されており、所定のRAIDレベルに従ってデータを記憶する。パリティグループ81〜84は、それぞれ、以下の通りである。
(*)パリティグループ1(81)は、2つのSATA(Serial ATA)―HDD(SATAインタフェースのHDD)より構成された、RAIDレベル1のグループである。
(*)パリティグループ2(82)は、複数のSSD(Solid State Drive)より構成された、RAIDレベル5のグループである。
(*)パリティグループ3(83)は、複数のFC(Fiber Channel)―HDD(FCインタフェースのHDD)より構成された、RAIDレベル5のグループである。
(*)パリティグループ4(84)は、複数のFC―HDDより構成された、RAIDレベル6のグループである。
なお、記憶部80は、パリティグループを構成しないメディアを含んでも良い。パリティグループを構成しないメディアを基にボリュームが構成されても良い。
CTL70は、通信インタフェース装置、記憶資源及びそれらに接続されたプロセッサを有する。通信インタフェース装置としては、例えば、SAN50に接続される複数のポート61と、LAN40に接続される管理I/F(例えばNIC(Network Interface Card))と、メディアに接続されるディスクI/Fとがある。記憶資源としては、例えば、メモリ(例えば、メディアに入出力されるデータが一時的に記憶されるキャッシュ領域を含む)がある。プロセッサとしては、例えば、CPUがある。
CTL70は、ストレージシステム60の動作を制御する。例えば、CTL70は、データの書込み先のパリティグループのRAIDレベルを基に、データの書き込み及びデータの読み出しを行う。
また、CTL70は、パリティグループ81〜84を基に、複数のボリューム(LU(Logical Unit))71〜73を、ホスト10に提供する。1つのパリティグループを基に、1又は複数のボリュームが形成される。図1に示す例では、パリティグループ1(81)を基にLU1(71)が形成され、パリティグループ2(82)を基にLU2(72)が形成され、パリティグループ4(84)を基にLU3(73)が形成されている。
図2は、管理計算機20の構成を示す。
管理計算機20は、通信インタフェース装置、記憶資源及びそれらに接続されたプロセッサを有する。通信インタフェース装置としては、例えば、LAN40に接続される管理I/F(例えばNIC)204がある。記憶資源としては、補助記憶装置202と、メモリ203とがある。プロセッサとしては、CPU201がある。
補助記憶装置202には、ストレージ管理テーブル2021、ボリューム管理テーブル2022及び履歴管理テーブル2023が記憶される。ストレージ管理テーブル2021は、例えば、どのボリュームがどのパリティグループの基になっているかを表す情報を含んだ情報である。ボリューム管理テーブル2022及び履歴管理テーブル2023については、後に詳しく説明する。
メモリ203には、ストレージ管理プログラム2031及びマイグレーション制御プログラム2032が記憶される。
ストレージ管理プログラム2031には、ストレージシステム60の記憶部80におけるメディアの種別等を管理する。
マイグレーション制御プログラム2032は、履歴蓄積プログラム20321、傾向推測プログラム20322、事前予約プログラム20323及び利用状況プログラム20324を含む。なお、マイグレーション制御プログラム2032についは後に詳しく説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るボリュームマイグレーションの概要を示す。
管理計算機20は、マイグレーション元ボリュームからのデータのマイグレーション先ボリュームを、ボリュームマイグレーション傾向(以下、マイグレーション傾向)から推測し、推測したマイグレーション先ボリュームを表す情報を、管理者に提供する。具体的には、管理計算機20は、推測したマイグレーション先ボリュームを表す情報を表示したGUI(Graphical User Interface)を表示用計算機30に表示させる(矢印310)。管理計算機20は、管理者所望のマイグレーション先ボリュームの指定を表示用計算機30から受けた場合(矢印320)、指定されたマイグレーション先ボリュームにマイグレーション元ボリュームからデータをマイグレーションするマイグレーション指示を、ストレージシステム60のCTL70に送信する(矢印330)。
CTL70は、管理計算機20からマイグレーション指示を受ける。そのマイグレーション指示は、図3の例によれば、マイグレーション元ボリュームとしてLU2(72)が指定されており、マイグレーション先ボリュームとしてLU3(73)が指定されている。
次に、CTL70は、下記の処理を含んだボリュームマイグレーションを行う。
(*)CTL70は、マイグレーション元ボリューム(LU2(72))の基になっているメディア群から、マイグレーション先ボリューム(LU3(73))の基になっているメディア群へデータをマイグレーションする(矢印340)。
(*)データのマイグレーションが完了した後、CTL70は、LU2(72)に関連付けられている情報(例えばLUN(Logical Unit Number))を、LU2(72)に代えてLU3(73)に関連付ける。
そのボリュームマイグレーションの後、ホスト10は、マイグレーション元ボリューム(LU2(72))のLUNを指定したI/O要求を送信することで、マイグレーション先ボリューム(LU3(73))に対するI/Oを行うことができる。
管理計算機20は、ボリュームマイグレーション履歴を保存する。具体的に、履歴蓄積プログラム20321が、履歴管理テーブル2023に、ボリュームマイグレーションの履歴に関する情報を登録する(図2参照)。マイグレーション履歴は、マイグレーション元ボリュームの属性情報と、マイグレーション先ボリュームの属性情報とを含む。
マイグレーション履歴が蓄積されている状態において(例えば、履歴管理テーブル2023が複数のマイグレーション履歴を有する状態において)、管理計算機20が、表示用計算機30から、ボリューム検索要求を受けて、例えば、以下の動作を行う。
(a)傾向推測プログラム20322が、ボリューム検索要求で指定されている検索条件と、履歴管理テーブル2023とに基づいて、マイグレーション傾向を算出する。また、履歴管理テーブル2023は、マイグレーション元ボリュームとして指定されたボリュームについて、マイグレーション履歴が無い場合(すなわち、指定されたマイグレーション元ボリュームについてボリュームマイグレーションの傾向が不明な場合)、マイグレーション先ボリュームを推測する。
(b)傾向推測プログラム20322が、算出したボリュームマイグレーションの傾向を表示用計算機30に表示させる。そのマイグレーション傾向に基づいて、管理者は、マイグレーション先ボリュームを決定することができる。
(c)マイグレーション先ボリュームを推測した場合、傾向推測プログラム20322が、推測したマイグレーション先ボリュームを表す情報を表示用計算機30に表示させる。
以下、本実施形態を詳細に説明する。
図4は、履歴管理テーブル2023の構成を示す。
