JP5306729B2 - バッテリーターミナル - Google Patents

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Description

本発明は、電流センサと、バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーとを有するバッテリーターミナルに関する。
近年、自動車の高機能化に伴い電装品が増加している。電装品の増加は、車載バッテリーの消耗を激しくするということが知られている。
従来、バッテリーのバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナル本体、又はこのバッテリーターミナル本体に接続されるケーブル端末の端子には、電流センサが設けられている(例えば下記特許文献1参照)。電流センサは、バッテリーの残存容量を監視するために設けられている。
ところで、本願出願人は、バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーに関して、下記特許文献2などに開示されるような提案を行っている。下記特許文献2に開示されるターミナル下部カバーは、バッテリーターミナル本体の腐食を防止するための合成樹脂製の防食カバーとして提案されている。
特開2006−40796号公報 特開2005−93393号公報
バッテリーの残存容量を監視するための電流センサの配置に関し、従来技術にあっては次のような問題点を有している。すなわち、近年のエンジンルーム内は密集した状況にあり、バッテリーをエンジンルームの上方からみた場合(平面視した場合)に、この外側に電流センサの配置スペースを確保することは非常に困難であって、これが問題点になっている。仮に電流センサの配置スペースを確保することができても、作業者にとって組み付けが容易でないのは言うまでもない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、電流センサを省スペースで配置することが可能なバッテリーターミナルを提供することを課題とする。また、電流センサの組み付け性を向上させることが可能なバッテリーターミナルを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のバッテリーターミナルは、バッテリーのバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナル本体と、該バッテリーターミナル本体及び前記バッテリー間に配置され前記バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーとを備え、該ターミナル下部カバーには前記バッテリーポストに対する挿入穴が貫通形成されるバッテリーターミナルにおいて、前記ターミナル下部カバーは、前記挿入穴を囲むような配置で電流センサを一体化してなる電流センサ一体型ターミナル下部カバーであり、且つ、前記バッテリーターミナル本体に備えられるボルト及びナットを用いて固定されるものであり、前記ボルトが挿通する固定用ボルト挿入穴が形成されており、前記ボルトは、前記バッテリーポストに前記バッテリーターミナル本体を組み付ける際、前記バッテリーポストの軸に直交する方向に締め付けを行うための横締めボルトと、前記バッテリーターミナル本体に接続されるケーブル端末を固定し、前記固定用ボルト挿入穴を挿通する第1のスタッドボルト、又は、前記軸に平行な方向に締め付けを行い、前記固定用ボルト挿入穴を挿通する上締めボルトと、前記バッテリーターミナル本体に接続されるケーブル端末を固定するための第2のスタッドボルトであることを特徴としている。
請求項記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、前記第1のスタッドボルトまたは前記上締めボルトの頭部形状に合わせた頭部回り止め部と、前記バッテリーターミナル本体に対する位置決め部とを有することを特徴としている。
請求項記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1又は請求項2に記載のバッテリーターミナルにおいて、前記電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、弾性を有し前記バッテリーターミナル本体の曲面部分に引っ掛かるフック部を有することを特徴としている。
請求項記載の本発明のバッテリーターミナルは、請求項1ないし請求項いずれか記載のバッテリーターミナルにおいて、前記電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、前記バッテリーの側面に当接して前記バッテリーポストを中心とする回動方向の移動を規制する回り止め部を有することを特徴としている。
以上のような特徴を有する本発明によれば、バッテリーターミナル本体の下部をターミナル下部カバーで覆うと電流センサの組み付けも自然と完了する。すなわち、ターミナル下部カバーが電流センサを一体化してなるものであることから、電流センサ単体の組み付け作業をする必要はない。本発明によれば、電流センサを一体化してなるターミナル下部カバーを用いてバッテリーターミナル本体の下部を覆う構成のバッテリーターミナルであることから、このようなバッテリーターミナルはバッテリーポストに接続されると、バッテリーポストを囲むように電流センサが配置される。電流センサは、バッテリーポストの位置に配置される。電流センサは、ターミナル下部カバーへの一体化により、監視位置での位置決めが不要になる。
