JP5314638B2 - 無線通信システム及び無線基地局 - Google Patents

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本発明は、無線通信システム及び無線基地局に係り、特に、移動体無線通信技術を用いて、高速無線基地局と低速無線基地局の両者がサービスを提供している領域又は境界付近において、高速無線基地局のリソースがひっ迫した際、ユーザが所望するサービス種類を参照し、低速無線サービスへのハンドダウン処理の閾値を複数通り設定することで、高速無線サービスのリソースひっ迫を軽減させる無線通信システム及び無線基地局に関する。
既存の無線基地局に加え、さらに高速かつ大容量のサービスが提供可能となる、高速無線基地局の導入が進められている。高速無線基地局導入の初期段階においては、既存の無線基地局がサービス提供するエリアと比較し、高速無線基地局がサービス提供するエリアは小さく、高速無線システムを利用するユーザに対し、十分なリソースが確保されないことが予想される。そのため、全てのユーザに対して、要求に応じたリソースを均等に割り当てることが困難になる場合もあると予想される。
このような高速無線基地局へのリソース要求に対する割り当て方法について、例えば特許文献1、2に記載されたような技術がある。特許文献1では、QoS制御において十分なレートを確保できるよう、ハンドオフ閾値の再調整を行っている。特許文献2では、端末ごとに伝送速度が異なる無線通信システムにおいて、総トラフィック量を算出し、端末ごとにリソース割り当てを行っている。
特開2008−135938号公報(特願2006−320188号) 特開2003−18647号公報(特願2001−196274号)
背景技術の項で述べたように、高速かつ大容量のサービスが提供可能となる、高速無線基地局の導入が進められている。導入の初期段階においては、高速無線システムを利用するユーザに対し、十分なリソースが確保されないことが予想される。また、高速無線基地局と低速無線基地局の両者がサービスを提供している領域又は境界付近においては、十分なスループットを必要としないユーザに対しても一定の高速無線サービスの帯域を割り当てることで、高速無線サービスがひっ迫することがある。
本発明は、以上の点に鑑み、高速無線基地局と低速無線基地局の両者がサービスを提供している領域又は境界付近において、ユーザが所望するサービス種類に合わせた通信品質を提供し、高速無線サービスのリソースひっ迫を軽減させることを目的とする。
管理装置において、高速無線システムのリソースがひっ迫している状態を検出した場合、高速無線基地局にモード切替指示を行う。モード切替指示を受信した高速無線基地局は、予め基地局内に格納された、2通りのハンドダウン制御に必要な閾値の読み出しを行う。ハンドダウン閾値を2通り設けることにより、例えばHD(High−Definition)画像通信中のユーザなど、スループットが高い高速無線サービスを継続したいユーザに対してはハンドダウン閾値を低く設定し、高速無線サービスと低速無線サービスの切替わりが頻発しないよう、抑止する。一方、十分なスループットを必要としないベストエフォート型のユーザに対してはハンドダウン閾値を高く設定し、積極的に高速無線サービス、低速無線サービスの切替えを行うよう、制御する。
高速無線基地局は、例えば、端末からの情報を受信する無線受信部、ハンドダウン判定、端末ID抽出、モード切替などを行う制御部、端末へ情報を送信する無線送信部、ゲートウエイ装置と通信を行う有線インタフェース部を備えた無線基地局であって、制御部において、端末ID抽出を行い、ハンドダウン判定部へ端末ID情報を送信し、ハンドダウン判定部は、ハンドダウン閾値が格納されたハンドダウン閾値の記憶領域、端末における高速基地局の受信電力情報が格納された端末受信電力の記憶領域、有線インタフェース部を通して、管理装置から送信されるモード切替情報を受信するモード切替部がモード切替情報を格納する記憶領域の情報を参照し、ハンドダウン判定処理を行う。
低速無線基地局は、例えば、端末からの情報を受信する無線受信部、ハンドアップ判定、端末ID抽出、モード切替などを行う制御部、端末へ情報を送信する無線送信部、ゲートウエイ装置と通信を行う有線インタフェース部を備えた無線基地局であって、制御部において、端末ID抽出を行い、ハンドアップ判定部へ端末ID情報を送信し、ハンドアップ判定部は、ハンドアップ閾値が格納されたハンドアップ閾値の記憶領域、端末における高速基地局の受信電力情報が格納された端末受信電力の記憶領域、有線インタフェース部を通して、管理装置から送信されるモード切替情報を受信するモード切替部がモード切替情報を格納する記憶領域の情報を参照し、ハンドアップ判定処理を行う。
管理装置は、例えば、接続端末数、端末アプリデータの情報が格納された記憶領域、端末数の記憶領域を参照するモード切替判定部、端末アプリデータの記憶領域を参照する端末アプリ情報通知部、制御部、制御情報をゲートウエイ装置に送信するための有線インタフェース部を備えた管理装置であって、接続端末数を参照し、接続数が閾値を超えた場合は、配下の無線基地局に対し、アプリ種別によりハンドダウン/ハンドアップの閾値を複数設けるモードに切替指示を行う。
また、上述の高速/低速無線基地局は、管理装置から送信されるモード切替情報を基に判定処理を行う制御部を有し、モードに応じ、ハンドダウン/ハンドアップが行われる閾値を一通りもしくは二通り設け、配下の無線端末から受信した端末IDを抽出し、アプリ種類の判別を行い、アプリ種類に応じて二通りの閾値を適用することを可能とする。
本発明の第1の解決手段によると、
端末に第1無線通信サービスを提供する第1基地局と、
前記第1基地局がカバーする第1エリアと少なくとも一部がオーバーラップする第2エリアをカバーし、該第1無線通信サービスより高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを前記端末に提供可能な第2基地局と
