JP5332583B2 - 監視制御システム、監視制御方法および監視制御用プログラム - Google Patents

監視制御システム、監視制御方法および監視制御用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、機能追加が行われる被監視制御装置と監視制御装置とを備えた監視制御システム、追加機能の実装有無によって生じる機能差分を含んだシステムまたは装置における監視制御方法および監視制御用プログラムに関する。
主信号を伝送する複数のパッケージを含んで1つの装置が構成される基幹伝送装置では、装置保守期限が10年以上と長期にわたり、その間の顧客要求の変化や新規要求に対応するため、または技術の進歩に応じて、主信号パッケージの機能追加が行われる。
この機能追加に際して、主信号パッケージをソフトウェアが管理するためのインスタンスを新規に作成することは、ユーザ端末を含む上位監視システムと、監視制御パッケージと、主信号パッケージそれぞれに搭載されるソフトウェアの開発規模を考慮すると、既存のインスタンスとの差が微少である場合には、望ましくない。
そこで、既存のインスタンスに対応させて機能追加を行うことになるが、その際には別の問題が発生する。その問題とは、機能追加がされたソフトウェアと、機能追加がされていないソフトウェアとが混在して運用されることである。例えば、装置内において、監視制御パッケージは機能追加された主信号パッケージに対応するように機能追加されているのに対して、主信号パッケージおよびそのソフトウェアは機能追加されているものと機能追加されていないものとが混在しているような場合である。このような場合、監視制御パッケージのソフトウェアが、追加機能がサポートされていない主信号パッケージに対して不正な監視や制御を行う危険性がある。
被監視制御パッケージと監視制御パッケージとの間の機能追加の有無に伴う不整合への対処に関する技術として、例えば、特許文献1には、分散型システムにおけるデータの管理方法が記載されている。特許文献1に記載されているデータの管理方法は、各コンピュータに記憶するデータに属性として活性/不活性を定義し、データの追加、削除には属性変更情報を与えることによりデータの削除または追加を行うことで、データ管理を確実、容易にしようというものである。
特開平6−35868号公報
ところで、図14は、一基幹伝送装置の構成例を示す説明図である。図14に示す例では、基幹伝送装置90は、主信号を伝送する複数の主信号パッケージ91(本例では、91A,92B)と、それを監視する監視制御パッケージ92とを備えている。また、主信号パッケージ91と監視制御パッケージ92とは、装置内で各種情報を伝達するための通信バス93により接続されている。なお、監視制御パッケージ92と主信号パッケージ91(被監視制御パッケージ)との間には、監視制御に関する主従関係が構成されている。
主信号パッケージ91は、制御部911と、記憶部912とを含んでいる。監視制御パッケージ91の各種動作は、記憶部912に保存されているソフトウェア913を読み込んだ制御部911によって制御される。
また、主信号パッケージ91は、当該基幹伝送装置内の少なくとも監視制御パッケージ92と通信するための装置内バス通信部914と、主信号を伝送するためのデバイス(制御対象デバイス)915とを含んでいる。
監視制御パッケージ92は、制御部921と、記憶部922とを含んでいる。監視制御パッケージ92の各種動作は、記憶部922に保存されているソフトウェア923を読み込んだ制御部921によって制御される。
また、監視制御パッケージ92は、当該基幹伝送装置内の少なくとも主信号パッケージ91と通信するための装置内バス通信部924と、ユーザ端末を含む上位監視システム80と通信するための装置外部インタフェース部925とを含んでいる。なお、図14に示す例では、ユーザ端末と上位監視システムとを同列で示しているが、監視制御パッケージに対して指示を出すという点でユーザ端末も上位監視システムに含まれるものとして、以下、単に上位監視システム80として説明する。
監視制御パッケージ92のソフトウェア923は、監視制御対象である各主信号パッケージ91に関する情報(設定内容、警報内容、性能等の各情報)をそれぞれ属性として持つインスタンスを保有している。上位監視システム80は、本基幹伝送装置90(より具体的には、監視制御パッケージ92)に接続して、監視制御パッケージ92のソフトウェア923が保有する各インスタンスについて、監視制御コマンドを実行するなどして外部制御を行う。
監視制御パッケージ92のソフトウェア923は、上位監視システム80から送られる監視制御コマンドを解釈し、インスタンスが持つ属性と照合することにより、外部制御の要求に対処する。例えば、監視制御コマンドによって要求されたあるインスタンスについての制御内容と、該インスタンスが保有する属性情報(データ型、値範囲、操作内容)とを比較して、正常である場合にはコマンドを有効と判断し、対応する主信号パッケージ91に対して監視・制御を実行する。例えば、監視・制御コマンドを送信する。一方、比較した結果異常がある場合にはコマンドを無効と判断し、主信号パッケージ91に対して監視・制御を行わずに、コマンドエラー応答を返す。
主信号パッケージ91のソフトウェア913は、当該主信号パッケージ91に関する情報(設定内容、警報内容、性能等の各情報)をそれぞれ属性値として持つ。主信号パッケージ91のソフトウェア913は、監視制御パッケージ92からの監視・制御コマンドに従い、当該主信号パッケージ91が備える制御対象デバイス915の状態を読み出して通知したり、制御対象デバイス915に対して制御を行ったりする。
このような構成の場合、例えば、監視制御パッケージ92によって追加機能がサポートされていない主信号パッケージに対して不正なアクセスを行う危険性がある。なぜなら、監視制御パッケージ92のソフトウェア913が、自分自身が持つ各主制御パッケージのインスタンスの属性をもって操作対象を認識しているために、主信号パッケージ91が追加属性をサポートしているか否かを正確には判断しきれないからである。なお、図14に示す例では、1つの装置内で追加機能に対応した主信号パッケージと対応していない主信号パッケージとが混在している例を示したが、本問題は、例えば、基幹ネットワーク内の複数装置間で、単一の監視制御パッケージのソフトウェアを適用するのに対して、追加機能に対応した主信号パッケージを備えた装置と対応していない主信号パッケージを備えた装置とが混在している場合にも当てはまる。
なお、特許文献1に記載されている分散システムにおけるデータの管理方法を、基幹伝送装置における監視制御パッケージと被監視制御パッケージとの間柄に適用すれば、すでに認識されているまたは将来追加することが確実である機能の実装の有無について、監視制御パッケージと被監視制御パッケージとの間で認識を一致させることはできる。しかし、特許文献1に記載されているデータの管理方法は、被監視制御側の装置と監視制御側の装置のように主従関係をもって監視制御を行うような装置間で実装機能に不一致が生じた場合にその不一致に伴う危険性については考慮されていない。従って、将来の機能追加に際して、被監視制御側の装置と監視制御側の装置のように主従関係をもって監視制御を行うような装置間で実装機能の認識に不一致があった場合に、安全に監視制御を行うことができない。
そこで、本発明は、被監視制御装置と監視制御装置のように主従関係をもって監視制御を行うような装置間において、機能追加の際に、監視制御装置のソフトウェアが有する被監視制御装置への監視制御内容を認識するためのインスタンスへの変更を最小限に抑えつつ、被監視制御装置と監視制御装置間で実装機能に不一致があった場合であっても安全に監視制御を行うことができる監視制御システム、監視制御方法および監視制御用プログラムを提供することを目的とする。
本発明による監視制御システムは、実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置とを備え、監視制御装置は、被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、保有するインスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含むことを特徴とする。
