JP5336903B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、水素(燃料ガス)と、酸素を含む空気(酸化剤ガス)とが供給されることで発電する燃料電池の開発が進められ、例えば、燃料電池車(移動体)の電力源として期待されている。
このような燃料電池車には、例えばリチウムイオン型の高圧バッテリ(第1エネルギストレージ)が搭載される。高圧バッテリは、加速時においてモータに向けて放電することで燃料電池をアシストしたり、減速時においてモータからの回生電力を充電したりする(特許文献1参照)。
また、高圧バッテリは、燃料電池の発電停止から次回の発電開始まで、燃料電池に代わって、燃料電池車(燃料電池システム)の電源として機能する。すなわち、高圧バッテリは、例えば、発電停止中に燃料電池を掃気する場合において、掃気ガスを吐出するコンプレッサの電源や、次回起動時おいて燃料電池の発電開始までにおけるコンプレッサの電源として機能する。
したがって、高圧バッテリは、燃料電池の発電停止時、発電停止中に電力不足とならないように、満充電に近い状態、つまり、SOC(State Of Charge)が高い状態(例えば80%)とされる。
特開2004−180461号公報
しかしながら、燃料電池の発電停止後、燃料電池車(燃料電池システム)の停止中において、SOCが高い状態で、高圧バッテリが長時間放置されると、高圧バッテリが劣化する虞がある。
そこで、本発明は、高圧バッテリ等のエネルギストレージの劣化を防止する燃料電池システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、前記燃料電池の電力を蓄える第1エネルギストレージと、前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する蓄電指標値を検出する蓄電指標値検出手段と、前記第1エネルギストレージの電力を消費する電力消費手段と、前記蓄電指標値検出手段が検出する蓄電指標値に基づいて、前記電力消費手段による電力の消費を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記燃料電池の発電停止後に制御を開始し、蓄電指標値が第1閾値よりも高い場合、蓄電指標値が前記第1閾値よりも低い第2閾値以下になるまで、前記電力消費手段によって前記第1エネルギストレージの電力を消費させ、前記第1閾値は、前記第1エネルギストレージが劣化する前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する値であり、前記第2閾値は、放置されたとしても前記第1エネルギストレージが劣化しない前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する値であることを特徴とする燃料電池システムである。
このような燃料電池システムによれば、第1エネルギストレージの蓄電指標値が第1閾値よりも高い場合、蓄電指標値が第1閾値よりも低い第2閾値以下になるまで、電力消費手段によって第1エネルギストレージの電力を消費させる。これにより、第1エネルギストレージが、その蓄電指標値が第2閾値よりも高い状態で、長時間放置されることはなく、第1エネルギストレージの劣化を防止できる。
なお、第1閾値は、第1エネルギストレージの蓄電指標値がこれよりも高い状態で、第1エネルギストレージが放置されると、第1エネルギストレージが劣化してしまうので、第1エネルギストレージの電力の消費を開始すべき値に設定されることが好ましい。
第2閾値は、放置されたとしても第1エネルギストレージが劣化しないと判断される値に設定されることが好ましい。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記第1エネルギストレージの温度が高くなるほど、前記第2閾値は低くなることを特徴とする。
ここで、例えば、リチウムイオン型の二次電池を備える第1エネルギストレージは、放置中の蓄電指標値(後記する実施形態ではSOC)が高いと劣化が促進され、さらに温度も高いと、ことさら劣化が促進されるという特性を有する。
そこで、このような燃料電池システムによれば、第1エネルギストレージの温度が高くなるほど、第2閾値は低くなるように設定される。これにより、第1エネルギストレージの蓄電指標値を、この低くなる第2閾値以下とすることによって、第1エネルギストレージの劣化を適切に防止できる。
また、前記燃料電池システムにおいて、前記電力消費手段を複数備え、前記制御手段は、複数の前記電力消費手段のうち、より作動音が小さい前記電力消費手段によって優先して電力を消費させることを特徴とする。
