JP5338883B2 - 熱源ユニット - Google Patents

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Description

本願発明は、ケーシング内に熱交換器とファン及び圧縮機等の機器を収納して構成され、主として空気調和機の室外機として用いられる熱源ユニットに関するものである。
この種の熱源ユニットにおいては、ケーシングの前面及び左右両側面にそれぞれ空気吸込口を設けて可及的に広い領域から空気を吸込むようにするとともに、この空気吸込口の配置構成に対応するように熱交換器の形状を設定すると、各空気吸込口の形成位置との関係から該各空気吸込口相互間において吸込風量が異なることから、上記熱交換器においては吸込風量の偏流が生じ、その結果、熱交換効率を悪化させることになる。
このような問題に対処するものとして、伝熱管を一列に配置した一列構成の熱交換器において、その各部位におけるフィンピッチを吸込風量に対応させて変化させたもの(特許文献1参照)や、熱交換器自体を、ファンの吸込み側に対向し吸込風量の多い前面側空気吸込口に対応する熱交換器を二列構成とする一方、ファンの吸込み方向から左右に外れて設けられた吸込風量の少ない側面側空気吸込口に対応する熱交換器を一列構成としたもの(特許文献2参照)、さらに、U字形の熱交換器を備えたものにおいて、圧縮機をケーシングの前面側へ突出させることにより側面空気吸込口からの通路空間を拡大させて吸込風量の増加を図るもの(特許文献3参照)等が提案されている。
一方、ケーシング内に熱交換器、圧縮機、アキュムレータ等の機器を配置する場合、これら各機器を配管によって接続する必要があるが、この場合、例えば、特許文献4に示されるように、上記各機器とケーシングの壁面との間に配管空間を確保し、該配管空間を通して配管を配置するのが通例である。
特開平7−198167号公報 特開平8−270985号公報 特開2003−130393号公報 特開2003−106568号公報
ところが、特許文献1に示されるように、一列構成の熱交換器においてフィンピッチを変える構成では、フィンピッチを密にするほど圧損が増加することから、フィンピッチの変更による熱交換効率の向上には限界がある。また、係る構成では熱交換器の構造が複雑になり、生産効率の低下によってコストアップを招来することになる。
特許文献2に示されるように、前面側の熱交換器を二列構成とし、側面側の熱交換器を一列構成とする構造は、単一の熱交換器を前面空気吸込口と両側面空気吸込口のそれぞれに対応させるべくその形体をU字状に設定したU形熱交換器には適用することができない。
特許文献3に示されるように、ケーシングにおける圧縮機の設置位置を変更することで吸込空気の通路空間を拡大する方法では、該ケーシングの形状が大形化し、また形状が異形であることから設置性が悪い等の問題がある。
一方、熱交換器等の機器とその外側に位置するケーシングの壁面の間に配管空間を設け、該配管空間を通して配管を配置する構成とした場合には、該配管空間の形成分だけ熱源ユニットの幅寸法が拡大され、コンパクト化という要請に反することになる。
そこで本願発明は、吸込風量の偏流の影響を受けることなく高い熱交換効率を達成するとともに、コンパクト化の要請にも応え得る熱源ユニットを提供することを目的としてなされたものである。
本願発明では、かかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明に係る熱源ユニットでは、前面1aに前面吸込口11Aを、一方の側面1bに第1側面吸込口11Bを、他方の側面1cに第2側面吸込口11Cを、背面1dに空気吹出口(12)が設けられているケーシング10内に熱交換ユニットXとファン3を配置して構成される熱源ユニットにおいて、上記熱交換ユニットXを、伝熱管を通風方向に前後して1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第1熱交換器1と伝熱管を1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第2熱交換器2とを、該第1熱交換器1の一方の直部1aと第2熱交換器2の一方の直部2aとを上記前面吸込口(11A)と対向する位置において通風方向に前後させて配置し且つ上記第1側面吸込口11Bと対向する上記第2熱交換器2の他方の直部2bとを熱交換器ユニット幅方向に対向するように配置して上記複数の熱交換器1、2が全体として平面視略U字形を呈するように構成する一方、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aとが対向状態で近接配置された「大能力」の第1熱交換部X1と、上記第1熱交換器1の他方の直部1bのみからなる「中能力」の第2熱交換部X2と、上記第2熱交換器2の他方の直部2bのみからなる「小能力」の第3熱交換部X3とによって構成するとともに、該熱交換ユニットXの内側に、上記ファン3がその軸線を上記前面吸込口11Aおよび上記空気吹出口12に対して直交させ且つ上記熱交換ユニットXの幅方向中央よりも熱交換能力が高い側に偏位して配置されていることを特徴としている。
本願の第の発明に係る熱源ユニットでは、上記第1の発明に係る熱源ユニットにおいて、上記熱交換器ユニットXの熱交換能力が低い側の端部寄りに圧縮機6を配置したことを特徴としている。
本願の第の発明に係る熱源ユニットでは、上記第1又は第の発明に係る熱源ユニットにおいて、上記熱交換器ユニットXの上記第1熱交換器1と第2熱交換器2を、該各熱交換器1、2が凝縮作用を為す場合において該各熱交換器1、2のうち、熱交換能力の高い熱交換器1又は2が冷媒上流側に、熱交換能力の低い熱交換器2又は1が冷媒下流側に、それぞれ位置するとともに、熱交換能力の高い熱交換器1又は2内の冷媒の流れ方向と熱交換能力の低い熱交換器2又は1内の冷媒の流れ方向が対向するように配管接続したことを特徴としている。
本願の第の発明に係る熱源ユニットでは、上記第1、第2又は第の発明に係る熱源ユニットにおいて、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2のうち、吸込風量の多い熱交換器1又は2の段ピッチ又はフィンピッチを、吸込風量の少ない熱交換器2又は1の段ピッチ又はフィンピッチよりも小さく設定したことを特徴としている。
