JP5301945B2 - 灌流吸引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、患者眼に灌流液を供給し、これを廃棄組織とともに吸引する灌流吸引装置に関する。
白内障手術、硝子体手術においは、眼内に灌流液を供給しつつ、廃棄組織と共に吸引除去する灌流吸引装置が使用される。白内障手術では、灌流液は水晶体破砕乳化用の手術器具等に接続された灌流チューブを介して眼内に供給される。眼内の廃棄組織は、手術器具に接続された吸引チューブに吸引圧が付与され、手術器具から吸引されて排出される。灌流チューブの途中は装置のピンチ弁に通され、ピンチ弁の開閉により灌流液の供給が制御される。また、吸引チューブは装置に配置された蠕動型の吸引ポンプに連結され、吸引チューブに吸引圧が掛けられる。吸引チューブ(吸引経路)の吸引圧は吸引圧検知センサにより検知される。吸引チューブから分岐されたベント経路の途中はベント用のピンチ弁に通され、ピンチ弁の開閉駆動により灌流液又は空気が吸引チューブに流入される。
近年では、各チューブ類の装置へセッティングの容易化を図るために、各経路が収納されたカセットが使用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11-332907号公報 特表平8−505065号公報
特許文献1(特開平11-332907号公報)においては、複数の手術器具を繋ぎ変えることなく選択的に使用可するために、1つのカセット内に灌流経路及び吸引経路がそれぞれ2系統に分岐された構造にされている。このため、カセットが比較的大型である。白内障手術では、灌流経路及び吸引経路がそれぞれ1系統のみで使用される場合も多い。この場合、特許文献1のカセットはコストが掛かり、使用後の廃棄物の容量が増大する欠点があった。また、特許文献1、2においては、吸引ポンプ、吸引圧検知センサ等が故障すると、手術が継続できなくなる問題もあった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、大きなカセットを使用することなく、2系統の切換えを可能にすると共に、1系統のみの使用時にはカセットのコスト、廃棄物の容量を抑えることができ、更には、吸引ポンプ、吸引圧検知センサ等が故障した場合にも手術の継続が可能な灌流吸引装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
眼内の廃棄組織を吸引するための吸引経路を少なくとも有するカセットを保持し、前記カセットに接続された手術器具と前記カセットの前記吸引経路とを通じて、灌流瓶から前記眼内に供給された灌流液と共に前記廃棄組織を吸引する灌流吸引装置であって白内障手術に使用される前記カセットである第1カセット、及び、硝子体手術に使用される前記カセットである第2カセットのいずれも選択的に保持可能な2つのカセット保持ユニットと、前記第1カセット及び前記第2カセットのいずれが前記カセット保持ユニットに保持された場合でも、保持された前記第1カセット又は前記第2カセットが備える経路の流体の流動を調整可能であり、前記2つのカセット保持ユニットの各々に配置される流動調整手段と、前記2つのカセット保持ユニットのうち、手術に使用する少なくとも1つのカセット保持ユニットを選択するための保持ユニット選択信号を入力する保持ユニット選択手段と、前記保持ユニット選択信号によって選択された前記カセット保持ユニットに配置されている前記流動調整手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、大きなカセットを使用することなく、2系統の切換えが可能となり、1系統のみの使用時におけるカセットのコスト、廃棄物の容量を抑えることが出来る。更には、吸引ポンプ、吸引圧検知センサ等の故障が生じた場合にも、他方のカセット保持ユニットを使用して手術を継続できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は灌流吸引装置の外観略図である。図6は、装置の制御系ブロック図である。
装置本体1の上には、各種の操作画面、手術条件等の設定値を入力するタッチパネル機能を持つ操作パネル2が配置されている。装置本体1の正面には、各種の手術器具のケーブルが接続されるコネクターを持つ接続パネル5が配置されている。装置本体1の側面には、白内障手術用カセット200P又は硝子体手術用カセット200Vが取り付けられる2つの第1カセット保持ユニット100A、第2カセット保持ユニット100Bが配置されている。患者眼に供給する生理食塩水等の灌流液が入れられた灌流瓶3は、ポール4の上端に配置された支持部4aに吊り下げられる。支持部4aは2個設けられている。白内障手術でカセット200Pを2系統使用する場合など、灌流瓶3を2個使用可能にされている。ポール4は駆動ユニット6により上下移動され、灌流瓶3の高さが変えられる。灌流瓶3の高さが変えられることにより、患者眼に供給される灌流液の圧力が調整される。
