JP5314093B2 - 照明装置、前照灯および移動体 - Google Patents

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Description

この発明は、照明装置、前照灯および移動体に関し、特に、レーザ光を出射するレーザ発生器を用いた照明装置、前照灯および移動体に関する。
従来、レーザ光を出射するレーザ発生器を用いた照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、レーザ光源として機能する紫外線LD素子(レーザ発生器)と、紫外線LD素子から出射したレーザ光を可視光に変換する蛍光体(蛍光部材)と、蛍光体から出射した可視光を反射する反射鏡(投光部材)とを備えた光源装置(照明装置)が開示されている。
この光源装置では、蛍光体から出射した可視光を反射する反射鏡を設けることによって、光源装置の前方の所定領域が照明される。
特開2003−295319号公報
ところで、自動車(移動体)の前照灯(照明装置)は、自動車の走行状態に応じて、照明方向が変更される場合がある。例えば、AFS(Adaptive Front−Lighting System)と呼ばれる技術を用いて、前照灯の照明方向を、自動車の進行方向を向くように変更する場合がある。
しかしながら、上記特許文献1の光源装置を自動車の前照灯に適用する場合、光源装置の照明方向を変更するためには、反射鏡(投光部材)の向きを変更する必要がある。このため、反射鏡の向きを変更するための部材が必要となるので、前照灯全体が大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、大型化するのを抑制しながら、照明方向を変更することが可能な照明装置、前照灯および移動体を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による照明装置は、レーザ光を出射するレーザ発生器と、レーザ発生器から出射したレーザ光が照射され、光を出射する発光部材と、発光部材のレーザ光が照射される被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる照射位置変更部と、発光部材から出射した光を投光する投光部材とを備える。
この第1の局面による照明装置では、上記のように、発光部材のレーザ光が照射される被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる照射位置変更部を設ける。これにより、照射位置変更部により、発光部材の被照射位置を変更するだけで、照明装置の照明方向(照明装置から外部に出射する光の方向)を変更することができる。このため、照明装置の照明方向を変更するために、投光部材の向きを変更するための部材を設ける必要がないので、照明装置全体が大型化するのを抑制することができる。
なお、被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる、とは、レーザ光による被照射位置を走査(スキャン)し続けることではなく、被照射位置を所望の位置に移動させて、移動先で実質的に静止させることを意図する。実質的に静止させるとは、移動先にて移動範囲よりも狭い範囲で被照射位置を揺動する状態を含む。また、被照射位置が移動先にて一瞬静止した後に戻ってくる動作なども、被照射位置を所望の位置に移動させて、移動先で実質的に静止させたと言える。
また、発光部材の被照射位置を変更するには、レーザ光の進行方向を変更するだけでよいので、照射位置変更部を小型化することが可能である。
また、第1の局面による照明装置では、上記のように、レーザ発生器を用いることによって、発光部材のレーザ光が照射される被照射領域を、容易に狭く(小さく)することができる。これにより、レーザ光の進行方向を変更することにより、容易に、発光部材の被照射位置を変更(移動)することができる。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、投光部材は、発光部材から出射した光を反射する反射面を有する第1反射鏡を含む。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、投光部材は、発光部材から出射した光を制御する投光レンズを含む。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、発光部材は、蛍光部材を含む。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、好ましくは、発光部材は、反射面の深さ方向と交差する所定の方向に広がるように形成されており、発光部材の被照射位置は、照射位置変更部により、少なくとも所定の方向に変更される。このように構成すれば、発光部材の被照射位置を変更することにより、容易に、照明装置の照明方向を変更することができる。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、好ましくは、反射面は、焦点を有する形状に形成されており、発光部材は、反射面の焦点を含む領域、または、反射面の焦点の近傍に配置されている。このように構成すれば、発光部材の被照射位置を、例えば、反射面の焦点(または焦点の近傍)から焦点とは異なる位置に変更(移動)することにより、容易に、照明装置の照明方向を変更することができる。
また、発光部材の被照射位置を反射面の焦点に位置させれば、照明装置から外部に出射する光(照明光)を、容易に、例えば平行光にしたり集光することができる。
上記発光部材が、反射面の焦点を含む領域、または、反射面の焦点の近傍に配置されている照明装置において、好ましくは、照射位置変更部は、反射面の焦点から発光部材の被照射位置までの距離が変化するように、発光部材の被照射位置を変更する。このように構成すれば、照明装置の照明方向を、容易に変更することができる。
上記発光部材が、反射面の焦点を含む領域、または、反射面の焦点の近傍に配置されている照明装置において、好ましくは、反射面は、放物面および楕円面の一方の少なくとも一部を含むように形成されている。このように構成すれば、発光部材の被照射位置を反射面の焦点に位置させることにより、照明装置から出射する光(照明光)を、容易に、平行光にしたり、集光することができる。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、レーザ発生器から出射したレーザ光を発光部材に導く導光部材をさらに備え、照射位置変更部は、導光部材の角度を変更することにより、発光部材の被照射位置を変更する。このように構成すれば、導光部材の角度を変更することにより、容易に、照明装置の照明方向を変更することができる。
なお、発光部材の被照射位置を変更するには、例えばレンズなどの導光部材の角度を変更するだけでよいので、照射位置変更部を、容易に小型化することができる。
上記導光部材を備える照明装置において、好ましくは、導光部材は、レーザ光を透過するレンズ、および、レーザ光を反射する第2反射鏡の少なくとも一方を含む。このように構成すれば、発光部材の被照射位置を変更するには、レンズまたは第2反射鏡の角度を変更するだけでよいので、照射位置変更部を、十分に小型化することができる。
上記導光部材がレンズを含む照明装置において、好ましくは、導光部材は、レーザ発生器から出射したレーザ光を平行光にするコリメートレンズを含む。このように構成すれば、発光部材の被照射領域を、容易に狭く(小さく)することができる。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、好ましくは、反射面は、焦点および頂点を有する形状に形成されており、反射面の焦点は、反射面の頂点の近傍に位置しており、発光部材は、反射面の頂点の近傍に配置されている。このように構成すれば、第1反射鏡で反射された光の外部に出射する方向を、容易に、一方側に変更することができる。
また、反射面の焦点を反射面の頂点の近傍に位置させることによって、反射面を、頂点(焦点)位置が深く、かつ、開口部(照明光を外部に出射する部分)の径が小さい深穴形状に形成することができる。これにより、発光部材から出射した光の大部分を、反射面で反射させた後に外部に出射させることができる。その結果、発光部材から出射した大部分の光の、外部に出射する方向(照明方向)を、制御することができる。また、第1反射鏡を介さずに外部に出射する光の広がり角が大きくなるのを、抑制することができる。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、好ましくは、発光部材は、第1反射鏡の内部と外部との境界に配置されている。このように構成すれば、第1反射鏡で反射された光の外部に出射する方向を、容易に、一方側に変更することができる。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、好ましくは、発光部材は、反射面の深さ方向に広がるように形成されており、発光部材の被照射位置は、照射位置変更部により、少なくとも深さ方向に変更される。このように構成すれば、発光部材の被照射位置を変更することにより、容易に、照明装置の照明方向を変更することができる。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、発光部材が取り付けられる保持面を有する保持部材をさらに備え、反射面は、放物面および楕円面の一方を、焦点と頂点とを結ぶ軸に交差する面で分割した形状に形成されており、保持部材の保持面は、焦点と頂点とを結ぶ軸に交差する所定の方向に広がるように形成されていてもよい。
