JP5329301B2 - 多芯コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、接続対象物と相手接続対象物とを接続する多芯コネクタに関する。
関連技術1としては、ICとソケットボードとを接続するコンタクトを備えているICソケットが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示されているコンタクトは、ICと接触するデバイス側電極と、デバイス側電極と対向して設けられソケットボードと接触する基板側電極と、デバイス側電極と基板側電極とを電気的に接続する伝送路と、デバイス側電極と基板側電極との間に設けられた弾性部材とを有する。
さらに、特許文献1に開示されているコンタクトは、デバイス側絶縁板と基板側絶縁板とに挟まれた弾性支持体を備えている。弾性支持体は、デバイス側絶縁板から基板側絶縁板への方向に対して接続板の方向に屈曲している。
関連技術2としては、嵌合プレートに嵌入される弾性シートと、複数の弾性端子と、実装回路基板と半導体パッケージの電極を導通する複数本の金属リボンとを備えている電気コネクタが開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特許文献2に開示されている弾性端子は、弾性シートから所定の間隔で半導体パッケージの方向に突出している。金属リボンは、実装回路基板と半導体パッケージの複数の電極に対応するように各弾性接続子に内蔵されている。
関連技術3としては、フレーム板を支持体に用い、回路装置の被検査電極に接続される複数の構造電極体が柔軟な樹脂からなる絶縁膜に貫通支持された複数の接点膜と、この接点膜を支持するフレーム板とを備えたシート状プローブが開示されている(例えば、特許文献3を参照)。
関連技術4としては、異方導電膜配置用孔が形成されたフレーム板と、異方導電膜配置用孔内に配置され、その周辺部に支持された弾性異方導電膜とよりなる異方導電性コネクターが開示されている(例えば、特許文献4を参照)。
特開2003−185700号公報 特開2002−8749号公報 特開2006−138720号公報 特開2005−56860号公報
特許文献1のICソケットでは、デバイス側絶縁板と接続板と弾性支持体とに隙間が形成され、基板側絶縁板と接続板と弾性支持体とに隙間が形成されているので、空きスペースが大きいため、複数のコンタクトを狭いピッチに配置することが困難であるいという問題がある。
また、特許文献1のICソケットでは、コンタクトによって弾性支持体を挟むように巻き付けなければならないため、組立作業が複雑になり組立工数が増大するという問題がある。
特許文献2の電気コネクタでは、嵌合時に弾性シートに埋め込まれている金属リボンが横に倒れる構造であるから、金属リボンを狭いピッチに配置した場合に、隣り合う金属リボン同士が短絡してしまう危険性が高いという問題がある。
特許文献3のシート状プローブでは、嵌合時に構造電極体が不規則に変形してしまい、短絡する可能性があることから、狭ピッチ化への対応に限界があるという問題がある。
特許文献4の異方導電性コネクターでは、絶縁部に導電部を埋め込んでいるため、狭いピッチに対応できるものであっても嵌合時の荷重が高くなってしまうことから、弾性異方電極膜を使用するメリットが失われてしまうという問題がある。
それ故に、本発明の課題は、弾性電極の形状を単純化することができ、しかも狭ピッチ化への対応が容易になる多芯コネクタを提供することにある。
また、本発明の他の課題は、組立作業を単純化することができ、組立作業性に優れた多芯コネクタを提供することにある。
さらに、本発明の他の課題は、複数の弾性電極の高密度な配列が可能となる多芯コネクタを提供することにある。
本発明の実施の態様によれば、平行な接続対象物及び相手接続対象物間を接続する多芯コネクタであって、複数の弾性電極と、該弾性電極を保持するフレームと、該フレームに固定される押え板とを有し、前記弾性電極は、柱状の弾性体と、該弾性体の周面上を周方向に延び且つ前記弾性体の長手方向である第1の方向に所定の間隔をもって複数形成された導体と、該弾性体の両端に形成された支持部とを有し、前記フレームは、前記第1の方向と直交する第2の方向に所定の間隔をもって互いに平行に延びる第1及び第2の枠部と、該第1及び第2の枠部の前記第2の方向における一方の端部間を連結する第3の枠部とを有し、前記第1及び第2の枠部の互いに対向する内側面には、前記第1及び第2の枠部の延伸方向に延びる溝状のレール部が形成されており、前記レール部には、前記弾性体の前記第1の方向の両端に形成されている前記支持部が挿入され、前記第1及び第2の枠部の他方の端部間に前記押え板を固定することで複数の前記弾性電極を前記フレームに配列保持してなり、前記弾性電極は、隣り合う前記弾性電極に当接して隣り合う前記弾性電極間の前記第2の方向におけるピッチ間隔を規定するピッチ間隔規定部を有する多芯コネクタであることを最も主要な特徴とする。
