JP5329927B2 - 入退場管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、区域へのユーザーの通行を管理する入退場管理システムに関する。
入退場管理システムにおいては、ユーザーが携行するタグ(応答器)とゲート付近に設置されたタグリーダー(質問器)とを含んで構成される。タグリーダーは、かざされたタグに対して識別情報を問い合わせる質問信号を送信し、質問信号に対する応答信号に含まれる識別情報を受信し(以下、この識別情報の送信・受信をまとめて「識別情報の読み取り」ということがある。)、この識別情報に基づいて、電気錠の解錠/施錠やバーの上げ下げなどのゲートの通行を物理的に制限(制御)するというものである。
このようなかざす方式(非接触方式)では、ユーザーが荷物を持つなどして両手がふさがっている場合には不便さが残る。このため、携帯端末や基地局を利用して携帯端末の識別情報を無線で読み取ることにより、ユーザーの操作性を向上しようとする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような無線通信を行うタグは、低消費電力化が要求される。
これに関して、特許文献2では、1回目の電波受信により省電力なモードから通信可能なモードへと状態を変更し、2回目の電波受信により通信処理を行うタグが開示されている。また、上記特許文献2では、通信処理が完了すると、変更前の省電力なモードへと戻すことが記載されている。
特開2007-023619号公報 特開2003-115033号公報
ところで、入退場管理システムにおいては、管理する区域内に複数のタグリーダーが存在する場合など、区域内を移動するタグが、複数回識別情報を読み取られることがある。
このため、読み取りが1回終了したというだけで省電力なモードへと戻してしまうと、2回目の読み取りの際には、省電力なモードから通信可能なモードへと再度変更する必要がある。このモード変更には時間を要するので(タグの仕様にもよるが、例えば0.5秒〜1秒程度要する。)、読み取り時間の増加を招くことが考えられる。読み取った識別情報を扉の解錠制御に利用する場合であれば、読み取り時間が増加すると、認証に時間を要し、ひいては扉の前でユーザーを待たせてしまうことも考えられる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、無線によりタグから識別情報を読み取ることにより、ゲートの通行可否の制御を行う入退場管理システムであって、より適切なタイミングでモードを切り替えることで、タグが通信に必要とされる場面においてはタグの応答性を確保しつつ、低消費電力化をも実現する入退場管理システムを提供する。
本発明に係る入退場管理システムは、応答器の識別情報を問い合わせる質問信号を送信する質問器と、質問信号を受信すると自器の識別情報を含む応答信号を送信する応答器と、前記質問信号とは異なる所定信号を送信する送信器と、質問器が応答器から受信した識別情報に基づいて、ゲートの通行を止めるか止めないかを物理的に制御するゲートコントローラとを備える入退場管理システムであって、質問器は、ゲート近傍の第1エリア内で受信可能なように質問信号を送信する送信手段を有し、送信器は、第1エリアと比べてゲートより遠い領域を含む第2エリア内で受信可能なように前記所定信号を送信する送信手段を有し、応答器は、前記質問信号、前記所定信号、の順で信号を受信すると、質問信号を受信すると応答信号を送信する第1モードから、質問信号を受信しても応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるモード切り替え手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る入退場管理システムの構成によれば、質問信号、所定信号、の順で信号を受信すると、応答信号を送信する第1モードから、応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるので、例えば第1エリアおよび第2エリアの範囲設定を調整することにより、柔軟なタイミングで上記モード切り替えを行うことができ、応答器が通信に必要とされる領域においては第1モードとして応答器の応答性を確保しつつ、応答器が通信に必要とされない領域においては第2モードとして低消費電力化できる。
上記通信に必要とされる領域としては、例えば、通行に認証を要する複数のゲート各々の通行のため、各所で質問信号を受けて応答信号を送信するといったシステムにおいて、そのゲート群が存在する領域が挙げられる。