を備え、
前記第2基地局は、
前記端末が受けるサービスを示すアプリ種類毎にハンドダウン閾値が予め記憶されるハンドダウン閾値記憶領域であり、第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドダウン閾値が記憶され、第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドダウン閾値より小さい第2ハンドダウン閾値が記憶される前記ハンドダウン閾値記憶領域と、
前記端末からの情報を受信する無線受信部と、
前記無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドダウン閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドダウン閾値を取得し、前記端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドダウン閾値を下回るとハンドダウンを実行すると判定するハンドダウン判定部と
を有し、
前記ハンドダウン判定部によりハンドダウンを実行すると判定された場合に、前記端末に提供する無線通信サービスを、前記第2基地局による第2無線通信サービスから前記第1基地局による第1無線通信サービスにする無線通信システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
端末に第1無線通信サービスを提供する第1基地局と、前記第1基地局がカバーする第1エリアと少なくとも一部がオーバーラップする第2エリアをカバーし、該第1基地局より高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを前記端末に提供可能な第2基地局と
を備えた無線通信システムにおける前記第2基地局である無線基地局であって、
前記端末が受けるサービスを示すアプリ種類毎にハンドダウン閾値が予め記憶されるハンドダウン閾値記憶領域であり、第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドダウン閾値が記憶され、第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドダウン閾値より小さい第2ハンドダウン閾値が記憶される前記ハンドダウン閾値記憶領域と、
前記端末からの情報を受信する無線受信部と、
前記無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドダウン閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドダウン閾値を取得し、前記端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドダウン閾値を下回るとハンドダウンを実行すると判定するハンドダウン判定部と
を有し、
前記ハンドダウン判定部によりハンドダウンを実行すると判定された場合に、前記端末との通信を前記第1基地局に移す前記無線基地局が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
端末に第1無線通信サービスを提供する第1基地局と、前記第1基地局がカバーする第1エリアと少なくとも一部がオーバーラップする第2エリアをカバーし、該第1基地局より高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを前記端末に提供可能な第2基地局と
を備えた無線通信システムにおける前記第1基地局である無線基地局であって、
アプリ種類毎にハンドアップ閾値が予め記憶されるハンドアップ閾値記憶領域であり、前記第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドアップ閾値が記憶され、前記第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドアップ閾値より大きい第2ハンドアップ閾値が予め記憶されるハンドアップ閾値記憶領域と、
前記端末からの情報を受信する無線受信部と、
前記無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドアップ閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドアップ閾値を取得し、前記第1基地局と通信中の前記端末から通知される該端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドアップ閾値を上回るとハンドアップを実行すると判定するハンドアップ判定部と
を有し、
前記ハンドアップ判定部によりハンドアップを実行すると判定された場合に、前記端末との通信を前記第2基地局に移す前記無線基地局が提供される。
本発明によると、高速無線基地局と低速無線基地局の両者がサービスを提供している領域又は境界付近において、ユーザが所望するサービス種類に合わせた通信品質を提供し、高速無線サービスのリソースひっ迫を軽減させることができる。
