JP5313996B2 - ティシュペーパー製品 - Google Patents
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Description
ティシュペーパーの用途は、鼻かみ用途を含むフェイシャル用を中心とした主に対人用途であり、保湿ティシューは鼻かみ用に特化された製品仕様とされている。
従来、ティシュペーパーは鼻かみ用途を中心としたフェイシャル用途で使用されてきたことから、肌触りの良さを追求するため、これまで数多くの試みがなされ、品質改良を重ねてきた。例えば、各種の柔軟剤を原料に添加し製品の柔軟性を向上させる、繊維粗度の低いしなやかな繊維を多く使用する、湿紙のドライヤー乾燥時の貼りつきとドクター当りの調整により細かなクレーピングを形成する、カレンダーにより表面性を向上させる、原料噴射速度と網部の速度の比率調整により横強度を維持しつつ原料の叩解度を低く調整する、等の技術により、紙の柔らかさや滑らかさの改善が図られてきた。
アレルギー性鼻炎や花粉症などのヘビーユーザーは日に数十回以上も鼻をかむことにより、鼻およびその周辺がティシューとの摩擦により、軽い炎症を起こし赤くなりヒリヒリとした傷みを感じやすい。そのため、このようなユーザーには、ティシュー表面の摩擦の小さなもの、つまり滑らかさを有する物が好ましく使用される。保湿ティシューはグリセリン等の吸湿性のある保湿剤を含む水系ローション薬液を、衛生薄葉紙の基紙に対し塗布する。グリセリンは化粧品に使われているように肌への刺激性が少なく、吸湿してティシューをしっとり、柔らかくするとともにティシューの表面に薄い皮膜を形成し、一般の非塗布ティシューに比して明らかに柔らかで、滑らかな肌触りを有する差別化した商品として認知されている。例えば、油性物質と保湿剤を外添塗布する技術が紹介されている(特許文献1)。
<請求項1記載の発明>
表面に薬液が塗布された2プライのティシュペーパーがポップアップ方式で折り畳まれて略直方体の収納箱に収納されたティシュペーパー製品であって、
前記ティシュペーパーは、薬剤含有量が両面で1.5〜5.0g/m2であり、
2プライを構成するシートの1層あたりの坪量が10〜25g/m2であり、
2プライの紙厚が100〜140μmであり、
前記収納箱は、上面に、その長辺方向に平行に開口を有する紙箱よりなり、前記開口は収納箱内面に貼付されたフィルムにより被覆され、前記フィルムは前記開口に長辺方向に平行なスリットを有し、
前記フィルム横方向とティシュペーパー表面のシート取出し方向との静摩擦係数が0.20〜0.28であり、
上層から1組目から5組目までの計5組、及び11組目から15組目までの計5組の取り出し抵抗値が70gf以下である、ことを特徴とするティシュペーパー製品。
前記薬液の水分含有量が1〜15%である、請求項1記載のティシュペーパー製品。
前記ティシュペーパーの2プライのCD方向の乾燥引張強度が80〜120cN/25mmである、請求項1記載のティシュペーパー製品。
下記(A)〜(D)の手順により測定される静摩擦係数が0.50〜0.65である、請求項1記載のティシュペーパー製品。
(A)ティシュペーパーを1プライにはがし、2プライ時にティシュペーパーの外面にあった面が外側となるようしてアクリル板に張り付ける。
(B)前記ティシュペーパーとは別のティシュペーパーを2プライのまま100gの分銅に巻きつけ、前記アクリル板上のティシュペーパー上に乗せる。
(C)前記アクリル板を傾け、おもりが滑り落ちる角度を測定する。
(D)前記角度の測定を、ティシュペーパーの縦方向同士(MD方向とMD方向)、ティシュペーパーの横方向同士(CD方向とCD方向)で行うこととし、各5回ずつの計10回測定して平均角度を算出して、そのタンジェント値を静摩擦係数とする。
〔構造例〕
本発明に係るティシュペーパーの基材紙は、2枚の薄葉紙(以下、シートともいう)が積層されたプライ構造とする。
