JP5334194B2 - Sipサーバ、sip端末制御方法およびプログラム - Google Patents

Sipサーバ、sip端末制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)を用いて通話を行うSIP端末を制御するSIPサーバ、SIP端末制御方法およびプログラムに関する。
VoIP(Voice over Internet Protocol)を用いたIP電話間にて、通話を行うためにSIP(Session Initiation Protocol)というプロトコルが用いられる。このSIPでは、SIPが適用された端末(電話番号やIP(Internet Protocol)アドレス等)をSIPサーバにあらかじめ登録しておき、登録された端末から接続要求があった場合、SIPサーバが相手先のIPアドレスを検索して接続する。
ここで、SIPサーバの負荷が重くなってしまうことを避けるために、SIP端末の数を制限することが考えられる。しかし、単純にSIP端末の数を制限することは、好ましくはない。
そこで、SIPサーバの負荷を分散させるために、ネットワーキングを利用してSIP端末の制御処理を負荷分散する技術が考えられている。それにより、SIP端末数の制限を拡大することができる。
しかしながら、このような技術を用いた場合、SIP端末側のSIP登録先の設定が煩雑になってしまう。また、SIP端末側で登録先となる主装置を設定する必要があり、端末数の多い大規模なシステムでは構成変更時や障害発生時などでシステムの状況が変化した際のメンテナンスが難しくなってしまう。
そこで、SIPサーバの負荷を監視して、監視した負荷に応じてSIP端末を登録するSIPサーバを割り当てる負荷分散装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−4361号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような技術においては、SIP端末とSIPサーバとから構成されるシステムにおいて、SIPサーバの負荷を分散させるための専用の負荷分散装置を設けなければならないという問題点がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決するSIPサーバ、SIP端末制御方法およびプログラムを提供することである。
本発明のSIPサーバは、
SIPを用いて通話を行うSIP端末を登録して接続を制御するSIPサーバであって、
当該SIPサーバへ接続要求するSIP端末を登録する登録部と、
当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷をそれぞれ監視する監視部と、
前記SIP端末から接続要求があった場合、前記監視部が負荷を監視しているSIPサーバのうち、前記負荷が最も少ないSIPサーバを選択する選択部と、
前記選択部が選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択部が選択したSIPサーバへ接続要求をするように、前記接続要求をしてきたSIP端末へ指示する指示部とを有する。
また、本発明のSIP端末制御方法は、
SIPを用いて通話を行うSIP端末を登録して接続を制御するSIPサーバにおけるSIP端末制御方法であって、
当該SIPサーバへ接続要求するSIP端末を登録する処理と、
当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷をそれぞれ監視する処理と、
前記SIP端末から接続要求があった場合、前記負荷を監視しているSIPサーバのうち、前記負荷が最も少ないSIPサーバを選択する処理と、
前記選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択したSIPサーバへ接続要求をするように、前記接続要求をしてきたSIP端末へ指示する処理とを有する。
また、本発明のプログラムは、
SIPを用いて通話を行うSIP端末を登録して接続を制御するSIPサーバに実行させるためのプログラムであって、
当該SIPサーバへ接続要求するSIP端末を登録する手順と、
当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷をそれぞれ監視する手順と、
前記SIP端末から接続要求があった場合、前記負荷を監視しているSIPサーバのうち、前記負荷が最も少ないSIPサーバを選択する手順と、
前記選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択したSIPサーバへ接続要求をするように、前記接続要求をしてきたSIP端末へ指示する手順とを実行させる。
以上説明したように本発明においては、SIPサーバの負荷を容易に分散させることができる。
本発明のSIPサーバを用いた通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示したマスターサーバとなるSIPサーバの内部構成の一例を示す図である。 図2に示した監視部内に設けられた負荷管理テーブルの構造の一例を示す図である。 図2に示した登録部に登録されたSIP端末と登録先SIPサーバとの対応付けの一例を示す図である。 図1に示したマスターサーバとなるSIPサーバにおけるSIP端末制御方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示したSIPサーバとSIP端末との間における処理を説明するためのシーケンス図である。 図1に示したSIPサーバとSIP端末との接続形態の一例を示す図である。 SIP端末間の発着呼動作において、送受信される信号の流れを説明するための図である。 SIP端末間の発着呼動作を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のSIPサーバを用いた通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、SIPサーバ100と、SIPサーバ200−1,200−2と、SIP端末300−1〜300−5とから構成されている。ここで、SIPサーバの数、およびSIP端末の数については、限定しない。