本発明によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、バッテリーターミナル本体の構成部品となるボルト及びナットを用いて固定される。専用の固定部品を用意する必要がなく、また、組み付けに係る作業工数も低減される。フック部は、ボルト及びナットを用いての固定をする際に、電流センサ一体型ターミナル下部カバーをバッテリーターミナル本体に対して仮係止状態にしておくことが可能になる。
請求項1に記載された本発明によれば、電流センサを一体化してなるターミナル下部カバー、すなわち電流センサ一体型ターミナル下部カバーを用いることから、電流センサを省スペースで配置することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバーを用いることから、従来よりも格段に電流センサの組み付け性を向上させることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバーに対する専用の固定部品を用意する必要がないことから、コスト低減を図ることができるという効果や、組み付けに係る作業工数の低減を図ることができるという効果を奏する。
請求項2〜に記載された本発明によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバーのより良い形態の一例を提供することができるという効果を奏する。本発明によれば、電流センサの配置の省スペース化を図ることができるのは勿論のこと、作業性の向上を図ることができるという効果や、電流センサ一体型ターミナル下部カバーの組み付け状態の安定化を図ることができるという効果や、バッテリーに対する配置の安定化を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示すバッテリー及びバッテリーターミナルの斜視図である。また、図2はバッテリーターミナルの分解斜視図、図3は電流センサ一体型ターミナル下部カバーを下面側からみた斜視図である。
図1において、引用符号1は本発明のバッテリーターミナルを示している。バッテリーターミナル1は、特に限定するものではないが、自動車等の移動体に搭載されるバッテリー2のバッテリーポスト3に接続されるバッテリーターミナル本体4と、このバッテリーターミナル本体4の腐食を防止するための機能及びバッテリー2の残存容量を監視するための機能を有する電流センサ一体型ターミナル下部カバー5とを備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
上記バッテリーポスト3は、先端の直径が基端の直径よりも小さいテーパ状の周側面を有している。本発明では、このような形状のバッテリーポスト3に対し上記バッテリーターミナル本体4が接続固定されるようになっている。
図2において、上記バッテリーターミナル本体4は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されている。本形態においては、Snメッキが施されている。バッテリーターミナル本体4は、一対の環状部6、7と、一対の締め付け部8、8と、一対の接合板9、10からなるケーブル接続部11とを有している。
また、バッテリーターミナル本体4は、一対の接合板9、10によって保持される端子固定ボルト12(スタッドボルト)と、端子固定ボルト12に螺合するナット13とを有している。端子固定ボルト12とナット13は、上記電流センサ一体型ターミナル下部カバー5をバッテリーターミナル本体4に固定するための機能を有している。
さらに、バッテリーターミナル本体4は、締め付けボルト14(横締めボルト)と、この締め付けボルト14に螺合するナット15と、締め付けボルト14に挿通されるワッシャ16とを有している。
バッテリーターミナル本体4のケーブル接続部11には、ケーブル41の端末に設けられる接続端子42が接続されるようになっている。
本明細書において、バッテリーポスト3(図1参照。以下同様)の軸方向を上下方向と定義し、また、バッテリーポスト3の先端を上、基端を下と定義するものとする。従って、環状部6が上、環状部7が下に配置されるものとする。また、同様に、接合板9が上、接合板10が下に配置されるものとする。この他、上下方向を基準に左右方向や前後方向を決めるものとする。
環状部6の略中央には、バッテリーポスト3が挿入されるバッテリーポスト挿入穴17が上下方向に貫通形成されている。バッテリーポスト挿入穴17は、バッテリーポスト3の周側面に接触する部分として形成されている。バッテリーポスト挿入穴17は、バッテリーポスト3の先端側の直径に合わせて環状に形成されている。バッテリーポスト挿入穴17は、締め付け部8、8の間となる部分が分断された状態に形成されている。
環状部7の略中央には、バッテリーポスト3が挿入されるバッテリーポスト挿入穴18が上下方向に貫通形成されている。バッテリーポスト挿入穴18は、バッテリーポスト3の中間位置の直径に合わせて環状に形成されている。バッテリーポスト挿入穴18は、環状部6のバッテリーポスト挿入穴17と同様に形成されている。
締め付け部8、8は、環状部6、7を上下に配置するようにこれらを連結する部分であって、前後方向にU字状に湾曲するような形状に形成されている。締め付け部8、8は、バッテリーポスト挿入穴17、18の一部分断された部分に連続する締め付け間隙19を有するように配置形成されている。締め付け部8、8は、左右方向に並ぶように配置形成されている。このような締め付け部8、8の内側には、ボルト挿通孔20が形成されている。
ボルト挿通孔20には、上記締め付けボルト14が挿入されるようになっている。締め付けボルト14は、先端に螺合するナット15と共働して、締め付け間隙19の両側に配置される締め付け部8、8を互いに近接する方向に締め付けるようになっている(締め付けが生じると、バッテリーポスト挿入穴17、18が縮径し、バッテリーポスト3への接続固定ができるようになる)。