また、前記所定信号は、前記第2モードから第1モードへと切り替える旨を示す信号であって、前記応答器の前記モード切り替え手段は、第2モードである場合において、前記所定信号を受信すると前記第2モードから第1モードへと切り替えるとしても構わない。
この構成によれば、所定信号を第2モードから第1モードへの切り替えのための信号として利用するため、第2エリア内に進入した応答器を第1モードへと切り替えることができる。その後、この応答器が第1エリア内に進入した際には、既に第1モードであるため質問信号に対する応答性を確保できる。
また、前記所定信号、前記質問信号、の順で信号を受信すると、前記応答器の前記モード切り替え手段は、前記第2モードから第1モードへと切り替えるとしても構わない。
この構成によれば、第1エリア→第2エリアの順で進行する応答器を、第2エリア内で第1モードへと切り替えることができ、第1エリア内で第1モードへと切り替える場合と比べて第1モードへの切り替え時点を遅らせることができ、低消費電力化に寄与する。
また、応答器の識別情報を問い合わせる質問信号を送信する質問器と、質問信号を受信すると自器の識別情報を含む応答信号を送信する応答器と、前記質問信号とは異なる所定信号を送信する送信器と、質問器が応答器から受信した識別情報に基づいて、ゲートの通行を止めるか止めないかを物理的に制御するゲートコントローラとを備える入退場管理システムであって、質問器は、ゲート近傍の第1エリア内で受信可能なように質問信号を送信する第1送信手段と、第1エリアを含み第1エリアより広範囲な第2エリア内で受信可能なように前記所定信号を送信する第2送信手段と、前記第1送信手段による送信と、前記第2送信手段による送信とを交互に切り替える送信制御手段とを有し、応答器は、前記質問信号、前記所定信号、の順で信号を受信すると、応答信号を送信する第1モードから、応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるモード切り替え手段を備えるとしても構わない。
また、応答器の識別情報を問い合わせる質問信号を送信する質問器と、質問信号を受信すると自器の識別情報を含む応答信号を送信する応答器と、前記質問信号とは異なる所定信号を送信する送信器と、質問器が応答器から受信した識別情報に基づいて、ゲートの通行を止めるか止めないかを物理的に制御するゲートコントローラとを備える入退場管理システムにおける応答器であって、前記質問信号および前記所定信号を受信する受信手段と、前記質問信号、前記所定信号、の順で信号を受信すると、応答信号を送信する第1モードから、応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるモード切り替え手段とを備えるとしても構わない。
この構成によれば、質問信号、所定信号、の順で信号を受信すると、応答信号を送信する第1モードから、応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるので、例えば第1エリアおよび第2エリアの設定を調整することにより、柔軟なタイミングで上記モード切り替えを行うことができ、応答器が通信に必要とされる領域においては第1モードとして応答器の応答性を確保しつつ、応答器が通信に必要とされない領域においては第2モードとして低消費電力化できる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態について、施設の管理区域において、応答器を携行するユーザーの通行を認証する入退場管理システムを例に挙げて説明する。
<構成>
図1は、入退場管理システム1のシステム構成を示す図である。
入退場管理システム1は、ゲートコントローラ2、PC(Personal Computer)4、扉(ゲート扉)6、タグリーダー10、タグ30を備えており、ゲートコントローラ2、PC4、扉6、およびタグリーダー10の間はそれぞれケーブルを介して接続されている。
入退場管理システムの概要としては次の通りである。
扉6付近に設置されたタグリーダー10は、ユーザーが携行するタグ30に対してID(識別情報)を問い合わせる質問信号を送信し、タグ30はその応答として自己のIDを含む応答信号を返す。タグリーダー10は、応答信号に含まれるIDをゲートコントローラ2に転送し、ゲートコントローラ2は転送されたIDをゲート通行を許可するIDのリストと照らし合わせて、一致すれば(認証成功)、扉6の電気錠を一定時間解錠してユーザーの通行を可能にする。渡されたIDが上記IDのリストに無ければ(認証失敗)、タグリーダー10のブザー18を鳴らしてその旨を回答する。
