JP5313678B2 - 小群のたばこ製品のためのパッケージ - Google Patents

Description

本発明はたばこ製品のためのパッケージに関する。
次の記載において、説明を簡単にするための例示として、巻きたばこのヒンジ式に止めた蓋付きの硬質箱（packet）を参照する。

ヒンジ式に止めた蓋付きの巻きたばこ用の硬質箱は、製造し易く、使用し易く、且つ内部の巻きたばこを効率的に保護するので、最も普通に市販されている。

ヒンジ式に止めた蓋付きの巻きたばこ用の硬質箱は、箔のシートで包まれた一群の巻きたばこと、一群の巻きたばこを収容した硬質外シェルとを具えている。この外シェルは、一群の巻きたばこを収容する上端の開いたカップ形状の容器と、ヒンジに沿って容器にヒンジ止めされ、容器に対して開放端を開閉するように開放位置と閉鎖位置との間で回転するカップ形状の蓋とを具える。折り畳まれたカラーが容器の内側に垂直に連結され、且つ蓋が閉鎖位置にあるときに、開放端から外方に一部突出して蓋の対応する内囲と係合する。

通常は、外シェルは一群の巻きたばこと実質的に同一寸法であり、一群の巻きたばこを目立つ隙間なくしっかりと収容している。しかし、或る場合には、例えば一群の巻きたばこの寸法が小さいにも拘らず、外シェルが「実質的」寸法を想像させることが望まれる場合、或いは現存する標準寸法のブランクを使用して本数の少ない巻きたばこ用の箱を製造し、或いは外シェルの内側に空き空間を形成して付属品(例えばライター)を収容したり、灰皿として使用したりすることが望まれる場合には、外シェルがその中に収容される一群の巻きたばこよりもずっと大きいことがある。

US5819925A1は、容器と、前記容器の開いた上端にヒンジ止めされた蓋とを具えた巻きたばこ用のヒンジ式に止めた蓋付きの硬質箱を記載している。この容器と蓋は、それぞれ前面、後面、両側面を有する。容器の内側にはカラーが固定されて容器から一部が突出し、前記カラーはタブを形成する一つ以上のスリットを有する三つの連続する部分を具え、これらのタブはヒンジ側においてカラーにヒンジ止めされて、容器の内側に向かって一群の巻きたばこの上に折り畳まれ、弾性緩衝要素を形成して容器内部の所定寸法に対して一群の巻きたばこの寸法を減少させることによって、容器と一群の巻きたばことの間に生じる緩みを解消している。

US5433318A1は、巻きたばこの小さな群を保持するための挿入物を有するヒンジ止めされた蓋付きの巻きたばこ用の硬質箱を記載している。

US5150720A1は、巻きたばこの奥行の無い群を受け入れる充填物を形成するように構成されたカラーを有するヒンジ止めされた蓋付きの巻きたばこ用の硬質箱を記載している。
DE3607311A1は、一体化されたマッチ箱の付いた巻きたばこのパッケージを開示している。これによって、使用者は他の外部の火元と無関係となり、特にそれを失う不都合から解放される。

前述のような巻きたばこの小群のための公知のヒンジ止めされた蓋付きの硬質箱は、ヒンジ止めされた蓋付きの硬質箱を製造するための標準型の包装機では製造できず、したがって特別な包装機の設計と構成が必要となる欠点を有する。

本発明の目的は、前述の欠点を解消し、同時に安価且つ容易に製造できる巻きたばこ製品のパッケージを提供することにある。

本発明によれば、添付の特許請求の範囲に記載されたたばこ製品のパッケージが提供される。

図１の符号１は、カップ形状の容器２と前記容器２内に収容された一群３の巻きたばこ４とを具えた巻きたばこ用の硬質箱の全体を示す。巻きたばこ４の群３は平行六面体に形成され、箔包装材のシート（ｓｈｅｅｔ）５に包まれて、容器２の内側に収容されている。容器２は開放された上端６を有し、ヒンジ８に沿って容器２にヒンジ止めされて、それぞれ開放上端６を開閉する開放位置(図２)と閉鎖位置(図１と３)との間で容器２に対して回転するカップ形状の蓋７を具えている。