また、本発明による監視制御システムは、被監視制御装置が、新規機能の追加に伴い、属性に関する情報の定義に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置によって設定される情報であって監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含んでいてもよい。
また、本発明による監視制御システムは、被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、監視制御装置が、保有するインスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含み、被監視制御装置が、保有する当該被監視制御装置の属性に関する情報の定義に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置によって設定される情報であって監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含んでいてもよい。
また、本発明による監視制御方法は、被監視制御装置が装している機能に対応して定義づけられている監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置が、被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、監視制御装置におけるインスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとを追加し、監視制御装置が、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定することを特徴とする。
また、本発明による監視制御方法は、実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置が、新規機能の追加に伴い、被監視制御装置における属性に関する情報の定義に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置によって設定される情報であって監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとを追加し、被監視制御装置が、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定してもよい。
また、本発明による監視制御用プログラムは、実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置との間で行われる監視制御のためのプログラムである監視制御用プログラムであ、監視制御装置が備える制御部によって実行される監視制御用プログラムであって、被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、インスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加された監視制御装置の制御部に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する処理を実行させることを特徴とする。
また、本発明による監視制御用プログラムは、実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置との間で行われる監視制御のためのプログラムである監視制御用プログラムであ、被監視制御装置が備える制御部によって実行される監視制御用プログラムであって、新規機能の追加に伴い、属性に関する情報の定義に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置によって設定される情報であって監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加された被監視制御装置の制御部に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、被監視制御装置と監視制御装置のように主従関係をもって監視制御を行うような装置間において、機能追加の際に、監視制御装置のソフトウェアが有する被監視制御装置への監視制御内容を認識するためのインスタンスへの変更を最小限に抑えつつ、被監視制御装置と監視制御装置間で実装機能に不一致があった場合であっても安全に監視制御を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。本発明では、上述の基幹伝送装置のように、被監視制御パッケージと監視制御パッケージとを1つの装置として構成したものを架構成装置と呼ぶ。
図1は、本発明による架構成装置の一例としての基幹伝送装置の構成例を示す説明図である。図1に示す基幹伝送装置1は、主信号を伝送する複数の主信号パッケージ11(本例では、11A,11B)と、それを監視する監視制御パッケージ12とを備えている。また、主信号パッケージ11と監視制御パッケージ12とは、装置内で各種情報を伝達するための通信バス13により接続されている。なお、監視制御パッケージ12と主信号パッケージ11(被監視制御パッケージ)との間には、監視制御に関する主従関係が構成されている。
主信号パッケージ11は、主信号を伝送するための実質的な処理を実行するパッケージ(当該基幹伝送装置内における一実装単位として構成される装置、制御基板等)であって、制御部111と、記憶部112と、装置内バス通信部114と、制御対象デバイス115とを含んでいる。なお、記憶部112の記憶領域には、当該主信号パッケージ11上で実行されるソフトウェア113が保持されている。当該主信号パッケージ11内における各種動作は、記憶部112に保存されているソフトウェア113を読み込んだ制御部111によって制御される。制御部111は、例えば、CPUによって実現される。また、記憶部112は、例えば、記憶装置によって実現される。
主信号パッケージ11のソフトウェア113は、当該主信号パッケージ11が実装している機能に対応づけられた属性を記憶部112の記憶領域内に保有する。ここで、属性とは、当該パッケージについての設定内容、警報内容、性能等の各種情報であって、プログラムデータとして記憶領域に保持される情報をいう。各属性には、属性情報(データ型、値範囲、操作条件等)が付与される。
属性の数は特に規定しない。主信号パッケージ11のソフトウェア113では、当該パッケージに対する機能追加の際に、機能追加に伴う属性の追加以外に、該追加属性についての属性使用フラグおよび属性有効フラグを保有するようデータの定義(および該データに対する処理)の変更がなされている。図1に示す例では、主信号パッケージ11Aに対して属性Eが追加された場合を示している。
また、装置内バス通信部114は、当該基幹伝送装置内において当該パッケージと他のパッケージ間でデータを送受信するための通信制御を行う。本実施形態では、制御部121からの指示に従い、少なくとも当該パッケージと主従関係にある監視制御パッケージ12との間で各種コマンドのやりとりを行うための通信制御を行う。
制御対象デバイス115は、当該主信号パッケージ内において主信号を処理するためのデバイスである。
主信号パッケージ11では、記憶部112に格納されるソフトウェア113を読み込んだ制御部111が、監視制御パッケージ12から送られるコマンドを装置内バス通信部114を介して受信し、コマンドに従い制御対象デバイス115に関する監視・制御要求を実行する。制御部111は、コマンド受信時の動作として、制御対象デバイス115に対する制御だけでなく、必要に応じてソフトウェア113により保有されている属性の値を参照したり、該属性に値を設定したりする。以下、制御部111が何かをしたといった表現を用いた場合には、制御部111がソフトウェア113に従ってその処理を実行したことを意味するものとする。