SIPサーバ100は、SIP制御および呼制御を行うサーバである。また、SIPサーバ100は、SIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2にかかる負荷(SIPメッセージ処理数、CPU(Central Processing Unit)使用率、接続端末数等)を監視するマスターサーバである。また、SIPサーバ100は、SIP端末300−1〜300−5から接続要求があった場合、監視しているSIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2にかかる負荷のうち、負荷が最も少ないSIPサーバを選択する。また、SIPサーバ100は、接続要求をしてきたSIP端末300−1〜300−5へ、選択したSIPサーバへ接続要求するように指示する。また、SIPサーバ100は、選択したSIPサーバと、接続要求するように指示したSIP端末300−1〜300−5とを対応付けて登録する。
SIPサーバ200−1,200−3は、SIP制御および呼制御を行うサーバである。また、SIPサーバ200−1,200−3は、SIPサーバ200−1,200−2にかかる負荷をSIPサーバ100へ報告するスレーブサーバである。
SIP端末300−1〜300−5は、SIPを用いて通話を行う通信端末である。
図2は、図1に示したSIPサーバ100の内部構成の一例を示す図である。
図1に示したSIPサーバ100には図2に示すように、監視部110と、選択部120と、登録部130と、指示部140とが設けられている。なお、図2には、図1に示したSIPサーバ100が有する構成要素のうち、本発明に係わる構成要素のみを示した。
監視部110は、SIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2にかかる負荷をそれぞれ監視する。このとき、監視部110は、監視する負荷として、SIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2のSIPメッセージ処理数、CPU使用率、接続端末数等を監視する。なお、SIPサーバ200−1,200−2にかかる負荷は、SIPサーバ200−1,200−2から報告されたものを用いても良いし、SIPサーバ100が自律で監視したものを用いても良い。なお、監視部110は、監視しているSIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2にかかる負荷を負荷管理テーブルに記憶して管理する。
図3は、図2に示した監視部110内に設けられた負荷管理テーブルの構造の一例を示す図である。
図2に示した監視部110内に設けられた負荷管理テーブルは図3に示すように、SIPサーバIDと、CPU使用率と、接続端末数と、SIPメッセージ処理数と、その負荷度とが対応付けられて記憶されている。
SIPサーバIDは、SIPサーバを識別できる識別情報であれば良い。ここでは、SIPサーバ100のSIPサーバIDを「100」とし、また、SIPサーバ200−1のSIPサーバIDを「200−1」とし、また、SIPサーバ200−2のSIPサーバIDを「200−2」としている。
また、CPU使用率は、SIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2それぞれが具備するCPUの使用率を示す。
また、接続端末数は、SIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2とそれぞれ接続しているSIP端末の数を示す。
また、SIPメッセージ処理数は、SIPサーバ100およびSIPサーバ200−1,200−2でそれぞれ処理中のSIPメッセージの数を示す。
また、負荷度は、上述したCPU使用率、接続端末数およびSIPメッセージ処理数に基づいて、所定の演算を行って算出された数値である。この演算アルゴリズムは、特に規定しない。
例えば、SIPサーバID「100」と、CPU使用率「35」と、接続端末数「3」と、SIPメッセージ処理数「130」と、負荷度「15」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIPサーバIDが「100」であるSIPサーバ100のCPU使用率が35%であり、現在3台のSIP端末と接続しており、130のSIPメッセージを処理中であり、それらから算出された負荷度が「15」であることを示す。また、SIPサーバID「200−1」と、CPU使用率「12」と、接続端末数「12」と、SIPメッセージ処理数「1102」と、負荷度「29」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIPサーバIDが「200−1」であるSIPサーバ200−1のCPU使用率が12%であり、現在12台のSIP端末と接続しており、1102のSIPメッセージを処理中であり、それらから算出された負荷度が「29」であることを示す。また、SIPサーバID「200−2」と、CPU使用率「9」と、接続端末数「3」と、SIPメッセージ処理数「245」と、負荷度「8」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIPサーバIDが「200−2」であるSIPサーバ200−2のCPU使用率が9%であり、現在3台のSIP端末と接続しており、245のSIPメッセージを処理中であり、それらから算出された負荷度が「8」であることを示す。