図1ないし図3において、上記電流センサ一体型ターミナル下部カバー5は、バッテリー2とバッテリーターミナル本体4との間に介在する部材であって、上記の如く、バッテリーターミナル本体4の腐食を防止するための機能(防食カバーとしての機能)と、バッテリー2の残存容量を監視するための機能(電流センサとしての機能)とを有している。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー5は、本発明のバッテリーターミナル1の特徴となる構成部材であって、バッテリーターミナル本体4の下部を覆うターミナル下部カバーに電流センサを一体化させたものとして形成されている。
上記防食カバーとしての機能を有する部分は、バッテリー液に対しての耐食性を持たせるために合成樹脂材によって成形されている。本形態においては、安価な材料でもあることから、PP(ポリプロピレン)によって成形されている(この限りでないものとする)。一方、上記電流センサとしての機能を有する部分は、図示しないコア及びホール素子を備えるセンサ本体(図示省略)と、このセンサ本体を収容するセンサケースと、コネクタ部21とを有している。上記センサケースは、防食カバーとしての機能を有する部分によって兼用されている。
図示しないセンサ本体は、バッテリーポスト3からバッテリーターミナル本体4に流れる電流の強弱に応じた磁束が上記コアに発生するとともに、この発生した磁束が上記ホール素子によって検出されるような構成になっている。ホール素子による検出結果は、コネクタ部21を介してワイヤハーネス22にて取り出せるようになっている。
防食カバーとしての機能を有する部分は、バッテリー2に対向する側の面となるバッテリー側下面23と、バッテリーターミナル本体4の下部を受ける面となるターミナル本体側上面24と、これら二つの面を貫通するように形成される挿入穴25及び固定用ボルト挿入穴26と、二つの面の間となるカバー内部に配置形成されてセンサ本体を保持するセンサ保持部(図示省略)と、二つの面の縁部を繋ぐように形成されるカバー側面27とを有している。
挿入穴25は、バッテリーポスト3の位置に合わせて形成されている。また、挿入穴25は、バッテリーポスト3の挿通が可能となる大きさに形成されている。これに対し固定用ボルト挿入穴26は、端子固定ボルト12(スタッドボルト)の位置に合わせて形成されている。また、端子固定ボルト12の挿通が可能となる大きさに形成されている。固定用ボルト挿入穴26は、バッテリー側下面23を凹ませて形成される頭部回り止め部28を有している。頭部回り止め部28は、端子固定ボルト12の頭部形状に合わせた形状に形成されている。
センサ本体を保持するセンサ保持部は、挿入穴25を囲むように配置形成されている。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー5は、バッテリーターミナル本体4の平面視形状に合わせて形成されている。
ターミナル本体側上面24には、複数の位置決め部29が形成されている。位置決め部29は、バッテリーターミナル本体4の位置を決めるために形成されている。位置決め部29は、突起形状に形成されている(本形態においてはバッテリーターミナル本体4の左右両側となる位置に二つずつ配置形成されている)。
カバー側面27には、コネクタ部21が配置形成されている。コネクタ部21は、ワイヤハーネス22の引き出し方向等に配慮するように配置されている。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー5は、バッテリーターミナル本体4を確実にバッテリーポスト3に接続固定することができる厚みを有するように形成されている(センサ本体を薄型にすることで実現する)。
次に、上記構成に基づき、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5のバッテリーターミナル本体4に対する組み付けの一例(バッテリーターミナル1の組み付けの一例)を説明する。組み付けは、第一工程〜第三工程を順に経るようになっている。
第一工程では、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5のターミナル本体側上面24にバッテリーターミナル本体4を載置する作業を行う。この後、第二工程では、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5の下側から端子固定ボルト12を挿通する作業を行う(第二工程を先に行うようにすることも可能)。この時、端子固定ボルト12のネジ部が固定用ボルト挿入穴26とケーブル接続部11のボルト挿入穴30とに挿入される。また、端子固定ボルト12の頭部が頭部回り止め部28に収容される。ケーブル接続部11の接合板9からは端子固定ボルト12の先端側が突出する。最後に、第三工程では、ケーブル41の端末の接続端子42を端子固定ボルト12に差し込みナット13で締め付ける作業を行う。これによりバッテリーターミナル1の組み付けが完了する。電流センサ一体型ターミナル下部カバー5は、バッテリーターミナル本体4の下部に対して密着するような状態に組み付けられる。
続いて、バッテリーターミナル1のバッテリーポスト3に対する接続固定について説明する。