また、監視制御パッケージ12は、主信号パッケージ91等の被監視制御パッケージに対して監視制御を行うパッケージであって、制御部121と、記憶部122と、装置内バス通信部124と、装置外部インタフェース部125とを含んでいる。なお、記憶部122の記憶領域には、当該監視制御パッケージ12上で実行されるソフトウェア123が保持されている。当該監視制御パッケージ12内における各種動作は、記憶部122に保存されているソフトウェア123を読み込んだ制御部121によって制御される。制御部121は、例えば、CPUによって実現される。記憶部122は、例えば、記憶装置によって実現される。
視制御パッケージ12のソフトウェア123は、監視制御対象である各主信号パッケージ91に関する情報(設定内容、警報内容、性能等の各情報)をそれぞれ属性として持つインスタンスを保有する。より具体的には、監視制御対象である各主信号パッケージ11が実装している機能に対応して定義づけられたインスタンス(プログラム内における処理またはデータの実体)を保有する。インスタンスには、主信号パッケージの機能を表現する属性が含まれる。ここで、インスタンスが含む属性とは、インスタンスが対応づけられている対象パッケージについての設定内容、警報内容、性能等の各種情報であって、プログラムデータとして記憶領域に保持される情報をいう。各属性には、属性情報(データ型、値範囲、操作条件等)が付与される。
監視制御パッケージ12のソフトウェア123では、主信号パッケージ11の機能追加の際に、機能追加の対応として、機能追加に伴う属性(主信号パッケージ11Aの属性E)の追加以外に、該追加属性についての属性使用フラグおよび属性有効フラグを含むよう被監視制御パッケージのインスタンスの定義の変更がなされている。なお、このインスタンスの変更は、既存機能に対応する属性については追加前の定義(記憶領域への割り当て方も含む。)が維持されるものとする。
装置内バス通信部124は、当該基幹伝送装置内において当該パッケージと他のパッケージ間でデータを送受信するための通信制御を行う。本実施形態では、制御部121からの指示に従い、少なくとも当該パッケージと主従関係にある各主信号パッケージ11との間で各種コマンドのやりとりを行うための通信制御を行う。
装置外部インタフェース部125は、当該パッケージと、当該基幹伝送装置外のユーザ端末を含む上位監視システム20との間でデータを送受信するための通信制御を行う。なお、図1に示す例では、ユーザ端末と上位監視システムとを同列で示しているが、監視制御パッケージ12に対して指示を出すという点でユーザ端末も上位監視システムに含まれるものとして、以下、単に上位監視システム20として説明する。
上位監視システム20は、本基幹伝送装置10(より具体的には、監視制御パッケージ12)に接続して、監視制御対象となるパッケージ(またはさらにその属性)を指定して、監視制御コマンドを送信するなどして外部からの監視制御を行う。
監視制御パッケージ12では、記憶部122に格納されるソフトウェア123を読み込んだ制御部121が、上記監視システム20から送られる監視制御コマンドを装置外部インタフェース部125を介して受信する。制御部121は、受信した監視制御コマンドを解釈し、外部からの監視制御の要求に対処する。制御部121は、コマンド受信時の動作として、当該パッケージにおいてコマンドが指定する監視制御対象となるパッケージに対応するインスタンスに含まれる属性に関する各種規定(定義づけ)とコマンドが示す監視制御内容とを照合することによりコマンドの有効性を判断し、必要に応じて指定されたパッケージに監視制御用のコマンド(装置内コマンド)を送信したり、応答内容に応じてソフトウェア123によりインスタンスの一部として保有している属性の値を参照したり、該属性に値を設定したりする。例えば、監視制御コマンドによって要求されたあるパッケージについての制御内容と、対応するインスタンスに含まれる属性の属性情報(データ型、値範囲、操作内容)とを比較して、その制御内容が許容範囲内のものである場合にはコマンドを有効と判断し、対応する主信号パッケージ91に対して監視・制御を実行してもよい。以下、制御部121が何かをしたといった表現を用いた場合には、制御部121がソフトウェア123に従ってその処理を実行したことを意味するものとする。
基本的に、主従関係にある監視制御パッケージと被監視制御パッケージとの間では、監視制御パッケージ12で保有される該被監視パッケージのインスタンスに含まれる属性値は、被監視パッケージで保有される属性値の値が反映される。
ただし、機能追加に伴って追加された属性使用フラグおよび属性有効フラグに関しては、以下の通り取り扱うものとする。属性使用フラグは、監視制御パッケージ12が、機能追加された被監視パッケージ(ここでは、主信号パッケージ11A)の該当する属性に対応づけられた機能に対応しているか否かを示す情報であって、「使用」または「未使用」を示す値をとる情報である。どちらの値をとるかは、監視制御パッケージ12のソフトウェア123に決定権があるものとする。従って、主信号パッケージ11で保有される属性使用フラグには、監視制御パッケージ12から指示された値が設定される。なお、機能追加する際に、属性Eフラグの値を、少なくとも各パッケージの記憶部の未使用領域から読み出される一定の値(例えば、ゼロクリアされている場合はゼロ)を「未使用」とし、それ以外の値を「使用」として定義する。
属性有効フラグは、機能追加された被監視パッケージ(ここでは、主信号パッケージ11A)が、該当する属性に対応づけられた機能に対応しているか否かを示す情報であって、「有効」または「無効」を示す値をとる情報である。どちらの値をとるかは、機能追加された被監視パッケージのソフトウェア(ここでは、主信号パッケージ11Aのソフトウェア113)に決定権があるものとする。従って、監視制御パッケージ12で保有される属性使用フラグには、対応する被監視制御パッケージから読み出した値が設定される。なお、機能追加する際に、属性E有効フラグの値を、少なくとも各パッケージの記憶部の未使用領域から読み出される一定の値(例えば、ゼロクリアされている場合はゼロ)を「無効」とし、それ以外の値を「有効」として定義する。
次に、本実施形態の動作について説明する。図2は、本実施形態の基幹伝送装置の動作の一例を示すフローチャートである。図2に示す例は、監視制御パッケージ12と主信号パッケージ11Aとが、ともに新規機能(主信号パッケージ11Aの追加属性E)に対応している場合の動作の一例である。なお、本例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)は、図1に示すとおりである。
本例では、監視制御パッケージ12には、監視制御パッケージ12のソフトウェア123によって、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスが保有されるが、同インスタンスには属性Eが存在する。また、属性Eについての使用フラグ(属性E使用フラグ)および有効フラグ(属性E有効フラグ)が存在する。この属性Eは、主信号パッケージ11Aの機能追加により新たに監視制御の対象となる属性であって、ここでは設定パラメータであるとする。
また、主信号パッケージ11Aには、主信号パッケージ11Aのソフトウェア113によって、監視制御可能な属性として属性Eが存在する。また、属性Eについての使用フラグ(属性E使用フラグ)および有効フラグ(属性E有効フラグ)が存在する。なお、属性Eは制御対象デバイス115に新規追加された設定項目に対応する属性であるとする。
図2に示すように、まず、監視制御パッケージ12の制御部121は、例えば上位監視システム20からのコマンドにより、主信号パッケージ11Aを監視制御対象とするために、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスを具体化した値をもつオブジェクトとして生成する(ステップA101,A102)。このとき、インスタンス上の属性値は、上位監視システム20からのコマンドおよび対応する主信号パッケージ11Aから読み出された情報を元に決定される。例えば、図2に示す例のように、主信号パッケージ11Aを起動するための初期化コマンドのやりとりによって初期値を読み出してもよい(ステップA103,A104)。