また、選択部120は、SIP端末300−1〜300−5から接続要求があった場合、監視部110が負荷を監視しているSIPサーバ100,200−1,200−2のうち、負荷が最も少ないSIPサーバを選択する。
例えば、監視部110が有する負荷管理テーブルのデータが図3に示す値であって、選択基準を「CPU使用率」とした場合、負荷の最も少ないSIPサーバとして、CPU使用率が「9」であるSIPサーバ200−2が選択される。また、選択基準を「接続端末数」とした場合、負荷の最も少ないSIPサーバとして、接続端末数が「3」であるSIPサーバ100またはSIPサーバ200−2が選択される。また、選択基準を「SIPメッセージ処理数」とした場合、負荷の最も少ないSIPサーバとして、SIPメッセージ処理数が「130」であるSIPサーバ100が選択される。また、選択基準を「負荷度」とした場合、負荷の最も少ないSIPサーバとして、負荷度が「8」であるSIPサーバ200−2が選択される。
登録部130は、登録要求してきたSIP端末を登録する。また、登録部130は、登録してあるSIP端末から接続要求があった際、選択部120が選択したSIPサーバがSIPサーバ100である場合、接続要求をしてきたSIP端末を登録する。また、登録部130は、登録してあるSIP端末から接続要求があった際、選択部120が選択したSIPサーバがSIPサーバ200−1,200−2である場合、選択部120が選択したSIPサーバと、そのSIPサーバへ接続要求をするように指示したSIP端末とを対応付けて登録する。なお、登録するタイミングは、選択部120がSIPサーバを選択したときであっても良いし、選択したSIPサーバから登録要求が送信されてきたときであっても良い。
図4は、図2に示した登録部130に登録されたSIP端末と登録先SIPサーバとの対応付けの一例を示す図である。
図2に示した登録部130には図4に示すように、SIP端末IDと、登録先SIPサーバIDとが対応付けられて記憶されている。
SIP端末IDは、SIP端末を識別できる識別情報であれば良い。ここでは、SIP端末300−1のSIP端末IDを「300−1」とし、また、SIP端末300−2のSIP端末IDを「300−2」とし、また、SIP端末300−3のSIP端末IDを「300−3」とし、また、SIP端末300−4のSIP端末IDを「300−4」とし、また、SIP端末300−5のSIP端末IDを「300−5」としている。
登録先SIPサーバIDは、SIP端末300−1〜300−5との接続先として登録されているSIPサーバのSIPサーバIDを示す。ここでは、SIPサーバ100のSIPサーバIDを「100」とし、また、SIPサーバ200−1のSIPサーバIDを「200−1」とし、また、SIPサーバ200−2のSIPサーバIDを「200−2」としている。
例えば、SIP端末ID「300−1」と、登録先SIPサーバID「100」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIP端末IDが「300−1」であるSIP端末300−1が、接続先として登録されているSIPサーバがSIPサーバ100であることを示す。また、SIP端末ID「300−2」と、登録先SIPサーバID「200−1」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIP端末IDが「300−2」であるSIP端末300−2が、接続先として登録されているSIPサーバがSIPサーバ200−1であることを示す。また、SIP端末ID「300−3」と、登録先SIPサーバID「200−1」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIP端末IDが「300−3」であるSIP端末300−3が、接続先として登録されているSIPサーバがSIPサーバ200−1であることを示す。また、SIP端末ID「300−4」と、登録先SIPサーバID「200−2」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIP端末IDが「300−4」であるSIP端末300−4が、接続先として登録されているSIPサーバがSIPサーバ200−2であることを示す。また、SIP端末ID「300−5」と、登録先SIPサーバID「200−2」とが対応付けられて記憶されている。これは、SIP端末IDが「300−5」であるSIP端末300−5が、接続先として登録されているSIPサーバがSIPサーバ200−2であることを示す。
また、指示部140は、選択部120が選択したSIPサーバがSIPサーバ200−1,200−2である場合、選択部120が選択したSIPサーバへ接続要求をするように、接続要求をしてきたSIP端末へ指示する。
以下に、本形態におけるSIP端末制御方法について説明する。
図5は、図1に示したSIPサーバ100におけるSIP端末制御方法を説明するためのフローチャートである。
監視部110によって、SIPサーバ100,200−1,200−2の負荷が監視されている(ステップS1)。監視されているSIPサーバ100,200−1,200−2の負荷は、監視部110の負荷管理テーブルに随時書き込まれる。