バッテリー2の位置でバッテリーターミナル1を下方向に移動させると、バッテリーターミナル本体4のバッテリーポスト挿入穴17、18がバッテリーポスト3の周側面に接触する。この時、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5の挿入穴25にバッテリーポスト3が挿通される。バッテリーターミナル1の向きを所定方向に合わせて配置した後、バッテリーターミナル1の横方向からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット15を締め付けると、これによってバッテリーポスト挿入穴17、18が縮径方向に縮む。バッテリーポスト挿入穴17、18がバッテリーポスト3の周側面に対して圧接状態となると、バッテリーターミナル1の接続固定が完了する。
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、本発明のバッテリーターミナル1によれば、電流センサ単体の組み付けを行うことはない。何故ならば、本発明では、電流センサをターミナル下部カバーに一体化した電流センサ一体型ターミナル下部カバー5を構成に備えているからである。従って、バッテリー2を平面視した場合、この外側に電流センサの配置スペースを確保する必要はない。つまり、本発明によれば、電流センサを省スペースで配置することができるという効果を奏する。
この他、本発明のバッテリーターミナル1によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5を用いることから、従来よりも格段に電流センサの組み付け性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル1によれば、バッテリーターミナル本体4の構成部品となる端子固定ボルト12及びナット13を用いて電流センサ一体型ターミナル下部カバー5をバッテリーターミナル本体4に固定することができることから、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5に対する専用の固定部品を用意する必要がなく、結果、コスト低減を図ることができるという効果や、組み付けに係る作業工数の低減を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル1は、バッテリーターミナル本体4から電流センサ一体型ターミナル下部カバー5を取り外すことで、比較的容易に解体することができるという効果を奏する。
ここで、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5に関して補足すると、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5は図4に示す如くの形状に変形しても良いものとする(図4は電流センサ一体型ターミナル下部カバー5の第一の変形例を示すバッテリーターミナルの分解斜視図である)。
図4において、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5には、弾性を有するフック部31が形成されている。フック部31は、バッテリーターミナル本体4の曲面部分となる締め付け部8、8に引っ掛かるように略逆J字状となる形状に形成されている。フック部31は、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5をバッテリーターミナル本体4に対して仮係止状態にする機能や、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5のバッテリーターミナル本体4に対する組み付け状態を安定させる機能等を有している。
続いて、図5ないし図8を参照しながら本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態を説明する。図5は他の一実施の形態を示すバッテリーターミナルの斜視図、図6は図5のバッテリーターミナルの分解斜視図、図7は図5及び図6の電流センサ一体型ターミナル下部カバーを下面側からみた斜視図、図8は図5及び図6のバッテリーターミナルの組み付け途中状態を示す斜視図である。
図5及び図6において、引用符号51は本発明のバッテリーターミナルを示している。バッテリーターミナル51は、特に限定するものではないが、自動車等の移動体に搭載されるバッテリー2(図1参照。以下同様)のバッテリーポスト3(図1参照。以下同様)に接続されるバッテリーターミナル本体52と、このバッテリーターミナル本体52の腐食を防止するための機能及びバッテリー2の残存容量を監視するための機能を有する電流センサ一体型ターミナル下部カバー53とを備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
上記バッテリーターミナル本体52は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより製造されている。本形態においては、Snメッキが施されている。バッテリーターミナル本体52は、一対の環状部6、7と、一対の締め付け部8、8と、一対の接合板9、10からなるケーブル接続部11とを有している。
また、バッテリーターミナル本体52は、一対の接合板9、10によって保持される端子固定ボルト12(スタッドボルト)と、端子固定ボルト12に螺合するナット13とを有している。尚、ここまでの各部分の構造は図1のバッテリーターミナル本体4と基本的に同じであり、同一の符号を付すものとする。
さらに、バッテリーターミナル本体52は、締め付けボルト54(上締めボルト)と、この締め付けボルト54に螺合するナット55と、締め付けボルト54に挿通されて締め付け部8、8を摺接するブラケット56とを有している。締め付けボルト54とナット55は、上記電流センサ一体型ターミナル下部カバー53をバッテリーターミナル本体52に固定するための機能を有している。