履歴管理テーブル2023は、履歴蓄積プログラム20321によって更新される情報である。履歴管理テーブル2023は、マイグレーション履歴毎に、下記の情報、
(*)1以上のマイグレーション履歴から特定される1以上のボリュームマイグレーションの起点の識別子である起点識別子401、
(*)マイグレーション元ボリュームを有するストレージシステムの種別を表すマイグレーション元ストレージ種別402、
(*)マイグレーション元ボリュームを有するストレージシステムの識別子であるマイグレーション元ストレージ識別子403、
(*)マイグレーション元ボリュームの識別子であるマイグレーション元ボリューム識別子404、
(*)マイグレーション先ボリュームを有するストレージシステムの種別を表すマイグレーション先ストレージ種別405、
(*)マイグレーション先ボリュームを有するストレージシステムの識別子であるマイグレーション先ストレージ識別子406、
(*)マイグレーション先ボリュームの識別子であるマイグレーション先ボリューム識別子407、
(*)ボリュームマイグレーションが実行された日時を表す実行日時408、
を有する。本実施形態において、「日時」の単位は、年、月、日であるが、時、分、秒のうちの少なくとも1つを含んでも良い。
履歴管理テーブル2023によれば、起点識別子401が同一の1以上のマイグレーション履歴から、どのボリュームを起点として最終的にどのボリュームにデータがマイグレーションされたかがわかる。例えば、起点識別子401が「1」である2つのマイグレーション履歴から、データが、下記の2回のボリュームマイグレーション、
(1)ストレージシステム「14015」のボリューム「00:1C:03」からストレージシステム「85011487」のボリューム「00:82」へのボリュームマイグレーション、
(2)ストレージシステム「85011487」のボリューム「00:82」からストレージシステム「68010116」のボリューム「51」へのボリュームマイグレーション、
により、最終的に、ストレージシステム「68010116」のボリューム「51」に格納されていることがわかる。
図5は、ボリューム管理テーブル2022の構成を示す。
ボリューム管理テーブル2022は、ストレージ管理プログラム2031が1以上のストレージシステム60から収集した情報を含む情報である。
ボリューム管理テーブル2022は、ボリューム毎に、下記の情報、
(*)ボリュームを有するストレージシステムの種別を表すストレージ種別501、
(*)ボリュームを有するストレージシステムの識別子であるストレージ識別子502、
(*)ボリュームの識別子であるボリューム識別子503、
(*)ボリュームの基になっているパリティグループを構成するメディアの種別を表すメディア種別504、
(*)ボリュームの基になっているパリティグループのRAIDレベルであるRAIDレベル505、
(*)ボリュームの容量を表す容量506、
を有する。
例えば、点線枠にて囲まれている行(レコード)によれば、ボリューム識別子503が「00:1F:05」のボリュームについて、下記のことがわかる。
(*)そのボリュームは、ストレージ種別501が「DF800」でありストレージ識別子502が「14015」のストレージシステムに存在する。
(*)そのボリュームは、メディア種別504が「SATA−HDD」のメディアで構成された、RAIDレベル505が「RAID5」のパリティグループに基づいている。
(*)そのボリュームの容量は、4096000KBである。
図6は、マイグレーション履歴の蓄積の流れを示すフローチャートである。
履歴蓄積プログラム20321は、マイグレーション元ボリュームが他のボリュームのマイグレーション先になったマイグレーション履歴を履歴管理テーブル2023から検索する(S601)。
マイグレーション履歴が見つかった場合(S602:Yes)、履歴蓄積プログラム20321は、見つかったマイグレーション履歴に対応した起点識別子401を、今回登録するマイグレーション履歴に対応する起点識別子に決定する(S603)。そして、履歴蓄積プログラム20321は、S603で決定した起点識別子と、今回のボリュームマイグレーションにおけるマイグレーション元ボリュームとマイグレーション先ボリュームのそれぞれの属性情報とを含んだマイグレーション履歴を、履歴管理テーブル2023に登録する(S605)。
一方、マイグレーション履歴が見つからなかった場合(S602:No)、履歴蓄積プログラム20321は、履歴管理テーブル2023に存在しない新たな起点識別子401を生成し(S604)、その起点識別子401と、今回のボリュームマイグレーションにおけるマイグレーション元ボリュームとマイグレーション先ボリュームのそれぞれの属性情報とを含んだマイグレーション履歴を、履歴管理テーブル2023に登録する(S605)。
管理計算機20は、マイグレーション傾向を算出する。管理計算機20は、履歴管理テーブル2023と、ボリューム管理テーブル2022と、管理者から指定された検索条件とに基づいて、マイグレーション傾向を表したグラフを表示用計算機10に表示させる。
図7は、検索実行画面を示す。
検索実行画面700は、マイグレーション先ボリュームの検索を実行させるための画面であり、傾向推測プログラム20322により、表示用計算機10に表示される。検索実行画面700は、例えば、マイグレーション元表示エリア710と、検索条件表示エリア720とを有する。
マイグレーション元表示エリア710には、マイグレーション元テーブル7100が表示される。マイグレーション元テーブル7100は、指定されたマイグレーション元ボリューム毎に、ボリューム識別子7101、パリティグループ識別子7102、RAIDレベル7103、メディア種別7104及び容量7105を有する。情報7101〜7105は、ストレージ管理テーブル2021及びボリューム管理テーブル2022から特定された情報である。マイグレーション元ボリュームは、管理者によって指定されても良いし、所定の規則に従ってマイグレーション制御プログラム2032によって指定されても良い。
検索条件表示エリア720は、マイグレーション先ボリュームを検索するための条件として複数の選択肢(チェックボックス7201〜7204))を有する。また、この表示エリア720は、マイグレーション先ボリュームの検索を実行させるためのボタン(マイグレーション先検索ボタン)7205を有する。
検索条件として、マイグレーション先ボリュームに関する種々の属性、例えば、ストレージ種別、メディア種別、RAIDレベル、及び容量がある。管理者は、表示用計算機10の入力装置を操作して、所望の検索条件に対応するチェックボックスにチェックマークを記入することで、所望の検索条件を指定する。図7の表示エリア720によれば、検索条件として、ストレージ種別、メディア種別7202及びRAIDレベルが指定されている。
管理者は、所望の検索条件を指定した後に、マイグレーション先検索ボタン7205を押すことにより、マイグレーション先ボリュームの検索を実行させることができる。
なお、図7に示す例によれば、検索条件の指定は、予め用意されている複数の選択肢(検索条件)から管理者所望の選択肢を選択することにより行われるが、他の方法により、検索条件が指定されても良い。
図8は、マイグレーション先推測テーブルの構成を示す。