このような燃料電池システムによれば、制御手段が、より作動音が小さい電力消費手段によって優先して電力を消費させるので、第1エネルギストレージの電力の消費に伴う作動音を小さくできる。
また、前記燃料電池システムは移動体に搭載され、前記電力消費手段は、前記燃料電池を冷却する第1冷却系、前記第1エネルギストレージを冷却する第2冷却系、前記移動体を走行させるための走行系を冷却する第3冷却系、及び、前記第1エネルギストレージの電力が充電される第2エネルギストレージ、の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
このような燃料電池システムによれば、第1冷却系、第2冷却系、第3冷却系、及び、第2エネルギストレージ、の少なくとも1つによって、第1エネルギストレージの電力を消費できる。
本発明によれば、高圧バッテリ等のエネルギストレージの劣化を防止する燃料電池システムを提供することができる。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの電力消費系の構成を示す図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 図3の放電用デバイス選択ステップのサブフローチャートである。 高圧バッテリ温度と目標SOCとの関係を示すマップである。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示す本実施形態に係る燃料電池システム1は、図示しない燃料電池車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排するアノード系と、燃料電池スタック10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排するカソード系と、燃料電池スタック10を冷却する第1冷却系と、燃料電池スタック10の電力を消費する電力消費系と、電力消費系の後記する高圧バッテリ74を冷却する第2冷却系と、燃料電池車を走行させる走行系と、走行系を冷却する第3冷却系と、これらを電子制御するECU100(Electronic Control Unit、電子制御装置)と、を備えている。
<燃料電池スタック>
燃料電池スタック10は、複数(例えば200〜400枚)の固体高分子型の単セルが積層して構成されたスタックであり、複数の単セルは直列で接続されている。単セルは、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)と、これを挟む2枚の導電性を有するセパレータと、を備えている。MEAは、1価の陽イオン交換膜等からなる電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟むアノード及びカソード(電極)とを備えている。
アノード及びカソードは、カーボンペーパ等の導電性を有する多孔質体と、これに担持され、アノード及びカソードにおける電極反応を生じさせるための触媒(Pt、Ru等)と、を含んでいる。
各セパレータには、各MEAの全面に水素又は空気を供給するための溝や、全ての単セルに水素又は空気を給排するための貫通孔が形成されており、これら溝及び貫通孔がアノード流路11(燃料ガス流路)、カソード流路12(酸化剤ガス流路)として機能している。
そして、アノード流路11を介して各アノードに水素が供給されると、式(1)の電極反応が起こり、カソード流路12を介して各カソードに空気が供給されると、式(2)の電極反応が起こり、各単セルで電位差(OCV(Open Circuit Voltage)、開回路電圧)が発生するようになっている。次いで、燃料電池スタック10と後記するモータM等の外部負荷とが電気的に接続され、電流が取り出されると、燃料電池スタック10が発電するようになっている。
2H→4H+4e …(1)
+4H+4e→2HO …(2)
また、各セパレータには、単セルを適宜に冷却するために冷媒が通流する溝や貫通孔が形成されており、これら溝及び貫通孔が、燃料電池スタック10の冷媒流路13として機能している。
<アノード系>
アノード系は、水素タンク21と、常閉型の遮断弁22とを備えている。
水素タンク21は、配管21a、遮断弁22、配管22aを介して、アノード流路11の入口に接続されている。そして、ECU100からの指令によって遮断弁22が開かれると、水素が、水素タンク21から遮断弁22等を通って、アノード流路11に供給されるようになっている。
アノード流路11の出口には、配管22bが接続されている。そして、アノード流路11(アノード)から排出されたアノードオフガスは、配管22bを通って車外に排出されるようになっている。