タグリーダー10は、制御部12、表示部14、操作部16、ブザー18、LF(Low Frequency)送信部20a,20b、RF(Radio Frequency)受信部22、送信切り替え部24、エリア設定受付部26を備えている。
制御部12は、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムを格納するROMを含んで構成される。
表示部14は、例えばLEDランプやディスプレイに各種の表示出力を行う。操作部16は押しボタンなどの入力インターフェイスから入力を受け付ける。
LF送信部20a,20bは、コイル型のLFアンテナ21a,21bを用いてLF帯(例えば、134kHz)にてそれぞれ質問信号,起動信号を数百msごとの周期で繰り返し送信する。
LF送信部20aは、扉6の出入り口近傍の領域に向けて質問信号を送信する。
LF送信部20bのLFアンテナ21bは、図示しないアンテナケーブルによりタグリーダー10から離れた位置にまで延長されており、LF送信部20bは、扉6の入り口の進行経路上手前の領域に向けて起動信号を送信する。
ここで質問信号は、所定のバイト数のデータ長を持つ信号でありタグ30の識別情報を問い合わせる。送信に要する時間は例えば数十ms程度である。起動信号は、タグ30の起動指示を含む信号である。
タグ30は、制御部32、表示部34、操作部36、モード切り替え部38、LF受信部40、RF送信部42、電池部44を備えている。
制御部32は、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラムを格納するROMを含んで構成される。
表示部34は、例えばLEDランプやディスプレイに各種の表示出力を行う。操作部36は押しボタンなどの入力インターフェイスから入力を受け付ける。
LF受信部40は、コイル型のLFアンテナ41を用いてLF帯にて質問信号や起動信号を受信する。
RF送信部42は、自己のIDを含む応答信号をRFアンテナ43を介してRF帯(例えば、UHF帯の420MHz)にて送信する。
モード切り替え部38は、(A)内蔵クロックを停止させた低消費電力なモードであって、質問信号に対して応答信号を送信しないスリープモード、(B)内蔵クロックが動作し、質問信号を待機する待機モード、この2つのモードを切り替える。
このモード切り替え部38は、スリープモード時にLF受信部40が起動信号を受信すると、スリープモードから待機モードに切り替える。また、後述のように、LF受信部40が質問信号、起動信号の順番で信号を受信すると、待機モードからスリープモードへと切り替える。
なお、待機モード時に受信した質問信号に応じて応答信号を送信するモードを特に「動作モード」という。
電池部44は、例えばコイン形リチウム電池から構成されており、各部に信号送受のための電力を供給する。
<動作>
続いて、入退場管理システムの具体的な動作について説明する前に、システムの運用形態を説明する。
図2は、入退場管理システム1の運用形態を説明する模式図である。なお、図2の下部にはそれぞれ対応するエリア61,64,71,72内に存在するタグ30のモードを示している。
区域50は、入退場管理システム1の管理対象となる領域である。区域50では、区域50の出入り口(図2:エリア61,64)における入退場の制御や、区域50内におけるエリア62,63のタグの通行を記録を行う。
区域50内の中央あたりには、2台の図示しないタグリーダー10が設置されており、2台のタグリーダー10により、それぞれ質問信号エリア62,63内で受信可能なように質問信号が送信されている。この質問信号エリア62,63は、エリア内に進入するタグから応答信号を受信し、応答信号に含まれるIDをゲートコントローラ2へと転送する。ゲートコントローラ2は転送されたIDに基づいて当該IDがエリア62,63を通行した旨(存在した旨でもよい。)記録する。
区域50の出入り口の扉付近には、2台の図示しないタグリーダー10が設置されている。1台のタグリーダー10は、質問信号エリア61内で受信可能なように質問信号を送信し、起動信号エリア71内で受信可能なように起動信号を送信する。もう1台のタグリーダー10は、質問信号エリア64内で受信可能なように質問信号を送信し、起動信号エリア72内で受信可能なように起動信号を送信する。
起動信号エリア71,72は、区域50へ出入りするタグ30を携行するユーザーが必ず通るエリアに設定されている。その大きさは例えば半径5m〜10m程度である。これに対して、質問信号エリア61,64の大きさは例えば半径1〜2m程度であり、それぞれ担当する扉6の周囲を囲むように設定されている。