傾向推測プログラム20322が、マイグレーション先推測テーブル800を作成する。
傾向推測プログラム20322は、表示用計算機10から受けた検索条件(管理者が指定した検索条件)(図7及び図8の例によれば、ストレージ種別、メディア種別及びRAIDレベル)と、履歴管理テーブル2023と、ボリューム管理テーブル2022とを基に、マイグレーション先推測テーブル800を作成する。
マイグレーション先推測テーブル800は、管理者が指定した検索条件組合せに従うボリューム属性組合せ毎に、下記の情報、
(*)ボリューム属性組合せの識別子であるID801、
(*)ボリューム属性組合せに対応するストレージ種別802、メディア種別803及びRAIDレベル804、
(*)ボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームがマイグレーション元ボリュームとなった数の合計を表すMG元指定回数805、
(*)ボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームがマイグレーション先ボリュームとなった数の合計を表すMG先指定回数806、
(*)ボリューム属性組合せについて決定されたマイグレーション傾向の順位を表すMG傾向順位807、
(*)ボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームのうち最後にマイグレーション元或いはマイグレーション先になったボリュームの日時を表す最終MG実行日時808、を有する。
図8によれば、管理者が指定した検索条件組合せに従うボリューム属性組合せであって、ボリューム管理テーブル2022及び履歴管理テーブル2023から特定される全てのボリューム属性組合せを表す情報が、テーブル800に登録される。従って、管理者が指定した検索条件組合せを構成する検索条件の数が多いほど、テーブル800を構成する行(レコード)の数が多くなる。
MG傾向順位807は、MG差分の多い順位である。MG差分は、マイグレーション元となった回数とマイグレーション先となった回数との差分である。MG差分は、MG元指定回数805からMG先指定化数806を減算することにより、算出される。
図9は、検索結果画面の全体構成を示し、図10は、検索結果画面の1つの表示エリアの詳細を示し、図11は、検索結果画面の残りの表示エリアの詳細を示す。
図9に示すように、検索結果画面900は、検索条件表示エリア1901、傾向表示エリア1902及びプラン表示エリア1903を有する。
検索条件表示エリア1901は、図10に示すように、図7に示した表示エリア710及び720に表示される情報と同じ情報が表示されるエリアである。すなわち、表示エリア1901には、指定された検索条件組合せを表す情報と、指定されたマイグレーション元ボリュームを表す情報とが表示される。なお、図10では、指定された検索条件組合せは、ボリューム種別及びメディア種別で構成されている。
傾向表示エリア1902には、図11に示すように、指定された検索条件組合せを基に作成されたマイグレーション先推測テーブル800に従って算出されたマイグレーション傾向を表すグラフ(以下、マイグレーション傾向グラフ)910が表示される。また、傾向表示エリア1902には、傾向別マイグレーション先プランテーブル920が表示される。
傾向推測プログラム20322は、履歴管理テーブル2023とマイグレーション先推測テーブル800とを基に、どのボリューム属性組合せに適合するボリュームを起点としてどのようなボリューム属性組合せに適合するボリュームへとデータがマイグレーションされたかのマイグレーション傾向を算出する。その算出された傾向を表すグラフが、マイグレーション傾向グラフ910である。このグラフ910によれば、例えば、ストレージ種別「USP_V」でメディアタイプ「SSD」に適合する1以上のボリュームの各々が起点となって、ストレージ種別「USP_V」でメディアタイプ「SAS」に適合するボリュームへデータがマイグレーションされたことがわかる。
すなわち、本実施形態において、「マイグレーション傾向」とは、どのボリューム属性組合せの1以上のボリュームを起点としてどのボリューム属性組合せの1以上のボリュームへのデータがマイグレーションされたかである。グラフ910で言えば、1つの起点(ボリューム属性組合せ)から延びている折れ線(途中で枝分かれしている部分も含む)が、1つのマイグレーション傾向を表している。つまり、起点のボリューム属性組合せ毎に、マイグレーション傾向があることになる。
算出されたマイグレーション傾向によれば、どのボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームからどのボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームにデータがマイグレーションされたかがわかる。つまり、マイグレーション傾向は、データマイグレーションを、ボリューム単位ではなく、ボリューム属性組合せ単位に表している。そこで、以下の説明では、第1のボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームから第2のボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームへのデータのマイグレーションについて、第1のボリューム属性組合せを、「マイグレーション元属性組合せ」と言い、第2のボリューム属性組合せを、「マイグレーション先属性組合せ」と言うことがある。マイグレーション傾向を表す折れ線によれば、枝分かれしている部分が含まれているので、1つのマイグレーション元属性組合せにつき複数のマイグレーション先属性組合せがある場合もある。また、各ボリューム属性組合せは、マイグレーション元属性組合せになることもあれば、マイグレーション先属性組合せになることもあり得る。
また、マイグレーション傾向グラフ910に表示される、「選択したボリューム」を表すマーク(星印)は、指定されたマイグレーション元ボリュームに該当するマークである。傾向推測プログラム20322は、マイグレーション元ボリュームの属性組合せと、マイグレーション元ボリュームを含んだ1以上のマイグレーション履歴(履歴管理テーブル2023から特定される1以上のマイグレーション履歴)と、算出されたマイグレーション傾向とを基に、マイグレーション傾向における、マイグレーション元ボリュームが適合する位置を特定する。図11のグラフ910によれば、マイグレーション元ボリュームは、ストレージ種別「USP_V」でメディアタイプ「SSD」に適合するボリュームを起点としたマイグレーションのデータ流れにおいて、2回目のボリュームマイグレーションのマイグレーション先となったボリュームであることがわかる。