また、主信号パッケージ11Aでは、制御部111が、初期化動作として当該パッケージに実装されているソフトウェア113に従い、当該パッケージで保有している各属性に対して初期値を設定する。本例では、その際に、属性E有効フラグを「有効」を示す値に設定する。これは、当該ソフトウェア113が新規機能を実装していることによる。
監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aのインスタンスを生成する際に、主信号パッケージ11Aの属性E使用フラグに「使用」を示す値を設定する。監視制御パッケージ12の制御部121は、例えば、主信号パッケージ11Aに対して属性E使用フラグへの設定を要求する制御コマンドを装置内バス通信部124を介して送信する(ステップA105)。
主信号パッケージ11Aではこの制御コマンドを受信すると、制御部111が、制御コマンドに従い、当該パッケージで保有している属性E使用フラグを「使用」を示す値に設定する(ステップA106)。主信号パッケージ11Aの制御部111は、当該パッケージで保有している属性E使用フラグが「使用」を示す値であり、属性E有効フラグが「有効」を示す値であれば、属性Eに書き込まれる値を有効値と判定し、属性Eの設定値に基づき新規機能を動作させる。なお、2つのフラグが上記以外の値であれば、例えば自身が新規機能に対応していたとしても、属性Eに書き込まれる値を無効値として、新規機能についてはフェールセーフ機能に基づき動作させたり、動作させないようにする。
また、監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aのインスタンスを生成する際に、主信号パッケージ11Aに対して属性E有効フラグの値を読み出して、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスの属性E有効フラグに読み出した値を格納する。監視制御パッケージ12の制御部121は、例えば、主信号パッケージ11Aに対して属性E有効フラグの読み出しを要求する制御コマンドを装置内バス通信部124を介して送信する(ステップA107)。
主信号パッケージ11Aではこの制御コマンドを受信すると、制御部111が、制御コマンドに従い、当該パッケージで保有している属性E有効フラグの値を読み出し、読み出した値(ここでは、「有効」を示す値)を監視制御パッケージ12に返信する(ステップA108)。
監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aからの返信を受けて当該パッケージのインスタンスの該当フラグ(属性E有効フラグ)の値を更新する(ステップA109)。以降、本装置に搭載されている主信号パッケージ11Aが属性Eに対応する新規機能を実装していることが判別でき、該新規機能に対する監視・制御が可能であることを認識する。例えば、監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aの情報を通知する際に、主信号パッケージ11Aの新規機能に対応した設定パラメータである属性Eの値変更機能が有効である旨を上位監視システム20に通知し、ユーザインターフェースに表示させてもよい(ステップA110,A111)。
以上のように、本例では、監視制御パッケージ12が保有している新規機能が追加された被監視制御パッケージで保有しているインスタンスにおいて、属性E使用フラグが「使用」であり、属性E有効フラグが「有効」であることをもって、当該属性Eに対する監視・制御が有効であると判別することが可能にある。従って、監視制御パッケージから主信号パッケージが追加属性をサポートしているかどうか識別し、追加属性をサポートしていない主信号パッケージへの不正なアクセスを禁止する、もしくは不正なアクセスを検出し警告する機能を提供することが可能である。
次に、図3および図4を参照して、監視制御パッケージ12が新規機能(主信号パッケージ11Aの追加属性E)に対応しているが、監視制御をされる側の主信号パッケージ11Aが該新規機能に対応していない場合(以下、第1の実施例という。)の動作を説明する。図3は、第1の実施例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)を示す説明図である。また、図4は、第1の実施例における基幹伝送装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本例では、監視制御パッケージ12には、監視制御パッケージ12のソフトウェア123によって、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスが保有されるが、同インスタンスには属性Eが存在する。また、属性Eについての使用フラグ(属性E使用フラグ)および有効フラグ(属性E有効フラグ)が存在する。この属性Eは、主信号パッケージ11Aの機能追加により新たに監視制御の対象となる属性であって、ここでは設定パラメータであるとする。
しかし、主信号パッケージ11Aには、主信号パッケージ11Aのソフトウェア113によって、監視制御可能な属性として属性Eが存在しない。また、当然に属性Eについての使用フラグ(属性E使用フラグ)および有効フラグ(属性E有効フラグ)も存在しない。
なお、図4に示すステップB101〜B105は、図2に示すステップA101〜A105と同様であるため説明省略する。
監視制御パッケージ12の制御部121が、主信号パッケージ11Aに対して属性E使用フラグへの設定を要求する制御コマンドを装置内バス通信部124を介して送信すると(ステップB105)、主信号パッケージ11Aでは、新規機能に対応する属性Eについて定義がされていないため、この値を無視する(ステップB106:無効処理)。すなわち、コマンド解釈により異常と認識されない場合には、当該主信号パッケージ11Aの記憶部112の未使用領域に対して「使用」を示す値が設定されるが、無効な値として無視される。
また、監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aのインスタンスを生成する際に、主信号パッケージ11Aに対して属性E有効フラグの値を読み出して、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスの属性E有効フラグに読み出した値を格納する。監視制御パッケージ12の制御部121は、例えば、主信号パッケージ11Aに対して属性E有効フラグの読み出しを要求する制御コマンドを装置内バス通信部124を介して送信する(ステップB107)。
なお、主信号パッケージ11Aでは、制御部111が、初期化動作として当該パッケージに実装されているソフトウェア113に従い、当該パッケージで保有している各属性に対して初期値を設定している。このとき、本例の主信号パッケージ11Aのソフトウェア113が新規機能に対応していないので、新規機能に対応していれば属性E有効フラグの値が設定されるはずの記憶領域には、未使用領域から読み出されるデフォルト値(属性有効フラグでは「無効」を示す値)が設定されている状態である。
主信号パッケージ11Aが属性E有効フラグの読み出しを要求する制御コマンドを受信すると、制御部111は、コマンド解釈により異常と認識されない場合には、当該主信号パッケージ11Aの記憶部112の未使用領域の値を読み出し、読み出した値を返信するが、ここでは、「無効」を示す値を返信したことになる(ステップB108)。
監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aからの返信を受けて当該パッケージのインスタンスの該当フラグ(属性E有効フラグ)の値を更新する(ステップB109)。以降、本装置に搭載されている主信号パッケージ11Aが属性Eに対応する新規機能を実装していないことが判別でき、該新規機能に対する監視・制御が不可能であることを認識する。例えば、監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aの情報を通知する際に、主信号パッケージ11Aの新規機能に対応した設定パラメータである属性Eの値変更機能が無効(被監視制御パッケージでの未実装)である旨を上位監視システム20に通知し、ユーザインターフェースにエラー表示させてもよい(ステップB110,B111)。
