JP5340708B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、弁作用金属または弁作用金属を主成分とする合金からなる陽極を用いた固体電解コンデンサに関するものである。
固体電解コンデンサは、タンタルやニオブなどの弁作用金属からなる陽極を陽極酸化することにより、その表面に主に酸化物からなる誘電体層を形成し、その誘電体層の上に電解質層を形成し、その上に陰極層を形成することにより構成されている。近年、携帯機器の小型化・高性能化に伴い、固体電解コンデンサの等価直列抵抗(ESR)の低減化が市場から強く望まれている。
ESRを低減する方法として、電解質層を導電性高分子から形成することが提案されている。特許文献1においては、ポリチオフェンまたはその誘導体からなる第1の導電性高分子層を形成し、その上にポリピロールまたはその誘電体からなる第2の導電性高分子層を形成することが提案されている。
しかしながら、導電性高分子からなる電解質層を形成した固体電解コンデンサにおいては、高温条件下で保存した場合に、ESRが増大するという問題があった。
特開平10−321471号公報
本発明の目的は、高温条件下での保存特性に優れた固体電解コンデンサを提供することにある。
本願の第1の発明は、弁作用金属または弁作用金属を主成分とした合金からなる陽極と、陽極の表面上に形成される誘電体層と、誘電体層の上に設けられる3層の導電性高分子層からなる電解質層と、電解質層の上に設けられる陰極層とを備える固体電解コンデンサであって、誘電体層に接する第1の導電性高分子層にポリエチレングリコールが含有されており、陰極層に接する第2の導電性高分子層にポリエチレングリコールが含有されており、第1の導電性高分子層と第2の導電性高分子層の間に設けた第3の導電性高分子層にはポリエチレングリコールが含有されていないことを特徴としている。
願の第1の発明においては、電解質層を3層の導電性高分子層から形成し、陰極層に接する導電性高分子層にポリエチレングリコールを含有させている。陰極層に接する導電性高分子層に、ポリエチレングリコールを含有させることにより、この導電性高分子層と陰極層との密着性が向上し、高温条件下で保存した場合におけるESRの増大を抑制することができる。従って、本発明によれば、高温条件下での保存特性に優れた固体電解コンデンサとすることができる。
願の第1の発明において、誘電体層に接する導電性高分子層にもポリエチレングリコールが含有されてい。誘電体層と接する導電性高分子層にポリエチレングリコールが含有されることにより、高温条件下で保存した場合における静電容量の低下も抑制することができる。従って、高温条件下での保存した場合におけるESRの増大及び静電容量の低下を抑制することができ、高温条件下での保存特性に優れた固体電解コンデンサとすることができる。また、陰極層に接する導電性高分子層と誘電体層に接する導電性高分子層との間に配置される導電性高分子層には、ポリエチレングリコールが含有されていな。これにより、ESRの増大及び静電容量の低下をより抑制することができる。
第1の導電性高分子層及び/又は第2の導電性高分子層におけるポリエチレングリコールの平均分子量は100以上1000未満であることが好ましい。また、ポリエチレングリコール鎖を有する非イオン性界面活性剤を用いる場合、ポリエチレングリコール鎖の部分の平均分子量が100以上1000未満であることが好ましい。平均分子量を上記の範囲内とすることにより、高温条件下での保存特性がさらに優れた固体電解コンデンサを得ることができる。
第2の導電性高分子層中のポリエチレングリコールの含有量は、0.01〜1.0重量%の範囲内であることが好ましい。含有量をこのような範囲内とすることにより、陰極層と導電性高分子層との密着性をさらに高めることができ、高温条件下で保存した場合におけるESRの増大をより抑制することができる。
また、第1の導電性高分子層にポリエチレングリコールを含有させる場合に、ポリエチレングリコールの含有量は0.001〜0.05重量%の範囲内であることが好ましい。含有量をこのような範囲内とすることにより、誘電体層と導電性高分子層との密着性を高めることができ、高温条件下で保存した場合における静電容量の低下をさらに抑制することができる。
本願の第2の発明は、弁作用金属または弁作用金属を主成分とした合金からなる陽極と、陽極の表面上に形成される誘電体層と、誘電体層の上に設けられる少なくとも2層以上の導電性高分子層からなる電解質層と、電解質層の上に設けられる陰極層とを備える固体電解コンデンサであって、陰極層に接する導電性高分子層がポリグリセリンを含有していることを特徴としている
陰極層に接する導電性高分子層がポリエチレングリコールを含有していないことが好ましい。
本発明において、陽極を形成する弁作用金属としては、固体電解コンデンサに用いることができるものであれば限定されるものではないが、例えば、タンタル、ニオブ、チタン、アルミニウム、ハフニウム、ジルコニウム等が挙げられる。これらの中でも、誘電体である酸化物が高温でも比較的安定であるタンタル、ニオブ、アルミニウム、チタンが特に好ましい。