白内障手術では、手術器具として、超音波振動により水晶体核を破砕乳化する超音波ハンドピース(以下、USハンドピース)500と、灌流吸引用ハンドピース(以下、I/Aハンドピース)510が選択的に使用される。また、硝子体手術では、手術器具として、硝子体カッター520と、バックフラッシュニードル530が使用される。USハンドピース500又はI/Aハンドピース510に接続される灌流チューブ501は、白内障手術用カセット200Pが持つ灌流経路の接続口214に接続されている。USハンドピース500又はI/Aハンドピース510に接続される吸引チューブ502は、カセット200Pが持つ吸引経路の接続口220に接続されている。硝子体カッター520又はバックフラッシュニードル530に接続される吸引チューブ522は、硝子体手術用カセット200Vが持つ吸引経路の接続口220に接続される。
次に、第1カセット保持ユニット100Aの構成を図2により説明する。図2Aは、第1カセット保持ユニット100Aの斜視図、図2Bは図2AのA−A断面図である。カセット保持ユニット100Aは、装置本体1の側面を形成するパネル110Aと、カセット200P,200Vが挿入されるスロット150aAを持つスロットカバー150Aを備える。スロットカバー150Aには、装置本体1に対して前後方向(矢印B方向)に延びる2本のシャフト102Aが取り付けられている。2本のシャフト102Aは、パネル110Aに取り付けられたベース101Aにスライド可能に保持されている。ベース101Aには、シャフト102Aを前後移動させるモータ103Aが取り付けられている。モータ103Aの回転により、カム機構等の周知のスライド機構を介してシャフト102Aが前後方向(矢印B方向)に移動され、スロットカバー150Aが開閉される。なお、パネル110Aには、スロットカバー150Aを開閉させる指令信号を入力するSETスイッチ111A及びEJECTスイッチ112Aが配置されている。
パネル110Aの下側には、蠕動型の吸引ポンプ115Aが配置されている。吸引ポンプ115Aは、カセット200P(又は200V)に配置された吸引チューブに連結されるローラヘッド115aAと、ローラヘッド115aAを回転させるモータ115bAとからなる。また、スロットカバー150Aには、ローラヘッド115aAに対向する位置にチューブ押さえ152Aが配置されている。スロットカバー150Aが閉じられると、カセット200P(又は200V)に配置された吸引チューブは、チューブ押さえ152Aによりローラヘッド115aAに押さえ付けられる。そして、ローラ115aAが回転されることにより、カセット200P(又は200V)内の吸引チューブに吸引力が与えられる。
上記のパネル110A、ベース101A、シャフト102A、モータ103A、スロットカバー150A、チューブ押さえ152A等によりカセット200P(又は200V)をクランプするクランプ機構105Aが構成される。
パネル110Aの中央位置には、カセット200P(又は200V)内の灌流液供給経路を開閉する灌流用ピンチ弁130Aと、カセット200P(又は200V)内のベント経路を開閉するベント用ピンチ弁132Aと、が配置されている。ピンチ弁130A及び132Aは、パネル110Aの背後に配置されたモータ131A,133Aによりそれぞれ移動される。
また、カセット保持ユニット100Aには、カセット200P(又は200V)に配置された吸引経路内の圧力を検知する吸引圧検知センサ170Aが設けられている。吸引圧検知センサ170Aは、スロットカバー150A側に配置された荷重センサ(ロードセル)171Aと、カセット200P(又は200V)に配置されたチャンバユニット230(図4参照)を荷重センサ171A側に押さえるための押圧ユニット172Aと、から構成される。吸引圧検知センサ170Aの構成は、特開平11−332904号公報に記載された技術が使用される。
パネル110には、白内障手術用カセット200Pと硝子体手術用カセット200Vの種類(タイプ)を判別するセンサユニット120Aが設けられている。センサユニット120Aは、矢印B方向に移動可能に保持された2つのピン部材121aA、121bAと、パネル110Aの背後に配置され、ピン部材121aA、121bAの移動をそれぞれ検知するマイクロスイッチ122aA、122bAと、から構成される。カセット200P及びカセット200Vには、カセットの種類の識別子として、ピン部材121aA、121bAに対応する位置に開口穴又はメクラ蓋が設けられている。メクラ蓋が設けられている場合には、ピン部材121aA、121bAがパネル110側に押され、マイクロスイッチ122aA、122bAのON/OFFにより、白内障手術用カセット200P又は硝子体手術用カセット200Vの何れがカセット保持ユニット100Aにセットされているか判別される。カセットの種類の判別結果は、パネル110Aに配置された表示部165Aにより表示される。スロット150aAにセットされたカセットの種類が設定と異なっている場合には、アラームである表示部165Aが赤色で点灯され、警告される。カセットの種類が正しい場合は、表示部165Aが緑色で点灯される。
