JP5309586B2 - サーミスタ用組成物 - Google Patents

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本発明は、サーミスタに用いられるサーミスタ用組成物に関し、さらに詳しくは、ガラスダイオード型サーミスタ、ガラスビード型サーミスタ、樹脂ビード型サーミスタなどに用いられて好適なサーミスタ用組成物に関する。
NTCサーミスタは、温度が上昇するにつれ、抵抗値が低くなる特性を有しており、電子機器など様々な機器に温度センサや温度補償用の用途で実装されている。このようなサーミスタが実装される機器は、種々の環境下で使用されることから、サーミスタが高い信頼性を有していることが求められている。具体的には、高温高湿雰囲気下においても、抵抗変化率が少ないサーミスタが求められている。
特許文献1には、上記のサーミスタ用組成物として、マンガン酸化物およびコバルト酸化物を主成分とし、この主成分に、アルミニウム酸化物およびジルコニウム酸化物を含有させることで、高温高湿雰囲気に置かれる前後の抵抗値の変化(以下、高温高湿使用下の抵抗変化率という)を小さくする技術が提案されている。
また、特許文献2には、マンガン酸化物およびニッケル酸化物を主成分とし、この主成分に、コバルト酸化物、銅酸化物、鉄酸化物およびジルコニウム酸化物を含有させることで、高温高湿使用下の抵抗変化率を小さくする技術が提案されている。
しかしながら、近年、サーミスタの信頼性に対する要求がますます厳しくなっており、特許文献1および2に記載の技術では、高温高湿使用下の抵抗変化率を1%以下にすることができないため、このような要求に十分応えられるものではなかった。
ところで、自動車の温度センサとしては、サーミスタ用組成物がガラス管に封入された構成を有するガラスダイオード型サーミスタが多く用いられている。このような温度センサは、高温状態のオイル中で動作するため、このような用途においてもサーミスタには高い信頼性が求められている。具体的には、高温(たとえば、120℃以上)の油中においても、抵抗変化率を小さくすることが求められている。
特開2006−32856号公報 特開2000−68110号公報
本発明の目的は、広い組成範囲において、良好なB定数を維持しつつ、高温高湿使用下の抵抗変化率が小さく、しかも高温下(たとえば、120℃以上)の油中における抵抗変化率をも小さくすることができるサーミスタ用組成物を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るサーミスタ用組成物は、
主成分として、マンガン酸化物を、Mn元素換算で、25〜70モル%、ニッケル酸化物を、Ni元素換算で、0.1〜70モル%、コバルト酸化物を、Co元素換算で、1〜70モル%含有し、
前記主成分100重量%に対して、鉄酸化物を、Fe換算で、0.1〜10重量%、ジルコニウム酸化物を、ZrO換算で、0.1〜5重量%(ただし、5重量%は除く)含有することを特徴とする。
本発明によれば、広い組成範囲において、良好なB定数を維持しつつ、高温高湿使用下の抵抗変化率が小さいサーミスタ用組成物を提供することができる。また、このサーミスタ用組成物は、上記の特性に加えて、高温下(たとえば、120℃以上)の油中における抵抗変化率をも小さくできる。そのため、自動車用の温度センサ等としてのガラスダイオード型サーミスタ、ガラスビード型サーミスタ、樹脂ビード型サーミスタに用いられるサーミスタ用組成物として好適である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1は本発明の一実施形態に係るガラスダイオード型サーミスタを示す概略断面図である。
サーミスタ用組成物
本発明のサーミスタ用組成物は、主成分としてマンガン酸化物とニッケル酸化物とコバルト酸化物とを含み、さらに、これら主成分に加えて、鉄酸化物とジルコニウム酸化物とを含んでいる。
マンガン酸化物は、Mn元素換算で、25〜70モル%、好ましくは40〜70モル%、より好ましくは50〜70モル%の割合で主成分として含有されている。マンガン酸化物の含有量が少なすぎると、比抵抗が高くなり特性のバラツキが大きくなる傾向にあり、マンガン酸化物の含有量が多すぎると、B定数が大きくなりすぎサーミスタとしての利用が不適切な値になる傾向にある。
また、ニッケル酸化物は、Ni元素換算で、0.1〜70モル%、好ましくは20〜40モル%、より好ましくは25〜35モル%の割合で主成分として含有されている。ニッケル酸化物の含有量が少なすぎると、信頼性が悪化する傾向にあり、ニッケル酸化物の含有量が多すぎると、比抵抗が高くなり特性のバラツキが大きくなる傾向にある。