また、弁作用金属を主成分とする合金としては、タンタルとニオブ等の2種類以上からなる弁作用金属同士の合金が挙げられる。
本発明における導電性高分子層の形成方法は特に限定されるものではなく、化学重合法または電解重合法により形成することができる。誘電体層に接する導電性高分子層は、化学重合法により形成されることが好ましい。また、陰極層に接する導電性高分子層は、電解重合法により形成されることが好ましい。また、これら以外の導電性高分子層は、電解重合法により形成されることが好ましい。
陰極層としては、固体電解コンデンサに用いるものであれば特に限定されるものではないが、一般には、カーボン層及び銀ペースト層を積層して形成される。カーボン層は、例えばカーボンペーストを塗布した後、これを乾燥させることにより形成することができる。銀ペースト層は、銀ペーストを塗布した後、これを乾燥させることにより形成することができる。
本発明により、導電性高分子層と陰極層との密着性を高めることができ、高温条件下で保存した場合におけるESRの増大を抑制することができる。従って、高温条件下での保存特性を高めることができる。
以下、本発明を実施形態に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない限りにおいて、適宜変更して実施することが可能なものである。
図1は、本発明の一実施形態の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。本実施形態においては、電解質層4が、第1及び第2の導電性高分子層4a及び4bの2層から形成されている。
図1に示すように、陽極2には、陽極リード1が埋設されている。陽極2は、弁作用金属または弁作用金属を主成分とする合金からなる粉末を成形し、この成形体を焼結することにより作製されている。従って、陽極2は、多孔質体から形成されている。同図において図示されていないが、この多孔質体には、その内部から外部に連通する微細な孔が多数形成されている。このように作製された陽極2は、本実施形態において外形が略直方体となるよう作製されている。
陽極2の表面には、誘電体層3が形成されている。誘電体層3は、陽極2の孔の表面上にも形成されている。図1においては、陽極2の外周側に形成された誘電体層3を模式的に示しており、上述の多孔質体の孔の表面に形成された誘電体層は図示していない。
誘電体層3の表面上には、陽極2側から順に第1の導電性高分子層4a及び第2の導電性高分子層4bが形成されている。これらの第1及び第2の導電性高分子層4a及び4bは、陽極2の孔の表面上の誘電体層3の上にも形成されている。第1の導電性高分子層4a及び第2の導電性高分子層4bにより電解質層4が構成されている。
第2の導電性高分子層4bの上には、カーボン層5が形成され、カーボン層5の上には、銀ペースト層6が形成されている。カーボン層5と銀ペースト層6から陰極層が構成されている。このように陰極層を形成することにより、第2の導電性高分子層4bが陰極層と接している。
銀ペースト層6の上には、導電性接着剤層7を介して、陰極端子9が接続されている。また、陽極リード1には、陽極端子8が接続されている。陽極端子8及び陰極端子9の端部が、外部に引き出されるように、モールド外装樹脂10が形成されている。
本実施形態の固体電解コンデンサにおいては、陰極層を構成するカーボン層5に接する第2の導電性高分子層4bに非イオン性界面活性剤が含有されている。第2の導電性高分子層4bに非イオン性界面活性剤が含有されることにより、陰極層を構成するカーボン層5と第2の導電性高分子層4bとの密着性を向上させることができ、高温条件下で保存した場合におけるESRの増大を抑制することができる。
図2は、本発明の他の実施形態の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。本実施形態においては、電解質層4が、第1、第2及び第3の導電性高分子層4a、4b及び4cの3層から形成されている。
図2に示すように、誘電体層3の表面上には、第1の導電性高分子層4a、第3の導電性高分子層4c、及び第2の導電性高分子層4bの順でそれぞれが形成されている。このように、第1、第2及び第3の導電性高分子層4a、4b及び4cにより電解質層4が構成されている。第2の導電性高分子層4bの上には、カーボン層5が形成され、カーボン層5の上には図1に示す実施形態と同様に、銀ペースト層6が形成されている。カーボン層5と銀ペースト層6から陰極層が構成されている。このように陰極層を形成することにより、第2の導電性高分子層4bが陰極層と接している。その他の構成については、図1に示す実施形態と同様であるので、同一の参照番号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、陰極層を構成するカーボン層5に接する第2の導電性高分子層4bに、非イオン性界面活性剤が含有されている。第2の導電性高分子層4bに非イオン性界面活性剤が含有されることにより、陰極層を構成するカーボン層5と第2の導電性高分子層4bとの密着性が向上し、高温条件下で保存した場合におけるESRの増大を抑制することができる。