バッテリーターミナル本体52のケーブル接続部11には、ケーブル41の端末に設けられる接続端子42が接続されるようになっている。
ブラケット56は、締め付けボルト54及びナット55による上下方向の締め付け力を左右方向の締め付け力に変換するための剛性のある部材であって、略コ字状となる形状に形成されている。ブラケット56における引用符号57は、締め付けボルト54が挿通されるボルト挿入穴、引用符号58、58は締め付け部8、8を摺接するテーパ面を示している。
ブラケット56は、上下方向の締め付け力が作用することによってテーパ面58、58が締め付け部8、8を摺接するように形成されている。テーパ面58、58は、テーパとなる面であることから、締め付け部8、8が互いに近づく(左右方向)に締め付けられるようになっている。従って、バッテリーポスト挿入穴17、18では縮径が生じ、バッテリーポスト3への接続固定ができるようになっている。
図5ないし図7において、上記電流センサ一体型ターミナル下部カバー53は、バッテリー2とバッテリーターミナル本体52との間に介在する部材であって、上記の如く、バッテリーターミナル本体52の腐食を防止するための機能(防食カバーとしての機能)と、バッテリー2の残存容量を監視するための機能(電流センサとしての機能)とを有している。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー53は、本発明のバッテリーターミナル51の特徴となる構成部材であって、バッテリーターミナル本体52の下部を覆うターミナル下部カバーに電流センサを一体化させたものとして形成されている。
上記防食カバーとしての機能を有する部分は、バッテリー液に対しての耐食性を持たせるために合成樹脂材によって成形されている。本形態においては、安価な材料でもあることから、PP(ポリプロピレン)によって成形されている(この限りでないものとする)。一方、上記電流センサとしての機能を有する部分は、図示しないコア及びホール素子を備えるセンサ本体(図示省略)と、このセンサ本体を収容するセンサケースと、コネクタ部21とを有している。上記センサケースは、防食カバーとしての機能を有する部分によって兼用されている。
図示しないセンサ本体は、バッテリーポスト3からバッテリーターミナル本体52に流れる電流の強弱に応じた磁束が上記コアに発生するとともに、この発生した磁束が上記ホール素子によって検出されるような構成になっている。ホール素子による検出結果は、コネクタ部21を介してワイヤハーネス22にて取り出せるようになっている。
防食カバーとしての機能を有する部分は、バッテリー2に対向する側の面となるバッテリー側下面23と、バッテリーターミナル本体4の下部を受ける面となるターミナル本体側上面24と、これら二つの面を貫通するように形成される挿入穴25及び固定用ボルト挿入穴59と、二つの面の間となるカバー内部に配置形成されてセンサ本体を保持するセンサ保持部(図示省略)と、二つの面の縁部を繋ぐように形成されるカバー側面27とを有している。
挿入穴25は、バッテリーポスト3の位置に合わせて形成されている。また、挿入穴25は、バッテリーポスト3の挿通が可能となる大きさに形成されている。これに対し固定用ボルト挿入穴59は、締め付けボルト54の位置に合わせて形成されている。また、締め付けボルト54の挿通が可能となる大きさに形成されている。固定用ボルト挿入穴59は、バッテリー側下面23を凹ませて形成される頭部回り止め部60を有している。頭部回り止め部60は、締め付けボルト54の頭部形状に合わせた形状に形成されている。
センサ本体を保持するセンサ保持部は、挿入穴25を囲むように配置形成されている。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー53は、バッテリーターミナル本体52の平面視形状に合わせて形成されている。
ターミナル本体側上面24には、複数の位置決め部29が形成されている。位置決め部29は、バッテリーターミナル本体52の位置を決めるために形成されている。位置決め部29は、突起形状に形成されている。
カバー側面27には、コネクタ部21が配置形成されている。コネクタ部21は、ワイヤハーネス22の引き出し方向等に配慮するように配置されている。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー53は、バッテリーターミナル本体52を確実にバッテリーポスト3に接続固定することができる厚みを有するように形成されている(センサ本体を薄型にすることで実現する)。
次に、上記構成に基づき、電流センサ一体型ターミナル下部カバー53のバッテリーターミナル本体52に対する組み付けの一例(バッテリーターミナル51の組み付けの一例)を説明する。組み付けは、第一工程〜第三工程を順に経るようになっている。
第一工程では、電流センサ一体型ターミナル下部カバー53の下側から締め付けボルト54を挿通する作業を行う(図7及び図8参照)。第二工程では、電流センサ一体型ターミナル下部カバー53のターミナル本体側上面24にバッテリーターミナル本体52を載置する作業を行う。バッテリーターミナル本体52を載置すると、締め付けボルト54が締め付け部8、8の間に挿入される。最後に、第三工程では、図8に示す如く、締め付けボルト54にブラケット56を挿入し、そしてナット55で締め付ける作業を行う。これにより、バッテリーターミナル51の組み付けが完了する。電流センサ一体型ターミナル下部カバー53は、バッテリーターミナル本体52の下部に対して密着するような状態に組み付けられる。
続いて、バッテリーターミナル51のバッテリーポスト3に対する接続固定について説明する。