本発明を適用する移動体通信システムの構成例を説明する図である。 本発明を適用する移動体通信システムのうち、高速無線基地局の構成を説明する図である。 本発明を適用する移動体通信システムのうち、低速無線基地局の構成を説明する図である。 本発明を適用する移動体通信システムのうち、管理装置の構成を説明する図である。 本発明を適用する移動体通信システムで、基地局に格納される端末情報を示す表である。 本発明を適用する移動体通信システムで、モード切替を行うシーケンスの例を示す図である。 本発明の一実施例における、管理装置におけるモード切替判定アルゴリズムを示す図である。 本発明の一実施例における、基地局のハンドダウン判定を行うアルゴリズムを示す図である。 本発明の一実施例における、ハンドダウン制御を示すシーケンス図である。 本発明の一実施例における、ハンドアップ判定処理を行うシーケンスを示す図である。 本発明の一実施例における、基地局のハンドアップ判定を行うアルゴリズムを示す図である。 本発明の一実施例における、ハンドアップ制御を示すシーケンス図である。 本発明を適用する移動体通信システムで、高速無線サービス、低速無線サービスの比較を示す図である。 本発明の一実施例における、モード1におけるハンドダウンイメージの例を示す図である。 本発明の一実施例における、モード2におけるハンドダウンイメージの例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を例を挙げて説明する。
図1は、本発明を適用する移動体通信システムの構成例を説明する図である。
移動体通信システムは、例えば、管理装置101と、ゲートウェイ装置102と、低速無線基地局制御局103と、高速無線基地局制御局104と、低速無線基地局(第1基地局)105と、高速無線基地局(第2基地局)106とを備える。
低速無線基地局105は、低速無線基地局制御局103と通信を行い、ゲートウエイ装置102を介して管理装置101のコアネットワークに接続する。一方、高速無線基地局106は、高速無線基地局制御局104と通信を行い、ゲートウエイ装置102を介して管理装置101のコアネットワークに接続する。低速無線基地局105が、比較的低速の第1無線通信サービスを端末107に提供するのに対し、高速無線基地局106は、低速無線基地局105が提供する第1無線通信サービスより高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを端末107に提供する。
一方、移動体端末(無線端末)107が生成する情報は、移動体端末107において高周波信号に変換され、低速無線基地局105もしくは高速無線基地局106に送信される。移動体端末107から送信された無線信号は、低速無線基地局105もしくは高速無線基地局106において受信し、基地局装置の内部で信号処理によって情報が変換され、ゲートウエイ装置102を介して管理装置101に送信される。
なお、移動体通信システムは、移動体通信に限らず、無線端末を用いて無線通信を行う無線通信システムであってもよい。
高速無線基地局106がカバーするエリアと、低速無線基地局がカバーするエリア105は、オーバーラップしている。例えば、図示のように互いに隣接して一部がオーバーラップしていてもよいし、一方が他方に含まれていてもよい。なお、無線基地局は複数存在し、例えば、複数の低速無線基地局によりカバーされたエリアに、高速無線基地局のエリアが重畳してもよい。
ここで、高速無線基地局106に接続中の移動体端末107bが移動し、例えば低速無線基地局105がカバーするエリアとの境界線まで移動した際、高速無線基地局106は端末107bの受信電力情報を参照し、一定の閾値以下になった場合、高速無線基地局制御局104と通信を行い、ゲートウエイ装置102を介して管理装置101のコアネットワークにハンドダウン要求を行う。
本実施の形態におけるハンドダウンとは、例えば高速無線サービスに接続中の端末が移動することにより端末の受信電力が低くなった際、一定の通信品質を維持するため、受信電力の高い低速無線サービスに切替を行うよう制御することを示す。例えば、端末107と高速無線基地局106との通信を、低速無線基地局105との通信に移す。一方、本実施の形態におけるハンドアップとは、例えば低速無線サービスに接続中の端末が移動することにより、端末における高速無線サービスの受信電力が、一定の通信品質を維持できるだけの電力値となった際、より高速かつ大容量のサービスを提供可能な高速無線サービスに切替えを行うよう制御することを示す。例えば、端末107と低速無線基地局105との通信を、高速無線基地局106との通信に移す。
ハンドダウン要求を受信した管理装置101は、ゲートウエイ装置102を介して低速無線基地局制御局103と通信を行い、該当の低速無線基地局105に対し、ハンドダウン要求を行う。ハンドダウン要求を受信した低速無線基地局105は、ハンドダウン要求応答を管理装置101に行う。ハンドダウン要求応答を受信した管理装置101は、経路切替処理を行い、高速無線基地局106に対し、ハンドダウン要求応答を行う。
図2は、高速無線基地局のベースバンド部の構成を説明する図である。
高速無線基地局106は、端末107からの情報を受信する無線受信部201、ハンドダウン判定、端末ID(識別子)抽出、モード切替などを行う制御部209、端末107へ情報を送信する無線送信部206、及び、ゲートウエイ装置102と通信を行う有線インタフェース部210を有する。制御部209では、端末ID抽出部202が端末ID情報を抽出し、ハンドダウン判定部204へ端末ID情報を送信する。ハンドダウン判定部204は、ハンドダウン閾値が格納されたハンドダウン閾値の記憶領域203と、端末における高速基地局の受信電力情報が格納された端末受信電力の記憶領域205と、有線インタフェース部210を通して管理装置101から送信されるモード切替情報を受信するモード切替部207がモード切替情報を格納する記憶領域208との各情報を参照し、ハンドダウン判定処理を行う。
高速無線基地局106は、端末107を識別するための端末IDと、端末107が受けるサービスを示すアプリ種類情報とが対応して記憶されるアプリ種類情報の記憶領域をさらに有しても良い。
ハンドダウン閾値の記憶領域203は、端末107が受けるサービスを示すアプリ種類毎にハンドダウン閾値が予め記憶される。例えばベストエフォートサービスを示す第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドダウン閾値が記憶され、高速無線サービスを示す第2アプリ種類情報に対して第1ハンドダウン閾値より小さい第2ハンドダウン閾値が記憶される。