蓋７が閉鎖位置にある場合、容器２は直方体の平行六面体を形成し、相互に平行且つ対向する上壁９と底壁１０、対向する大側壁１１と１２、対向する小側壁１３を有する。更に詳しくは、一方の大側壁１１は容器２の前壁を形成し、他方の大側壁１２は容器２の後壁を形成している。四本の長手方向の縁１４は小側壁１３と前後の大側壁１１、１２との間に形成され、長手を横切る八本の横方向の縁１５は上下壁９と１０間、前後の大側壁１１と１２間、及び小側壁１３相互間に形成されている。

箱１は、U字形に折り畳まれて容器２の内側に連結(糊付け)され、蓋７が閉鎖位置にある場合、開放上端６から外に一部が突出して蓋７の対応する内面に係合するカラー１６を具えている。このカラー１６は、容器２の前壁１１に接して位置決めされた前壁１７と、前壁１７の両側に設けられて容器２の小側壁１３に接触して位置決めされた二つの側壁１８を具えている。

図５に示されているように、箱１は、容器２の内側に設けられて前壁１１から垂直に突出し、巻きたばこ４の群３のための支持面を形成し、折り目線２０によって分離されて相互に近づくように折り畳まれた二つの硬質パネル１９aと１９ｂによって形成された保持部材１９を具えている。

箱１は二つの保持部材２１を更に具え、保持部材の各々は容器２の内側に設けられ、各側壁１３から垂直に突出し、巻きたばこ４の群３のための支持面を形成し、折り目線２２によって分離されて相互に近づくように折り畳まれた二つの硬質パネル２１aと２１ｂによって形成されている。これらの保持部材１９と２１は、底壁１１に平行な底支持面を形成し、容器２の内部に壁１１と１２及び側壁１３よりも高さの低い巻きたばこ４の群３を収容する。

保持部材１９と２１はカラー１６の一部を形成し、カラー１６が、カラー１６の壁１７と１８を容器２の壁１１、１２及び１３に直接接触させて容器２の内側に位置決めされた場合、壁１１と１２及び側壁１３から垂直に突出する。

図４に示されているように、容器２は、実質的に細長い矩形の、対応するフラットなブランク２３から形成される。以下の説明において、ブランク２３の各部は、可能であれば容器２の対応する部分と同一符号に上付き記号を付して使用している。

ブランク２３は二本の長手方向の折り目線２４と、二本の長手方向の折り目線２４との間に、前壁１１の上部（更に詳しくは蓋７の一部を形成する部分）を形成するパネル１１′、上壁９を形成するパネル９′、底壁１０を形成するパネル１０′、前壁１１の底部(更に詳しくは容器２の一部を形成する部分)を形成するパネル１１″を形成する複数の横方向の折り目線２５を有する。

各パネル１１′、１１″、１２′は、各パネル１１′、１１″、１２′の両側に設けられて長手方向の折り目線２４によって各パネル１１′、１１″、１２′から分離されている二つの側方ウィング１３′と１３″を有する。パネル１１′は補強フラップ２６を有し、パネル１２′の各ウィング１３′、１３″はウィング１３′、１３″の両端に設けられた矩形のタブ２７を有する。

各箱１を形成する場合、側方ウィング１３′、１３″は相互に重ねられて糊付けされ、容器２の小側壁１３を形成し、各タブ２７は各側方ウィング１３′と１３″に対して正方形に折り畳まれ、各パネル９′と１０′の内面上に重ねられて糊付けされ、対応する壁９、１０の内部を形成する。

図６に示されているように、拡げられたカラー１６は二本の長手方向の折り目線２８と、二本の長手方向の折り目線２８の間に、前壁１７の上部を形成するパネル１７′、保持部材１９のパネル１９a、保持部材１９のパネル１９ｂ、前壁１７の底部を形成するパネル１７″、底部補強タブ３０を形成する複数の横方向の折り目線２９を有する。パネル１７′と１７″は、それぞれ、二つの側方ウィング１８′と１８″を有し、これらはパネル１７′と１７″の両側に設けられて側壁１８を形成し、長手方向の折り目線２８によってパネル１７′、１７″から分離されている。保持部材２１のこれら二つのパネル２１aは、保持部材１９のパネル１９aの両側に設けられ、保持部材２１のこれら二つのパネル２１ｂは、保持部材１９のパネル１９ｂの両側に設けられている。

