JP5327506B2 - 電子レンジ調理用包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体に米飯等の食品を充填し、該フランジ部に蓋体をヒートシールして密封した電子レンジ調理用包装体に関する。
従来、レトルト食品、冷凍食品等を合成樹脂製の密封容器に収納し、食べる時に電子レンジで加熱調理する電子レンジ調理用包装体が種々知られている。しかしながら、これらの包装体を電子レンジで加熱すると、容器内に収納した食品から発生する水蒸気や容器内の空間部(ヘッドスペース)に存在する空気(以下、「水蒸気等」と言う)の熱膨張により包装体の内圧が上昇し、包装体が破裂することがある。その結果、食品が飛散し、電子レンジ内を汚したり、人体に対してやけど等の危害を与えるおそれがある。
このため、このような包装体を電子レンジで加熱調理する前に、包装体をあらかじめ部分的に開封したり、包装体に孔を開けることにより包装体内で発生する水蒸気等を外部に排出し、包装体の破裂を防止する方法がとられている。しかしながら、このような方法は一般消費者にとっては手間のかかるものである。また、電子レンジ加熱により発生した水蒸気が直ちに包装体外へ排出されるために、水蒸気による食品の加熱蒸らし効果が低減し、食味が落ちるという欠点がある。
このような欠点を解消するために、フランジ部を有する合成樹脂製の容器内に食品類を充填し、該フランジ部に蓋体をヒートシールする際に、ヒートシール部に容器の内側方向に突出する突出部(蒸気抜きシール部)を形成した電子レンジ調理用包装体が種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。これらの電子レンジ調理用包装体では、電子レンジで加熱調理する際に、容器内の内圧上昇によって該突出部を自動的に開口させることにより包装体の破裂を防止している。
特開昭62−235080号公報 特開平11−171261号公報
これらの特許文献に記載された電子レンジ調理用包装体においては、電子レンジで加熱調理することによって容器の内方に向かって突出した蒸気抜きシール部の先端部が部分的に開口し、該開口部から容器内部の熱膨張した水蒸気等が外部に放出されることによって調理が完了する。そして、調理完了後の包装体を電子レンジから取り出したときに、容器内の温度の低下にともなって熱膨張した水蒸気等の体積が収縮し、容器内部の圧力が減少する。その際に、開口した蒸気抜きシール部が蓋体によって塞がれると、密封された容器内部が減圧状態になり、容器が変形するという問題が発生する。このような容器の変形が発生すると、外観が悪くなり商品価値が低下するとともに、加熱調理した食品の取り出しが困難になる。
このような電子レンジ調理用包装体における容器変形の問題を解消するために、電子レンジによる加熱調理により開口した蒸気抜きシール部が蓋体によって再度塞がれ、容器が変形することを防止する手段を設けた電子レンジ調理用包装体も提案されている(特許文献3,4参照)。しかしながら、これらの電子レンジ調理用包装体では、電子レンジによる加熱調理の際に形成される蒸気抜きシール部の側部(周縁シール部から内方に向かうシール部分)が剥離せずに残ることから、蓋体によって該開口部が塞がれ容器が変形することを完全に防止することは困難であった。
特開2000−62858号公報 特開2001−315863号公報
したがって、本発明は蒸気抜きシール部を有する電子レンジ調理用包装体を電子レンジで加熱調理した際に、電子レンジ調理用包装体の蒸気抜きシール部が側部まで完全に剥離することにより、開口した蒸気抜きシール部が蓋体によって塞がれて容器が変形するのを完全に防止することができる電子レンジ調理用包装体を提供することを目的とする。
本発明では、上記の課題を解決するために、次の1〜4の構成を採用する。
1.フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体に内容物を充填し、該フランジ部に蓋体の周縁部をヒートシールして密封した電子レンジ調理用包装体において、該周縁ヒートシール部に容器の内側方向に向かう突出部を設けることによって蒸気抜きシール部を形成し、且つ、周縁シール部のシール幅t、突出部の側部のシール幅t、突出部の先端部のシール幅t次の式(1)〜(3)を満たすとともに、前記突出部の容器外側シール部の形状を先端部の両側に設けた2つのわん曲部を直線で結ぶことによって略U字状に形成したことを特徴とする電子レンジ調理用包装体:
>t (1)
≧t (2)
/t =0.6〜0.9 (3)
