JP5319888B2 - Chair - Google Patents
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Description
本発明は、背もたれの後傾に連動して座が移動する所謂シンクロロッキング機構を有する椅子に関する。 The present invention relates to a chair having a so-called synchro-rocking mechanism in which a seat moves in conjunction with a backward tilt of a backrest.
背もたれ付きの椅子として、図14に示すように、背もたれ上部101の下に背もたれ下部102を設け、背支持杆103の後傾に伴って背もたれ下部102を屈曲させて着座者の腰部を支えるものがある(特開平7−184741号)。固定枠体104と背支持杆103の上部との間に、板ばね105を突っ張った状態で配置し、背支持杆103の後傾による板ばね105の曲がり変形を利用して背もたれ下部102を屈曲させている。
As a chair with a backrest, as shown in FIG. 14, a
しかしながら、上述の椅子では、背もたれ下部102を屈曲させた場合の背もたれ全体の形状が着座者の姿勢に適した形状になることまでは考慮されておらず、着座者の姿勢に背もたれ全体の形状が合っているとは必ずしも言えなかった。
However, in the above-mentioned chair, it is not considered that the shape of the entire backrest when the
本発明は、着座者の姿勢に背もたれの形状をより合わせることができる椅子を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the chair which can match the shape of a backrest with the posture of a seated person more.
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、脚の上部に取り付けられたベースに対する背支持体の後傾に連動して座支持体が移動する椅子において、背支持体に取り付けられた背もたれは背もたれ上部と背もたれ上部に対して前方に屈曲可能な背もたれ下部とを有すると共に、その屈曲位置の高さは着座者の胸椎と腰椎との境界位置の高さに設定されており、背支持体の後傾に連動して背もたれ下部を前方に屈曲させるリンク機構を備え、リンク機構は、背もたれ下部と座支持体との間に設けられて椅子の幅方向中央で長さ調節可能なリンクを有し、リンクは背もたれ下部に設けられた操作レバーを操作しながら背もたれ上部に対して背もたれ下部を移動させることで長さ調節されるものである。 In order to achieve this object, the invention according to claim 1 is attached to a back support in a chair in which the seat support moves in conjunction with the backward tilt of the back support with respect to the base attached to the upper part of the leg. The backrest has an upper backrest and a lower backrest that can be bent forward with respect to the upper backrest, and the height of the bending position is set to the height of the boundary position between the thoracic vertebra of the seated person and the lumbar spine. A link mechanism that bends the lower part of the backrest forward in conjunction with the rearward tilt of the body, and the link mechanism is provided between the lower part of the backrest and the seat support and has a link whose length can be adjusted at the center in the width direction of the chair. Yes, and the link is shall be adjusted in length by moving the backrest lower against the backrest upper while operating the operating lever provided on the backrest lower.
したがって、着座者が背もたれに凭り掛かると、背もたれの後傾に連動して座が移動し、リンク機構が背もたれ下部を前方に屈曲させる。これにより、着座した際に着座者の腰部が背もたれから離れていたとしても、着座者の腰部を背もたれ下部によって支持することができる。ここで、人間の体は胸部よりも腰部の方が可動範囲が大きく、着座姿勢は上半身を胸椎と腰椎の境界位置から屈曲させてその下の腰部が背もたれから離れる姿勢になることが多い。本発明では、背もたれ下部の屈曲位置の高さは着座者の胸椎と腰椎との境界位置の高さに設定されているので、着座者の上半身の屈曲に応じて背もたれ下部を屈曲させることができる。 Therefore, when the seated person leans on the backrest, the seat moves in conjunction with the backward inclination of the backrest, and the link mechanism bends the lower portion of the backrest forward. Thereby, even if the seated person's waist is separated from the backrest when seated, the seated person's waist can be supported by the lower backrest. Here, the human body has a larger movable range in the waist than in the chest, and the sitting posture is often such that the upper body is bent from the boundary position between the thoracic vertebra and the lumbar vertebra and the lower lumbar part is separated from the backrest. In the present invention, since the height of the bending position of the lower backrest is set to the height of the boundary position between the seated person's thoracic vertebra and the lumbar spine, the lower backrest can be bent according to the bending of the upper body of the seated person. .