そして、起動信号エリア71,72は対応する質問信号エリア61,64に対して、区域50出入り口の扉6に向かう経路上手前である。すなわち、起動信号エリア71,72は、タグ30が質問信号エリア61,64において応答信号を送信できるように、必ず質問信号エリア61,64に進入するより前に、タグ30が起動信号を受信できるようなエリアに設定されている。なお、起動信号エリア71,72は、扉6の近傍の質問信号エリア61,64に対して、ゲートより遠い領域にあるとも言いうる。
タグリーダー10は、質問信号エリア61,64に進入したタグから応答信号を受信し、応答信号に含まれるIDをゲートコントローラ2へと転送する。ゲートコントローラ2は、転送されたIDに基づいて質問信号エリア61,64内の扉6における電子錠の解錠を指示する。
図3は、ゲートコントローラ2,タグリーダー10,タグ30の処理内容を示すシーケンス図である。
以下の動作例では、図2に示すように、タグ30を携行するユーザーAが、エリア71→エリア61→エリア62の順で移動して、朝に区域50内に入る。そして、ユーザAは、エリア62内かエリア63内のいずれかにおいて所定の作業を日中は行う。その後、ユーザAは、夕方に、エリア63→エリア64→エリア72の順に移動して区域50外に出るものとする。
まず、起動信号エリア71内に、タグ30を携行するユーザーAが進入すると、タグ30のLF受信部40は、タグリーダーのLF送信部20bから送信された起動信号を受信する(S11,S12)。起動信号を受信すると、モード切り替え部38は、スリープモードから待機モードへと切り替えて、質問信号の受信に備える(S13)。
続いて、質問信号エリア61内に、タグ30を携行するユーザーAが進入すると、タグ30のLF受信部40は、タグリーダーのLF送信部20aから送信された質問信号を受信する(S14,S15)。質問信号を受信すると、RF送信部42は、自器のIDを含む応答信号を送信する(S16)。
タグリーダー10の制御部12は、RF受信部22が受信した応答信号に含まれるIDをゲートコントローラ50へと転送する(S17)。
ゲートコントローラ50においては、転送されてきたIDを認証する(S18)。具体的には、質問信号エリア61のゲートへ通行権限有りかどうかをIDリスト(IDごとにゲートの通行権限があるかどうかが記録されたリストである。)に照らして判定する。権限有りと判定すると、扉6に解錠指示を送る。
その後、質問信号エリア62,63,64内に、タグ30を携行するユーザーAが進入した場合にも、同様にステップS14〜S19を繰り返す。なお、区域50内部の質問信号エリア62,63の場合においては、ステップS18では権限有りかどうか判定せずに通行記録を行う。
続いて、起動信号エリア72内に、タグ30を携行するユーザーAが進入すると、タグ30のLF受信部40は、タグリーダーのLF送信部20bから送信された起動信号を受信する(S19,S20)。
この起動信号を受信する前は、質問信号エリア64内において、質問信号を受信したため(S14)、質問信号→起動信号の順番で受信したこととなる。この順番で信号を受信すると、モード切り替え部38は、待機モードからスリープモードへと切り替えて、タグ30を省電力化する。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、タグ30と通信を行う必要性のある区域50内においてはタグ30を待機モードとすることで、質問信号に対して迅速に応答することができる。しかも区域50外から出るときには、待機モードからスリープモードへと切り替えるため、省電力化も実現できる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、質問信号エリアと起動信号エリアとが重ならない例を説明したが、実施の形態2では、両エリアが重なっている点が異なる。
図4(a)は、実施の形態2に係るタグリーダー11の機能ブロック図である。
タグリーダー11は、基本的には図1で説明したタグリーダー10と同様であるため、同様な機能ブロックには同じ符号を付して説明を省略する。
タグリーダー11は、LF送信部25を備えている。送信制御部24の制御内容に従い質問信号か起動信号のいずれかを送信する。
起動信号の送信電力は質問信号の送信電力より大きい値に設定される。起動信号エリアの大きさは、例えば5〜10m程度、質問信号エリアの大きさは例えば1〜2m程度である。
送信制御部24は、LF送信部25を制御し、質問信号の送信と起動信号の送信とを、例えば数百msおきに交互に切り替える。これにより、図4(b)に示すように、LF送信部25は質問信号と起動信号とを交互に切り替えて送信することとなる。
