JP5321810B2 - 植物原料プラスチックを用いたicカード - Google Patents
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Description
従って、本発明の技術分野は、ICカードの製造や利用分野に関する。
なお、焼却により炭酸ガスは発生するが、植物はもともと炭酸ガスと水から成るものであり石油化学原料に起源するように新たな炭酸ガスを発生させない利点がある。
植物原料プラスチックを使用しながら、カードの最表裏面層に非生分解性の樹脂シートを配置して、表裏面からの基材劣化を防止することを課題とする。
カード完成後であっても、最表裏面に対するホログラム箔やサインパネルの転写性を高めることも課題とする。
植物原料プラスチックを70%以上の比率で使用しながら、カードの最表裏面層に非生分解性のPET−Gシートを配置しているので、環境に配慮しながら表裏面からのカード劣化を防止できる。
カードの最表裏面層に、PET−Gシートを使用しているので、ホログラム箔やサインパネルの転写性を高めることができる。
図1は、本発明の第1形態のICカードの層構成を示す断面図、図2は、本発明の第2形態のICカードの層構成を示す断面図、図3は、第1形態のアンテナシートを示す平面図、図4は、第2形態のアンテナシートを示す平面図、である。
アンテナシート12の裏面側(アンテナ4が形成されていない面側)には、接着シート13aを介して生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなる第1の表面基材シート14aが積層されている。第1の表面基材シート14a面には、必要により第2、第3の表面基材シート15a,16aが順に積層される。従って、最低限1層の表面基材シートが使用される。
図1の場合は、アンテナシート12の片側に3層の表面基材シートが積層されている例が図示されている。いずれも生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなるものである。第3の表面基材シート16a面の外側である最表面には、表面側オーバーシート17aが積層されている。表面側オーバーシート17aには、非生分解性樹脂シートであるPET−Gシートが使用される。
アンテナシート12と第1の表面基材シート14aとの間には、ホットメルト型の接着シート13aを使用する。PETや塩化ビニルが使用されることの多い非生分解性の絶縁性シートからなるアンテナ基材12bと植物原料プラスチックシートとは熱融着しないからである。第1と第2の表面基材シートの間、第2と第3の表面基材シートの間、には接着シートを使用しなくてもよい。生分解性を抑制した植物原料プラスチックシート相互間は熱圧プレスした際に自己融着性を発揮するからである。また、PET−Gシートが使用される表面側オーバーシート17aと第3の表面基材シート16aの間は、表面基材シート16a、またはオーバーシート17aに塗工した接着性シルクスクリーンメジウムインキ18a等により接着するようにされている。非生分解性の樹脂シートと植物原料プラスチックシートの接着になるからである。ただし、カード適性のある通常の接着剤を塗工して使用してもよいものである。
第1の裏面基材シート14b面には、必要により第2、第3の裏面基材シート15b,16bが順に積層される。従って、同様に最低限1層の表面基材シートが使用されることになる。いずれも生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなるものである。第3の裏面基材シート16b面の外側である最裏面には、裏面側オーバーシート17bが積層されている。裏面側オーバーシート17bには、非生分解性樹脂シートであるPET−Gシートが使用される。
第1と第2の裏面基材シートの間、第2と第3の裏面基材シートの間、には接着シートを使用しなくてもよい。上記のように生分解性を抑制した植物原料プラスチックシート相互間は自己融着性を発揮するからである。裏面側オーバーシート17bと第3の裏面基材シートの間も同様に、裏面基材シート17b面、またはオーバーシート17bに塗工した接着性シルクスクリーンメジウムインキ18b等により接着するようにされている。ICカード基体10は、以上の層構成からなるものである。
アンテナコイル4はカードを数ターンする程度に形成される。アンテナコイル4の一部は、短絡を防止するため基材裏面のブリッジ5を通るように形成することができる。
絶縁性プラスチック基材12bは、石油化学原料に基づくものであり、もちろん非生分解性のものである。
ICチップ2自体の厚みは、0.3mm〜0.15mm程度にされている。図1のように、ICチップ2はアンテナシート12のアンテナ4面側に実装される。アンテナシートの絶縁性プラスチック基材12bを介するICチップ2の上に金属製の上補強板2uを有し、ICチップ2の下面に下補強板2dを有する形態にされている。上下補強板と基材12bの厚みを加える場合は、全体厚みは、0.5mmを超える場合がある。
このようにICチップ2の厚みがかなりある場合に、カード基材をそのまま積層したのではカード表面に凹凸形状を生じさせることになるので、接着シート13a,13bや第1の表裏面基材シート14a,14bに貫通孔7,8を形成しておくことが好ましい。