また、スロットカバー150Aには、カセット200P(又は200V)の設置の有無を検知するカセット検出部160Aが組み込まれている。カセット検出部160Aは、スロットカバー150Aの上端に上下移動可能に保持されたピン部材161Aと、ピン部材161Aの下に配置されたマイクロスイッチ162Aと、から構成される。カセット200P(又は200V)が、スロットカバー150のスロット150aAに挿入されると、カセット200Pに形成された凸部205の下面がピン部材161Aに当接し、ピン部材161Aが押し下げられる。ピン部材161Aが押し下げられたことがマイクロスイッチ162Aにより検知されることにより、カセット200Pがスロットカバー150Aにセットされたことが検知される。
なお、図2A、図2Bでは第1カセット保持ユニット100Aの構成図のみ示されているが、第2カセット保持ユニット100Bの構成要素は、第1カセット保持ユニット100Aの構成要素と同一である。このため、第2カセット保持ユニット100Bの構成要素には、第1カセット保持ユニット100Aの各要素の末尾に付された符号「A」を「B」に代えるものとして、その説明は省略する。
次に、白内障手術用カセット200Pの構成を説明する。図3Aは、白内障手術用カセット200Pの正面方向からの外観斜視図、図3Bはカセット200Pの背面図である。図4は、白内障手術用カセット200Pの内部構成図である。
図4上の右上には、灌流液溜めチャンバ210が配置されている(灌流液溜めチャンバ210の構成及び作用は、特開2008−35922号公報を参照)。灌流液溜めチャンバ210の上端には、灌流瓶3から延びる灌流チューブ3aが接続される接続口211が設けられている。灌流液溜めチャンバ210の下側は二つの接続口に分岐されている。分岐された1つの接続口には、途中にチューブが配置された灌流経路212が接続されている。灌流経路212は、図3A上の左側部の接続口214に繋げられている。なお、灌流経路212の途中に配置されたチューブ部分には、カセット保持ユニット100A(又は100B)が持つピンチ弁130A(又は130B)が押さえ付けられるチューブ押さえ部材216が配置されている。
図4において、手術器具からの吸引チューブ502が繋げられる接続口220は、経路分岐部材222に接続されている。経路分岐部材222から分岐された吸引経路224は、廃液袋204に導かれる。図4上において、吸引経路224は経路分岐部材222から下まで延びた経路224aと、カセット200Pの下側を横方向に延びる経路224bと、カセット200Pの右側に配置されて廃液袋204に導入される経路224cと、から構成される。横方向に延びる経路224cは、可撓性のチューブにより構成され、カセット200Pのケースの下側に形成された切り欠き部分208から露出されている。切り欠き部分208から露出されたチューブ部分は、カセット保持ユニット100A(100B)が持つ蠕動型の吸引ポンプ115A(115B)のローラヘッド115aA(115aB)に配置される。
また、経路分岐部材222のもう一つの分岐部分は、灌流液溜めチャンバ210の下側の接続口に繋げられるベント経路226が配置されている。ベント経路226の途中には、カセット保持ユニット100A(100B)が持つ荷重センサ171A(171B)に当接されるチャンバユニット230が配置されている。チャンバユニット230は、図4の紙面の垂直方向に移動可能に配置されたピストンロッド231を持ち、ベント経路226の吸引圧に応じて荷重センサ171A(171B)に押し当てられるピストンロッド231の荷重が変化される。チャンバユニット230と灌流液溜めチャンバ210との間のベント経路226には、可撓性のチューブ226bが配置されている。チューブ226bは、カセット保持ユニット100A(100B)が持つピンチ弁132A(132B)が押さえ付けられるチューブ押さえ部材227が配置されている。
なお、チャンバユニット230は、吸引ポンプ115A(115B)よりも手術器具側にある吸引経路224に配置されていても良い。この場合、吸引圧検知センサ170A(170B)もチャンバユニット230の位置に対応して配置される。
図3Aにおいて、カセット200Pの表面側の上下中央部分は、段差が付けられた凸部205が形成されている。凸部205の下側部分がカセット保持ユニット100A(100B)のスロット150aA(150aB)に挿入されることにより、カセットの配置がカセット検出部160で検出される。カセット200Pの上側には取っ手202が形成されている。凸部205には、廃棄袋204を取り付けるための取付部材203a、203bが設けられている。
図3Bにおいて、カセット200Pの背面には、灌流液経路212を開閉するピンチ弁130A(130B)に対応させる開口穴234と、ベント経路226に配置されたチューブ226bを開閉するピンチ弁132A(132B)に対応させる開口穴236と、が設けられている。また、カセット200Pの背面には、カセットのタイプ(種類)を判別するための識別子240が設けられている。白内障手術用カセット200Pでは、2つの識別子240a,240bが共にメクラ蓋とされている。カセット保持ユニット100A(100B)に設けられたセンサユニット120A(120B)により、メクラ蓋の有無が検知され、カセットの種類が判別される。