この場合、好ましくは、保持部材は、発光部材から出射した光を透過する機能を有する。このように構成すれば、保持部材を透過した光を、照明光として利用することができる。
上記投光部材が第1反射鏡を含む照明装置において、好ましくは、発光部材が取り付けられる保持面を有する保持部材をさらに備え、反射面は、放物面および楕円面の一方を、焦点と頂点とを結ぶ軸に交差する面で分割し、かつ、焦点と頂点とを結ぶ軸に平行な面で分割した形状に形成されており、保持部材の保持面は、焦点と頂点とを結ぶ軸の延びる方向に広がるように形成されている。このように構成すれば、第1反射鏡および照明装置を小型化することができる。
この場合、好ましくは、保持部材は、金属製である。このように構成すれば、発光部材で発生する熱を、保持部材に放熱させることができるので、発光部材が高温になるのを抑制することができる。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、レーザ発生器の出力を調整する出力調整部をさらに備え、出力調整部は、発光部材の被照射位置の変更に同期して、レーザ発生器の出力を調整する機能を有する。このように構成すれば、照明領域(照明装置が照明する領域)の照度を制御することができるので、照明領域が暗く(または明るく)なり過ぎるのを抑制することができる。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、発光部材のレーザ光が照射される被照射領域の面積を変更するための照射面積変更部をさらに備える。このように構成すれば、照明装置の照明領域の面積も、変更することができる。
上記第1の局面による照明装置において、好ましくは、レーザ発生器は、半導体レーザ素子を含む。このように構成すれば、照明装置を容易に小型化することができる。
この発明の第2の局面による前照灯は、上記の構成の照明装置を備える。このように構成すれば、大型化するのを抑制しながら、照明方向を変更することが可能な前照灯を得ることができる。
この発明の第3の局面による移動体は、上記の構成の前照灯を備える。このように構成すれば、大型化するのを抑制しながら、照明方向を変更することが可能な移動体を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、大型化するのを抑制しながら、照明方向を変更することが可能な照明装置、前照灯および移動体を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態による前照灯を備えた自動車の全体構成を概略的に示した平面図である。 図1に示したコリメートレンズを透過するレーザ光を説明するための平面図である。 図1に示した反射鏡および蛍光部材の構造を上方から見た断面図である。 図1に示した反射鏡および蛍光部材の構造を示した正面図である。 図1に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図1に示した反射鏡および蛍光部材の構造を示した正面図である。 図1に示した前照灯の照明方向を説明するための平面図である。 図1に示した前照灯の照明領域を説明するための平面図である。 図1に示したコリメートレンズを透過するレーザ光を説明するための平面図である。 図1に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図1に示した前照灯の照明方向を説明するための平面図である。 図1に示した前照灯の照明領域を説明するための平面図である。 本発明の第2実施形態による前照灯を備えた自動車の全体構成を概略的に示した側面図である。 図13に示した反射鏡および蛍光部材の構造を上方から見た断面図である。 図13に示した反射鏡および蛍光部材の構造を示した正面図である。 図13に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図13に示した前照灯の照明方向を説明するための平面図である。 図13に示した前照灯の照明領域を説明するための平面図である。 図13に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図13に示した前照灯の照明方向を説明するための平面図である。 図13に示した前照灯の照明領域を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態による前照灯の反射鏡および蛍光部材の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第4実施形態による前照灯の反射鏡および蛍光部材の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第5実施形態による前照灯の反射鏡および蛍光部材の構造を側方から見た断面図である。 図24に示した反射鏡および蛍光部材の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第6実施形態による前照灯の反射鏡および蛍光部材の構造を側方から見た断面図である。 図26に示した反射鏡および蛍光部材の構造を上方から見た断面図である。 図26に示した反射鏡の反射面で反射される光を側方から見た断面図である。 図26に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図26に示した反射鏡の反射面で反射される光を側方から見た断面図である。 図26に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 本発明の第7実施形態による前照灯を備えた自動車の全体構成を概略的に示した側面図である。 図32に示した反射鏡および蛍光部材の構造を示した正面図である。 図32に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図32に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 図32に示したコリメートレンズを透過するレーザ光を説明するための平面図である。 図32に示したコリメートレンズを透過するレーザ光を説明するための平面図である。 図32に示した反射鏡および蛍光部材の構造を示した正面図である。 図32に示した反射鏡の反射面で反射される光を上方から見た断面図である。 本発明の第1変形例による前照灯の反射鏡および保持部材の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第2変形例による前照灯の反射鏡の構造を側方から見た断面図である。 本発明の第3変形例による前照灯の蛍光部材周辺の構造を上方から見た断面図である。 図42に示した反射鏡および蛍光部材の構造を示した正面図である。 本発明の第4変形例による前照灯の蛍光部材周辺の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第5変形例による前照灯の蛍光部材周辺の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第6変形例による前照灯の構造を上方から見た断面図である。 本発明の第7変形例による前照灯の構造を上方から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、断面図であってもハッチングを施さない場合や、断面図でなくてもハッチングを施す場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態による前照灯2を備えた自動車1の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による自動車1は、図1に示すように、夜間走行時などに走行方向の前方を照明する前照灯2と、ハンドルや車輪(図示せず)などから自動車1の舵角を検出する舵角検出器3とを備えている。なお、自動車1は、本発明の「移動体」の一例であり、前照灯2は、本発明の「照明装置」の一例である。
前照灯2は、レーザ光源として機能する複数(例えば10個)の半導体レーザ素子11と、半導体レーザ素子11の出力を調整する出力調整部12と、半導体レーザ素子11のレーザ光出射側に配置され、レーザ光を導光する導光部材20と、半導体レーザ素子11および導光部材20の間に配置された集光レンズ13と、導光部材20により導光されたレーザ光が照射される蛍光部材14と、蛍光部材14を保持する保持部材15と、蛍光部材14から出射した光を前方に反射する凹状の反射面31を有する反射鏡30とを含んでいる。なお、半導体レーザ素子11は、本発明の「レーザ発生器」の一例であり、蛍光部材14は、本発明の「発光部材」の一例である。また、反射鏡30は、本発明の「投光部材」および「第1反射鏡」の一例である。
前照灯2は、例えば、自動車1の左右の前端部に1つずつ設けられている。
半導体レーザ素子11は、コヒーレンス性を有するレーザ光を出射する機能を有する。また、各半導体レーザ素子11は、例えば約5.6mmの直径を有するパッケージに収容されている。また、半導体レーザ素子11は、例えば、約445nmに中心波長を有する青色のレーザ光を出射するように構成されている。また、各半導体レーザ素子11は、CW(Continuous Wave)駆動で、約1W以上の高出力が得られるように構成されている。