なお、上位監視システムの別の実装方式として、属性E有効フラグが「無効」であっても属性Eの値変更機能を隠蔽しないこともありうる。その場合には、ユーザが属性Eの設定変更を行う可能性がある。このとき監視制御パッケージ12の制御部121は、当該パッケージで保有しているインスタンスにおいて、属性E有効フラグが「無効」でありかつ属性Eへのアクセスが行われたことにより警報を上位監視システム20に報告してもよい。
以上のように、本例によれば、監視制御パッケージ12が保有している新規機能が追加された被監視制御パッケージで保有しているインスタンスにおいて、属性E使用フラグが「使用」であり、属性E有効フラグが「無効」であることにもって、当該属性Eに対する監視・制御が無効(被監視制御パッケージでの未実装)であると判別することが可能になる。
次に、図5,図6を参照して、主信号パッケージ11Aが新規機能(追加属性E)に対応しているが、監視制御を行う側の監視制御パッケージ12が該新規機能に対応していない場合(以下、第2の実施例という。)の動作を説明する。図5は、第2の実施例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)を示す説明図である。また、図6は、第2の実施例における基幹伝送装置の動作の一例を示すフローチャートである。
本例では、主信号パッケージ11Aには、主信号パッケージ11Aのソフトウェア113によって、監視制御可能な属性として属性Eが存在する。また、属性Eについての使用フラグ(属性E使用フラグ)および有効フラグ(属性E有効フラグ)が存在する。なお、属性Eは制御対象デバイス115に新規追加された設定項目に対応する属性であるとする。
しかし、監視制御パッケージ12には、監視制御パッケージ12のソフトウェア123によって、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスが保有されるが、同インスタンスには属性Eが存在しない。また、属性Eについての使用フラグ(属性E使用フラグ)および有効フラグ(属性E有効フラグ)も存在しない。
図6に示すように、まず、監視制御パッケージ12の制御部121は、例えば上位監視システム20からのコマンドにより、主信号パッケージ11Aを監視制御対象とするために、主信号パッケージ11Aに対応するインスタンスを具体化した値をもつオブジェクトとして生成する(ステップC101,C102)。このとき、インスタンス上の属性値は、上位監視システム20からのコマンドおよび対応する主信号パッケージ11Aから読み出された情報を元に決定される。例えば、主信号パッケージ11Aを起動するための初期化コマンドのやりとりによって初期値を読み出してもよい(ステップC103,C104)。
また、主信号パッケージ11Aでは、制御部111が、初期化動作として当該パッケージに実装されているソフトウェア113に従い、当該パッケージで保有している各属性に対して初期値を設定する。本例では、その際に、属性E有効フラグを「有効」を示す値に設定する。これは、当該ソフトウェア113が新規機能を実装していることによる。
なお、本例では、監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aのインスタンスを生成する際に、主信号パッケージ11Aの属性E使用フラグにはアクセスしない。これは、監視制御パッケージ12のソフトウェア123が、新規機能を実装していないことによって、属性E使用フラグそのものを認識していないからである。
すなわち、本例では、監視制御パッケージ12のソフトウェア123が新規機能に対応していれば送信されるであろう、主信号パッケージ11Aに対する属性E使用フラグへの設定を要求する制御コマンドは送信されない。従って、主信号パッケージ11Aで保有している属性E使用フラグは、初期値である「未使用」を示す値のままとなる(ステップC105)。
主信号パッケージ11Aにおいて属性E使用フラグが「未使用」を示す値であることから、以降、主信号パッケージ11Aの制御部111は、属性Eに書き込まれる値を無効値として、新規機能についてはフェールセーフ機能に基づき動作させたり、動作させないようにする。これは、仮に、上位監視システム20から属性Eに対する制御コマンドを受けた際に、監視制御パッケージ12のソフトウェア123がコマンド解釈により異常と認識しなかった場合であっても、主信号パッケージ11Aのソフトウェア113によって、新規機能サポート前の動作と互換性が保たれることを意味する。
なお、主信号パッケージ11Aでは、新規機能をサポートしているため、属性E有効フラグを「有効」を示す値に設定する。しかし、監視制御パッケージ12の制御部121は、主信号パッケージ11Aのインスタンスを生成する際に主信号パッケージ11Aの属性E有効フラグを読み出すことはしない。上位監視システム20では、監視制御パッケージ12から主信号パッケージ11Aの属性値を読み出した際に、属性Eや属性E有効フラグが読み出せないことから、本装置に搭載されている監視制御パッケージ12のソフトウェア123が新規機能を実装していないことが判断できる(ステップC106)。上位監視システム20は、監視制御パッケージ12のソフトウェア123が新規機能を実装していないと判断した場合には、新規機能の設定パラメータである属性Eの値変更機能をユーザインターフェースに表示しないようにしてもよい(ステップC107)。
以上の動作により、主信号パッケージが監視制御パッケージが追加属性をサポートしているかどうか識別し、追加属性をサポートしていない監視制御パッケージからの当該主信号パッケージへの不正なアクセスを禁止する、もしくは不正なアクセスを検出し警告する機能を提供することが可能である。
従って、本実施形態によれば、新規機能追加に際して機能追加対象インスタンスの属性追加の有無を機能追加されている上位監視システム、監視制御パッケージソフトウェア、主信号パッケージのソフトウェアそれぞれが識別することができる。それによって、装置に搭載されている監視制御パッケージソフトウェア、主信号パッケージの間で機能サポートの有無に差異がある場合にそれを検出し、表示・警告することが可能になる。
また、その仕組みを得るための開発工程では、新規機能追加に際してインスタンスの新規定義が不要であるため、開発工数を削減することが可能となることである。また、インスタンスの変更に際して既存の定義への影響を最小限にすることができる。
また、図7および図8は、機能追加への他の対応例を示す説明図である。図7は、主信号パッケージ11Aの機能追加に伴い、既存属性である属性Cの値範囲が拡張される場合(以下、第3の実施例という。)の構成例(ソフトウェア実装例)を示している。属性Cの値範囲[c]を新たに加える必要性が生じたときには、その値範囲[c]の使用フラグおよび有効フラグを設ければよい。そのような構成にすることで、監視制御パッケージおよび主信号パッケージで各々追加機能に対応する属性Cの値範囲[c]を実装しているかどうかを判別し、追加属性Cの値範囲[c]に対応していない主信号パッケージへの不正なアクセスを禁止する、もしくは不正なアクセスを検出し警告する機能を提供することが可能である。なお、使用フラグおよび有効フラグに関する動作については既に説明した属性E使用フラグおよび属性E有効フラグと同様である。
また、図8は、主信号パッケージ11Aの機能変更に伴い、既存属性である属性Eが削除された場合(以下、第4の実施例という。)の構成例(ソフトウェア実装例)を示している。属性Eを削除する必要性が生じたとき、その属性Eの削除の使用フラグおよび有効フラグを設けることで、監視制御パッケージから主信号パッケージが属性Eの削除をサポートしているかどうか判別し、属性Eの削除をサポートしていない主信号パッケージへの不正なアクセス(値の設定等)を禁止する、もしくは不正なアクセスを検出し警告する機能を提供することが可能である。なお、図7および図8においては、主信号パッケージ11Bの構成については図示省略している。
