JP5338590B2 - 無線端末および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、同報通信を行う無線端末および通信方法に関する。
移動体通信には、一般の携帯電話やインターネット通信の他に、例えば、警察や消防における救急や防災などの用途で用いられる自営通信システムがある。自営通信システムには、セルラ通信と同様に基地局と無線端末との間で無線通信を行うシステムと、災害現場などにおいて基地局の通信エリア外における無線端末同士で無線通信を行うシステムとがある。
図20は、基地局と無線端末との間で無線通信を行う自営通信システムのシステム構成例を示した図である。図20には、基地局101および無線端末111〜114が示してある。図20の実線矢印はアップリンク通信を示し、点線矢印はダウンリンク通信を示している。
図20に示すように、無線端末111〜114は、基地局101の通信カバーエリア内に存在しており、基地局101を介して無線通信を行う。例えば、無線端末112が無線端末111,113,114と同報通話を行う場合、無線端末112の通話データは、基地局101に送信され、基地局101から他の無線端末111,113,114に同報送信される。
図21は、基地局の通信エリア外における無線端末同士で無線通信を行う自営通信システムのシステム構成例を示した図である。図21には、無線端末121,131〜133が示してある。図21の実線矢印はアップリンク通信を示し、点線矢印はダウンリンク通信を示している。
無線端末121,131〜133が基地局の通信カバーエリア外に位置している場合、1つの無線端末をマスタ動作(例えば、スケジューリングなど図20の基地局101に相当する動作)させることにより、無線端末131〜133の無線通信を確保する。例えば、無線端末121をマスタの無線端末とし、無線端末131〜133の無線通信を確保する。
このような運用は、上述したように警察や消防などにおける自営通信システムとして、災害発生現場などにおいて利用される。マスタの無線端末121は、例えば、警察や消防などの指令車両などに搭載される。
なお、別の基地局へ通信する際にも、属する基地局が各端末に対する拡散符号を管理することで、拡散符号の資源が枯渇しないようにするアドホックネットワークの技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−109286号公報
ところで、マスタの無線端末は、固定的に設置される基地局とは異なり、例えば、車両などに搭載されるため効率的なバッテリ運用が求められるが、同報通信が行われる場合、処理量が増え消費電力が大きくなるという問題点があった。
例えば、図21において、無線端末131が無線端末132,133に同報通信を行うとする。この場合、マスタの無線端末121は、セルラ移動通信の基地局を経由した無線通信と同様に、一旦、無線端末131の通信データを受信し、受信した通信データを無線端末132,133へ同報送信する。このため、無線端末121では、通信データの転送による処理が増加し、消費電力が増加する。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、消費電力を低減する無線端末および通信方法を提供することを目的とする。
第1の案では、データ送信する第1の期間とデータ受信する第2の期間とを用いて他無線端末と無線通信を行う無線端末が提供される。この無線端末は、前記他無線端末から同報通信の要求を受信する受信部と、前記受信部によって前記同報通信の要求が受信された場合、前記同報通信の要求を行った前記他無線端末が前記第2の期間において同報データの送信を行い、その他の前記他無線端末が前記第2の期間において前記同報データの受信を行うようにする同報制御情報を生成して前記第1の期間において前記他無線端末に送信するようにする制御部と、を有する。
また、第2の案では、データ受信する第1の期間とデータ送信する第2の期間とを用いてスケジューリングを行うマスタ無線端末と無線通信を行う無線端末が提供される。この無線端末は、前記第1の期間において前記マスタ無線端末から前記第2の期間において同報通信を行うように指示する同報制御情報を受信する受信部と、前記受信部によって前記同報制御情報が受信された場合、前記同報制御情報に基づいて前記第2の期間において同報データを他無線端末に同報送信しまたは前記第2の期間において前記他無線端末から前記同報データを受信するようにする制御部と、を有する。
同報通信における消費電力を低減することができる。
第1の実施の形態に係る無線通信システムを説明する図である。 第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示した図である。 無線端末とマスタ無線端末とが無線通信を行う場合の無線フレームの送受信関係を示した図である。 図3に示すダウンリンク期間の無線フレームの構成例を示した図である。 無線端末が同報通信を行う場合の無線フレームの送受信関係を示した図である。 図5に示すダウンリンク期間の無線フレームの構成例を示した図である。 無線端末とマスタ無線端末の同報通信における処理フローを示した図である。 第3の実施の形態に係るセルラ通信モードのタイミング調整を説明する図である。 セルラ通信モードのタイミング調整のシーケンス図である。 同報通信モードのタイミング調整を説明する図である。 同報通信モードのタイミング調整のシーケンス図である。 第4の実施の形態に係る同報通信の処理フローを示した図である。 同報受信タイミングTBのデータ構成例を示した図である。 無線端末とマスタ無線端末の同報通信における処理フローを示した図である。 第5の実施の形態に係るタイミング調整周期TBのデータ構成例を示した図である。 周期的にタイミング調整を行う場合の処理フローを示した図である。 第6の実施の形態に係るタイミング調整の処理フローを示した図である。 マスタ無線端末のブロック図である。 無線端末のブロック図である。 基地局と無線端末との間で無線通信を行う自営通信システムのシステム構成例を示した図である。 基地局の通信エリア外における無線端末同士で無線通信を行う自営通信システムのシステム構成例を示した図である。
以下、第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る無線通信システムを説明する図である。図1(a)には、無線通信システムを形成しているマスタ無線端末1および無線端末2〜4が示してある。図1(b)には、マスタ無線端末1および無線端末2〜4が無線通信を行う場合の無線フレームの送受信関係が示してある。例えば、第1の期間において、マスタ無線端末1は、データを送信し、無線端末2〜4は、データを受信することが示してある。また、第2の期間において、無線端末2〜4は、データを送信し、マスタ無線端末1は、データを受信することが示してある。また、無線端末3,4は、第2の期間において、データを送信する動作から、データを受信する動作に切り替えることが示してある。
マスタ無線端末1は、受信部1aおよび制御部1bを有している。マスタ無線端末1は、通常、データを送信する第1の期間と、データを受信する第2の期間とを用いて無線端末2〜4と無線通信を行う。
受信部1aは、無線端末2〜4から同報通信の要求を受信する。
制御部1bは、受信部1aによって同報通信の要求が受信された場合、同報通信の要求を行った無線端末2〜4が第2の期間において同報データの送信を行い、その他の同報通信の要求を行っていない無線端末2〜4が第2の期間において同報データの受信を行うようにするための同報制御情報を生成する。そして、制御部1bは、生成した同報制御情報を第1の期間において無線端末2〜4に送信するようにする。
無線端末2は、受信部2aおよび制御部2bを有している。無線端末2は、通常、データを受信する第1の期間と、データを送信する第2の期間とを用いてマスタ無線端末1と無線通信を行う。無線端末3,4も無線端末2と同様の受信部と制御部を有している。