<カソード系>
カソード系は、コンプレッサ31(酸化剤ガス供給手段、掃気ガス供給手段)を備えている。
コンプレッサ31は、配管31aを介して、カソード流路12の入口に接続されている。そして、コンプレッサ31は、ECU100の指令に従って作動すると、酸素を含む空気を取り込み、配管31aを介して、カソード流路12に供給するようになっている。
また、コンプレッサ31は、燃料電池スタック10の掃気時には、掃気ガスを供給する掃気ガス供給手段として機能する。
カソード流路12の出口には、配管31bが接続されている。そして、カソード流路12(カソード)から排出されたカソードオフガスは、配管31bを通って車外に排出されるようになっている。
また、配管31aの途中は、配管32a、常閉型の掃気ガス導入弁32、配管32bを介して、配管22aに接続されている。
そして、燃料電池スタック10を掃気する場合において、コンプレッサ31が作動した状態で、ECU100によって掃気ガス導入弁32が開かれると、コンプレッサ31からの掃気ガスが、アノード流路11、カソード流路12にそれぞれ導入され、燃料電池スタック10に残留する水分(水蒸気、結露水)が、押し出されるようになっている。
<第1冷却系>
第1冷却系は、燃料電池スタック10を冷却する系であって、冷媒ポンプ41(FC冷媒ポンプ)と、ラジエタ42と、ラジエタファン43(FCラジエタファン)と、温度センサ44とを備えている。冷媒流路13の出口は、配管42a、ラジエタ42、配管42b、冷媒ポンプ41、配管41aを介して、冷媒流路13の入口に接続されている。そして、ECU100の指令に従って、冷媒ポンプ41及びラジエタファン43が作動すると、冷媒が、冷媒流路13とラジエタ42との間で循環し、燃料電池スタック10が冷却されるようになっている。
温度センサ44(温度検出手段)は、配管42aに取り付けられており、配管42a内の温度を、燃料電池スタック10の現在の温度T11として検出し、ECU100に出力するようになっている。
<走行系>
走行系は、モータMと、モータMで発生した動力を駆動輪Wに伝達させるDT51(Drive Train)を備えている。DT51は、トランスミッション、トランスファー、デファレンシャルギヤ及び電圧調整ユニット、直流モータ制御用スイッチングユニット等の高圧電装部品、そして、冷媒流路52が形成されたウォータジャケット等から構成される。
<第3冷却系>
第3冷却系は、DT51を冷却する系であって、冷媒ポンプ61(DT冷媒ポンプ)と、ラジエタ62と、ラジエタファン63(DTラジエタファン)と、温度センサ64とを備えている。冷媒流路52の出口は、配管62a、ラジエタ62、配管62b、冷媒ポンプ61、配管61aを介して、冷媒流路52の入口に接続されている。そして、ECU100の指令に従って、冷媒ポンプ61及びラジエタファン63が作動すると、冷媒が、冷媒流路52とラジエタ62との間で循環し、DT52が冷却されるようになっている。
温度センサ64(温度検出手段)は、配管62aに取り付けられており、配管62a内の温度を、DT51の現在の温度T12として検出し、ECU100に出力するようになっている。
<電力消費系、第2冷却系>
電力消費系は、図1及び図2に示すように、VCU71(Voltage Control Unit、発電電力制限手段)と、DC/DCコンバータ72と、コンタクタ73(ON/OFFスイッチ)と、高圧バッテリ74(第1エネルギストレージ)と、温度センサ75と、電圧センサ76と、電流センサ77と、ファン78(第2冷却系)とを備えている。そして、燃料電池スタック10は、VCU71、DC/DCコンバータ72、コンタクタ73を介して、高圧バッテリ74に接続されている。
VCU71は、ECU100からの指令に従って、燃料電池スタック10の発電電力(出力電流、出力電圧)を制御する機器であり、DC/DCチョッパ等の電子回路を備えている。
DC/DCコンバータ72は、本実施形態では、電圧の昇降圧機能を備えている。
高圧バッテリ74は、例えば、複数のリチウムイオン型、ニッケル水素型の二次電池(単電池)が直列接続された組電池を備えており、燃料電池スタック10の余剰発電電力や、モータMからの回生電力を蓄電(充電)したり、燃料電池スタック10の不足電力を補うべく、その充電電力を放電し燃料電池スタック10をアシスト(補助)したりする。また、高圧バッテリ74は、燃料電池スタック10の発電停止から次回発電開始までにおいて、つまり、システム停止中において、掃気時や再起動時等におけるコンプレッサ31等の電源となる。
