JP5326529B2 - データ復号化装置およびデータ暗号化装置ならびに暗号化データ復号システム - Google Patents
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Description
さらに、データ復号化装置(GPS情報判定部)は、識別情報に記録された第1のGPS情報と、GPS受信機により取得された第2のGPS情報と、を比較して、一致するかを判定する。
上記の特定情報判定部とGPS情報判定部とによる判定の結果が、両方とも“一致”であることによって、暗号化データ復号部により、復号鍵データから復号鍵を取得して、暗号化データを復号することが可能になる。
そして、特定情報判定部とGPS情報判定部とによる判定の結果が一致しなければ、取得した暗号化データや復号鍵データが誤送付されたものであるとして、暗号化データ記憶媒体および復号鍵記憶媒体から暗号化データや復号鍵を読み取ることができないとすることが可能になる。
これによって、送付元にて識別情報に送付先特定情報と送付先GPS情報を含めることができる。そして送付先にて、暗号化データに含まれる送付先特定情報(第2の特定情報)と、復号鍵データに含まれる送付先特定情報(第3の特定情報)と、識別情報に含まれる送付先特定情報(第1の特定情報)と、を取得し、それらが一致するか否かを判定することで、送付先に送付された送付物は、正しく送付元から送付された送付物であるか否かを判定することができる。そして、一致しなければ、送付物が誤送付されたとして、暗号化データや復号鍵データを取得することができないとすることが可能になる。
これによって、識別情報と復号鍵データは必ず一体となるため、暗号化データ記憶媒体の誤封入があったとしても、宛名に該当する送付先では暗号化データを復号することができないとすることが可能になる。
これによって、識別情報と復号鍵データは必ず一体となるため、暗号化データ記憶媒体の誤封入があったとしても、宛名情報に該当する送付先では暗号化データを復号することができないとすることが可能になる。
[データ暗号化復号化システムについて]
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係るデータ暗号化装置とデータ復号化装置とを備える暗号化データ復号システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る暗号化データ復号システム100の概要を説明するための説明図である。
ここで、本実施形態では記憶媒体を光ディスクとしているが、例えば、フラッシュメモリ、磁気ディスクなどの補助記憶装置でも構わない。また、IC(Integrated Circuit)カードなどのデータが記憶されるものでもよく、送付先2で記憶されたデータが読み取られるものであれば構わない。
ここで、送付物30および送付物40は、封筒や紙製の箱でも、記憶媒体を封入できるものであれば構わない。また、輸送手段は、車両、列車、飛行機、バイクなどにより、送付元1から送付先2に送付物30および送付物40を送付する手段であり、例えば、郵便や宅配といったサービス業であってもよい。
送付先2は、データ復号化装置21と、GPS受信装置22と、バーコード読取装置23とを備え、互いがLAN24などの通信回線で接続されている。
ここで、バーコード読取装置23が読み取るバーコードラベル6を、本実施形態では一次元コードのバーコードとしているため、バーコード読取装置23はバーコードリーダとしているが、ここで、読み取り対象のバーコードラベル6が、QR(Quick Response)コード(商標登録)などの二次元コードや、RFID(Radio Frequency IDentification)であってもよい。そして、バーコード読取装置23は読み取り対象のバーコードラベル6に応じた読取装置である。
そして、データ復号化装置21は、取得したGPS情報(GPS情報C2とGPS情報G1)が一致しているか(GPS情報判定部216)、取得した特定情報(特定情報C1、特定情報M1、特定情報M2)が一致しているか(特定情報判定部217)、を判定し、一致していれば、復号鍵記憶媒体3に記憶された復号鍵で、暗号化データ記憶媒体4に記憶された暗号化データを復号する(暗号化データ復号部218)。