また、本実施形態においては、誘電体層3と接する第1の導電性高分子層4aに、非イオン性界面活性剤が含有されていることが好ましい。第1の導電性高分子層4aに非イオン性界面活性剤が含有させることにより、誘電体層3と第1の導電性高分子層4aとの密着性が向上し、高温条件下で保存した場合における静電容量の低下を抑制することができる。
以下、具体的な実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限りにおいて、適宜変更して実施することが可能なものである。
〔予備実験〕
ピロールを2モル/リットル、ナフタレンスルホン酸を0.1モル/リットル、ポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)を、モノマーであるピロールに対し約0.02重量%となるように含有させたアセトニトリル溶液を調製した。このアセトニトリル溶液中に白金板を浸漬し、この白金板に約1mAの電流を5時間通電し、電解重合法により白金板上にポリピロール(PPy)からなる導電性高分子層を形成した。得られた導電性高分子層のポリピロール中におけるポリエチレングリコールの含有量を、ガスクロマトグラフィー法により定量分析した。その結果、約0.02重量%のポリエチレングリコールがポリピロールからなる導電性高分子層に含有されていた。
以上の結果から、モノマー中に含有させた非イオン性界面活性剤の濃度と同様の濃度で、導電性高分子層中に非イオン性界面活性剤が含有されることが確認された。
〔実験1〕
参考例1)
<ステップ1>
平均粒子径約2μmのニオブ粉末を用い、ニオブからなるリード線を埋設させた成形体を作製し、この成形体を約1400℃で焼結させることにより、ニオブからなる陽極リードを埋設させた多孔質焼結体からなる陽極を作製した。この陽極を、約60℃に保持した約0.1重量%のリン酸水溶液中で、約20Vの定電圧で、約10時間陽極酸化して、陽極の表面に主に酸化ニオブからなる誘電体層を形成した。
<ステップ2>
ステップ1で作製したものを約2モル/リットルのエチレンジオキシチオフェン水溶液中に約10分間浸漬した。その後、酸化剤として約0.5モル/リットルの過硫酸アンモニウムを含む水溶液に約10分間浸漬し、化学重合法によりエチレンジオキシチオフェンを重合させて、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)からなる第1の導電性高分子層を誘電体層上に形成した。
<ステップ3>
次に、ピロールを約2モル/リットル、ナフタレンスルホン酸を約0.1モル/リットル、ポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)をモノマーであるピロールに対し約0.02重量%含有したアセトニトリル溶液を調製し、このアセトニトリル溶液中にステップ2で作製した陽極を浸漬し、陽極に約1mAの電流を約5時間通電して、電解重合法によりポリエチレングリコールを含むポリピロール(PPy)からなる第2の導電性高分子層を、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)からなる第1の導電性高分子層の上に形成した。
<ステップ4>
次に、ステップ3で形成したポリピロールからなる第2の導電性高分子層の上に、カーボンペーストを塗布した後乾燥してカーボン層を形成した。またカーボン層の上に銀ペースト層を塗布した後乾燥し、銀ペースト層を形成した。銀ペースト層の上に導電性接着剤層を介して陰極端子を接続すると共に、陽極リード線に陽極端子を接続し、その後モールド樹脂を被覆して、固体電解コンデンサA1を作製した。
参考例2)
参考例1のステップ2において、エチレンジオキシチオフェン水溶液の代わりにピロール水溶液を用いる以外は、参考例1と同様にして、固体電解コンデンサA2を作製した。
参考例3)
参考例1のステップ2において、約2モル/リットルのエチレンジオキシチオフェン及びモノマーであるエチレンジオキシチオフェンに対し約0.02重量%のポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)を用い、ポリエチレングリコールを含有するポリエチレンジオキシチオフェンからなる第1の導電性高分子層を形成する以外は、参考例1と同様にして固体電解コンデンサA3を作製した。
(実施例4)
<ステップ1>
平均粒子径約2μmのニオブ粉末を用い、ニオブからなるリード線を埋設した成形体を作製し、この成形体を約1400℃で焼結することにより、陽極リードを埋設させた多孔質焼結体からなる陽極を作製した。この陽極を、約60℃に保持した約0.1重量%のリン酸水溶液中で、約20Vの定電圧で約10時間陽極酸化して、陽極の表面に、主に酸化ニオブからなる誘電体層を形成した。
<ステップ2>