また、請求項2記載の椅子は、リンク機構が、背もたれ下部に揺動自在に連結された第1のリンクと、背支持体と第1のリンクにそれぞれ揺動自在に連結された第2のリンクと、背支持体の後傾に伴う背支持体と座支持体との間の距離の変化に応じて第2のリンクを揺動させる揺動機構を備えたものであり、第1のリンクが長さ調節可能なものである。着座者が背もたれに凭り掛かることで背もたれが後傾し座が移動すると、背支持体と座支持体との位置関係が変化し両者間の距離が変化する。これにより、第2のリンクが背支持体に対して揺動し、第1のリンクを揺動させて背もたれ下部を前方に屈曲させる。
In the chair according to
また、請求項3記載の椅子は、第1のリンクがガイド部に対してスライド部をスライドさせることで長さを変えるものであり、ガイド部に対してスライド部を係止する係止手段を有し、操作レバーのレバー操作によって係止手段の係止を解除した状態で長さ調節可能である。したがって、第1のリンクを長くすると、背もたれ下部がより前方に大きく屈曲する。また、第1のリンクを短くすると、背もたれ下部の屈曲が小さくなる。
The chair according to
さらに、請求項4記載の椅子は、背支持体は背もたれフレームであり、背もたれフレームにテンション材を張ることで背もたれ上部が構成され、背もたれフレームに前後方向に揺動可能に連結された下部フレームを設けると共に、下部フレームにテンション材を張ることで背もたれ下部が構成され、座支持体は座フレームであり、座フレームにテンション材を張ることで座が構成されるものである。したがって、着座者の体をテンション材によって支持することができる。
In the chair according to
請求項1記載の椅子では、背支持体に取り付けられた背もたれは背もたれ上部と背もたれ上部に対して前方に屈曲可能な背もたれ下部とを有すると共に、その屈曲位置の高さは着座者の胸椎と腰椎との境界位置の高さに設定されており、背支持体の後傾に連動して背もたれ下部を前方に屈曲させるリンク機構を備え、リンク機構は、背もたれ下部と座支持体との間に設けられて椅子の幅方向中央で長さ調節可能なリンクを有し、リンクは背もたれ下部に設けられた操作レバーを操作しながら背もたれ上部に対して背もたれ下部を移動させることで長さ調節されているので、背もたれの後傾に連動して背もたれ下部を前方に屈曲させることができる。このため、着座者が背もたれに凭り掛かった場合に着座者の腰部と背もたれとの間に隙間が生じるのを防止することができ、広い範囲で背中を支えることができて座り心地を向上させることができる。また、人間の体は胸部よりも腰部の方の可動範囲が大きく、着座姿勢の変化は胸部に対して腰部を屈曲させるようなものになることが多い。即ち、胸部と腰部との境界部分から体を屈曲させるように着座姿勢が変化することが多い。本発明は、背もたれ上部と背もたれ下部との屈曲位置の高さを着座者の胸椎と腰椎の境界位置の高さに合わせているので、着座者の姿勢に背もたれの形状をより合わせやすくなり、座り心地をより一層向上させることができる。 In the chair according to claim 1, the backrest attached to the back support has a backrest upper part and a backrest lower part that can be bent forward with respect to the upper part of the backrest. And a link mechanism that bends the lower part of the backrest forward in conjunction with the backward tilt of the back support, and the link mechanism is provided between the lower backrest and the seat support. It has a link whose length can be adjusted at the center in the width direction of the chair, and the link is adjusted in length by moving the lower backrest relative to the upper backrest while operating the operating lever provided at the lower backrest . Therefore, the lower backrest can be bent forward in conjunction with the backward tilting of the backrest. For this reason, when the seated person leans on the backrest, it is possible to prevent a gap between the seated person's waist and the backrest, and to support the back in a wide range and improve the sitting comfort. be able to. In addition, the human body has a larger range of movement at the waist than at the chest, and a change in sitting posture often results in bending the waist against the chest. That is, the sitting posture often changes so that the body is bent from the boundary between the chest and the waist. In the present invention, the height of the bending position between the upper part of the backrest and the lower part of the backrest is adjusted to the height of the boundary position between the thoracic vertebra and the lumbar vertebrae of the seated person. The comfort can be further improved.