バッテリー2の位置でバッテリーターミナル51を下方向に移動させると、バッテリーターミナル本体52のバッテリーポスト挿入穴17、18がバッテリーポスト3の周側面に接触する。この時、電流センサ一体型ターミナル下部カバー53の挿入穴25にバッテリーポスト3が挿通される。バッテリーターミナル51の向きを所定方向に合わせて配置した後、バッテリーターミナル51の上方向からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット55を締め付けると、上下方向の締め付け力が左右方向の締め付け力に変換され、これによってバッテリーポスト挿入穴17、18が縮径方向に縮む。バッテリーポスト挿入穴17、18がバッテリーポスト3の周側面に対して圧接状態となると、バッテリーターミナル51の接続固定が完了する。
以上、図5ないし図8を参照しながら説明してきたように、本発明のバッテリーターミナル51によれば、電流センサ単体の組み付けを行うことはない。何故ならば、本発明では、電流センサをターミナル下部カバーに一体化した電流センサ一体型ターミナル下部カバー53を構成に備えているからである。従って、バッテリー2を平面視した場合、この外側に電流センサの配置スペースを確保する必要はない。つまり、本発明によれば、電流センサを省スペースで配置することができるという効果を奏する。
この他、本発明のバッテリーターミナル51によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバー53を用いることから、従来よりも格段に電流センサの組み付け性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル51によれば、バッテリーターミナル本体52の構成部品となる締め付けボルト54及びナット55を用いて電流センサ一体型ターミナル下部カバー53をバッテリーターミナル本体52に固定することができることから、電流センサ一体型ターミナル下部カバー53に対する専用の固定部品を用意する必要がなく、結果、コスト低減を図ることができるという効果や、組み付けに係る作業工数の低減を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル51は、バッテリーターミナル本体52から電流センサ一体型ターミナル下部カバー53を取り外すことで、比較的容易に解体することができるという効果を奏する。
続いて、図9ないし図11を参照しながら本発明のバッテリーターミナルの更に他の一実施の形態を説明する。図9は更に他の一実施の形態を示すバッテリーターミナルの斜視図、図10は図9のバッテリーターミナルの分解斜視図、図11は図9及び図10の電流センサ一体型ターミナル下部カバーを下面側からみた斜視図である。
図9及び図10において、引用符号81は本発明のバッテリーターミナルを示している。バッテリーターミナル81は、特に限定するものではないが、自動車等の移動体に搭載されるバッテリー2(図1参照。以下同様)のバッテリーポスト3(図1参照。以下同様)に接続されるバッテリーターミナル本体82と、このバッテリーターミナル本体82の腐食を防止するための機能及びバッテリー2の残存容量を監視するための機能を有する電流センサ一体型ターミナル下部カバー83とを備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
上記バッテリーターミナル本体82は、導電性を有する金属板を打ち抜いて折り曲げ加工を施すことにより製造されている。このようなバッテリーターミナル本体82は、環状部84と、一対の締め付け部85、86と、ケーブル接続部87とを有している。
また、バッテリーターミナル本体82は、図6のものと同様の、締め付けボルト54(上締めボルト)と、この締め付けボルト54に螺合するナット55と、締め付けボルト54に挿通されて締め付け部85、86を摺接するブラケット56とを有している。
環状部84は、バッテリーポスト3に接続される部分であって、締め付け間隙88を設けるためにこの一部が分断されたような形状に形成されている。すなわち、環状部84は、平面視略C字状となる図示のような形状に形成されている。
一対の締め付け部85、86は、環状部84の上記一部分断された部分に連続するように形成されている。一対の締め付け部85、86は、締め付け間隙88を挟んで相対向するように配置形成されている。締め付け部86には、ケーブル接続部87が連成されている。ケーブル接続部87は、ケーブル89の端末を接続する部分であって、特に図示しないが、一対の導体加締め片を有している。
上記電流センサ一体型ターミナル下部カバー83は、バッテリー2とバッテリーターミナル本体82との間に介在する部材であって、上記の如く、バッテリーターミナル本体82の腐食を防止するための機能(防食カバーとしての機能)と、バッテリー2の残存容量を監視するための機能(電流センサとしての機能)とを有している。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー83は、本発明のバッテリーターミナル81の特徴となる構成部材であって、バッテリーターミナル本体82の下部を覆うターミナル下部カバーに電流センサを一体化させたものとして形成されている。
上記防食カバーとしての機能を有する部分は、バッテリー液に対しての耐食性を持たせるために合成樹脂材によって成形されている。本形態においては、安価な材料でもあることから、PP(ポリプロピレン)によって成形されている(この限りでないものとする)。一方、上記電流センサとしての機能を有する部分は、図示しないコア及びホール素子を備えるセンサ本体(図示省略)と、このセンサ本体を収容するセンサケースと、コネクタ部21とを有している。上記センサケースは、防食カバーとしての機能を有する部分によって兼用されている。