接触・非接触両用型ICカード1Bも、複数のカード基材を積層した構成からなるが、略中心となる層に、アンテナシート12が挿入されている。
アンテナシート12の表面側には接着シート13aを介して生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなる表面基材シート14a,15aが積層されている。表面基材シート14a,15a面には、必要により第3の表面基材シートが順に積層される。いずれも生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなるものである。
図2の場合は、表裏面に第1と第2の基材シート14a,15a,14b,15bを使用した例を図示しているが、単層であって良いものである。また、アンテナシート12を中心として対称構成でなくてもよく、表面側の厚みを薄くしてアンテナコイル4をカード表面側に接近させても良いものである。表面側基材シート15aの最表面には、表面側オーバーシート17aが積層されている。表面側オーバーシート17aには、非生分解性樹脂シートであるPET−Gシートが使用される。
アンテナシート12と第1の表面基材シート14aの間には、ホットメルト型の接着シート13aを使用する。前記のように、PET等の非生分解性の絶縁性シートと植物原料プラスチックシートとは熱融着しないからである。第1と第2、第2と第3の表面基材シートの間には接着シートを使用しなくてもよい。生分解性を抑制した植物原料プラスチックシート相互間は熱圧プレスした際に自己融着するからである。また、PET−Gシートが使用される表面側オーバーシート17aと第2の表面基材シート15aの間は、表面基材シートまたはオーバーシート17aに塗工した接着性シルクスクリーンメジウムインキ18a等により接着するようにされている。ただし、カード適性のある通常の接着剤を塗工して使用してもよいものである。
裏面基材シート15bの最裏面には、裏面側オーバーシート17bが積層されている。裏面側オーバーシート17bにも、非生分解性樹脂シートであるPET−Gシートが使用される。
なお、図2では、カード基体の厚み方向の縮尺が横方向に比較し拡大図示されている。従って、ICモジュール3のモールド部3mが極端に凸状に図示されているが、実際には、数百μmの高さ程度だから偏平なものである。図1の縮尺も同様である。
図4中、鎖線で示した略矩形状の枠kは、ICモジュールの端子基板3kが納まる範囲である。この位置は、ISO7816の規定により規定されている。
鎖線で示した略円形の枠jはICモジュール3のモールド部3mが納まる部分であり、枠k部分よりは一層深く掘削される。アンテナコイル4の始端部4aと終端部4bはICモジュールの端子基板3kが納まる範囲の下面であって、モールド部3mの外側に位置するように形成される。
当該始端部4aと終端部4bとICモジュール3の非接触インターフェース(図2の3a,3b)との間、を後に電気的に接続するものであり、アンテナシートの段階ではICチップ等は実装されていない。
本発明のICカード1AとICカード1Bの特徴は、カードの層構成中に生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートを使用したことにあるが、全体を植物原料プラスチックシートで構成するものではなく、アンテナシート12と表裏面オーバーシートを除く部分に植物原料プラスチックシートを使用した特徴がある。ただし、層構成を厚みとして見た場合に、70%以上の厚みが生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートが占めることが好ましい。
(1) o/k/a/k/o
(2) o/k/k/a/k/o
(3) o/k/k/a/k/k/o
(4) o/k/k/k/a/k/k/o
(5) o/k/k/k/a/k/k/k/o
(6) o/k/a/k/k/k/o
上記の(1)、(3)、(5)の層構成であって、aを中心とした各基材厚みが同等であれば、アンテナシートに対して、「表裏の層構成が対称」、ということになる。
<第1形態の非接触ICカード>
第1形態の非接触ICカード1Aは、アンテナシート12を作製した後、その両面に接着シート13a,13bと生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなる表裏面基材シートとオーバーシート17a,17bとを仮積み積層して、全体を一回の工程で熱圧プレスラミネートすることによりカード基体10を製造する。生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートは、一旦熱履歴が加えられると結晶化が促進して再度熱融着しなくなるため、一回の熱プレス工程で成型することが好ましい。オーバーシート17a,17bは接着性メジウムインキを印刷することで初めて融着が可能になるが、熱履歴が加わるとやはり接着性は低下する。
ICチップの厚みを吸収するため、接着シート13a,13bと第1の表裏面基材シート14a,14bには貫通孔7,8を形成しておくのが好ましい。
絵柄を設ける場合は、最外面となる表面基材シートに予めオフセット印刷等で絵柄印刷し、絵柄の上に接着性透明メジウムインキをシルクスクリーン印刷で塗工しておく。