最初に、図2を参照して、送付元1に備えられた本発明の実施形態に係るデータ暗号化装置について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るデータ暗号化装置11の構成の一例を示す図である(適宜、図1を参照)。
記憶部112は、HD(Hard Disc)、RAM(Random Access Memory)などで構成され、データを記憶するものであって、鍵DB1121と、平文データ蓄積部1122と、送付先DB1123と、データファイル1124とを備える。
また、記憶部112には、制御部111に制御されるデータ暗号化プログラム(不図示)と、データ暗号化プログラムが起動することにより呼び出される画面データが記憶されている。
平文データ蓄積部1122は、暗号化されていないデータ(平文データ)を記憶するものである。平文データは、利用者P1により入力部119が操作されて作成されたデータであってもよいし、図示しない外部入力装置により入力されたデータであってもよい。
送付先DB1123には、特定番号と、送付先名称と、郵便番号と、送付先住所と、GPS情報とが紐付いているデータが記録されている。
例えば、図11に示すような、特定番号“00001”、送付先名称“A社”、郵便番号“100−8915”、送付先住所“東京都千代田区霞が関3丁目4−3”、GPS情報“緯度:35度67分10秒、経度:139度74分58秒”というデータが記録されている。
データファイル1124は、一時的にデータを記憶することができるものである。例えば、データを記憶させた処理が終了したときに、データファイル1124に記憶されたデータが破棄されるものであってもよい。
データ暗号化部114は、平文データ蓄積部1122にて記憶されている平文データを取得し、鍵DB1121にて復号鍵と紐付いて記憶されている暗号鍵を取得する。そして、平文データを暗号鍵で暗号化して、暗号化データを作成するものである。
宛名ラベル作成部115は、特定番号をキー値として、送付先DB1123から、送付先名称と、郵便番号と、送付先住所とを取得する。そして、宛名ラベルの印刷フォーマットデータにあわせて、送付先名称と、郵便番号と、送付先住所とを配置した印刷データを作成し、後記する印刷データ出力部118に出力するものである。
ここで、送付先DB1123からはGPS情報だけでなく、送付先名称と、郵便番号と、送付先住所とを取得して、それらの情報を含めたバーコードデータを作成してもよい。これにより、送付先2は、バーコードデータを解読することで、送付先名称と、郵便番号と、送付先住所とを取得できるため、バーコード読取装置23(図1)にてバーコードを読み取ったときに、送付先名称と、郵便番号と、送付先住所とを後記する表示部120に表示してもよい。
ここで、本実施形態ではバーコードデータ(バーコードラベル6)を、JAN(Japanese Article Number)コードなどの一次元コードとしているが、例えばQRコード(商標登録)などの二次元コードでも構わない。また、RFID(Radio Frequency IDentification)、IC(Integrated Circuit)カードなどのデータが記憶されるものでもよく、送付先2で記憶されたデータが読み取られるものであれば構わない。
印刷データ出力部118は、LAN13と接続するインタフェースであり、プリンタ12に印刷させるための、印刷フォーマットにあわせたデータを作成し、プリンタ12に送信するものである。
表示部120は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、データ暗号化装置11が備える各部からの指示に応じて記憶部112に記憶された情報を表示する。
最初に、図3を参照して、送付先2に備えられた本発明の実施形態に係るデータ復号化装置について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るデータ復号化装置21の構成の一例を示す図である(適宜、図1を参照)。
データファイル2121は、前記したデータファイル1124と同じく、データを記憶させた処理が終了したときに、データファイル2121に記憶されたデータが破棄されるものであってもよい。