なお、傾向推測プログラム20322は、算出したマイグレーション傾向を基に、マイグレーション先を推測し、推測されたマイグレーション先ボリュームに適合するボリューム属性組合せを表示することができる。グラフ910における点線矢印によれば、ストレージ種別「USP_V」でメディアタイプ「SAS」に適合するボリューム(マイグレーション順番「4回目」に対応するボリューム)をマイグレーション元としたマイグレーションでは(5回目のマイグレーションでは)、マイグレーション先として、ストレージ種別「USP」でメディアタイプ「SAS」に適合するボリュームが推測されたことがわかる。マイグレーション先は、例えば、マイグレーション傾向を表す線の傾きと、ボリューム属性組合せの並び(順位)とを基に推測されて良い(推測の具体的な方法は、後述する)。グラフ910の縦軸において、順位の高いボリューム属性組合せほど、上位に位置し、順位の低いボリューム属性組合せほど、下位に位置する。
傾向別マイグレーション先プランテーブル920は、マイグレーション先ボリュームを選択するための複数のプランを表すテーブルである。プランとしては、種々のプランを用意することができる。本実施形態では、複数のプランは、マイグレーション先として選択された回数に応じて異なっている。
マイグレーション傾向として、マイグレーション元属性組合せについて第1及び第2のマイグレーション先属性組合せがあるとする。そして、第1のマイグレーション先属性組合せに適合する1以上のボリュームへのマイグレーションよりも、第2のマイグレーション先属性組合せに適合する1以上のボリュームへのマイグレーションの方が、より多く行われたとする。この場合、図11に示す「プランA」が選択されたとすると、傾向推測プログラム20322が、マイグレーション先として、第2のマイグレーション先属性組合せに適合する1つのボリュームを選択する。マイグレーション先として選択されるボリュームは、マイグレーション元ボリュームの記憶容量(又は、マイグレーション元ボリュームに格納されているマイグレーション対象のデータの総量)以上の記憶容量を有するボリュームである。
プラン表示エリア1903には、指定されたマイグレーション元ボリュームと選択されたマイグレーション先ボリュームとを表す情報であるマイグレーションプラン情報930が表示される。つまり、この表示エリア1903を介して、指定されたマイグレーション元ボリュームについてのマイグレーション先ボリュームが管理者に提案される。
このエリア1903には、ボリュームマイグレーション実行ボタン941と予約画面表示ボタン943とが表示されている。ボタン941が押されると、マイグレーション制御プログラム2032が、マイグレーション元ボリュームを表す情報(例えば、識別子)とマイグレーション先ボリュームを表す情報とを含んだマイグレーション指示を、マイグレーション元ボリュームを有するストレージシステム(又は、マイグレーション先ボリュームを有するストレージシステム)に送信する。ボタン943が押された場合に行われる処理については、後に説明する。
図12は、図11に示したグラフ910とは異なる検索条件組合せに従うマイグレーション傾向グラフを示す。
マイグレーション傾向グラフ1000は、前述のグラフ910と同様に、縦軸が、検索条件組合せに従うボリューム属性組合せの順位に対応し、横軸が、マイグレーション回数に対応する。
縦軸の数値は、ボリューム属性組合せの順位を表す。その順位は、マイグレーション先推測テーブル800のMG傾向順位807が表す値である。MG傾向順位807は、前述した通り、MG差分(マイグレーション元となった回数からマイグレーション先となった回数を減算することにより算出された値)である。従って、MG傾向順位807が上位であるボリューム属性組合せ程、マイグレーション元として指定され易いがマイグレーション先として指定されにくい傾向があり、MG傾向順位807が下位であるボリューム属性組合せ程、マイグレーション先として指定され易い傾向があることが分かる。
マイグレーション傾向グラフ1000に示されている折れ線は、マイグレーション傾向を示している。折れ線の終端は、その終端に対応するマイグレーション順番より後の回のマイグレーションが行われていないことを意味する。
折れ線における線分の太さは、マイグレーション回数に依存する。例えば、すなわち、線分が太い程、マイグレーション回数が多いことを意味する。具体的には、例えば、図12に示すグラフ1000によれば、順位が4位であるマイグレーション元属性組合せ「USP_V×SAS×RAID5」について、下記の(a)〜(c)のマイグレーション先属性組合せ、
(a)6位である「USP_V×SAS×RAID6」、
(b)7位である「USP×SAS×RAID1+0」、
(c)8位である「USP×SATA×RAID6」、
がある。上記(b)に対応する線分が最も太い。このため、マイグレーション元属性組合せ「USP_V×SAS×RAID5」について上記(b)のボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームが最も多く選択されたことがわかる。
図12の例によれば、マイグレーション回数は、線分の太さで表現されるが、それ以外の方法で表現されても良い。例えば、線分がマイグレーション回数に従う色で表現される、或いは、線分の上にマイグレーション回数を表す数値が表示されても良い。
グラフ1000において、点線線分の終端は、その点線線分の始点に対応するボリューム属性組合せに適合するボリュームのマイグレーション先として選択される傾向の高いボリューム属性組合せであって、推測されたボリューム属性組合せである。
管理者は、マイグレーション傾向グラフ1000から、どのボリューム属性組合せがマイグレーション元となり易いかや、どのボリューム属性組合せに適合するボリュームからどのボリューム属性組合せに適合するボリュームを経て最終的にどのボリューム属性組合せに適合するボリュームにデータがマイグレーションされる傾向にあるかを把握することができる。マイグレーション元になり易いボリューム属性組合せほど上位に位置しマイグレーション先になり易いボリューム属性組合せほど下位に位置するので、折れ線は、右下に傾き易い。このため、管理者にとってマイグレーション傾向を把握し易いグラフが作成され易い。
次に、マイグレーション傾向を表示する流れを説明する。
図13は、マイグレーション傾向表示処理の流れを示すフローチャートである。
傾向推測プログラム20322は、履歴管理テーブル2023と、検索条件組合せとに基づいて、マイグレーション履歴をグループ化する(S1101)。つまり、マイグレーション傾向が算出される。
次に、傾向推測プログラム20322は、グループ化されたマイグレーション履歴について、MG差分を算出する(S1102)。検索条件組合せに従うボリューム属性組合せ毎に、傾向推測プログラム20322は、MG差分の大きさに従う順位(MG傾向順位)を付与する(S1104)。
傾向推測プログラム20322は、ボリューム属性組合せとMG傾向順位との対応関係を基に、マイグレーション傾向グラフ1000に、S1101で算出されたマイグレーション傾向を表す折れ線を描画する(S1106)。
そして、傾向推測プログラム20322は、折れ線における線分の太さを、その線分に対応するボリュームマイグレーションの回数に応じて調整する(S1107)。
図14は、マイグレーション先提示処理の前半の流れを示すフローチャートであり、図15は、マイグレーション先提示処理の後半の流れを示すフローチャートである。