本願の第の発明に係る熱源ユニットでは、上記第1の発明に係る熱源ユニットにおいて、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2のうち、通風方向上流側に位置する熱交換器1又は2の高さ寸法を通風方向下流側に位置する熱交換器2又は1の高さ寸法より小さく設定し、通風方向上流側に位置する熱交換器1又は2の下端と通風方向下流側に位置する熱交換器2又は1の下端の間に配管用空間20を設けたことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る熱源ユニットによれば、前面1aに前面吸込口11Aを、一方の側面1bに第1側面吸込口11Bを、他方の側面1cに第2側面吸込口11Cを、背面1dに空気吹出口12が設けられているケーシング10内に熱交換ユニットXとファン3を配置して構成される熱源ユニットにおいて、上記熱交換ユニットXを、伝熱管を通風方向に前後して1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第1熱交換器1と伝熱管を1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第2熱交換器2とを、該第1熱交換器1の一方の直部1aと第2熱交換器2の一方の直部2aとを上記前面吸込口11Aと対向する位置において通風方向に前後させて配置し且つ上記第1側面吸込口11Bと対向する上記第1熱交換器1の他方の直部1bと上記第2側面吸込口11Cと対向する上記第2熱交換器2の他方の直部2bとを熱交換器ユニット幅方向に対向するように配置して上記複数の熱交換器1、2が全体として平面視略U字形を呈するように構成するとともに、該熱交換ユニットXの内側に、上記ファン3がその軸線を上記前面吸込口11Aおよび上記空気吹出口12に対して直交させるように配置されているので、該複数の熱交換器1,2の熱交換能力をそれぞれ個別に設定でき、またこれら複数の熱交換器1,2の組合せ方を適宜設定することで、上記熱交換ユニットXの熱交換能力を、該熱交換ユニットXの各部間における風量分布に対応させることが容易であり、その結果、上記熱交換ユニットXが平面視略U字形を呈し該熱交換ユニットXの各部間において吸込空気の偏流が生じる構成であっても、係る偏流に影響されることなく、上記熱交換ユニットX全体として高い熱交換効率を達成することができ、延いては高能力の熱源ユニットを提供することができる。
(b)また、本願の第1の発明に係る熱源ユニットでは、上記熱交換器ユニットXを、伝熱管を通風方向に前後して1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第1熱交換器1と伝熱管を1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第2熱交換器2を、該第1熱交換器1の一方の直部1aと第2熱交換器2の一方の直部2aを通風方向に前後させるとともに、上記第1熱交換器1の他方の直部1bと上記第2熱交換器2の他方の直部2bを熱交換器ユニット幅方向に対向するように配置している。
従って、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aが通風方向に前後した部分は、上記ファンの吸込軸線に直交するように対向し吸込風量が最も多い部分であるところ、該部分は上記第1熱交換器1と第2熱交換器2が通風方向に前後していることから最も高い熱交換能力が得られる。
一方、上記第1熱交換器1の他方の直部1bと上記第2熱交換器2の他方の直部2bとは熱交換器ユニット幅方向に対向していることから、共に、上記ファンの吸込軸線から上記幅方向へ外れた位置にあって吸込風量が少ない部位であるところ、これらの部分は上記第1熱交換器1と第2熱交換器2がそれぞれ単独に配置された部分であって熱交換能力は比較的低くなっている。
この結果、上記熱交換ユニットXにおいては、吸込風量の多少と熱交換能力の高低が対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されるものである。
(c)しかも、上記熱交換ユニットXを、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aとが対向状態で近接配置された「大能力」の第1熱交換部X1と、上記第1熱交換器1の他方の直部1bのみからなる「中能力」の第2熱交換部X2と、上記第2熱交換器2の他方の直部2bのみからなる「小能力」の第3熱交換部X3とによって構成するとともに、該熱交換ユニットXの内側に、上記ファン3がその軸線を上記前面吸込口11Aおよび上記空気吹出口12に対して直交させ且つ上記熱交換ユニットXの幅方向中央よりも熱交換能力が高い側に偏位して配置されているので、吸込風量の多少と熱交換能力の高低とが対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることとなる。
)本願の第の発明に係る熱源ユニットによれば、上記(a)、(b)又は(c)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記熱交換器ユニットXの熱交換能力が低い側の端部寄りに圧縮機6を配置しているので、該圧縮機6の存在によって該圧縮機6寄りから吸込まれる空気の通路空間が狭められ、該部分からの吸込風量が他の部分からの吸込風量よりも少なくなり上記熱交換ユニットXへの吸込空気に偏流が生じていても、この偏流により生じる吸込風量の多少(風量分布)と熱交換能力の高低が対応することになり、その結果、上記熱交換ユニットXにおいては、吸込風量の多少と熱交換能力の高低が対応することとなり、上記圧縮機6の存在に拘らず全体として高い熱交換効率が達成される。
)本願の第の発明に係る熱源ユニットによれば、上記(a)、(b)、(c)又は()に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記熱交換器ユニットXの上記第1熱交換器1と第2熱交換器2を、該各熱交換器1、2が凝縮作用を為す場合において該各熱交換器1、2のうち、熱交換能力の高い熱交換器1又は2が冷媒上流側に、熱交換能力の低い熱交換器2又は1が冷媒下流側に、それぞれ位置するとともに、熱交換能力の高い熱交換器1又は2内の冷媒の流れ方向と熱交換能力の低い熱交換器2又は1内の冷媒の流れ方向が対向するように配管接続しているので、熱交換能力の高い熱交換器1又は2がガス側、熱交換能力の低い熱交換器2又は1が液側となり、凝縮時における冷媒の対向流れが実現され、より高い凝縮能力をもつ熱源ユニットを提供できる。
)本願の第の発明に係る熱源ユニットによれば、上記(a)、(b)、(c)、(d)又は()に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2のうち、吸込風量の多い熱交換器1又は2の段ピッチ又はフィンピッチを、吸込風量の少ない熱交換器2又は1の段ピッチ又はフィンピッチよりも小さく設定しいるので、吸込風量の多い熱交換器1又は2においては、段ピッチ又はフィンピッチを小さくしたことで熱交換能力の増加が図れる一方、吸込風量の少ない熱交換器2又は1においては、段ピッチ又はフィンピッチを大きくしたことで着霜時における通風抵抗の増加を低く抑えることができ、これらの相乗効果として、高い熱交換能力をもつ熱源ユニットを提供できる。