また、記憶部212には、制御部211に制御されるデータ復号化プログラムと、そのデータ復号化プログラムが起動することにより、呼び出される画面データが記憶されている。
バーコードデータ取得部215は、バーコード読取装置23からバーコードデータを取得し解析して、バーコードデータに含まれる特定情報C1とGPS情報C2とを取得するものである。
GPS情報判定部216は、GPS情報取得部213が取得したGPS情報G1と、バーコードデータ取得部215が取得したGPS情報C2とが一致するか否かを判定するものである。
暗号化データ復号部218は、GPS情報判定部216と、特定情報判定部217との判定結果を受け、一致していれば、暗号化データ復号部218は、記憶媒体読取部214から復号鍵と暗号化データを取得し、復号鍵で暗号化データを復号する。
表示部220は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、データ復号化装置21が備える各部からの指示に応じて記憶部212に記憶された情報を表示する。
次に、図4と図9〜12を参照して、データ暗号化装置11の復号鍵記憶媒体作成処理について説明する(適宜、図1および図2を参照)。図4はデータ暗号化装置11の復号鍵記憶媒体作成処理を示すフローチャートである。
まず、データ暗号化装置11は、利用者P1により入力部119が操作され、制御部111に制御されて、記憶部112に記憶されたデータ暗号化プログラム(不図示)を起動する。そして、データ暗号化装置11は表示部120にメインメニュー画面(図9)を表示する。
次に、利用者P1により入力部119が操作され、『復号鍵記憶媒体作成』が選択される。これにより、鍵生成部113が処理を開始することで、データ暗号化装置11は復号鍵記憶媒体作成処理を開始する。
次に、鍵生成部113は、表示部120に送付先選択画面(図11)を表示する(ステップS403)。そして、利用者P1により入力部119が操作され、送付先が選択される(ステップS404)。ここでは、図11に示す特定番号「00001」のデータが選択されたとする。
そして、鍵生成部113は、送付先DB1123からステップS404で選択された送付先の特定番号を取得する(ステップS405)。ここで、取得した特定番号を特定情報M1とする。ステップS404で特定番号「00001」のデータが選択されているため、“M1=00001”である。
ここで、暗号鍵・復号鍵作成画面(図12)にて、鍵生成部113は暗号鍵Xと復号鍵Yとを生成完了後(ステップS407の処理終了後)、鍵生成部113は画面に表示される処理結果に「OK」を表示し、「次へ」ボタンを押下できるようにする。これにより、利用者が「次へ」ボタンを押下することにより、次のステップS408の処理を開始させることができる。
記憶完了後、鍵生成部113は、表示部120に復号鍵記憶媒体作成画面(不図示)を表示する(ステップS410)。そして、鍵生成部113はデータファイル1124に、ステップS406で生成した復号鍵Yを記憶させる(ステップS411)。
最後に、鍵生成部113は、特定情報M1と、ステップS407で生成した暗号鍵Xと復号鍵Yとを、紐付けて鍵DB1121に記憶させる(ステップS413)。
そして、鍵生成部113は、復号鍵記憶媒体作成処理を終了する。
次に、図5と図13〜14を参照して、データ暗号化装置11の暗号化データ記憶媒体作成処理について説明する(適宜、図1および図2を参照)。図5は、データ暗号化装置11の暗号化データ記憶媒体作成処理を示すフローチャートである。
まず、データ暗号化装置11は、利用者P1により入力部119が操作され、制御部111に制御されて、記憶部112に記憶されたデータ暗号化プログラム(不図示)が起動する。そして、データ暗号化装置11は表示部120にメインメニュー画面(図9)を表示する。
次に、利用者P1により入力部119が操作され、『暗号化データ記憶媒体作成』が選択される。これにより、データ暗号化部114が処理を開始することで、データ暗号化装置11は暗号化データ記憶媒体作成処理を開始する。
次に、データ暗号化部114は、表示部120に送付先選択画面(図11)を表示する(ステップS503)。そして、利用者P1により入力部119が操作され、送付先が選択される(ステップS504)。ここでは、図11に示す特定番号「00001」のデータが選択されたとする。