傾向推測プログラム20322は、指定されたマイグレーション元ボリュームに関わる1以上のマイグレーション履歴をボリューム履歴テーブル2023から特定する。傾向推測プログラム20322は、その1以上のマイグレーション履歴と、図13の処理において算出されたマイグレーション傾向とを基に、マイグレーション元ボリュームと同じボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームをマイグレーション元としたマイグレーション履歴を検索する(S1202)。
1以上のマイグレーション履歴が見つかった場合(S1203:Yes)、傾向推測プログラム20322は、その1以上のマイグレーション履歴から、マイグレーション先プランを基に、マイグレーション先とするボリュームのボリューム属性組合せを特定する(S1204)。S1204では、例えば、図11において「プランA」が選択された場合、傾向推測プログラム20322は、マイグレーション先として最も多く選択されたボリューム属性組合せを特定する。そして、傾向推測プログラム20322は、特定したボリューム属性組合せに適合するいずれかのボリュームを特定する(S1205)。傾向推測プログラム20322は、S1205で特定したボリュームをマイグレーション先としたマイグレーションプランを表す情報を表示する(S1211)。
一方、1つもマイグレーション履歴が見つからなかった場合(S1203:No)、傾向推測プログラム20322は、マイグレーション元ストレージのボリューム属性組合せに適合する1以上のボリュームをマイグレーション先とした際のマイグレーション元の1以上のボリュームマイグレーションを、履歴管理テーブル2023を基に検索する(S1207)。
1以上のボリュームマイグレーションが見つかった場合(S1208:Yes)、傾向推測プログラム20322は、その1以上のボリュームマイグレーションにおいて、最も多くマイグレーション元となったボリューム属性組合せを、ボリューム管理テーブル2022及び履歴管理テーブル2023を基に特定する。傾向推測プログラム20322は、そのボリューム属性組合せの順位(MG傾向順位)を特定する(S1209)。
傾向推測プログラム20322は、特定した順位と、マイグレーション元ストレージのボリューム属性組合せに対応した順位との差を算出し、マイグレーション元ストレージのボリューム属性組合せに対応した順位に、算出した順位を加算する。そして、傾向推測プログラム20322は、加算した順位に対応するボリューム属性組合せに適合するボリュームを特定する(S1210)。傾向推測プログラム20322は、S1210で特定したマイグレーション先ボリュームとしたボリュームマイグレーションプランを表す情報を表示する(S1211)。なお、S1208でYesのケースでは、ボリュームマイグレーションプランまでは表示されないで良い。例えば、単に、ボリューム傾向グラフ上において、上記加算した順位に対応するボリューム属性組合せに対応する点と、マイグレーション元ボリュームのボリューム属性組合せに対応する点とを結ぶ線分が点線で表示されて良い。つまり、過去のボリューム傾向を基に推測されたボリューム属性組合せであって、マイグレーション先として選択される傾向が最も高いボリューム属性組合せを表す情報が、表示されても良い。
1つもボリュームマイグレーションが見つからなかった場合(S1208:No)、傾向推測プログラム20322は、マイグレーション先の提案ができないことを表すメッセージを表示して良い(S1212)。
以上、上述した実施形態によれば、ストレージ種別及びメディア種別といったような数値化できない条件が、管理者から指定された検索条件の組合せ(マイグレーション先条件の組合せ)に含まれていても、その検索条件組合せに従うボリューム属性条件毎に、順位が付与される。その順位(MG傾向順位)は、MG差分(ボリューム属性条件に適合する1以上のボリュームがマイグレーション元となった回数から、そのボリューム属性条件に適合する1以上のボリュームがマイグレーション先となった回数が減算されることにより算出された値)の大きさに基づいて設定される。そして、複数のマイグレーション履歴から、マイグレーション傾向が算出され、そのマイグレーション傾向と、ボリューム属性組合せ毎のMG傾向順位と、指定されたマイグレーション元ボリュームのボリューム属性組合せとを基に、マイグレーション先ボリュームが提案される。従って、本実施形態によれば、数値化できない条件をマイグレーション先条件とすることができ、且つ、マイグレーション先条件が複数ある場合でも、管理者の負担を軽減することができる。
なお、MG傾向順位は、MG差分以外の値、例えば、ボリューム属性条件に適合する1以上のボリュームがマイグレーション元となった回数と、そのボリューム属性条件に適合する1以上のボリュームがマイグレーション先となった回数とに基づいて算出される値に基づく順位でも良い。
さて、これまで、管理計算機20が行う処理として、ボリューム傾向の算出と、マイグレーション先ボリュームの提案とを説明したが、本実施形態では、管理計算機20は、これらの処理の応用として、以下の制御も行うことができる。
(*)ボリューム事前予約、
(*)ストレージリソース利用状況提示。
以下、事前予約、及び、ストレージリソース利用状況提示を説明する。
<ボリューム事前予約>。
事前予約プログラム20323が、ボリューム事前予約を行う。この処理により、ボリュームマイグレーションを実行する前にマイグレーション先ボリュームを予約することができる。予約されたボリュームは、予約が解除されない限り、そのボリュームのマイグレーション元ボリュームからのマイグレーション先以外の用途で使用されない。したがって、ボリューム事前予約により、マイグレーション先ボリュームが無くそれ故にボリュームマイグレーションを実行することができないということを防ぐことができる。
ボリューム事前予約の処理は、例えば、図11に示した予約画面表示ボタン943が押されたときに実行される。このボタン943が押されると、ボリューム事前予約処理が行われ、その結果を表す画面(事前予約画面)が表示用計算機10に表示される。
図16は、事前予約画面を示す。
事前予約画面1500は、プラン表示エリア1501と、予約表示エリア1502とを有する。
プラン表示エリア1501には、図11に示したプラン表示エリア1903に表示されたマイグレーションプラン情報930と、マイグレーション先の検索のために管理者から指定された検索条件組合せを表す情報7200とが表示される。
予約表示エリア1502には、マイグレーション傾向を表したグラフ1510と、マイグレーション傾向からマイグレーション先として推測されたボリュームのリスト1520と、事前予約実行ボタン1531とが表示される。
グラフ1510では、図11に示したグラフ910と同様、マイグレーション元ボリュームを示すマーク(星印)が表示されている。具体的には、傾向推測プログラム20322が、算出したマイグレーション傾向と、マイグレーション元ボリュームのマイグレーション履歴とを基に、マイグレーション元ボリューム内のデータはどのマイグレーション傾向における何回目のボリュームマイグレーションによってマイグレーションされたデータが格納されているかを特定し、特定したマイグレーション順番と特定したマイグレーション傾向とに対応する位置に、マイグレーション元ボリュームを示すマーク(星印)を表示する。