出力調整部12は、半導体レーザ素子11に供給する電力を調整し、半導体レーザ素子11から出射するレーザ光の出力を調整するように構成されている。なお、出力調整部12は、前照灯2全体を制御する制御部(図示せず)に接続され、制御部からの制御信号に基づいて、半導体レーザ素子11に供給する電力を調整するように構成されていてもよい。
また、出力調整部12は、後述するように、蛍光部材14のレーザ光が照射される被照射位置の変更に同期して、半導体レーザ素子11の出力を調整する機能を有する。
集光レンズ13は、半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を集光し、導光部材20の光ファイバ21に入射させる機能を有する。
導光部材20は、集光レンズ13に対向配置された複数の光ファイバ21と、光ファイバ21のレーザ光出射面に対向配置されたコリメートレンズ22と、コリメートレンズ22を透過したレーザ光の光路上に配置された反射鏡23とによって構成されている。なお、コリメートレンズ22は、本発明の「レンズ」および「コリメートレンズ」の一例である。
各光ファイバ21は、例えば約125μmの直径を有するコア部と、コア部の外周面を覆うクラッド部とによって形成されている。また、複数の光ファイバ21のレーザ光出射面側の部分は、束ねられている。
コリメートレンズ22は、例えば約6mmの直径を有する。また、コリメートレンズ22は、図2に示すように、光ファイバ21から出射したレーザ光を平行光にして透過する機能を有する。また、コリメートレンズ22は、図1に示すように、アクチュエータ16により、左右方向(α1方向およびα2方向)に所定の角度範囲で回動するように形成されている。なお、アクチュエータ16は、本発明の「照射位置変更部」の一例である。
このアクチュエータ16は、舵角検出器3に電気的に接続されており、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、光ファイバ21の軸方向に対するコリメートレンズ22の角度を調整する機能を有する。なお、アクチュエータ16と舵角検出器3との間に、前照灯2全体を制御する制御部(図示せず)を設け、制御部を、舵角検出器3からの検出信号に基づいて、アクチュエータ16に制御信号を出力するように、構成してもよい。
また、第1実施形態では、アクチュエータ16は、後述するように、反射鏡30の反射面31の焦点F1(図3参照)から蛍光部材14のレーザ光が照射される被照射位置までの距離が変化するように、蛍光部材14の被照射位置を水平方向(X方向)に移動(変更)させ、かつ、移動後に停止させる機能を有する。X方向は、本発明の「所定の方向」の一例である。
なお、被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる、とは、レーザ光による被照射位置を走査(スキャン)し続けることではなく、被照射位置を所望の位置に移動させて、移動先で実質的に静止させることを意図する。実質的に静止させるとは、移動先にて移動範囲よりも狭い範囲で被照射位置を揺動する状態を含む。また、被照射位置が移動先にて一瞬静止した後に戻ってくる動作なども、被照射位置を所望の位置に移動させて、移動先で実質的に静止させたと言える。
反射鏡23は、コリメートレンズ22からのレーザ光を蛍光部材14に向かって反射させる機能を有する。
また、第1実施形態では、反射鏡23は、蛍光部材14よりも前側(反射鏡30の光出射方向側)に配置されている。すなわち、半導体レーザ素子11からのレーザ光は、前側から蛍光部材14に照射される。これにより、何らかの原因で、例えば蛍光部材14が保持部材15から外れた場合であっても、レーザ光がそのまま前方に出射されるのを抑制することが可能である。
蛍光部材14は、図3に示すように、反射鏡30の反射面31の深さ方向(反射面31の頂点V1と焦点F1とを結ぶ軸の延びる方向)と直交(交差)する方向に広がるように形成されている。また、蛍光部材14は、図4に示すように、正面から見て、左右方向(水平方向)(X方向)に延びる細長形状に形成されている。なお、蛍光部材14は、図4の2点鎖線で示したように、正面から見て、例えば円形状に形成されていてもよい。
また、第1実施形態では、蛍光部材14のレーザ光が照射される被照射位置(蛍光部材14のレーザ光が照射される被照射領域の、例えば中心位置)は、後述するように、例えば自動車1の走行状態に応じて、X方向に変更(移動)される。
なお、蛍光部材14から出射する光は、蛍光部材14から全方向に出射するので、反射鏡30を介さずに前方(外部)に出射する光が存在するが、本明細書では、主として、反射鏡30を介して前方に出射する光について説明する。
また、蛍光部材14は、図3に示すように、反射面31(反射鏡30)の内部と外部との境界に配置されている。また、蛍光部材14は、図3および図4に示すように、反射鏡30の反射面31の焦点F1を含む領域に配置されており、蛍光部材14の中心O1は、反射面31の焦点F1と略一致している。なお、蛍光部材14は、反射鏡30の反射面31の焦点F1の近傍に配置されていてもよい。
また、蛍光部材14は、例えば、(Y,Gd)Al12:Ceの蛍光体粒子の粉末を、約15%の重量比でUV硬化型樹脂に練り込み、そのUV硬化型樹脂を保持部材15に約0.5mmの厚みで塗布して硬化させることによって、形成されている。
また、(Y,Gd)Al12:Ceの蛍光体は、半導体レーザ素子11からのレーザ光の一部を黄色光(可視光)に変換する機能を有する。そして、黄色光と、蛍光体により波長が変換されなかった青色光とが混色されることによって、白色光が得られる。
保持部材15は、透光性を有する、例えばガラス板により形成されている。なお、保持部材15は、少なくとも蛍光部材14から出射された光を透過する機能を有していればよい。
また、保持部材15は、図3に示すように、蛍光部材14が取り付けられる保持面15aを有する。この保持面15aは、反射鏡30の反射面31の深さ方向と直交(交差)する方向(X方向)に広がるように形成されている。また、保持部材15は、反射鏡30の反射面31の開口部31aに取り付けられている。
反射鏡30は、前方に開口部31aが形成された反射面31を含んでいる。この反射面30には、例えば、銀やアルミニウムなどがコーティングがされている。
また、反射面31は、後述するように、蛍光部材14の被照射位置が変更されることにより、反射面31で反射された光の外部に出射する方向が変更されるように、形成されている。具体的には、反射面31は、例えば放物面により形成されている。言い換えると、反射面31は、放物面を、焦点F1と頂点V1とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割した形状に形成されている。
また、反射面31は、図3に示すように、約90mmの直径(=D1)を有するとともに、約22.5mmの深さ(=H1)を有する。また、反射面31は、焦点F1および頂点V1を有しており、反射面31の焦点F1は、反射面31の頂点V1から約22.5mm離れた部分に位置している。
また、反射鏡30は、図5に示すように、蛍光部材14(図3参照)の中心O1(反射面31の焦点F1(図3参照)に位置する蛍光部材14の部分)からの光を平行光にして前方に反射するように形成されている。
ただし、実際には、蛍光部材14の発光部(蛍光部材14のレーザ光が照射される被照射領域)は一定の大きさ(例えば、直径が約2mmの大きさ)を有しているので、反射鏡30から出射する光は完全な平行光ではないが、本明細書では説明を簡単にするために、反射鏡30から平行光が出射される、と説明する場合がある。
次に、図1、図2および図5〜図12を参照して、前照灯2の動作について説明する。
自動車1が正面方向に向かって直進している状態では、図1および図6に示すように、半導体レーザ素子11から出射し導光部材20により導光されたレーザ光は、蛍光部材14の中心O1(蛍光部材14の被照射位置P1)に照射される。これにより、図5および図7に示すように、反射鏡30で反射された光は、略平行光となって、自動車1の正面方向(X方向と直交する方向)に出射される。
なお、上述したように、実際には、蛍光部材14は一定の大きさを有しているので、反射鏡30で反射された光は、図8の照明領域S1(ハッチング領域)を照明することになる。
一方、自動車1が、例えば右折する場合、運転者によりハンドル(図示せず)が操作され、自動車1に舵角が付与される。このとき、舵角検出器3(図1参照)により、自動車1の舵角が検出される。そして、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、アクチュエータ16(図1参照)により、コリメートレンズ22(図1参照)の角度が変更される。
具体的には、自動車1に、例えば右側(X1方向側)に舵角が付与された場合、コリメートレンズ22は、アクチュエータ16により、左方向(α1(図1参照)方向)に角度が変更される。すなわち、コリメートレンズ22は、図2に示した状態から図9に示した状態に、角度が変更される。そして、レーザ光の進行方向が変更される。
これにより、蛍光部材14の被照射位置は、P1からP2(図6参照)に約10mm変更(移動)され、その位置で停止される。すなわち、蛍光部材14の被照射位置は、X2方向(X1方向と反対方向)に変更(移動)されるとともに、反射面31の焦点F1から蛍光部材14の被照射位置までの距離が変化する。そして、図10および図11に示すように、反射鏡30で反射された光は、右斜め前方に出射される。なお、図11の矢印A1は、反射鏡30で反射された光の光軸(反射鏡30で反射された光のうち最も光束の大きい部分)を示している。