そして、データ暗号化部114は、送付先DB1123からステップS504で選択された送付先の特定番号を取得する(ステップS505)。ここで、取得した特定番号を特定情報M2とする。ステップS504で特定番号「00001」のデータが選択されているため、“M2=00001”である。
そして、利用者P1により入力部119が操作され、『データ暗号化』が選択される(ステップS509)。そして、データ暗号化部114はデータファイル1124に特定情報M2を記憶させる(ステップS510)。
そして、鍵生成部113は、暗号化データ記憶媒体作成処理を終了する。
次に、図6を参照して、データ暗号化装置11のバーコード・宛名ラベル印刷処理について説明する(適宜、図1および図2を参照)。図6は、データ暗号化装置11のバーコード・宛名ラベル印刷処理を示すフローチャートである。
まず、データ暗号化装置11は、利用者P1により入力部119が操作され、制御部111に制御されて、記憶部112に記憶されたデータ暗号化プログラム(不図示)が起動する。そして、データ暗号化装置11は表示部120にメインメニュー画面(図9)を表示する。
次に、利用者P1により入力部119が操作され、『バーコード・宛名ラベル印刷処理』が選択される。これにより、データ暗号化装置11はバーコード・宛名ラベル印刷処理を開始する。
次に、データ暗号化プログラムは、表示部120に送付先選択画面(図11)を表示する(ステップS603)。そして、利用者P1により入力部119が操作され、送付先が選択される(ステップS604)。ここでは、図11に示す特定番号「00001」のデータが選択されたとする。
次に、宛名ラベル作成部115は、特定情報C1と紐付いているデータに基づいて、『送付先名称“A社”、郵便番号“100−8915”、送付先住所“東京都千代田区霞が関3丁目4−3”』を含む宛名ラベルデータを作成する(ステップS609)。
そして、データ暗号化プログラムは、バーコード・宛名ラベル印刷処理を終了する。
これによって、送付物30および送付物40にバーコードラベル6(バーコードデータ)を貼付けることができる。そして送付先2(図1)にて、復号鍵記憶媒体3に書き込まれた送付先特定情報(第2の特定情報)と、暗号化データ記憶媒体4に書き込まれた特定情報(第3の特定情報)と、バーコードラベル6に含まれる特定情報(第1の特定情報)と、を取得し、それらが一致するか否かを判定することで、送付元1から送付されたか送付物30および送付物40は、正しく送付された送付物であるか否かを判定することができる。そして、一致しなければ、送付物が誤送付されたとして、復号鍵記憶媒体3および暗号化データ記憶媒体4から復号鍵や暗号化データを読み取ることができないとすることが可能になる。
次に、図7〜8と図15〜19を参照して、データ復号化装置21の暗号化データ復号処理について説明する(適宜、図1および図3を参照)。図7〜8は、データ復号化装置21の暗号化データ復号処理を示すフローチャートである。
最初に、利用者P2は、輸送手段から送付元1(利用者P1)が送付した復号鍵記憶媒体3を封入した送付物30と、暗号化データ記憶媒体4を封入した送付物40とを受け取る。送付物30および送付物40には、宛名ラベル5とバーコードラベル6とを貼付けられている。
記憶媒体読取部214は、表示部120に復号鍵記憶媒体の特定番号読取画面(図16)を表示する(ステップS704)。そして、記憶媒体読取部214は、画面上の入力フォルダ名に、特定情報M1が記憶された復号鍵記憶媒体3のフォルダを表示する。さらに、記憶媒体読取部214は、復号鍵記憶媒体3に記憶された特定情報M1を取得する(ステップS705)。そして、記憶媒体読取部214は、記憶部212にある、一時的にデータを記憶することができるデータファイル(不図示)に特定情報M1を記憶させる。
ここで、特定番号読取画面(図16)にて、記憶媒体読取部214は特定情報M1を取得後(ステップS705の処理終了後)、記憶媒体読取部214は画面に表示される処理結果に「OK」を表示し、「次へ」ボタンを押下できるようにする。これにより、利用者が「次へ」ボタンを押下することにより、次のステップS706の処理を開始させることができる。
この指示に従い、利用者P2は、バーコード読取装置23で、復号鍵記憶媒体3が封入されていた封筒、または暗号化データ記憶媒体4が封入されていた封筒に貼付されたバーコードラベル6を読み取る(ステップS709)。