そして、高圧バッテリ74が放電可能な最大量電荷量である容量C(mAh)は、高圧バッテリ74の温度T13に依存して変化するという特性である。すなわち、高圧バッテリ74は、充放電に利用可能な電荷量が同一であれば、その温度T13が高くなると、高圧バッテリ74の容量C(mAh)が大きくなり、SOCが低くなるという特性を有している。一方、高圧バッテリ74の温度T13が低くなると、高圧バッテリ74の容量C(mAh)が小さくなり、SOCが高くなるという特性を有している。
温度センサ75(温度検出手段)は、高圧バッテリ74の現在の温度T13を検出し、ECU100に出力するようになっている。
電圧センサ76(蓄電指標値検出手段)は、高圧バッテリ74の現在の電圧値を検出し、ECU100に出力するようになっている。
電流センサ77(蓄電指標値検出手段)は、高圧バッテリ74を通電する現在の電流値を検出し、ECU100に出力するようになっている。
そして、ECU100は、高圧バッテリ74の電圧値及び電流値に基づいて、高圧バッテリ74の現在のSOC(蓄電指標値)を算出するようになっている。すなわち、SOCは、高圧バッテリ74の電流値及び電圧値の関数として与えられる。
ファン78(高圧バッテリファン)は、充放電することで発熱する高圧バッテリ74を適宜冷却するものであり、ECU100によって制御される。
ここで、図2を主に参照して、電力消費系の回路構成をさらに具体的に説明する。
燃料電池スタック10及び高圧バッテリ74は、モータM、コンプレッサ31(FCコンプレッサ)、冷媒ポンプ41(FC冷媒ポンプ)、高圧系補機79(例えば車両エアコン用コンプレッサ)、DC/DCコンバータ80に、それぞれ接続されている。そして、燃料電池スタック10及び高圧バッテリ74の電力は、モータM等に供給されるようになっている。
なお、モータM、コンプレッサ31、冷媒ポンプ41の回転を制御するためのインバータは省略している。後記するラジエタファン43等についても同様である。
DC/DCコンバータ80は、12Vバッテリ81(第2エネルギストレージ、低圧バッテリ)、ラジエタファン43(FCラジエタファン)、冷媒ポンプ61(DT冷媒ポンプ)、ラジエタファン63(DTラジエタファン)、ファン78(高圧バッテリファン)、12V系補機82(ヘッドライト等)に、それぞれ接続されている。そして、ECU100によって制御されると、DC/DCコンバータ80は、燃料電池スタック10及び/又は高圧バッテリ74の高圧電力を、12Vに降圧し、12Vバッテリ81等に供給するようになっている。
したがって、本実施形態において、燃料電池スタック10の発電停止後、高圧バッテリ74(第1エネルギストレージ)に蓄電された電力を消費する電力消費手段は、冷媒ポンプ41及びラジエタファン43(第1冷却系)と、ファン78(第2冷却系)と、冷媒ポンプ61及びラジエタファン63(第3冷却系)と、12Vバッテリ81(第2エネルギストレージ)とを備えて構成されている。
<IG>
図1に戻って説明を続ける。
IG91は、燃料電池システム1(燃料電池車)の起動スイッチであり、運転席周りに設けられている。また、IG91はECU100と接続されており、ECU100はIG91のON/OFF信号を検知するようになっている。
<ECU>
ECU100は、燃料電池システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されており、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種機能を発揮し、各種機器を制御するようになっている。
<ECU−SOC算出機能>
ECU100(SOC算出手段)は、電圧センサ76から入力される電圧値と、電流センサ77から入力される電流値とに基づいて、高圧バッテリ74の現在のSOC(蓄電指標値)を算出する機能を備えている。
<ECU−放電(消費)判定機能>
ECU100(放電判定手段)は、高圧バッテリ74の現在のSOCと、現在の温度T13とに基づいて、劣化を防止するべくSOCを低下させるため、高圧バッテリ74を放電させる必要があるか否か、つまり、高圧バッテリ74の電力を消費させる必要があるか否か判定する機能を備えている。
具体的には、現在のSOCが第1SOC(第1閾値)よりも高い場合において、高圧バッテリ74の温度T13が第4温度T4(所定第1エネルギストレージ温度)よりも高いとき、ECU100は、SOCを低下させるため、高圧バッテリ74を放電させる必要があると判定するように設定されている。
第1SOC(例えば65%)は、事前試験等により求められ、SOCがこれよりも高い状態で、長時間(例えば30分以上)放置されると、高圧バッテリ74が劣化してしまうので、高圧バッテリ74の放電を開始するべきと判断されるSOCに設定される。