2.前記突出部全体の形状をU字状に形成したことを特徴とする1に記載の電子レンジ調理用包装体。
3.さらに、電子レンジ調理用包装体の周縁シール部に容器の外側方向に向けて突出する開封部を形成したことを特徴とする1又は2に記載の電子レンジ調理用包装体。
4.前記開封部の形状をV字状に形成したことを特徴とする3に記載の電子レンジ調理用包装体。
本発明の電子レンジ調理用包装体の周縁シール部は、容器本体のフランジ部の全周に凸状部を設け、該凸状部に蓋体をヒートシールすることによって形成することができる。また、フランジ部に凸状部を設けずに蓋体をヒートシールすることによって、周縁シール部を形成してもよい。
本発明によれば、電子レンジで加熱調理した際に、電子レンジ調理用包装体の蒸気抜きシール部の側部まで完全に剥離して蒸気抜きシール部全体が開口した開口部が形成されるので、次のような顕著な効果を奏することができる。
1)電子レンジによる加熱調理時に、包装体が破裂して食品が飛散し、電子レンジ内を汚したり、人体に対してやけど等の危害を与えるのを防止することができる。
2)電子レンジ加熱により発生した水蒸気により包装体内に収納した食品の加熱蒸らし効果が得られるので、食品の食味が向上する。
3)蒸気抜きシール部全体が開口した開口部が形成されるので、該開口部が蓋体によって塞がれ容器が変形することを確実に防止することができる。
4)調理後の包装体の外観が優れるとともに、包装体から容易に食品を取り出すことができるので、包装体の実用的価値を大幅に高めることができる。
本発明で電子レンジ調理用包装体の容器本体及び蓋体を構成する材料としては、通常包装容器の製造に用いられるヒートシール性を有するプラスチック材料が使用される。このようなプラスチック材料としては、例えばヒートシール性を有する熱可塑性樹脂からなる単層のフイルム、シート類や、ヒートシール性を有する熱可塑性樹脂を他の熱可塑性樹脂等と積層した多層フイルム、シート等が挙げられる。
このようなヒートシール性を有するプラスチック材料としては、例えば公知の低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂;比較的低融点乃至低軟化点のポリアミド乃至コポリアミド樹脂;ポリエステル乃至コポリエステル樹脂;ポリカーボネイト樹脂等が使用される。
また、ヒートシール性を有するプラスチック材料と積層する他のプラスチック材料としては、ヒートシール性を有し又は有さない熱可塑性樹脂、各種バリヤーフイルムや酸素吸収性樹脂を使用することができる。
このような熱可塑性樹脂としては、例えば結晶性ポリプロピレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、EVAケン化物、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等のポリオレフィン類;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重合体;ポリアクリル系樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリル重合体;ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリエステル類;6−ナイロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類;各種ポリカーボネート;フッ素系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。これらの熱可塑性樹脂は単独で又は二種以上をブレンドして使用することができ、また、各種の添加剤を配合して使用してもよい。
バリヤーフイルムとしては、公知の酸素バリヤー性を有する熱可塑性樹脂により構成されたフイルムは、全て使用することができる。このような樹脂としては、例えばエチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂等が挙げられるが、焼却処分時に有害ガスを発生するおそれのない塩素を含まない樹脂を使用することが好ましい。
特に好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、エチレン含有量が20〜60モル%、特に25〜50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以上となるようにケン化して得られる共重合体ケン化物が挙げられる。