)本願の第の発明に係る熱源ユニットによれば、上記(a)、(b)又は()に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2のうち、通風方向上流側に位置する熱交換器1又は2の高さ寸法を通風方向下流側に位置する熱交換器2又は1の高さ寸法より小さく設定し、通風方向上流側に位置する熱交換器1又は2の下端と通風方向下流側に位置する熱交換器2又は1の下端の間に配管用空間20を設けているので、上記ケーシング10内に上記各熱交換器1,2等を設置する場合、先ず、通風方向下流側(即ち、上記ファン3寄り)に位置する熱交換器2又は1を設置して該熱交換器2又は1の配管と機内配管を接続し、しかる後、通風方向上流側(即ち、空気吸込口に近い側)に位置する熱交換器1又は2を設置する場合、該熱交換器1又は2の下端側に設けられた上記配管用隙間20を通して上記機内配管を該熱交換器1又は2側へ引き出してその配管に接続することができ、例えば、従来のように機内の側部に熱交換器とか圧縮機等の機器の側方を迂回して配管空間を設ける場合に比して、上記ケーシング10の幅方向のコンパクト化、延いては熱源ユニットの幅方向のコンパクト化が実現されるものである。
本願発明の第1の実施の形態に係る熱源ユニットの横断面図である。 図1のII−II矢視図である。 熱交換器の配管取回図である。 本願発明の第2の実施の形態に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第3の実施の形態に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第参考例に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第参考例に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第参考例に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第参考例に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第参考例に係る熱源ユニットの横断面図である。 本願発明の第参考例に係る熱源ユニットの横断面図である。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
I:第1の実施形態
図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z1を示している。この室外機Z1は、矩形箱状形体をもつケーシング10内に、次述する熱交換ユニットXと、モータ4と羽根車5を備えた成るファン3と、縦形の圧縮機6及び横置形のアキュムレータ8をそれぞれ収容して構成される。
上記ケーシング10は、その前面1aに前面吸込口11Aを、一方の側面1bに第1側面吸込口11Bを、他方一方の側面1cに第2側面吸込口11Cを備え、これら各空気吸込口11A,11B,11Cで空気吸込口11を構成している。また、上記ケーシング10の背面1dには、空気吹出口12が設けられている。
そして、上記ファン3は、上記空気吹出口12に臨んで配置され、上記各空気吸込口11A,11B,11Cから吸込まれた空気を上記空気吹出口12から吹出す。また、上記圧縮機6は、上記ケーシング10の他方の側面1cと背面1dで囲まれた隅部の底部に立設配置されている。さらに、上記アキュムレータ8は、上記ケーシング10の底面10eの近傍で且つ上記ファン3の下方に位置するようにして、横置き配置されている。
一方、上記熱交換ユニットXは、次述するクロスフィン形の第1熱交換器1と第2熱交換器2を組み合わせて構成され、全体として平面視略U字形の形体を有し、上記各空気吸込口11A,11B,11Cのそれぞれに対応するとともに、その凹状部側で上記ファン3と圧縮機6を取り囲むようにして配置される。
上記第1熱交換器1は、パスが前後二列に配置された二列構成の熱交換器であって、その幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部1aと短尺幅をもつ他方の直部1bを備えた平面視略鉤形の形体を有している。
上記第2熱交換器2は、一列のパスをもつ一列構成の熱交換器であって、その幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部2aと短尺幅をもつ他方の直部2bを備えた平面視略鉤形の形体を有している。
また、上記第1熱交換器1の高さ寸法は、図2に示すように、上記第2熱交換器2の高さ寸法よりも所定寸法だけ大きな寸法に設定されている。
さらに、上記第1熱交換器1のフィンピッチは、上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さく設定されており、これら両者の熱交換能力は、パス構成が二列構成と一列構成であることとも相俟って、上記第1熱交換器1の方が上記第2熱交換器2よりも高い熱交換能力を有している。係る構成は、熱交換能力の高い上記第1熱交換器1を吸込風量の多い部位に配置することで、高い熱交換効率を達成することができる。また、熱交換能力の低い上記第2熱交換器2は、これを吸込風量の少ない部位に配置することで、該第2熱交換器2が凝縮作用をなす場合においてフィンに着霜が生じたとしても、これによる通風抵抗の増加をできるだけ小さく抑えることができる。
このように構成された上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2を組み合わせて上記熱交換ユニットXとする場合には、先ず、上記第1熱交換器1を、その一方の直部1aが上記前面吸込口11Aに、他方の直部1bが上記第1側面吸込口11Bに、それぞれ対向するようにして上記ケーシング10内の所定位置に配置する。そして、この第1熱交換器1の配管を機内配管に接続する。
次に、上記第2熱交換器2を上記第1熱交換器1の外側に、その一方の直部2aが上記第1熱交換器1の一方の直部1aに近接対向し、他方の直部2bが機内空間を挟んで上記第1熱交換器1の他方の直部1bに離間対向するようにして配置する。この場合、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2の上面を同一高さに揃えることで、高さ寸法の小さい上記第2熱交換器2の他端の下側に配管用隙間20が形成される。
この状態で、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aを、該第1熱交換器1の屈曲方向外側に上記第2熱交換器2が位置するように前後して配置し、上記第1熱交換器1の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の直部2aの端部を管板14で、上記第1熱交換器1の直部1aの端部と上記第2熱交換器2の屈曲部の近傍を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、上記熱交換ユニットXを構成している。
しかる後、上記第2熱交換器2の配管を機内配管に接続するとともに、該機内配管を、上記配管用隙間20を通して上記第2熱交換器2の下側からさらに上記ケーシング10の前面1a側へ引き出す。このように、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2の高さ寸法を異ならせることで形成される上記配管用隙間20に機内配管を通すことで、上記熱交換ユニットXの幅方向外側に配管用隙間を設ける場合に比して、上記ケーシング10の幅寸法を小さくしてそのコンパクト化を図ることができる。