図5は、硝子体手術用カセット200Vの内部構成図である。硝子体手術用カセット200Vについては、白内障手術用カセット200Pと異なる要素のみ説明する。硝子体手術では、灌流液は、装置のピンチ弁130A(130B)を経由させずに、灌流瓶3から直接眼内に供給される。このため、硝子体手術用カセット200Vは、白内障手術用カセット200Pに対して、灌流液溜めチャンバ210、接続口211、灌流経路212及び接続口214が取り除かれた構成である。また、灌流液がカセット200V内に導かれないため、チャンバユニット230からの延びるベント経路226のチューブ226bの先は空気の流入口とされ、灌流液溜めチャンバ210の代わりにフィルタ250が接続されている。硝子体手術用カセット200Vでは、ピンチ弁132A(132B)が開かれると、チャンバユニット230及び吸引経路224に空気が流入され、吸引経路224の吸引圧が下げられる。
なお、フィルタ250は、例えば、0.2μmほどの孔径を持つ樹脂からなるメンブレンフィルタにより構成され、ベント経路226を介して硝子体カッターの吸引経路に流入される空気内の微小な埃、塵及び殺菌が濾過される。また、フィルタ250が配置されていない場合には、ピンチ弁132Aが開かれたときに、硝子体カッターの吸引経路から眼内(硝子体部分)に廃液が吐き戻される。これに対して、フィルタ250は空気抵抗の役目を果たし、ベント経路226に急激に空気が流入されることが防止され、眼内への廃液の吐き戻しが抑えられる。一方、白内障手術用カセット200Vではベント経路226に灌流液が流入される構成である。これは、硝子体カッターに比べて白内障手術器具の使用においては、空気の流入であると吸引の立ち上がりが遅く、蠕動型ポンプ115A(115B)の応答性も悪くなるためである。白内障手術では、白内障手術器具から眼内に廃液の吐き戻しがあったとしても、硝子体に比べると、水晶体が取り除かれた部分の容積は小さいため、その後の吸引により眼内の廃物組織の掃除は容易である。このため、白内障手術ではベント経路226に灌流液が使用される。
また、カセット200Vの識別子240は、識別子240aが開口穴として形成され、識別子240bがメクラ蓋として形成されている。その他の構成要素及びカセット200Vの外側ケースの基本形状は、白内障手術用カセット200Pと同一とされている。このため、第1カセット保持ユニット100A及び第2カセット保持ユニット100Bの何れにも、カセット200P及び200Vが共にクランプ可能にされている。なお、カセット200P及び200Vのケースは、クランプ機構105A(105B)によりクランプされる部分(凸部205より下側部分)が同一であれば、他の部分の形状が全く同一でなくても良い。
図6の制御系ブロック図において、操作パネル2、接続パネル5、駆動ユニット6、フットスイッチ8、第1カセット保持ユニット100A、第2カセット保持ユニット100Bは、制御ユニット40に接続されている。フットスイッチ8(操作スイッチ)は、術者の足による踏み込みポジションに応じて、灌流液供給の開始/停止の信号と、吸引の開始/停止の信号とを入力する。また、USハンドピース500の使用が設定されているときは、フットスイッチ8は、踏み込みポジションに応じてUSハンドピース500の超音波振動の開始/停止の信号を入力する。
次に、以上のような構成を備える灌流吸引装置の動作を説明する。術者は、操作パネル2の画面により、手術の種類とカセット200P又は200Vを使用するカセット保持ユニット100A,100Bを選択する。
図7は、手術の種類及びカセット保持ユニット100A,100Bを選択するための設定画面の例である。操作パネル2に表示される設定画面500上には、カセット保持ユニット100A及び100Bの何れを使用するかの選択信号を入力するキーとして、第1カセット保持ユニット100Aに対応する「ポンプ1」の表示がなされた選択キー501aと、第2カセット保持ユニット100Bに対応する「ポンプ2」の表示がなされた選択キー501bが設けられている。また、白内障手術及び硝子体手術の何れを行うかの選択信号を入力するキーとして、白内障手術のみを行う選択キー502aと、硝子体手術のみを行う選択キー502bと、白内障手術及び硝子体手術の両方を行う選択キー502cと、が設けられている。以下、各手術の選択と、カセット保持ユニット100A,100Bにセットするカセット200P,200Vの選択のパターンについてそれぞれ説明する。
<パターン1:白内障手術用カセット200Pを2個使用する白内障手術>
この手術では、術者は「ポンプ1」の選択キー501a及び「ポンプ2」の選択キー501bの両方を選択する。また、手術選択キー502aにより「白内障手術」を選択する。この場合、カセット保持ユニット100A及び100Bは白内障手術用カセット200Pに設定される。