図示しないセンサ本体は、バッテリーポスト3からバッテリーターミナル本体82に流れる電流の強弱に応じた磁束が上記コアに発生するとともに、この発生した磁束が上記ホール素子によって検出されるような構成になっている。ホール素子による検出結果は、コネクタ部21を介してワイヤハーネス22にて取り出せるようになっている。
防食カバーとしての機能を有する部分は、バッテリー2に対向する側の面となるバッテリー側下面90と、バッテリーターミナル本体82の下部を受ける面となるターミナル本体側上面91と、これら二つの面を貫通するように形成される挿入穴92及び固定用ボルト挿入穴93と、二つの面の間となるカバー内部に配置形成されてセンサ本体を保持するセンサ保持部(図示省略)と、二つの面の縁部を繋ぐように形成されるカバー側面94とを有している。
挿入穴92は、バッテリーポスト3の位置に合わせて形成されている。また、挿入穴92は、バッテリーポスト3の挿通が可能となる大きさに形成されている。これに対し固定用ボルト挿入穴93は、締め付けボルト54の位置に合わせて形成されている。また、締め付けボルト54の挿通が可能となる大きさに形成されている。固定用ボルト挿入穴93は、バッテリー側下面90を凹ませて形成される頭部回り止め部95を有している。頭部回り止め部95は、締め付けボルト54の頭部形状に合わせた形状に形成されている。
センサ本体を保持するセンサ保持部は、挿入穴92を囲むように配置形成されている。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー83は、バッテリーターミナル本体82の平面視形状に合わせて形成されている。
ターミナル本体側上面91には、バッテリーターミナル本体82における環状部84の下側を囲むような壁部96が形成されている。壁部96は、カバー側面94に連続するように配置形成されている。引用符号97はバッテリーターミナル本体82に対する位置決め部を示している。尚、壁部96は、位置決め部としての機能を有している。
カバー側面94には、コネクタ部21が配置形成されている。コネクタ部21は、ワイヤハーネス22の引き出し方向に配慮するように配置されている。
電流センサ一体型ターミナル下部カバー83は、バッテリーターミナル本体82を確実にバッテリーポスト3に接続固定することができる厚みを有するように形成されている(センサ本体を薄型にすることで実現する)。
次に、上記構成に基づき、電流センサ一体型ターミナル下部カバー83のバッテリーターミナル本体82に対する組み付けの一例(バッテリーターミナル81の組み付けの一例)を説明する。組み付けは、第一工程〜第三工程を順に経るようになっている。
第一工程では、電流センサ一体型ターミナル下部カバー83の下側から締め付けボルト54を挿通する作業を行う。第二工程では、電流センサ一体型ターミナル下部カバー83のターミナル本体側上面91にバッテリーターミナル本体82を載置する作業を行う。バッテリーターミナル本体82を載置すると、締め付けボルト54が締め付け部85、86の間に挿入される。最後に、第三工程では、締め付けボルト54にブラケット56を挿入し、そしてナット55で締め付ける作業を行う。これにより、バッテリーターミナル81の組み付けが完了する。電流センサ一体型ターミナル下部カバー83は、バッテリーターミナル本体82の下部に対して密着するような状態に組み付けられる。
続いて、バッテリーターミナル81のバッテリーポスト3に対する接続固定について説明する。
バッテリー2の位置でバッテリーターミナル81を下方向に移動させると、バッテリーターミナル本体82の環状部84がバッテリーポスト3の周側面に接触する。この時、電流センサ一体型ターミナル下部カバー83の挿入穴92にバッテリーポスト3が挿通される。バッテリーターミナル81の向きを所定方向に合わせて配置した後、バッテリーターミナル81の上方向からインパクトレンチ等の図示しない工具を用いてナット55を締め付けると、これによって環状部84が縮径方向に縮んでバッテリーポスト3の周側面に対して圧接状態となる。これにより、バッテリーターミナル81の接続固定が完了する。
以上、図9ないし図11を参照しながら説明してきたように、本発明のバッテリーターミナル81によれば、電流センサ単体の組み付けを行うことはない。何故ならば、本発明では、電流センサをターミナル下部カバーに一体化した電流センサ一体型ターミナル下部カバー83を構成に備えているからである。従って、バッテリー2を平面視した場合、この外側に電流センサの配置スペースを確保する必要はない。つまり、本発明によれば、電流センサを省スペースで配置することができるという効果を奏する。
この他、本発明のバッテリーターミナル81によれば、電流センサ一体型ターミナル下部カバー83を用いることから、従来よりも格段に電流センサの組み付け性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル81によれば、バッテリーターミナル本体82の構成部品となる締め付けボルト54及びナット55を用いて電流センサ一体型ターミナル下部カバー83をバッテリーターミナル本体82に固定することができることから、電流センサ一体型ターミナル下部カバー83に対する専用の固定部品を用意する必要がなく、結果、コスト低減を図ることができるという効果や、組み付けに係る作業工数の低減を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明のバッテリーターミナル81は、バッテリーターミナル本体82から電流センサ一体型ターミナル下部カバー83を取り外すことで、比較的容易に解体することができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