受信部2aは、第1の期間においてマスタ無線端末1から同報通信を行うように指示する同報制御情報を受信する。
制御部2bは、受信部2aによって同報制御情報が受信された場合、同報制御情報に基づいて第2の期間において同報データを無線端末3,4に同報送信し、または、第2の期間において同報データを無線端末3,4から受信するようにする。
例えば、無線端末2がマスタ無線端末1に対し、同報通信の要求を行ったとする。この場合、マスタ無線端末1の制御部1bは、無線端末2が第2の期間において同報データの送信を行い、無線端末3,4が第2の期間において同報データの受信を行うようにするための同報制御情報を生成する。そして、制御部1bは、生成した同報制御情報を第1の期間において無線端末2〜4に送信するようにする。
無線端末2の制御部2bは、受信部2aによって第1の期間にて同報制御情報が受信された場合、受信した同報制御情報に基づいて、図1(b)に示すように第2の期間において同報データを無線端末3,4に同報送信するようにする。
無線端末3,4の制御部は、受信部によって第1の期間にて同報制御情報が受信された場合、受信した同報制御情報に基づいて、図1(b)に示すように第2の期間において同報データを受信するようにする。
このように、無線端末2〜4は、同報通信する場合、通常、データを送信する第2の期間の動作を、データを受信するように動作モードを切り替える。これにより、無線端末2〜4は、マスタ無線端末1を介さず同報データを送受信することが可能となり、マスタ無線端末1は、同報通信のための処理量が低減され、同報通信における消費電力の低減を図ることができる。
次に、第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示した図である。図2には、無線端末11,21〜23が示してある。無線端末11は、例えば、警察や消防の車両に搭載されている。無線端末21〜23は、例えば、携帯電話である。
無線端末11,21〜23は、例えば、Mobile WiMAX(WiMAX: Worldwide Interoperability for Microwave Access)の無線方式により、無線通信を行う。無線端末11は、無線端末21〜23のスケジューリングなどを行う基地局相当の無線端末であり、以下では、マスタ無線端末11と呼ぶことがある。
なお、無線端末11,21〜23は、互いに無線通信を行うことができる距離に存在し、他の無線端末11,21〜23と同報通信を行うことができる。例えば、無線端末21は、無線端末11,22,23に対し、同報通話をすることができる。
図3は、無線端末とマスタ無線端末とが無線通信を行う場合の無線フレームの送受信関係を示した図である。図3に示すように、無線端末11,21〜23は、TDD(Time Division Duplex)方式により、1無線フレームを時分割してデータの送受信を行う。図3の横軸は時間軸を示している。
1無線フレームは、図3に示すように、ダウンリンク期間とアップリンク期間とに分けられる。ダウンリンク期間は、マスタ無線端末11から無線端末21〜23へデータが送信される期間であり、アップリンク期間は、無線端末21〜23からマスタ無線端末11へデータが送信される期間である。
図4は、図3に示すダウンリンク期間の無線フレームの構成例を示した図である。図4に示すように、ダウンリンク期間の無線フレームは、プリアンブル(図4中Pre)、制御情報、およびデータの期間に分けられる。図4の横軸は時間軸を示し、縦軸は周波数を示している。
プリアンブルの期間では、マスタ無線端末11から配下の無線端末21〜23にプリアンブル信号が送信される。無線端末21〜23は、マスタ無線端末11から送信されるプリアンブル信号を受信して、ダウンリンクの無線フレームの受信同期を採ることができる。
制御情報の期間では、マスタ無線端末11から制御情報が送信される。制御情報には、例えば、マスタ無線端末11がスケジューリングしたDL(Down Link)/UL(Up Link)マップや無線端末21〜23の無線通信を制御する情報が含まれる。DL/ULマップは、例えば、図4に示すデータのマップを示し、また、アップリンク期間におけるデータのマップを示す。
無線端末21〜23は、図4に示す制御情報の期間において、マスタ無線端末11から制御情報を受信する。無線端末21〜23は、受信した制御情報に含まれるDL/ULマップのDLマップに基づいて、マスタ無線端末11から自分に送信されるデータの領域を認識することができる。
また、無線端末21〜23は、受信したDL/ULマップのULマップに基づいて、アップリンク期間のどの領域で、自分のデータを送信すればよいかを認識することができる。マスタ無線端末11は、自分で生成したULのマップ情報に基づいて、アップリンク期間のどの領域で無線端末21〜23がデータを送信したか認識し、無線端末21〜23の送信するデータを受信する。
データの期間では、マスタ無線端末11が自分で生成したDL/ULマップのDLマップに従って、無線端末21〜23にデータを送信する。無線端末21〜23は、上述したようにマスタ無線端末11から送信されたDL/ULマップのDLマップに基づいて、マスタ無線端末11から送信される自分宛のデータを受信する。
図5は、無線端末が同報通信を行う場合の無線フレームの送受信関係を示した図である。図5に示すように、無線端末11,21〜23が他の無線端末11,21〜23と同報通信を行う場合も、図3と同様に1無線フレームを時分割してデータの送受信を行う。以下では、無線端末21が無線端末11,22,23に同報通信を行うとして説明する。
図5に示す1無線フレームは、図3と同様に、ダウンリンク期間とアップリンク期間とに分けられる。ダウンリンク期間は、マスタ無線端末11から無線端末21〜23にデータが送信される期間である。
アップリンク期間は、無線端末21〜23がマスタ無線端末11へデータを送信する期間であるが、同報通信が行われる場合、無線端末21〜23は、動作モードを受信モードに切り替える。
例えば、同報通信のデータを受信する無線端末22,23は、アップリンク期間において、無線端末21の同報通信のデータを受信するように、動作モードを受信モードに切り替える。
図6は、図5に示すダウンリンク期間の無線フレームの構成例を示した図である。図6には、無線端末21が図5のアップリンク期間において無線端末11,22,23に同報通信を行う場合のダウンリンク期間のフレーム構成例が示してある。図6に示すように、ダウンリンク期間の無線フレームは、プリアンブル(図6中Pre)、制御情報、およびデータの期間に分けられる。図6の横軸は時間軸を示し、縦軸は周波数を示している。
プリアンブルの期間では、図4のプリアンブルの期間と同様に、マスタ無線端末11から配下の無線端末21〜23にプリアンブル信号が送信される。
制御情報の期間では、図4の制御情報の期間と同様に、マスタ無線端末11から制御情報が送信される。ただし、制御情報に含まれるDL/ULマップのULマップには、同報通信の要求を行った無線端末21〜23がアップリンク期間において同報データの送信を行い、その他の無線端末21〜23がアップリンク期間において同報データの受信を行うようにするための同報制御情報が含まれる。同報制御情報は、例えば、同報通信を行う無線端末21〜23の識別子などの情報と、同報通信が行われる旨の情報とを有する。
無線端末21〜23は、ダウンリンク期間の制御情報の期間において、制御情報を受信する。無線端末22,23は、制御情報のULマップに含まれる同報制御情報に基づいて、アップリンク期間にて同報通信が行われることを認識する。無線端末11は、自分で生成した制御情報のULマップに含まれる同報制御情報に基づいて、アップリンク期間にて同報通信が行われることを認識する。
ここで、無線端末21が無線端末11,22,23に同報通信を行うとする。この場合、同報通信を行おうとする無線端末21は、マスタ無線端末11から割り当てられたアップリンク期間において、マスタ無線端末11に同報通信の要求を行う。