術者は、カセット保持ユニット100Aのスロット150aAに白内障手術用カセット200Pをセットする。SETスイッチ111Aを押されると、制御ユニット40によりモータ103Aが駆動され、スロットカバー150Aがパネル110A側に移動される。これにより、カセット200Pはパネル110Aとスロットカバー150Aとによりクランプされる。スロットカバー150Aが移動されることにより、切り欠き部208から露出された吸引経路224のチューブ224bは、吸引ポンプ115Aのローラヘッド115aAとスロットカバー150A側のチューブ押さえ152Aとにより挟まれる。これにより、吸引ポンプ115Aへの吸引チューブの連結が完了する。また、スロットカバー150Aが移動されることにより、ピンチ弁130A及び132Aに対する灌流液経路212及びベント経路であるベント経路226のセットも行われる。同様に、術者は、カセット保持ユニット100Bのスロット150aBにも白内障手術用カセット200Pをセットする。
このとき、カセット保持ユニット100A,100Bの選択信号及び手術の種類の選択信号と、センサユニット120A、120Bによるカセットの種類の判別信号と、に基づき、カセットの適否が制御ユニット40により判定される。カセット保持ユニット100A及び100Bにそれぞれ白内障手術用カセット200Pがセットされていれば、カセットのセットが適正であると判定され、表示部165A及び165Bは緑色に表示される。誤って硝子体手術用カセット200Vがセットされている場合は、アラームの表示部165A及び165Bは赤色で警告表示されると共に、スピーカ41から警告音が発せられる。これにより、カセットの選択ミスが防止される。
カセット保持ユニット100Aにセットされたカセット200Pの接続口214及び220に灌流チューブ501及び吸引チューブ502が接続され、それぞれUSハンドピース500に繋げられる。また、カセット保持ユニット100Bにセットされたカセット200Pの接続口214及び220にも灌流チューブ501及び吸引チューブ502が接続され、それぞれI/Aハンドピース510に繋げられる。また、2つの灌流瓶3から延びる灌流チューブ3aは、2つのカセット200Pの接続口211にそれぞれ接続される。
カセット及び手術器具の準備が完了したら、術者は、図8に示される白内障手術画面550に切り替え、USハンドピース500及びI/Aハンドピース510による手術条件を所定のキー操作により設定する。手術条件の設定が完了したら、手術を開始する。白内障手術画面550上の選択キー551aによりUSハンドピース500が選択されると、灌流/吸引の各動作は第1カセット保持ユニット100A側に設定される。すなわち、制御ユニット40は、USハンドピース500の選択キー551aの入力に対応して、第1カセット保持ユニット100A側の吸引ポンプ115A、ピンチ弁130A及び132Bし、吸引圧検知センサ170A等の駆動を制御するように決定する。フットスイッチ8の操作により灌流液の供給開始信号が入力されると、第1カセット保持ユニット100A側のピンチ弁130Aが開かれ、灌流液がUSハンドピース500に接続された灌流チューブに供給される。フットスイッチ8の操作により吸引開始信号が入力されると、吸引ポンプ115Aが駆動され、USハンドピース500に接続された吸引チューブに吸引圧が掛けられる。また、吸引圧検知センサ170Aにより検出された吸引圧が設定値より上回ると、制御ユニット40により吸引ポンプ115Aの駆動が停止される。フットスイッチ8の操作により吸引信号が止まると(吸引停止信号が入力されると)、ピンチ弁132Aが開かれ、灌流液が吸引経路224に流入される。これにより、吸引経路224内の吸引圧が下げられる。
USハンドピース500による手術終了後、次の手術段階として、白内障手術画面550上の選択キー551bによりI/Aハンドピースが選択されると、灌流/吸引の各動作の設定は第2カセット保持ユニット100B側に切換えられる。すなわち、制御ユニット40は、選択キー551aの入力に対応して、第2カセット保持ユニット100B側の各構成要素の駆動を制御するように決定する。フットスイッチ8からの灌流液供給開始/停止の信号に基づき第2カセット保持ユニット100B側のピンチ弁130Bが駆動され、吸引の開始/停止の信号に基づき吸引ポンプ115Bが駆動される。また、吸引圧の監視は、第2カセット保持ユニット100B側の吸引圧検知センサ170Bに切換えられる。
第1カセット保持ユニット100A及び100Bにそれぞれ白内障手術用カセット200Pをセットする設定では、例えば、手術段階としてUSハンドピース500による手術に続いてI/Aハンドピース501による手術を行う際に、各手術器具の繋ぎ変えを行うことなく、灌流/吸引のそれぞれ2系統の切換を操作パネル2の操作により簡単に行うことができる。このため、白内障手術で異なる手術器具を連続して使用する場合には、効率良く手術を行える。
<パターン2:白内障手術用カセット200Pを1個のみ使用する白内障手術>