SIP端末300−1〜300−5のうち少なくとも1つから接続要求があると(ステップS2)、選択部120にて接続するSIPサーバが選択される(ステップS3)。この選択論理は、上述したように、SIPサーバ100,200−1,200−2の中から負荷が最も少ないSIPサーバが選択される。また、選択基準となる負荷は、監視部110が監視して負荷管理テーブルに書き込まれている情報である。
選択部120によってSIPサーバが選択されると、接続要求してきたSIP端末へ、選択したSIPサーバへの接続要求をするように指示部140から指示が行われる(ステップS4)。
その後、接続要求してきたSIP端末と、選択されたSIPサーバとが対応付けられて登録部130に記憶される(ステップS5)。
以下に、接続要求してきたSIP端末が図1に示したSIP端末300−2であり、図2に示した選択部120が選択したSIPサーバがSIPサーバ200−1である場合を例に挙げて、SIPサーバ100とSIPサーバ200−1とSIP端末300−2との間における処理について説明する。
図6は、図1に示したSIPサーバ100とSIPサーバ200−1とSIP端末300−2との間における処理を説明するためのシーケンス図である。
SIP端末300−2からSIPサーバ100へ接続要求(REGISTER)が行われると(ステップS11)、SIPサーバ100にてSIPサーバ選択処理が行われる(ステップS12)。このSIPサーバ選択処理は、図5に示したフローチャートのステップS3にて説明した処理である。つまり、SIPサーバ100とSIPサーバ200−1とSIPサーバ200−2との中で、負荷が最も少ないSIPサーバが選択される(ここでは、SIPサーバ200−1が選択された場合を例に挙げる)。また、この接続要求は、IP(Internet Protocol)アドレスもしくはドメイン名を指定して行われる。
SIPサーバ200−1が選択されると、SIPサーバ100からSIP端末300−2へ、選択されたSIPサーバ200−1へ接続要求するように指示(リダイレクト指示)が行われる(ステップS13)。このリダイレクト指示には、SIPメッセージ 3xxが使用される。
すると、リダイレクト指示が行われたSIP端末300−2から、SIPサーバ200−1へ接続要求(REGISTER)が行われる(ステップS14)。
SIPサーバ200−1にてSIP端末300−2から接続要求が行われると、SIPサーバ200−1からSIPサーバ100へ、SIP端末300−2の登録先をSIPサーバ200−1へ登録するように要求が行われる(ステップS15)。この登録要求に対する登録完了の応答がSIPサーバ100からSIPサーバ200−1へ通知されるまでは、SIPサーバ200−1からSIP端末300−2へ、401 UnAuthorizedのメッセージが送信される(ステップS16)。
その後、SIP端末300−2からSIPサーバ200−1へ接続要求(REGISTER)が再度行われた後(ステップS17)、SIPサーバ100からSIPサーバ200−1へ登録完了が通知されると(ステップS18)、SIPサーバ200−1からSIP端末300−2へ、接続要求に対する処理が正常に完了した旨を示す200 OKが送信される(ステップS19)。
その後、SIPサーバ200−1から、SIPサーバ200−1自身の負荷状況がSIPサーバ100へ報告される(ステップS20)。
すると、SIPサーバ100にて、報告された負荷状況に基づいて監視部110の負荷管理テーブルが更新される(ステップS21)。
なお、この登録があった後、SIPサーバ100によってSIPサーバ100,200−1,200−2の負荷状況の増大が検知されると、SIPサーバ100,200−1,200−2と接続しているSIP端末300−1〜300−5に対して再登録の要求が行われ、再登録要求を受けたSIP端末300−1〜300−5からSIPサーバ100へ接続要求が行われる。
その後は、上述した処理と同じ処理が行われる。
このように、運用中にも安定した負荷分散が自律的に実現できる。
図7は、図1に示したSIPサーバ100,200−1,200−2と、SIP端末300−1〜300−5との接続形態の一例を示す図である。
図7に示すように、SIPサーバ100,200−1,200−2と、SIP端末300−1〜300−5とは、Ethernet(登録商標)400と直接接続され、Ethernet(登録商標)400を介して互いに接続されている。
以下に、図1に示した形態において、上述したように接続されたSIP端末間の発着呼動作について説明する。ここで、SIP端末300−1の登録先SIPサーバは、SIPサーバ100であることが登録部130に登録されている。また、SIP端末300−2の登録先SIPサーバは、SIPサーバ200−1であることが登録部130に登録されている。また、SIP端末300−3の登録先SIPサーバは、SIPサーバ200−1であることが登録部130に登録されている。また、SIP端末300−4の登録先SIPサーバは、SIPサーバ200−2であることが登録部130に登録されている。また、SIP端末300−5の登録先SIPサーバは、SIPサーバ200−2であることが登録部130に登録されている。また、SIP端末300−5からSIP端末300−3へ発呼する場合を例に挙げて説明する。
図8は、SIP端末間の発着呼動作において、送受信される信号の流れを説明するための図である。図8にて、破線はSIPメッセージの流れを示しており、また一点鎖線は呼制御データの流れを示している。
図9は、SIP端末間の発着呼動作を説明するためのシーケンス図である。