また、第1実施形態の前照灯2では、図10に示すように、反射面31の頂点V1付近で反射される光が、変更される角度が最も大きく、約24度右側(X1方向側)に変更される。このため、反射鏡30で反射された光は、図11に示すように、前照灯2(自動車1)の約10m(=L1)前方において、正面から約4.4m(=W1)右側までの領域を照明することになる。
また、上述したように、実際には、蛍光部材14は一定の大きさを有しているので、反射鏡30で反射された光は、図12の照明領域S2(ハッチング領域)を照明することになる。
このように、蛍光部材14の被照射位置を変更すると、照明方向が変更されるだけでなく、照明領域の面積も変更される。このため、図7(図8)の状態から図11(図12)の状態になると、照明領域の面積が増加するので、照明領域S2が暗くなる。そこで、第1実施形態では、出力調整部12により、蛍光部材14の被照射位置の変更(移動)に同期して、各半導体レーザ素子11から出射されるレーザ光の出力が増加され、照明領域の照度が略一定に保持される。
第1実施形態では、上記のように、アクチュエータ16を用いて、蛍光部材14の被照射位置を変更することにより、前照灯2の照明方向(前照灯2から外部に出射する光の方向)を変更することができる。これにより、前照灯2の照明方向を変更するために、反射鏡30の向きを変更するための部材を設ける必要がないので、前照灯2全体が大型化するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、励起光としてレーザ光を用いることによって、蛍光部材14の被照射領域を、容易に狭く(小さく)することができる。これにより、レーザ光の進行方向を変更することにより、容易に、蛍光部材14の被照射位置を変更(移動)することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、蛍光部材14を、反射面31の焦点F1を含む領域に配置する。これにより、蛍光部材14の被照射位置を、反射面31の焦点F1(被照射位置P1)から焦点F1とは異なる位置(被照射位置P2)に変更(移動)することにより、容易に、前照灯2の照明方向を変更することができる。
また、蛍光部材14の被照射位置を反射面31の焦点F1(被照射位置P1)に位置させた場合、前照灯2から外部に出射する光(照明光)を、容易に、平行光にすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、反射面31の焦点F1から蛍光部材14の被照射位置までの距離が変化するように、アクチュエータ16により、蛍光部材14の被照射位置を変更する。これにより、前照灯2の照明方向を、容易に変更することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、コリメートレンズ22の角度を変更するだけで、容易に、前照灯2の照明方向を変更することができる。
なお、蛍光部材14の被照射位置を変更するには、コリメートレンズ22の角度を変更するだけでよいので、アクチュエータ16を、容易に小型化することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、導光部材20に、半導体レーザ素子11から出射したレーザ光を平行光にするコリメートレンズ22を設ける。これにより、蛍光部材14の被照射領域を、より容易に狭く(小さく)することができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、図13〜図21を参照して、上記第1実施形態と異なり、反射面131の焦点F101が頂点V101の近傍に位置している場合について説明する。
まず、図13〜図16を参照して、本発明の第2実施形態による前照灯102を備えた自動車101の構成について説明する。
本発明の第2実施形態による自動車101は、図13に示すように、前照灯102と、自動車101の舵角を検出する舵角検出器3とを備えている。なお、自動車101は、本発明の「移動体」の一例であり、前照灯102は、本発明の「照明装置」の一例である。
前照灯102は、複数(例えば10個)の半導体レーザ素子111と、出力調整部12と、導光部材20と、集光レンズ13と、蛍光部材114と、保持部材115と、反射面131を有する反射鏡130とを含んでいる。なお、半導体レーザ素子111は、本発明の「レーザ発生器」の一例であり、蛍光部材114は、本発明の「発光部材」の一例である。また、反射鏡130は、本発明の「投光部材」および「第1反射鏡」の一例である。
半導体レーザ素子111は、例えば、約405nmに中心波長を有する青紫色のレーザ光を出射するように構成されている。
蛍光部材114は、図14に示すように、反射鏡130の反射面131の深さ方向(反射面131の頂点V101と焦点F101とを結ぶ軸の延びる方向)と直交(交差)する方向に広がるように形成されている。また、蛍光部材114は、図15に示すように、正面から見て、左右方向(水平方向)(X方向)に延びる細長形状に形成されている。
また、蛍光部材114は、図14および図15に示すように、反射鏡130の反射面131の焦点F101を含む領域に配置されており、蛍光部材114の中心O101は、反射面131の焦点F101と略一致している。
また、蛍光部材114は、例えば、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体粒子と、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体粒子との混合粉末を、約30%の重量比でUV硬化型樹脂に練り込み、そのUV硬化型樹脂を保持部材115に約0.2mmの厚みで塗布して硬化させることによって、形成されている。
また、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体は、半導体レーザ素子111からのレーザ光を約520nmに中心波長を有する青緑色光(可視光)に変換する機能を有する。また、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体は、半導体レーザ素子111からのレーザ光を約630nmに中心波長を有する赤色光(可視光)に変換する機能を有する。そして、これらの光が混色されることによって、白色光が得られる。
保持部材115は、アルミニウムや銅などからなる高い熱伝導率を有する金属板により形成されており、蛍光部材114で発生した熱を反射鏡130に伝達する機能を有する。また、保持部材115の保持面115aは、銀メッキなどが施されていてもよく、蛍光部材114から出射した光を反射する機能を有していてもよい。
また、第2実施形態では、図14に示すように、保持部材115は、反射鏡130の反射面131の頂点V101の近傍に取り付けられている。
ここで、第2実施形態では、反射鏡130の反射面131は、深穴形状に形成されており、アスペクト比(深さ/直径)が1以上になるように形成されている。具体的には、反射面131は、約60mmの直径(=D101)を有するとともに、約80mmの深さ(=H101)を有する。また、反射面131の焦点F101は、反射面131の頂点V101の近傍(頂点V101から約2.8mm離れた部分)に位置している。すなわち、蛍光部材114は、反射面131(反射鏡130)の頂点V101の近傍に配置されている。
また、反射鏡130には、図13に示すように、貫通穴130aが形成されており、この貫通穴130aを介して、レーザ光が蛍光部材114に照射される。
また、第2実施形態では、反射鏡130は、蛍光部材114からレーザ光を照射した側(前側)に出射した光を、前方に反射させるように形成されている。
また、反射鏡130は、図16に示すように、蛍光部材114の中心O101(反射面131の焦点F101に位置する蛍光部材114の部分)からの光を平行光にして前方に反射するように形成されている。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図13および図16〜図21を参照して、前照灯102の動作について説明する。
自動車101が正面方向に向かって直進している状態では、図13および図16に示すように、半導体レーザ素子111から出射し導光部材20により導光されたレーザ光は、蛍光部材114の中心O101(蛍光部材114の被照射位置P101)に照射される。これにより、図16および図17に示すように、反射鏡130で反射された光は、略平行光となって、自動車101の正面方向(X方向と直交する方向)に出射される。
なお、実際には、蛍光部材114は一定の大きさを有しているので、反射鏡130で反射された光は、図18の照明領域S101(ハッチング領域)を照明することになる。
一方、自動車101が、例えば右折する場合、運転者によりハンドル(図示せず)が操作され、自動車101に舵角が付与される。このとき、舵角検出器3(図13参照)により、自動車101の舵角が検出される。そして、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、アクチュエータ16(図13参照)により、コリメートレンズ22(図13参照)の角度が変更される。
