JP5333846B2 - 揺動型歯車装置、伝達比可変機構、および車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、強度が高く、騒音の小さい揺動型歯車装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1を参照して、車両用操舵装置の一例である電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に付与された操舵トルクを、操舵軸としてのステアリングシャフト3等を介して左右の車輪4L、4Rに与えて転舵を行うものである。電動パワーステアリング装置1は、操舵部材2の操舵角θ1に対する車輪4L、4Rの転舵角θ2の比としての伝達比θ2/θ1を変更することのできるVGR(Variable Gear Ratio)機能を有している。
図2を参照して、揺動型歯車装置20は、第1の軸線A1上にそれぞれ中心軸線を有し、第1の軸線A1の回りに回転可能な入力部材22および出力部材23と、入力部材22および出力部材23の差動回転を許容するように入力部材22および出力部材23を連結する中間部材としての内輪39aとを含む。入力部材22、出力部材23、および内輪39aは、それぞれ、鉄を含む材料によって形成されている。入力部材22、出力部材23、および内輪39aは、それぞれ、弾性を有している
入力部材22は、円筒状に形成されている。入力部材22の内周には、第1のシャフト11が同行回転可能に嵌合している。また、出力部材23は、円筒状に形成されている。出力部材23の内周には、第2のシャフト12が同行回転可能に嵌合している。入力部材22および出力部材23は、軸方向S1に間隔を隔てて対向している。内輪39aは、入力部材22および出力部材23間で、入力部材22および出力部材23に対して傾斜して配置されている。内輪39aは、第1の軸線A1に対して傾斜した第2の軸線B1上に中心軸線を有し、第2の軸線B1の回りに回転可能である。
図3を参照して、内輪39aには、各第2凹部54の底54aから内輪39aの軸方向X1に相当する深さ方向に延びる所定深さD1のスリット61が形成されている。各スリット61は、周方向Z1に関して対応する第2凹部54を二等分する線に沿って形成されている。また、各スリット61は、径方向Y1(図3では紙面に垂直な方向)に延びている。径方向Y1に関して、各スリット61の長さは、例えば、第2凸部55および第2凹部54の長さと等しくなっている。
y:梁の撓み量、M:曲げモーメント、L:梁の長さ、E:ヤング率、I:断面二次モーメント
(式1)より、片持ち梁の撓み量yは、梁の長さLの3乗に比例して大きくなる。したがって、この実施形態のように、内輪39aにスリット61を形成して、軸方向X1に関する各第2凸部55の長さL1を増加させることにより、第2凸部55の端部55aに荷重が加わったときの第2凸部55の撓み量を大幅に増加させることができる。
図4を参照して、この第2実施形態と前述の第1実施形態との主要な相違点は、内輪239aに、各第2凸部255の頂部255aから内輪239aの軸方向X1に延びる所定深さD2のスリット261が形成されていることである。スリット261の深さD2は、第2凸部255の高さH2よりも大きくされている。また、各スリット261は、周方向Z1に関して対応する第2凸部255を二等分する線に沿って形成されている。また、各スリット261は、径方向Y1(図4では紙面に垂直な方向)に延びている。径方向Y1に関して、各スリット261の長さは、例えば、第2凸部255および第2凹部254の長さと等しくなっている。
また、上述の第1実施形態では、揺動型歯車装置20が伝達比可変機構5および電動パワーステアリング装置1に備えられている場合について説明したが、揺動型歯車装置20は、伝達比可変機構5および電動パワーステアリング装置1に限らず、その他の装置に備えられていてもよい。また、揺動型歯車装置20を備える伝達比可変機構5は、電動パワーステアリング装置1に限らず、その他の装置に備えられていてもよい。
Claims (4)
- 第1の軸線上にそれぞれ中心軸線を有し上記第1の軸線の回りに回転可能な入力部材および出力部材と、上記入力部材および上記出力部材の差動回転を許容するように上記入力部材および上記出力部材を連結する中間部材と、を含み、
上記中間部材は、上記第1の軸線に対して傾斜した第2の軸線上に中心軸線を有し上記第2の軸線の回りに回転可能であり、
上記中間部材は、上記入力部材に円弧状に配列された複数の第1凸部または第1凹部と係合可能な複数の第2凹部または第2凸部、および、上記出力部材に円弧状に配列された複数の第4凸部または第4凹部と係合可能な複数の第3凹部または第3凸部を円弧状に配列しており、
上記中間部材の径方向に関する上記第2凹部または第2凸部の長さは、上記入力部材の径方向に関する上記第1凸部または第1凹部の長さよりも小さく、
上記中間部材の径方向に関する上記第3凹部または第3凸部の長さは、上記出力部材の径方向に関する上記第4凸部または第4凹部の長さよりも小さく、
上記中間部材には、当該部材の凹部の底から当該部材の軸方向に沿って延びる所定深さのスリットが形成されていることを特徴とする揺動型歯車装置。 - 第1の軸線上にそれぞれ中心軸線を有し上記第1の軸線の回りに回転可能な入力部材および出力部材と、上記入力部材および上記出力部材の差動回転を許容するように上記入力部材および上記出力部材を連結する中間部材と、を含み、
上記中間部材は、上記第1の軸線に対して傾斜した第2の軸線上に中心軸線を有し上記第2の軸線の回りに回転可能であり、
上記中間部材は、上記入力部材に円弧状に配列された複数の第1凸部または第1凹部と係合可能な複数の第2凹部または第2凸部、および、上記出力部材に円弧状に配列された複数の第4凸部または第4凹部と係合可能な複数の第3凹部または第3凸部を円弧状に配列しており、
上記中間部材の径方向に関する上記第2凹部または第2凸部の長さは、上記入力部材の径方向に関する上記第1凸部または第1凹部の長さよりも小さく、
上記中間部材の径方向に関する上記第3凹部または第3凸部の長さは、上記出力部材の径方向に関する上記第4凸部または第4凹部の長さよりも小さく、
上記中間部材には、当該部材の凸部の頂部から当該部材の軸方向に沿って延びる所定深さのスリットが形成されており、上記所定深さは、当該部材の凸部の高さ値よりも大きいことを特徴とする揺動型歯車装置。 - 請求項1または2に記載の揺動型歯車装置と、
上記中間部材を駆動するための電動モータとを備え、
上記入力部材の回転角に対する出力部材の回転角の比を変更可能な伝達比可変機構。 - 請求項3に記載の伝達比可変機構を用いて操舵部材の操舵角に対する車輪の転舵角の比である伝達比を変更可能な車両用操舵装置であって、上記入力部材が上記操舵部材に連結され、上記出力部材が車輪側部材に連結されている車両用操舵装置。
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