前記弾性電極は、前記弾性体の前記第1の方向に貫通する金属支柱を有し、前記金属支柱は前記弾性体の前記第1の方向の両端から外方へ突出しており、該突出部分が前記支持部を形成するようにしてもよい。
前記ピッチ間隔規定部は、前記支持部に設けるようにしてもよい。
前記支持部は、前記支持部の先端からU字状に折り返し形成されたU字状部を有し、該U字状部が隣り合う前記弾性電極の前記支持部に当接することにより前記弾性電極間の前記ピッチ間隔を規定する前記ピッチ間隔規定部を形成するようにしてもよい。
前記弾性電極の前記弾性体は、隣り合う前記弾性電極との前記第2の方向における一方の対向面に形成した突部を有し、前記突部を隣り合う前記弾性電極の前記弾性体に当接する前記ピッチ間隔規定部としてもよい。
前記弾性電極の前記弾性体は、隣り合う前記弾性電極との他方の対向面に、隣り合う前記弾性電極の前記突部の先端が嵌り込む凹部を有していてもよい。
また、前記押え板は、前記押え板の両端を前記レール部に挿入して固定されていてもよい。
前記弾性電極は、前記弾性体の周面上に絶縁フィルムが貼り付けられており、該絶縁フィルム上に前記導体が形成されていてもよい。
本発明の実施の態様に係る多芯コネクタによれば、押え板により複数の弾性電極の支持部を押圧して配列することにより組み立てられるので、組立作業を単純化することができ、組立作業性に優れた構成とすることができるという利点がある。
また、本発明の実施の態様に係る多芯コネクタによれば、弾性電極にピッチ間隔規定部を形成したので、隣り合う弾性電極間のピッチ間隔を少なくすることができることから、狭ピッチ化への対応が容易になり、高密度な弾性電極の配列が可能となるという利点がある。
本発明の第1の実施の形態例に係る多芯コネクタを示した斜視図である。 図1に示した多芯コネクタを分解した状態を示しており、フレームと、1つの弾性電極と、押え板とを示した斜視図である。 図1に示した多芯コネクタの押え板により弾性電極を固定する前の状態を示す斜視図である。 図3に示したフレームに押え板を挿入した後の状態を、第1及び第2の枠部の他方の端部側から見た状態を拡大して示した側面図である。 図1に示した多芯コネクタの1つの弾性電極を拡大して示した斜視図である。 図5に示した弾性電極をVI-VI線において断面にし、弾性体と導体フィルムとを分解して示した断面図である。 図5に示した弾性電極の長手方向の一方側を拡大して示した斜視図である。 図1に示した多芯コネクタのフレームの一部を断面にし、その一部分を拡大して示した斜視図である。 図1に示した多芯コネクタの一部を断面にして示し、接続対象物及び相手接続対象物と接続する前の状態を示した断面図である。 図9に示した多芯コネクタにより接続対象物及び相手接続対象物間を接続した状態を示した断面図である。 図1に示した多芯コネクタ、接続対象物、相手接続対象物、及び組立部品を分解した組立前の状態の斜視図である。 図11に示した多芯コネクタ、接続対象物、相手接続対象物、及び組立部品を組み立てた状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る多芯コネクタにおいて弾性電極の変形例を示しており、弾性電極の長手方向の一方側を拡大して示した斜視図である。 (a)は図5に示した弾性電極の変形例を示しており、図5に示した弾性電極を裏面側から見た状態を示した斜視図、(b)は(a)の弾性電極を表面側から見た斜視図である。 図14に示した多芯コネクタにより接続対象物及び相手接続対象物と接続する前の状態を一部断面にして示した断面図である。
図1は、本発明の多芯コネクタの実施の形態例を示している。図2は、図1に示した多芯コネクタを分解した状態を示している。なお、図2においては、フレーム及び押え板と共に、複数の弾性電極の内の1つの弾性電極のみを示している。図3は、図1に示した挿入されている複数の弾性電極を押え板によりフレームに固定する前の状態を示している。図4は、図3に示したフレームに押え板を挿入した後の状態を、第1及び第2の枠部の他方の端部側から見た状態を示している。
図1乃至図4を参照して、多芯コネクタ1は、複数の弾性電極2と、弾性電極2を配列保持するフレーム3と、複数の弾性電極2をフレーム3に固定する押え板4とを有する。
図5は、図2に示した弾性電極2を拡大して示している。図6は、図5に示した弾性電極2のVI-VIで断面にして分解した状態を示している。図7は、図5に示した弾性電極2の長手方向の一方側の端部を拡大して示している。
図5乃至図7をも参照して、弾性電極2は、柱状の弾性体21と、弾性体21の周面上に配設されている導体フィルム22と、弾性体21の長手方向の両端から外へ延伸されている金属支柱25とを有する。
