JP5302590B2 - 帯電ロール - Google Patents
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Description
MnA:MnB=1:2〜1:3 ・・・(1)
XA :XB =2:1〜8:1 ・・・(2)
(XA +XB ):XC =85:15〜95:5 ・・・(3)
具体的には、数平均分子量が異なる2種類のポリエーテルポリオールとして、数平均分子量:MnAが2000〜4000であるもの(ポリエーテルポリオールA)、及び、数平均分子量:MnBが4000〜10000であるもの(ポリエーテルポリオールB)が用いられる。数平均分子量が2000未満のポリエーテルポリオールを用いると、得られるウレタンスポンジ層の硬度が低くなりすぎて、発泡成形によって目的とするロール形状が得られない恐れがある。その一方、数平均分子量が10000を超えるポリエーテルポリオールを用いると、得られるウレタンスポンジ層におけるセル連通性が悪化して硬度が高くなり、そのようなウレタンスポンジ層を有する帯電ロールは、電子写真機器に用いた場合、帯電音の発生を効果的に抑制し得ない恐れがあるからである。本発明においては、このような数平均分子量を有するポリエーテルポリオールであって、従来よりウレタン発泡体を製造する際に一般的に用いられているものであれば、如何なるものであっても使用可能であり、具体的には、アクトコールEP550N、MF-12 、EP-828(何れも商品名、三井化学ポリウレタン株式会社製)、SANNIX GL-3000(商品名、三洋化成工業株式会社製)、プレミノール7012(商品名、旭硝子株式会社製)等を、例示することが出来る。なお、本明細書及び特許請求の範囲における数平均分子量は、GPC(Gel permeation Chromatography )法(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー法)によって測定されたものである。
MnA:MnB=1:2〜1:3 ・・・(1)
XA :XB =2:1〜8:1 ・・・(2)
本発明の帯電ロールを製造するに際しては、ウレタン発泡原料中のポリオール成分として、上述の如きポリエーテルポリオールA及びポリエーテルポリオールBに加えて、更にポリエーテル系ポリマーポリオールが用いられる。かかるポリエーテル系ポリマーポリオールをも用いることによって、得られるウレタンスポンジ層のセル連通性が効果的に向上するのである。
(XA +XB ):XC =85:15〜95:5 ・・・(3)
配合量
・ケッチェンEC 2重量部
(導電剤、ケッチェンブラックインターナショナル株式会社製)
・カオライザーNO.31 0.5重量部
(第三級アミン触媒、花王株式会社製)
・トヨキャットHX-35 0.1重量部
(第三級アミン触媒、東ソー株式会社製)
・ジブチル錫ジラウレート(錫系触媒) 0.1重量部
・L-5309 3重量部
(シリコーン系整泡剤、日本ユニカー株式会社製)
・水(発泡剤) 2重量部
配合量
・ハイドリンT3102 100重量部
(エピクロルヒドリンゴム、日本ゼオン株式会社製)
・酸化亜鉛 5重量部
・DHT4A(受酸剤、協和化学工業株式会社製) 8重量部
・ルーナックS30(ステアリン酸、花王株式会社製) 0.5重量部
・イオン導電剤(テトラブチルアンモニウムクロライド) 1重量部
・シリカ 50重量部
・加硫剤(硫黄) 1.05重量部
・加硫促進剤(ジベンゾチアゾールジスルフィド) 1.5重量部
・加硫促進剤(テトラメチルチウラムモノサルファド) 0.5重量部
配合量
・カイナーSL 100重量部
(アクリルフッ素樹脂、エルファトケムジャパン社製)
・グラフトカーボン 30重量部
・MEK(メチルエチルケトン) 200重量部
帯電ロールを、その両端の芯金部分において支持し、ロール部分(ウレタンスポンジ層+抵抗調整層+保護層)の軸方向中央部付近を、幅:50mm×50mm(厚さ:7mm)の板状押圧面を有する治具にて、速度:10mm/minにて押圧し、かかる治具が0.5mm変位した時の荷重(gf)をもって、ロールの硬度とした。