図5は、実施の形態2に係る入退場管理システム1の運用形態を説明する模式図である。なお、図5上部の「第2モード」は質問信号に返信しないモードであるスリープモードを示し、「第1モード」は質問信号に返信するモードである待機モード・動作モードを示す。実際には区域51の内側と外側とで、第1のモードと第2のモードとが厳格に対応して切り替わってるわけではないのであるが(区域51の出入り口の外側部分、すなわちエリア91のおよそ左半分およびエリア92の右半分も第1モードである。)、図では簡単に描いている。
区域51内部には、質問信号エリア62,63が設定されている。このエリア62,63は図2を用いて説明したものと同じであるため説明を省略する。
区域51の出入り口の扉付近には、2台の図示しないタグリーダー10が設置されている。1台のタグリーダー10は、質問信号エリア81内で受信可能なように質問信号を送信し、起動信号エリア91内で受信可能なように起動信号を送信する。もう1台のタグリーダー10も、質問信号エリア84に向けて質問信号、起動信号エリア92に向けて起動信号を送信する。
起動信号エリア91,92は、質問信号エリア81,84より一回り大きいため、質問信号エリア81,84内に進入しようとするユーザーが携行するタグ30は、必ず起動信号エリア91,92内において前もって起動信号を受信することとなる。
図6は、実施の形態2に係るタグ30のモード切り替えに関する処理内容を示すフローチャートである。
図6に示すように、タグ30のモード切り替え部38は、起動信号を受信すると(S32:Yes)、スリープモードから待機モードへとモードを切り替える(S31,S33)。
待機モードへと切り替えた後は、質問信号→起動信号の順で受信し(S34:Yes)、その後、質問信号を受信しないまま所定時間経過すれば(S35:Yes)、待機モードからスリープモードへと切り替える(S36)。この所定時間は、例えば、区域51内に存在するタグ30が15分おきに質問信号を受信する環境にあれば、15分より長い30分と設定する。30分の間、質問信号を受信しなければ、タグ30は通信を行う必要性のある区域51内には存在しない(区域51外に存在する。)と見なして、スリープモードへと切り替えることとなる。
図5を参照して、タグ30を携行するユーザーBが、エリア91→エリア81→エリア91の順に進行する場合を考えると、タグ30はエリア91内において起動信号を受信してスリープモードから待機モードへと切り替える(図5:矢印98参照)。そして、エリア81においては質問信号に応答する動作モードとなる。続いて、エリア91内に進入すると、質問信号→起動信号の順で受信したこととなるが、その後、所定時間(例えば30分とする。)が経過する前に、区域51内の質問信号エリア62,63へユーザーBが移動して質問信号を受信すれば、待機モードが維持されることになる。
次に、ユーザーBが、エリア92→エリア84→エリア92の順に進行する場合(図5:矢印99参照)を考えると、待機モードにあるタグ30は、エリア84内においては質問信号に応答する動作モードとなる。続いて、エリア84からエリア91へと進入すると、質問信号→起動信号の順で受信したこととなり、区域外には質問信号エリアが存在しないので、そのまま所定時間が経過すると、待機モードからスリープモードへと切り替えられることとなる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、タグ30と通信を行う必要性のある区域内においてはタグ30を待機モードとすることで、質問信号へと迅速に応答することができる。しかも区域外から出るときには、所定時間経過後に、待機モードからスリープモードへと切り替えるため、省電力化も実現できる。
また、起動信号エリア91,92はそれぞれ質問信号エリア81,84を含む関係にあるため、質問信号エリア81,84に進入しようとするユーザーのタグに対して、確実に、質問信号を受信させるよりにも先行して起動信号を受信させて、後続する質問信号に対応できる待機モードに移行させておくことができる。
<補足>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
(1)実施の形態1,2では、モード切り替え部38は、起動信号を受信すると、スリープモードから待機モードへと切り替えるとして説明したが、起動信号を受信したときには、モードを切り替えをせずに、起動信号→質問信号の順で受信したことを条件に切り替えるとしても構わない。こうすることで、待機モードへの切り替えが遅れるのでより省電力化できる。