また、請求項2記載の椅子のように、リンク機構が、背もたれ下部に揺動自在に連結された第1のリンクと、背支持体と第1のリンクにそれぞれ揺動自在に連結された第2のリンクと、背支持体の後傾に伴う背支持体と座支持体との間の距離の変化に応じて第2のリンクを揺動させる揺動機構を備えることが好ましく、簡単な構成で背もたれの後傾に応じて背もたれ下部を前方に屈曲させることができる。このため、椅子の製造コストを下げることができると共に、椅子の重量化防止を図ることができる。
Further, as in the chair according to
また、請求項3記載の椅子では、第1のリンクはガイド部に対してスライド部をスライドさせることで長さを変えるものであり、ガイド部に対してスライド部を係止する係止手段を有し、操作レバーのレバー操作によって係止手段の係止を解除した状態で長さ調節可能であるので、背もたれ上部に対する背もたれ下部の位置を変化させて、背もたれ下部の屈曲角度を調節することができる。
In the chair according to
さらに、請求項4記載の椅子では、背支持体は背もたれフレームであり、背もたれフレームにテンション材を張ることで背もたれ上部が構成され、背もたれフレームに前後方向に揺動可能に連結された下部フレームを設けると共に、下部フレームにテンション材を張ることで背もたれ下部が構成され、座支持体は座フレームであり、座フレームにテンション材を張ることで座が構成されているので、着座者の体をテンション材によって支持することができる。テンション材は着座者の体の形状に応じて良好に変形し、形状の追従性に優れている。このため、着座者が違和感を感じ難く、座り心地を向上させることができる。
Further, in the chair according to
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail based on the best mode shown in the drawings.
図1〜図13に本発明の椅子の実施形態の一例を示す。椅子は、脚1の上部に取り付けられたベース2に対する背支持体3の後傾に連動して座支持体4が移動するものであって、背支持体3に取り付けられた背もたれ5は、背もたれ上部5aと、背もたれ上部5aに対して前方に屈曲可能な背もたれ下部5bとを有すると共に、その屈曲位置6の高さは着座者の胸椎と腰椎との境界位置の高さに設定されており、背支持体3の後傾に連動して背もたれ下部5bを前方に屈曲させるリンク機構7を備えている。なお、着座者の胸椎と腰椎との境界位置の高さは、例えば標準的な体格の着座者の標準的な座り姿勢を基準に決定する。ただし、着座者の体格や座り姿勢が異なっても胸椎や腰椎の位置が大きく変わるわけではないので、標準的な体格の着座者の標準的な座り方を基準に胸椎と腰椎との境界位置の高さ決定しても不都合はない。
1 to 13 show an example of an embodiment of the chair of the present invention. The chair is such that the seat support 4 moves in conjunction with the backward tilt of the
ベース2は脚1の上端に嵌め込まれている。ベース2の前部上面には、例えば2つの凸部8が形成されている。凸部8の側面には溝8aが形成されており、溝8aの下の段部8bの後部は傾斜面8cとなっている。また、ベース2の前後方向中央部には椅子の幅方向に突出する第1の揺動中心軸9が形成されている。
The
背支持体3は、例えば背もたれフレームであり、背もたれ5の上端縁を構成する上部3aと、上部3aの両端から垂下する左右の側部3bと、左右の側部3bの下端からそれぞれ前方に延出する左右の水平部3cより構成されている。左右の水平部3cは先端を椅子の幅方向内側に向けて傾斜させている。左右の水平部3cの先端は第1の揺動中心軸9に揺動自在に連結されている。背支持体3は、例えばベース2と背支持体3との間に設けられた図示しない反力機構によって起立する方向に常時付勢されている。
The
椅子には、背もたれフレームである背支持体3に前後方向に揺動可能に連結された下部フレーム10が設けられている。下部フレーム10は、背もたれ下部5bの両側縁を構成する左右の側部10aと、左右の側部10aを下端近傍位置で連結する連結部10bより構成されている。左右の側部10aの上端は第2の揺動中心軸11によって背支持体3の側部3bに揺動可能に連結されている。このとき、左右の連結部分は、それぞれ別々の第2の揺動中心軸11によって連結されている。連結部10bには、後述するリンク機構7の第1のリンク12を連結する係止片13が例えば溶接によって固着されている。係止片13は、例えば左右に離れた2個所に設けられている。
