JP5332865B2 - 画像出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は,画像データを他装置あるいは被記録媒体に出力する画像出力装置に関する。さらに詳細には,装置の動作制御を行う制御プログラムを更新する機能を有する画像出力装置に関するものである。
従来から,プリンタ,ファクシミリ,コピー機,スキャナ等の画像出力装置では,ネットワークを介して最新の制御プログラムを取得し,従前の制御プログラムを最新の制御プログラムに書き換えることで,例えば,従前の制御プログラムに生じていた不具合を改善することが行われる。制御プログラムを更新する画像出力装置の技術として,例えば特許文献1に,制御プログラムの更新動作を省電力モード中に行う技術が開示されている。
特開2002−366319号公報
しかしながら,前記した従来の画像出力装置には,次のような問題があった。すなわち,画像出力装置を複数のユーザで共用している場合には,1つの制御プログラムを複数のユーザで共用することになる。そのため,制御プログラムの更新は,その制御プログラムを利用する全てのユーザに影響を及ぼすことになる。しかし,ユーザ全員が制御プログラムの更新を望んでいるとは限らない。例えば,制御プログラムの更新によって,表示部の表示形態が変更されたり,印刷画質が変更されると,ユーザによっては従前の方が利用し易いといったケースが考えられる。そのため,ユーザに不便を強いることがある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,装置の動作制御を行う制御プログラムの利用自由度が高い画像出力装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像出力装置は,画像データを他装置あるいは被記録媒体に出力する出力手段と,装置の動作制御に用いるプログラムである制御プログラムを取得する取得手段と,利用終了条件を満たすまでの期間,当該装置の制御プログラムを取得手段によって取得した制御プログラムに切り換え,かつ,利用終了条件を満たした後は,当該装置の制御プログラムを切り換え前の制御プログラムに切り換える切換手段とを備えることを特徴としている。
本発明の画像出力装置は,本装置の動作制御に用いる制御プログラムが組み込まれており,その制御プログラムが例えば出力手段の出力動作を制御する。また,本発明の画像出力装置は,元々組み込まれている制御プログラムとは異なる新たな制御プログラムを取得することができ,あらかじめ規定した利用終了条件を満たすまでの期間,その新たな制御プログラムによる動作を可能にする。一方,利用終了条件を満たした後は,従前の制御プログラムに切り換え,従前の制御プログラムによる動作制御に戻す。利用終了条件には,例えば,ジョブの終了,ユーザのログオフ,一定期間の終了が該当する。
すなわち,本発明の画像出力装置では,制御プログラムについて,従前の制御プログラムとは異なる制御プログラムの利用を,利用終了条件を満たすまで一時的に可能にする。これにより,装置のハードウェア制御を行うような制御プログラム(いわゆるファームウェア)であっても,利用目的やユーザごとに,異なる制御プログラムを利用できる。さらに,利用終了条件を満たした後は,従前の制御プログラムによる動作制御に戻している。そのため,他のユーザへの影響は少ない。
また,利用終了条件には,制御プログラムの切り換えを指示したユーザから依頼されたジョブの出力終了が含まれるとよい。1つあるいは複数のジョブ単位で従前の制御プログラムに戻すことで,新たな制御プログラムの利用期間が必要最小限に抑えられ,他のユーザへの影響を少なくすることが期待できる。
また,利用終了条件には,制御プログラムの切り換えを指示したユーザの,当該装置の利用期間の終了が含まれるとよい。装置の利用期間終了(例えば,ログオフ)を契機に従前の制御プログラムに戻すことで,複数のジョブを新しい制御プログラムで処理することができ,制御プログラムの頻繁な切り換えを回避できる。
また,本発明の画像出力装置の出力手段は,利用終了条件を満たすまでの期間では,制御プログラムの切り換えを指示したユーザのジョブを,他のユーザのジョブよりも優先して出力するとよい。制御プログラムの切り換えを指示したユーザのジョブを優先実行することで,結果として当該ユーザのジョブが早期に終了し,早い段階で制御プログラムが元に戻ることになる。そのため,他のユーザへの影響を少なくすることが期待できる。
また,本発明の画像出力装置は,制御プログラムを切り換える際に,複数の利用終了条件の中からいずれかを選択して設定する設定手段を備えるとよい。利用終了条件を複数の中から選択可能にすることで,利便性の向上が期待できる。