マイグレーション元ボリュームが属するマイグレーション傾向に従ってマイグレーション先のボリュームが推測される。マイグレーション元ボリュームが、n回目(nは自然数)のボリュームマイグレーションにおけるマイグレーション先となった場合、推測されるマイグレーション先ボリュームは、n回目のボリュームマイグレーションより後の回に行われるボリュームマイグレーションでのマイグレーション先である。本実施形態では、マイグレーション元ボリュームのボリューム属性組合せについて、マイグレーション回数が最も多いボリューム属性組合せがマイグレーション先属性組合せとして推測される。n回目のボリュームマイグレーションより後のボリュームマイグレーションのマイグレーション先として、複数のマイグレーション先属性組合せが推測されることもある。複数のマイグレーション先属性組合せは、n+1回目のボリュームマイグレーションのマイグレーション先属性組合せと、n+2回目以降のボリュームマイグレーションのマイグレーション先属性組合せとのうちの少なくとも一方を含んで良い。事前予約プログラム20323(又は表示用計算機10で実行されるプログラム)が、マイグレーション元ボリュームが属するボリューム傾向を表す折れ線上の(グラフ1510に)、マイグレーション先として推測されたボリューム属性組合せに対応する位置に、推測されたマイグレーション先属性組合せであることを意味するマーク(例えば丸印)を表示する。
リスト1520は、推測されたマイグレーション先属性組合せに適合するボリュームを表す情報と、管理者所望のボリュームを選択するためのツール(例えばチェックボックス)とを有する。管理者所望のボリュームに対応したツール(例えばチェックボックス)が指定されることで、ボリュームが指定されたことになる。そして、事前予約実行ボタン1531が押された場合、事前予約プログラム20323が、指定されたボリュームを、マイグレーション元ボリュームが属するボリューム傾向に従うボリュームマイグレーションのマイグレーション先ボリュームとして予約(確保)する。
図17は、ボリューム事前予約処理の流れを示すフローチャートである。
まず、事前予約プログラム20323は、指定されたマイグレーション元ボリュームが属するマイグレーション傾向と、ボリューム管理テーブル2022とを基に、マイグレーション元ボリュームから派生する全てのマイグレーション先ボリュームを検索する(S1601)。「マイグレーション元ボリュームから派生する全てのマイグレーション先ボリューム」とは、下記の全ての条件に適合する、ボリュームである。
(*)マイグレーション元ボリュームが属するボリューム属性組合せに対応したマイグレーション順番よりも後の回に対応するボリューム属性組合せに適合する、
(*)マイグレーション元ボリュームが属するマイグレーション傾向に属するボリューム属性組合せに適合する。
次に、事前予約プログラム20323は、マイグレーション元ボリュームが属するマイグレーション傾向において、マイグレーション元属性組合せ(マイグレーション元ボリュームのボリューム属性組合せ)からのマイグレーションの回数が最も多いルート(折れ線)を特定する。そして、事前予約プログラム20323は、S1601の検索により見つかった複数のボリュームを、特定されたルートに属する1以上のマイグレーション先属性組合せに適合する1以上のボリュームに絞り込む(S1602及びS1603)。
事前予約プログラム20323は、絞り込まれた1以上のボリュームを表す情報を有するリスト1520(図16参照)を表示する。そのリスト1520からボリュームが指定され事前予約実行が指示された場合、事前予約プログラム20323は、指定されたボリュームを予約(確保)する(S1604)。
<ストレージリソース利用状況提示>。
ストレージリソース利用状況提示により、よく利用されているストレージリソース(ボリューム属性組合せ)や、あまり利用されていないストレージリソースを特定することができる。
図18は、利用状況提示画面を示す。
利用状況提示画面1700は、利用状況プログラム20324によって表示用計算機10に表示される。
この画面1700は、条件表示エリア1701と、傾向表示エリア1702と、利用状況表示エリア1703とを有する。
条件表示エリア1701には、複数の検索条件をそれぞれ指定するための複数のツール(例えばチェックボックス)を有するツール群1711と、計算実行ボタン1712とを有する。
傾向表示エリア1702には、マイグレーション傾向を表すグラフ1720が表示される。
利用状況表示エリア1703には、ストレージリソースの利用状況を表す情報が表示される。そのような情報として、例えば、マイグレーション先条件順位情報1731と、マイグレーション元条件順位情報1732と、非利用条件順位情報1733とがある。
ツール群1711のうちの、管理者所望の検索条件に対応したツールが指定され(つまり、管理者所望の1以上の検索条件で構成された検索条件組合せが指定され)、計算実行ボタン1712が押されると、マイグレーション傾向が算出され、グラフ1720が表示される。グラフ1720の縦軸に沿って、検索条件組合せに対応する複数のボリューム属性組合せを表す情報が並ぶ。
グラフ1720の縦軸に沿った複数のボリューム属性組合せの並びは、MG傾向順位の高い順である。MG傾向順位は、MG差分に従う順位である。
利用状況プログラム20324は、MG差分とは別の要素に従って、複数のボリューム属性組合せに順位を付与する。その結果が、利用状況表示エリア1703に表示される情報1731〜1733である。
情報1731によれば、マイグレーション先という観点で、ボリューム属性組合せに順位が付与される。この観点において、ボリューム属性組合せの順位は、マイグレーション先として指定された回数(MG先指定回数)に従う順位である。その回数が多いボリューム属性組合せ程、高い順位が付与される。その順位が高いボリューム属性組合せ(ストレージリソース)程、消費される記憶容量が大きい可能性が高い。なぜなら、マイグレーション先になるということは、データが入ってきてデータを記憶する必要があるということだからである。
情報1732によれば、マイグレーション元という観点で、ボリューム属性組合せに順位が付与される。この観点において、ボリューム属性組合せの順位は、マイグレーション元として指定された回数(MG元指定回数)に従う順位である。その回数が多いボリューム属性組合せ程、高い順位が付与される。その順位が高いボリューム属性組合せ(ストレージリソース)程、消費される記憶容量が小さい可能性が高い。なぜなら、マイグレーション元になるということは、データが出てしまってデータが無いということだからである。
情報1733によれば、マイグレーションの回数という観点で、ボリューム属性組合せに順位が付与される。この観点において、ボリューム属性組合せの順位は、MG元指定回数及びMG先指定回数の少なくとも一方の回数(例えばそれらの合計)に従う順位である。その回数が少ないボリューム属性組合せ程、高い順位が付与される。その順位が高いボリューム属性組合せ(ストレージリソース)程、消費される記憶容量が小さい可能性が高い。