このように構成された上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aが対向状態で近接配置された第1熱交換部X1では「大能力」、上記第1熱交換器1の他方の直部1bのみで構成された第2熱交換部X2では「中能力」、さらに上記第2熱交換器2の他方の直部2bのみで構成された第3熱交換部X3では「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる三つの部分で構成される。
なお、図1において、符号7は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aの端部と上記第2熱交換器2のコナー部の間のスペースに配置されたヘッダーである。
ここで、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2の配管構成であるが、この実施形態では、図3に示すように、これら各熱交換器1,2が共に凝縮器として作用する場合において、熱交換能力の高い第1熱交換器1が冷媒上流側に、熱交換能力の低い第2熱交換器2が冷媒下流側にそれぞれ位置するように各パス間を接続する。即ち、図3では上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2が共に一列配置のパス構成をもつものを例として示しているが、この場合、上記第1熱交換器1における各パス16A〜16Fをその下流側においてそれぞれ隣接するもの同士を合流させた後、これら合流管をそれぞれ上記第2熱交換器2の各パス17A〜17Cに接続している。係る配管構成とすることで、主としてガス冷媒が流れる上記第1熱交換器1側における冷媒流速と、主として液冷媒が流れる上記第2熱交換器2側における冷媒流速の均等化が図られ、例えば、上記第1熱交換器1と第2熱交換器2のパス数を同じとした結果、これら両熱交換器1,2間において冷媒流速に差が生じる場合に比して、上記熱交換ユニットX全体として高い熱交換効率が得られるものである。
尚、この実施形態では、上記第1熱交換器1の他方の直部1bの熱交換能力が上記第2熱交換器2の他方の直部2bよりも熱交換能力が高いことを考慮して、上記ファン3の軸線L2を、上記熱交換ユニットXの中心線L1よりも上記第1側面吸込口11B寄りに偏位させて、熱交換能力が高い側へより多くの風量を流すようにしている。
以上のように構成された室外機Z1では、図1に示すように、上記ファン3の運転に伴って、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからそれぞれ空気が吸込まれるが、これら各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、この風量分布に対応するように、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、「中能力」の第2熱交換部X2が「中風量」の第1側面吸込口11Bに、「小能力」の第3熱交換部X3が「小風量」の上記第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
この結果、この室外機Z1では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低が対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
II:第2の実施形態
図4には、本願発明の第2の実施形態に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z2を示している。この室外機Z2は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図4の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この実施形態の室外機Z2に備えられた熱交換ユニットXは、一列のパスをもつ一列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部1aと短尺幅をもつ他方の直部1bを備えた平面視略鉤形の第1熱交換器1と、一列のパスをもつ一列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部2aと短尺幅をもつ他方の直部2bを備えた平面視略鉤形の第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aを、該第1熱交換器1の屈曲方向外側に上記第2熱交換器2が位置するように前後して配置し、上記第1熱交換器1の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の直部2aの端部を管板14で、上記第1熱交換器1の直部1aの端部と上記第2熱交換器2の屈曲部の近傍を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたことで、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aが対向状態で近接配置された第1熱交換部X1では「大能力」、上記第1熱交換器1の他方の直部1bのみで構成された第2熱交換部X2では「中能力」、さらに上記第2熱交換器2の他方の直部2bのみで構成された第3熱交換部X3では「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる三つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、この風量分布に対応するように、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、「中能力」の第2熱交換部X2が「中風量」の第1側面吸込口11Bに、「小能力」の第3熱交換部X3が「小風量」の上記第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
この結果、この室外機Z2では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低が対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
III:第3の実施形態