なお、以下の説明においては、弾性体21の長手方向を第1の方向Aと呼び、弾性体21の第1の方向Aと直交する幅方向を第2の方向Bと呼び、第1及び第2の方向A,Bと直交する上下方向を第3の方向C(図5及び図6を参照)と呼び説明することにする。
弾性体21は、第3の方向Cにおいて互いに対向している第1の面21a及び第2の面21bと、第2の方向Bで互いに対向している第3の面21c及び第4の面21dとを有する。
第1の面21aと第2の面21bとは、互いに平行に且つ平坦な面を形成している。第3の面21cと第4の面21dとは互いに平行に且つ平坦な面を形成している。第1の面21aと第3の面21cとの接続部分は、円弧状に形成されている第1の曲面21eになっている。第2の面21bと第3の面21cとの接続部分は、円弧状に形成されている第2の曲面21fになっている。
弾性体21は、図6に示した断面で見ると、第1乃至第4の面21a,21b,21c、21d、第1及び第2の曲面21e,21fによって断面が略逆D字の形状となっている。
さらに、弾性体21は、図5及び図7に示したように、第1の方向Aの両側端で第2及び第3の方向B−C平面と平行に形成されている平坦な一対の第5の面21g(図5及び図7を参照)を有する。なお、図5及び図7においては、弾性体21の一方側端の第5の面21gのみを図示している。
一対の第5の面21gは、第1の方向Aにおいて互いに平行に対向するように形成されている側面である。なお、第4の面21d及び第5の面21gは、導体フィルム22が貼り付けられていない面である。
導体フィルム22は、図6によって最も良くわかるように、弾性体21の周面上に配設されている絶縁フィルム(以下、フィルムと呼ぶ)23と、フィルム23上に配設されている複数の長帯状の導体24とを有する。
フィルム23は、弾性体21の周面上、即ち、弾性体21の第1乃至第3の面21a,21b、21c、第1及び第2の曲面21e,21fの各面に接着剤を介して貼り付けられている。フィルム23の外面には、弾性体21の周面上を周方向に延び且つ第1の方向Aに所定の間隔をもって複数の導体24が配設されている。
即ち、フィルム23の外面には、弾性体21の第1乃至第3の面21a,21b,21c、第1及び第2の曲面21e、21fと対向するように第2及び第3の方向B,Cにおいて複数の導体24が配設されている。
導体24は、第1の伝送路24aと、第2の伝送路24bと、第3の伝送路24cと、第4の伝送路24eと、第5の伝送路24fとを有する。
第1の伝送路24aは、弾性体21の第1の面21aに対向するようにフィルム23に配設されている。第2の伝送路24bは、弾性体21の第2の面21bに対向するようにフィルム23に配設されている。第3の伝送路24cは、弾性体21の第3の面21cに対向するようにフィルム23に配設されている。第4の伝送路24eは、弾性体21の第1の曲面21eに対向するようにフィルム23に配設されている。第5の伝送路24fは、弾性体21の第2の曲面21fに対向するようにフィルム23に配設されている。
第1の伝送路24a及び第2の伝送路24bは、後述する接続対象物及び相手接続対象物の接点部(電極部)のそれぞれと接触する接点部(電極部)となる。第1の伝送路24a、第2の伝送路24b、第3の伝送路24c、第4の伝送路24e、第5の伝送路24fは、これらが同じ薄膜の導電材料によって連続して作られている。
なお、本実施の形態例における弾性体21は、第1の面21a及び第2の面21bと第3の面21cとの接続部分を第1及び第2の曲面21e,21fとしているが、必ずしも第1及び第2の曲面21e,21fを曲面に形成する必要はない。例えば、第1の面21a及び第2の面21bを第3の面21cによって直接接続する。そして、第1の面21aに対向するフィルム23の外面に第1の伝送路24aを、第2の面21bに対向するフィルム23の外面に第2の伝送路24bを、第3の面21cに対向するフィルム23に第3の伝送路24cを形成するように導体24を構成するようにしてもよい。
金属支柱25には、弾性体21の一対の第5の面21gから第1の方向Aで外方へ延伸している金属支柱25の延伸部分の先端部に第1及び第2の支持部26a,26bが形成されている。
さらに、金属支柱25は、第1の方向Aに対し弾性体21の外に延伸している一対の金属支柱25間を接続している中間部分25cが弾性体21を貫通するように弾性体21と一体に埋設されている。
金属支柱25の第1の支持部26aは、第1のピッチ間隔規定部27aを有する。第1のピッチ間隔規定部27aは、金属支柱25を第1の支持部26aの先端からU字状に折り返し曲げ形成されたU字状部である。第2の支持部26bは、第2のピッチ間隔規定部27bを有する。第2のピッチ間隔規定部27bは、金属支柱25を第2の支持部26bの先端からU字状に折り返し曲げ形成されたU字状部である。