また,本発明の画像出力装置は,制御プログラムの恒久的な切り換えが許可されたユーザであるか否かを判断する判断手段を備え,判断手段にて許可されたユーザではないと判断された場合に,切換手段によって,利用終了条件を満たすまでの期間,当該装置の制御プログラムを取得手段によって取得した制御プログラムに切り換えられ,かつ,利用終了条件を満たした後は,当該装置の制御プログラムを切り換え前の制御プログラムに切り換えられるとよい。すなわち,制御プログラムの恒久的な切り換えが許可されたユーザ(例えば,管理者権限のユーザ)は,いつでも所望の制御プログラムに切り換えることが可能であり,異なる制御プログラムを一時的に利用する必要性が低い。そのため,制御プログラムの一時的な切り換えを行うユーザを,制御プログラムの恒久的な切り換えが許可されていないユーザに限定することで,処理が煩雑となる制御プログラムの切り換えを回避し,装置の負荷を軽減する。
また,切換手段によって切り換えられた制御プログラムは,制御プログラムの切り換えを指示したユーザ以外のユーザの利用が制限されるとよい。すなわち,制御プログラムの切り換えを指示していないユーザは,制御プログラムの変更を認識していないことが考えられる。そこで,そのようなユーザの利用を制限することで,不意な動作による不信感を軽減することが期待できる。
さらに,切換手段による切り換え後であっても切り換え前の制御プログラムを利用することが可能であり,切り換え後の制御プログラムは,制御プログラムの切り換えを指示したユーザのジョブを出力する際に利用され,切り換え前の制御プログラムは,制御プログラムの切り換えを指示したユーザ以外のユーザのジョブを出力する際に利用されるとよい。すなわち,制御プログラムの切り換えを指示したユーザ以外のユーザについては,切り換え前の制御プログラム,すなわち従前の制御プログラムを利用して出力可能にする。これにより,他のユーザへの迷惑を軽減することが期待できる。
また,本発明の画像出力装置は,利用終了条件を満たすと,取得手段によって取得された制御プログラムを消去するとよい。利用終了後の制御プログラムを消去することで,メモリ資源の有効利用を図ることができる。
また,本発明の画像出力装置は,切換手段による切り換え後の制御プログラムと切り換え前の制御プログラムとの両方を記憶するメモリエリアを確保できない場合には,取得手段による制御プログラムの取得を拒否するとよい。これにより,制御プログラムを元に戻せなくなる危険を回避できる。
本発明によれば,装置の動作制御を行う制御プログラムの利用自由度が高い画像出力装置が実現される。
実施の形態にかかる複合機の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態にかかる複合機を含むネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかる複合機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の形態にかかるアップデート処理の手順を示すフローチャートである。 制御プログラム復元設定画面の例を示す図である。 第1の形態にかかるプリント処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるアップデート処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるプリント処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像出力装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,印刷による画像出力機能と,FAX送信による画像出力機能とを有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral )に本発明を適用したものである。
[MFPの全体構成]
実施の形態のMFP100は,図1に示すように,用紙に画像を印刷する画像形成部10(出力手段の一例)と,原稿の画像を読み取る画像読取部20とを備えている。また,画像読取部20の前面側には,液晶ディスプレイからなる表示部41と,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群42とを備えた操作パネル40が設けられ,この操作パネル40により動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になっている。
画像形成部10は,パーソナルコンピュータ(PC)等の情報端末装置から送られてくる画像データや画像読取部20で読み取った原稿の画像データを基に画像を形成し,当該画像を用紙に印刷する。画像形成方式は,電子写真方式であってもインクジェット方式であってもよい。また,カラー画像に対応するものであってもモノクロ画像専用であってもよい。