図5には、本願発明の第3の実施形態に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z3を示している。この室外機Z3は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図5の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この実施形態の室外機Z3に備えられた熱交換ユニットXは、通風方向に前後して二列のパスをもつ二列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部1aと短尺幅をもつ他方の直部1bを備えた平面視略鉤形の第1熱交換器1と、同じく二列のパスをもつ二列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部2aと短尺幅をもつ他方の直部2bを備えた平面視略鉤形の第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aを、該第1熱交換器1の屈曲方向外側に上記第2熱交換器2が位置するように前後して配置し、上記第1熱交換器1の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の直部2aの端部を管板14で、上記第1熱交換器1の直部1aの端部と上記第2熱交換器2の屈曲部の近傍を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたことで、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の一方の直部2aが対向状態で近接配置された第1熱交換部X1では「大能力」、上記第1熱交換器1の他方の直部1bのみで構成された第2熱交換部X2では「中能力」、さらに上記第2熱交換器2の他方の直部2bのみで構成された第3熱交換部X3では「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる三つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、この風量分布に対応するように、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、「中能力」の第2熱交換部X2が「中風量」の第1側面吸込口11Bに、「小能力」の第3熱交換部X3が「小風量」の上記第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
この結果、この室外機Z3では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低が対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
IV:第参考例
図6には、本願発明の第参考例に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z4を示している。この室外機Z4は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図6の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この参考例の室外機Z4に備えられた熱交換ユニットXは、通風方向に前後して二列のパスをもつ二列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部1aと短尺幅をもつ他方の直部1bを備えた平面視略鉤形の第1熱交換器1と、一列のパスをもつ一列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の両端寄り部分をそれぞれ同一方向へ略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ中央部2aと短尺幅をもつ一方の直部2bと他方の直部2cを備えた平面視略U形の第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと他方の直部1bを、上記第2熱交換器2の中央部2aと一方の直部2bの内側(通風方向下流側)に近接対向状態で配置し、上記第1熱交換器1の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の一方の直部2b寄りの屈曲部の近傍を管板14で、上記第1熱交換器1の直部1aの端部と上記第2熱交換器2の上記他方の直部2c寄りの屈曲部の近傍を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたこと、及び該第1熱交換器1が二列構成であるのに対して上記第2熱交換器2が一列構成であることから、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の中央部2aが対向状態で近接配置された第1熱交換部X1、及び上記第1熱交換器1の他方の直部1bと上記第2熱交換器2の一方の直部2bが対向状態で近接配置された第2熱交換部X2では「大能力」、上記第2熱交換器2の他方の直部2cのみで構成された第3熱交換部X3では「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる二つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、同じく「大能力」の第2熱交換部X2が「中風量」の第1側面吸込口11Bに、「小能力」の第3熱交換部X3が「小風量」の上記第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
従って、この室外機Z4では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低がほぼ対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
また、上記室外機Z4の外部側から該室外機Z4へ導入される空気の経路条件によって、上記前面吸込口11A側からの吸込風量と上記第1側面吸込口11Bからの吸込風量が略均等とされるような場合、例えば、上記室外機Z4を設置したとき、上記前面吸込口11Aの外側近傍には通風の障害となる壁面が接近状態で対向しており吸込風量が減少傾向となるのに対して、上記第1側面吸込口11Bの外側には通風の障害となるものが無く吸込風量が増加傾向にあり、両者の吸込風量が略均等とされるような場合には、室外機Z4における吸込風量の多少と熱交換能力の高低が可及的に対応し、全体としてより高い熱交換効率が達成されることになる。即ち、設置場所の周囲条件に対応した仕様をもつ室外機を提供できるものである。
V:第参考例