この手術では、術者は「ポンプ1」の選択キー501a又は「ポンプ2」の選択キー501bにより、第1カセット保持ユニット100A又は第2カセット保持ユニット100Bの一方のみを選択する。また、手術選択キー502aにより「白内障手術」を選択する。術者は、選択した「ポンプ1」又は「ポンプ2」に対応する側の第1カセット保持ユニット100A又は第2カセット保持ユニット100Bにカセット200Pをセットする。例えば、選択キー501aにより「ポンプ1」の第1カセット保持ユニット100Aが選択されたとする。このとき、第2カセット保持ユニット100Bにカセット200Pがセットされると、カセット検出部160Bからの検知信号が制御ユニット40に入力される。制御ユニット40はこの入力信号に基づき第2カセット保持ユニット100Bにカセットがセットされている旨の警告メッセージを操作パネル2に表示させると共に、スピーカ41から警告音を発生させる。また、誤って硝子体カセット200Vが第1カセット保持ユニット100Aにセットされたときには、前述と同様に表示部165A及びスピーカ41により警告が行われる。
この設定の手術においては、術者は、初めにカセット200Pの灌流チュウーブ及び吸引チューブにUSハンドピース500を繋げて手術を行う。図8の画面550上の選択キー551aによりUSハンドピースが選択されると、制御ユニット40により、灌流/吸引の各動作は第1カセット保持ユニット100A側に設定される。USハンドピース500による手術が終了した後、術者はカセット200Pの灌流チューブ及び吸引チューブの接続をI/Aハンドピース510に繋ぎ変える。その後の手術段階では、術者は画面550上の選択キー551bによりI/Aハンドピースを選択するが、I/Aハンドピースの選択信号の入力に拘わらず、灌流/吸引の各動作の設定は第1カセット保持ユニット100A側のままとされる。これにより、1つのカセット200Pの使用した白内障手術を行える。
白内障手術用カセット200Pを1個のみ使用した手術では、カセット200Pの使用個数を少なくし、カセットの廃棄容量を抑えることができる。
<パターン3:白内障手術用カセット200P及び硝子体手術用カセット200Vを使用する白内障手術及び硝子体手術>
この手術では、術者は「ポンプ1」の選択キー501a及び「ポンプ2」の選択キー501bの両方を選択する。また、手術選択キー502cにより「白内障手術・硝子体手術」を選択する。この場合、「ポンプ1」に対応するカセット保持ユニット100Aは、白内障手術用カセット200Pに設定され、「ポンプ2」に対応するカセット保持ユニット100Bは硝子体手術用カセット200Vに設定される。なお、カセット保持ユニット100A及び100Bの初期設定がカセット200P、200Vに何れに対応するかについては、別の設定画面で変更することができる。
術者は、第1カセット保持ユニット100Aに白内障手術用カセット200Pをセットし、第2カセット保持ユニット100Bに硝子体手術用カセット200Vをセットする。それぞれのカセット保持ユニット100A及び100Bにセットされるカセットの種類が異なっているときは、前述のように、各カセット保持ユニットのセンサユニット120A、120Bによるカセットの種類の判別信号と、画面500で選択されたカセット保持ユニットの選択信号及び手術の種類の選択信号に基づいてカセットの適否が判定される。誤ったカセットがセットされたときは、表示部165A,165B及びスピーカ41から警告が発せられる。
術者は、初めに第1カセット保持ユニット100Aにセットされたカセット200Pの灌流チューブ及び吸引チューブをUSハンドピース500に繋ぎ、図8の画面550上の選択キー551aによりUSハンドピース500による手術を行う。続いて、I/Aハンドピース510の使用が必要な場合は、カセット200Pの灌流チューブ及び吸引チューブを繋ぎ変え、選択キー551bによりI/Aハンドピースによる手術を行う。白内障用手術の選択キー551a及び551bが選択されている時は、灌流/吸引の各動作は第1カセット保持ユニット100A側に設定される。
白内障手術に続いて硝子体手術を行うために、術者は、図8の画面550上の選択キー551cにより硝子体手術画面560に切換える。キー561aにより硝子体カッター520が選択されると、灌流/吸引の各動作の設定は第2カセット保持ユニット100B側に切換えられる。硝子体カッター520の使用では、フットスイッチ8の操作信号により吸引開始/停止の信号が入力され、第2カセット保持ユニット100B側の吸引ポンプ151Bの駆動が制御される。なお、灌流液は、カセット200Vを介さずに、灌流カニューラ等により灌流瓶から直接眼内に供給される。
この手術では、白内障手術器具と硝子体手術器具の繋ぎ変えを行うことなく、灌流/吸引の2系統の切換を操作パネル2の操作により簡単に行うことができ、効率良く手術を行える。
<パターン4:硝子体手術用カセット200Vを2個使用する硝子体手術>