画像読取部20は,原稿台にセットされた原稿を読み取って画像データを作成する。また,画像読取部20は,MFP100の最上部となる位置に,原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder)を備えており,複数枚の原稿を連続して読み取ることができる。
また,MFP100は,図2に示すように,ネットワーク60を介して,サーバ101およびPC102,103と接続されている。なお,図2に示したMFP100と接続する外部装置はあくまでも一例であり,サーバ101,PC102,103に限るものではない。MFP100には,MFP100のハードウェアの動作制御を行う制御プログラム50が組み込まれている。MFP100は,例えば,プリント指示を受け付けると,制御プログラム50によって画像形成部10の各種ハードウェアを制御しつつ用紙に画像を出力する。
サーバ101は,MFP100用の最新の制御プログラム51を供給するサーバである。MFP100は,アップデート指示を受け付けると,サーバ101から最新の制御プログラム51を取得し,現在組み込まれている制御プログラム50を,恒久的あるいは一時的に更新する。このアップデート機能の詳細手順については後述する。
[MFPの電気的構成]
続いて,MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は,図3に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM34と,ASIC35と,ネットワークインターフェース36と,FAXインターフェース37とを備えた制御部30を有している。また,制御部30のASIC35は,画像形成部10,画像読取部20,操作パネル40等と電気的に接続されている。
CPU31は,MFP100における画像読取機能,画像形成機能等の各種機能を実現するための演算を実行し,制御の中枢となるものである。ROM32には,MFP100を制御するための各種制御プログラム50や各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM(Non Volatile RAM)34は,不揮発性を有する記憶手段であって,各種設定ないし画像データ等を保存する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラム50や各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素(例えば,画像形成部10を構成する露光装置の点灯タイミング,用紙の搬送路を構成する各種ローラの駆動モータ(不図示),画像読取部20を構成するイメージセンサユニットの移動用モータ(不図示))を制御する。
ネットワークインターフェース36は,ネットワーク60に接続され,サーバ101,PC102,103等の情報処理装置との接続を可能にしている。FAXインターフェース37は,電話回線に接続され,相手先のFAX装置との接続を可能にしている。そして,ネットワークインターフェース36やFAXインターフェース37を介して他の情報処理装置とジョブのやりとりを行うことができる。
[アップデート機能]
続いて,MFP100における制御プログラム50のアップデート機能について説明する。
MFP100のアップデート機能では,制御プログラム50の恒久的なアップデートと,制御プログラム50の一時的なアップデートとをサポートしており,いずれか一方のアップデートが選択的に実行される。具体的に,恒久的なアップデートでは,最新の制御プログラム51を従前の制御プログラム50に上書きでインストールするなどして,従前の制御プログラム50を利用不可能にする。一方,一時的なアップデートでは,最新の制御プログラム51をインストールするとともに,所定の利用終了条件を満たすまでその制御プログラム51を利用可能にする。
以下,このアップデート機能を実現する,アップデート処理およびプリント処理について詳説する。なお,以下の説明では,一時的なアップデートによって一時的に組み込まれた制御プログラムを「一時プログラム」とし,従前から組み込まれていた制御プログラムを「通常プログラム」とする。
[第1の形態]
[アップデート処理]
始めに,最新の制御プログラム51を組み込むアップデート処理(取得手段,切換手段,設定手段,判断手段の一例)について,図4のフローチャートを参照しつつ説明する。本アップデート処理は,MFP100が,ユーザが操作パネル40を操作することによって入力されるアップデート指示あるいはPC102,103から送られてくるアップデート指示を受け取ることによって実行される。
まず,アップデート指示を行ったユーザの属性を取得する(S101)。MFP100では,あらかじめユーザ情報が登録されており,パスワード入力などでユーザ認証を行うことによってユーザの属性を取得することができる。