他の好ましい酸素バリヤー性樹脂としては、炭素数100個当たりのアミド基の数が5〜50個、特に6〜20個の範囲にあるポリアミド類;例えばナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6共重合体、メタキシリレンアジパミド(MX6)、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13等が挙げられる。
また、他のバリヤーフイルムとして、シリカ蒸着ポリエステルフイルム、アルミナ蒸着ポリエステルフイルム、シリカ蒸着ナイロンフイルム、アルミナ蒸着ナイロンフイルム、アルミナ蒸着ポリプロピレンフイルム、炭素膜蒸着ポリエステルフイルム、炭素膜蒸着ナイロンフイルム;さらにアルミナ及びシリカをポリエステルフイルムやナイロンフイルム等のベースフイルムに同時蒸着した2元蒸着フイルム;またナイロン6/メタキシリレンジアミンナイロン共押出しフイルム、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合体共押出しフイルム;またポリビニルアルコールコートポリプロピレンフイルム、ポリビニルアルコールコートポリエステルフイルム、ポリビニルアルコールコートナイロンフイルム、ポリアクリル酸系樹脂コートポリエステルフイルム、ポリアクリル酸系樹脂コートナイロンフイルム、ポリアクリル酸系樹脂コートポリプロピレンフイルム、ポリグリコール酸樹脂コートポリエステルフイルム、ポリグリコール酸樹脂コートナイロンフイルム、ポリグリコール酸樹脂コートポリプロピレンフイルム等の有機樹脂コートフイルム;さらに有機樹脂材料及び無機材料からなるハイブリッドコート材をポリエステルフイルムやナイロンフイルム、ポリプロピレンフイルム等のベースフイルムにコーティングしたもの等を挙げることができる。
これらのバリヤーフイルムは、単独で又は2種以上を組合わせて使用することができる。
酸素吸収性樹脂としては、(1)樹脂自体が酸素吸収性を有する樹脂を使用することができる。また、(2)酸素吸収性を有する又は有しない熱可塑性樹脂中に酸素吸収剤を配合した樹脂組成物を使用することができる。酸素吸収性樹脂組成物(2)を構成する熱可塑性樹脂としては特に制限はなく、酸素バリヤー性を有する熱可塑性樹脂や、酸素バリヤー性を有さない熱可塑性樹脂のいずれもが使用できる。酸素吸収性樹脂組成物(2)を構成する熱可塑性樹脂として、樹脂自体が酸素吸収性又は酸素バリヤー性を有するものを使用した場合は、酸素吸収剤による酸素吸収効果との相乗効果により、容器内部への酸素の侵入を効果的に防止することができるので好ましい。
樹脂自体が酸素吸収性を有するものとしては、例えば、樹脂の酸化反応を利用したものが挙げられる。、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリプロピレン、エチレン一酸化炭素共重合体;6−ナイロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(MX)ナイロンのようなポリアミド類等の酸化性の有機材料に、酸化触媒としてコバルト、ロジウム、銅等の遷移金属を含む有機酸塩類や;ベンゾフェノン、アセトフェノン、クロロケトン類のような光増感剤を加えたものが使用できる。これらの酸素吸収材料を使用した場合は、紫外線、電子線のような高エネルギー線を照射することによって、一層の効果を発現させることも出来る。
熱可塑性樹脂中に配合する酸素吸収剤としては、従来この種の用途に使用されている酸素吸収剤は全て使用できる。一般には、還元性でしかも実質上水に不溶な酸素吸収剤が好ましい。酸素吸収剤の適当な例としては、還元性を有する金属粉、例えば還元性鉄、還元性亜鉛、還元性錫粉;金属低位酸化物、例えばFeO、Fe;還元性金属化合物、例えば炭化鉄、ケイ素鉄、鉄カルボニル、水酸化第一鉄等の一種又は二種以上を組み合わせたものを主成分としたものが挙げられる。特に好ましい酸素吸収剤としては、還元性鉄、例えば鉄鋼の製造工程で得られる酸化鉄をコークスで還元し、生成した海綿鉄を粉砕後、水素ガスや分解アンモニアガス中で仕上還元を行なった還元性鉄;鉄鋼の酸洗工程で得られる塩化鉄水溶液から鉄を電解析出させ、粉砕後仕上還元を行なった還元性鉄等が挙げられる。
これらの酸素吸収剤は必要に応じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、第三リン酸塩、第二リン酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物等の電解質からなる酸化促進剤や、さらには活性炭、活性アルミナ、活性白土のような助剤とも組み合わせて使用することができる。特に好ましい酸化促進剤としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム或いはこれらを組合わせたもの等が挙げられる。