この手術では、術者は「ポンプ1」の選択キー501a及び「ポンプ2」の選択キー501bの両方を選択する。また、手術選択キー502bにより「硝子体手術」を選択する。この場合、カセット保持ユニット100A及び100Bは共に硝子体カセット200Vに設定される。カセット保持ユニット100A及び100Bに誤って白内障手術用カセット200Pがセットされると、各カセット保持ユニットのセンサユニット120A、120Bの判別信号に基づいて警告が行われる。
カセット200Vを2個使用する硝子体手術では、例えば、カセット保持ユニット100A側のカセット200Vの吸引経路には硝子体カッター520の吸引チューブが接続され、カセット保持ユニット100B側のカセット200Vの吸引経路にはバックフラッシュニードル530の吸引チューブが接続される。なお、硝子体手術では灌流液は、カセット200Vを介さずに、灌流カニューラ等により直接眼内に供給される。
図9は硝子体手術選択時の手術画面である。この画面560上の第1の硝子体手術器具である硝子体カッターの選択キー561aが選択されると、吸引動作及び吸引圧の検知動作は第1カセット保持ユニット100A側に設定される。フットスイッチ8の操作により吸引開始信号/停止信号が入力されると、吸引ポンプ115Aの駆動が制御ユニット40により制御される。吸引圧検知センサ170Aにより検知された吸引圧が設定値より上回ると、制御ユニット40により吸引ポンプ115Aの駆動が停止される(又は逆回転される)。フットスイッチ8の操作により吸引信号が止まると、ピンチ弁132Aが開かれ、フィルタ250及びベント経路226を介して空気が吸引経路224に流入される。
第2の硝子体手術器具の選択キー561bが選択されると、吸引動作及び吸引圧の検知動作は第2カセット保持ユニット100B側に切換えられる。フットスイッチ8の操作により吸引開始/停止の信号が入力されると、吸引ポンプ115Bの駆動が制御ユニット40により制御される。吸引圧検知センサ170Bにより検出された吸引圧が設定値より上回ると、制御ユニット40により吸引ポンプ115Bの駆動が停止される。フットスイッチ8の操作により吸引信号が止まるとピンチ弁132Bが開かれ、空気が吸引経路224に流入される。
この設定の硝子体種手術では、各手術器具の繋ぎ変えを行うことなく、吸引の2系統の切換を操作パネル2の操作により簡単に行うことができ、硝子体手術を効率良く手術を行える。
<パターン5:硝子体手術用カセット200Vを1個のみ使用する硝子体手術>
この手術では、術者は「ポンプ1」の選択キー501a又は「ポンプ2」の選択キー501bにより、第1カセット保持ユニット100A又は第2カセット保持ユニット100Bの一方のみを選択する。また、手術選択キー502bにより「硝子体手術」を選択する。例えば、選択キー501aにより第1カセット保持ユニット100Aが選択されたとする。第2カセット保持ユニット100Bにカセット200Vがセットされると、カセット検出部160Bの検知信号に基づき、カセットのセットが誤っている旨の警告が操作パネル2に表示される。
この設定の手術においては、画面560上の選択キー561a、561bが選択されたとき、吸引動作及び吸引圧の検知動作は何れも第1カセット保持ユニット100A側に設定される。術者は、例えば、初めにカセット200Vの吸引経路に硝子体カッター520の吸引チューブを接続し、硝子体カッター520により硝子体手術を行う。次に、カセット200Vの吸引経路にバックフラッシュニードル530の吸引チューブを繋ぎ変え、バックフラッシュニードル530による手術を行う。このような硝子体手術では、硝子体手術用カセット200Vを1個のみ使用しているため、カセット200Vの使用個数を少なくし、カセットの廃棄容量を抑えることができる。
なお、以上のような手術において、カセット保持ユニット100A又は100Bの一方に故障が発生した場合でも、他方の使用に切換えることにより、手術を継続することができる。例えば、上記のパターン2又は5の手術において、初めに設定したカセット保持ユニット100Aの吸引ポンプ115A、吸引圧検知センサ170A、ピンチ弁132A等が故障していた場合、術者は画面500における選択キー501bにより第2カセット保持ユニット100Bの選択に切り替え、カセット200P又は200Vを第2カセット保持ユニット100Bに移し代えることにより、手術を継続できる。パターン1、3、4において、カセット保持ユニット100A側の構成要素が故障した場合、選択キー501bにより第2カセット保持ユニット100Bのみの選択に切り替え、第2カセット保持ユニット100Bにセットしたカセット200P又は200Vの使用により手術を継続できる。