次に,取得したユーザ情報を基に,アップデート指示を行ったユーザが制御プログラム50の更新権限を有しているか否かを判断する(S102)。制御プログラム50の更新のようなシステム変更を伴う動作は,MFP100を利用する他のユーザへの影響が大きい。そのため,更新権限,すなわち恒久的なアップデートを行う権限を管理者に限定することが望ましい。そこで,MFP100では,管理者属性を有しているユーザであれば,更新権限を有していると判断する。
アップデート指示を行ったユーザに更新権限がない場合には(S102:NO),一時的なアップデートを行う。一時的なアップデートとしては,まず,MFP100のメモリの空き容量を取得する(S103)。そして,最新の制御プログラム51のサイズを,サーバ101に問い合わせて取得する(S104)。
次に,S103で取得したメモリの空き容量と,S104で取得した制御プログラム51のサイズを基に,MFP100に最新の制御プログラム51をインストール可能か否か判断する(S105)。
インストールが不可能であれば(S105:NO),アップデートを指示したユーザのPCあるいはMFP100の表示部41に,制御プログラムのアップデートが不可能である旨の通知を行う(S111)。通知後は,本処理を終了する。
一方,インストールが可能であれば(S105:YES),一時プログラムの利用条件の設定をユーザに促す(S106)。利用条件としては,例えば,一時プログラムの利用終了条件や,一時プログラムを他のユーザにも利用させるための条件がある。
具体的に,ユーザがMFP100を操作してアップデート指示を行った際には,図5に示すような設定画面を表示部41に表示し,ユーザに一時プログラムの利用終了条件を選択させる。本形態では,一時プログラムの利用終了条件として,アップデート指示を行ったユーザの印刷ジョブがすべて終了すること,ユーザによって指定された利用期間が終了すること,ログオフすること,いずれか1つを選択させる。この他,任意の終了指示の入力を利用終了条件としてもよい。
利用条件の設定後,最新の制御プログラム51(一時プログラム)をインストールする(S107)。このとき,一時プログラムは,現在組み込まれている制御プログラム50(通常プログラム)とは別のメモリ領域にインストールする。すなわち,S107の後,MFP100には,通常プログラムと一時プログラムとが共存する。
次に,一時プログラムをインストールした旨の情報を記録する(S108)。記録する情報には,少なくとも,一時プログラムをインストールしたユーザの識別情報と,一時プログラムの利用条件と,一時プログラムの有無を識別する情報とが含まれる。S108後は,本処理を終了する。
一方,アップデート指示を行ったユーザに更新権限がある場合には(S102:YES),恒久的なアップデートを行う。恒久的なアップデートとしては,まず,MFP100に一時プログラムが存在するか否かを判断する(S121)。一時プログラムの有無は,例えば,S108で記録した情報を読み出すことで判断できる。
一時プログラムが存在する場合には(S121:YES),最新の制御プログラム51をサーバ101から取り込まなくても,既にその最新の制御プログラム51が一時プログラムとしてMFP100に存在する。そのため,その一時プログラムをすべてのユーザが利用可能となるように,通常プログラムに置き換える(S122)。すなわち,S122の後,一時プログラムが制御プログラム50となってMFP100を制御する。これにより,最新の制御プログラム51をサーバ101から取り込む手間を省くことができる。置き換え後は,制御プログラムを更新した旨の情報を記録し(S108),本処理を終了する。
一方,一時プログラムが存在しない場合には(S121:NO),最新の制御プログラム51を通常プログラムに対して上書きインストールする(S131)。すなわち,S131の後,最新の制御プログラム51が制御プログラム50となってMFP100を制御する。上書きインストール後は,制御プログラムを更新した旨の情報を記録し(S108),本処理を終了する。
[プリント処理]
続いて,アップデート機能に対応するプリント処理(出力手段,切換手段の一例)について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。本プリント処理は,MFP100が,ユーザが操作パネル40を操作することによって入力されるプリント指示,あるいはPC102,103から送られてくるプリント指示を受け取ることによって実行される。また,本プリント処理は,未印刷の印刷ジョブ(後述するS162による待機状態にある印刷ジョブなど)が存在するときも実行される。
まず,印刷ジョブデータを取得する(S151)。次に,一時プログラムが存在するか否かを判断する(S152)。一時プログラムが存在しない場合には(S152:NO),通常プログラムによって印字処理を行う(S171)。印字処理後は,本処理を終了する。