第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bは、フレーム3に複数配列されている隣り合う弾性電極2の第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bに当接することにより、弾性電極2間のピッチ(第2の方向B)間隔を規定する。
即ち、フレーム3に複数の弾性電極2を挿入して配列した際には、第2の方向Bで隣り合う弾性電極2の第1のピッチ間隔規定部27a同士が当接することにより、隣り合う弾性電極2間のピッチ間隔を規定する。同様に、第2の方向Bで隣り合う弾性電極2の第2のピッチ間隔規定部27b同士が当接することにより、弾性電極2間のピッチ間隔を規定する。
したがって、第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bは、第2の方向Bにおいて弾性体21の第4の面21dよりも前方にU字状部の折り返し部分が突き出している。なお、第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bのU字状部は、プレス加工により折り返し部分を形成することができる。
図1乃至図4に戻り、フレーム3は、所定の間隔をもって互いに平行に延びている第1の枠部31及び第2の枠部32と、第1及び第2の枠部31,32の第2の方向Bにおける一方の端部間を連結している第3の枠部33とを有する。
第1の枠部31と第2の枠部32とは、第1の方向Aにおいて所定の間隔をもち、第2の方向Bにおいて互いに平行に延びるよう配置されている。フレーム3は、図1及び図2の上面から見ると第1乃至第3の枠部31,32,33からなる形状が略逆コ字状をなしている。
第1乃至第3の枠部31,32,33の外周側の上面には、前記上面よりも少し高くなっている第1の外枠部31a、第2の外枠部32a及び第3の外枠部33aが形成されている。第1乃至第3の外枠部31a,32a,33aは、第1乃至第3の枠部31,32,33のそれぞれと一体となっている。
第1の枠部31の内側面には、図1乃至図4に示したように、第2の方向Bで第1の枠部31の延伸方向と平行な方向に延びている溝状の第1のレール部34a(図4を参照)が形成されている。また、第2の枠部32の内側面には、第2の方向Bで第2の枠部32の延伸方向(第2の方向)と平行な方向に延びている溝状の第2のレール部34b(図4を参照)が形成されている。
第1及び第2のレール部34a,34bは、第3の枠部33の内側面から第1の枠部31及び第2の枠部32の開口側の端部間において第2の方向Bへ延びている。また、第1及び第2のレール部34a,34bは、第1の方向Aにおいて互いに対向している。
第1のレール部34aには、複数の弾性電極2の第1支持部26aが挿入される。第2のレール部34bには、複数の弾性電極2の第2支持部26bが挿入される。第1及び第2の枠部31,32の開口側の端部間には、複数の弾性電極2を第1及び第2のレール部34a,34bに挿入した後、押え板4が挿入されて押え板4をフレーム3に固定することで複数の弾性電極2をフレーム3に配列保持する。
さらに、第1の枠部31には、第2の方向Bにおける一端部近傍及び他端部近傍に、ネジ(図示せず)を通すための一対の第1のネジ孔31dが形成されている。第2の枠部32には、第2の方向Bにおける一端部近傍及び他端部近傍に、ネジ(図示せず)を通すための一対の第2のネジ孔32dが形成されている。
さらに、フレーム3の第1の外枠部31aの開口端の端部側には、第1の固定孔34eが形成されている。また、フレーム3の開口端の端部側の第2の外枠部32aには、第2の固定孔34fが形成されている。第1及び第2の固定孔34e,34fのそれぞれには、ネジ5(図1を参照)が挿通される。
押え板4は、図1乃至図4によって示すように、押圧部41と、第1の方向Aの両端に形成されている一対の第1及び第2のガイド部42a,42bとを有する。
押圧部41は、第1の方向Aにおいて一対のレール部34a,34bの間に入り込む寸法に設定されている。第1及び第2のガイド部42a,42bは、第1の枠部31及び第2の枠部32に形成されている溝状の第1及び第2のレール部34a,34bへ開口端側から挿入される。
押圧部41の第3の方向Cにおける板厚寸法は、第3の方向Cにおけるフレーム3の第1の枠部31、第2の枠部32及び第3の枠部33の板厚寸法と同じ寸法となっている。第1及び第2のガイド部42a,42bの第3の方向Cにおける板厚寸法は、第3の方向Cにおけるフレーム3の第1及び第2のレール部34a,34bの溝幅寸法と同じ寸法もしくは少し小さい寸法となっている。
なお、金属支柱25の弾性体21の第5の面21gから外へ延伸されている部分は、第3の方向Cにおける寸法が第3の方向Cにおける第1及び第2のレール部34a,34bの溝幅寸法と同じ寸法もしくは少し小さい寸法となっている。