また、上記実施形態では、被監視制御パッケージと監視制御パッケージとを1つの装置として構成する架構成装置を例に説明したが、本発明は、架構成装置に限らず、監視制御に関して主従関係をもち、監視制御を行う側の装置が監視対象となる属性を被監視制御装置に対応づけたインスタンスとして保有する構成であれば、独立して動作する装置間(監視制御装置と被監視制御装置間)においても適用可能である。
図9は、属性使用フラグおよび属性有効フラグの各状態と監視制御対象有無の対応関係を示す説明図である。属性使用フラグおよび属性有効フラグの各状態に対する動作パターンは図9に示すとおりである。なお図9において、丸印は当該フラグが明示的に使用または有効を示す値に設定されていることを表している。また、バツ印は、当該フラグが明示的に使用または有効を示す値に設定されていない(初期値または未使用領域から読み出されるデフォルト値である場合を含む)ことを表している。
図9に示すように、本発明では、追加機能に対応する属性に関して、監視制御装置により管理される属性使用フラグが「使用」を示す値に設定されており、被監視制御装置により管理される属性有効フラグが「有効」を示す値に設定されている場合にのみ、該被監視制御装置の当該機能に対する監視制御を有効なものと判断する。それ以外の状態では、監視制御先または監視制御元となる装置のいずれかまたは両方で当該機能が未実装であるとして、該被監視制御装置の当該機能に対する監視制御を無効なものと判断する。
次に、本発明の概要について説明する。図10は、本発明の概要を示すブロック図である。本発明の監視制御システムは、実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置2(例えば、主信号パッケージ11A)と、被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置1(例えば、監視制御パッケージ12)とを備えている。
監視制御装置1は、被監視制御装置2への新規機能の追加に伴い、保有するインスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置1が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置2から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置2が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されている。
また、監視制御装置1は、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置2が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部101(例えば、制御部111)を含んでいる。
このような構成によって、監視制御装置のソフトウェアが有する被監視制御装置への監視制御内容を認識するためのインスタンスへの変更を最小限に抑えつつ、監視制御装置が新規機能に対応し、被監視制御装置が新規機能に対応していない場合であっても、安全に監視制御を行うことができる。
また、図11は、本発明の他の構成例を示す説明図である。図11に示すように、本発明の監視制御システムは、被監視制御装置2側で、新規機能の追加に伴い、属性に関する情報の定義に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置によって設定される情報であって監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置2が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されていてもよい。
そのような場合には、被監視制御装置2が、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部201(例えば、制御部121)を含んでいてもよい。
このような構成によれば、仮に監視制御装置のソフトウェアが新規機能に対応していない場合であっても、被監視制御装置側で実装機能に不一致があることを検出することができ、安全に監視制御を行うことができる。
なお、いずれの未実装による状態不一致においても安全に監視制御を行うためには、図12に示すように、監視制御装置1と被監視制御装置2との両方で上記構成をとることが望ましい。図12は、本発明の他の構成例を示す説明図である。
図12に示すように、本発明の監視制御システムは、監視制御装置1が、被監視制御装置2への新規機能の追加に伴い、保有するインスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置1が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置2から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置2が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されているとともに、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部101を含んでいる。
また、被監視制御装置2が、新規機能の追加に伴い、保有する当該被監視制御装置2の属性に関する情報の定義に、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置1によって設定される情報であって監視制御装置1が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置2が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されているとともに、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置1が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部201を含んでいる。
なお、属性に関する情報を保有する例として、図13に示す構成であってもよい。図13は、本発明の他の構成例を示す説明図である。図13に示すように、監視制御装置1が、被監視制御装置2が有する監視制御対象となる既存の属性を該被監視制御装置2に対応づけたインスタンスの属性として定義づけられているソフトウェア102に対して、インスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置1が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、被監視制御装置2から読み出した値が設定される情報であって被監視制御装置2が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されたソフトウェア103(例えば、ソフトウェア123)を記憶する記憶装置102(例えば、記憶部122)を含んでいてもよい。そのような場合には、監視制御装置1の制御部101は、例えば、記憶装置102に記憶されているソフトウェア103に従って、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する。
なお、監視制御装置1の制御部101は、当該監視制御装置1と被監視制御装置2との間で実装機能に差があると判定した場合には、その旨を上位監視システムに通知してもよい。