還元性鉄と酸化促進剤を組合わせて使用する場合には、両者の配合割合は、合計量を100重量部として、還元性鉄99〜80重量部及び酸化促進剤1〜20重量部、特に還元性鉄98〜90重量部及び酸化促進剤2〜10重量部とすることが好ましい。
他の酸素吸収剤としては、多価フェノールを骨格内に有する高分子化合物、例えば多価フェノール含有フェノール・アルデヒド樹脂等が挙げられる。更に、水溶性物質であるアスコルビン酸、エリソルビン酸、トコフェロール類及びこれらの塩類等も好適に使用することが出来る。これらの酸素吸収性物質の内でも、還元性鉄及びアスコルビン酸系化合物が特に好ましい。
また、上記の樹脂自体が酸素吸収性を有する樹脂を、酸素吸収剤として熱可塑性樹脂中に配合してもよい。
これら酸素吸収剤は、一般に平均粒径が50μm以下、特に30μm以下の粒径を有することが好ましい。酸素吸収剤が透明あるいは半透明性を必要とする場合には、平均粒径10μm以下、特に5μm以下の粒径を有することが好ましい。酸素吸収剤は、上記の樹脂に1乃至70重量%、特に5乃至30重量%の割合で配合することが好ましい。
本発明で容器内に充填する米飯等の内容物は、雑菌、かび及び酸素により劣化し、風味が低下し易い。したがって、本発明において容器本体及び蓋体を構成材料としては、各種バリヤーフイルムや酸素吸収性樹脂層を含む多層構造の積層体を使用することが好ましい。積層体を構成する各層間には必要に応じて接着剤層を介在させることができる。このような接着剤としては特に制限はなく、例えば無水マレイン酸のような酸無水物で変性されたポリオレフィン系接着剤や、ポリウレタン系接着剤等、通常積層体用の接着剤として用いられるものはいずれも使用することができる。
容器本体を構成する積層体の好適な層構成としては、例えば、容器の外層側から順に、ポリプロピレン(PP)/接着剤/エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)のようなガスバリヤー性樹脂/接着剤/PP;PP/接着剤/EVOH/接着剤/酸素吸収性樹脂層(例えば、還元性鉄及び酸化促進剤を含むポリオレフィン)/PP等が挙げられる。
また、蓋材を構成する積層体の好適な層構成としては、例えば、蓋体の外層側から順に、ナイロン(NY)/EVOH/PP系・ポリエチレン(PE)系複合材料;NY/EVOH/直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE);蒸着ポリエチレンテレフタレート(PET)/NY/PP系・PE系複合材料;蒸着PET/NY/LLDPE;蒸着PET/NY/ポリブチレンテレフタレート(PBT)系樹脂等が挙げられる。
つぎに、図面に基づいて、本発明の電子レンジ調理用包装体の具体例について、詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明の電子レンジ調理用包装体の1例を示す図である。図1は包装体の平面図であり、図2は包装体の正面断面図である。そして、図3は包装体のフランジ部に形成するヒートシール部の突出部(蒸気抜きシール部)の部分拡大図である。また、図4は包装体を電子レンジで加熱調理する際の、図1のXX線における断面模式図を表す。さらに、図5は包装体を電子レンジで加熱調理した後に、容器内の温度の低下により容器内の圧力が減少する様子を示す断面模式図を表す。
この電子レンジ調理用包装体1は、フランジ部2を有する横断面形状が円形の容器本体3に米飯等の食品(図5のF)を充填し、該フランジ部2に蓋体4をヒートシールして密封したものである。この容器のフランジ部2には全周にわたって凸状部5が設けられており、この凸状部5に蓋体4をヒートシールすることによって周縁シール部6が形成されている(図4参照)。この周縁シール部6には、容器の内方に向かう略V字状の突出部7を設けることによって、蒸気抜きシール部8を形成している。前記突出部7の容器外側シール部の形状は、先端部の両側に設けた2つのわん曲部を直線で結ぶことによって略U字状に形成している(図3参照)。
この包装体1では、周縁シール部6のシール幅t、突出部7の側部のシール幅t、突出部7の先端部のシール幅tが次の式(1)及び(2)を満たすように構成している(図3参照)。
>t (1)
≧t (2)