二つの菱形の孔３１が長手方向の折り目線２８と保持部材１９と２０のパネル１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ上の横方向の折り目線２９との間の連結点に形成され、この孔３１の形状と寸法に応じて、前壁１１から垂直に突出した保持部材１９の各端は、保持部材２１の対応する端から分離され、これに接し、或いは重なっている。

例えば、図５と６の実施形態において、前壁１１から垂直に突出している保持部材１９の各端は、対応する保持部材２１を形成する二つの硬質パネル２１a、２１ｂの端相互間に取り囲まれ、保持部材１９と２１の全体の剛性を増している。一方、図７と８の実施形態において、前壁１１から垂直に突出している保持部材１９の各端は、対応する保持部材２１の端に対して実質的に接線方向になっている。

最後に、好ましくはカラー１６の前壁１７は標準的円形の中央孔３２を有し、この中央孔は、巻きたばこの群３のカラー１６への移動を伴うカウンタプッシャー（counterpusher）のカラー１６への挿入を可能にすることによって、巻きたばこ４の群３へのカラー１６の適用を助ける。

図１〜６に実施形態において、保持部材１９と２１はカラー１６の一部を形成し、容器２を形成するブランク２３は普通の硬質ヒンジ付き蓋の箱を製造するブランクと同一である。

標準的ヒンジ付きの蓋の硬質箱を作るための標準的ブランクと同様に、容器２を形成するブランク２３は、標準的ヒンジ付きの硬質箱を製造するための標準的ブランクと同様に正確に折り畳まれる。

カラー１６を折り畳むために、カラー１６を巻きたばこ４の群３の周囲に折り畳む前に、カラー１６はパネル１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂを形成する二本の横方向の折り目線２９、及び折り目線２０と２２に沿って予め折り畳まれる。カラー１６が予め折り畳まれると、側方ウィング１８′と１８″は二本の長手方向の折り目線２８に沿って、パネル１７′と１７″に対して直角に折り畳まれ、そしてパネル１９aと２１aはパネル１９ｂと２１ｂのように折り畳まれる。別の例では、パネル１９aと２１aは、最初にパネル１９ｂと２１ｂへ向けて折り畳まれ、そして側方ウィング１８′と１８″が次に二本の長手方向の折り目線２８に沿って、パネル１７′と１７″に対して折り畳まれる。

硬質パネル１９aと２１aは、パネル１７″、そして可能ならば側方ウィング１８″をパネル１７′と側方ウィング１８′の方へ押すことによって硬質パネル１９ｂと２１ｂに向けて直角に折り畳まれる。換言すれば、硬質パネル１９aと２１aは、固定された把持部材によってパネル１７′と側方ウィング１８′を維持し、パネル１７″と、可能ならばウィング１８″とを可動把持部材に係合させ、次に可動把持部材を固定把持部材へ向けて移動させることによって、硬質パネル１９ｂと２１ｂへ向けて折り畳まれる。カラー１６は巻きたばこ４の群３に適用される前に予め折り畳まれるべきである。ただし、カラー１６の折畳みは、カラー１６が巻きたばこ４の群３に適用される前に完了しても、またはカラー１６が巻きたばこ４の群３に適用される前に開始されてカラー１６が巻きたばこ４の群３に適用された後に完了し、或いはカラー１６が巻きたばこ４の群３に適用された後に開始されてもよい。

図５と６の実施形態において、各保持部材１９、２１の二つの硬質パネル１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂは同一寸法であり、一方が他方の上に折り畳まれて重ねられている。各保持部材１９、２１のこれら二つの硬質パネル１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂは、相互に糊付けされることが好ましい。更に、前壁１１から垂直に突出した保持部材１９の各端は、各小側壁１３から垂直に突出した保持部材２１を形成する二つの硬質パネル２１aと２１ｂ間に包囲される。