また、以上の説明においては、手術器具の選択信号(キー551a、551b、561a、561b)に対応して、第1カセット保持ユニット100Aと第2カセット保持ユニット100Bとの切換が自動的に決定される構成としたが、これは術者が決定して切換える場合であっても良い。すなわち、術者は、画面500上の選択キー501a及び501bにより、第1カセット保持ユニット100Aと第2カセット保持ユニット100Bの何れを使用するかを選択し、また、手術選択キー502a及び502bにより白内障手術及び硝子体手術の種類を選択する。制御ユニット40は、選択キー501a及び501bの選択信号により、第1カセット保持ユニット100Aと第2カセット保持ユニット100Bの制御を切換える。このとき、制御ユニット40は、選択キー501a及び501bの選択信号、手術選択キー502a及び502bによる手術の選択信号、及びカセットの種別を判別するセンサユニット120A及び120Bの判別信号に基づいてカセットの適否を判定し、カセットの種類が誤っている場合には表示部165A、165Bにより警告を発する。この場合であっても、上記のパターン1、3、4の2系統の手術の切換を操作パネル2の操作により簡単に行うことができ、効率良く手術を行える。また、カセット保持ユニット100A又は100Bの一方に故障が発生した場合でも、他方を使用して手術を継続できる。
灌流吸引装置の外観略図である。 カセット保持ユニットの斜視図、 図2AのA−A断面図である。 白内障手術用カセットの正面方向からの外観斜視図である。 白内障手術用カセットの背面図である。 白内障手術用カセットの内部構成図である。 硝子体手術用カセットの内部構成図である。 灌流吸引装置の制御系ブロック図である。 手術の種類及びカセット保持ユニットを選択する設定画面の例である。 白内障手術の手術器具を選択する画面例である。 硝子体手術の手術器具を選択する画面例である。
符号の説明
1 装置本体
2 操作パネル
40 制御ユニット
100A 第1カセット保持ユニット
200B 第2カセット保持ユニット
105A クランプ機構
115A 吸引ポンプ
120A センサユニット
130A 灌流用ピンチ弁
132A ベント用ピンチ弁
165A 表示部
170A 吸引圧検知センサ
200P 白内障手術用カセット
200V 硝子体手術用カセット
212 灌流経路
224 吸引経路
226 ベント経路
240 識別子
500 設定画面
550 白内障手術画面
560 硝子体手術画面

Claims (3)

  1. 眼内の廃棄組織を吸引するための吸引経路を少なくとも有するカセットを保持し、前記カセットに接続された手術器具と前記カセットの前記吸引経路とを通じて、灌流瓶から前記眼内に供給された灌流液と共に前記廃棄組織を吸引する灌流吸引装置であって
    白内障手術に使用される前記カセットである第1カセット、及び、硝子体手術に使用される前記カセットである第2カセットのいずれも選択的に保持可能な2つのカセット保持ユニットと、
    前記第1カセット及び前記第2カセットのいずれが前記カセット保持ユニットに保持された場合でも、保持された前記第1カセット又は前記第2カセットが備える経路の流体の流動を調整可能であり、前記2つのカセット保持ユニットの各々に配置される流動調整手段と、
    前記2つのカセット保持ユニットのうち、手術に使用する少なくとも1つのカセット保持ユニットを選択するための保持ユニット選択信号を入力する保持ユニット選択手段と、
    前記保持ユニット選択信号によって選択された前記カセット保持ユニットに配置されている前記流動調整手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする灌流吸引装置。
  2. 請求項1の灌流吸引装置において、
    カセットの種類を識別するために各カセットに設けられた識別子と、
    前記カセット保持ユニットに保持されたカセットが第1カセットか第2カセットかを前記識別子に基づいて判別するカセット判別センサと、
    白内障手術及び硝子体手術の種類を選択するための手術選択信号を入力する手術選択手段と、
    前記カセット判別センサの判別結果と前記手術選択信号とに基づいて前記カセット保持ユニットに保持されたカセットの種類の適否を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする灌流吸引装置。
  3. 請求項1又は2の灌流吸引装置において、
    前記保持ユニット選択信号によって前記2つのカセット保持ユニットを共に使用する選択が行われている場合、
    前記制御手段が実行する制御のパターンには、
    2つの前記流動調整手段のうちの一方に対して、USハンドピースが前記手術器具として前記第1カセットに接続されている場合の制御を行うと共に、2つの前記流動調整手段の他方に対して、灌流吸引用ハンドピースが前記手術器具として前記第1カセットに接続されている場合の制御を行うことで、白内障手術における制御を実行するパターンと、
    2つの前記流動調整手段のうちの一方に対して、硝子体カッターが前記手術器具として前記第2カセットに接続されている場合の制御を行うと共に、2つの前記流動調整手段の他方に対して、バックフラッシュニードルが前記手術器具として前記第2カセットに接続されている場合の制御を行うことで、硝子体手術における制御を実行するパターンと、
    が少なくとも設けられていることを特徴とする灌流吸引装置。
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