具体的には、自動車101に、例えば右側(X1方向側)に舵角が付与された場合、コリメートレンズ22は、アクチュエータ16により、右方向(α2(図1参照)方向)に角度が変更される。そして、レーザ光の進行方向が変更される。
これにより、蛍光部材114の被照射位置は、P101(図16参照)からP102(図19参照)に約5mm変更(移動)される。そして、図19および図20に示すように、反射鏡130で反射された光は、右斜め前方に出射される。なお、図20の矢印A101は、反射鏡130で反射された光の光軸(反射鏡130で反射された光のうち最も光束の大きい部分)を示している。
また、第2実施形態の前照灯102では、反射面131により最も角度が変更される光は、約9.4度右側(X1方向側)に変更される。このため、反射鏡130で反射された光は、図20に示すように、前照灯102(自動車101)の約10m(=L101)前方において、正面から約1.7m(=W101)右側までの領域を照明することになる。
また、実際には、蛍光部材114は一定の大きさを有しているので、反射鏡130で反射された光は、図21の照明領域S102(ハッチング領域)を照明することになる。
なお、第2実施形態のその他の動作は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記のように、反射面131の焦点F101を、反射面131の頂点V101の近傍に位置させ、蛍光部材114を、反射面131の頂点V101の近傍に配置する。これにより、反射鏡130で反射された光の外部に出射する方向を、容易に、一方側に変更することができる。
また、反射面131の焦点F101を反射面131の頂点V101の近傍に位置させることによって、反射面131を、頂点V101(焦点F101)位置が深く、かつ、直径(=D101)が小さい深穴形状に形成することができる。これにより、蛍光部材114から出射した光の大部分を、反射面131で反射させた後に外部に出射させることができる。その結果、蛍光部材114から出射した大部分の光の、外部に出射する方向(照明方向)を、制御することができる。また、反射鏡130を介さずに外部に出射する光の広がり角が大きくなるのを、抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、保持部材115を、金属製にすることによって、蛍光部材114で発生する熱を、保持部材115に放熱させることができるので、蛍光部材114が高温になるのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、蛍光部材114からレーザ光を照射した側(前側)に出射した光を、反射鏡130で反射させる。蛍光部材114は、レーザ光が照射された部分が、最も明るく、出射する光の量が、最も多くなる。このため、上記のように、蛍光部材114からレーザ光を照射した側(前側)に出射した光を、反射鏡130で反射させることによって、上記第1実施形態(蛍光部材14からレーザ光を照射した側とは反対側(後側)に出射した光を、反射鏡30で反射させる場合)に比べて、光の利用効率を向上させることができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
この第3実施形態では、図22を参照して、上記第1実施形態と異なり、レーザ光を蛍光部材214の後側から照射する場合について説明する。
本発明の第3実施形態による前照灯では、図22に示すように、反射鏡230の、反射面231の頂点を含む部分に、開口部230aが形成されている。なお、反射鏡230は、本発明の「投光部材」および「第1反射鏡」の一例である。
また、蛍光部材214は、上記第2実施形態の蛍光部材114と同様、例えば、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体粒子と、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体粒子との混合粉末を、約30%の重量比でUV硬化型樹脂に練り込み、そのUV硬化型樹脂を保持部材15に約0.2mmの厚みで塗布して硬化させることによって、形成されている。なお、蛍光部材214は、本発明の「発光部材」の一例である。
また、第3実施形態では、上記第2実施形態と同様、レーザ光源として半導体レーザ素子111を用いる。
そして、第3実施形態では、レーザ光は、反射鏡230の開口部230aを介して、後側から蛍光部材214に照射される。
なお、第3実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
また、第3実施形態の動作および効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
この第4実施形態では、図23を参照して、上記第2実施形態と異なり、レーザ光を蛍光部材314の後側から照射する場合について説明する。
本発明の第4実施形態による前照灯では、図23に示すように、反射鏡330の、反射面331の頂点を含む部分に、開口部330aが形成されている。なお、反射鏡330は、本発明の「投光部材」および「第1反射鏡」の一例である。
また、蛍光部材314は、上記第1実施形態の蛍光部材14と同様、例えば、(Y,Gd)Al12:Ceの蛍光体粒子を、約15%の重量比でUV硬化型樹脂に練り込み、そのUV硬化型樹脂を保持部材115に約0.5mmの厚みで塗布して硬化させることによって、形成されている。なお、蛍光部材314は、本発明の「発光部材」の一例である。
また、第4実施形態では、上記第1実施形態と同様、レーザ光源として半導体レーザ素子11を用いる。
また、保持部材315は、透光性を有する、例えばガラス板により形成されている。なお、保持部材315は、少なくともレーザ光を透過する機能を有していればよい。
そして、第4実施形態では、レーザ光は、反射鏡330の開口部330aを介して、後側から蛍光部材314に照射される。
なお、第4実施形態のその他の構造は、上記第2実施形態と同様である。
また、第4実施形態の動作および効果は、上記第1および第2実施形態と同様である。
(第5実施形態)
この第5実施形態では、図24および図25を参照して、上記第2実施形態と異なり、蛍光部材414の下側に反射鏡430が設けられていない場合について説明する。
本発明の第5実施形態による前照灯では、図24に示すように、反射鏡430の反射面431は、放物面を、頂点V401と焦点F401とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割し、かつ、頂点V401と焦点F401とを結ぶ軸に平行な面で分割した形状に形成されている。
すなわち、反射鏡430は、上記第2実施形態の反射鏡130の下側の略半分を切り取った形状に形成されており、蛍光部材414の下側には、反射鏡430が設けられていない。なお、蛍光部材414は、本発明の「発光部材」の一例であり、反射鏡430は、本発明の「投光部材」および「第1反射鏡」の一例である。
また、反射鏡430には、貫通穴430aが形成されており、この貫通穴430aを介して、レーザ光が蛍光部材414に照射される。
また、第5実施形態では、保持部材415は、反射鏡430の下側を覆うように配置されている。すなわち、保持部材415の保持面415aは、反射鏡430の反射面431の深さ方向(頂点V401と焦点F401とを結ぶ軸の延びる方向)およびX方向(図25参照)に広がるように形成されている。
また、保持部材415は、金属板により形成されており、蛍光部材414で発生した熱を、放熱したり反射鏡430に伝達する機能を有する。なお、保持部材415の保持面415aは、蛍光部材414から出射した光を反射する機能を有していてもよい。
蛍光部材414は、図25に示すように、左右方向(水平方向)(X方向)に延びる細長形状に形成されている。
また、蛍光部材414は、図24および図25に示すように、反射鏡430の反射面431の焦点F401を含む領域に配置されており、蛍光部材414の中心O401は、反射面431の焦点F401と略一致している。
また、蛍光部材414は、上記第2および第3実施形態と同様、例えば、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体粒子と、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体粒子との混合粉末を、約30%の重量比でUV硬化型樹脂に練り込み、そのUV硬化型樹脂を保持部材415に約0.2mmの厚みで塗布して硬化させることによって、形成されている。
また、第5実施形態では、上記第2および第3実施形態と同様、レーザ光源として半導体レーザ素子111を用いる。
なお、第5実施形態のその他の構造および動作は、上記第2実施形態と同様である。
第5実施形態では、上記のように、反射面431(反射鏡430)を、放物面を焦点F401と頂点V401とを結ぶ軸に交差する面で分割し、かつ、焦点F401と頂点V401とを結ぶ軸に平行な面で分割した形状に、形成する。これにより、反射鏡30および前照灯2を小型化することができる。
第5実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
(第6実施形態)
この第6実施形態では、図26〜図31を参照して、上記第5実施形態と異なり、蛍光部材514が、反射鏡530の反射面531の深さ方向に広がるように形成されている場合について説明する。
まず、図26および図27を参照して、本発明の第6実施形態による前照灯の構成について説明する。