また、第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bの弾性体21の第5の面21gから第1の方向Aにおける突出寸法及び押え板4の第1及び第2のガイド部42a,42bの第1の方向Aにおける突出寸法は、第1の方向Aにおける第1及び第2のレール部34a,34bの溝深さ寸法と同じ寸法もしくは少し小さい寸法となっている。
したがって、金属支柱25の第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bを有する第1及び第2の支持部26a,26b、押え板4の第1及び第2のガイド部42a,42bのそれぞれは、フレーム3の第1及び第2のレール部34a,34bに挿入可能な形状となっている。
さらに、押え板4の第1及び第2のガイド部42a,42bのそれぞれには、ネジ5(図1を参照)を通して押え板4とフレーム3とを固定するための第1及び第2の押え板固定孔42e,42f(図2及び図3を参照)が形成さている。
以下に、多芯コネクタ1を組み立てる作業について説明する。
多芯コネクタ1の組立作業では、まず、図2に示すように、フレーム3の開口側の端部間に弾性電極2を位置させる。次に、弾性電極2の第1及び第2の支持部26a,26bを第1及び第2のレール部34a,34bのそれぞれに挿入し、続いて複数の弾性電極2を順次、フレーム3に一方向B1(図3の矢印B1を参照)で挿入して配列する。
弾性電極2は、導体フィルム22が前方(B1方向)を向くようにして複数の弾性電極2を配列する。複数の弾性電極2をフレーム3に配列した後、図3に示したように、押え板4の第1及び第2のガイド部42a,42bを第1及び第2のレール部34a,34bに挿入し、一方向B1で押え板4を第1及び第2のフレーム3に所定位置まで押し込む。この作業により複数の弾性電極2は、第3の枠部33に向かって隣り合う第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27b同士が押圧された状態で配列される。
このとき、押え板4の第1及び第2の押え板固定孔42e,42fと第1及び第2の外枠部31a,32aの第1及び第2の固定孔34e,34fとの孔部分が一致する。したがって、これらの孔にネジ5を挿通して螺合することで、押え板4を第1及び第2の枠部31,32の開口端側の端部に固定する。この組立作業により、図1の多芯コネクタ1が組み立てられる。
図8は、図1に示した多芯コネクタ1を組み立てた状態の一部を拡大し、一方の第1のレール部34a側のフレーム3の上面側を除去して示している。図9は、図8を第1の方向Aと垂直な面で断面にした多芯コネクタ1の一部を拡大し、接続対象物及び相手接続対象物と接続する前の状態を、接続対象物及び相手接続対象物と共に示している。
図8に示したように、弾性電極2の第1のピッチ間隔規定部27aは、隣り合う弾性電極2の第1のピッチ間隔規定部27aに当接してフレーム3に保持される。この際、図8には図示されていない弾性電極2の第2のピッチ間隔規定部27bも、第2のレール部34bに同様にして挿入保持される。
弾性電極2は、弾性体21の第3の面21c及び第4の面21dが隣り合う弾性電極2の第3の面21c及び第4の面21dに所定ピッチの間隔をもって配列されてフレーム3に保持されている。
したがって、フレーム3には、第1乃至第3の枠部31,32,33及び押え板4によって囲まれている空間に、第2の方向Bにおいて複数の弾性電極2が所定のピッチ間隔で配列される。
弾性電極2は、図9に示したように、第3の方向Cにおいて第1の伝送路24aを上側とし、第2の伝送路24bを下側とする姿勢を保つように挿入することによってフレーム3に固定される。弾性電極2は、第1の伝送路24aが第1乃至第3の枠部31,32,33の上面よりも上方へ突き出し、第2の伝送路24bが第1乃至第3の枠部31,32,33の下面よりも下方へ突き出すように第3の方向Cの寸法が設計されている。
押え板4をネジ5によってフレーム3に固定した状態では、第1及び第2のピッチ間隔規定部27a,27bにより第2の方向Bにおいてピッチ間隔が規定されて複数の弾性電極2が高密度にフレーム3に固定される。
図9においては、多芯コネクタ1によって接続対象物としてのICパッケージ(以下、パッケージと呼ぶ)61と、相手接続対象物としてのメインボード62とを接続する一例を示している。
多芯コネクタ1をパッケージ61とメインボード62との間に実装する作業では、多芯コネクタ1を、図9に示したように、第3の方向Cにおいて上側に位置させたパッケージ61と第3の方向Cにおいて下側に位置させたメインボード62との間に設置する。
多芯コネクタ1に対向させるパッケージ61の底面には、複数の弾性電極2のそれぞれに配設されている導体24の数に対応する複数の接点部61pが配設されている。