図3は、低速無線基地局のベースバンド部の構成を説明する図である。
低速無線基地局105は、端末107からの情報を受信する無線受信部301、ハンドアップ判定、端末ID抽出、モード切替などを行う制御部309、端末107へ情報を送信する無線送信部306、及び、ゲートウエイ装置102と通信を行う有線インタフェース部310とを有する。制御部309では、端末ID抽出部302が端末ID情報を抽出し、ハンドアップ判定部304へ端末ID情報を送信する。ハンドアップ判定部304は、ハンドアップ閾値が格納されたハンドアップ閾値の記憶領域303と、端末における高速基地局の受信電力情報が格納された端末受信電力の記憶領域305と、有線インタフェース部310を通して管理装置101から送信されるモード切替情報を受信するモード切替部307がモード切替情報を格納する記憶領域308との各情報を参照し、ハンドアップ判定処理を行う。
低速無線基地局105は、端末107を識別するための端末IDと、端末107が受けるサービスを示すアプリ種類情報とが対応して記憶されるアプリ種類情報の記憶領域をさらに有しても良い。
ハンドアップ閾値の記憶領域303は、アプリ種類毎にハンドアップ閾値が予め記憶される。例えば、ベストエフォートサービスを示す第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドアップ閾値が記憶され、高速無線サービスを示す第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドアップ閾値より大きい第2ハンドアップ閾値が記憶される。
なお、上述の各記憶領域は、適宜の記憶部に設けることもできる。
図4は、管理装置の構成を説明する図である。
管理装置101は、例えば高速無線基地局106の接続端末数の情報が格納された記憶領域401と、端末数の記憶領域401を参照するモード切替判定部402と、端末アプリデータが格納された記憶領域404と、端末アプリデータの記憶領域404を参照する端末アプリ情報通知部403と、モード切替判定部402及び端末アプリ情報通知部403から受信し制御を行う制御部405と、制御情報をゲートウエイ装置102に送信するための有線インタフェース部406と有する。
図5に、図2、3にて示した端末の受信電力情報205、305、図4にて示した端末アプリデータ404の一例を示す。
図5(a)の端末の受信電力情報は、該当の基地局に接続中の端末IDと受信電力との対応を含む。例えば、図5(a)に示す表が記憶領域205、305に記憶される。端末の受信電力は、ハンドダウン判定部204、ハンドアップ判定部304にてハンドダウン、ハンドアップ判定を行う際の閾値と比較する際に参照される。
図5(b)の端末アプリデータ情報は、該当の基地局に接続中の端末IDと、使用しているアプリ種類との対応を含む。例えば、図5(b)に示す表が記憶領域404に格納される。アプリ種類は、例えばスループットが高い高速無線サービスを継続して使用する必要のあるアプリ(アプリケーション)、十分なスループットを必要としないベストエフォート型のアプリに分けられる。アプリは、ベストエフォートサービスで提供するか、高速無線サービスで提供するかが予め定められることができる。アプリ種類は、例えば、適宜の番号、記号、文字、識別子などの形式で記憶されることができる。これらの情報は管理装置101に格納され、モード切替が行われた際に配下の高速無線基地局106、低速無線基地局105に送信される。高速無線基地局106、低速無線基地局105でも、図5(b)と同様の端末アプリデータ情報を格納することができる。
図6、7に、モード切替を行うシーケンスの例、及び、管理装置101におけるモード切替判定アルゴリズムの例を示す。
端末107が高速無線基地局106へアクセス要求を行いセッション確立すると、セッション情報が管理装置101に伝えられ、管理装置101におけるモード切替判定アルゴリズムが動作する。なお、セッションを確立する際に、管理装置101は端末107から端末IDと、アプリ種類情報とを取得し、記憶領域404に対応して記憶する。なお、端末IDとアプリ種類情報は、これ以外にも適宜のタイミングで端末107から取得することもできる。
図7を参照してモード切替判定アルゴリズムの処理を説明する。モード切替判定アルゴリズムは、セッション確立を契機に、管理装置101が管理装置内に格納されている端末情報の中から、記憶領域401の接続端末数の更新を行う(S701)。例えば、接続端末数をひとつ増加する。更新後、管理装置101は、現在のモードがハンドダウン、ハンドアップの閾値が1通りである従来のモード(モード1)となっているか判定を行う(S703)。モードの識別情報は、フラグなどの適宜の形態で管理装置101に保持されることができる。従来のモードであるモード1の場合、管理装置101は、配下の高速無線基地局106に接続されている端末数が閾値Thr1を超えているか判定を行う(S705)。閾値Thr1は、高速無線基地局106のリソースがひっ迫しているかどうかの閾値として、予め設定される。なお、高速無線基地局106に接続されている端末数は、記憶領域401に記憶されている値を用いることができる。
端末数が閾値Thr1を超えている場合は(S705)、管理装置101は、例えば高速無線基地局106のリソースがひっ迫していると判定し、ユーザのアプリ種類により2通りの閾値を設ける本実施の形態のモード2へ、モード切替処理を行う(S707)。このモード切替処理では、例えば、モード識別情報をモード2へ更新する。接続端末数が閾値Thr1を超えていない場合(S705)、処理は行わない。