ステップ1で作製した陽極を、約2モル/リットルのエチレンジオキシチオフェン、及びモノマーであるエチレンジオキシチオフェンに対し約0.02重量%のポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)を含有させた水溶液中に約10分間浸漬した。その後、酸化剤として、約0.5モル/リットルの過硫酸アンモニウムを含む水溶液に約10分間浸漬し、化学重合法によりエチレンジオキシチオフェンを重合させて、ポリエチレングリコール(PEG)を含むポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)からなる第1の導電性高分子層を誘電体層の上に形成した。
<ステップ3>
次に、ピロールを約2モル/リットル、ナフタレンスルホン酸を約0.1モル/リットル含むアセトニトリル溶液を調製した。このアセトニトリル溶液に、ステップ2の後の陽極を浸漬し、陽極に約1mAの電流を約5時間通電し、電解重合法により、ポリピロール(PPy)からなる第3の導電性高分子層を、ステップ2で形成したポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)からなる第1の導電性高分子層の上に形成した。
<ステップ4>
ピロールを約2モル/リットル、ナフタレンスルホン酸を約0.1モル/リットル、及びモノマーであるピロールに対し約0.02重量%のポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)を含有したアセトニトリル溶液を調製した。このアセトニトリル溶液に、ステップ3の後の陽極を浸漬し、陽極に約1mAの電流を約5時間通電し、電解重合法によりポリエチレングリコールを含むポリピロール(PPy)からなる第2の導電性高分子層を、ステップ3で形成したポリピロール(PPy)からなる第3の導電性高分子層の上に形成した。
<ステップ5>
次に、ステップ4で形成したポリエチレングリコールを含むポリピロール(PPy)からなる第2の導電性高分子層の上に、カーボンペーストを塗布した後乾燥し、カーボン層を形成した。次に、カーボン層の上に、銀ペーストを塗布した後乾燥し、銀ペースト層を形成した。銀ペースト層に導電性接着剤層を介して陽極端子を接続するとともに、陽極リードに陽極端子を接続し、その後モールド樹脂を被覆して、固体電解コンデンサA4を作製した。
参考例5)
実施例4のステップ2において、ポリエチレングリコールを含まないエチレンジオキシチオフェン溶液を用いてポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)からなる第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサA5を作製した。
(実施例6)
実施例4のステップ2において、エチレンジオキシチオフェン水溶液の代わりに、ピロール水溶液を用い、ポリエチレングリコールを含むポリピロールからなる第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサA6を作製した。
参考例7)
実施例4のステップ3において、モノマー水溶液に、モノマーに対し、約0.02重量%のポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)を含有させることにより、ポリエチレングリコールを含有したポリピロール(PPy)からなる第3の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサA7を作製した。
(比較例1)
参考例1のステップ3において、ポリエチレングリコールを含まないピロール溶液を用いて第2の導電性高分子層を形成する以外は、参考例1と同様にして、固体電解コンデンサX1を作製した。
(比較例2)
参考例1のステップ2において、エチレンジオキシチオフェン水溶液の代わりにピロール水溶液を用い、ステップ3においてポリエチレングリコールを含まないピロール溶液を用いた以外は、参考例1と同様にして固体電解コンデンサX2を作製した。
(比較例3)
実施例4のステップ2及びステップ4において、ポリエチレングリコールを添加していないエチレンジオキシチオフェン溶液またはピロール水溶液を用い、ポリエチレングリコールを含有していない第1及び第2の導電性高分子層をステップ2及びステップ4において形成する以外は、実施例4と同様にして固体電解コンデンサX3を作製した。
(比較例4)
実施例4のステップ4において、ピロールのモノマーにポリエチレングリコールを添加せず、ポリエチレングリコールを含まないポリピロール(PPy)からなる第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして固体電解コンデンサX4を作製した。
〔分析〕
導電性高分子層中にポリエチレングリコールが含有されていることについては、フーリエ変換型赤外分光光度計(FT−IR)を用いた反射法による赤外吸収測定により確認した。また、各導電性高分子層中のポリエチレングリコールの含有量は、予備実験からの推定値である。
〔長期信頼性実験〕
各実施例、各参考例及び各比較例で作製した固体電解コンデンサを、約105℃中に約500時間保存する試験を行った。固体電解コンデンサのESRの初期値を100%とし、ESRの増大率を以下のようにして算出した。なお、ESRは、周波数約100kHzでLCRメーターを用いて測定した。