第4温度T4(例えば40℃)は、事前試験等により求められ、現在のSOCが前記した第1SOC(例えば65%)よりも高くても、高圧バッテリ74の温度T13がこの温度以下であれば、高圧バッテリ74が劣化しないと判断される温度に設定される。
<ECU−目標SOC設定機能>
ECU100(目標SOC設定手段)は、SOCを低下させるため、高圧バッテリ74を放電させる必要があると判定した場合、目標値となる目標SOC(第2閾値)を、高圧バッテリ74の現在の温度T13と、図5のマップとに基づいて設定する機能を備えている。
図5に示すように、高圧バッテリ74の温度T13が高くなるほど、目標SOCは低くなるという関係となっている。これは、前記したように、高圧バッテリ74の温度T13が高くなるほど、高圧バッテリ74の容量C(mAh)が大きくなり、SOCが小さくなるが、その後、高圧バッテリ74の温度T13が低下すると、容量Cが小さくなると共に、SOCが高くなるので、高圧バッテリ74の温度T13が低下したとしても、上昇後のSOCが、高圧バッテリ74が劣化しない程度にするためである。
<ECU−放電用デバイス(消費用デバイス)選択機能>
ECU100(放電用デバイス選択手段)は、SOCを低下させるため、高圧バッテリ74を放電させる必要があると判定した場合、高圧バッテリ74の放電用のデバイス、つまり、高圧バッテリ74の電力を消費するデバイスを選択する機能を備えている。
具体的には、燃料電池スタック10の温度T11が、第1温度T1以上である場合、放電用デバイスとして、冷媒ポンプ41及びラジエタファン43を選択するように設定されている。第1温度T1(例えば85℃)は、事前試験等により求められ、燃料電池スタック10を冷却すべきと判断される温度に設定されている。
また、DT51の温度T12が、第2温度T2以上である場合、放電用デバイスとして、冷媒ポンプ61及びラジエタファン63を選択するように設定されている。第2温度T2(例えば40℃)は、事前試験等により求められ、DT51を冷却すべきと判断される温度に設定される。
さらに、高圧バッテリ74の温度T13が、第3温度T3以上である場合、放熱用デバイスとして、ファン78を選択するように設定されている。第3温度T3(例えば30℃)は、事前試験等により求められ、高圧バッテリ74を冷却すべきと判断される温度に設定される。第3温度T3(例えば30℃)は、前記した第4温度T4(例えば40℃)よりも低い温度に設定される。
≪燃料電池システムの動作≫
次に、燃料電池システム1の動作について、図3、図4を参照して説明する。
なお、初期状態において、水素及び空気が燃料電池スタック10に供給され、燃料電池スタック10はアクセル等からの要求発電量に対応して発電し、高圧バッテリ74には適宜充電されている。そして、IG91がOFFされると、図3に示す処理がスタートする。
ステップS101において、ECU100は、運転者から燃料電池車(燃料電池システム1)の停止要求があったと判断して、燃料電池スタック10の発電を停止する。
具体的には、ECU100は、VCU71による燃料電池スタック10からの電流の取り出しを停止し、遮断弁22を閉じ、コンプレッサ31を停止する。そして、コンタクタ73をOFFし、DC/DCコンバータ72、80を停止する。
なお、高圧バッテリ74は、発電停止後、システム停止中における掃気時に必要な電力量等を考慮して、満充電(例えば、SOC:80%)に近い状態となっている。
ステップS102において、ECU100は、IG91のOFF、又は、前回のステップS102の判定から、所定時間(例えば30分〜1時間)経過したか否か判定する。
所定時間経過したと判定した場合(S102・Yes)、ECU100の処理はステップS103に進む。一方、所定時間経過していないと判定した場合(S102・No)、ECU100は、ステップS102の判定を繰り返す。
この他、IG91のOFF後の第1回目のみ、ステップS102の判定を省略、つまり、ステップS101からステップS103に進む構成としてもよい。このような構成によれば、IG91のOFF直後にも、燃料電池スタック10の掃気や、高圧バッテリ74の放電を実行可能となる。
また、システム温度(燃料電池スタック10の温度T11)に基づいて、所定時間を可変、例えば、システム温度が低くなるほど、所定時間を短くする構成としてもよい。
ステップS103において、ECU100は、燃料電池スタック10を掃気する必要があるか否か判定する。例えば、燃料電池スタック10の温度T11が、このままでは凍結する虞があり、掃気の必要があると判断される掃気実行温度(例えば5℃)以下である場合、掃気の必要があると判定される。