また、この突出部の側部のシール幅t、突出部の先端部のシール幅tは次の式(3)を満たすように構成している。
/t=0.6〜0.9 (3)
そして、この蒸気抜きシール部8と対向する周縁シール部には、周縁シール部6を容器外側方向に向けてV字状に突出させることにより、電子レンジによる調理後に蓋体4を開封するための開封部12を形成している。
この電子レンジ調理用包装体1を電子レンジで加熱調理すると、容器内に充填した米飯等の食品から発生する水蒸気や容器内のヘッドスペース(図5のS)に存在する空気等のガスが熱膨張することによって容器の内圧が上昇し、蓋体4が外側に向って膨張する(図4参照)。
従来の周縁シール部を容器の内側方向に突出させて蒸気抜きシール部を形成した電子レンジ調理用包装体では、突出部7の先端部からヒートシール部の剥離が始まり、この剥離が突出部7の先端ヒートシール部の外縁に達すると、先端ヒートシール部が部分的に開口し、開口部から高温の水蒸気が吹き出し、内圧が低下して内容物の調理が完了する。そして、調理完了後の包装体1を電子レンジから取り出したときに、容器内の温度の低下にともなって熱膨張した水蒸気等の体積が収縮し、容器内部の圧力が減少する(図5参照)。その際に、突出部7の側部が剥離されずに残されていることから蒸気抜きシール部が蓋体によって塞がれ、密封された容器内部が減圧状態になり、容器が変形するという問題があった。このような容器の変形が発生すると、外観が悪くなり商品価値が低下するとともに、加熱調理した食品の取り出しが困難になるという欠点があった。
本発明の電子レンジ調理用包装体では、周縁シール部6のシール幅t、突出部7の側部のシール幅t、突出部7の先端部のシール幅tが上記の式(1)及び(2)を満たすように構成することによって、容器の内圧が上昇した際に、蒸気抜きシール部8を構成する突出部7が側部まで完全に剥離して蒸気抜きシール部8全体が開口した開口部が形成される。したがって、調理完了後の包装体1を電子レンジから取り出して温度が低下したときに、開口部が蓋体4によって塞がれ容器が変形することを防止することができる。
また、側部のシール幅tを先端部のシール幅tより細くする〔式(1)〕ことによって、側部の剥離強度が先端部より相対的に低くなるため、先端部を剥離するのに充分な程度に内圧が高まった状態で剥離が側部に達すると、側部全体を一気に剥離することができる。ただし、側部のシール幅tが周縁シール部tより太い〔式(2)を満たさない〕場合には、絶対的な剥離強度が大きいために側部での剥離が充分に進行しない。
そして、側部の剥離をよりスムーズに進行するには、突出部の側部のシール幅t、突出部の先端部のシール幅tを上記の式(3)を満たすように構成する。
調理完了後電子レンジから取り出してある程度温度の低下した包装体1は、突出部7と対向する周縁シール部に設けた開封部12から、蓋体4を手で開封して、そのまま食することができる。このとき、開口した突出部8からは、高温の水蒸気が吹き出したことにより周辺部位が高温になることがあるが、この水蒸気は開封部12の反対方向に向って吹き出すために、蓋体4を安全に開封することができる。
本発明の電子レンジ調理用包装体1では容器の変形が発生することがないので、調理後の包装体1の外観が優れるとともに、包装体1から容易に食品を取り出すことができるので、包装体1の実用的価値を大幅に高めることができる。
上記の例では、周縁シール部6に容器の内方に向かうV字状の突出部7を設けることによって、蒸気抜きシール部8を形成したが、この突出部7は、図6に見られるようにU字状に形成してもよい。
図7は、本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。この電子レンジ調理用包装体11では、周縁シール部6の2箇所に容器の内方に向かうV字状の突出部7、7を設けることによって、蒸気抜きシール部8、8を形成するとともに、周縁シール部6の2箇所を容器の外方に向けてV字状に突出させることによって、開封部12、12を形成したものである。包装体11の他の構成は、図1の包装体1と同様である。
図8は、本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。この電子レンジ調理用包装体21では、周縁シール部6の2箇所に容器の内方に向かうV字状の突出部7、7を設けることによって、蒸気抜きシール部8、8を形成するとともに、周縁シール部6の1箇所を容器の外方に向けてV字状に突出させることによって、開封部12を形成したものである。包装体21の他の構成は、図1の包装体1と同様である。