マスタ無線端末11は、無線端末21から同報通信の要求を受信すると、次の無線フレームのアップリンク期間において、無線端末21が同報通信を行えるように制御情報を生成する。制御情報のULマップには、図6に示したように同報制御情報が含まれ、同報制御情報には、同報送信を行う無線端末21の情報と、同報通信を行う旨の情報とが含まれる。マスタ無線端末11の生成した制御情報は、無線端末21〜23へ送信される。
無線端末21は、マスタ無線端末11から受信した制御情報の同報制御情報に含まれる自分の情報と、同報通信が行われる旨の情報とに基づいて、自分はアップリンク期間において他の無線端末11,22,23に同報データを送信できることを認識する。
一方、無線端末22,23は、マスタ無線端末11から受信した制御情報の同報制御情報に含まれる無線端末21の情報と、同報通信が行われる旨の情報とに基づいて、アップリンク期間において、無線端末21の同報データを受信するように、動作モードを受信モードに切り替えることを認識する。マスタ無線端末11は、自分の生成した制御情報の同報制御情報に基づいて、無線端末21から同報データを受信することを認識する。
これにより、無線端末21は、アップリンク期間において、マスタ無線端末11を介さず、無線端末22,23へ同報データを送信できる。従って、マスタ無線端末11は、無線端末21からの同報データの受信処理および無線端末22,23への送信処理が省略され、消費電力を低減することができる。
図7は、無線端末とマスタ無線端末の同報通信における処理フローを示した図である。図7に示すMSは無線端末21〜23の処理を示し、MMSはマスタ無線端末11の処理を示す。
[ステップS1]同報通信を行いたい無線端末21〜23は、マスタ無線端末11から割り当てられたアップリンク期間において、同報通信の要求をマスタ無線端末11に対して行う。以下では、無線端末21が同報通信の要求を行ったとして説明する。
[ステップS2]マスタ無線端末11は、無線端末21から同報通信の要求を受信すると、アップリンク期間にて無線端末21が同報データの送信を行い、無線端末11,22,23が同報データを受信するようにするための同報制御情報を生成する。マスタ無線端末11は、生成した同報制御情報を制御情報のULマップに含め、ダウンリンク期間にて無線端末21〜23に送信する。
[ステップS3]無線端末21〜23は、受信した制御情報のULマップに含まれる同報制御情報に基づいて、アップリンク期間にて同報通信が行われることを認識し、自分が同報データを送信する発信者であるか否か判断する。無線端末21〜23は、自分が発信者であると判断した場合、ステップS4に進む。無線端末21〜23は、自分が発信者でないと判断した場合、ステップS5に進む。
なお、無線端末21は、同報データを送信する発信者なので、ステップS4へ進む。無線端末22,23は、同報データを受信する端末なので、ステップS5へ進む。
[ステップS4]無線端末21は、アップリンク期間において、同報データ(同報信号)を同報送信する。
[ステップS5]無線端末22,23は、アップリンク期間において、無線端末21の同報送信する同報データを受信する。また、マスタ無線端末11も自分で生成した同報制御情報に基づき、無線端末21の送信する同報データを受信する。
このように、マスタ無線端末11は、無線端末21〜23から同報通信の要求を受信すると、無線端末21〜23に同報制御情報を送信する。同報通信の要求を行った無線端末21〜23は、同報制御情報に基づき、アップリンク期間において同報送信を行う。同報受信する無線端末21〜23は、同報制御情報に基づき、アップリンク期間において動作モードを受信モードに切り替える。
これにより、無線端末21〜23は、マスタ無線端末11を介さず同報データを送受信することが可能となり、マスタ無線端末11は、同報通信のための処理量が低減され、同報通信における消費電力の低減を図ることができる。
次に、第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、無線フレームのタイミング調整について説明する。以下では、マスタ無線端末を介した1対1の無線端末の通信モード(セルラ通信モード)におけるタイミング調整について説明し、次に、ある無線端末から複数の無線端末へ同報通信する通信モード(同報通信モード)におけるタイミング調整について説明する。なお、第3の実施の形態においても無線通信システムの構成例は、図2と同様であるとする。
図8は、第3の実施の形態に係るセルラ通信モードのタイミング調整を説明する図である。図8には、マスタ無線端末11と無線端末21で送受信される無線フレームが示してある。
マスタ無線端末11は、図8に示すように、無線フレームF1のダウンリンク期間において、プリアンブル信号P1と制御信号C1を配下の無線端末21に送信する。制御信号C1には、測定用信号を送信するように指示する送信指示が含まれている。
無線端末21は、マスタ無線端末11から送信されるプリアンブル信号P1と制御信号C1を受信する。無線端末21のプリアンブル信号P1と制御信号C1の受信には、図8に示すように、伝搬遅延が生じる。
無線端末21は、マスタ無線端末11からプリアンブル信号P1と制御信号C1を受信すると、測定用信号M1をマスタ無線端末11に送信する。
マスタ無線端末11は、無線端末21から送信される測定用信号M1を受信する。マスタ無線端末11は、無線端末21から送信される測定用信号M1が、期待するアップリンク期間(マスタ無線端末11が無線端末21からデータを受信すべき時間)からどのくらいずれているかのタイミング調整量を算出する。
例えば、図8の例の場合、無線端末21の測定用信号M1は、マスタ無線端末11が期待するアップリンク期間より、xサンプル早く送信されているとする。この場合、マスタ無線端末11は、無線端末21の送信する測定用信号M1の送信タイミングは「xサンプル早い」とタイミング調整量を算出する。
マスタ無線端末11は、次の無線フレームF2のダウンリンク期間において、プリアンブル信号P2と制御信号C2を配下の無線端末21に送信する。制御信号C2には、算出したタイミング調整量が含まれている。
無線端末21は、マスタ無線端末11からプリアンブル信号P2と制御信号C2を受信すると、データ信号D1をマスタ無線端末11に送信する。無線端末21は、制御信号C2に含まれていたタイミング調整量に基づいて、データ信号D1の送信するタイミングを調整する。
例えば、上記例の場合、無線端末21は、測定用信号M1を送信したタイミングよりxサンプル遅く、データ信号D1を送信する。
これにより、マスタ無線端末11は、適切なアップリンク期間において、無線端末21の送信するデータ信号D1を受信することができる。なお、無線端末22,23も無線端末21と同様にタイミング調整を行うことができる。
図9は、セルラ通信モードのタイミング調整のシーケンス図である。
[ステップS11]マスタ無線端末11は、配下の無線端末21にプリアンブル信号を送信する。
無線端末21は、マスタ無線端末11から送信されるプリアンブル信号に基づいて、タイミングの同期処理を行う。例えば、無線端末21は、ダウンリンク期間の先頭を決定する。
[ステップS12]無線端末21は、マスタ無線端末11との同期処理を行うと、ネットワークエントリを行う。マスタ無線端末11と無線端末21は、無線端末21が図2に示した無線通信ネットワークで無線通信を行うための認証処理や登録処理を行う。
[ステップS13]マスタ無線端末11は、無線端末21に対し、測定用信号の送信指示を行う。
[ステップS14]無線端末21は、マスタ無線端末11からの測定用信号の送信指示を受けて、マスタ無線端末11に測定用信号を送信する。
マスタ無線端末11は、無線端末21から送信される測定用信号に基づいて、タイミング調整量を算出する。
[ステップS15]マスタ無線端末11は、算出したタイミング調整量を無線端末21に送信し、送信タイミングの調整指示を行う。
[ステップS16]無線端末21は、マスタ無線端末11から送信されたタイミング調整量に基づいて、マスタ無線端末11に送信するデータの送信タイミングを調整し、アップリンク送信を行う。