以下、図8および図9を用いて説明する。
まず、SIP端末300−5から登録先であるSIPサーバ200−2へ、発呼する旨を記述したINVITEメッセージが送信されると(図8中A、図9中ステップS31)、SIPサーバ200−2にてSIPメッセージ(INVITEメッセージ)の解析のみが行われ、呼制御に必要なデータが発呼要求としてSIPサーバ200−2からSIPサーバ100へ送信される(図8中B、図9中ステップS32)。ここで、SIPサーバ200−2にて呼制御処理は行われない。
すると、SIPサーバ100にてSIP端末300−3の登録先が参照され(図9中ステップS33)、SIP端末300−3の登録先であるSIPサーバ200−1へ着呼に関する呼制御データが送信される(図8中C、図9中ステップS34)。
SIPサーバ100から送信されてきた呼制御データがSIPサーバ200−1にて受信されると、SIPサーバ200−1から当該呼制御データに従ってSIP端末300−3へSIP端末300−5からの着呼がある旨を記述したINVITEメッセージが送信される(図8中D、図9中ステップS35)。
以下、図9のみを用いて説明する。
ステップS35にてSIPサーバ200−1から送信されたINVITEメッセージがSIP端末300−3にて受信されると、当該INVITEメッセージに応答する200 OK w/SDPがSIP端末300−3からSIPサーバ200−1へ送信される(ステップS36)。
SIP端末300−3から送信された200 OK w/SDPがSIPサーバ200−1にて受信されると、その応答信号(ACK)がSIPサーバ200−1からSIP端末300−3へ送信される(ステップS37)。
その後、SIPサーバ200−1からSIPサーバ100へ、SIP端末300−3への接続処理が完了した旨が通知される(ステップS38)。
また、SIPサーバ200−1にてダイアログが作成される(ステップS39)。
SIPサーバ100にてSIPサーバ200−1から接続処理が完了した旨が通知されると、SIPサーバ100からSIPサーバ200−2へ、SIP端末300−5へ応答するように指示が行われる(ステップS40)。
すると、SIPサーバ200−2からSIP端末300−5へ、接続要求に対する処理が正常に完了した旨を示す200 OK w/SDPが送信される(ステップS41)。そして、それに対する応答信号(ACK)がSIP端末300−5からSIPサーバ200−2へ送信される(ステップS42)。
その後、SIP端末300−5とSIP端末300−3とが接続され、RTP(Real−time Transport Protocol)のプロトコルを用いて通信が行われる(ステップS43)。
また、SIPサーバ200−1とSIP端末300−3との間で、セッション更新がおこなわれる(ステップS44)。また、SIPサーバ200−2とSIP端末300−5との間で、セッション更新がおこなわれる(ステップS45)。
このように、呼制御処理を行うSIPサーバ100からSIP制御に関する負荷(SIPメッセージ解析、ダイアログ管理、各種タイマ管理)を切り離すことが可能となり、SIPサーバ100で扱う呼制御データはバイナリデータとして送受信されるためメッセージ解析処理の負荷が軽減される。
また、SIP端末登録のダイアログや通話ダイアログのセッションタイマ更新については登録先の主装置が処理するため、この分の負荷もSIPサーバ100から分離される。
以上により、SIP端末の登録先設定の変更・追加が不要となり、システムの状況が変化した場合も安定した負荷分散効果が得られる。
なお、上述したSIPサーバ100に設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じて作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)をSIPサーバ100にてそれぞれ読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをSIPサーバ100それぞれに読み込ませ、実行するものであっても良い。SIPサーバ100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、SIPサーバ100内にそれぞれ内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、SIPサーバ100内のCPU(不図示)にてそれぞれ読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
100,200−1,200−2 SIPサーバ
110 監視部
120 選択部
130 登録部
140 指示部
300−1〜300−5 SIP端末
400 Ethernet

Claims (15)

  1. SIPを用いて通話を行うSIP端末を登録して接続を制御するSIPサーバであって、
    当該SIPサーバへ接続要求するSIP端末を登録する登録部と、
    当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷をそれぞれ監視する監視部と、
    前記SIP端末から接続要求があった場合、前記監視部が負荷を監視しているSIPサーバのうち、前記負荷が最も少ないSIPサーバを選択する選択部と、
    前記選択部が選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択部が選択したSIPサーバへ接続要求をするように、前記接続要求をしてきたSIP端末へ指示する指示部とを有し、