図7には、本願発明の第参考例に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z5を示している。この室外機Z5は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図7の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この参考例の室外機Z5に備えられた熱交換ユニットXは、一列のパスをもつ一列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ一方の直部1aと短尺幅をもつ他方の直部1bを備えた平面視略鉤形の第1熱交換器1と、一列のパスをもつ一列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の両端寄り部分をそれぞれ同一方向へ略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ中央部2aと短尺幅をもつ一方の直部2bと他方の直部2cを備えた平面視略U形の第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと他方の直部1bを、上記第2熱交換器2の中央部2aと一方の直部2bの内側(通風方向下流側)に近接対向状態で配置し、上記第1熱交換器1の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の一方の直部2b寄りの屈曲部の近傍を管板14で、上記第1熱交換器1の直部1aの端部と上記第2熱交換器2の上記他方の直部2c寄りの屈曲部の近傍を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたことから、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aと上記第2熱交換器2の中央部2aが対向状態で近接配置された第1熱交換部X1、及び上記第1熱交換器1の他方の直部1bと上記第2熱交換器2の一方の直部2bが対向状態で近接配置された第2熱交換部X2では「大能力」、上記第2熱交換器2の他方の直部2cのみで構成された第3熱交換部X3では「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる二つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、同じく「大能力」の第2熱交換部X2が「中風量」の第1側面吸込口11Bに、「小能力」の第3熱交換部X3が「小風量」の上記第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
従って、この室外機Z5では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低がほぼ対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
また、上記室外機Z5の外部側から該室外機Z5へ導入される空気の経路条件によって、上記前面吸込口11A側からの吸込風量と上記第1側面吸込口11Bからの吸込風量が略均等とされるような場合、例えば、上記室外機Z5を設置したとき、上記前面吸込口11Aの外側近傍には通風の障害となる壁面が接近状態で対向しており吸込風量が減少傾向となるのに対して、上記第1側面吸込口11Bの外側には通風の障害となるものが無く吸込風量が増加傾向にあり、両者の吸込風量が略均等とされるような場合には、室外機Z5における吸込風量の多少と熱交換能力の高低が可及的に対応し、全体としてより高い熱交換効率が達成されることになる。即ち、設置場所の周囲条件に対応した仕様をもつ室外機を提供できるものである。
VI:第参考例
図8には、本願発明の第参考例に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z6を示している。この室外機Z6は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図8の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この参考例の室外機Z6に備えられた熱交換ユニットXは、通風方向に二列のパスをもつ二列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の両端寄り部分をそれぞれ略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ中央部1aと短尺幅をもつ一方の直部1bと他方の直部1cを備えた平面視略U形の第1熱交換器1と、一列構成のクロスフィン形熱交換器を直状に形成してなる第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の中央部1aの一方の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の一端を管板14で、上記第1熱交換器1の中央部1aの他方の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の他端を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたこと、及び該第1熱交換器1が二列構成であるのに対して上記第2熱交換器2が一列構成であることから、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の中央部1aと上記第2熱交換器2が対向状態で近接配置された第1熱交換部X1では「大能力」、上記第1熱交換器1の一方の直部1bと他方の直部1cでそれぞれ構成される第2熱交換部X2と第3熱交換部X3ではともに「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる二つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、共に「小能力」の第2熱交換部X2と第3熱交換部X3が「小風量」の上記第1側面吸込口11Bと第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
従って、この室外機Z6では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低がほぼ対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
また、上記室外機Z6の外部側から該室外機Z6へ導入される空気の経路条件によって、上記第1側面吸込口11B側からの吸込風量と上記第2側面吸込口11C側からの吸込風量が略均等とされるような場合、例えば、上記室外機Z6を設置したとき、上記第1側面吸込口11Bの外側近傍に通風の障害となる壁面等が存在し、該第1側面吸込口11Bが上記第2側面吸込口11Cよりも上記ファン3に近い位置にあるにも拘らずこれら両者からの吸込風量が略均等とされるような場合には、室外機Z6における吸込風量の多少と熱交換能力の高低が可及的に対応し、全体としてより高い熱交換効率が達成されることになる。即ち、設置場所の周囲条件に対応した仕様をもつ室外機を提供できるものである。
VII:第参考例