The chair is provided with a
背もたれフレームである背支持体3にテンション材14を張ることで背もたれ上部5aが構成され、下部フレーム10にテンション材14を張ることで背もたれ下部5bが構成されている。本実施形態では、背もたれフレームである背支持体3に張るテンション材14と下部フレーム10に張るテンション材14として1枚のテンション材14を使用し、背もたれ5全体を一枚のテンション材14によって構成している。ここで、テンション材14は、例えばキャンバス地、メッシュ地、フィルム地等の丈夫な布地である。なお、テンション材14は図2にのみ記載し、他の図面にはその記載を省略している。
A backrest upper portion 5a is configured by tensioning a
座支持体4は、例えば座フレームであり、座15の両側縁を構成する左右の側部4aと、左右の側部4aを前端近傍位置で連結する連結部4bより構成されている。左右の側部4aの前部は戻り湾曲部4cとなっており、先端を後方に向けて延出させている。左右の側部4aの先端は前側連結フレーム16によって連結されている。また、左右の側部4aの後部近傍位置は後側連結フレーム17によって連結されている。前側連結フレーム16及び後側連結フレーム17は左右の側部4aに例えば溶接によって固着されている。左右の側部4aの後側連結フレーム17よりも後側の位置には前後方向に細長い長孔4dが形成されている。座フレームである座支持体4にテンション材14を張ることで座15が構成される。
The
前側連結フレーム16には前後方向に細長い長孔16aが形成されている。長孔16aの幅は、図7に示すように前部が細く、後部が太くなっており、後部の太さはベース2に設けられた凸部8の溝8aの上の段部8dの幅とほぼ同じになっている。本実施形態では左右に並んだ2個所に長孔16aが設けられており、各長孔16aに凸部8の段部8dを通して溝8aに前側連結フレーム16を嵌め込むことで前側連結フレーム16がベース2に対して揺動可能且つスライド可能に連結される(図4)。なお、凸部8の段部8dは幅の太い位置から長孔16aに通される。その後、段部8dを長孔16aの幅の狭い位置に移動させることで、前側連結フレーム16がベース2に対してスライド可能に連結され脱落を防止される。また、凸部8の段部8bには傾斜面8cが形成されているので、前側連結フレーム16はベース2に対して揺動可能になっている。
The front connecting
後側連結フレーム17は、左右の側板17aと、左右の側板17aを連結する2本の連結板17bより構成され、これらは例えば溶接により固着されている。側板17aの下側半部は前方に向けて折曲されており、その下端は第3の揺動中心軸18によって背支持体3の側部3bに揺動可能に連結されている。このとき、左右の連結部分は1本の第3の揺動中心軸18によって連結されている。
The
リンク機構7は、背もたれ下部5bに揺動自在に連結された第1のリンク12と、背支持体3と第1のリンク12にそれぞれ揺動自在に連結された第2のリンク19と、背支持体3の後傾に伴う背支持体3と座支持体4との間の距離の変化に応じて第2のリンク19を揺動させる揺動機構20を備えている。揺動機構20は、例えば第6の揺動中心軸21とこれを案内する長孔4dである。
The link mechanism 7 includes a
第2のリンク19は、左右の側板19aと、左右の側板19aを連結する1本の連結板19bより構成され、これらは例えば溶接により固着されている。左右の側板19aは背支持体3の水平部3cの内側に配置され、その下端は第4の揺動中心軸22によって背支持体3の側部3bに揺動自在に連結されている。このとき、左右の連結部分は1本の第4の揺動中心軸22によって連結されている。
The
第1のリンク12の上端は第5の揺動中心軸23によって下部フレーム10の係止片13に揺動自在に連結され、下端は第6の揺動中心軸21によって第2のリンク19の側板19aの上端に揺動自在に連結されている。第6の揺動中心軸21は、座支持体4の側部4aに設けられている長孔4dに案内されて移動する。
The upper end of the