図2の(a)及び(b)に示されるように、各帯電ロールから、軸方向長さが5mmとなるロール部分を残して、他のロール部分を除去した状態のサンプル10を作製し、これを、アルミニウム材質の保持リング12に設けた、帯電ロール外径(D)よりも0.1mm小さな内径(φ)の保持孔14内に嵌入固定せしめて、図2(a)に示される如く、保持筒16の開口端に気密に固定して、サンプル10の軸方向の一端側が大気に晒されるようにする一方、その他端側が、保持筒16の内部に露呈せしめられるようにした。そして、かかる保持筒16の内部に連通するように、流量計18を介して、真空ポンプ20を設ける一方、保持筒16内の圧力を検出する圧力計としてのマノメータ22を設けた状態において、真空ポンプ20を作動せしめ、マノメータ22にて検出される保持筒16内部の圧力と外気圧との差が1.5kPaになるようにして、そのときの空気流量を流量計18で測定し、その測定値を、サンプル10のウレタンスポンジ層部分の断面積で除することによって、通気量(cc/min・cm2 )を算出した。
図3に示される如く、レーザービームプリンタ(LASER JET 4350、ヒューレットパッカード株式会社製)24のカートリッジ容器26内の現像部を取り外す一方、該カートリッジ容器26内に帯電ロールを取り付け、更に、信号発生器(NF1731、NF回路設計ブロック株式会社製)30を高圧アンプ(609C、レック株式会社製)32に接続すると共に、該高圧アンプ32をアースさせた状態で、高圧ケーブルにてカートリッジ容器26の電極端子に接続した。そして、感光体28を30rpm にて回転させる一方、帯電ロールに、2kVP-P 、−600Vの電圧を、2400〜3400Hzの間で周波数を変化させつつ印加して、感光体28を帯電させ、その際に生ずる帯電音を、種々の周波数毎に、感光体28と帯電ロールとの当接位置と水平で、且つ感光体28の軸方向と直角となる方向において、かかる当接位置から10mm離隔した位置で、リニアコーダ(LR04、リオン株式会社製)34が接続された騒音計(NL01A 、リオン株式会社製)36により測定した。なお、騒音レベルは、A特性にて評価した。
14 保持孔 16 保持筒
18 流量計 20 真空ポンプ
22 マノメータ 24 レーザービームプリンタ
26 カートリッジ容器 28 感光体
30 信号発生器 32 高圧アンプ
34 リニアコーダ 36 騒音計
Claims (3)
- ロール軸となる長手棒状の芯金と、該芯金の周りにウレタンスポンジ層とを有し、該ウレタンスポンジ層が、ポリオール成分とポリイソシアネート成分との配合物たるウレタン発泡原料の発泡成形によって形成されてなる帯電ロールにして、
前記ポリオール成分が、数平均分子量:MnAが2000〜4000であるポリエーテルポリオールAと、数平均分子量:MnBが4000〜10000であるポリエーテルポリオールBと、ポリエーテル系ポリマーポリオールとから構成され、MnA及びMnBが下記式(1)を満たし、且つ、ポリエーテルポリオールAの配合量:XA (重量部)、ポリエーテルポリオールBの配合量:XB (重量部)、及びポリエーテル系ポリマーポリオールの配合量:XC (重量部)が、下記式(2)及び(3)を満たすことを特徴とする帯電ロール。
MnA:MnB=1:2〜1:3 ・・・(1)
XA :XB =2:1〜8:1 ・・・(2)
(XA +XB ):XC =85:15〜95:5 ・・・(3) - 前記ウレタンスポンジ層の外周面上に保護層が設けられている請求項1に記載の帯電ロール。
- 前記ウレタンスポンジ層と前記保護層との間に抵抗調整層が設けられている請求項2に記載の帯電ロール。
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JP2008194763A JP5302590B2 (ja) | 2008-07-29 | 2008-07-29 | 帯電ロール |
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JP2008194763A JP5302590B2 (ja) | 2008-07-29 | 2008-07-29 | 帯電ロール |
Publications (2)
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JP2010032773A JP2010032773A (ja) | 2010-02-12 |
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- 2008-07-29 JP JP2008194763A patent/JP5302590B2/ja not_active Expired - Fee Related
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