他方、本発明に係るティシュペーパーを構成する薄葉紙(シート)の原料パルプとしては、例えば、グランドウッドパルプ(GP)、プレッシャーライズドグランドウッドパルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の機械パルプ:セミケミカルパルプ(SCP)、針葉樹高歩留り未晒クラフトパルプ(HNKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)等の化学パルプ:デインクドパルプ(DIP)、ウェイストパルプ(WP)等の古紙パルプが挙げられる。原料パルプは、一種または二種以上を選択して用いることができる。好適には填料や異物を含まない化学パルプが好ましい。また、原料パルプ中には、藁パルプ、竹パルプ、ケナフパルプなどの木本類、草本類が含まれていてもよい。
本発明に係るティシュペーパーのシート1層あたりの米坪は、米坪は10〜25g/m2、より好ましくは11〜16g/m2とすることが好ましい。米坪が10g/m2未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、使用に耐えうる十分な強度を適正に確保することが困難となる。逆に米坪が25g/m2を超えると紙全体が硬くなるとともに、ゴワ付き感が生じてしまい肌触りが悪くなる。なお、米坪は、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法による。
本発明のティシュペーパーを構成する一次原反シートのクレープ率は10〜30%、より好ましくは13〜20%とする。ここで、クレープ率とは、下式で表わされるものとする。
クレープ率:{(製紙時のドライヤーの周速)−(リール周速)}/(製紙時のドライヤーの周速)×100。
本発明のティシュペーパーは、薬剤を両面合わせて1.5〜5.0g/m2、より好ましくは3.0〜5.0g/m2含有する。薬剤含有量が1.5g/m2未満であれば薬剤の効果が発揮されず、また、5.0g/m2を超えるとティッシュペーパーにベタつき感が生じ、また、乾燥引張強度が低下する。
薬液塗布時の温度は30℃〜60℃、好ましくは35℃〜55℃とすることが好ましい。
塗布量は、操業中にプライ後の薬液を塗布しない場合の各々のシート米坪と、対応する塗布した直後の各々のシート米坪との差異により算出した。
(塗布量g/m2)=(塗布直後の米坪g/m2)−(塗布しない場合の米坪g/m2)
両表層の塗布量、もしくは両面の塗布量の合計とは、プライされたティシュペーパーのシートの単位面積当たりの塗布量の合計であり、各シートの塗布量を加算したものとする。
薬剤含有量とは、JIS P 8111(1998)の標準状態におけるティシュペーパーの単位面積に対し含まれる乾燥状態(絶乾)の薬剤成分の含有量を示し、具体的には、塗布した薬液中の水分以外の成分の含有量を示すものとする。このティシュペーパーの単位面積とは、プライされたシートを平面に垂直線上にある視点から見た面積であり、プライされた各シート、およびその表裏面の合計面積を意味しない。
薬剤含有率とは、JIS P 8111(1998)条件下において調湿させた所定質量のティシュペーパー製品を分母(A)(g)とし、所定質量のティシュペーパー製品中に含まれる薬液中の水分を除いた質量(B)(g)を分子として、(B)を(A)で除した比率を(%)で表す。
(薬剤含有率%)=(B)÷(A)×100(%)
薬液含有密度は、JIS P 8111(1998)の標準状態における2プライのティシュペーパーの容積当たりの薬剤含有量である。
本発明に係るティシュペーパーの紙厚は、2プライの状態で100〜140μm、より好ましくは120〜140μmとする。紙厚が100μm未満では、柔らかさの向上の観点からは好ましいものの、ティシュペーパーとしての強度を適正に確保することが困難となる。また、140μm超では、ティシュペーパーの肌触りが悪化するとともに、使用時にゴワツキ感が生じるようになる。