次に、同報通信モードのタイミング調整について説明する。
図10は、同報通信モードのタイミング調整を説明する図である。図10には、マスタ無線端末11と無線端末21,22とで送受信される無線フレームが示してある。なお、無線端末21は、同報データを送信する無線端末とし、無線端末22は、無線端末21の同報データを受信する無線端末とする。
マスタ無線端末11は、図10に示すように、無線フレームF11のダウンリンク期間において、プリアンブル信号P11と制御信号C11を配下の無線端末21,22に送信する。制御信号C11には、無線端末21に測定用信号を送信するように指示する送信指示が含まれている。
無線端末21,22は、マスタ無線端末11から送信されるプリアンブル信号P11と制御信号C11を受信する。無線端末21,22のプリアンブル信号P11と制御信号C11の受信には、図10に示すように、伝搬遅延が生じる。
同報送信する無線端末21は、マスタ無線端末11からプリアンブル信号P11と制御信号C11を受信すると、測定用信号M11をマスタ無線端末11に送信する。
このとき、同報受信する無線端末22は、無線端末21からマスタ無線端末11に送信される測定用信号M11を受信する。無線端末22の測定用信号M11の受信には、図10に示すように、伝搬遅延が生じる。
無線端末22は、無線端末21から送信される測定用信号M11の受信タイミングを記憶する。例えば、無線端末22は、プリアンブル信号P11を受信して決定したダウンリンク期間の先頭を基準に、測定用信号M11の受信タイミングを記憶する。受信タイミングは、例えば、ダウンリンク期間の先頭からのサンプル数で示される。
マスタ無線端末11は、無線端末21から送信される測定用信号M11を受信する。マスタ無線端末11は、無線端末21から送信される測定用信号M11が、期待するアップリンク期間からどのくらいずれているかのタイミング調整量を算出する。
マスタ無線端末11は、次の無線フレームF12のダウンリンク期間において、プリアンブル信号P12と制御信号C12を配下の無線端末21,22に送信する。制御信号C12には、算出したタイミング調整量が含まれている。
無線端末21は、マスタ無線端末11からプリアンブル信号P12と制御信号C12を受信すると、同報信号D11をマスタ無線端末11および無線端末22に同報送信する。無線端末21は、制御信号C12に含まれていたタイミング調整量に基づいて、同報信号D11の送信するタイミングを調整する。
無線端末22は、前述したように、無線端末21の送信した測定用信号M11の受信タイミングを記憶している。無線端末22は、記憶していた受信タイミングと、マスタ無線端末11から送信される制御信号C12のタイミング調整量とに基づいて、無線端末21から送信される同報信号D11の受信タイミングを調整し、同報信号D11を受信する。
例えば、マスタ無線端末11は、無線端末21の送信する測定用信号M11の送信タイミングは、xサンプル早いとタイミング調整量を算出したとする。この場合、無線端末22は、記憶していた受信タイミングから、xサンプル遅いタイミングで無線端末21の送信する同報信号D11を受信するようにタイミング調整をする。
これにより、無線端末22は、適切な受信タイミングで無線端末21の同報送信する同報信号D11を受信することができる。なお、無線端末23も無線端末22と同様にタイミング調整を行うことができる。
図11は、同報通信モードのタイミング調整のシーケンス図である。図11には、マスタ無線端末11と無線端末21,22の同報通信モードにおけるタイミング調整のシーケンスが示してある。無線端末21は、同報送信する無線端末、無線端末11,22は、同報受信する無線端末とする。
[ステップS21]マスタ無線端末11は、配下の無線端末21,22にプリアンブル信号を送信する。
無線端末21,22は、マスタ無線端末11から送信されるプリアンブル信号に基づいて、タイミングの同期処理を行う。例えば、無線端末21,22は、ダウンリンク期間の先頭を決定する。
[ステップS22]無線端末21は、マスタ無線端末11との同期処理を行うと、ネットワークエントリを行う。マスタ無線端末11と無線端末21は、無線端末21が図2に示した無線通信ネットワークで無線通信を行うための認証処理や登録処理を行う。
[ステップS23]無線端末22は、マスタ無線端末11との同期処理を行うと、ネットワークエントリを行う。マスタ無線端末11と無線端末22は、無線端末22が図2に示した無線通信ネットワークで無線通信を行うための認証処理や登録処理を行う。
[ステップS24]マスタ無線端末11は、無線端末21に対し、測定用信号の送信指示を行う。無線端末21,22は、マスタ無線端末11から送信される測定用信号の送信指示を受信する。
[ステップS25]無線端末21は、マスタ無線端末11からの測定用信号の送信指示を受けて、マスタ無線端末11に測定用信号を送信する。測定用信号は、無線端末22にも受信される。
マスタ無線端末11は、無線端末21から送信される測定用信号に基づいて、タイミング調整量を算出する。無線端末22は、無線端末21から送信される測定用信号の受信タイミングを記憶する。
[ステップS26]マスタ無線端末11は、算出したタイミング調整量を無線端末21に送信し、タイミングの調整指示を行う。タイミング調整量は、無線端末22にも受信される。
無線端末21は、マスタ無線端末11から送信されたタイミング調整量に基づいて、マスタ無線端末11および無線端末22に同報送信するデータの送信タイミングを調整する。
無線端末22は、記憶していた受信タイミングと、マスタ無線端末11から送信されるタイミング調整量とに基づいて、無線端末21から送信される同報信号の受信タイミングを調整する。
[ステップS27]無線端末21は、調整した送信タイミングにおいて、同報信号をマスタ無線端末11および無線端末22に送信する。無線端末22は、無線端末21から同報送信される同報信号を、調整した受信タイミングで受信する。
このように、同報送信する無線端末21は、セルラ通信モードでのマスタ無線端末11とのタイミング調整と同様の動作を行い、同報受信する無線端末22は、並行して同報通信モードでのアップリンク期間での受信タイミングを調整する。これにより、無線端末21と無線端末22の同報通信における同期処理を行うことができる。
なお、受信タイミングおよびタイミング調整量は、サンプルではなく時間で算出してもよい。
次に、第4の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第4の実施の形態では、図2の無線通信ネットワークに属する各無線端末において、同報通信のタイミング調整を行う場合について説明する。なお、第4の実施の形態においても無線通信システムの構成例は、図2と同様であるとする。
図12は、第4の実施の形態に係る同報通信の処理フローを示した図である。図12に示すMSは無線端末21〜23の処理を示し、MMSはマスタ無線端末11の処理を示す。また、無線端末21〜23は、ネットワークエントリを行っているとする。
[ステップS31]マスタ無線端末11は、同報通信グループの設定を行う。例えば、マスタ無線端末11は、ネットワークエントリしてきた無線端末21〜23で、同報通信を行うことができる機能を有する無線端末21〜23で同報通信グループを設定する。
[ステップS32]マスタ無線端末11は、同報通信グループを設定した無線端末21〜23の1つに対し、測定用信号の送信指示を行う。マスタ無線端末11は、ステップS37の分岐処理を介して、再びステップS32の処理を行う場合は、別の無線端末21〜23の1つに対し、測定用信号の送信指示を行う。
[ステップS33]マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けた無線端末21〜23は、測定用信号をマスタ無線端末11および他の無線端末21〜23に送信する。
例えば、無線端末21がステップS32にてマスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けた場合、無線端末21は、測定用信号をマスタ無線端末11および他の無線端末22,23に送信する。