一方,一時プログラムが存在する場合には(S152:YES),印刷ジョブデータに含まれるユーザ情報を取得する(S153)。このユーザ情報を基にプリント指示を行ったユーザを特定する。そして,プリント指示を行ったユーザが一時プログラムを利用可能か否か判断する(S154)。一時プログラムの利用可否は,アップデート処理のS108で記録した情報を基に判断する。
一時プログラムを利用できるユーザの場合には(S154:YES),プリント指示を行ったユーザの印刷ジョブについて,一時プログラムによって印字処理を行う(S155)。
印字処理終了の後,一時プログラムの利用終了条件が,印刷ジョブの終了であるか否かを判断する(S156)。一時プログラムの利用終了条件が印刷ジョブの終了でなければ(S156:NO),本処理を終了する。
一方,一時プログラムの利用終了条件が印刷ジョブの終了であれば(S156:YES),一時プログラムを消去する(S157)。その後,制御プログラムを元の状態に戻した旨の情報を記録する(S158)。これにより,MFP100内に存在する制御プログラムは通常プログラムのみとなり,どのユーザの印刷ジョブに対しても,従前の制御プログラム50で動作することになる。消去後は,本処理を終了する。
一方,一時プログラムを利用できないユーザの場合には(S154:NO),通常プログラムが利用可能か否かを判断する(S161)。本形態のMFP100では,一時プログラムの利用条件として,一時プログラムの利用期間中に,通常プログラムの利用を許可するか否かの設定が可能になっている。そのため,通常プログラムが利用可能であれば(S161:YES),プリント指示を行ったユーザの印刷ジョブについて,通常プログラムによって印字処理を行う(S171)。一方,通常プログラムが利用可能でなければ(S161:NO),プリント指示を行ったユーザの印刷ジョブを,通常プログラムが利用可能になるまで,すなわち一時プログラムの利用終了条件を満たすまで,待機状態にする(S162)。すなわち,一時プログラムを利用するユーザのジョブを他のユーザに優先して処理する。これにより,結果として,一時プログラムを利用するユーザのジョブが早期に終了し,早い段階で制御プログラムが元に戻ることになる。S171での印字処理後,あるいはS162での待機処理後は,本処理を終了する。
なお,一時プログラムの利用終了条件が,あらかじめ設定された利用期間終了の場合には,その利用期間が経過したことを契機に,一時プログラムを消去する。また,ログオフを利用終了条件とする場合には,ログオフの際に一時プログラムを消去する。なお,MFP100では,ユーザの利用開始を明示する入力と,利用終了を明示する入力とを受け付け,前者がログインに相当し後者がログオフに相当する。また,一時プログラムの利用終了条件が,任意の終了指示の受け付けの場合には,その終了指示を受け付けたことを契機に,一時プログラムを消去する。
[第2の形態]
[アップデート処理]
続いて,アップデート機能を実現する別のアップデート処理(取得手段,切換手段,設定手段,判断手段の一例)について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。本アップデート処理は,最新の制御プログラム51を上書きインストールし,最新の制御プログラム51の利用期間中は従前の制御プログラム50による動作を不可能にする。この点,最新の制御プログラム51を従前の制御プログラム50とは別のメモリ空間にインストールし,両方の制御プログラム51,50を選択的に利用可能にする第1の形態とは異なる。なお,第1の形態と同様の処理については第1の形態と同様のステップ番号を付している。
まず,アップデート指示を行ったユーザの属性を取得し(S101),アップデート指示を行ったユーザが制御プログラム50の更新権限を有しているか否かを判断する(S102)。
次に,アップデート指示を行ったユーザに更新権限がない場合には(S102:NO),一時的なアップデートを行う。そこで,まず,MFP100のメモリの空き容量を取得する(S103)。そして,現在組み込まれている既存の制御プログラム50(通常プログラム)のサイズを取得する(S204)。
次に,S103で取得したメモリの空き容量と,S204で取得した通常プログラムのサイズを基に,MFP100に通常プログラムのバックアップが可能か否かを判断する(S205)。バックアップが不可能であれば(S205:NO),制御プログラムのアップデートが不可能である旨の通知を行う(S111)。通知後は,本処理を終了する。
一方,バックアップが可能であれば(S205:YES),一時プログラムの利用条件の設定をユーザに促す(S106)。その後,通常プログラムのバックアップを作成する(S207)。
バックアップ作成後は,最新の制御プログラム51(一時プログラム)を,既存の制御プログラム50に対して上書きインストールする(S207)。これにより,S207の後,一時プログラムがMFP100を制御する。上書きインストール後は,上書きインストールした旨の情報を記録する(S108)。S108後は,本処理を終了する。