そして、バーコードデータ取得部215は、バーコード読取装置23にバーコードラベル6が読み取られ、データ化されたバーコードデータを取得して解析し、バーコードデータに含まれる特定情報C1とGPS情報C2とを取得する(ステップS710)。そして、バーコードデータ取得部215は、データファイル2121に特定情報C1とGPS情報C2とを記憶させる。
このとき、バーコードデータ取得部215は、ステップS608(図6)にて、バーコードラベルデータに含まれる情報が、特定情報C1とGPS情報C2だけでなく、送付先名称や郵便番号、送付先住所を含む情報であった場合、図17に示すように、『特定番号“00001”、送付先名称“A社”、郵便番号“100−8915”、送付先住所“東京都千代田区霞が関3丁目4−3”、GPS情報“緯度:35度67分10秒、経度:139度74分58秒”』を表示してもよい。
一致しない場合(ステップS714,No)、暗号化データ復号処理を終了する。
一致しない場合(ステップS715,No)、暗号化データ復号処理を終了する。
一致しない場合(ステップS716,No)、暗号化データ復号処理を終了する。
そして、暗号化データ復号部218は、ステップS512(図5)で暗号化される前の平文データを取得する。
そして、暗号化データ復号処理を終了する。
さらに、データ復号化装置21は、(特定情報判定部217)は、バーコードラベル6(バーコードデータ)に記録された特定情報C1と、復号鍵記憶媒体3に記憶された特定情報M1と、暗号化データ記憶媒体4に記憶された特定情報M2と、を比較して、一致するか否かを判定する。
以上により、GPS情報判定部216と特定情報判定部217とによる判定の結果が、両方とも“一致”であることによって、暗号化データ復号部218により、復号鍵記憶媒体3から復号鍵を取得し、暗号化データ記憶媒体4から暗号化データを取得し、復号鍵で暗号化データを復号することが可能になる。そして、GPS情報判定部216と特定情報判定部217とによる判定の結果が一致しなければ、送付物が誤送付されたとして、復号鍵記憶媒体3および暗号化データ記憶媒体4から復号鍵や暗号化データを読み取ることができないとすることが可能になる。
図20は、正しい配送パターンを示し、A社宛の復号鍵記憶媒体と、A社宛の暗号化データ記憶媒体とが、それぞれA社に配送(送付)された図である。
本発明の実施形態に係る暗号化データ復号システムによれば、A社に誤配送されたA社宛の暗号化データ記憶媒体に記憶された暗号化データが、以前B社に配送された復号鍵記憶媒体に記憶された復号鍵で復号されるものであったとしても、特定情報判定部217にて、誤配送されたA社宛の暗号化データ記憶媒体に記憶されたA社を示す特定番号と、以前B社に配送された復号鍵記憶媒体に記憶されたB社を示す特定番号と、封筒に貼付されてバーコード読取装置23により読み取られるバーコードデータに含まれるA社を示す特定番号と、が一致しないため、暗号化データ復号部218にて、復号することができない。そのため、図21に示す誤配送パターンによる情報漏えいを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る暗号化データ復号システムによれば、A社に誤配送されたB社宛の暗号化データ記憶媒体に記憶された暗号化データが、A社に配送された復号鍵記憶媒体に記憶された復号鍵で復号されるものであったとしても、特定情報判定部217にて、誤配送されたB社宛の暗号化データ記憶媒体に記憶されたB社を示す特定番号と、A社に配送された復号鍵記憶媒体に記憶されたA社を示す特定番号と、封筒に貼付されてバーコード読取装置23により読み取られるバーコードデータに含まれるA社を示す特定番号と、が一致しないため、暗号化データ復号部218にて、復号することができない。そのため、図22に示す誤配送パターンによる情報漏えいを防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る暗号化データ復号システムによれば、B社に誤配送されたA社宛の暗号化データ記憶媒体に記憶された暗号化データが、B社に誤配送されたA社宛の復号鍵記憶媒体に記憶された復号鍵で復号されるものであったとしても、GPS情報判定部216にて、封筒に貼付されてバーコード読取装置23により読み取られるバーコードデータに含まれるA社を示すGPS情報と、B社に備えられたGPS受信装置22がGPS衛星からの信号を受け取り、作成するB社のGPS情報と、が一致しないため、暗号化データ復号部218にて、復号することができない。そのため、図23に示す誤配送パターンによる情報漏えいを防ぐことができる。