例えば、図2の電流センサ一体型ターミナル下部カバー5におけるターミナル本体側上面24に、図12で示すような被支持部101を形成しても良いものとする。被支持部101は、締め付け部8、8の間となる締め付け間隙19に差し込まれ、締め付けボルト14の挿通によって支持されるような形状に形成されている。被支持部101を形成することにより、締め付けボルト14を用いて固定をすることができるという効果を奏する。
この他、図13に示す如く、電流センサ一体型ターミナル下部カバー5に回り止め部102を形成しても良いものとする。回り止め部102は、バッテリー2の側面103に当接してバッテリーポスト3を中心とする回動方向の移動を規制することができるという効果を奏する(配置が安定するという効果を奏する)。
本発明のバッテリーターミナルの一実施の形態を示すバッテリー及びバッテリーターミナルの斜視図である。 バッテリーターミナルの分解斜視図である。 電流センサ一体型ターミナル下部カバーを下面側からみた斜視図である。 電流センサ一体型ターミナル下部カバーの第一の変形例を示すバッテリーターミナルの分解斜視図である。 本発明のバッテリーターミナルの他の一実施の形態を示すバッテリーターミナルの斜視図である。 図5のバッテリーターミナルの分解斜視図である。 図5及び図6の電流センサ一体型ターミナル下部カバーを下面側からみた斜視図である。 図5及び図6のバッテリーターミナルの組み付け途中状態を示す斜視図である。 本発明のバッテリーターミナルの更に他の一実施の形態を示すバッテリーターミナルの斜視図である。 図9のバッテリーターミナルの分解斜視図である。 図9及び図10の電流センサ一体型ターミナル下部カバーを下面側からみた斜視図である。 電流センサ一体型ターミナル下部カバーの第二の変形例を示すバッテリーターミナルの分解斜視図である。 電流センサ一体型ターミナル下部カバーの第三の変形例を示すバッテリーターミナルの斜視図である。
符号の説明
1 バッテリーターミナル
2 バッテリー
3 バッテリーポスト
4 バッテリーターミナル本体
5 電流センサ一体型ターミナル下部カバー
8 締め付け部
12 端子固定ボルト(スタッドボルト)
13 ナット
14 締め付けボルト
15 ナット
17、18 バッテリーポスト挿入穴
21 コネクタ部
23 バッテリー側下面
24 ターミナル本体側上面
25 挿入穴
26 固定用ボルト挿入穴
27 カバー側面
28 頭部回り止め部
29 位置決め部
30 ボルト挿入穴
51 バッテリーターミナル
52 バッテリーターミナル本体
53 電流センサ一体型ターミナル下部カバー
54 締め付けボルト(上締めボルト)
55 ナット
56 ブラケット
57 ボルト挿入穴
58 テーパ面
59 固定用ボルト挿入穴
60 頭部回り止め部
81 バッテリーターミナル
82 バッテリーターミナル本体
83 電流センサ一体型ターミナル下部カバー
84 環状部
85、86 締め付け部
87 ケーブル接続部
88 締め付け間隙
90 バッテリー側下面
91 ターミナル本体側上面
92 挿入穴
93 固定用ボルト挿入穴
94 カバー側面
95 頭部回り止め部
96 壁部
97 位置決め部
101 被支持部
102 回り止め部
103 側面

Claims (4)

  1. バッテリーのバッテリーポストに接続されるバッテリーターミナル本体と、該バッテリーターミナル本体及び前記バッテリー間に配置され前記バッテリーターミナル本体の下部を覆うターミナル下部カバーとを備え、該ターミナル下部カバーには前記バッテリーポストに対する挿入穴が貫通形成されるバッテリーターミナルにおいて、
    前記ターミナル下部カバーは、前記挿入穴を囲むような配置で電流センサを一体化してなる電流センサ一体型ターミナル下部カバーであり、且つ、前記バッテリーターミナル本体に備えられるボルト及びナットを用いて固定されるものであり、前記ボルトが挿通する固定用ボルト挿入穴が形成されており、
    前記ボルトは、前記バッテリーポストに前記バッテリーターミナル本体を組み付ける際、前記バッテリーポストの軸に直交する方向に締め付けを行うための横締めボルトと、前記バッテリーターミナル本体に接続されるケーブル端末を固定し、前記固定用ボルト挿入穴を挿通する第1のスタッドボルト、又は、前記軸に平行な方向に締め付けを行い、前記固定用ボルト挿入穴を挿通する上締めボルトと、前記バッテリーターミナル本体に接続されるケーブル端末を固定するための第2のスタッドボルトである
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  2. 請求項1に記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、前記第1のスタッドボルトまたは前記上締めボルトの頭部形状に合わせた頭部回り止め部と、前記バッテリーターミナル本体に対する位置決め部とを有する
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、弾性を有し前記バッテリーターミナル本体の曲面部分に引っ掛かるフック部を有する
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
  4. 請求項1ないし請求項いずれか記載のバッテリーターミナルにおいて、
    前記電流センサ一体型ターミナル下部カバーは、前記バッテリーの側面に当接して前記バッテリーポストを中心とする回動方向の移動を規制する回り止め部を有する
    ことを特徴とするバッテリーターミナル。
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