カード表面に絵付け転写する場合は、絵付け転写工程とカード基体10の熱圧プレスラミネートは別の工程で行うことが好ましい。絵柄割れを防止するためである。
第2形態の接触・非接触両用ICカード1Bも、まず、アンテナシート12を作製した後、その両面に接着シート13a,13bと生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートからなる表裏面基材シートとオーバーシート17a,17bとを仮積み積層してから、全体を一回の工程で熱圧プレスラミネートしてカード基体10を製造する。
ICモジュール3は、カード基体10にICモジュール装着用凹部30を掘削してから固定するので、基材に貫通孔を形成するような工程は当然のことながら行わない。ここまでの工程は多面付けの状態で行う。カード基体10の製造後、単位の個片に切断してからICモジュール装着用凹部30の掘削とICモジュール3の装着を公知の方法で行う。
a.生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートについて
生分解性を抑制した植物原料プラスチックは、本発明ではポリ乳酸系重合体を主成分として用い、これに必要により脂肪族ポリエステルを添加した材料をいうものとする。ポリ乳酸は、とうもろこし、いも類、砂糖きびなどの植物から取り出した澱粉を発酵することにより得られるが、近年は、とうもろこしを原料とするものが多く使用されている。
従来の生分解性植物プラスチックと異なり生分解しないことが前提であるが、通常の高分子プラスチックと比較すると高温環境下では脆弱化が促進される傾向は否定できない。 市販品として、三菱樹脂株式会社製の「エコロージュ」等を使用できる。本発明では、カード基体内の基材シートに使用するので、白色にされたものを使用することが多い。
アンテナシートには絶縁性であって、寸法安定性や耐熱性の優れた材料を使用できる。一般的には、PETやPET−G、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体、ナイロン6、ナイロン6,6等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、三酢酸セルロース、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリイミド、等を使用できる。
最表裏面基材シートは、カードの表裏面を保護するシートであるので、上記アンテナシート用に挙げた基材のうち、耐摩擦性や透明性、転写性に優れた材料を使用できる。近年は、PETやPET−Gシートが使用されることが多い。
なお、PET−Gとは、非結晶性ポリエステル系樹脂のことであり、一般的には芳香族ジカルボン酸とジオールの脱水縮合体であって、共重合ポリエステルの中でも特に結晶性が低い非結晶性の芳香族ポリエステル樹脂からなる。非結晶性ポリエステル系樹脂として、ポリエチレンテレフタレートにおけるエチレングリコール成分の30モル%を1,4シクロヘキサンジメタノールで置換した商品(商品名「PET−G」)がイーストマンケミカル社から市販されており、これらを使用することもできる。
d.接着性シルクメジウムインキ
塩酢ビ系シルクスクリーン印刷用透明メジウムインキ等を使用できる。3μm〜5μm程度の厚みに塗工して用いる。
アンテナシート12用の絶縁性プラスチック基材12bとして、厚み38μmの2軸延伸PETシートを使用した。絶縁性プラスチック基材12bに厚み30μmのアルミ箔を両面にラミネートした後、コイル状のアンテナパターンをエッチングにより形成し、アンテナ両端部に非接触ICチップ2を実装した。
ICチップ2自体は約5mm角であるが、このチップに厚み50μmのステンレス板φ7.0mmによる下補強板2dが、エポキシ樹脂でICチップ2に固定されている。
カードの最表面に、三菱樹脂株式会社製の透明PET−Gシート(「ディアフィクスPG−MCT」;厚み50μm)をオーバーシート17aとして仮積み積層した。
なお、接着シート13bと第1の裏面基材シート14bにも、下補強板2dとICチップ2の厚みを吸収するために、ICチップの上下補強板2u,2dの平面形状(約7mm角)に相当する大きさの貫通孔8を打ち抜きして形成した。
材料自体の合計厚みは、818μmとなるので、接着シート等が圧縮されているものと考えられる。材料の合計厚み中、580μmが植物原料プラスチックによるので、カードの全体厚みの70.9%(約7割)が植物原料プラスチックによりなることになる。
転写フィルムによる隠蔽転写(隠蔽層の転写)を行った後、カード表面にホログラム転写箔を、カード裏面にサインパネルを通常の条件により転写して、非接触ICカード1Aが完成した。
実施例1と同様にして非接触ICカードを製造したが、最表裏面のオーバーシート17a,17bを厚み50μmの透明な生分解性を抑制した植物原料プラスチック(三菱樹脂株式会社製「エコロージュ」)に置き換え、その他の材料と製造条件は実施例1と同一にして試作したものを比較例1とした。