一方,アップデート指示を行ったユーザに更新権限がある場合には(S102:YES),恒久的なアップデートを行う。そこで,まず,MFP100に通常プログラムのバックアップが存在するか否かを判断する(S221)。バックアップの有無は,例えば,S108で記録した情報を読み出すことで判断できる。
バックアップが存在する場合には(S221:YES),最新の制御プログラム51をサーバ101から取り込まなくても,既にその最新の制御プログラム51が一時プログラムとして動作している。そのため,バックアップを削除する(S222)。そして,バックアップを削除した旨の情報を記録し(S108),本処理を終了する。これにより,最新の制御プログラム51をサーバ101から取り込む手間を省くことができる。
一方,バックアップが存在しない場合には(S221:NO),最新の制御プログラム51を上書きインストールする(S207)。最新の制御プログラム51の上書きインストール後は,制御プログラムを更新した旨の情報を記録し(S108),本処理を終了する。
[プリント処理]
続いて,第2の形態のプリント処理(出力手段,切換手段の一例)について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。本形態のプリント処理は,一時プログラム51の利用が制限されているユーザの印刷ジョブはすべて,一時プログラム51の利用期間が終了するまで印刷が制限される。この点,一時プログラム51が利用不可のユーザであっても,一時プログラム51が利用されていない間は通常プログラム50で印刷が可能な第1の形態とは異なる。なお,第1の形態と同様の処理については第1の形態と同様のステップ番号を付している。
まず,印刷ジョブデータを取得する(S151)。次に,通常プログラムのバックアップが存在するか否かを判断する(S252)。バックアップが存在しない場合には(S252:NO),通常プログラムによって印字処理を行う(S171)。印字処理後は,本処理を終了する。
一方,バックアップが存在する場合には(S252:YES),MFP100は一時プログラムによって制御されている。そこで,印刷ジョブデータに含まれるユーザ情報を取得する(S153)。そして,プリント指示を行ったユーザが一時プログラム,すなわちMFP100を現在制御している制御プログラムを利用可能か否か判断する(S254)。
一時プログラムを利用できるユーザの場合には(S254:YES),プリント指示を行ったユーザの印刷ジョブについて,一時プログラムによって印字処理を行う(S255)。
次に,一時プログラムの利用終了条件が,印刷ジョブの終了であるか否かを判断する(S156)。一時プログラムの利用終了条件が印刷ジョブの終了でなければ(S156:NO),本処理を終了する。
一方,一時プログラムの利用終了条件が印刷ジョブの終了であれば(S156:YES),アップデート処理のS206で作成した通常プログラムのバックアップを取得する(S257)。そして,通常プログラムの復元処理として,一時プログラムを削除し,バックアップを通常プログラムに置き換える(S258)。その後,制御プログラムを元の状態に戻した旨の情報を記録する(S158)。これにより,MFP100は,どのユーザの印刷ジョブに対しても,通常プログラム,すなわち従前の制御プログラム50で動作することになる。
一方,一時プログラムを利用できないユーザの場合には(S254:NO),プリント指示を行ったユーザの印刷ジョブを,通常プログラムが復元するまで待機状態にする(S162)。すなわち,一時プログラムを利用するユーザのジョブを他のユーザに優先して処理する。これにより,制御プログラムを切り換えたユーザのジョブが早期に終了し,早い段階で制御プログラムが復元され,元の状態に戻ることが期待できる。また,制御プログラムの頻繁な切り換えを回避できる。S162での待機処理後は,本処理を終了する。
以上詳細に説明したように実施の形態のMFP100は,サーバ101から最新の制御プログラム51を取得することができ,あらかじめ規定した利用終了条件を満たすまでの期間,その最新の制御プログラム51によって本装置の動作を制御している。一方,利用終了条件を満たした後は,従前の制御プログラム50に切り換え,従前の制御プログラム50による動作制御に戻している。すなわち,MFP100では,従前の制御プログラム50とは異なる制御プログラム51の利用を一時的に可能にしている。これにより,装置のハードウェア制御を行うような制御プログラム50であっても,利用目的やユーザごとに,異なる制御プログラム51を利用できる。さらに,利用終了条件を満たした後は,従前の制御プログラム50による動作制御に戻している。そのため,他のユーザへの影響は少ない。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,複合機(MFP)に限らず,プリンタ,スキャナ,FAX装置等,画像出力機能を備えるものであれば適用可能である。また,画像の送信先の外部装置についても,サーバやPCに限るものではない。例えば携帯情報端末であってもよい。