第1のリンク12は長さ調節可能である。図10に長さ調節の機構の一例を示す。第1のリンク12は、例えば箱状のガイド部24と、ガイド部24内に突出可能に収容されたスライド部25と、ガイド部24とスライド部25とを係止する係止手段26より構成され、係止手段26は操作手段27によって操作される。なお、図1,12,13には操作手段27の記載を省略している。
The
ガイド部24内には、一定間隔で複数の孔24aが設けられた係止板24bが形成されている。また、スライド部25には1つの孔25aが設けられた係止板25bと、係止手段26を収容するケーシング25cが設けられている。係止板25bは係止板24bを両側から挟むようにして2枚設けられている。係止手段26は、係止ピン26aと、係止ピン26aの先端をケーシング25cから突出させるスプリング26bより構成されている。スプリング26bは係止ピン26aに設けられたフランジ26cとケーシング25cの壁25dとの間に圧縮した状態で設けられている。スライド部25には、スリット25eが設けられており、ガイド部24に設けられたシャフト24cをスリット25e内に通すことで、ガイド部24に対するスライド部25の移動量を制限している。
A locking
操作手段27は、係止ピン26aの後端に接続されたワイヤー27と、ワイヤー27を操作する操作レバー28を備えている。ワイヤー27はチューブ29内に通されている。また、下部フレーム10の右側の側部10aにはブラケット30が例えば溶接によって固着されており、操作レバー28はこのブラケット30に揺動自在に取り付けられている。操作レバー28が未操作の状態では、係止ピン26aはスプリング26bに付勢されて突出しており、ガイド部24の係止板24bとスライド部25の係止板25bの孔24a,25aに進入している。したがって、ガイド部24に対してスライド部25をスライドさせることはできず、第1のリンク12の長さを変えることはできない。一方、操作レバー28を操作してワイヤー27を引っ張ると、スプリング26bのばね力に抗して係止ピン26aが後退し、ガイド部24の係止板24bの孔24aから抜ける。このため、ガイド部24に対するスライド部25のスライドが可能となり、第1のリンク12の長さを変えることができる。第1のリンク12の長さを変えた後、操作レバー28から手を離すと、スプリング26bのばね力によって係止ピン26aが再び前進する。そして、ガイド部24の係止板24bに設けられている別の孔24aに係止ピン26aを進入させることで、第1のリンク12の長さが異なる長さに固定される。ガイド部24の係止板24bには複数の孔24aが設けられているので、第1のリンク12の長さを複数段階に調節できる。本実施形態では、4つの孔24aを設けているので、第1のリンク12の長さを4段階に調節することができる。
The operation means 27 includes a
着座者が背もたれ5に凭り掛かると、反力機構が発生させる反力に抗して背支持体3が第1の揺動中心軸9を中心に後傾する(図12)。背支持体3の後傾によって第3の揺動中心軸18が下がるので、後側連結フレーム17が下降して座支持体4を後ろ斜め下方に引っ張る。したがって、前側連結フレーム16はベース2の凸部8に対して図4に示すように後方に摺動しながら傾斜し、後側連結フレーム17は第3の揺動中心軸18を中心に後傾し、座支持体4が後方に倒れながら斜め後方に移動する。
When the seated person leans on the
また、背支持体3の後傾と座支持体4の移動によってこれらの位置関係が変化するので、第4の揺動中心軸22と座支持体4の側部4aの長孔4dとの間隔が広がり、第6の揺動中心軸21が長孔4dに案内されて前方に移動する。このため、リンク機構7の第1のリンク12と第2のリンク19との屈曲角度が変化し、下部フレーム10を前方に押し出す。即ち、リンク機構7が背もたれ下部5bを前方に屈曲させる。これにより、着座15した際に着座者の腰部が背もたれ5から離れていたとしても、着座者の腰部を背もたれ下部5bによって支持することができる。したがって、より広い範囲で背中を支えることができ、座り心地を向上させることができる。
Further, since the positional relationship thereof changes due to the backward tilt of the