ESR増大率(%)=(保存試験後のESR値/保存試験前のESR値)×100
また、静電容量の初期の値を100%とし、静電容量維持率を以下のようにして算出した。なお、静電容量は、周波数約120HzでLCRメーターを用いて測定した。
静電容量維持率(%)=(保存試験後の静電容量/保存試験前の静電容量)×100
測定結果を表1に示す。
Figure 0005340708
固体電解コンデンサA1〜A3及びX1〜X2は、電解質層として2層の導電性高分子層を形成している。また、固体電解コンデンサA4〜A7及びX3〜X4は、電解質層として、3層の導電性高分子層を形成している。
参考例の固体電解コンデンサA1〜A3と比較例の固体電解コンデンサX1〜X2との比較、並びに実施例の固体電解コンデンサA4・A6及び参考例A5・A7と比較例の固体電解コンデンサX3〜X4との比較から明らかなように、本発明に従い、陰極層に接する第2の導電性高分子層に非イオン性界面活性剤を含有させることにより、高温条件下での保存試験後のESR増大率を抑制できることがわかる。
また、電解質層を3層の導電性高分子層から形成する場合、固体電解コンデンサA4とA5の比較から明らかなように、誘電体層と接する第1の導電性高分子層に非イオン性界面活性剤を含有させることにより、高温条件下での保存特性における静電容量の低下を抑制できることがわかる。
また、固体電解コンデンサA4とA6の比較から、誘電体層に接する第1の導電性高分子層はポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)から形成することが好ましいことがわかる。
また、固体電解コンデンサA4とA7の比較から、導電性高分子層を3層以上形成する場合、誘電体層に接する第1の導電性高分子層と、陰極層に接する第2の導電性高分子層の間に配置される第3の導電性高分子層には、非イオン性界面活性剤を含有させないことが好ましいことがわかる。
〔実験2〕
(実施例8〜23)
ここでは、非イオン性界面活性剤の含有量について検討した。実施例4のステップ4において、ポリエチレングリコールの含有量を、約0.005重量%、約0.01重量%、約0.05重量%、約0.10重量%、約0.50重量%、約1.00重量%、約1.20重量%、及び約1.50重量%にそれぞれ変化させた以外には、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサB1〜B8を作製した。
また、実施例4のステップ2において、ポリエチレングリコールの含有量を、約0.0005重量%、約0.001重量%、約0.005重量%、約0.010重量%、約0.030重量%、約0.050重量%、約0.070重量%、及び約0.10重量%にそれぞれ変化させた以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサB9〜B16を作製した。
得られた固体電解コンデンサB1〜B16について、上記と同様にして、長期信頼性試験を行い、ESRの増大率及び静電容量の維持率を測定した。測定結果を表2及び表3に示す。なお、表2及び表3には、固体電解コンデンサA4の測定結果を併せて示している。
Figure 0005340708
Figure 0005340708
表2及び表3に示すように、固体電解コンデンサB1〜B16は、表1に示す比較例の固体電解コンデンサX3に比べ、ESRの増大率が抑制されており、静電容量の維持率が高くなっている。従って、高温条件下において良好な保存特性を示しており、長期信頼性において優れていることがわかる。
特に、表2に示すように、陰極層側の第2の導電性高分子層中(陰極層に接する第2の導電性高分子層)における非イオン性界面活性剤の含有量が、約0.01重量%〜約1.0重量%である範囲において、特に低いESR増大率が得られており、高温保存特性すなわち長期信頼性において特に優れていることがわかる。
また、表3に示す結果から明らかなように、誘電体層上の第1の導電性高分子層(誘電体層に接する第1の導電性高分子層)中における非イオン性界面活性剤の含有量が、約0.001重量%〜約0.05重量%である範囲内において、ESRの増大率が低く、静電容量維持率がさらに高くなっており、高温保存特性すなわち長期信頼性において特に優れていることがわかる。
〔実験3〕
(実施例24〜35)
ここでは、非イオン性界面活性剤の種類について検討した。
参考例24)
実施例4のステップ2において、誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリグリセリン(PG:平均分子量400)を含む溶液を用いて誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして固体電解コンデンサC1を作製した。
参考例25)
実施例4のステップ2において、誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリビニルアルコール(PVA:平均分子量400)を含む溶液を用いて誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC2を作製した。