    前記登録の後、当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷状況の増大を検知すると、当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバと接続されているSIP端末に対して再登録の要求を行うことを特徴とするSIPサーバ。
  2. 請求項1に記載のSIPサーバにおいて、
    前記登録部は、前記選択部が選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択部が選択したSIPサーバと、該SIPサーバへ接続要求をするように指示したSIP端末とを対応付けて登録することを特徴とするSIPサーバ。
  3. 請求項1に記載のSIPサーバにおいて、
    前記監視部は、前記SIPサーバのSIPメッセージ処理数を前記負荷として監視することを特徴とするSIPサーバ。
  4. 請求項1に記載のSIPサーバにおいて、
    前記監視部は、前記SIPサーバのCPU使用率を前記負荷として監視することを特徴とするSIPサーバ。
  5. 請求項1に記載のSIPサーバにおいて、
    前記監視部は、前記SIPサーバへの接続端末数を前記負荷として監視することを特徴とするSIPサーバ。
  6. SIPを用いて通話を行うSIP端末を登録して接続を制御するSIPサーバにおけるSIP端末制御方法であって、
    当該SIPサーバへ接続要求するSIP端末を登録する処理と、
    当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷をそれぞれ監視する処理と、
    前記SIP端末から接続要求があった場合、前記負荷を監視しているSIPサーバのうち、前記負荷が最も少ないSIPサーバを選択する処理と、
    前記選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択したSIPサーバへ接続要求をするように、前記接続要求をしてきたSIP端末へ指示する処理と
    前記登録の後、当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷状況の増大を検知すると、当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバと接続されているSIP端末に対して再登録の要求を行う処理とを有するSIPサーバ。
    を有するSIP端末制御方法。
  7. 請求項6に記載のSIP端末制御方法において、
    前記選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択したSIPサーバと、該SIPサーバへ接続要求をするように指示したSIP端末とを対応付けて登録する処理を有することを特徴とするSIP端末制御方法。
  8. 請求項6に記載のSIP端末制御方法において、
    前記SIPサーバのSIPメッセージ処理数を前記負荷として監視する処理を有することを特徴とするSIP端末制御方法。
  9. 請求項6に記載のSIP端末制御方法において、
    前記SIPサーバのCPU使用率を前記負荷として監視する処理を有することを特徴とするSIP端末制御方法。
  10. 請求項6に記載のSIP端末制御方法において、
    前記SIPサーバへの接続端末数を前記負荷として監視する処理を有することを特徴とするSIP端末制御方法。
  11. SIPを用いて通話を行うSIP端末を登録して接続を制御するSIPサーバに、
    当該SIPサーバへ接続要求するSIP端末を登録する手順と、
    当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷をそれぞれ監視する手順と、
    前記SIP端末から接続要求があった場合、前記負荷を監視しているSIPサーバのうち、前記負荷が最も少ないSIPサーバを選択する手順と、
    前記選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択したSIPサーバへ接続要求をするように、前記接続要求をしてきたSIP端末へ指示する手順と
    前記登録の後、当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバにかかる負荷状況の増大を検知すると、当該SIPサーバおよび当該SIPサーバと接続された複数のSIPサーバと接続されているSIP端末に対して再登録の要求を行う手順とを実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムにおいて、
    前記選択したSIPサーバが当該SIPサーバではない場合、前記選択したSIPサーバと、該SIPサーバへ接続要求をするように指示したSIP端末とを対応付けて登録する手順を実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載のプログラムにおいて、
    前記SIPサーバのSIPメッセージ処理数を前記負荷として監視する手順を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項11に記載のプログラムにおいて、
    前記SIPサーバのCPU使用率を前記負荷として監視する手順を実行させるためのプログラム。
  15. 請求項11に記載のプログラムにおいて、
    前記SIPサーバへの接続端末数を前記負荷として監視する手順を実行させるためのプログラム。
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