燃料電池スタック10を掃気する必要があると判定した場合(S103・Yes)、ECU100の処理はステップS104に進む。一方、燃料電池スタック10を掃気する必要はないと判定した場合(S103・No)、ECU100の処理はステップS105に進む。
ステップS104において、ECU100は、燃料電池スタック10を掃気する。
具体的には、ECU100は、掃気ガス導入弁32を開いた後、コンプレッサ31を作動させる。そうすると、コンプレッサ31からの掃気ガスが、アノード流路11及びカソード流路12にそれぞれ導入される。そして、アノード流路11及びカソード流路12に残留する水分(水蒸気、結露水)が押し出され、燃料電池スタック10が掃気される。
なお、アノード流路11及びカソード流路12を並行して掃気する方式に限らず、アノード流路11、カソード流路12の順で掃気する方式でもよい。
所定掃気時間にて燃料電池スタック10を掃気した後、コンプレッサ31を停止し、掃気ガス導入弁32を閉じた後、ECU100の処理はステップS105に進む。
なお、このように燃料電池スタック10を掃気した場合、フラグ等によって掃気済みであることを一時的に記憶し、次回のステップS103、S104を省略してもよい。すなわち、ステップS102の判定結果がYesの後、燃料電池スタック10が掃気済みであるか否か判定し、掃気済みである場合、ステップS105に進む構成としてもよい。
ステップS105において、ECU100は、高圧バッテリ74の現在のSOCが、第1SOC(例えば65%)よりも高いか否か判定する。
現在のSOCが、第1SOCよりも高いと判定した場合(S105・Yes)、ECU100は、高圧バッテリ74を放電し、SOCを低下する必要があると判断し、その処理はステップS106に進む。
一方、現在のSOCが、第1SOCよりも高くないと判定した場合(S105・No)、ECU100は、高圧バッテリ74の放電は不要である判断し、その処理はステップS102に進む。
ステップS106において、ECU100は、高圧バッテリ74の現在の温度T13が、第4温度(例えば40℃)よりも高いか否か判定する。
現在の温度T13が第4温度よりも高いと判定した場合(S106・Yes)、ECU100の処理はステップS107に進む。一方、現在の温度T13が第4温度よりも高くないと判定した場合(S106・No)、高圧バッテリ74は劣化しないと判断し、ECU100の処理はステップS102に進む。
この他、ステップS106の判定処理を省略する構成としてもよい。すなわち、ステップS105・Yesの後、ステップS107に進む構成としてもよい。
ステップS107において、ECU100は、高圧バッテリ74の現在の温度T13と、図5のマップとに基づいて、目標値となる目標SOC(第2閾値)を設定する。
ステップS200において、ECU100は、高圧バッテリ74を放電させるために作動させる放電用デバイス、つまり、高圧バッテリ74の電力を消費させるデバイスを選択する。具体的な内容は後で説明する。
ステップS108において、ECU100は、コンタクタ73をONした後、DC/DCコンバータ72、80を作動させ、ステップS200で選択した放電用デバイスに電力供給可能な状態とする。
ステップS109において、ECU100は、ステップS200で選択した放電用デバイスを制御、つまり、作動させて、高圧バッテリ74の電力を消費し、高圧バッテリ74を放電させる。これにより、高圧バッテリ74のSOCが徐々に低下する。
ステップS110において、ECU100は、高圧バッテリ74の現在のSOCが、ステップS107で設定した目標SOC以下であるか否か判定する。
現在のSOCが目標SOC以下であると判定した場合(S110・Yes)、ECU100の処理はステップS111に進む。
一方、現在のSOCが目標SOC以下でないと判定した場合(S110・No)、ECU100の処理はステップS109に進む。なお、このようにステップS109に進み、高圧バッテリ74の放電を継続する場合、ステップS200と同様の処理を実行し、放熱用デバイスを再度選択してもよい。
ステップS111において、ECU100は、コンタクタ73をOFFし、DC/DCコンバータ72、80を停止させる。
その後、ECU100の処理は、ステップS102に進む。
<放電用デバイス選択処理S200>
次に、図4を参照して、放電用デバイス選択処理について説明する。
ステップS201において、ECU100は、燃料電池スタック10の現在の温度T11が第1温度T1以上であるか否か判定する。
現在の温度T11が第1温度T1以上であると判定した場合(S201・Yes)、ECU100の処理はステップS205に進む。そして、ステップS205において、ECU100は、放電用デバイスとして、燃料電池スタック10の冷却用のラジエタファン43及び冷媒ポンプ41を選択した後、ECU100の処理はステップS202に進む。