本発明に係るティシュペーパーの引張強度は、2プライの状態で測定する。
乾燥引張強度は、JIS P 8113(1998)の引張試験方法に準じて行う。その中でJIS P 8111(1998)に規定された標準条件下で、縦方向及び横方向に幅25mmに裁断するものとする。
本発明のティシュペーパーのソフトネスの値は、0.80〜1.10cN/100mmとするのが好ましい。ここでのソフトネスは、JIS L 1096 E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定したものである。
但し、試験片は100mm×100mmの大きさとし、クリアランスは5mmで実施した。1プライで縦方向、横方向の各々5回ずつ測定し、その全10回の平均値を小数点2桁とし、cN/100mmを単位として表した。
製品の水分率は、10.0〜13.0%とすることが望ましい。水分率はJIS P 8127に基づき求める。
水分率(%)={(乾燥前の紙の重量)−(乾燥後の紙の重量)}/(乾燥前の紙の重量)×100
製品のMD方向の伸び率は11.0〜15.0%であるのが望ましい。ここでの伸び率は、ミネベア株式会社製「万能引張圧縮試験機 TG−200N」を用いて測定したものである。伸び率はJIS P 8113の「3.定義 e)」に記載の「引張破断伸び(stretch at break)」のことである。
他方、本発明のティシュペーパーは、ティシュペーパー同士の静摩擦係数が0.50〜0.65、より好ましくは0.55〜0.60であるのが望ましい。ここでの静摩擦係数は、JIS P 8147(1998)に準じた、下記の方法で測定する。
1プライにはがしたティシュペーパーを、ティシュペーパーの外側の面が外側に来るようにアクリル板に張り付ける。2プライのまま100gの分銅にティシュペーパーを巻きつけ、アクリル板上のティシューに乗せる。アクリル板を傾け、おもりが滑り落ちる角度を測定する。角度測定はティシューの縦方向と縦方向(MD方向とMD方向)、ティシューの横方向と横方向(CD方向とCD方向)につき各5回ずつの計10回実施し、平均角度を算出し、そのタンジェント値を静摩擦係数とする。
MMDとは、摩擦係数μの平均偏差(単位:無次元)である。MMDは滑らかさの指標の一つであり、数値が小さいほど滑らかであり、数値が大きいほど滑らかさに劣るとされる。
なお、MMD値の測定方法としては、図11(a)に示すように、摩擦子112の接触面を所定方向(図11(a)における右斜め下方向)に20g/cmの張力が付与された測定試料であるティシュペーパー111の表面に対して25gの接触圧で接触させながら、張力が付与された方向と略同じ方向に速度0.1cm/sで2cm移動させる。このときの、摩擦係数を、摩擦感テスター KES−SE(カトーテック株式会社製)を用いて測定し、その摩擦係数μの摩擦距離2cm(移動距離は3cmで前後5mmずつを除く)における平均偏差をMMD値とした。
なお、摩擦子112は、直径0.5mmのピアノ線Pを20本隣接させてなり、長さ及び幅がともに10mmとなるように形成された接触面を有している。接触面には、先端が20本のピアノ線P(曲率半径0.25mm)で形成された単位膨出部が形成されている。
なお、図11(a)には、摩擦子112を模式的に表し、図11(b)には、図11(a)における一点鎖線で囲まれた部分の拡大図を示すものとする。
ティシュペーパーの束の上に、重さ30g、130mm×250mmの大きさのプラスチック板を載せ、四隅の高さを平均してウェブ嵩の値とした。
本発明に係るティシュペーパーのウェブ嵩は、1組あたり0.25〜0.40mmとする。特に1組あたり0.28〜0.36mmとし、180組で55〜65mmとすることが好ましい。ウェブ嵩が低すぎると、収納箱から最上層のティシューを取り出す際に取り出し口から使用者が指を深く入れて引き出す必要が生じ、取り出しづらくなる。また、ウェブ嵩が高すぎると、コンパクト型の収納箱(箱高さ55〜65mm程度)に収納することができず、製造コスト、運送コストがかかる、もしくは、収納時にウェブを圧縮してコンパクト型の収納箱に収納するため、最上層の取り出し時に強い力で引き出さねばならず、ティシュペーパーが破れやすい、という問題が生じる。