メインボード62の一面62fには、LGA(ランド・グリッド・アレイ)からなる複数の接点部62pが配設されている。メインボード62の接点部62pは、複数の弾性電極2にそれぞれに配設されている弾性電極2の数に対応する数が配設されている。
図10は、パッケージ61とメインボード62とを多芯コネクタ1によって接続した状態を示している。図11は、多芯コネクタ1、パッケージ61、メインボード62、及び組立部品を分解した状態で示している。
図11を参照して、パッケージ61上には、四角板形状の第1のスティフナ71が設けられる。メインボード62の下側には、四角板形状の第2のスティフナ72が設けられる。第1のスティフナ71には、四隅のそれぞれにネジ孔71aが形成されている。第2のスティフナ72には、四隅のそれぞれにネジ孔72aが形成されている。
パッケージ61は、フレーム3の第1乃至第3の外枠部31a,32a,33aの内側に、且つフレーム3の第1乃至第3の枠部31,32,33上に設置される。第1乃至第3の外枠部31a,32a,33aは、パッケージ61を位置決めする役目を果たす。
多芯コネクタ1、パッケージ61及びメインボード62は、第1のスティフナ71に形成されているネジ孔71a、フレーム3の第1のネジ孔31d,32d、メインボード62に形成されているネジ孔62a、第2のスティフナ72に形成されているネジ孔72aを貫通させるネジ8を、ナット9と螺合させることによって一体に固定される。
したがって、このような実装作業においては、多芯コネクタ1の上面にパッケージ61を接続し、多芯コネクタ1の下面にメインボード62を接続した後、上下から第1及び第2のスティフナ71,72をネジ8とナット9により締め付け固定する。
弾性電極2は、メインボード62及びパッケージ61によって第3の方向Cで押されると、第1乃至第3の枠部31,32,33の上面及び下面から上方及び下方に突出した部分が第3の方向Cで押圧される。
多芯コネクタ1、パッケージ61及びメインボード62を一体に固定した後は、弾性電極2の弾性体21の反力によって、図10に示したように、導体24の第1の伝送路24aがパッケージ61の接点部61pと接触する。同時に、弾性電極2の第2伝送路24bは、メインボード62の接点部62pと接触する。
この多芯コネクタ1によると、フレーム3の第1及び第2のレール部34a,34bに弾性電極2、押え板4の第1及び第2のガイド部42a,42bを挿入し、弾性電極2を押え板4により押圧して固定するだけで組み立てられるので、組立作業が容易となる。
また、弾性電極2は、第2の方向Bにおいて狭ピッチ間隔で配列することができるので、複数の弾性電極2間における狭ピッチ化の対応が容易になり、フレーム3に高密度に配列することができ多芯コネクタ1をコンパクトに設計できる。
弾性体21の材料としては、パッケージ61の実装制約や多芯コネクタ1に要求される特性に応じて選定される。一例として、弾性体21としてゲル材料を採用した場合には、弾性体21のゲルのポアソン比を0.4とすると、たとえば自然状態での厚みが1.0mm、の弾性体21の厚み0.5mmになるまで圧縮した場合、高さは0.2mm延びる。このように弾性体21は、押圧によって発生する上下への弾性を利用して接続するようにすることができる。
弾性体21は、コロイド溶液中の粒子がゼリー状に固化したものであり、シリコン系、もしくはアクリル系の部材を採用する。また、導体24は、弾性率が大きい薄い板厚寸法の金属板によって作ることができる。導体24の金属材料としては、ニッケル、ニッケル合金、モネル、ニッケルパナジウム、銅、燐青銅などを採用する。
また、導体24は、フィルム23の外面に導電材である金属粒子をスパッタリングすることにより薄膜導体を配設することができる。なお、導体24は、スパッタリングに代えて、フィルム23に電解メッキもしくは無電解メッキ等を施すことにより配設できる。導体24の厚さは、いずれも数ミクロンの厚さにすることが可能である。
また、パッケージ61が高温下で使用される場合、又は導体24に高い耐久性が要求される場合には、弾性体21を耐久性に優れ、圧縮残留歪が少ないゴムによって作ることが望ましい。ゴム材を採用した場合には、シリコン系の耐熱性を有するゴム材とする。
また、導体24は、フィルム23を用いずに、弾性体21の第1乃至第3の面21a,21b,21c、第1及び第2の曲面21e,21fに直接、導電材である金属粒子をスパッタリングにより導体24を配設することや、電解メッキもしくは無電解メッキを施すことによって導体24を配設することも可能である。
フレーム3及び押え板4は、樹脂材料を成形加工することによって製作することができる。また、押え板4は金属材料によって作られているものであってもよい。
金属支柱25は、一例としてステンレスを採用する。金属支柱25の中間部分25cは、弾性体21を成形して作るときに、同時に弾性体21に一体に埋設する。また、弾性体21がゲル材料である場合には、金属支柱25の中間部分25cを骨組みとしてモールドインシュレータにより弾性体21が形成され、弾性体21の周面上に導体フィルム22を巻き付けるようにして接着剤によりフィルム23と弾性体21とを固定する。