なお、送付先では、上述の実施形態の暗号化データ復号部218は、受領した送付物40に貼付されているラベルのバーコードをバーコード読取装置23により読み取って、復号鍵を取得する。取得した復号鍵による暗号化データの復号については上述の実施例と同様である。
また、バーコードのほかに二次元コード等その他の形態を使用しても良いことも上述の実施例と同様である。
2 送付先
3 復号鍵記憶媒体
4 暗号化データ記憶媒体
5 宛名ラベル
6 バーコードラベル
11 データ暗号化装置
12 プリンタ
13、24 LAN
21 データ復号化装置
22 GPS受信装置
23 バーコード読取装置
30、40 送付物
113 鍵生成部
114 データ暗号化部
115 宛名ラベル作成部
116 バーコードラベル作成部
216 GPS情報判定部
217 特定情報判定部
218 暗号化データ復号部
1122 平文データ蓄積部
1123 送付先DB
C1 特定情報(第1の特定情報)
C2 GPS情報(第1のGPS情報)
G1 GPS情報(第2のGPS情報)
M1 特定情報(第3の特定情報)
M2 特定情報(第2の特定情報)
Claims (8)
- 平文データを暗号化した暗号化データと、前記暗号化データを復号する復号鍵データとを取得し、前記暗号化データを前記復号鍵データで復号して、前記平文データを取得するデータ復号化装置であって、
前記暗号化データおよび前記復号鍵データの何れか一方または双方と共に添付された識別情報を読み取る識別情報読取手段と、GPS情報を測定するGPS受信手段と接続され、
前記識別情報読取手段から、第1の特定情報と、この第1の特定情報に対応する第1のGPS情報とを取得する識別情報取得部と、
前記暗号化データに付された第2の特定情報および、前記復号鍵データに付された第3の特定情報を取得する取得データ読取部と、
前記GPS受信手段から第2のGPS情報を取得するGPS情報取得部と、
前記第1の特定情報と前記第2の特定情報と前記第3の特定情報とを比較する特定情報判定部と、
前記第1のGPS情報と前記第2のGPS情報とを比較するGPS情報判定部と、
前記特定情報判定部と、前記GPS情報判定部との双方で一致すると判定されてから、前記復号鍵データを取得して、前記暗号化データを復号する暗号化データ復号部と、
を備えることを特徴とするデータ復号化装置。 - 送付元に設置され、平文データを暗号化した暗号化データと、前記暗号化データを復号する復号鍵データとを生成するデータ暗号化装置であって、
平文データが蓄積された平文データ蓄積部と、
送付先特定情報と、前記送付先に設置されたGPS受信手段の位置情報を含む送付先GPS情報とが記憶された送付先データ蓄積部と、
暗号鍵データと、復号鍵データとを作成する鍵生成部と、
前記暗号鍵データで前記平文データを暗号化して暗号化データを作成するデータ暗号化部と、
前記送付先特定情報である第2の特定情報を前記暗号化データに付した暗号化特定データと、前記送付先特定情報である第3の特定情報を前記復号鍵データに付した復号鍵特定データと、を作成するデータ作成部と、
前記送付先特定情報である第1の特定情報と前記送付先GPS情報とを含む識別情報を作成する識別情報作成部と、
を備え、
前記暗号化特定データおよび前記復号鍵特定データの何れか一方または双方を前記識別情報と共に送付することを特徴とするデータ暗号化装置。 - 送付元に設置され、平文データを暗号化した暗号化データと、前記暗号化データを復号する復号鍵データとを生成するデータ暗号化装置と、前記暗号化データと、前記復号鍵データとを取得し、前記暗号化データを前記復号鍵データで復号して、前記平文データを取得するデータ復号化装置とを備える暗号化データ復号システムであって、
前記データ暗号化装置は、