本発明の第6実施形態による前照灯では、蛍光部材514は、図26および図27に示すように、反射鏡530の反射面531の深さ方向(頂点V501と焦点F501とを結ぶ軸の延びる方向)に延びる細長形状に形成されている。なお、蛍光部材514は、本発明の「発光部材」の一例であり、反射鏡530は、本発明の「投光部材」および「第1反射鏡」の一例である。
また、第6実施形態では、蛍光部材514の被照射位置は、反射面531の深さ方向に、変更(移動)される。なお、蛍光部材514の被照射位置を、反射面531の深さ方向に変更(移動)させるには、例えば、アクチュエータ16により、コリメートレンズ22を上下方向に回動させればよい。
第6実施形態のその他の構造は、上記第5実施形態と同様である。
次に、図26〜図31を参照して、前照灯の動作について説明する。
前照灯が、例えば走行用前照灯(ハイビーム)として設定されている状態では、図28および図29に示すように、レーザ光は、蛍光部材514(図26および図27参照)のうちの反射面531の焦点F501に対応する部分(被照射位置P501)に照射される。これにより、反射鏡530で反射された光は、略平行光となって、自動車の正面方向に出射される。このとき、前照灯が照明する照明領域は、比較的狭くなっている。
一方、走行用前照灯(ハイビーム)とすれ違い用前照灯(ロービーム)とを切り替える切替スイッチ(図示せず)を運転者が操作し、前照灯がすれ違い用前照灯(ロービーム)として設定された場合、蛍光部材514の被照射位置は、P501からP502(図30および図31参照)に変更(移動)される。
なお、第6実施形態では、切替スイッチ(図示せず)とアクチュエータ16との間に制御部(図示せず)を設け、制御部を、切替スイッチからの切替信号に基づいて、アクチュエータ16に制御信号を出力するように構成してもよい。
そして、図30に示すように、反射鏡530で反射された光は、水平方向よりも下方向に出射される。
また、図31に示すように、反射鏡530で反射された光は、右方向(X1方向)側および左方向(X2方向)側の前方に向かって出射される。このため、前照灯が照明する照明領域は、広くなる。
なお、第6実施形態のその他の動作は、上記第5実施形態と同様である。
第6実施形態では、上記のように、蛍光部材514の被照射位置を、反射面531の深さ方向に変更する。このように構成しても、容易に、前照灯の照明方向を変更することができる。
第6実施形態のその他の効果は、上記第5実施形態と同様である。
(第7実施形態)
この第7実施形態では、図32〜図39を参照して、上記第1〜第6実施形態と異なり、蛍光部材614の被照射領域の面積も変更される場合について説明する。
まず、図32〜図34を参照して、本発明の第7実施形態による前照灯602を備えた自動車601の構成について説明する。
本発明の第7実施形態による自動車601は、図32に示すように、前照灯602と、自動車601の舵角を検出する舵角検出器3とを備えている。なお、自動車601は、本発明の「移動体」の一例であり、前照灯602は、本発明の「照明装置」の一例である。
前照灯602は、複数(例えば10個)の半導体レーザ素子111と、出力調整部612と、導光部材620と、集光レンズ13と、蛍光部材614と、保持部材115と、反射面131を有する反射鏡130とを含んでいる。なお、蛍光部材614は、本発明の「発光部材」の一例である。
出力調整部612は、後述するように、蛍光部材614のレーザ光が照射される被照射領域の面積の変更や、蛍光部材614の被照射位置の変更に同期して、半導体レーザ素子111の出力を調整する機能を有する。
導光部材620は、複数の光ファイバ21と、コリメートレンズ622と、反射鏡623とによって構成されている。なお、反射鏡623は、本発明の「第2反射鏡」の一例である。
コリメートレンズ622は、図32に示すように、アクチュエータ616により、光ファイバ21の軸方向に沿って前後方向(Z1方向およびZ2方向)に所定の距離移動するように形成されている。なお、アクチュエータ616は、本発明の「照射面積変更部」の一例である。
このアクチュエータ616は、舵角検出器3に電気的に接続されており、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、光ファイバ21の軸方向にコリメートレンズ622の位置を調整する機能を有する。これにより、後述するように、アクチュエータ616により、蛍光部材614のレーザ光が照射される被照射領域の面積が変更される。
反射鏡623は、コリメートレンズ622からのレーザ光を蛍光部材614に向かって反射させる機能を有する。
また、第7実施形態では、反射鏡623は、アクチュエータ617により、左右方向(β1方向およびβ2方向)に所定の角度範囲で回動するように形成されている。なお、アクチュエータ617は、本発明の「照射位置変更部」の一例である。
このアクチュエータ617は、舵角検出器3に電気的に接続されており、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、反射鏡623の角度を調整する機能を有する。これにより、蛍光部材614の被照射位置は、アクチュエータ617により、例えばX方向に変更される。
蛍光部材614は、図33に示すように、正面から見て、例えば、円形状に形成されている。
また、蛍光部材614は、上記第2、第3、第5および第6実施形態と同様、例えば、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体粒子と、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体粒子との混合粉末を、約30%の重量比でUV硬化型樹脂に練り込み、そのUV硬化型樹脂を保持部材415に約0.2mmの厚みで塗布して硬化させることによって、形成されている。
なお、第7実施形態のその他の構造は、上記第2実施形態と同様である。
次に、図32および図34〜図39を参照して、前照灯602の動作について説明する。
自動車601が正面方向に向かって直進している状態では、図32および図34に示すように、半導体レーザ素子111から出射し導光部材620により導光されたレーザ光は、蛍光部材614の中心O601(蛍光部材614の被照射位置P601)に照射される。これにより、図34に示すように、反射鏡130で反射された光は、略平行光となって、自動車601の正面方向(X方向と直交する方向)に出射される。
一方、自動車601が、例えば右折する場合、運転者によりハンドル(図示せず)が操作され、自動車601に舵角が付与される。このとき、舵角検出器3(図32参照)により、自動車601の舵角が検出される。そして、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、アクチュエータ617(図32参照)により、反射鏡623(図32参照)の角度が変更される。
具体的には、自動車601に、例えば右側(X1方向側)に舵角が付与された場合、反射鏡623は、アクチュエータ617により、左方向(β1(図32参照)方向)に角度が変更される。
これにより、蛍光部材614の被照射位置は、P601(図34参照)からP602(図35参照)に変更(移動)される。そして、図35に示すように、反射鏡130で反射された光は、右斜め前方に出射される。
ここで、第7実施形態では、舵角検出器3(図32参照)により、自動車601の舵角が検出された場合、舵角検出器3が検出した舵角に基づいて、アクチュエータ616(図32参照)により、コリメートレンズ622の位置が変更される。
具体的には、自動車601に、例えば右側(X1方向)に舵角が付与された場合、コリメートレンズ622は、アクチュエータ616により、光ファイバ21の軸方向に沿った前後方向(Z1方向またはZ2方向)に所定の距離移動される。すなわち、コリメートレンズ622は、例えば、図36の位置から図37の位置に移動される。
これにより、図37に示すように、コリメートレンズ622を透過したレーザ光は、所定の広がり角γ601を有した状態で進行する。このため、図38および図39に示すように、蛍光部材614の被照射領域S602の面積が、被照射領域S601の面積に比べて、大きくなる。
ここで、図39に示すように、例えば、蛍光部材614の被照射領域S602の位置P602aから出射した光は、被照射領域S602の中心位置(被照射位置)P602から出射した光に比べて、右側に出射する。また、被照射領域S602の位置P602bから出射した光は、被照射領域S602の中心位置(被照射位置)P602から出射した光に比べて、左側に出射する。これにより、前照灯602の照明領域の面積が、より大きくなる。
すなわち、第7実施形態では、蛍光部材614の被照射領域の面積を大きく(または小さく)することにより、前照灯602の照明領域の面積をより大きく(または小さく)制御することが可能である。
なお、第7実施形態のその他の動作は、上記第2実施形態と同様である。
第7実施形態では、上記のように、反射鏡623の角度を変更するためのアクチュエータ617と、蛍光部材614の被照射領域の面積を変更するためのアクチュエータ616とを設ける。これにより、前照灯602の照明方向と照明領域の面積との両方を制御(変更)することができる。
第7実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、本発明の前照灯を、自動車に用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、本発明の前照灯を、飛行機、船舶、ロボット、バイクまたは自転車や、その他の移動体に用いてもよい。