[ステップS34]マスタ無線端末11は、無線端末21〜23から送信される測定用信号に基づいて、タイミング調整量を算出する。
無線端末21〜23は、無線端末21〜23から送信される測定用信号の受信タイミングを記憶する。例えば、無線端末21がマスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けて測定用信号を送信した場合、無線端末22,23は、無線端末21から送信される測定用信号の受信タイミングを記憶する。
[ステップS35]マスタ無線端末11は、算出したタイミング調整量を無線端末21〜23に送信し、タイミングの調整指示を行う。
無線端末21〜23は、マスタ無線端末11から送信されるタイミング調整量をメモリに記憶する。
マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けていない無線端末21〜23は、マスタ無線端末11から送信されたタイミング調整量と、ステップS34にて記憶していた受信タイミングとに基づいて、マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けた無線端末21〜23の同報送信するデータの同報受信タイミングを算出する。
例えば、無線端末21がマスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けた無線端末とする。マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けていない無線端末22は、マスタ無線端末11から送信されたタイミング調整量と、ステップS34にて記憶していた受信タイミングとに基づいて、無線端末21の同報送信するデータの同報受信タイミングを算出する。
[ステップS36]マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けていない無線端末21〜23は、算出した同報受信タイミングと、マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けた無線端末21〜23とを関連付けて、同報受信タイミングTBに記憶する。
例えば、マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けていない無線端末22は、ステップS35で算出した同報受信タイミングと、マスタ無線端末11から測定用信号の送信指示を受けた無線端末21とを関連付けて、同報受信タイミングTBに記憶する。マスタ無線端末から測定用信号の送信指示を受けていない無線端末23も、無線端末22と同様の処理を行う。
[ステップS37]マスタ無線端末11は、同報通信グループを設定した無線端末21〜23の全てにおいて、同報受信タイミングの算出を行ったか判断する。マスタ無線端末11は、無線端末21〜23の全てにおいて、同報受信タイミングの算出を行っていない場合、ステップS32へ進む。マスタ無線端末11は、無線端末21〜23の全てにおいて、同報受信タイミングの算出を行っている場合、処理を終了する。
図13は、同報受信タイミングTBのデータ構成例を示した図である。図13には、無線端末21における同報受信タイミングTB31のデータ構成例が示してある。無線端末22,23も図13と同様の同報受信タイミングTB31を有している。
同報受信タイミングTB31は、図13に示すように、無線端末と同報受信タイミングの欄を有している。無線端末の欄には、例えば、無線端末22,23の識別子が格納される。同報受信タイミングの欄には、無線端末22,23が同報信号を送信した場合の、同報受信タイミングが格納される。
例えば、無線端末22が同報信号を送信するとする。この場合、無線端末21は、同報受信タイミングTB31を参照し、無線端末22に対応する同報受信タイミングを取得する。無線端末21は、取得した同報受信タイミングで、無線端末22の送信する同報信号を受信する。
図14は、無線端末とマスタ無線端末の同報通信における処理フローを示した図である。図14に示すMSは無線端末21〜23の処理を示し、MMSはマスタ無線端末11の処理を示す。
[ステップS41]同報通信を行いたい無線端末21〜23は、マスタ無線端末11から割り当てられたアップリンク期間において、同報通信の要求をマスタ無線端末11に対して行う。以下では、無線端末23が同報通信の要求を行ったとして説明する。
[ステップS42]マスタ無線端末11は、無線端末23から同報通信の要求を受信すると、無線端末23がアップリンク期間にて同報データの送信を行い、無線端末11,21,22が同報データを受信するようにするための同報制御情報を生成する。
マスタ無線端末11は、生成した同報制御情報を制御情報のULマップに含め、ダウンリンク期間にて無線端末21〜23に送信する。
[ステップS43]無線端末21〜23は、受信した制御情報のULマップに含まれる同報制御情報に基づいて、アップリンク期間にて同報通信が行われることを認識し、自分が同報データを送信する発信者であるか否か判断する。無線端末21〜23は、自分が同報データを送信する発信者であると判断した場合、ステップS44に進む。無線端末21〜23は、自分が同報データを送信する発信者でないと判断した場合、ステップS45に進む。
なお、無線端末23は、同報データを送信する発信者なので、ステップS44へ進む。無線端末21,22は、同報データを受信する端末なので、ステップS45へ進む。
[ステップS44]無線端末23は、アップリンク期間において、同報データを無線端末11,21,22に同報送信する。無線端末23は、同報データを同報送信するとき、メモリに記憶していたタイミング調整量に基づいて、同報データの送信タイミングを調整し、同報データを送信する。
[ステップS45]無線端末21,22は、アップリンク期間において、無線端末23の同報送信する同報データを受信する。無線端末21,22は、同報受信タイミングTB31に記憶した無線端末23に対応する同報受信タイミングを取得し、取得した同報受信タイミングで無線端末23から同報送信される同報データを受信する。
また、マスタ無線端末11も自分で生成した同報制御情報に基づき、無線端末23の送信する同報データを受信する。
このように、無線端末21〜23のそれぞれにおける同報受信タイミングを記憶するようにしたので、どの無線端末21〜23が同報通信の発信権を取得して同報データを送信しても、その同報データを適切に受信することができる。
次に、第5の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。無線端末のタイミング調整量や受信タイミングは、位置によって異なり、移動する無線端末では、タイミング調整量や受信タイミングが異なってくる。また、一般に無線端末ごとに移動速度は異なる。そこで、第5の実施の形態では、無線端末ごとに決められた周期においてタイミング調整を行うようにする。
図15は、第5の実施の形態に係るタイミング調整周期TBのデータ構成例を示した図である。図15に示すタイミング調整周期TB32は、マスタ無線端末11が有している。
タイミング調整周期TB32は、図15に示すように、無線端末とタイミング調整周期の欄を有している。無線端末の欄には、例えば、無線端末21〜23の識別子が格納される。タイミング調整周期の欄には、無線端末21〜23がタイミング調整を行う周期が格納される。例えば、図15より、識別子Aの無線端末21のタイミング調整周期は、xであることが分かる。
マスタ無線端末11は、タイミング調整周期TB32を参照して、無線端末21〜23のそれぞれのタイミング調整すべき周期を認識する。マスタ無線端末11は、無線端末21〜23がタイミング調整すべき周期になると、その無線端末21〜23に対し、測定用信号の送信指示を行う。