ボリューム傾向の算出のために、図8に示したテーブル800が作成され、そのテーブル800に、ボリューム属性組合せ毎にMG元指定回数及びMG先指定回数が登録される。従って、情報1731〜1732は、そのテーブル800における、ボリューム属性組合せ毎のMG元指定回数及びMG先指定回数を基に、利用状況プログラム20324によって生成される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらは、本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態のみに限定する趣旨ではない。すなわち、本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。
例えば、管理計算機20は、マイグレーション傾向を基に、マイグレーション先のボリュームを提案するが、それに代えて、マイグレーション傾向と所定のマイグレーション先選択ポリシーを基に自動でマイグレーション先ボリュームを決定しても良い。マイグレーション先選択ポリシーは、例えば、以下の(a)及び(b)の少なくとも1つ、
(a)図11に示したプランA〜Cのうちの1つ、
(b)マイグレーション元ボリュームのボリューム属性組合せが折れ線の末端に対応するボリューム属性組合せと同一である場合には、マイグレーション先として推測されたボリューム属性組合せに適合するボリュームがマイグレーション先として決定されること、
であって良い。
また、例えば、マイグレーション傾向グラフには、全てのマイグレーション傾向の折れ線が表示されなくても良い。例えば、少なくとも、マイグレーション元ボリュームのボリューム属性組合せが属するマイグレーション傾向を表す折れ線が表示されれば良い。
また、例えば、マイグレーション傾向は、折れ線以外の方法で表現されても良い。
10…ホスト、20…管理計算機、60…ストレージシステム

Claims (15)

  1. データのマイグレーション先の記憶デバイスを決定することを支援する方法であって、
    (A)複数の記憶デバイスを有する1以上のストレージシステム内のマイグレーション元の記憶デバイスから前記1以上のストレージシステムにおけるマイグレーション先の記憶デバイスにデータがマイグレーションされる都度に、そのデータのマイグレーションに関するマイグレーション履歴を表す情報として、そのデータの最初のマイグレーションの際のマイグレーション元となった記憶デバイスであるマイグレーション起点に対応する識別情報である起点識別情報と、そのデータマイグレーションにおけるマイグレーション元記憶デバイスに関する情報と、そのデータマイグレーションにおけるマイグレーション先記憶デバイスに関する情報とを含んだ情報を、複数のマイグレーション履歴を表す情報が含められる履歴管理情報に含め、
    (B)マイグレーション元記憶デバイスを指定し、
    (C)マイグレーション先の記憶デバイスについて管理者所望の1以上のデバイス属性に関する条件である属性条件組合せの入力を受け、
    (D)各記憶デバイスの複数のデバイス属性を表す情報を含んだ記憶デバイス管理情報を基に、前記(C)で入力された属性条件組合せに適合する1以上のデバイス属性であるデバイス属性組合せを全て特定し、
    (E)前記(D)で特定された全てのデバイス属性組合せと、前記履歴管理情報とを基に、複数のマイグレーション起点について、どのデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスからどのデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスへとマイグレーションが行われたかを表すマイグレーション傾向を算出し、
    (F)複数のマイグレーション起点について算出された複数のマイグレーション傾向と、指定されたマイグレーション元記憶デバイスのデバイス属性組合せと、前記履歴管理情報から特定される、前記マイグレーション元記憶デバイスに関わるマイグレーション履歴とを基に、前記複数のマイグレーション傾向のうち前記指定されたマイグレーション元記憶デバイスが属するマイグレーション傾向を特定し、
    (G)前記複数のマイグレーション傾向のうちの少なくとも前記(F)で特定されたマイグレーション傾向を表す情報を表示する、
    マイグレーション先決定支援方法。
  2. 請求項1記載のマイグレーション先決定支援方法であって、
    前記(E)において、
    (e1)前記履歴管理情報を基に、前記(D)で特定されたデバイス属性組合せ毎に、マイグレーション元となった回数であるMG元回数と、マイグレーション先となった回数であるMG先回数とを算出し、
    (e2)前記(D)で特定されたデバイス属性組合せ毎に、MG元回数からMG先回数を減算した値であるMG差分を算出し、
    (e3)MG差分が大きいほど高い順位となるように各デバイス属性組合せに順位を付与し、
    前記(G)において、各デバイス属性組合せに順位を基に、少なくとも前記(F)で特定されたマイグレーション傾向を表す情報を表示する、
    マイグレーション先決定支援方法。
  3. 請求項2記載のマイグレーション先決定支援方法であって、
    前記管理者所望の1以上のデバイス属性は、数値で表現されないデバイス属性として、ストレージシステムの種別であるストレージ種別と、記憶デバイスの基になっている物理的な記憶メディアの種別であるメディア種別と、複数の記憶メディアで構成され記憶デバイスの基になっているパリティグループのRAIDレベルとのうちの少なくとも1つを含み、
    各記憶デバイスは、パリティグループ又はパリティグループに基づく論理ボリュームである、
    マイグレーション先決定支援方法。
  4. 請求項3記載のマイグレーション先決定支援方法であって、
    (P)前記(F)において特定されたマイグレーション傾向における末端のデバイス属性組合せに、前記指定されたマイグレーション元記憶デバイスのデバイス属性組合せが該当する場合、前記(F)において特定されたマイグレーション傾向を基に、その末端のデバイス属性組合せの記憶デバイスをマイグレーション元とした際のマイグレーション先となる記憶デバイスのデバイス属性組合せを推測する、
    マイグレーション先決定支援方法。
  5. 請求項4記載のマイグレーション先決定支援方法であって、
    (X)前記(F)で特定されたマイグレーション傾向を基に、将来マイグレーション先となり得る1以上の記憶デバイスの1以上のデバイス属性組合せを推測し、
    (Y)推測した1以上のデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスのうちの少なくとも1つを、将来のマイグレーション先の記憶デバイスとして予約する、
    マイグレーション先決定支援方法。
  6. 請求項5記載のマイグレーション先決定支援方法であって、
    (H)MG元回数が大きいほど高い順位となるように各デバイス属性組合せに順位を付与し、その順位の高い順にデバイス属性組合せを表す情報を表示し、
    (I)MG先回数が大きいほど高い順位となるように各デバイス属性組合せに順位を付与し、その順位の高い順にデバイス属性組合せを表す情報を表示する、
    マイグレーション先決定支援方法。