図７と８の実施形態において、各保持部材１９、２１の二つの硬質パネル１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂは、異なる寸法を有し分離している。底パネル１９ｂと２１ｂは相対的に大きく、対応する側壁１１、１３に対して１０〜４５度の角度で傾斜し、上パネル１９aと２１aは相対的に小さく、対応する側壁１１、１３に対して垂直である。

図１〜８の実施形態において、保持部材１９と２１は底壁１０に平行な底部支持面を形成して、側壁１１、１２、１３より高さの低い巻きたばこ４の群３を容器２の内部に収容する。

巻きたばこ４の群３によって容器２の内部に残された空間３３（図１２に示されている）の少なくとも一部は、付属品（例えばライター）或いはホルダーや灰皿を収容するのに使用される。

図１〜１２に示された実施形態において、空間３３は巻きたばこ４の群３の下方に設けられ、一般的にホルダーや灰皿として使用され、図９〜１２の実施形態において、ヒンジ止めされたドア３４が容器２の前壁１１に形成され、外側から空間３３への接近のために用いられる。

図示されない別の実施形態において、一枚の柔軟包装材料を巻きたばこ４の群３の周囲に折り畳んで容器２が形成され、容器２は保持部材１９と２１を具えた図５〜８のカラー１６に似た硬質挿入物を含む。カラー１６と硬質挿入物との主たる差異は、蓋７が無いためにこの硬質挿入物は容器２の開放された上端から突出していない点にある。

添付図面に示されている実施形態において、縁１４と１５はすべて正方形の縁である。図示されていない別の実施形態において、四つの長手方向の縁１４は非正方形の丸みを帯びた、或いは傾斜した縁である。別の例では、横方向の縁１５は、EP-A1-0764595に記載された巻きたばこの箱のように、非正方形の丸みを帯びた或いは傾斜した縁であり、横方向の縁１５と長手方向の縁１４は、両方とも非正方形の丸い或いは傾斜した縁であってもよい。

図示されない別の実施形態において、各大側壁１１、１２は外方に凸出し、鋭い長手方向の縁１４に沿って小側壁１３に連結され、各小側壁１３と鈍角の二面角を形成している。各大側壁１１、１２は平らな中心部と、長手方向の折り目線を有する皺のよった二つの側方バンドを具え、各側方バンドは内方に対する凹みを有して前記中心部を小側壁１３に連結し、小側壁１３に対して鈍角の二面角を形成している。この場合、各壁９、１０は実質的に矩形であり、大側壁１１と１２の外側に凸出した輪郭に適合するように、傾斜した隅部を有する。この実施形態はEP-A1-1066206に記載された巻きたばこの箱に似ており、箱はそれぞれがフラットな中心部と、前記中心部を鋭い長手方向の縁に沿って箱の二つのフラットな側壁に連結する二つの湾曲した皺の多い側方バンドとを有する。

図示しない別の実施形態において、各大側壁１１、１２は外側に凸出し、鋭い横方向の縁１５に沿って壁９と１０に連結され、各壁９、１０に対して鈍角の二面角を形成している。更に詳しくは、各大側壁１１、１２はフラットな中心部と、横方向の折り目線を有する皺の多い側方バンドとを具え、前記側方バンドは内方に対する凹みを有して湾曲し、壁９と１０に対して鈍角の二面角を形成している。この場合、各小側壁１３は実質的に矩形であり、大側壁１１と１２の外側に凸出した輪郭に適合するように傾斜した隅部を有する。この実施形態はIT-B02001A000584に記載された巻きたばこの箱に類似し、外方へ凸出した前後壁を有し、各壁はフラットな中心部と、前記中心部を鋭い横方向の縁に沿って箱の二つのフラットな壁に連結する二つの湾曲した皺の多い側方バンドとを有する。

明らかなように、上述の箱１は、凸出した壁を一部が凹んだ壁に置き替え、或いは二つの対面する凸出した壁の代わりに一つだけの凸出した壁を形成する等の変更を加えることができる。

上述の巻きたばこの箱１は、巻きたばこ４の小群３を収容し、同時に製造が安価且つ容易であり、カラー１６又はブランク２３に僅かな変更を加えることによって、そして僅かに改変された標準的包装機でカラー１６やブランク２３を折畳み可能とすることによって、多くの利点を有する。