一方、モード1かどうかの判定処理においてモード2となっていた場合(S703)、管理装置101は、配下の高速無線基地局106に接続されている端末数が閾値Thr2を下回っているか判定を行う(S711)。閾値Thr2は、配下の高速無線基地局106に接続されている端末数が減少し、高速無線基地局106のリソースが十分に確保されたことを示す閾値として予め設定される。端末数が閾値Thr2を下回っていた場合(S711)、管理装置101は、例えば高速無線基地局106のリソースが十分に確保されたと判定し、従来のモード1へ切替処理を行う(S713)。接続端末数がThr2を下回っていない場合(S711)、処理は行わない。なお、管理装置101におけるモード切替判定においてモード切替が行われた場合、配下の高速無線基地局106に対し、モード切替指示を行う。なお、モード2を使用し、モードの切替を行わないようにしてもよい。
図6に戻り、モード切替指示を受信した高速無線基地局106は、制御部209においてモード切替を行い、管理装置101にモード情報通知を行う。例えば、モード切替部207が、記憶領域208のモード切替情報を更新する。なお、モード切替指示に切替後のモード識別情報が含まれ、モード切替部207が切替後のモード識別情報を記憶領域208に記憶してもよいし、モード切替指示の受信により、モードを1から2へ、又は、2から1へ順次変更するようにしてもよい。モード情報通知を受信した管理装置101は、配下の高速無線基地局106に対し、端末アプリ情報通知を行う。例えば、管理装置101は、記憶領域404に記憶された端末アプリデータを含む端末アプリ情報通知を、高速無線基地局106に送信する。端末アプリ情報通知を受信した高速無線基地局106は、端末アプリデータを記憶し、端末アプリ情報応答を管理装置101に送信する。高速無線基地局106は、接続中の端末107から受信した受信電力、端末ID情報及び、管理装置101から受信したモード切替指示、端末アプリ情報を基に、ハンドダウン判定処理を行う。なお、ハンドダウン判定処理は、端末とのセッション確立時以外にも定期的に行うこともできる。
図8に、高速無線基地局106におけるハンドダウン判定アルゴリズムを示す。初めに、高速無線基地局106は、管理装置101から送信され、記憶されたモード切替情報を基に、モードの判定を行う(S801)。従来のモードであるモード1だった場合、図14に示す通り、全ての端末107に対し、ハンドダウンが行われる閾値、ハンドアップが行われる閾値は一つずつ設定される(図14の閾値1、2)。高速無線基地局106は制御部209に格納されている端末107における受信電力205を参照し、その値が閾値2を下回っていた場合(S803)、低速無線サービスへハンドダウン処理を行う(S805)。高速無線基地局106は、閾値2を下回っていない場合は(S803)、高速無線サービスを維持し続ける(S807)。
モード切替情報の判定時において、モード2となっていた場合(S801)、高速無線基地局106は、配下の無線端末107から受信した情報から端末IDを抽出し(S809)、アプリ種類の判別を行う(S811)。例えば、高速無線基地局106は、記憶された端末アプリデータを参照し、抽出された端末IDに対応するアプリ種別を取得する。高速無線基地局106は、アプリ種類が、スループットが高い高速無線サービスを継続して使用する必要のあるアプリ1だった場合(S811)、ハンドダウン閾値2bを適用する。高速無線基地局106は、記憶領域205に記憶された受信電力205が、ハンドダウン閾値2bを下回っていた場合(S813)、低速無線サービスへのハンドダウン処理を行い(S815)、一方、受信電力205が、ハンドダウン閾値2bを下回っていない場合(S813)、高速無線サービスを維持する(S817)。
一方、高速無線基地局106は、アプリ種類が、十分なスループットを必要としないベストエフォート型のアプリ2だった場合(S811)、ハンドダウン閾値2aを適用する。高速無線基地局106は、記憶領域205に記憶された受信電力205が、ハンドダウン閾値2aを下回っていた場合(S819)、低速無線サービスへのハンドダウン処理を行い(S821)、一方、受信電力205が、ハンドダウン閾値2aを下回っていない場合(S821)、高速無線サービスを維持する(S823)。
図15に、ハンドダウン閾値2a、2bの設定例を示す。ベストエフォート型のアプリ2を使用している端末107に対し、アプリ1に対し設定される閾値2bよりも受信電力が高い閾値2aを設定する。なお、従来のモードであるモード1で用いられる閾値2は、閾値2bと同じでもよい。ベストエフォート型のアプリ2を使用している端末は、高速無線サービス維持型のアプリ1を使用している端末よりも早くハンドダウン処理が行われる。この処理により、高速無線基地局106のリソースがひっ迫している場合において、リソースを確保することが可能となる。
図6においてハンドダウン制御が行われた場合のハンドダウンシーケンスの実施例を図9に示す。図8における、低速無線サービスへのハンドダウン処理(S805、S815、S821)に相当する。
高速無線基地局106と通信中の無線端末107に対し、低速無線基地局105へのハンドダウン処理を行う場合、高速無線基地局106は管理装置101に対し、ハンドダウン要求を送信する。ハンドダウン要求を受信した管理装置101は、低速無線基地局105に対しハンドダウン要求を送信する。ハンドダウン要求を受信した低速無線基地局105は、ハンドダウン要求応答を管理装置101に送信する。なお、管理装置101は、ハンドダウン要求に端末107の端末アプリデータを含めて低速無線基地局105に送信するようにしてもよい。低速無線基地局105は、端末アプリデータを適宜記憶する。また、ハンドダウン要求の送信先は、例えば、端末107が受信する受信電力が一番大きい低速無線基地局105、又は、受信電力が予め定められた閾値よりも大きい低速無線基地局105のうちの適宜のひとつなどを選択することができる。この選択は、高速無線基地局106で行っても良いし、受信電力を高速無線基地局106から管理装置101へ通知して管理装置101で行っても良い。