ここで、人間の体は胸部よりも腰部の方が可動範囲が大きく、着座姿勢は上半身を胸椎と腰椎の境界位置から屈曲させてその下の腰部が背もたれ5から離れる姿勢になることが多い。本発明では、背もたれ下部5bの屈曲位置6の高さは着座者の胸椎と腰椎との境界位置の高さに設定されているので、着座者の上半身の屈曲に応じて背もたれ下部5bを屈曲させることができる。このため、着座者の姿勢に背もたれ5の形状がより合致するものとなり、座り心地を向上させることができる。
Here, the human body has a larger range of movement in the waist than in the chest, and the sitting posture is often such that the upper body is bent from the boundary position of the thoracic vertebra and the lumbar vertebra and the lower waist is separated from the
一方、背もたれ5に凭り掛かっていた着座者が背もたれ5に凭り掛かるのを止めて上体を起こすと、反力機構が発生する反力によって背支持体3が起立し、図1に示す状態に椅子が戻る。
On the other hand, when the seated person sitting on the
また、着座者が背もたれ5に凭り掛かっていない状態において、着座者が操作レバー28を操作しながら下部フレーム10をそのまま前方に移動させると、図13に二点鎖線で示すように、リンク機構7の第1のリンク12の長さが長くなって下部フレーム10が前方に屈曲する。即ち、背支持体3を後傾させずに背もたれ下部5bを屈曲させてその初期位置を前方に移動させることができる。このとき、第1のリンク12の長さを調節することで、背もたれ下部5bの初期位置を前後調節することができる。本実施形態では、第1のリンク12の長さを4段階に調節することができるので、背もたれ下部5bの初期位置を4段階に調節することができる。なお、操作レバー28は下部フレーム10に取り付けられているので、着座者は操作レバー28を操作しながら下部フレーム10をそのまま移動させることができる。初期位置を変化させた後、背支持体3を後傾させることで、下部フレーム10を初期位置から更に屈曲させることができる点は、上述の場合と同様である。第1のリンク12の長さを変えることで背もたれ下部5bの初期位置を変化させており、図13に示すように、第1のリンク12の長さを変えても第6の揺動中心軸21と長孔4dとの位置関係は殆ど変わらないので、背もたれ下部5bの初期位置を変えても背支持体3の後傾による背もたれ下部5bの屈曲量は殆ど変わらない。即ち、背もたれ下部5bの初期位置を変えても背支持体3を後傾させた場合の屈曲量を一定にすることができる。
When the seated person does not lean on the
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。 The above-described embodiment is an example of a preferred embodiment of the present invention, but is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、上述の説明では、テンション材14によって背もたれ5や座15を構成していたが、必ずしもこれらに限るものではなく、例えばウレタンフォーム等のクッション材を有する背もたれ5や座15であっても良い。
For example, in the above description, the
また、上述の説明では、第1のリンク12を長さ調節可能としていたが、長さ調節できるようにしなくても良い。
In the above description, the length of the
また、上述の説明では、第1のリンク12の長さを4段階に調節するようにしていたが、調節の段数は4段階に限るものではない。
In the above description, the length of the
1 脚
2 ベース
3 背支持体(背もたれフレーム)
4 座支持体(座フレーム)
5 背もたれ
5a 背もたれ上部
5b 背もたれ下部
6 屈曲位置
7 リンク機構
10 下部フレーム
12 第1のリンク
14 テンション材
15 座
19 第2のリンク
20 揺動機構
1
4 seat support (seat frame)
DESCRIPTION OF
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