前述の巻きたばこの箱１の多くの利点を勘案すれば、この箱１の形状は実質的に前述の箱１と同一巻きたばこの(硬質或いは柔軟)カートンの製造にも一体的に適用され、唯一の差異は巻きたばこの群ではなくて、巻きたばこの箱の群を収容する点にある。

本発明の巻きたばこ用の箱を前から見た閉鎖状態の斜視図。 図１の箱を前から見た開放状態の斜視図。 図１の箱を後から見た閉鎖状態の斜視図。 図１の箱を製造するブランクの展開図。 図１の箱のカラーの斜視図。 図５のカラーの展開図。 図１のカラーの別の実施形態の斜視図。 図７のカラーの展開図。 本発明の巻きたばこ用の箱の別の実施形態を前から見た閉鎖状態の斜視図。 図９の箱を前から見た開放状態の斜視図。 図９の箱を後から見た閉鎖状態の斜視図。 明瞭にするために部品を取り外した図９の箱の正面図。

２ 容器
３ たばこ製品の群
４ たばこ製品
６ 上端
７ 蓋
８ ヒンジ
１０ 底壁
１１，１２ 大側壁
１３ 小側壁
１６ 硬質カラー
１７ 前壁
１８ カラー小側壁
１９，２１ 保持部材
２０，２２ 折り目線
１９ａ，１９ｂ，２１ａ，２１ｂ 硬質パネル
２８ 長手方向の折り目線
２９ 横方向の折り目線

Claims (10)