例えば、マスタ無線端末11は、タイミング調整周期TB32を参照して、無線端末21がタイミング調整すべき周期であると認識した場合、無線端末21に対し、測定用信号の送信指示を行う。無線端末21は、マスタ無線端末11からの測定用信号の送信指示を受けて、測定用信号を送信する。
これにより、無線端末21は、更新されたタイミング調整量をマスタ無線端末11から受信する。無線端末22,23は、同報受信タイミングTB31の無線端末21に対応する同報受信タイミングを更新する。
なお、タイミング調整周期の値は、移動速度の速い無線端末ほど小さくなっている。すなわち、移動速度の速い無線端末ほど位置の変化が大きいので、タイミング調整する周期が短くなるようになっている。
また、マスタ無線端末11は、無線端末21〜23の同報受信タイミングの値を変更することができる。例えば、マスタ無線端末11は、無線端末21〜23から、周期的に無線端末21〜23の移動速度を受信する。マスタ無線端末11は、受信した無線端末21〜23の移動速度に基づいて、タイミング調整周期TB32のタイミング調整周期を変更する。
図16は、周期的にタイミング調整を行う場合の処理フローを示した図である。図16に示すMSは無線端末21〜23の処理を示し、MMSはマスタ無線端末11の処理を示す。図16の処理は、図12の処理が1度実行されてから行われる。
[ステップS51]マスタ無線端末11は、タイミング調整周期TB32を参照して、タイミング調整をすべき無線端末21〜23があるか否か判断する。マスタ無線端末11は、タイミング調整をすべき無線端末21〜23があると判断した場合、ステップS52へ進む。マスタ無線端末11は、タイミング調整をすべき無線端末21〜23がないと判断した場合、処理を終了する。
[ステップS52]マスタ無線端末11は、タイミング調整をすべきと判断した無線端末21〜23に測定用信号の送信指示を行う。例えば、マスタ無線端末11は、ステップS51において、無線端末21に対してタイミング調整をすべきと判断した場合、無線端末21に対し、測定用信号の送信指示を行う。以下、マスタ無線端末11と無線端末21〜23は、図12で説明したステップS33〜S36と同様の処理を行う。
このように、無線端末21〜23のタイミング調整を周期的に行うことで、無線端末21〜23の送受信タイミングの変動に対応することができ、適切に同報データを送受信することができる。
次に、第6の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第6の実施の形態では、タイミング調整を同報通信の要求があったときに行う。
図17は、第6の実施の形態に係るタイミング調整の処理フローを示した図である。図17に示すMSは無線端末21〜23の処理を示し、MMSはマスタ無線端末11の処理を示す。以下では、無線端末11,21〜23で同報通信のグループを設定したとする。すなわち、マスタ無線端末11は、無線端末21〜23から同報通信の要求があると、無線端末11,21〜23で同報通信を行うようにする。
[ステップS61]同報通信を行いたい無線端末21〜23は、マスタ無線端末11から割り当てられたアップリンク期間において、同報通信の要求をマスタ無線端末11に対して行う。以下では、無線端末21が同報通信の要求を行ったとして説明する。
[ステップS62]マスタ無線端末11は、同報通信を要求した無線端末21に対し、測定用信号の送信指示を行う。以下、マスタ無線端末11と無線端末21〜23は、図12で説明したステップS33〜S36と同様の処理を行う。これにより、同報データを送信する無線端末21は、同報データがマスタ無線端末11で適切に受信されるようにタイミング調整する。また、同報データを受信する無線端末22,23は、適切に同報データを受信できるように受信タイミングを調整する。
[ステップS63]マスタ無線端末11は、アップリンク期間にて無線端末21が同報データの送信を行い、無線端末11,22,23が同報データを受信するようにするための同報制御情報を生成する。
マスタ無線端末11は、生成した同報制御情報をULマップに含め、ダウンリンク期間にて無線端末21〜23に送信する。
[ステップS64]無線端末21〜23は、受信した制御情報のULマップに含まれる同報制御情報に基づいて、アップリンク期間にて同報通信が行われることを認識し、自分が同報データを送信する発信者であるか否か判断する。無線端末21〜23は、自分が同報データを送信する発信者であると判断した場合、ステップS65に進む。無線端末21〜23は、自分が同報データを送信する発信者でないと判断した場合、ステップS66に進む。
なお、無線端末21は、同報データを送信する発信者なので、ステップS65へ進む。無線端末22,23は、同報データを受信する端末なので、ステップS66へ進む。
[ステップS65]無線端末21は、アップリンク期間にて同報データを無線端末11,22,23に同報送信する。無線端末21は、同報データを同報送信するとき、メモリに記憶していたタイミング調整量に基づいて、同報データの送信タイミングを調整し、同報データを送信する。
[ステップS66]無線端末22,23は、アップリンク期間にて無線端末21の同報送信する同報データを受信する。無線端末22,23は、同報受信タイミングTB31に記憶した無線端末21に対応する同報受信タイミングを取得し、取得した同報受信タイミングで無線端末21から同報送信される同報データを受信する。また、マスタ無線端末11も自分で生成した同報制御情報に基づき、無線端末21の送信する同報データを受信する。
このように、マスタ無線端末11は、無線端末21〜23から同報通信の要求があったとき、タイミング調整を行うようにする。これにより、無線端末21〜23は、移動して位置が変化していても、適切に同報データを送受信することができる。
以下、第2の実施の形態から第6の実施の形態における無線端末のブロックについて説明する。図18は、マスタ無線端末のブロック図である。マスタ無線端末11のアンテナ共用器41は、無線フレームの送受信タイミング情報に合わせて、信号の送信モードおよび受信モードを切り替える。アンテナは、送信用と受信用に別々に用意される場合もある。
受信部42は、例えば、受信アンプ、フィルタ、周波数変換器、A/D変換器、および直交変換器を有し、受信したRF(Radio Frequency)信号をデジタルベースバンド信号に変換する。
復調部43は、予め決められた方法で送信された制御情報を解析し、解析結果に基づいて、受信信号を復調する。データ復号化部44は、復調部43で復調された復調信号を復号化する。
ユーザデータ抽出部45は、データ復号化部44で復号化された信号から、ユーザデータを抽出する。すなわち、ユーザデータ抽出部45は、無線端末21〜23から送信されたユーザデータを抽出する。
制御情報抽出部46は、データ復号化部44から出力される信号に基づいて、復調部43から出力される復調信号から制御情報を抽出する。
通信制御部47は、通信アプリケーションなどの上位レイヤからの指示、受信信号から抽出された制御情報、または同報通信制御部53から出力される同報制御情報などから送受信タイミング情報を生成し、各部の動作制御を行う。
制御情報生成部48は、通信制御部47および同報通信制御部53からの情報に基づいて、制御情報の生成を行う。
ユーザデータ生成部49は、音声通話やデータ通信など、ユーザに送信するデータを生成する。
データ符号化部50は、ユーザデータと制御情報を符号化する。変調部51は、制御情報生成部48から出力される制御情報に基づいて、データ符号化部50から出力されるデータを変調する。
送信部52は、送信アンプ、フィルタ、周波数変換器、D/A変換器、および直交変換器を有し、変調部51から出力されるベースバンド信号をRF信号に変換する。