また、上記実施形態では、白色光を出射するように、半導体レーザ素子や蛍光体を構成した例について示したが、本発明はこれに限らず、白色光以外の可視光を出射するように、半導体レーザ素子や蛍光体を構成してもよい。
また、上記実施形態では、レーザ光を出射するレーザ発生器として、半導体レーザ素子を用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、半導体レーザ素子以外のレーザ発生器を用いてもよい。
また、上記実施形態で示した数値は一例であり、各数値は限定されない。
また、上記実施形態の半導体レーザ素子から出射するレーザ光の中心波長や、蛍光部材を構成する蛍光体の種類は、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、導光部材を、光ファイバ、コリメートレンズおよび反射鏡により構成した例について示したが、本発明はこれに限らず、導光部材は、必要に応じて、光ファイバ、レンズ(コリメートレンズ)および反射鏡のうちの1つまたは2つを用いて構成してもよい。
また、上記実施形態では、半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を蛍光部材に導光するために、導光部材を設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、導光部材を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、コリメートレンズまたは反射鏡の角度を変更することにより、蛍光部材の被照射位置を変更する例について示したが、本発明はこれに限らず、光ファイバのレーザ光出射端の角度や、半導体レーザ素子の角度を変更することにより、蛍光部材の被照射位置を変更してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材の被照射位置を、反射面の深さ方向、または、反射面の深さ方向と直交する方向に変更した例について示したが、本発明はこれに限らず、例えば、保持部材の保持面を傾斜させたり、蛍光部材の表面(または保持部材の保持面)を球面状に形成し、蛍光部材の被照射位置を、反射面の深さ方向と、反射面の深さ方向に直交する方向との両方向に変更してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材を、反射面の焦点を含む領域に配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光部材を、反射面の焦点の近傍に配置してもよい。
また、上記実施形態では、反射鏡の反射面を、放物面により形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、反射面を、楕円面の一部により形成してもよい。また、反射鏡を、CPC(Compound Parabolic Concentrator)型の反射鏡により形成してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材からレーザ光を照射した側とは反対側に出射した光を反射鏡で反射させる場合(上記第1および第4実施形態の場合)に、蛍光部材を、(Y,Gd)Al12:Ceの蛍光体により形成し、蛍光部材からレーザ光を照射した側に出射した光を反射鏡で反射させる場合(上記第2、第3、第5、第6および第7実施形態の場合)に、蛍光部材を、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体と、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体とにより形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光部材からレーザ光を照射した側とは反対側に出射した光を反射鏡で反射させる場合に、蛍光部材を、Ce3+賦活α−SiAlONの蛍光体と、CaAlSiN:Eu2+の蛍光体とにより形成し、蛍光部材からレーザ光を照射した側に出射した光を反射鏡で反射させる場合に、蛍光部材を、(Y,Gd)Al12:Ceの蛍光体により形成してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材を、蛍光体粒子と樹脂とにより形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光部材は、蛍光体を含んでいれば、種々の材料および方法によって形成することが可能である。例えば、蛍光部材を、蛍光体粒子と、樹脂以外の接着材またはガラスとにより形成してもよい。また、蛍光部材を、蛍光体粒子を焼結やプレス成型することにより形成してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材(反射面の焦点)を、反射面の内部と外部との境界、または、反射面の頂点の近傍に配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光部材(反射面の焦点)を、反射面の内部および外部の境界と、反射面の頂点の近傍との間に配置してもよい。すなわち、蛍光部材(反射面の焦点)を、反射面(反射鏡)の中心部に配置してもよい。この場合、保持部材を、金属板により形成してもよい。
また、例えば、上記第2および第7実施形態において、保持部材を、透光性を有するガラス板などにより形成してもよい。また、上記実施形態において、保持部材を、ガラス板および金属板以外の部材により形成してもよい。
また、例えば上記第4実施形態では、図23に示したように、保持部材を反射鏡(反射面)の内部に配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、図40に示した本発明の第1変形例による前照灯のように構成してもよい。すなわち、反射鏡730の蛍光部材314よりも後側の部分を切り取り、反射鏡730(反射面731)の外部に、保持部材715を配置してもよい。
また、上記第5および第6実施形態では、反射面の焦点が頂点の近傍に位置している場合に、放物面を頂点と焦点とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割し、かつ、頂点と焦点とを結ぶ軸に平行な面で分割した形状に、反射鏡の反射面を形成した例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、図41に示した本発明の第2変形例による前照灯のように、反射鏡830の反射面831の焦点F801が、反射面831の内部と外部との境界に位置している場合に、放物面を頂点V801と焦点F801とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割し、かつ、頂点V801と焦点F801とを結ぶ軸に平行な面で分割した形状に、反射面831を形成してもよい。
また、図41に示したように、レーザ光を、後斜め方向から蛍光部材814に照射してもよい。
また、上記第7実施形態では、前照灯の照明領域の面積と照明方向との両方を制御(変更)するために、アクチュエータ616を用いてコリメートレンズ622をZ1方向(またはZ2方向)に移動させ、アクチュエータ617を用いて反射鏡623の角度を変更した例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、アクチュエータ616を、コリメートレンズ622をZ1方向(またはZ2方向)に移動させるとともに、コリメートレンズ622の角度を変更するように、構成してもよい。
また、上記実施形態では、自動車の舵角に基づいて、蛍光部材の被照射位置(前照灯の照明方向)を変更した例について示したが、本発明はこれに限らず、自動車の舵角および車速に基づいて、蛍光部材の被照射位置(前照灯の照明方向)を変更してもよい。この場合、自動車の車速を検出する車速検出器を設けてもよい。
また、上記実施形態では、投光部材として反射鏡(第1反射鏡)を用いた例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図42に示した本発明の第3変形例による前照灯のように、投光部材として、蛍光部材114から出射した光を制御して投光する投光レンズ940(例えば凸レンズ)を用いてもよい。この場合、正面方向から見て投光レンズ940の中心が蛍光部材114の中心と一致するように、投光レンズ940を配置してもよい。また、上記第2実施形態のように、高い熱伝導率を有する金属板などからなる保持部材115および蛍光部材114を用いてもよい。そして、レーザ光を蛍光部材114の前側から照射してもよい。また、図43に示すように、蛍光部材114の被照射位置を、P901からP902に変更(移動)させ、その位置で停止させる。本発明の第3変形例のように投光部材として投光レンズ940を用いた場合であっても、蛍光部材114の被照射位置を変更することにより、前照灯の照明方向を変更することができる。
また、例えば図44に示した本発明の第4変形例による前照灯のように、投光レンズ940、蛍光部材314および保持部材315を用いて、レーザ光を蛍光部材314の後側から照射してもよい。