1. たばこ製品（４）の群（３）と、
   前記たばこ製品（４）の群（３）を収容するカップ形容器（２）であって、開放された上端（６）と、底壁（１０）と、二つの相互に平行に対面する大側壁（１１、１２）と、二つの相互に平行に対面する小側壁（１３）を有し、且つヒンジ(８)に沿って前記容器（２）にヒンジ止めされて前記上端（６）を開閉する開放位置と閉鎖位置との間で前記容器（２）に対して回転するカップ形の蓋（７）を具えた容器（２）と、
   少なくともU字形に折り畳まれて前壁（１７）と前記前壁（１７）の両側にそれぞれカラー小側壁（１８）とを形成し、前記容器（２）の内側に連結され、前記蓋(７)が閉鎖位置にあるときに、一部が前記容器の上端（６）から外方に突出して前記蓋（７）の対応する内面と係合する硬質カラー（１６）と、
   前記容器（２）の内側に設けられ、前記大小側壁（１１、１２、１３）の少なくとも一つから垂直に突出し、たばこ製品（４）の群（３）のための支持面を形成し、且つ折り目線（２０、２２）によって相互に連結されて一方が他方に向けて折り畳まれた二つの硬質パネル（１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ）によって形成された少なくとも一つの保持部材（１９、２１）とを含み、
   前記保持部材（１９、２１）は、前記容器（２）の内側に前記大小側壁（１１、１２、１３）より高さの低いたばこ製品（４）の群（３）を収容するために前記底壁（１０）と平行の底支持面を形成し、前記保持部材（１９、２１）は、前保持部材（１９）と２つの側方保持部材（２１）から構成され、
   前記硬質カラー（１６）は、フラット時に、二本の長手方向の折り目線（２８）、および二本の長手方向の折り目線（２８）相互間に、前記硬質カラーの前壁（１７）の上部を形成する第一パネル（１７′）と、前記前保持部材（１９）の第二パネル（１９a）とを形成する長手を横切る複数の横方向の折り目線（２９）を有し、
   第一パネル（１７′）は、二つの側方ウィング（１８′）を有し、前記側方ウィング（１８′）は、第一パネル（１７′）の両側に位置して前記カラー小側壁(１８)を構成し、且つ長手方向の折り目線（２８）によって第一パネル（１７′）に連結された、たばこ製品用のパッケージにおいて、
   前記保持部材（１９、２１）の二つの硬質パネル（１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ）は硬質カラー（１６）の一部を形成し、
   二つの前記側方保持部材（２１）は二つの前記カラー小側壁（１８）から垂直に突出し、且つ前記前保持部材（１９）は前記硬質カラーの前壁（１７）から垂直に突出し、
   前記硬質カラー（１６）は、フラット時に、二本の長手方向の折り目線（２８）相互間に、前記横方向の折り目線（２９）により形成された前記前保持部材（１９）の第三パネル（１９ｂ）と、前記硬質カラーの前壁（１７）の底部を形成する第四パネル（１７″）を更に有し、
   第四パネル（１７″）は、二つの側方ウィング（１８″）を有し、前記側方ウィング（１８″）は第四パネル（１７″）の両側に位置してカラー小側壁(１８)を構成し、且つ長手方向の折り目線（２８）によって第四パネル（１７″）に連結され、
   前記前保持部材（１９）の第二パネル（１９a）は二つの側方ウィング（２１a）を有し、前記側方ウィング（２１a）は第二パネル（１９a）の両側に位置して二つの前記側方保持部材（２１）の第五パネルを構成し、且つ
   前記前保持部材（１９）の第三パネル（１９ｂ）は二つの側方ウィング（２１ｂ）を有し、前記側方ウィング（２１ｂ）は第三パネル（１９ｂ）の両側に位置して二つの前記側方保持部材（２１）の第六パネルを構成する、ことを特徴とするパッケージ。
2. 前記保持部材（１９、２１）の二つの硬質パネル（１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ）が同一寸法であり、一方が他方の上に折り畳まれて重ねられている、請求項１の記載のパッケージ。
3. 前記保持部材（１９、２１）の二つの硬質パネル（１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ）が相互に糊付けされている、請求項２に記載のパッケージ。
4. 前記保持部材（１９、２１）の二つの硬質パネル（１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ）が異なる寸法を有し且つ連結されていて、底の硬質パネル（１９ｂ、２１ｂ）が相対的により大きく、対応する大小側壁（１１、１２、１３）に対して１０〜４５度の角度で傾斜し、上の硬質パネル（１９a、２１a）が相対的により小さく、対応する大小側壁（１１、１２、１３）に垂直である、請求項１に記載のパッケージ。
5. 前記保持部材（１９、２１）の二つの硬質パネル（１９a、１９ｂ、２１a、２１ｂ)が同一寸法を有し、一方が他方の上に折り畳まれて重ねられ、前記大側壁（１１、１２）から垂直に突出した前記前保持部材（１９）の各端が、前記小側壁（１３）から垂直に突出した前記側方保持部材（２１）を形成する二つの硬質パネル（２１a、２１ｂ）の端相互間に、包囲されている、請求項１〜３のいずれか一項に記載のパッケージ。
6. 二つの前記カラー小側壁（１８）から垂直に突出した前記側方保持部材（２１）の二つの第五パネルは、前記硬質カラーの前壁（１７）から突出する前記前保持部材（１９）の第二パネル（１９a）の両側に設けられ、且つ
   二つの前記カラー小側壁（１８）から突出した前記側方保持部材（２１）の二つの第六パネルは前記硬質カラーの前壁（１７）から突出した前記前保持部材（１９）の第三パネル（１９ｂ）の両側に設けられている、請求項１から５のいずれか一項に記載のパッケージ。
7. 二つの菱形の孔（３１）が、長手方向の折り目線（２８）と長手を横切る横方向の折り目線（２９）との交差部で、前記保持部材（１９，２１）の第二パネル（１９ａ）、第三パネル（１９ｂ）、第五パネル（２１ａ）および第六パネル（２１ｂ）上に形成されている、請求項６に記載のパッケージ。
8. 前記硬質カラー（１６）の前壁（１７）が中心孔（３２）を有している、請求項１〜７いずれか一項に記載のパッケージ。
9. 前記保持部材（１９，２１）と前記容器（２）の底壁（１０）との間に形成された容器（２）の内側で、たばこ製品（４）の群（３）から自由に残された空間（３３）の少なくとも一部が、付属品を収容し、或いはホルダーや灰皿として使用される、請求項１〜８のいずれか一項に記載のパッケージ。
10. 前記容器（２）の大側壁（１１）が、外側から前記空間（３３）に接近するためのヒンジ止めされたドアを含む、請求項９記載のパッケージ。

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