さらに、コバルト酸化物は、Co元素換算で、1〜70モル%、好ましくは1〜40モル%、より好ましくは1〜25モル%の割合で主成分として含有されている。コバルト酸化物の含有量が少なすぎると、比抵抗が高くなり特性のバラツキが大きくなる傾向にあり、コバルト酸化物の含有量が多すぎると、信頼性が悪化する傾向にある。
また、本発明では、上記の主成分に加えて、鉄酸化物およびジルコニウム酸化物を特定量含有させている。
鉄酸化物は、上記の主成分100重量%に対して、Fe換算で、0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜7重量%、より好ましくは0.1〜5重量%含有されている。鉄酸化物の含有量が少なすぎると、信頼性が悪化する傾向にあり、逆に、多すぎると、比抵抗が高くなり信頼性が悪化する傾向にある。
また、ジルコニウム酸化物は、上記の主成分100重量%に対して、ZrO換算で、0.1〜5重量%(ただし、5重量%は除く)、好ましくは0.1〜3重量%、より好ましくは0.1〜1.5重量%含有されている。ジルコニウム酸化物の含有量が少なすぎると、信頼性が悪化する傾向にあり、逆に、多すぎると、焼結を阻害し特性のバラツキが大きくなる傾向にある。
なお、本発明のサーミスタ用組成物は、不可避的不純物として、Si、K、Na、Ca等の金属元素を含んでいてもよい。
サーミスタ用組成物の組成範囲を上記の範囲とすることで、良好なB定数を維持しつつ、高温高湿使用下における抵抗変化率を小さくできるサーミスタ用組成物を得ることができる。なお、B定数とは、抵抗−温度特性の任意の2点の温度から求めた抵抗変化の大きさを表す定数である。本発明では、B定数として、25℃および85℃から求めたB定数(B25/85)を採用している。
また、本発明では、上記の特性に加えて、高温下(たとえば、120℃以上)の油中における抵抗変化率をも小さくすることができる。そのため、本発明のサーミスタ用組成物は、たとえば自動車の温度センサ等として使用されるガラスダイオード型サーミスタのサーミスタ用組成物として好適である。以下、ガラスダイオード型サーミスタの全体構成について具体的に説明する。
ガラスダイオード型サーミスタ
図1に示すように、本実施形態に係るガラスダイオード型サーミスタ1において、サーミスタ素子2の両端部は、電極2aを介してジュメット部3の一端部により挟まれ電気的に接続される構成となっている。そして、サーミスタ素子2およびジュメット部3は、ガラス管4に封入されている。さらにジュメット部3の他端部はリード線5と電気的に接続してある構成となっている。
サーミスタ素子2は、上述した本発明のサーミスタ用組成物を有する。なお、サーミスタ素子2は、本発明のサーミスタ用組成物から構成されるサーミスタ層と、内部電極層とが交互に複数配置してある積層構造を有していてもよい。
サーミスタ用組成物の製造方法
以下、本実施形態に係るサーミスタ用組成物の製造方法について具体的に説明する。
まず、サーミスタ用組成物を構成する主成分(マンガン酸化物、ニッケル酸化物およびコバルト酸化物)の原料と、鉄酸化物およびジルコニウム酸化物の原料と、を準備する。
本実施形態では、主成分の原料として、マンガン酸化物、ニッケル酸化物およびコバルト酸化物、あるいは焼成後にこれらの酸化物となる原料を用意する。焼成後に酸化物になる化合物としては、たとえば、炭酸塩、ハロゲン化合物、シュウ酸塩、硝酸塩、水酸化物、有機金属化合物等が挙げられる。
同様に、鉄酸化物およびジルコニウム酸化物の原料として、鉄酸化物およびジルコニウム酸化物、あるいは焼成後にこれらの酸化物となる原料を用意する。
次に、上記の原料を秤量し、これを混合して混合粉体を調製する。混合する方法としては、特に限定されないが、たとえば、乾式混合により行っても良いし、混合粉体に水や有機溶媒などを添加し、ボールミル等を使用し、湿式混合により行っても良い。
次いで、調製した混合粉体を顆粒化する。顆粒化は、混合粉体を適度な大きさの凝集粒子とし、成型に適した形態に変換するために行われる。顆粒化する方法としては、たとえば、加圧造粒法やスプレードライ法などが挙げられる。スプレードライ法は、混合粉体に、ポリビニルアルコールなどの通常用いられるバインダを加えた後、スプレードライヤー中で霧化し、乾燥する方法である。顆粒としての混合粉体(サーミスタ用組成物原料)の平均粒径は、100〜300μmであることが好ましい。