ハンドダウン要求応答を受信した管理装置101は、ゲートウエイ装置102との間で経路切替処理を行う。経路切替処理完了後、ハンドダウン要求応答を高速無線基地局106に送信し、ハンドダウン処理が完了する。ハンドダウン処理後、端末107は、低速無線基地局105と通信する。
図10〜12に、それぞれハンドアップ判定処理が行われるシーケンス、低速無線基地局105におけるハンドアップ判定アルゴリズム、ハンドアップ処理が行われた場合のハンドアップシーケンスの例を示す。
図10において、低速無線基地局105と通信中の無線端末107は、高速無線基地局106へのハンドアップが可能な領域又は境界線付近にいる場合、高速無線基地局106から高速無線基地局パイロット情報を受信する。無線端末107は、受信したパイロット情報を基に、高速無線基地局106からの受信電力、端末ID情報を通信中の低速無線基地局105へ送信する。これらの情報を受信した低速無線基地局105は、ハンドアップ判定処理を行う。
図11を参照してハンドアップ判定処理のアルゴリズムを説明する。
初めに、低速無線基地局105は、管理装置101から送信され、記憶領域306に記憶されたモード切替情報を基に、モードの判定を行う(S1101)。従来のモードである1だった場合、図14に示す通り、全ての端末に対し、ハンドダウンが行われる閾値、ハンドアップが行われる閾値は一つずつ設定される。低速無線基地局105は、制御部309に格納されている、端末における高速無線基地局の受信電力305を参照し、その値が閾値1を上回っていた場合(S1103)、高速無線サービスへハンドアップ処理を行う(S1105)。なお、端末107における高速無線基地局106からの受信電力は、端末107から低速無線基地局105に通知される情報に含まれ、無線受信部301が適宜記憶領域305に記憶することができる。一方、閾値1を上回っていない場合は(S1103)、低速無線基地局105は、低速無線サービスを維持し続ける(S1107)。
モード切替情報判定時において、モード2となっていた場合(S1101)、低速無線基地局105は、配下の無線端末107から受信した情報から端末IDを抽出し(S1109)、アプリ種類の判別を行う(S1111)。例えば、低速無線基地局105は、記憶された端末アプリデータを参照し、抽出された端末IDに対応するアプリ種類を取得する。アプリ種類が、スループットが高い高速無線サービスを継続して使用する必要のあるアプリ1だった場合(S1111)、低速無線基地局105は、ハンドアップ閾値1bを適用する。低速無線基地局105は、記憶された受信電力305が、ハンドアップ閾値1bを上回っていた場合(S1113)、高速無線サービスへのハンドアップ処理を行い(S1115)、一方、受信電力305が、ハンドアップ閾値1bを上回っていない場合(S1113)、低速無線サービスを維持する(S1117)。一方、アプリ種類が、十分なスループットを必要としないベストエフォート型のアプリ2だった場合(S1111)、低速無線基地局105は、ハンドアップ閾値1aを適用する。低速無線基地局105は、記憶された受信電力305が、ハンドアップ閾値1aを上回っていた場合(S1119)、高速無線サービスへのハンドアップ処理を行い(S1121)、一方、受信電力305が、ハンドアップ閾値1aを上回っていない場合(S1121)、低速無線サービスを維持する(S1123)。
図15に、ハンドアップ閾値1a、1bの設定例を示す。ハンドアップ閾値を1b>1aと設定することにより、従来例及び、高速無線サービス維持型のアプリ1を使用している端末は、高速無線システムの受信電力が十分に高いエリアに移動するまでは、ハンドアップ処理は行われないのに対し、ベストエフォート型のアプリ2を使用している端末については、高速無線基地局106からの受信電力がある程度の値に達した時点で、ハンドアップ処理が行われる。なお、モード1における閾値1は、閾値1bと同じでもよい。
図12に、図10においてハンドアップ制御が行われた場合のハンドアップシーケンスの例を示す。図11における、高速無線サービスへのハンドアップ処理(S1105、S1115、S1121)に相当する。
低速無線基地局105と通信中の無線端末107に対し、高速無線基地局106へのハンドアップ処理を行う場合、低速無線基地局105は管理装置101に対し、ハンドアップ要求を行う。ハンドアップ要求を受信した管理装置101は、高速無線基地局106に対しハンドアップ要求を行う。ハンドアップ要求を受信した高速無線基地局106は、ハンドアップ要求応答を管理装置101に送信する。ハンドアップ要求応答を受信した管理装置101は、ゲートウエイ装置間で経路切替処理を行う。経路切替処理完了後、ハンドアップ要求応答を低速無線基地局105に送信し、ハンドアップ処理が完了する。なお、ハンドアップ要求の送信先、端末アプリデータの送信については、上述のハンドダウン要求の場合と同様であるので説明を省略する。
図13は、本実施の形態の特徴のひとつとなる、高速無線/低速無線システムにおけるユーザ種別を比較する図である。
高速無線基地局106を含む高速無線システムは、低速無線基地局105を含む低速無線システムと比較し、より高いスループットを提供することが可能となっている。user aは、ベストエフォート型のアプリ2を使用しているユーザであり、高速無線基地局106からの受信電力に応じて、高速無線システムと低速無線システムの切替え制御が積極的に行われる(図13の破線参照)。user bは、高速無線サービス維持型のアプリ1を使用しているユーザであり、高速無線システムに可能な限り留まるよう制御が行われる(図13の実線参照)。
図14は、従来例であるモード1におけるハンドダウンイメージの例を示す図である。
無線端末107がC地点からA地点まで移動し、高速無線システムからの受信電力が閾値2を下回ると、低速無線システムへハンドダウン処理が行われる。一方、無線端末107がA地点からC地点まで移動する途中に、B地点において高速無線システムの受信電力が閾値1を上回ると、高速無線システムへハンドアップ処理が行われる。