また、例えば図45に示した本発明の第5変形例による前照灯のように、投光部材として反射鏡930および投光レンズ940を用いてもよい。この場合、反射鏡930の反射面931を楕円面により形成してもよい。そして、反射面931(楕円面)の第1焦点(反射面931に近い方の焦点)F901aと蛍光部材14の中心O1とを一致させ、反射面931(楕円面)の第2焦点(反射面931から遠い方の焦点)F901bと投光レンズ940の焦点F902とを一致させてもよい。このように構成すれば、焦点F901b(F902)を通過して投光レンズ940に入射した光は、平行光となって投光レンズ940から前方に出射する。
また、上記実施形態では、発光部材として、励起光よりも長い(大きい)中心波長を有する光(蛍光)を出射する蛍光体粒子を含有する蛍光部材を用いた例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば多光子励起により発光する物質や所謂アップコンバージョン蛍光体のように、励起光(例えば赤外光)よりも短い(小さい)中心波長を有する光(例えば可視光)を出射する波長変換部材を含有する発光部材を用いてもよい。また、波長変換部材を用いず、例えば可視光のレーザ光を単に散乱させる散乱体を含有する発光部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、蛍光部材の照射位置を変更するために、コリメートレンズ22や反射鏡623を回動させた例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば図46に示した本発明の第6変形例による前照灯のように、半導体レーザ素子11と集光レンズ13とが一体になったレーザ素子ユニット910を、モータ911(照射位置変更部)などを用いてX方向にスライドさせることにより、蛍光部材314の照射位置を変更(移動)してもよい。
また、例えば図47に示した本発明の第7変形例による前照灯のようにしてもよい。すなわち、複数の半導体レーザ素子11を設け、各半導体レーザ素子11が蛍光部材314の別々の位置を照射するように並べる。そして、任意の1つの半導体レーザ素子11のみをONする(レーザ光を出射させる)ことにより、蛍光部材314の照射位置を変更(移動)してもよい。なお、投光部材として投光レンズを用いる場合であっても、図46や図47に示した構造を適用できることは、言うまでもない。
1、101、601 自動車(移動体)
2、102、602 前照灯(照明装置)
11、111 半導体レーザ素子(レーザ発生器)
12、612 出力調整部
14、114、214、314、414、514、614、814 蛍光部材(発光部材)
15、115、315、415、715 保持部材
15a、115a、415a 保持面
16、617 アクチュエータ(照射位置変更部)
20、620 導光部材
22 コリメートレンズ(レンズ)
30、130、230、330、430、530、730、830、930 反射鏡(投光部材、第1反射鏡)
31、131、231、331、431、531、731、831、931 反射面
616 アクチュエータ(照射面積変更部)
623 反射鏡(第2反射鏡)
940 投光レンズ(投光部材)
911 モータ(照射位置変更部)
F1、F101、F401、F501、F801、F901a、F901b 焦点
P1、P2、P101、P102、P501、P502、P601、P602、P901、P902 被照射位置
S601、S602 被照射領域
V1、V101、V401、V501、V801 頂点

Claims (21)

  1. レーザ光を出射するレーザ発生器と、
    前記レーザ発生器から出射したレーザ光が照射され、光を出射する発光部材と、
    前記発光部材の前記レーザ光が照射される被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる照射位置変更部と、
    前記発光部材から出射した光を投光する投光部材とを備え
    前記投光部材は、前記発光部材から出射した光を反射する反射面を有する第1反射鏡を含むことを特徴とする照明装置。
  2. レーザ光を出射するレーザ発生器と、
    前記レーザ発生器から出射したレーザ光が照射され、光を出射する発光部材と、
    前記発光部材の前記レーザ光が照射される被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる照射位置変更部と、
    前記発光部材から出射した光を投光する投光部材と、
    前記レーザ発生器から出射したレーザ光を前記発光部材に導く導光部材とを備え、
    前記照射位置変更部は、前記導光部材の角度を変更することにより、前記発光部材の被照射位置を変更し、
    前記導光部材は、前記レーザ光を透過するレンズを含むことを特徴とする照明装置。
  3. レーザ光を出射するレーザ発生器と、
    前記レーザ発生器から出射したレーザ光が照射され、光を出射する発光部材と、
    前記発光部材の前記レーザ光が照射される被照射位置を移動させ、かつ、移動後に停止させる照射位置変更部と、
    前記発光部材から出射した光を投光する投光部材と、
    前記レーザ発生器の出力を調整する出力調整部とを備え、
    前記出力調整部は、前記発光部材の被照射位置の変更に同期して、前記レーザ発生器の出力を調整する機能を有することを特徴とする照明装置。
  4. 前記投光部材は、前記発光部材から出射した光を制御する投光レンズを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記発光部材は、蛍光部材を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記発光部材は、前記反射面の深さ方向と交差する所定の方向に広がるように形成されており、
    前記発光部材の被照射位置は、前記照射位置変更部により、少なくとも前記所定の方向に変更されることを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  7. 前記反射面は、焦点を有する形状に形成されており、
    前記発光部材は、前記反射面の焦点を含む領域、または、前記反射面の焦点の近傍に配置されていることを特徴とする請求項またはに記載の照明装置。
  8. 前記照射位置変更部は、前記反射面の焦点から前記発光部材の被照射位置までの距離が変化するように、前記発光部材の被照射位置を変更することを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  9. 前記反射面は、放物面および楕円面の一方の少なくとも一部を含むように形成されていることを特徴とする請求項またはに記載の照明装置。
  10. 前記導光部材は、前記レーザ発生器から出射したレーザ光を平行光にするコリメートレンズを含むことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  11. 前記反射面は、焦点および頂点を有する形状に形成されており、
    前記反射面の焦点は、前記反射面の頂点の近傍に位置しており、
    前記発光部材は、前記反射面の頂点の近傍に配置されていることを特徴とする請求項およびのいずれか1項に記載の照明装置。
  12. 前記発光部材は、前記第1反射鏡の内部と外部との境界に配置されていることを特徴とする請求項および11のいずれか1項に記載の照明装置。
  13. 前記発光部材は、前記反射面の深さ方向に広がるように形成されており、
    前記発光部材の被照射位置は、前記照射位置変更部により、少なくとも前記深さ方向に変更されることを特徴とする請求項11および12のいずれか1項に記載の照明装置。
  14. 前記発光部材が取り付けられる保持面を有する保持部材をさらに備え、
    前記反射面は、放物面および楕円面の一方を、焦点と頂点とを結ぶ軸に交差する面で分割した形状に形成されており、
    前記保持部材の保持面は、前記焦点と頂点とを結ぶ軸に交差する所定の方向に広がるように形成されていることを特徴とする請求項および1113のいずれか1項に記載の照明装置。
  15. 前記保持部材は、前記発光部材から出射した光を透過する機能を有することを特徴とする請求項14に記載の照明装置。
  16. 前記発光部材が取り付けられる保持面を有する保持部材をさらに備え、
    前記反射面は、放物面および楕円面の一方を、焦点と頂点とを結ぶ軸に交差する面で分割し、かつ、前記焦点と頂点とを結ぶ軸に平行な面で分割した形状に形成されており、
    前記保持部材の保持面は、前記焦点と頂点とを結ぶ軸の延びる方向に広がるように形成されていることを特徴とする請求項および1115のいずれか1項に記載の照明装置。
  17. 前記保持部材は、金属製であることを特徴とする請求項16に記載の照明装置。
  18. 前記発光部材の前記レーザ光が照射される被照射領域の面積を変更するための照射面積変更部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の照明装置。
  19. 前記レーザ発生器は、半導体レーザ素子を含むことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の照明装置。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする前照灯。
  21. 請求項20に記載の前照灯を備えることを特徴とする移動体。
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