(2)実施の形態1では、区域50内における質問信号エリア62,63を、タグの通行記録のために利用するとして説明したが、出入り口の質問信号エリア61,64と同様に、エリア62,63を、エリア62,63内の扉の通行制御のために利用するとしても構わない。
また、通行制御の手段は、扉6の電気錠6aの施錠/解錠に限らず、例えば、扉6に代えて、通行を阻むバー付きゲートを用い、バーの上げ下げによりユーザーの通行を制御するようにしても構わない。
(3)実施の形態1,2では、タグリーダー10,11が起動信号を送信するとして説明したが、タグリーダーには質問信号だけを送信させ、起動信号はタグリーダーとは別の各種送信器を用いて送信するようにしても構わない。
入退場管理システム1のシステム構成を示す図 入退場管理システム1の運用形態を説明する模式図 ゲートコントローラ2,タグリーダー10,タグ30の処理内容を示すシーケンス図 (a)実施の形態2に係るタグリーダー11の機能ブロック図(b)LF送信部25が送信する信号を示す図 実施の形態2に係る入退場管理システム1の運用形態を説明する模式図 実施の形態2に係るタグ30のモード切り替えに関する処理内容を示すフローチャート
符号の説明
1 入退場管理システム
2 ゲートコントローラ
6 扉
6a 電気錠
10 タグリーダー(質問器)
20a,20b LF送信部
22 RF受信部
30 タグ(応答器)
38 モード切り替え部
42 RF送信部
61〜64,81,82 質問信号エリア(第1エリア)
71,72,91,92 起動信号エリア(第2エリア)

Claims (5)

  1. 応答器の識別情報を問い合わせる質問信号を送信する質問器と、質問信号を受信すると自器の識別情報を含む応答信号を送信する応答器と、前記質問信号とは異なる所定信号を送信する送信器と、質問器が応答器から受信した識別情報に基づいて、ゲートの通行を止めるか止めないかを物理的に制御するゲートコントローラとを備える入退場管理システムであって、
    質問器は、
    ゲート近傍の第1エリア内で受信可能なように質問信号を送信する送信手段を有し、
    送信器は、
    第1エリアを含み第1エリアより広範囲な第2エリア内で受信可能なように前記所定信号を送信する送信手段を有し、
    応答器は、
    前記質問信号、前記所定信号、の順で信号を受信すると、質問信号を受信すると応答信号を送信する第1モードから、質問信号を受信しても応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるモード切り替え手段を備える
    ことを特徴とする入退場管理システム。
  2. 前記所定信号は、前記第2モードから第1モードへと切り替える旨を示す信号であって、
    前記応答器の前記モード切り替え手段は、第2モードである場合において、前記所定信号を受信すると前記第2モードから第1モードへと切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の入退場管理システム。
  3. 前記所定信号、前記質問信号、の順で信号を受信すると、前記応答器の前記モード切り替え手段は、前記第2モードから第1モードへと切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の入退場管理システム。
  4. 応答器の識別情報を問い合わせる質問信号と前記質問信号とは異なる所定信号とを送信する質問器と、質問信号を受信すると自器の識別情報を含む応答信号を送信する応答器と、質問器が応答器から受信した識別情報に基づいて、ゲートの通行を止めるか止めないかを物理的に制御するゲートコントローラとを備える入退場管理システムであって、
    質問器は、
    ゲート近傍の第1エリア内で受信可能なように質問信号を送信する第1送信手段と、
    第1エリアを含み第1エリアより広範囲な第2エリア内で受信可能なように前記所定信号を送信する第2送信手段と、
    前記第1送信手段による送信と、前記第2送信手段による送信とを交互に切り替える送信制御手段とを有し、
    応答器は、
    前記質問信号、前記所定信号、の順で信号を受信すると、応答信号を送信する第1モードから、応答信号を送信しない第2モードへと切り替えるモード切り替え手段を備える
    ことを特徴とする入退場管理システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の入退場管理システムにおける応答器。
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