図9には、本願発明の第参考例に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z7を示している。この室外機Z7は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図9の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この参考例の室外機Z7に備えられた熱交換ユニットXは、一列のパスをもつ一列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の両端寄り部分をそれぞれ略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ中央部1aと短尺幅をもつ一方の直部1bと他方の直部1cを備えた平面視略U形の第1熱交換器1と、一列構成のクロスフィン形熱交換器を直状に形成してなる第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の中央部1aの一方の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の一端を管板14で、上記第1熱交換器1の中央部1aの他方の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の他端を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたことから、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の中央部1aと上記第2熱交換器2が対向状態で近接配置された第1熱交換部X1では「大能力」、上記第1熱交換器1の一方の直部1bと他方の直部1cでそれぞれ構成される第2熱交換部X2と第3熱交換部X3ではともに「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる二つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、共に「小能力」の第2熱交換部X2と第3熱交換部X3が「小風量」の上記第1側面吸込口11Bと第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
従って、この室外機Z7では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低がほぼ対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
また、上記室外機Z7の外部側から該室外機Z7へ導入される空気の経路条件によって、上記第1側面吸込口11B側からの吸込風量と上記第2側面吸込口11C側からの吸込風量が略均等とされるような場合、例えば、上記室外機Z7を設置したとき、上記第1側面吸込口11Bの外側近傍に通風の障害となる壁面等が存在し、該第1側面吸込口11Bが上記第2側面吸込口11Cよりも上記ファン3に近い位置にあるにも拘らずこれら両者からの吸込風量が略均等とされるような場合には、室外機Z7における吸込風量の多少と熱交換能力の高低が可及的に対応し、全体としてより高い熱交換効率が達成されることになる。即ち、設置場所の周囲条件に対応した仕様をもつ室外機を提供できるものである。
VIII:第参考例
図10には、本願発明の第参考例に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z8を示している。この室外機Z8は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図10の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この参考例の室外機Z8に備えられた熱交換ユニットXは、通風方向に前後して二列のパスをもつ二列構成のクロスフィン形熱交換器の幅方向の両端寄り部分をそれぞれ略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ中央部1aと短尺幅をもつ一方の直部1bと他方の直部1cを備えた平面視略U形の第1熱交換器1と、二列構成のクロスフィン形熱交換器を直状に形成してなる第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の中央部1aの一方の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の一端を管板14で、上記第1熱交換器1の中央部1aの他方の屈曲部の近傍と上記第2熱交換器2の他端を管板15で、それぞれ連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたことから、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の中央部1aと上記第2熱交換器2が対向状態で近接配置された第1熱交換部X1では「大能力」、上記第1熱交換器1の一方の直部1bと他方の直部1cでそれぞれ構成される第2熱交換部X2と第3熱交換部X3ではともに「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる二つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、上記熱交換ユニットXは、「大能力」の第1熱交換部X1が「大風量」の上記前面吸込口11Aに、共に「小能力」の第2熱交換部X2と第3熱交換部X3が「小風量」の上記第1側面吸込口11Bと第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
従って、この室外機Z8では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低がほぼ対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
また、上記室外機Z8の外部側から該室外機Z8へ導入される空気の経路条件によって、上記第1側面吸込口11B側からの吸込風量と上記第2側面吸込口11C側からの吸込風量が略均等とされるような場合、例えば、上記室外機Z7を設置したとき、上記第1側面吸込口11Bの外側近傍に通風の障害となる壁面等が存在し、該第1側面吸込口11Bが上記第2側面吸込口11Cよりも上記ファン3に近い位置にあるにも拘らずこれら両者からの吸込風量が略均等とされるような場合には、室外機Z8における吸込風量の多少と熱交換能力の高低が可及的に対応し、全体としてより高い熱交換効率が達成されることになる。即ち、設置場所の周囲条件に対応した仕様をもつ室外機を提供できるものである。
IX:第参考例
図11には、本願発明の第参考例に係る熱源ユニットとして、空気調和機の室外機Z9を示している。この室外機Z9は、その基本構成を上記第1の実施形態の室外機Z1と同じにするものであって、これと異なる点は、上記熱交換ユニットXの構成である。従って、ここでは、図11の各構成部材に、図1の各構成部材と対応させて同一符号を付すことで該第1の実施形態の該当説明を援用することでその説明を省略し、上記熱交換ユニットXの構成を中心に説明を行なう。