図9及び図10は、本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す図であり、図9は平面図、そして図10は正面図である。
この電子レンジ調理用包装体31は、フランジ部2を有する角型の容器本体3に米飯等の食品(図示せず)を充填し、該フランジ部2に蓋体4をヒートシールして密封したものである。この容器のフランジ部2には、図1〜図5の容器と同様に全周にわたって凸状部(図示せず)が設けられており、この凸状部に蓋体4をヒートシールすることによって周縁シール部6が形成されている。この容器の1つのコーナー部には、周縁シール部6を容器の内方に向かって略V字状に突出させることによって、蒸気抜きシール部8を形成している。また、対向するコーナー部には、周縁シール部6を容器の外方に向けてV字状に突出させることによって、開封部12を設けている。
図11は、本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。この電子レンジ調理用包装体41では、蒸気抜きシール部8をコーナー部に設けずに、角型容器の短辺及び長辺の略中央部で周縁シール部6を容器の内方に向かって略V字状に突出させることによって、蒸気抜きシール部8、8を形成したものである。包装体41の他の構成は、図9の包装体31と同様である。
図12は、本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。この電子レンジ調理用包装体51では、容器の対向するコーナー部に、周縁シール部6を容器の内方に向かって略V字状に突出させることによって、蒸気抜きシール部8、8を形成している。また、他の対向するコーナー部には、周縁シール部6を容器の外方に向けてV字状に突出させることによって、開封部12、12を設けている。包装体51の他の構成は、図9の包装体31と同様である。
図13及び図14は、本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す図であり、図13は平面図、そして図14は正面図である。
この電子レンジ調理用包装体61は、角型の2つの収納室13、14を隣接して設けた容器本体のフランジ部2に蓋体4をヒートシールして密封したものである。各収納室13及び14のコーナー部には、周縁シール部6を容器の内方に向かって略V字状に突出させることによって、蒸気抜きシール部8、8を形成している。また、他のコーナー部には、周縁シール部6を容器の外方に向けてV字状に突出させることによって、開封部12、12を設けている。包装体61の他の構成は、図9の包装体31と同様である。
本発明の電子レンジ調理用包装体を構成する容器本体や蓋体は、定法によって製造することができる。例えば、容器本体の成形方法としては、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、射出成形等を採用することができる。
また、フランジ部2の凸状部5によってシール部を構成する場合には、容器の成形と同時に金型で成形することができる。そして、フランジ部2は平坦にしておき、ヒートシールバーに対応する形状の突起を設けて、蓋体のヒートシール時にシール部を形成することもできる。
以下、実施例により本発明の電子レンジ調理用包装体についてさらに説明するが、以下の具体例は、本発明を限定するものではない。
参考例1
外層から順に、メルトインデックス(MI)0.5のポリプロピレンにチタン白顔料を添加したポリプロピレン樹脂外層(厚さ310μm)/無水マレイン酸変性ポリプロピレンからなる接着剤層(厚さ20μm)/エチレン−ビニルアルコール共重合体からなるバリヤー層(厚さ40μm)/上記と同じ接着剤層(厚さ20μm)/MI=5のポリプロピレン樹脂内層(厚さ310μm)からなる3種5層構成で総厚さ0.7mmの多層シートを、通常の共押出し成形により作製した。
この多層シートを使用し、通常の真空・圧空成形機により、容器外寸径134mm、高さ44mm(内容積約325ml)の、図1に示す形状を有するフランジ付丸形容器を作製した(フランジ幅14mm)。その際、容器本体のフランジ部全体にわたって密封シールするための凸状部5を形成し(凸状の高さ0.7mm)、図1に示すように容器の内側方向に向かうV字状突出部7と、これと対向する位置に容器の外側に向けて突出する開封部12を設けた。突出部7の幅(内寸)については、表1に示す各種のものを作製した。
(蓋材の作製)