  7. 複数の記憶デバイスを有する1以上のストレージシステムに接続された通信インタフェース装置と、
    複数のマイグレーション履歴を表す情報が含められる履歴管理情報と、記憶デバイスの複数のデバイス属性を表す情報を含んだ記憶デバイス管理情報とを記憶した記憶資源と、
    前記通信インタフェース装置及び前記記憶資源に接続されたプロセッサと
    を有し、
    前記プロセッサが、
    (A)前記1以上のストレージシステム内のマイグレーション元の記憶デバイスから前記1以上のストレージシステムにおけるマイグレーション先の記憶デバイスにデータがマイグレーションされる都度に、そのデータのマイグレーションに関するマイグレーション履歴を表す情報として、そのデータの最初のマイグレーションの際のマイグレーション元となった記憶デバイスであるマイグレーション起点に対応する識別情報である起点識別情報と、そのデータマイグレーションにおけるマイグレーション元記憶デバイスに関する情報と、そのデータマイグレーションにおけるマイグレーション先記憶デバイスに関する情報とを含んだ情報を、前記履歴管理情報に含め、
    (B)マイグレーション元記憶デバイスを指定し、
    (C)マイグレーション先の記憶デバイスについて管理者所望の1以上のデバイス属性に関する条件である属性条件組合せの入力を受け、
    (D)前記記憶デバイス管理情報を基に、前記(C)で入力された属性条件組合せに適合する1以上のデバイス属性であるデバイス属性組合せを全て特定し、
    (E)前記(D)で特定された全てのデバイス属性組合せと、前記履歴管理情報とを基に、複数のマイグレーション起点について、どのデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスからどのデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスへとマイグレーションが行われたかを表すマイグレーション傾向を算出し、
    (F)複数のマイグレーション起点について算出された複数のマイグレーション傾向と、指定されたマイグレーション元記憶デバイスのデバイス属性組合せと、前記履歴管理情報から特定される、前記マイグレーション元記憶デバイスに関わるマイグレーション履歴とを基に、前記複数のマイグレーション傾向のうち前記指定されたマイグレーション元記憶デバイスが属するマイグレーション傾向を特定し、
    (G)前記複数のマイグレーション傾向のうちの少なくとも前記(F)で特定されたマイグレーション傾向を表す情報を表示する、
    管理システム。
  8. 請求項7記載の管理システムであって、
    前記(E)において、前記プロセッサが、
    (e1)前記履歴管理情報を基に、前記(D)で特定されたデバイス属性組合せ毎に、マイグレーション元となった回数であるMG元回数と、マイグレーション先となった回数であるMG先回数とを算出し、
    (e2)前記(D)で特定されたデバイス属性組合せ毎に、MG元回数からMG先回数を減算した値であるMG差分を算出し、
    (e3)MG差分が大きいほど高い順位となるように各デバイス属性組合せに順位を付与し、
    前記(G)において、各デバイス属性組合せに順位を基に、少なくとも前記(F)で特定されたマイグレーション傾向を表す情報を表示する、
    管理システム。
  9. 請求項8記載の管理システムであって、
    前記(G)において、前記プロセッサが、複数のデバイス属性組合せがその順位の高い順に並んだ縦軸と、マイグレーションの順番の並びである横軸とを有したグラフに、前記マイグレーション傾向を表す折れ線を表示する、
    管理システム。
  10. 請求項9記載の管理システムであって、
    前記折れ線において、少なくとも枝分かれした後の線分の表示態様は、マイグレーション回数に基づき異なっており、
    マイグレーション回数は、前記履歴管理情報を基に特定された回数である、
    管理システム。
  11. 請求項7記載の管理システムであって、
    前記管理者所望の1以上のデバイス属性は、数値で表現されないデバイス属性として、ストレージシステムの種別であるストレージ種別と、記憶デバイスの基になっている物理的な記憶メディアの種別であるメディア種別と、複数の記憶メディアで構成され記憶デバイスの基になっているパリティグループのRAIDレベルとのうちの少なくとも1つを含み、
    各記憶デバイスは、パリティグループ又はパリティグループに基づく論理ボリュームである、
    管理システム。
  12. 請求項7記載の管理システムであって、
    (P)前記(F)において特定されたマイグレーション傾向における末端のデバイス属性組合せに、前記指定されたマイグレーション元記憶デバイスのデバイス属性組合せが該当する場合、前記プロセッサが、前記(F)において特定されたマイグレーション傾向を基に、その末端のデバイス属性組合せの記憶デバイスをマイグレーション元とした際のマイグレーション先となる記憶デバイスのデバイス属性組合せを推測する、
    管理システム。
  13. 請求項12記載の管理システムであって、
    前記(P)において、前記プロセッサが、
    (p1)前記末端のデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスをマイグレーション先とした際の1以上のマイグレーション元の記憶デバイスを、前記履歴管理情報を基に検索し、
    (p2)見つかった1以上の記憶デバイスに対応した1以上のデバイス属性組合せのうち、最もマイグレーション元になったデバイス属性組合せを、前記記憶デバイス管理情報及び前記履歴管理情報を基に特定し、
    (p3)前記(p2)で特定されたデバイス組合せの順位と、前記末端のデバイス属性組合せの順位との和に対応した順位であるデバイス属性組合せを、マイグレーション先となる記憶デバイスのデバイス属性組合せとして推測する、
    管理システム。
  14. 請求項7記載の管理システムであって、
    (X)前記(F)で特定されたマイグレーション傾向を基に、将来マイグレーション先となり得る1以上の記憶デバイスの1以上のデバイス属性組合せを推測し、
    (Y)推測した1以上のデバイス属性組合せに適合する1以上の記憶デバイスのうちの少なくとも1つを、将来のマイグレーション先の記憶デバイスとして予約する、
    管理システム。
  15. 請求項7記載の管理システムであって、
    前記プロセッサが、
    (H)前記履歴管理情報を基に、前記(D)で特定されたデバイス属性組合せ毎に、マイグレーション元となった回数であるMG元回数と、マイグレーション先となった回数であるMG先回数とを算出し、
    (I)MG元回数が大きいほど高い順位となるように各デバイス属性組合せに付与した順位の高い順にデバイス属性組合せを表す情報と、MG先回数が大きいほど高い順位となるように各デバイス属性組合せに付与した順位の高い順にデバイス属性組合せを表す情報とを表示する、
    管理システム。
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