一方、現在の温度T11が第1温度T1以上でないと判定した場合(S201・No)、ECU100の処理はステップS202に進む。
ステップS202において、ECU100は、DT51の現在の温度T12が第2温度T2以上であるか否か判定する。
現在の温度T12が第2温度T2以上であると判定した場合(S202・Yes)、ECU100の処理はステップS206に進む。そして、ステップS206において、ECU100は、放電用デバイスとして、DT51の冷却用のラジエタファン63及び冷媒ポンプ61を選択した後、ECU100の処理はステップS203に進む。
一方、現在の温度T12が第2温度T2以上でないと判定した場合(S202・No)、ECU100の処理はステップS203に進む。
ステップS203において、ECU100は、高圧バッテリ74の現在の温度T13が第3温度T3以上であるか否か判定する。
現在の温度T13が第3温度T3以上であると判定した場合(S203・Yes)、ECU100の処理はステップS207に進む。そして、ステップS207において、ECU100は、放電用デバイスとして、高圧バッテリ74の冷却用のファン78を選択した後、ECU100の処理はステップS204に進む。
一方、現在の温度T13が第3温度T3以上でないと判定した場合(S203・No)、ECU100の処理はステップS204に進む。
ステップS204において、ECU100は、放電用デバイスとして、DC/DCコンバータ80を選択する。
その後、ECU100の処理は、エンドを通って、図3のステップS108に進む。
≪燃料電池システムの効果≫
このような燃料電池システム1によれば、次の効果を得る。
燃料電池スタック10の発電停止後、所定時間経過毎のシステム監視状態において、高圧バッテリ74のSOCが第1SOC(例えば65%)よりも高い場合(S105・Yes)、高圧バッテリ74の温度T13に基づいて適切に設定された目標SOCに低下するまで(S110・Yes)、放電用デバイスによって電力を消費する。これにより、高圧バッテリ74が高いSOCで長時間放置されず、高圧バッテリ74の劣化を防止できる。
また、高圧バッテリ74の温度T13が第4温度(例えば40℃)よりも高くない場合(S106・No)、その後に、高圧バッテリ74の温度T13が低下し、容量Cが小さくなったとしても、SOCは殆ど上昇せず、高圧バッテリ74は劣化しないと判断し、高圧バッテリ74の放電に関する処理を省略できる。
さらに、放熱用デバイスは、燃料電池スタック10の温度T11、DT51の温度T12、高圧バッテリ74の温度T13に基づいて、適切に選択される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば次のように変更することができる。
前記した実施形態では、燃料電池スタック10の温度T11、DT51の温度T12、高圧バッテリ74の温度T13に基づいて、放電用デバイスを選択するとしたが(図4参照)、次のようにしてもよい。
ECU100は、例えば、作動音及び/又は振動がより小さい放電用デバイス(電力消費手段)を優先的に作動させ、優先して電力を消費させるようにしてもよい。本実施形態では、作動音及び/又は振動が小さい順に、(1)DC/DCコンバータ80、(2)高圧バッテリ74の冷却用のファン78、(3)DT51の冷却用の冷媒ポンプ61、ラジエタファン63、(4)燃料電池スタック10の冷却用の冷媒ポンプ41、ラジエタファン43となるので、(1)DC/DCコンバータ80を優先的に作動させるとよい。なお、DC/DCコンバータ80のみを作動させると、高圧バッテリ74の電力が、12Vバッテリ81に充電されることになる。
また、ECU100は、短時間で目標SOCに低下させるため、電力消費量の大きな放熱デバイス(例えば、FC冷却用の冷媒ポンプ41、ラジエタファン43)から優先的に選択してもよい。
前記した実施形態では、蓄電指標値がSOCである構成を例示したが、その他に例えば、高圧バッテリ74の電圧値である構成でもよい。
前記した実施形態では、高圧バッテリ74の電圧値及び電流値に基づいて、SOCを算出し、温度T13に基づいて目標SOCを設定する構成としたが、その他に例えば、電圧値及び電流値に基づいて算出されたSOCを温度T13に基づいて基準温度(例えば20℃)に換算する構成とすれば、目標SOCを固定値とできる。
前記した実施形態では、燃料電池システム1が燃料電池車に搭載された場合を例示したが、その他に例えば、自動二輪車、列車、船舶に搭載された燃料電池システムでもよい。また、家庭用の定置型の燃料電池システムや、給湯システムに組み込まれた燃料電池システムに、本発明を適用してもよい。この場合において、定置型の燃料電池システムに適用された場合、放熱用デバイスとしては、例えば、水素を製造する改質装置に備えられるヒータ等が挙げられる。