一方、厚さ12μmの2軸延伸ポリエステルフイルム(外層)、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフイルム(中間層)、厚さ50μmのエチレン・プロピレン系複合材料からなるポリプロピレン系フイルム(内層)を使用し、各樹脂層間にポリウレタン系接着剤を介在させて、通常のドライラミネーションにより蓋材を構成する積層体を製膜し、所定の寸法に切断して蓋体を作製した。。
(包装容器の作製)
無菌包装充填ラインを使用して、上記容器に無菌米飯200gを充填後、容器のフランジ部に上記蓋体をヒートシールして密封した。
(密封性の評価)
得られた無菌米飯を充填密封した包装容器各5個のバースト強度を、JIS Z 0238「ヒートシール軟包装袋及び半剛性容器の試験方法・容器の破裂強さ試験」に準じて測定し、平均値が20kPa以上のものを○、20kPa未満10kPa以上のものを△で表1に示した。今回の評価中、10kPaに達しないものはなかった。
なお、実施例1の包装容器については、シール強度23N/15mm、開封強度15N/カップ、バースト強度25kPaであった。
(電子レンジ試験)
得られた無菌米飯を充填密封した包装容器各5個を出力600Wの電子レンジ内で2分間加熱調理した。加熱終了後室温に下がるまで放置し、その間の容器変形状況を目視で観察した。変形の見られなかったものを○、変形の起こったものを×で表1に示した。
Figure 0005327506
実施例6
突出部7の形状をU字状とした以外は、実施例1と同様にして無菌米飯を充填密封した包装容器を作製した。この容器の密封性は20kPa以上であり、電子レンジ試験においても容器の変形はみられなかった。
上記の各例にみられるように、本発明によれば、蒸気抜きシール部を有する電子レンジ調理用包装体を電子レンジで加熱調理した際に、蒸気抜きシール部が側部まで完全に剥離することにより、開口した蒸気抜きシール部が蓋体によって塞がれて容器が変形するのを完全に防止することができる電子レンジ調理用包装体が得られる。
本発明の電子レンジ調理用包装体の好適な内容物としては、米飯の他に、おかゆ、リゾット、カレー、シチュー、スープ等の水分の多い食品が挙げられる。
本発明の電子レンジ調理用包装体の1例を示す平面図である。 図1の包装体の正面断面図である。 図1の包装体の突出部の部分拡大図である。 図1の包装体を電子レンジで加熱調理する際の断面模式図である。 図1の包装体を電子レンジで加熱調理した後の断面模式図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す突出部の部分拡大図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。 図9の包装体の正面図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。 本発明の電子レンジ調理用包装体の他の例を示す平面図である。 図13の包装体の正面図である。
符号の説明
1、11、21、31、41、51、61 電子レンジ調理用包装体
2 フランジ部
3 容器本体
4 蓋体
5 凸状部
6 周縁シール部
7 突出部
8 蒸気抜きシール部
12 開封部
13、14 収納室

Claims (4)

  1. フランジ部を有する合成樹脂製の容器本体に内容物を充填し、該フランジ部に蓋体の周縁部をヒートシールして密封した電子レンジ調理用包装体において、該周縁ヒートシール部に容器の内側方向に向かう突出部を設けることによって蒸気抜きシール部を形成し、且つ、周縁シール部のシール幅t、突出部の側部のシール幅t、突出部の先端部のシール幅t次の式(1)〜(3)を満たすとともに、前記突出部の容器外側シール部の形状を先端部の両側に設けた2つのわん曲部を直線で結ぶことによって略U字状に形成したことを特徴とする電子レンジ調理用包装体:
    >t (1)
    ≧t (2)
    /t =0.6〜0.9 (3)
  2. 前記突出部全体の形状をU字状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ調理用包装体。
  3. さらに、電子レンジ調理用包装体の周縁シール部に容器の外側方向に向けて突出する開封部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子レンジ調理用包装体。
  4. 前記開封部の形状をV字状に形成したことを特徴とする請求項3に記載の電子レンジ調理用包装体。
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