本発明に係るティシュペーパーは、インターフォルダ等により折り加工が施され、前記折り加工の前後いずれかの段階で製品サイズに裁断され、例えば180組が箱詰めされて製品となる。180組の折り加工後の紙密度は、0.15〜0.25g/cm3、より好ましくは0.17〜0.23g/m3とすることが好ましい。0.15g/cm3より低くするとしっとり感や滑らかさが得られず、0.25g/cm3より高くすると、ティシュペーパーの厚みが損なわれベタつき感が出てしまうとともに、吸水性が悪くなってしまう。
製品の密度は、JIS P 8111 条件下において調湿させたティシュペーパー製品米坪を2倍した値(C)を、「PEACOCK G型」によるティシュペーパー(2プライ)での紙厚(D)で除した値で、単位をg/cm3、小数点3桁で表す。
((密度(g/cm3))=(C(g/m2))×2÷(D(μm))
図12は、本発明に係るティシュペーパー製品を示し、図13は、収納箱201を展開状態で箱の内側から見た図を示している。箱を形成する素材としては、例えば坪量が300〜450g/m2のボール紙等、ティシュペーパー収納箱として使用される公知の素材を何れも使用できる。このティシュペーパー収納箱201は、図12に示されるように組み立て状態で直方体状を成すものであり、上下一対の上面202及び下面203と、前後一対の前面204及び後面205と、左右一対の左側面204及び右側面205とを有している。この場合、前後面204,205及び左右側面206,207が本発明の周面に相当する。
ティシュペーパーの取り出し時にかかる抵抗を一定範囲に規定することで、取り出し時の破れを最低限に減じることができる。ティシュペーパーの取り出し抵抗は、以下の方法で測定する。プッシュブルゲージのゲージ先端にティシュペーパーの中央先端部を固定し、下面を固定した収納箱よりティシュペーパーを、0.4〜0.6秒の時間をかけ一定速度で垂直に取り出して、その最大抵抗値を測定した。取り出すティシュペーパーは最上層から1組目から5組目までの計5組、及び11組目から15組目までの計5組とし、上記プッシュブルゲージにおける測定値を平均して、取り出し抵抗値とした。取り出し抵抗は70gf以下、より好適には50〜70gfとするのが望ましい。
上記説明の本発明のティシュペーパーは、以下のようにして製造することが可能である。図1に、本発明に係るティシュペーパーのプライ工程の装置の概要を示した。なお、図1に係る工程は、塗布装置と一体となった装置であるプライマシンで実施されることが好ましい(オンマシン塗布)。
薬液塗布手段としてグラビア印刷方式を用いる場合、加工速度は100〜1000m/分とし、好ましくは350〜950m/分、特に好ましくは450〜950m/分とする。100m/分未満であると生産性が低く、1000m/分超過であると、塗布ムラが生じ、薬液が飛散し易くなる。また、グラビアロールの線数は、40〜160線とし、好ましくは60〜140線、特に好ましくは80〜120線とする。線数が40線未満であると薬液飛散量が多くなってしまい、他方、線数が160線超過であると紙粉が詰まり易くなる。
なお、本形態ではコンタクトエンボス前に薬液を塗布する構成をとっているが、コンタクトエンボス後に薬液を塗布する構成としてもよい。
上述の二次原反ロールは、特にティシュペーパー製品においては折り加工工程に供される。折り加工工程としては、ロータリー式インターフォルダ、マルチスタンド式インターフォルダ等公知の方法を使用することができるが、生産性の高いマルチスタンド式インターフォルダの使用がより好ましい。また、本発明においては、前述のように、ティシュペーパーの静摩擦係数を低く、かつウェブ嵩を低くする必要があることから、マルチスタンド式インターフォルダの使用が特に好ましいといえる。