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック(燃料電池)
41 FC冷却用の冷媒ポンプ(電力消費手段)
42 FC冷却用のラジエタ(電力消費手段)
43 FC冷却用のラジエタファン(電力消費手段)
44 温度センサ
51 DT(走行系)
61 DT冷却用の冷媒ポンプ(電力消費手段)
62 DT冷却用のラジエタ(電力消費手段)
63 DT冷却用のラジエタファン(電力消費手段)
64 温度センサ
74 高圧バッテリ(第1エネルギストレージ)
75 温度センサ
76 電圧センサ(蓄電指標値検出手段)
77 電流センサ(蓄電指標値検出手段)
78 高圧バッテリ冷却用のファン(電力消費手段)
81 12Vバッテリ(第2エネルギストレージ)
100 ECU(制御手段)
M モータ(走行系)
T11 燃料電池スタックの温度
T12 DTの温度
T13 高圧バッテリの温度

Claims (5)

  1. 反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の電力を蓄える第1エネルギストレージと、
    前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する蓄電指標値を検出する蓄電指標値検出手段と、
    前記第1エネルギストレージの電力を消費する電力消費手段と、
    前記蓄電指標値検出手段が検出する蓄電指標値に基づいて、前記電力消費手段による電力の消費を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記燃料電池の発電停止後に制御を開始し、蓄電指標値が第1閾値よりも高い場合、蓄電指標値が前記第1閾値よりも低い第2閾値以下になるまで、前記電力消費手段によって前記第1エネルギストレージの電力を消費させ、
    前記第1閾値は、前記第1エネルギストレージが劣化する前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する値であり、
    前記第2閾値は、放置されたとしても前記第1エネルギストレージが劣化しない前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する値である
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記電力消費手段を複数備え、
    前記制御手段は、複数の前記電力消費手段のうち、より作動音が小さい前記電力消費手段によって優先して電力を消費させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 反応ガスが供給されることで発電する燃料電池と、
    前記燃料電池の電力を蓄える第1エネルギストレージと、
    前記第1エネルギストレージの蓄電量に関する蓄電指標値を検出する蓄電指標値検出手段と、
    前記第1エネルギストレージの電力を消費する複数の電力消費手段と、
    前記蓄電指標値検出手段が検出する蓄電指標値に基づいて、前記電力消費手段による電力の消費を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記燃料電池の発電停止後、蓄電指標値が第1閾値よりも高い場合、蓄電指標値が前記第1閾値よりも低い第2閾値以下になるまで、前記電力消費手段によって前記第1エネルギストレージの電力を消費させる際に、複数の前記電力消費手段のうち、より作動音が小さい前記電力消費手段によって優先して電力を消費させる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 前記第1エネルギストレージの温度が高くなるほど、前記第2閾値は低くなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システムは移動体に搭載され、
    前記電力消費手段は、前記燃料電池を冷却する第1冷却系、前記第1エネルギストレージを冷却する第2冷却系、前記移動体を走行させるための走行系を冷却する第3冷却系、及び、前記第1エネルギストレージの電力が充電される第2エネルギストレージ、の少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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