また、図13に示すように、被監視制御装置2が、監視制御対象となる既存の属性が定義づけられているソフトウェア203に対して、属性に関する情報の定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、監視制御装置1によって設定される情報であって監視制御装置1が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置2が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されたソフトウェア203(例えば、ソフトウェア113)を記憶する記憶装置202(例えば、記憶部112)を含んでいてもよい。そのような場合には、被監視制御装置2の制御部201は、例えば、記憶装置202に記憶されているソフトウェア203に従って、監視制御装置1が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する。
また、属性使用フラグは、監視制御装置の記憶装置の未使用領域から読み出される所定の値が未使用を示す値として定義されるとともに、属性有効フラグは、被監視制御装置の記憶装置の未使用領域から読み出される所定の値が無効を示す値として定義されていてもよい。
また、監視制御システムは、少なくとも特定の機能を実現するために構成された被監視制御パッケージと、該被監視制御パッケージに対して監視制御を行う監視制御パッケージとを含む複数のパッケージを1つの架に組み入れて1つの装置として構成される架構成装置(例えば、基幹伝送装置)として実施されてもよい。
また、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、例えば、新規機能の追加によって属性が追加される場合には、追加属性に関する属性使用フラグと属性有効フラグとを追加してもよい。また、例えば、新規機能の追加によって既存属性のとりうる値範囲が変更となる場合には、該属性の変更後の値範囲に関する属性使用フラグと属性有効フラグとを追加してもよい。また、例えば、新規機能の追加によって既存属性が監視制御対象から除外される場合には、該属性の削除に関する属性使用フラグと属性有効フラグとを追加してもよい。
本発明は、主従関係をもって監視制御を行う被監視制御装置と監視制御装置とを備えたシステムに適用可能である。また、本発明は、属性の継承を行うオブジェクト指向環境以外の環境により開発されたシステムに特に好適に適用可能である。
本発明による架構成装置の一例としての基幹伝送装置の構成例を示す説明図である。 図1に示す基幹伝送装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)を示す説明図である。 第1の実施例における基幹伝送装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)を示す説明図である。 第2の実施例における基幹伝送装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)を示す説明図である。 第4の実施例における基幹伝送装置の構成例(ソフトウェア実装例)を示す説明図である。 属性使用フラグおよび属性有効フラグの各状態と監視制御対象有無の対応関係を示す説明図である。 本発明の概要を示すブロック図である。 本発明の他の構成例を示す説明図である。 本発明の他の構成例を示す説明図である。 本発明の他の構成例を示す説明図である。 基幹伝送装置の構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 監視制御装置
101 制御部
102 記憶装置
103 ソフトウェア
2 被監視制御装置
201 制御部
202 記憶装置
203 ソフトウェア
10 基幹伝送装置
11,11A,11B 主信号パッケージA,B
111 制御部
112 記憶部
113 ソフトウェア
114 装置内バス通信部
115 制御対象デバイス
12 監視制御パッケージ
121 制御部
122 記憶部
123 ソフトウェア
124 装置内バス通信部
125 装置外部インタフェース部

Claims (15)

  1. 実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、前記被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置とを備え、
    前記監視制御装置は、
    前記被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、保有する前記インスタンスの定義に、前記新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、前記被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって前記被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、
    新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含む
    ことを特徴とする監視制御システム。
  2. 実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、前記被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置とを備え、
    前記被監視制御装置は、
    新規機能の追加に伴い、属性に関する情報の定義に、前記新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、前記監視制御装置によって設定される情報であって前記監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、
    新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含む
    ことを特徴とする監視制御システム。
  3. 実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、前記被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置とを備え、
    前記監視制御装置は、
    前記被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、保有する前記インスタンスの定義に、前記新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、前記被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって前記被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、
    新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含み、
    前記被監視制御装置は、
    新規機能の追加に伴い、保有する当該被監視制御装置の属性に関する情報の定義に、前記新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、前記監視制御装置によって設定される情報であって前記監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加され、
    新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する制御部を含む
    請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。
  4. 監視制御装置は、
    被監視制御装置が有する監視制御対象となる既存の属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として定義づけられているソフトウェアに対して、前記インスタンスの定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、前記被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって前記被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されたソフトウェアを記憶する記憶装置を含む、