平文データが蓄積された平文データ蓄積部と、送付先特定情報と、前記送付先に設置されたGPS受信手段が測定した前記GPS受信手段の位置情報を含む送付先のGPS蓄積情報とが記憶された送付先データ蓄積部と、暗号鍵データと、復号鍵データとを作成する鍵生成部と、前記暗号鍵データで前記平文データを暗号化して暗号化データを作成するデータ暗号化部と、前記送付先特定情報である第2の特定情報を前記暗号化データに付した暗号化特定データと、前記送付先特定情報である第3の特定情報を前記復号鍵データに付した復号鍵特定データと、を作成するデータ作成部と、前記送付先特定情報である第1の特定情報と前記GPS蓄積情報とを含む識別情報を作成する識別情報作成部と、を備え、前記暗号化特定データおよび前記復号鍵特定データの何れか一方または双方を前記識別情報と共に送付することを特徴とし、
前記データ復号化装置は、
前記識別情報を読み取る識別情報読取手段と、GPS受信情報を測定するGPS受信手段と接続され、前記識別情報読取手段から、前記第1の特定情報と前記GPS蓄積情報とを取得する識別情報取得部と、前記暗号化データに含まれた前記第2の特定情報を取得し、前記復号鍵データに含まれた前記第3の特定情報を取得する取得データ読取部と、前記GPS受信情報を取得するGPS情報取得部と、前記第1の特定情報と前記第2の特定情報と前記第3の特定情報とを比較する特定情報判定部と、前記GPS蓄積情報と前記GPS受信情報とを比較するGPS情報判定部と、前記特定情報判定部で一致すると判定され、さらに前記GPS情報判定部で一致すると判定されてから、前記復号鍵データを取得して、前記暗号化データを復号する暗号化データ復号部と、
を備えることを特徴とする暗号化データ復号システム。 - 前記暗号鍵データおよび前記復号鍵データは、前記送付先特定情報を除いて、共通鍵暗号化方式である暗号アルゴリズムにより生成されることを特徴とする請求項3に記載された暗号化データ復号システム。
- 前記暗号鍵データおよび前記復号鍵データは、前記送付先特定情報を除いて、公開鍵暗号化方式である暗号アルゴリズムにより生成されることを特徴とする請求項3に記載された暗号化データ復号システム。
- 前記第2の特定情報と前記暗号化データとは暗号化データ記憶媒体に記憶され、
前記第3の特定情報と前記復号鍵データとは復号鍵記憶媒体に記憶され、
前記送付先から前記送付元へは、前記暗号化データ記憶媒体を封入した第1の送付物と、前記復号鍵データ記憶媒体を封入した第2の送付物とが、送付され、
前記識別情報は、前記第1の送付物および前記第2の送付物の何れか一方または双方に添付されたバーコードラベルに記録されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか一項に記載された暗号化データ復号システム。 - 平文データを暗号化した暗号化データと、前記暗号化データを復号する復号鍵データとを取得し、前記暗号化データを前記復号鍵データで復号して、前記平文データを取得するデータ復号化装置であって、
前記暗号化データを記録した暗号化データ記憶媒体を封入した送付物に宛名とともに貼付された識別情報から、送付元で埋め込まれた送付先の位置情報を読み取る識別情報読取手段と、
前記暗号化データ記憶媒体から暗号化データを取得する記憶媒体読取手段と、
前記送付先の位置情報と、送付先で取得した位置情報とを比較する位置情報判定部と、
前記位置情報判定部による判定が一致したときに、記憶媒体から読み取った復号鍵データにより、前記暗号化データを復号する暗号化データ復号手段と、
を備えることを特徴とするデータ復号化装置。 - 送付元に設置され、平文データを暗号化した暗号化データと、前記暗号化データを復号する復号鍵データとを生成するデータ暗号化装置であって、
平文データが蓄積された平文データ蓄積部と、
送付先情報が記憶された送付先データ蓄積部と、
暗号鍵データと、復号鍵データとを作成する鍵生成部と、
前記暗号鍵データで前記平文データを暗号化して暗号化データを作成するデータ暗号化部と、
送付先の位置情報を含む識別情報を作成する識別情報作成部と、
前記復号鍵データを記憶媒体に書き込む記憶媒体書込部と、
送付先データ蓄積部から取得した宛名情報と前記識別情報とを含む貼付ラベルを作成するラベル作成部と、
を備えることを特徴とするデータ暗号化装置。
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