同報通信制御部53は、同報通信処理に関する制御を行う。同報通信制御部53は、無線端末21〜23から同報通信要求があると同報制御情報を生成し、ダウンリンク期間にて無線端末21〜23に送信するように各部を制御する。また、同報通信制御部53は、無線端末21〜23に対し、送信タイミングを調整するための測定用信号を送信するように指示するための情報を生成する。また、同報通信制御部53は、タイミング測定情報に基づいて、無線端末21〜23のタイミング調整量を算出する。また、同報通信制御部53は、図示していないタイミング調整周期TB32に基づいて、無線端末21〜23のそれぞれに対し、異なる周期で測定用信号を送信するように指示するための情報を生成する。また、同報通信制御部53は、無線端末21〜23から同報通信の要求を受信したとき、無線端末21〜23をタイミング調整するように各部を制御する。
測定用信号受信部54は、制御情報により無線端末21〜23に無線フレームの特定の領域で送信するように指示した測定用信号を受信し、その受信タイミングをタイミング測定情報として出力する。
図19は、無線端末のブロック図である。無線端末21のアンテナ共用器61は、無線フレームの送受信タイミング情報に合わせて、信号の送信モードおよび受信モードに切り替える。アンテナは、送信用と受信用に別々に用意される場合もある。
受信部62は、例えば、受信アンプ、フィルタ、周波数変換器、A/D変換器、および直交変換器を有し、受信したRF信号をデジタルベースバンド信号に変換する。受信部62は、プリアンブル信号から各部のタイミング基準となるダウンリンクタイミング情報を抽出する。ダウンリンクタイミング情報は、例えば、ダウンリンク期間の先頭を示す。
復調部63は、予め決められた方法で送信された制御情報を解析し、解析結果に基づいて、受信信号を復調する。データ復号化部64は、復調部63で復調された復調信号を復号化する。
ユーザデータ抽出部65は、データ復号化部64で復号化された信号から、ユーザデータを抽出する。すなわち、ユーザデータ抽出部65は、無線端末21〜23から送信されたユーザデータを抽出する。
制御情報抽出部66は、データ復号化部64から出力される信号に基づいて、復調部63から出力される復調信号から制御情報を抽出する。
通信制御部67は、通信アプリケーションなどの上位レイヤからの指示、受信信号から抽出された制御情報、または、同報通信制御部73で生成される同報制御情報などから送受信タイミング情報を生成し、各部の動作制御を行う。
制御情報生成部68は、通信制御部67および同報通信制御部73からの情報に基づいて、制御情報の生成を行う。
ユーザデータ生成部69は、音声通話やデータ通信など、ユーザの送信するデータを生成する。
データ符号化部70は、ユーザデータと制御情報を符号化する。変調部71は、制御情報生成部68から出力される制御情報に基づいて、データ符号化部70から出力されるデータを変調する。
送信部72は、送信アンプ、フィルタ、周波数変換器、D/A変換器、および直交変換器を有し、変調部71から出力されるベースバンド信号をRF信号に変換する。
同報通信制御部73は、同報通信処理に関する制御を行う。同報通信制御部73は、同報通信の要求が通信アプリケーションなどの上位レイヤから要求された場合、マスタ無線端末11に対して同報通信の要求を行うように各部を制御する。また、同報通信制御部73は、マスタ無線端末11から送信される同報制御情報に基づいて、アップリンク期間にて同報データを無線端末11,22,23に送信し、または、無線端末11,22,23から同報データを受信するように各部を制御する。同報通信制御部73は、マスタ無線端末11から送信された制御情報に含まれる同報制御情報に基づいて、自分が同報データを送信する無線端末であるか、同報データを受信する無線端末であるかを認識する。また、同報通信制御部73は、マスタ無線端末11からの測定用信号の送信指示に応じて、測定用信号を含む同報制御情報を生成する。また、同報通信制御部73は、受信タイミング記憶部76から出力される同報受信タイミングに基づいて、同報送信の要求を行った無線端末22,23の同報送信する同報データを受信するように各部を制御する。また、同報通信制御部73は、同報送信を行うとき、マスタ無線端末11から送信されたタイミング調整量のタイミング調整を行ってデータを送信するように各部を制御する。
測定用信号受信部74は、無線端末22,23の送信する測定用信号を受信し、その受信タイミングを測定して、タイミング測定情報を出力する。
受信タイミング算出部75は、マスタ無線端末11から送信されるタイミング調整量と、タイミング測定情報とに基づいて、同報受信タイミングを算出する。受信タイミング算出部75は、算出した同報受信タイミングを受信タイミング記憶部76に出力する。
受信タイミング記憶部76は、同報受信タイミングTB31を有している。受信タイミング記憶部76は、受信タイミング算出部75で算出された同報受信タイミングを、同報送信する無線端末22,23と関連付けて記憶する。受信タイミング記憶部76は、同報制御情報に含まれる無線端末(同報通信の要求を行った発信端末情報)に対応する同報受信タイミングを同報通信制御部73に出力する。なお、無線端末22,23も図19と同様のブロックを有する。
以下、タイミング調整を同報通信の要求があったときに行う場合の図18、図19の動作について説明する。無線端末21の同報通信制御部73は、同報通信の要求が通信アプリケーションなどの上位レイヤから要求された場合、マスタ無線端末11に対して、同報通信の要求を行う。同報通信の要求は、アップリンク期間においてマスタ無線端末11に通知される。
マスタ無線端末11の同報通信制御部53は、同報通信の要求を受信すると、同報通信グループを設定し、同報通信グループに属する無線端末21〜23に対して、タイミング調整要求(測定用信号の送信指示)を行う。この要求はダウンリンクの制御情報として無線端末21〜23に通知される。
制御情報からタイミング調整要求を受信した無線端末21〜23のうち、制御情報で被測定対象に指定された無線端末21〜23は、指定された方法・期間に測定用信号を送信する。以下では、無線端末21を被測定対象とする。
マスタ無線端末11は、無線端末21から測定用信号を受信して、測定用信号受信部54にてタイミング測定を行う。同報通信制御部53は、測定用信号受信部54にて測定された受信タイミングに基づいて、マスタ無線端末11の設定するアップリンク期間に合わせてデータ送信されるように、無線端末21のタイミング調整量を算出する。タイミング調整量は、ダウンリンクの制御情報の送信により無線端末21に通知される。
無線端末21の同報通信制御部53は、同報送信を行う際、通知されたタイミング調整量のタイミング調整を行って同報送信するように各部を制御する。
同報通信グループ内のその他の無線端末22,23は、被測定対象が発信する測定用信号を受信し、測定用信号受信部にてその受信タイミングを測定する。受信タイミング算出部は、マスタ無線端末11から送信されるタイミング調整量と、測定用信号受信部から出力されるタイミング測定情報とに基づいて、同報受信タイミングを算出し、受信タイミング記憶部76に保持する。
無線端末22,23は、同報通信を行う旨の同報制御情報を受信すると、アップリンク期間を受信モードに切り替え、同報データを同報送信する無線端末21に対応した受信タイミングを設定して、同報データを受信する。
マスタ無線端末11が同報発信をする場合は、ダウンリンク期間を用いて通常の報知情報やマルチキャスト送信と同様の方法を用いることができる。また、図18、図19に示した無線端末は、第2の実施の形態から第6の実施の形態のそれぞれにおける動作を行うこともでき、また、それぞれを組み合わせた動作も行うことができる。
(付記1) データ送信する第1の期間とデータ受信する第2の期間とを用いて他無線端末と無線通信を行う無線端末において、
前記他無線端末から同報通信の要求を受信する受信部と、
前記受信部によって前記同報通信の要求が受信された場合、前記同報通信の要求を行った前記他無線端末が前記第2の期間において同報データの送信を行い、その他の前記他無線端末が前記第2の期間において前記同報データの受信を行うようにする同報制御情報を生成して前記第1の期間において前記他無線端末に送信するようにする制御部と、
を有することを特徴とする無線端末。
(付記2) 前記制御部は、前記他無線端末に対し、前記同報データの送信タイミングを調整するための測定用信号を送信するように指示することを特徴とする付記1記載の無線端末。