    監視制御装置の制御部は、前記記憶装置に記憶されているソフトウェアに従って、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する
    請求項1または請求項2に記載の監視制御システム。
  5. 監視制御装置の制御部は、当該監視制御装置と被監視制御装置との間で実装機能に差があると判定した場合には、その旨を上位監視システムに通知する
    請求項1、請求項2または請求項4に記載の監視制御システム。
  6. 被監視制御装置は、
    監視制御対象となる既存の属性が定義づけられているソフトウェアに対して、属性に関する情報の定義に、新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、前記監視制御装置によって設定される情報であって前記監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加されたソフトウェアを記憶する記憶装置を含み、
    被監視制御装置の制御部は、前記記憶装置に記憶されているソフトウェアに従って、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する
    請求項1または請求項3に記載の監視制御システム。
  7. 属性使用フラグは、監視制御装置の記憶装置の未使用領域から読み出される所定の値が未使用を示す値として定義され、
    属性有効フラグは、被監視制御装置の記憶装置の未使用領域から読み出される所定の値が無効を示す値として定義される
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の監視制御システム。
  8. 監視制御システムは、少なくとも特定の機能を実現するために構成された被監視制御パッケージと、該被監視制御パッケージに対して監視制御を行う監視制御パッケージとを含む複数のパッケージを1つの架に組み入れて1つの装置として構成される架構成装置として実施される
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の監視制御システム。
  9. 主従関係をもった被監視制御装置と、監視制御装置との間で行われる監視制御方法であって、
    前記被監視制御装置が装している機能に対応して定義づけられている監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置が、前記被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、前記監視制御装置における前記インスタンスの定義に、前記新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、前記被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって前記被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとを追加し、
    前記監視制御装置が、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する
    ことを特徴とする監視制御方法。
  10. 監視制御装置が、当該監視制御装置と被監視制御装置との間で実装機能に差があると判定した場合には、その旨を上位監視システムに通知する
    請求項9に記載の監視制御方法。
  11. 主従関係をもった被監視制御装置と、監視制御装置との間で行われる監視制御方法であって、
    実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置が、新規機能の追加に伴い、前記被監視制御装置における属性に関する情報の定義に、前記新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、前記監視制御装置によって設定される情報であって前記監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとを追加し、
    前記被監視制御装置が、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する
    ことを特徴とする監視制御方法。
  12. 少なくとも両装置の前記属性使用フラグは、前記監視制御装置の記憶装置の未使用領域から読み出される所定の値が未使用を示す値として定義され、
    少なくとも両装置の前記属性有効フラグは、前記被監視制御装置の記憶装置の未使用領域から読み出される所定の値が無効を示す値として定義される
    請求項9から請求項11のうちのいずれか1項に記載の監視制御方法。
  13. 監視制御装置または被監視制御装置が、新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対しては、該属性に関する情報として追加された属性使用フラグが使用を示す値であって、かつ属性有効フラグが有効を示す値である場合にのみ、当該監視制御装置と被監視制御装置との間で該属性が対応する新規機能の実装状態に差があるとして、新規機能による監視制御が有効であると判定する
    請求項9から請求項12のうちのいずれか1項に記載の監視制御方法。
  14. 実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、前記被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置との間で行われる監視制御のためのプログラムである監視制御用プログラムであ、前記監視制御装置が備える制御部によって実行される監視制御用プログラムであって
    前記被監視制御装置への新規機能の追加に伴い、前記インスタンスの定義に、前記新規機能によって変更が及ぶ属性に関する情報として、当該監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、前記被監視制御装置から読み出した値が設定される情報であって前記被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加された監視制御装置の制御部に、
    新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、被監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する処理を
    実行させるための監視制御用プログラム。
  15. 実装している機能に対応して監視制御対象となる属性が定義づけられる被監視制御装置と、前記被監視制御装置が有する監視制御対象となる属性を該被監視制御装置に対応づけたインスタンスの属性として保有する監視制御装置との間で行われる監視制御のためのプログラムである監視制御用プログラムであ、前記被監視制御装置が備える制御部によって実行される監視制御用プログラムであって
    新規機能の追加に伴い、前記属性に関する情報の定義に、前記新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する情報として、前記監視制御装置によって設定される情報であって前記監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性使用フラグと、当該被監視制御装置が当該変更に対応しているか否かを示す属性有効フラグとが追加された被監視制御装置の制御部に、
    新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に関する前記属性使用フラグの値と属性有効フラグの値とに基づいて、監視制御装置が新規機能に対応しているか否か、または新規機能の追加によって変更が及ぶ属性に対する新規機能による監視制御が有効か否かを判定する処理を
    実行させるための監視制御用プログラム。
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