そして、得られた顆粒を所定形状に成形し、焼成前の成形体を得る。顆粒を成形する方法としては、たとえば、乾式成形法、湿式成形法、押出成形法などが挙げられる。乾式成形法は、顆粒を、金型に充填して圧縮加圧(プレス)することにより行う成形法である。乾式成形法により成形する場合には、加える圧力として100〜300MPaが好ましい。なお、成形体の形状は、特に限定されず、用途に応じて適宜決定すればよい。
次に、成形体の本焼成を行い、焼結体としての本実施形態のサーミスタ用組成物を得る。焼成時の保持温度は1100〜1300℃とすることが好ましい。保持温度が低すぎると、焼結が不十分となり、所望の特性が得られない傾向にあり、保持温度が高すぎると、焼成に用いる構造体(セッター)との反応が発生する傾向にある。
このようにして得られたサーミスタ用組成物は、用途に応じて、所定形状に加工され、好ましくは700〜950℃の大気中で電極が形成され、サーミスタ素子とされる。その後、基板上などに実装され、各種電子機器等に使用される。あるいは、ジュメット部とともにガラス管に封入され、ガラスダイオード型サーミスタ、ガラスビード型サーミスタや樹脂ビード型サーミスタとして使用される。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
次に、本発明の実施の形態をより具体化した実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
まず、出発材料として、市販の四三酸化マンガン(Mn)、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化鉄および酸化ジルコニウムを、焼成後の組成が表1の試料番号1〜30に示す組成比(ただし、表1中、主成分を構成するMn酸化物、Ni酸化物およびCo酸化物のモル%は、それぞれMn換算、Ni換算およびCo換算でのモル%を示している。添加物としての酸化鉄および酸化ジルコニウムは、前記主成分を100重量%としたときの、Fe換算およびZrO換算での添加量(重量%)を示している。)になるように秤量配合し、ボールミルで16時間湿式混合した。なお、これらの出発原料中には、不可避的不純物が0.1重量%程度含まれている。
次に、湿式混合後の出発原料を、脱水乾燥し、乳鉢、乳棒を用いて粉体にした。そして、得られた粉体をアルミナこう鉢に入れ、800〜1200℃で2時間仮焼成した。
次に、得られた仮焼き済み粉体を、ボールミルにより微粉砕した後、脱水乾燥して、サーミスタ用組成物原料とした。
次に、得られたサーミスタ用組成物原料100重量部に対して、ポリビニルアルコール1.5重量部(固形分)を加え、乳鉢、乳棒で顆粒に造粒したのち、直径16mm、厚さ2.5mmの円板状に加圧成形して成形体を得た。
次に、この成形体を、大気中において600℃で2時間加熱して、脱バインダ処理した後、大気中において1100〜1300℃で2時間本焼成して焼結体を得た。
次に、得られた焼結体の両面に、銀ペーストをスクリーン印刷し、800℃で焼き付けて、電極を形成して、サーミスタ試料を得た。得られたサーミスタ試料について、以下の特性評価を行った。
直流4端子法を用いて、25℃の抵抗値(R25)および85℃の抵抗値(R85)を測定した。そして、下記式1を用いて25℃における比抵抗(ρ25)を算出した。また、下記式2を用いて、B定数(B25/85 )を算出した。本実施例では、B定数(B25/85 )が3000以上である場合を良好とした。
また、得られたサーミスタ試料を、100℃の沸騰純水中に入れ、50時間煮沸後に抵抗値(R25’ )を測定し、下記式3を用いて25℃での初期抵抗値(R25)との抵抗変化率(ΔR25)を算出した(高温高湿使用下の抵抗変化率の評価)。本実施例では、ΔR25の値が1.0%以下である場合を良好とした。結果を表1に示す。
式1
ρ25(Ω・cm)=(S/t)×R25
ただし、式1中、ρ25:25℃における比抵抗(Ω・cm)、S:電極面積(cm)、t:試料の厚み(cm)、R25:25℃での抵抗値(Ω)である。
式2
25/85 (K)=(2.3026×log(R25/R85))/((1/(273.15+25))−(1/(273.15+85)))
ただし、式2中、B25/85 :B定数(K)、R25:25℃での抵抗値(Ω)、R85:85℃での抵抗値(Ω)である。
式3
△R25=((R25’ −R25)/R25)×100