アンテナシート12用の絶縁性プラスチック基材12bとして、厚み38μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)シートを使用した。絶縁性プラスチック基材12bの表裏面に厚み35μmのアルミニウム箔をラミネートした後、表面側にコイル状のアンテナパターン4とアンテナ始端部4aと終端部4b、コンデンサパターンを有し、裏面側に、該表面側コンデンサパターンと対になるコンデンサパターンを有するアンテナシート12をエッチングにより形成した。
なお、実施例2は、図2とは異なり、植物原料プラスチックを片面側2層を用いずに、表面側1層、裏面側1層としたものである。
材料自体の合計厚みは、798μmとなるので、接着シート等が圧縮されているものと考えられる。合計厚みの中、560μmが植物原料プラスチックによるので、カードの全体厚みの70.2%(約7割強)が植物原料プラスチックよりなることになる。
実施例2と同様にして接触・非接触両用型ICカードを製造したが、最表裏面のオーバーシート17a,17bを厚み50μmの透明な生分解性を抑制した植物原料プラスチック(三菱樹脂株式会社製「エコロージュ」)に置き換え、その他の材料と製造条件は実施例2と同一にして試作したものを、比較例2とした。
実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、のICカードについて、未試験状態のものと、60°C、90%RHの恒温恒湿槽に、168時間、336時間、504時間、720時間、840時間、1008時間保管した後、試験品を恒温恒湿槽から取り出した後、温度23°Cの室温条件下に置いてから、ハイドロショット試験を行い、破壊に要したエネルギーを算出した。その結果は、〔表1〕、〔表2〕のようになった。
なお、〔表1〕は、実施例1、比較例1の非接触ICカードについての結果、〔表2〕は、実施例2、比較例2の接触・非接触両用型ICカードについての結果である。
なお、測定は、JISK7124に準ずるものである。
2 ICチップ
2u 上補強板
2d 下補強板
3 ICモジュール
3a,3b アンテナ接続端子
3k 端子基板 3m モールド部
4 アンテナコイル(アンテナパターン)
4a 始端部
4b 終端部
5 ブリッジ
7,8 貫通孔
10 カード基体
12 アンテナシート
12b 絶縁性プラスチック基材
13a,13b 接着シート
14a 第1の表面基材シート
15a 第2の表面基材シート
16a 第3の表面基材シート
17a 表面側オーバーシート
14b 第1の裏面基材シート
15b 第2の裏面基材シート
16b 第3の裏面基材シート
17b 裏面側オーバーシート
20a,20b 導通用段部
30 ICモジュール装着用凹部
Claims (4)
- 非生分解性である絶縁性の樹脂シートにアンテナコイルを形成し、該アンテナコイル両端部に非接触ICチップを装着してアンテナシートとし、当該アンテナシートがカード基体の略中心層になるように、アンテナシートの両面に接着シートを介して1層または複数層の生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートを積層し、さらにカードの最表裏面に、接着性シルクスクリーンメジウムインキを介してPET−Gシートからなる透明オーバーシートを積層したICカードにおいて、カード材料の全体厚みにおける生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートの厚み比率を70%以上にしたことを特徴とする植物原料プラスチックシートを用いたICカード。
- 前記アンテナシートの両面の接着シートと、該接着シートに接する両面の1層の生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートにICチップの厚みを吸収する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の植物原料プラスチックシートを用いたICカード。
- 非生分解性である絶縁性の樹脂シートにアンテナコイルとアンテナコイル両端部を形成してアンテナシートとし、当該アンテナシートがカード基体の略中心層になるように、アンテナシートの両面に接着シートを介して1層または複数層の生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートを積層し、さらにカードの最表裏面に、接着性シルクスクリーンメジウムインキを介してPET−Gシートからなる透明オーバーシートを積層した後、カードの表面側からICモジュール装着用凹部を切削し、当該装着用凹部内に接触・非接触両用型ICモジュールを固定し、かつ該ICモジュールの非接触インターフェースとアンテナシートのアンテナコイル両端部間を電気的に接続したICカードにおいて、カード材料の全体厚みにおける生分解性を抑制した植物原料プラスチックシートの厚み比率を70%以上にしたことを特徴とする植物原料プラスチックシートを用いたICカード。
- カード全体の層構成が略中心層である前記アンテナシートに対して、表裏の層構成が対称となるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の植物原料プラスチックシートを用いたICカード。
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