図15は、本実施の形態の特徴のひとつとなる、モード2におけるハンドダウンイメージの例を示す図である。
先にも述べた通り、端末107が使用しているアプリ種類により、ハンドダウン、ハンドアップの閾値を2通り設けて制御を行う。高速無線サービス維持型のアプリ1を使用しているユーザに対してハンドダウンが行われる地点をA、ハンドアップが行われる地点をB、AB間の距離をd1とする。ベストエフォート型のアプリ2を使用しているユーザに対してハンドダウンが行われる地点をA’、ハンドアップが行われる地点をB’、A’B’間の距離をd2とする。この時、d1>d2となるよう閾値を設定することにより、ベストエフォート型のアプリ2を使用しているユーザに対し、積極的に高速無線システムと低速無線システムの切替え制御を行う。これにより、高速無線システムのリソースがひっ迫した場合において、高速無線サービス維持型のアプリ1を使用しているユーザに対して十分なリソースを割り当てることが可能となる。
なお、上述の例は、ハンドダウンとハンドアップのそれぞれについて2通りの閾値を有する場合を説明したが、閾値はそれぞれ3通り以上有しても良い。
以上の構成、処理によって、上述の課題は解決される。
本発明は、例えば、高速無線基地局と低速無線基地局の両者がサービスを提供する無線通信システムに利用可能である。
101・・管理装置
102・・ゲートウエイ装置
103・・低速無線基地局制御局
104・・高速無線基地局制御局
105・・低速無線基地局
106・・高速無線基地局
107a、b・・端末
201・・無線受信部
202・・端末ID抽出
203・・ハンドダウン閾値記憶領域
204・・ハンドダウン判定部
205・・端末における高速無線基地局の受信電力記憶領域
206・・無線送信部
207・・モード切替
208・・モード切替情報記憶領域
209・・制御部
210・・有線インタフェース
301・・無線受信部
302・・端末ID抽出
303・・ハンドアップ閾値記憶領域
304・・ハンドアップ判定部
305・・端末における高速無線基地局の受信電力記憶領域
306・・無線送信部
307・・モード切替
308・・モード切替情報記憶領域
309・・制御部
310・・有線インタフェース
401・・端末数記憶領域
402・・モード切替判定
403・・端末アプリ情報通知
404・・端末アプリデータ記憶領域
405・・制御部
406・・有線インタフェース

Claims (10)

  1. 端末に第1無線通信サービスを提供する第1基地局と、
    前記第1基地局がカバーする第1エリアと少なくとも一部がオーバーラップする第2エリアをカバーし、該第1無線通信サービスより高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを前記端末に提供可能な第2基地局と
    を備え、
    前記第2基地局は、
    前記端末が受けるサービスを示すアプリ種類毎にハンドダウン閾値が予め記憶されるハンドダウン閾値記憶領域であり、第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドダウン閾値が記憶され、第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドダウン閾値より小さい第2ハンドダウン閾値が記憶される前記ハンドダウン閾値記憶領域と、
    前記端末からの情報を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドダウン閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドダウン閾値を取得し、前記端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドダウン閾値を下回るとハンドダウンを実行すると判定するハンドダウン判定部と
    を有し、
    前記ハンドダウン判定部によりハンドダウンを実行すると判定された場合に、前記端末に提供する無線通信サービスを、前記第2基地局による第2無線通信サービスから前記第1基地局による第1無線通信サービスにする無線通信システム。
  2. 前記第1基地局は、
    アプリ種類毎にハンドアップ閾値が予め記憶されるハンドアップ閾値記憶領域であり、前記第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドアップ閾値が記憶され、前記第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドアップ閾値より大きい第2ハンドアップ閾値が記憶されるハンドアップ閾値記憶領域と、
    前記端末からの情報を受信する第2無線受信部と、
    前記第2無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドアップ閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドアップ閾値を取得し、前記第1基地局と通信中の前記端末から通知される該端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドアップ閾値を上回るとハンドアップを実行すると判定する第2ハンドアップ判定部と
    を有し、
    前記第2ハンドアップ判定部によりハンドアップを実行すると判定された場合に、前記端末に提供する無線通信サービスを、前記第1基地局による第1無線通信サービスから前記第2基地局による第2無線通信サービスにする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1アプリ種類情報は、ベストエフォートサービスを示し、又は、ベストエフォートサービスで提供すると予め定められたアプリケーションを示し、