(付記3) 前記制御部は、前記他無線端末から受信した前記測定用信号に基づいて、前記他無線端末がデータを送信するタイミングを調整するためのタイミング調整量を算出することを特徴とする付記2記載の無線端末。
(付記4) 前記制御部は、複数の前記他無線端末に対し、異なる周期で前記測定用信号を送信するように指示することを特徴とする付記1記載の無線端末。
(付記5) 前記制御部は、前記他無線端末から前記同報通信の要求を受信したとき、前記測定用信号を送信するように指示することを特徴とする付記1記載の無線端末。
(付記6) データ受信する第1の期間とデータ送信する第2の期間とを用いてスケジューリングを行うマスタ無線端末と無線通信を行う無線端末において、
前記第1の期間において前記マスタ無線端末から前記第2の期間において同報通信を行うように指示する同報制御情報を受信する受信部と、
前記受信部によって前記同報制御情報が受信された場合、前記同報制御情報に基づいて前記第2の期間において同報データを他無線端末に同報送信しまたは前記第2の期間において前記他無線端末から前記同報データを受信するようにする制御部と、
を有することを特徴とする無線端末。
(付記7) 前記制御部は、前記同報制御情報に当該無線端末に対する発信指示情報が含まれている場合、前記同報データを同報送信し、前記同報制御情報に前記他無線端末に対する発信指示情報が含まれている場合、前記同報データを受信するようにすることを特徴する付記6記載の無線端末。
(付記8) 前記他無線装置が前記マスタ無線端末に対して送信するデータの送信タイミングを調整するための測定用信号を受信する測定用信号受信部をさらに有することを特徴とする付記6記載の無線端末。
(付記9) 前記測定用信号と前記マスタ無線端末が前記他無線端末へ送信する前記送信タイミングを調整するためのタイミング調整量とに基づいて、前記他無線端末が送信する前記同報データの受信タイミングを算出する受信タイミング算出部をさらに有することを特徴とする付記8記載の無線端末。
(付記10) 前記受信タイミング算出部は、複数の前記他無線端末ごとにおける前記受信タイミングを同報受信タイミングテーブルに記憶することを特徴とする付記9記載の無線端末。
(付記11) 前記制御部は、前記同報受信タイミングテーブルから出力される、前記同報データの送信要求を行った前記他無線端末の前記受信タイミングに基づいて、前記同報データの送信要求を行った前記他無線端末の前記同報データを受信するようにすることを特徴とする付記10記載の無線端末。
(付記12) データ送信する第1の期間とデータ受信する第2の期間とを用いて他無線端末と無線通信を行う無線端末の通信方法において、
前記他無線端末から同報通信の要求を受信し、
前記同報通信の要求が受信された場合、前記同報通信の要求を行った前記他無線端末が前記第2の期間において同報データの送信を行い、その他の前記他無線端末が前記第2の期間において前記同報データの受信を行うようにする同報制御情報を生成し、
前記第1の期間において前記他無線端末に送信する、
ことを特徴とする通信方法。
(付記13) データ受信する第1の期間とデータ送信する第2の期間とを用いてスケジューリングを行うマスタ無線端末と無線通信を行う無線端末の通信方法において、
前記第1の期間において前記マスタ無線端末から前記第2の期間において同報通信を行うように指示する同報制御情報を受信し、
前記同報制御情報が受信された場合、前記同報制御情報に基づいて前記第2の期間において同報データを他無線端末に同報送信しまたは前記第2の期間において前記他無線端末から前記同報データを受信する、
ことを特徴とする通信方法。
1 マスタ無線端末
1a,2a 受信部
1b,1b 制御部
2〜4 無線端末

Claims (8)

  1. 他無線端末へ通常データ送信を行う第1の期間と前記他無線端末からの通常データ受信を行う第2の期間とを用いて前記他無線端末と無線通信を行う無線端末において、
    前記他無線端末から同報通信の要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって前記同報通信の要求が受信された場合、前記同報通信の要求を行った前記他無線端末が前記第2の期間において同報データの送信を行い、その他の前記他無線端末が前記第2の期間において前記同報データの受信を行うようにする同報制御情報を生成して前記第1の期間において前記他無線端末に送信するようにする制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする無線端末。
  2. 前記制御部は、前記他無線端末に対し、前記同報データの送信タイミングを調整するための測定用信号を送信するように指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線端末。
  3. 前記制御部は、複数の前記他無線端末に対し、異なる周期で前記測定用信号を送信するように指示する
    ことを特徴とする請求項記載の無線端末。
  4. マスタ無線端末から自無線端末及び他無線端末へ通常データ送信を行う第1の期間と前記マスタ無線端末からの通常データ受信を行う第2の期間とを用いてスケジューリングを行う前記マスタ無線端末と無線通信を行う前記自無線端末である無線端末において、
    前記第1の期間において前記マスタ無線端末から前記第2の期間において同報通信を行うように指示する同報制御情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって前記同報制御情報が受信された場合、前記同報制御情報に基づいて前記第2の期間において同報データを前記他無線端末に同報送信しまたは前記第2の期間において前記他無線端末から前記同報データを受信するようにする制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする無線端末。
  5. 前記制御部は、前記同報制御情報に当該無線端末に対する発信指示情報が含まれている場合、前記同報データを同報送信し、前記同報制御情報に前記他無線端末に対する発信指示情報が含まれている場合、前記同報データを受信するようにする
    ことを特徴する請求項4記載の無線端末。
  6. 前記他無線装置が前記マスタ無線端末に対して送信するデータの送信タイミングを調整するための測定用信号を受信する測定用信号受信部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線端末。
  7. 他無線端末へ通常データ送信を行う第1の期間と前記他無線端末からの通常データ受信を行う第2の期間とを用いて前記他無線端末と無線通信を行う無線端末の通信方法において、
    前記他無線端末から同報通信の要求を受信し、
    前記同報通信の要求が受信された場合、前記同報通信の要求を行った前記他無線端末が前記第2の期間において同報データの送信を行い、その他の前記他無線端末が前記第2の期間において前記同報データの受信を行うようにする同報制御情報を生成し、
    前記第1の期間において前記他無線端末に送信する、
    ことを特徴とする通信方法。
  8. マスタ無線端末から自無線端末及び他無線端末へ通常データ送信を行う第1の期間と前記マスタ無線端末からの通常データ受信を行う第2の期間とを用いてスケジューリングを行う前記マスタ無線端末と無線通信を行う前記自無線端末である無線端末の通信方法において、
    前記第1の期間において前記マスタ無線端末から前記第2の期間において同報通信を行うように指示する同報制御情報を受信し、
    前記同報制御情報が受信された場合、前記同報制御情報に基づいて前記第2の期間において同報データを前記他無線端末に同報送信しまたは前記第2の期間において前記他無線端末から前記同報データを受信する、
    ことを特徴とする通信方法。

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