なお、弾性体21は、導体24間の第1及び第2の面21a,21b及び第1及び第2の曲面21e,21fを溝状に切り欠くようにして取り除くことによって複数の溝部を形成するとともに、溝部に対向するフィルム23を切り欠くことができる。このように溝部を形成した際には、各導体24の電極部分を構成する第1及び第2の伝送路24a,24b部分の変形能力が向上し、パッケージ61及びメインボード62との安定した接触が得られる。
図13は、弾性電極2の変形例を示している。図13における弾性電極2は、図5乃至図7に示した弾性電極2の導体24の形状のみが異なっている。
したがって、図5乃至図7に示した弾性電極2と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図13を参照して、導体24は、弾性体21の第1及び第2の面21a,21bの第1及び第2の伝送路24a´,24b´が弾性体21の第4の面21dから少し離れた位置に先端が位置するようにフィルム23上に配設されている。
高密度化された多芯コネクタ1では、図10に示したように、パッケージ61とメインボード62により弾性体21が圧縮されて変形し、隣り合う弾性電極2間が極めて小さくなるので、隣り合う弾性電極2の導体24同士が短絡することも想定される。
しかしながら、導体24の第1及び第2の伝送路24a´,24b´は、弾性体21の第4の面21dの近傍にまでしか配設されていないことから、フレーム3に複数の弾性電極2を挿入して保持した状態で弾性体21が変形した際に、隣り合う弾性電極の導体24との短絡を防止することができる。
図14(a)は、弾性電極2の変形例を示している。なお、弾性電極2は、弾性体21の一部以外の構成が図5によって説明した弾性電極2と同じ構成であるので、同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図14(a)を参照して、弾性電極2の弾性体21は、弾性体21の第4の面21dにピッチ間隔規定部28を有する。ピッチ間隔規定部28は弾性体21の第4の面21d上へ突出している複数の突部である。ピッチ間隔規定部28は、フレーム3に複数の弾性電極2を配列保持した際に、隣り合う弾性電極2の第3の伝送路24cの間のフィルム23に当接する。即ち、一方の弾性電極2のピッチ間隔規定部28の先端は、他方の弾性電極2のフィルム23の外面と当接する。
したがって、フレーム3に複数の弾性電極2を配列保持した際には、隣り合う複数の弾性電極2が所定のピッチ間隔をもって配列される。
よって、パッケージ61とメインボード62により弾性体21が圧縮されて変形した状態においても、隣り合う弾性電極2の導体24が短絡することなく位置決めがなされることから、隣り合う弾性電極2の導体24間の短絡を確実に防止できる。
図14(b)に示す弾性電極2では、図14(a)に示した弾性電極2のピッチ間隔規定部28を有し、さらに弾性電極2の導体24の第3の伝送路24c間のフィルム23に孔29を形成している。
図14(a)に示したピッチ間隔規定部(突部)28は、図14(b)に示した弾性電極2の導体24の第3の伝送路24cの間のフィルム23に形成されている孔29を通して隣り合う弾性電極2の弾性体21に当接する。
したがって、複数の弾性電極2を配列した際には、ピッチ間隔規定部28をフィルム23の孔29に挿入することで位置決めが正確にできる。さらに、フレーム3に複数の弾性電極2を固定した状態で弾性体21が変形した際には、隣り合う弾性電極の導体24との短絡を防止することができる。
図15は、図14(a)及び図14(b)に示したピッチ間隔規定部28、孔29を有する弾性電極2において、さらに弾性体21の変形例を、弾性電極2をフレーム3に固定した状態でパッケージ61及びメインボード62とともに断面により示している。
弾性体21には、図15に示すように、隣り合う弾性電極2の対向面、即ち、弾性電極2の第3の伝送路24cの間の対向面のフィルム23の孔29に対応した位置に、弾性電極2のピッチ間隔規定部(突部)28の先端が嵌り込む凹部29aが形成されている。弾性電極2の凹部29aには、隣り合う弾性電極2の突部28を嵌め込まれる。
このように、隣り合う弾性電極2は、ピッチ間隔規定部28の先端が凹部29aに嵌り込むことにより、弾性電極が所定のピッチで間隔をもって弾性電極2が配置されて確実に位置決めがなされ、しかも隣り合う弾性電極2の導体24間の短絡を確実に防止できる。
なお、図14及び図15に実施形態では、弾性電極2間のピッチ間隔規定部を金属支柱25の第1及び第2の支持部26a,26bに設けると共に、弾性体21に設けた例を示したが、金属支柱25のピッチ間隔規定部27a,27bを除き、弾性体21のピッチ間隔規定部28だけで弾性電極2間のピッチ間隔を規定するようにしてもよい。