    前記第2アプリ種類情報は、高速無線サービスを示し、又は、高速無線サービスで提供すると予め定められたアプリケーションを示す請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2基地局は、
    前記端末を識別するための端末識別子と、該端末が受けるサービスを示すアプリ種類情報とが対応して記憶されるアプリ種類情報記憶領域と、
    前記無線受信部で受信された情報から端末識別子を抽出する抽出部と
    をさらに備え、
    前記ハンドダウン判定部は、前記アプリ種類情報記憶領域を参照して、前記抽出部で抽出された端末識別子に対応するアプリ種類情報を特定する請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1基地局は、
    前記端末を識別するための端末識別子と、該端末が受けるサービスを示すアプリ種類情報とが対応して記憶される第2アプリ種類情報記憶領域と、
    前記第2無線受信部で受信された情報から端末識別子を抽出する第2抽出部と、
    をさらに備え、
    前記第2ハンドアップ判定部は、前記第2アプリ種類情報記憶領域を参照して、前記第2抽出部で抽出された端末識別子に対応するアプリ種類情報を特定する請求項2に記載の無線通信システム。
  6. 前記第2基地局は、前記端末における前記第2基地局からの受信電力情報が格納される第1端末受信電力記憶領域をさらに有し、
    前記第1基地局は、前記第1基地局と通信中の前記端末から通知される、該端末における前記第2基地局からの受信電力情報が格納される第2端末受信電力記憶領域をさらに有する請求項2に記載の無線通信システム。
  7. 前記端末を識別するための端末識別子と、該端末が受けるサービスを示すアプリ種類情報とが対応して記憶される記憶領域を有し、前記第1又は第2基地局へ該端末識別子と該アプリ種類情報とを通知する管理装置
    をさらに備えた請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記第2基地局に接続する端末数を記憶する端末数記憶領域と、
    前記端末数記憶領域に記憶された端末数と予め定められたモード切替閾値とを比較して、アプリ種類情報に関わらず予め定められたひとつのハンドダウン閾値とひとつのハンドアップ閾値を用いる第1モードと、アプリ種類情報に対応する前記第1及び第2のハンドダウン閾値と前記第1及び第2のハンドアップ閾値とを用いる第2モードとを切替えるモード切替判定部と
    を有する管理装置
    をさらに備えた請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 端末に第1無線通信サービスを提供する第1基地局と、前記第1基地局がカバーする第1エリアと少なくとも一部がオーバーラップする第2エリアをカバーし、該第1基地局より高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを前記端末に提供可能な第2基地局と
    を備えた無線通信システムにおける前記第2基地局である無線基地局であって、
    前記端末が受けるサービスを示すアプリ種類毎にハンドダウン閾値が予め記憶されるハンドダウン閾値記憶領域であり、第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドダウン閾値が記憶され、第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドダウン閾値より小さい第2ハンドダウン閾値が記憶される前記ハンドダウン閾値記憶領域と、
    前記端末からの情報を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドダウン閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドダウン閾値を取得し、前記端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドダウン閾値を下回るとハンドダウンを実行すると判定するハンドダウン判定部と
    を有し、
    前記ハンドダウン判定部によりハンドダウンを実行すると判定された場合に、前記端末との通信を前記第1基地局に移す前記無線基地局。
  10. 端末に第1無線通信サービスを提供する第1基地局と、前記第1基地局がカバーする第1エリアと少なくとも一部がオーバーラップする第2エリアをカバーし、該第1基地局より高速及び/又は大容量の第2無線通信サービスを前記端末に提供可能な第2基地局と
    を備えた無線通信システムにおける前記第1基地局である無線基地局であって、
    アプリ種類毎にハンドアップ閾値が予め記憶されるハンドアップ閾値記憶領域であり、前記第1アプリ種類情報に対応して第1ハンドアップ閾値が記憶され、前記第2アプリ種類情報に対して該第1ハンドアップ閾値より大きい第2ハンドアップ閾値が予め記憶されるハンドアップ閾値記憶領域と、
    前記端末からの情報を受信する無線受信部と、
    前記無線受信部で受信された情報から該端末のアプリ種類情報を特定し、前記ハンドアップ閾値記憶領域を参照して該アプリ種類情報に対応する第1又は第2ハンドアップ閾値を取得し、前記第1基地局と通信中の前記端末から通知される該端末における前記第2基地局からの受信電力情報が、取得された第1又は第2ハンドアップ閾値を上回るとハンドアップを実行すると判定するハンドアップ判定部と
    を有し、
    前記ハンドアップ判定部によりハンドアップを実行すると判定された場合に、前記端末との通信を前記第2基地局に移す前記無線基地局。
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