実施例1〜7は、折り加工にマルチスタンド式インターフォルダを使用して製造した、本願発明に係るティシュペーパーである。
5:大変優れている
4:優れている
3:基準と同等
2:劣る
1:顕著に劣る
また、薬液塗布ティシュペーパーについては、ベタつき感の有無についても評価を行った。
○:ベタつき感が少ない
×:明らかにベタつき感がある。
ティシュペーパーの取り出しやすさは、10人を対象として取り出し操作を行い、下記のように評価した。
○:取り出し時の抵抗が小さく、破れがなかった。
△:1〜4名が破れ、もしくは抵抗による取り出しにくさを訴えた。
×:5〜10名が破れを訴えた。
ティシュペーパーの収納箱内への落ち込みの有無は、10人を対象として、各ティシュペーパー製品について1組目から全組取り出し、落ち込みがないか否かを判定した。
○:落ち込みがなかった。
△:1〜4名が落ち込みを1回以上経験した。
×:5〜10名が落ち込みを1回以上経験した。
使用時の破れにくさは、10人を対象に鼻かみにティシュペーパーを使用し、破れがあったか否かで評価した。
○:3名以下に破れあり、もしくは破れなし。
△:4〜8名に破れあり。
×:9〜10名に破れあり。
官能評価において、本発明に係るティシュペーパーは、厚み感に優れたものではないものの、保湿ティシューと同等以上のやわらかさ、なめらかさ、しっとり感を有し、かつ、保湿ティシューにみられるベタつき感が軽減されていることが分かった。
また、比較例2〜4において、使用時の破れが生じやすいのに対し、実施例1〜7は破れが生じにくいことが判明した。
Claims (4)
- 表面に薬液が塗布された2プライのティシュペーパーがポップアップ方式で折り畳まれて略直方体の収納箱に収納されたティシュペーパー製品であって、
前記ティシュペーパーは、薬剤含有量が両面で1.5〜5.0g/m2であり、
2プライを構成するシートの1層あたりの坪量が10〜25g/m2であり、
2プライの紙厚が100〜140μmであり、
前記収納箱は、上面に、その長辺方向に平行に開口を有する紙箱よりなり、前記開口は収納箱内面に貼付されたフィルムにより被覆され、前記フィルムは前記開口に長辺方向に平行なスリットを有し、
前記ティシュペーパーが、前記スリットからの引き出し方向が横方向となるように収納され、
前記フィルム横方向とティシュペーパー表面のシート取出し方向との静摩擦係数が0.20〜0.28であり、
前記スリットを介してティシュペーパーを引き出す際の、上層から1組目から5組目までの計5組、及び11組目から15組目までの計5組の取り出し抵抗値が70gf以下である、ことを特徴とするティシュペーパー製品。 - 前記薬液の水分含有量が1〜15%である、請求項1記載のティシュペーパー製品。
- 前記ティシュペーパーの2プライのCD方向の乾燥引張強度が80〜120cN/25mmである、請求項1記載のティシュペーパー製品。
- 下記(A)〜(D)の手順により測定される静摩擦係数が0.50〜0.65である、請求項1記載のティシュペーパー製品。
(A)ティシュペーパーを1プライにはがし、2プライ時にティシュペーパーの外面にあった面が外側となるようしてアクリル板に張り付ける。
(B)前記ティシュペーパーとは別のティシュペーパーを2プライのまま100gの分銅に巻きつけ、前記アクリル板上のティシュペーパー上に乗せる。
(C)前記アクリル板を傾け、おもりが滑り落ちる角度を測定する。
(D)前記角度の測定を、ティシュペーパーの縦方向同士(MD方向とMD方向)、ティシュペーパーの横方向同士(CD方向とCD方向)で行うこととし、各5回ずつの計10回測定して平均角度を算出して、そのタンジェント値を静摩擦係数とする。
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