ただし、式3中、△R25:煮沸試験前後における抵抗変化率(%)、R25’ :煮沸試験後の抵抗値(Ω)、R25:煮沸試験前の抵抗値(Ω)である。
Figure 0005309586
表1より、添加物の含有量が本願発明の範囲内であっても、主成分中のマンガン酸化物、ニッケル酸化物およびコバルト酸化物の含有量が本発明の範囲を外れる試料(試料番号1、2、11〜13、21、22、30)では、B定数の値は高いものの、高温高湿使用下の抵抗変化率が1%を超えてしまい、信頼性に乏しいことが確認できる。
これに対して、主成分中のマンガン酸化物、ニッケル酸化物およびコバルト酸化物の含有量が本発明の範囲内にある試料は、広い組成範囲において、抵抗変化率を小さくできることが確認できる。
実施例2
主成分(酸化マンガン、酸化ニッケルおよび酸化コバルト)および添加物(酸化鉄および酸化ジルコニウム)を、焼成後の組成が表2の試料番号31〜75に示す組成比とした以外は、実施例1と同様にして、サーミスタ試料を作製し、実施例1と同様の特性評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 0005309586
表2より、主成分の含有量が本発明の範囲内にある場合であっても、添加物(鉄酸化物、ジルコニウム酸化物)の含有量が本発明の範囲を外れる試料(試料番号31、32、37〜39、45〜47、52〜54、60〜62、67〜69、75)では、実施例1と同様に、B定数の値は高いものの、高温高湿使用下の抵抗変化率が1%を超えてしまい、信頼性に乏しいことが確認できる。
これに対して、主成分の含有量が本発明の範囲内にあり、かつ、添加物の含有量が本発明の範囲内にある試料は、広い組成範囲において、抵抗変化率を小さくできることが確認できる。
実施例3
主成分(酸化マンガン、酸化ニッケルおよび酸化コバルト)および添加物(酸化鉄および酸化ジルコニウム)を、焼成後の組成が表3の試料番号76〜102に示す組成比とした以外は、実施例1と同様にして、サーミスタ試料を作製し、実施例1と同様の特性評価を行った。結果を表3に示す。
Figure 0005309586
表3より、主成分および添加物の含有量が本発明の範囲内にある場合には(試料番号76〜102)、実施例1および2と同様に、広い組成範囲において、抵抗変化率を小さくできることが確認できる。
実施例4
試料番号55〜58のサーミスタ試料を用いて、図1に示すガラスダイオード型サーミスタを作製し、高温下の油中における抵抗変化率を以下のようにして測定した。まず、作製したガラスダイオード型サーミスタを、140℃の油中に入れ、100時間放置した。その後、25℃における抵抗値(R25’ )を測定し、上記式3を用いて25℃での初期抵抗値(R25)との抵抗変化率(ΔR25)を算出した(高温油中の抵抗変化率の評価)。ΔR25の値が1.0%以下である場合を良好と判断した。
測定した結果、試料番号55の高温油中の抵抗変化率(ΔR25)は、0.18%、試料番号56の高温油中の抵抗変化率(ΔR25)は、0.16%、試料番号57の高温油中の抵抗変化率(ΔR25)は、0.14%、試料番号58の高温油中の抵抗変化率(ΔR25)は、0.19%となり、非常に良好な結果が得られた。
すなわち、主成分および添加物の含有量が本発明の範囲内にある場合には、高温油中の抵抗変化率をも小さくすることができる。そのため、本発明のサーミスタ用組成物は、自動車の温度センサ等としてのガラスダイオード型サーミスタに用いられるサーミスタ用組成物として好適である。また、ガラスビード型サーミスタや樹脂ビード型サーミスタにも適用可能である。
図1は本発明の一実施形態に係るガラスダイオード型サーミスタを示す概略断面図である。
符合の説明
1…ガラスダイオード型サーミスタ
2…サーミスタ素子
2a…電極
3…ジュメット部
4…ガラス管
5…リード線

Claims (2)

  1. 主成分として、マンガン酸化物を、Mn元素換算で、25〜70モル%、ニッケル酸化物を、Ni元素換算で、0.1〜70モル%、コバルト酸化物を、Co元素換算で、1〜70モル%含有し、
    前記主成分100重量%に対して、鉄酸化物を、Fe換算で、0.1〜10重量%、ジルコニウム酸化物を、ZrO換算で、0.1〜5重量%(ただし、5重量%は除く)含有することを特徴とするサーミスタ用組成物。
  2. ガラスダイオード型サーミスタ、ガラスビード型サーミスタまたは樹脂ビード型サーミスタに用いられる請求項1に記載のサーミスタ組成物。
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