本発明の多芯コネクタは、検査用ICパッケージをメインボードに接続して実装或いは検査するための検査用の多芯コネクタ、もしくはICチップ、可撓性印刷配線基板などの配線基板とサブキャリアなどとを接続するために用いる電気接続用の多芯コネクタとしての用途に適用できる。
1 多芯コネクタ
2 弾性電極
3 フレーム
4 押え板
5 ネジ
9 ナット
21 弾性体
21a 第1の面
21b 第2の面
21c 第3の面
21d 第4の面
21e 第1の曲面
21f 第2の曲面
21g 第5の面
22 導体フィルム
23 フィルム
24 導体
24a 第1の伝送路
24b 第2の伝送路
24c 第3の伝送路
24e 第4の伝送路
24f 第5の伝送路
25 金属支柱
25c 金属支柱の中間部分
26a 第1の支持部
26b 第2の支持部
27a 第1のピッチ間隔規定部(U字状部)
27b 第2のピッチ間隔規定部(U字状部)
28 ピッチ間隔規定部(突部)
31 第1の枠部
32 第2の枠部
33 第3の枠部
31a 第1の外枠部
31d 第1のネジ部
32a 第2の外枠部
32d 第2のネジ部
33a 第3の外枠部
34a 第1のレール部
34b 第2のレール部
41 押圧部
42a 第1のガイド部
42b 第2のガイド部
42e 第1の押え板固定孔
42f 第2の押え板固定孔
61 接続対象物(パッケージ)
61p,62p 接点部
62 相手接続対象物(メインボード)
62a,71a,72a ネジ孔
71 第1のスティフナ
72 第2のスティフナ
A 第1の方向
B 第2の方向
B1 第2の方向の一方向
C 第3の方向

Claims (7)

  1. 平行な接続対象物及び相手接続対象物間を接続する多芯コネクタであって、複数の弾性電極と、該弾性電極を保持するフレームと、該フレームに固定される押え板とを有し、
    前記弾性電極は、柱状の弾性体と、該弾性体の周面上を周方向に延び且つ前記弾性体の長手方向である第1の方向に所定の間隔をもって複数形成された導体と、該弾性体の両端に形成された支持部とを有し、
    前記フレームは、前記第1の方向と直交する第2の方向に所定の間隔をもって互いに平行に延びる第1及び第2の枠部と、該第1及び第2の枠部の前記第2の方向における一方の端部間を連結する第3の枠部とを有し、
    前記第1及び第2の枠部の互いに対向する内側面には、前記第1及び第2の枠部の延伸方向に延びる溝状のレール部が形成されており、
    前記レール部には、前記弾性体の前記第1の方向の両端に形成されている前記支持部が挿入され、前記第1及び第2の枠部の他方の端部間に前記押え板を固定することで複数の前記弾性電極を前記フレームに配列保持してなり、
    前記弾性電極は、隣り合う前記弾性電極に当接して隣り合う前記弾性電極間の前記第2の方向におけるピッチ間隔を規定するピッチ間隔規定部を有し、
    前記弾性電極はさらに、前記弾性体の前記第1の方向に貫通する金属支柱を有し、前記金属支柱は前記弾性体の前記第1の方向の両端から外方へ突出しており、該突出部分が前記支持部を形成していることを特徴とする多芯コネクタ。
  2. 前記ピッチ間隔規定部は、前記支持部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の多芯コネクタ。
  3. 前記支持部は、前記支持部の先端からU字状に折り返し形成されたU字状部を有し、該U字状部が隣り合う前記弾性電極の前記支持部に当接することにより前記弾性電極間の前記ピッチ間隔を規定する前記ピッチ間隔規定部を形成していることを特徴とする請求項2に記載の多芯コネクタ。
  4. 前記弾性電極の前記弾性体は、隣り合う前記弾性電極との前記第2の方向における一方の対向面に形成した突部を有し、前記突部を隣り合う前記弾性電極の前記弾性体に当接する前記ピッチ間隔規定部としたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の多芯コネクタ。
  5. 前記弾性電極の前記弾性体は、隣り合う前記弾性電極との他方の対向面に、隣り合う前記弾性電極の前記突部の先端が嵌り込む凹部を有することを特徴とする請求項4に記載の多芯コネクタ。
  6. 前記押え板は、前記押え板の両端を前記レール部に挿入して固定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の多芯コネクタ。
  7. 前記弾性電極は、前記弾性体の周面上に絶縁フィルムが貼り付けられており、該絶縁フィルム上に前記導体が形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の多芯コネクタ。
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