また,実施の形態では,管理者属性を有しているか否かによって,一時的なアップデートを行うか否かを決定しているが,これに限るものではない。例えば,管理者属性を有するユーザであっても一時的なアップデートを実施できるように構成してもよい。また,一時的なアップデートを可能にするユーザ属性は必ずしも必要ではなく,どのユーザでも一時的なアップデートを可能にする構成にしてもよい。
また,実施の形態では,最新の制御プログラム51を組み込むアップデート処理に本発明を適用しているが,これに限るものではない。例えば,多言語に対応するために,一時的に,通常とは異なる言語の制御プログラムに切り換えるように構成してもよい。また,本発明は,例えば,制御プログラムの評価版(いわゆるベータ版)を試用する際に好適である。
10 画像形成部
20 画像読取部
30 制御部
40 操作パネル
41 表示部
50 制御プログラム
51 最新の制御プログラム
100 MFP

Claims (9)

  1. 装置の動作制御に用いるプログラムである制御プログラムを取得する取得手段と,
    利用終了条件を満たすまでの期間,当該装置の制御プログラムを前記取得手段によって取得した制御プログラムに切り換え,かつ,前記利用終了条件を満たした後は,当該装置の制御プログラムを切り換え前の制御プログラムに切り換える切換手段と,
    前記利用終了条件を満たすまでの期間では,制御プログラムの切り換えを指示したユーザのジョブを,他のユーザのジョブよりも優先して他装置あるいは被記録媒体に出力する出力手段と,
    を備えることを特徴とする画像出力装置。
  2. 請求項1に記載する画像出力装置において,
    前記利用終了条件には,制御プログラムの切り換えを指示したユーザから依頼されたジョブの出力終了が含まれることを特徴とする画像出力装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像出力装置において,
    前記利用終了条件には,制御プログラムの切り換えを指示したユーザの,当該装置の利用期間の終了が含まれることを特徴とする画像出力装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    制御プログラムを切り換える際に,複数の利用終了条件の中からいずれかを選択して設定する設定手段を備えることを特徴とする画像出力装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    制御プログラムの恒久的な切り換えが許可されたユーザであるか否かを判断する判断手段を備え,
    前記判断手段にて許可されたユーザではないと判断された場合に,前記切換手段によって,利用終了条件を満たすまでの期間,当該装置の制御プログラムを前記取得手段によって取得した制御プログラムに切り換えられ,かつ,前記利用終了条件を満たした後は,当該装置の制御プログラムを切り換え前の制御プログラムに切り換えられることを特徴とする画像出力装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記切換手段によって切り換えられた制御プログラムは,制御プログラムの切り換えを指示したユーザ以外のユーザの利用が制限されることを特徴とする画像出力装置。
  7. 請求項に記載する画像出力装置において,
    前記切換手段による切り換え後であっても切り換え前の制御プログラムを利用することが可能であり,
    切り換え後の制御プログラムは,制御プログラムの切り換えを指示したユーザのジョブを出力する際に利用され,切り換え前の制御プログラムは,制御プログラムの切り換えを指示したユーザ以外のユーザのジョブを出力する際に利用されることを特徴とする画像出力装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記利用終了条件を満たすと,前記取得手段によって取得された制御プログラムを消去することを特徴とする画像出力装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記切換手段による切り換え後の制御プログラムと切り換え前の制御プログラムとの両方を記憶するメモリエリアを確保できない場合には,前記取得手段による制御プログラムの取得を拒否することを特徴とする画像出力装置。
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