参考例26)
実施例4のステップ2において、誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリエチレングリコールモノオレイルエーテル(PEGMOE:平均分子量400)を含む溶液を用いて誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC3を作製した。
参考例27)
実施例4のステップ2において、誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリエチレングリコールモノラウリルエーテル(PEGMLE:平均分子量400)を含む溶液を用いて誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC4を作製した。
参考例28)
実施例4のステップ2において、誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリエチレングリコールモノステアレート(PEGMS:平均分子量400)を含む溶液を用いて誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC5を作製した。
(実施例29)
実施例4のステップ2において、誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.01重量%のポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)及び約0.01重量%のポリグリセリン(PG:平均分子量400)を含む溶液を用いて誘電体層上の第1の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC6を作製した。
(実施例30)
実施例4のステップ4において、陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリグリセリン(PG:平均分子量400)を含む溶液を用いて陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC7を作製した。
参考例31)
実施例4のステップ4において、陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリビニルアルコール(PVA:平均分子量400)を含む溶液を用いて陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC8を作製した。
参考例32)
実施例4のステップ4において、陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリエチレングリコールモノオレイルエーテル(PEGMOE:平均分子量400)を含む溶液を用いて陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC9を作製した。
参考例33)
実施例4のステップ4において、陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリエチレングリコールモノラウリルエーテル(PEGMLE:平均分子量400)を含む溶液を用いて陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC10を作製した。
参考例34)
実施例4のステップ4において、陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.02重量%のポリエチレングリコールモノステアレート(PEGMS:平均分子量400)を含む溶液を用いて陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC11を作製した。
(実施例35)
実施例4のステップ4において、陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する溶液として、ポリエチレングリコールを含む溶液の代わりに、モノマーに対し約0.01重量%のポリエチレングリコール(PEG:平均分子量400)及び約0.01重量%のポリグリセリン(PG:平均分子量400)を含む溶液を用いて陰極層側の第2の導電性高分子層を形成する以外は、実施例4と同様にして、固体電解コンデンサC12を作製した。
以上のようにして得られた各固体電解コンデンサについて、上記と同様にして、長期信頼性試験を行い、ESRの増大率及び静電容量の維持率を測定した。測定結果を表4に示す。
Figure 0005340708
表4に示すように、非イオン性界面活性剤として、PEGの代わりに、PG、PVA、PEGMOE、PEGMLE、PEGMS等を用いても、PEGの場合と同様に、ESRの増大率を抑制できることができ、静電容量の低下を抑制できることがわかる。また、表4に示す結果から、非イオン性界面活性剤としては、PEG及びPGが特に好ましいことがわかる。