この参考例の室外機Z9に備えられた熱交換ユニットXは、通風方向に二列のパスをもつ二列構成のクロスフィン形熱交換器の一端寄り部分を略直交状に屈曲させて長尺幅をもつ中央部1aと短尺幅をもつ直部1bとを備えた平面視略鉤形の第1熱交換器1と、一列構成のクロスフィン形熱交換器を、一端側を湾曲させるものの全体として略直状の平面形体をもつ第2熱交換器2を備える。そして、上記第1熱交換器1の一方の直部1aの端部に、これと略直交するようにして上記第2熱交換器2を配置し、上記第1熱交換器1の一方の端部と上記第2熱交換器2の一端を管板15で連結することで一体化され、全体として略U形の平面視形体をもつ上記熱交換ユニットXを構成している。
また、上記第1熱交換器1と上記第2熱交換器2の間では、該第1熱交換器1のフィンピッチを上記第2熱交換器2のフィンピッチよりも小さくしたこと、及び該第1熱交換器1が二列構成であるのに対して上記第2熱交換器2が一列構成であることから、該第1熱交換器1の熱交換能力は上記第2熱交換器2の熱交換能力よりも高く設定されている。
従って、上記熱交換ユニットXにおける熱交換能力は、上記第1熱交換器1の一方の直部1aで構成された第1熱交換部X1と他方の直部1bで構成された第2熱交換部X2では「大能力」、上記第2熱交換器2で構成された第3熱交換部X3ではともに「小能力」とされる。即ち、上記熱交換ユニットXは、熱交換能力の異なる二つの部分で構成される。
一方、上記ケーシング10の各空気吸込口11A,11B,11Cからの吸込風量の相対関係は、上記ファン3の軸方向に対向している上記前面吸込口11Aは「大風量」、上記ファン3に対してその側方に位置するものの該ファン3に近い上記第1側面吸込口11Bは「中風量」、さらに上記ファン3に対してその側方に位置し且つ該ファン3から遠い上記第2側面吸込口11Cは「小風量」とされる。
そして、上記熱交換ユニットXは、共に「大能力」の第1熱交換部X1と第2熱交換部X2がそれぞれ「大風量」の上記前面吸込口11Aと第1側面吸込口11Bに、「小能力」の第3熱交換部X3が「小風量」の上記第2側面吸込口11Cに、それぞれ臨んで配置されている。
従って、この室外機Z9では、吸込風量の多少と熱交換能力の高低がほぼ対応することとなり、全体として高い熱交換効率が達成されることになる。
また、上記室外機Z9の外部側から該室外機Z9へ導入される空気の経路条件によって、上記前面吸込口11A側からの吸込風量と上記第1側面吸込口11Bからの吸込風量が略均等とされるような場合、例えば、上記室外機Z9を設置したとき、上記前面吸込口11Aの外側近傍には通風の障害となる壁面が接近状態で対向しており吸込風量が減少傾向となるのに対して、上記第1側面吸込口11Bの外側には通風の障害となるものが無く吸込風量が増加傾向にあり、両者の吸込風量が略均等とされるような場合には、室外機Z9における吸込風量の多少と熱交換能力の高低が可及的に対応し、全体としてより高い熱交換効率が達成されることになる。即ち、設置場所の周囲条件に対応した仕様をもつ室外機を提供できるものである。
1 ・・第1熱交換器
2 ・・第2熱交換器
3 ・・ファン
4 ・・モータ
5 ・・羽根車
6 ・・圧縮機
7 ・・ヘッダー
8 ・・アキュムレータ
10 ・・ケーシング
11 ・・空気吸込口
12 ・・空気吹出口
14 ・・管板
15 ・・管板
16 ・・伝熱管
17 ・・伝熱管
20 ・・配管用隙間

Claims (5)

  1. 前面(1a)に前面吸込口(11A)を、一方の側面(1b)に第1側面吸込口(11B)を、他方の側面(1c)に第2側面吸込口(11C)を、背面(1d)に空気吹出口(12)が設けられているケーシング(10)内に熱交換ユニット(X)とファン(3)を配置して構成される熱源ユニットであって、
    上記熱交換ユニット(X)が、伝熱管を通風方向に前後して1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第1熱交換器(1)と伝熱管を1列又は2列に配置した平面視略鉤形の第2熱交換器(2)とを、該第1熱交換器(1)の一方の直部(1a)と第2熱交換器(2)の一方の直部(2a)とを上記前面吸込口(11A)と対向する位置において通風方向に前後させて配置し且つ上記第1側面吸込口(11B)と対向する上記第2熱交換器(2)の他方の直部(2b)とを熱交換器ユニット幅方向に対向するように配置して上記複数の熱交換器(1)、(2)が全体として平面視略U字形を呈するように構成されており、上記第1熱交換器(1)の一方の直部(1a)と上記第2熱交換器(2)の一方の直部(2a)とが対向状態で近接配置された「大能力」の第1熱交換部(X1)と、上記第1熱交換器(1)の他方の直部(1b)のみからなる「中能力」の第2熱交換部(X2)と、上記第2熱交換器(2)の他方の直部(2b)のみからなる「小能力」の第3熱交換部(X3)とによって構成されるとともに、該熱交換ユニット(X)の内側には、上記ファン(3)がその軸線を上記前面吸込口(11A)および上記空気吹出口(12)に対して直交させ且つ上記熱交換ユニット(X)の幅方向中央よりも熱交換能力が高い側に偏位して配置されていることを特徴とする熱源ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記熱交換ユニット(X)の熱交換能力が低い側の端部寄りに圧縮機(6)が配置されていることを特徴とする熱源ユニット。
  3. 請求項1又において、
    上記熱交換ユニット(X)の上記第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)を、該各熱交換器(1)、(2)が凝縮作用を為す場合において該各熱交換器(1)、(2)のうち、熱交換能力の高い熱交換器(1又は2)が冷媒上流側に、熱交換能力の低い熱交換器(2又は1)が冷媒下流側にそれぞれ位置するとともに、熱交換能力の高い熱交換器(1又は2)内の冷媒の流れ方向と熱交換能力の低い熱交換器(2又は1)内の冷媒の流れ方向が対向するように配管接続したことを特徴とする熱源ユニット。
  4. 請求項1、2又において、
    上記第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)のうち、吸込風量の多い熱交換器(1又は2)のフィンピッチを、吸込風量の少ない熱交換器(2又は1)のフィンピッチよりも小さく設定したことを特徴とする熱源ユニット
  5. 請求項1において、
    上記第1熱交換器(1)と第2熱交換器(2)のうち、通風方向上流側に位置する熱交換器(1又は2)の高さ寸法を通風方向下流側に位置する熱交換器(2又は1)の高さ寸法より小さく設定し、
    通風方向上流側に位置する熱交換器(1又は2)の下端と通風方向下流側に位置する熱交換器(2又は1)の下端の間に配管用空間(20)を設けたことを特徴とする熱源ユニット。
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