〔実験4〕
(実施例36〜53)
ここでは、非イオン性界面活性剤の分子量について検討した。
表5は、実施例4において、陰極層側の第2の導電性高分子層に含有させるポリエチレングリコールの平均分子量を、80、100、200、300、600、800、900、1000、及び2000に変化させた固体電解コンデンサD1〜D9の長期信頼性試験結果を示している。表5には、固体電解コンデンサA4の結果も併せて示している。
表6は、実施例4において、誘電体層側の第1の導電性高分子層に含有させるポリエチレングリコールの平均分子量を、80、100、200、300、600、800、900、1000、及び2000に変化させた固体電解コンデンサD10〜D18の長期信頼性試験結果を示している。なお、表5には、固体電解コンデンサA4の結果を併せて示している。
Figure 0005340708
Figure 0005340708
表5及び表6に示す結果から明らかなように、ポリエチレングリコール(PEG)の平均分子量は100以上1000未満の範囲において、ESRの増大及び静電容量の低下が特に抑制されており、高温保存特性すなわち長期信頼性において特に優れていることがわかる。
表7は、実施例30において、陰極層側の第2の導電性高分子層に含有させるポリグリセリンの平均分子量を、100、200、800、1000、1200、1500、1800、2000及び3000に変化させたときの固体電解コンデンサD19〜D27における長期信頼性試験結果を示している。なお、表7においては、固体電解コンデンサC7の結果を併せて示している。
表8は、参考例24において、誘電体層側の第1の導電性高分子層に含有させるポリグリセリンの平均分子量を、100、200、800、1000、1200、1500、1800、2000、及び3000に変化させた固体電解コンデンサE1〜E9における長期信頼性試験結果を示している。なお、表8には、固体電解コンデンサC1の測定結果も併せて示している。
Figure 0005340708
Figure 0005340708
表7及び表8に示す結果から明らかなように、ポリグリセリンの平均分子量が200以上2000未満の範囲において、ESRの増大率及び静電容量の低下が特に抑制されており、高温保存特性すなわち長期信頼性において特に優れていることがわかる。
本発明の一実施形態の固体電解コンデンサを示す模式的断面図 本発明の他の実施形態の固体電解コンデンサを示す模式的断面図
符号の説明
1…陽極リード
2…陽極
3…誘電体層
4…電解質層
4a…第1の導電性高分子層
4b…第2の導電性高分子層
4c…第3の導電性高分子層
5…カーボン層
6…銀ペースト層
7…導電性接着剤層
8…陽極端子
9…陰極端子
10…モールド外装樹脂


Claims (6)

  1. 弁作用金属または弁作用金属を主成分とした合金からなる陽極と、
    前記陽極の表面上に形成される誘電体層と、
    前記誘電体層の上に設けられる3層の導電性高分子層からなる電解質層と、
    前記電解質層の上に設けられる陰極層とを備える固体電解コンデンサであって、
    前記誘電体層に接する第1の導電性高分子層にポリエチレングリコールが含有されており、前記陰極層に接する第2の導電性高分子層にポリエチレングリコールが含有されており、前記第1の導電性高分子層と第2の導電性高分子層の間に設けた第3の導電性高分子層にはポリエチレングリコールが含有されていないことを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記第1の導電性高分子層及び/又は前記第2の導電性高分子層における前記ポリエチレングリコールの平均分子量が、100以上1000未満の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記第2の導電性高分子層中の前記ポリエチレングリコールの含有量が、0.01〜1.0重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 第1の導電性高分子層中の前記ポリエチレングリコールの含有量が、0.001〜0.05重量%の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 弁作用金属または弁作用金属を主成分とした合金からなる陽極と、
    前記陽極の表面上に形成される誘電体層と、
    前記誘電体層の上に設けられる少なくとも2層以上の導電性高分子層からなる電解質層と、
    前記電解質層の上に設けられる陰極層とを備える固体電解コンデンサであって、
    前記陰極層に接する前記導電性高分子層がポリグリセリンを含有していることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  6. 前記陰極層に接する前記導電性高分子層がポリエチレングリコールを含有していないことを特徴とする請求項5に記載の固体電解コンデンサ。
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