JP5301875B2 - 可変光減衰器および可変光減衰器搭載光送受信器 - Google Patents

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Description

本発明は、可変光減衰器および可変光減衰器搭載光送受信器に関する。
可変光減衰器(Variable Optical Attenuator;VOA)は、中・長距離ネットワーク用の光受信器として用いられているアバランシェフォトダイオード(APD)が有する、入力光パワーが大きくなるとエラーが急激に増加するといったオーバーロード問題に対する対策部品として、また、光アンプからの出力レベル調整用の部品などとして用いられている。このようにして用いられる可変光減衰器には、小型化、msオーダーの高速動作、波長無依存といった機能が要求される。小型の可変光減衰器としては、メムス(Micro Electro Mechanical Systems;MEMS)素子を用いたもの(以下、MEMS型)が挙げられる。MEMS型の可変光減衰器としては、大きく分けてシャッターのような動きを利用するタイプ(例えば、非特許文献1参照。以下、シャッター型という)と、角度可変を利用するタイプ(例えば、非特許文献2参照。以下、角度可変型という)とが挙げられる。
Cornel Marxer、Patrick Griss、Nicolaas F. de Rooij、"A Variable Optical Attenuator Based on Silicon Micromechanics"、IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS、VOL. 11、No. 2、1999年2月、p.233-235 Keiji Isamoto、Kazuya Kato、Atsushi Morosawa、Changho Chong、Hiroyuki Fujita、Hiroshi Toshiyoshi、"A 5-V Operated MEMS Variable Optical Attenuator by SOI Bulk Micromachining"、IEEE JOURNAL OF SELECTED TOPICS IN QUANTUM ELECTRONICS、VOL, 10、NO. 3、2004年5/6月、p.570-578
シャッター型の可変光減衰器では、利点として波長依存性がないため入射光の波長に対してフィードバック制御が不要となる点、挿入損失が無視できる点、構成が比較的簡易である点が挙げられる。しかし、シャッターで光路を遮ることができる程度の可動量を得るには、梁の部分を長くする必要があり、梁を長くとると共振周波数が下がるため30ms以下の動作時間を実現することが難しいという問題がある。また、単純な構造のシャッターでは偏波依存性が出やすいという問題もある。
一方、角度可変型の可変光減衰器としては、ミラーの反射を利用した反射型が一般的である。角度可変型のMEMSでは、msオーダーの高速動作が可能である。また、ミラーの反射率を上げることで挿入損失も1.0dB以下を実現することが可能である。しかし、一般的な構造では偏波依存性が生じるという問題がある。また、反射させた光を再度ファイバ、PDなどに結合させる必要があるため、実装時のアライメントが難しいという問題もある。
また、角度可変を利用するタイプとしては、透過型も考えられる。この場合、反射型と比較すると偏波依存性が少ない、基本的に直線状に光学部品を配置すればよいため実装が簡易であるなど優位な点も多い。しかし、MEMSによって変更可能な角度は±10度程度が限界であり、厚さも15μm−20μm程度が現実的であるため、可変光減衰器として減衰量を大きくとることが難しいという問題が考えられた。
可変光減衰器に求められる性能としては、高速動作、波長無依存、小型、簡易な実装が重要な点として挙げられる。しかし、従来技術では、これらすべての要素を満たす技術というものがなかった。そこで、本発明の目的は上記の性能(高速動作、波長無依存、小型、簡易な実装)をすべて満たす可変光減衰器を実現することにある。
上記の課題を解決するための第1の発明に係る可変光減衰器は、光減衰手段を備え、入力光の強度に対して出力光の強度を減衰させるように構成された可変光減衰器であって、
前記光減衰手段を、光を透過する透光部材、前記透光部材の角度を変化させる角度可変手段、及び、前記透光部材の入射面及び出射面に設けられ前記入射面に入射される光と前記出射面から出射される光の間の光路ずれを拡張させる光路ずれ拡張手段から構成した可変光減衰器において、
前記透光部材が光の入射面及び出射面を相互に平行な平面から構成した平行平板であり、
前記光路ずれ拡張手段が前記透光部材の入射面に設けられた第1の高反射フィルタ及び前記透光部材の出射面に設けられた第2の高反射フィルタであり、
前記入射面に設けられた前記第1の高反射フィルタと前記出射面に設けられた前記第2の高反射フィルタが、前記透光部材の中心から相対する方向へずれるように設けられるとともに、前記第1の高反射フィルタが前記透光部材の中心からずれた方向と反対側で前記第1の高反射フィルタが設けられていない前記入射面の部分に入射した光が、前記第1の高反射フィルタと前記第2の高反射フィルタによって前記透光部材の内部で複数回反射された後に、前記第2の高反射フィルタが前記透光部材の中心からずれた方向と反対側で前記第2の高反射フィルタが設けられていない前記出射面の部分から出射するように前記透光部材を固定したときの角度と前記光のビームプロファイルとによって位置を設定され、
前記透光部材としての平行平板は、前記角度可変手段としての機能を兼ねた、少なくとも一つの半導体材料もしくはSiO2からなる角度可変メムス素子から構成され、
且つ、前記角度可変メムス素子は円形状である
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第の発明に係る可変光減衰器は、第1の発明において、二本の光ファイバと、少なくとも一方の前記光ファイバの端面に対向配置されるレンズと、前記レンズと他方の前記光ファイバの端面の間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段とを有することを特徴とする。
上記の課題を解決するための第の発明に係る可変光減衰器は、第1の発明に係る可変光減衰器を搭載した可変光減衰器搭載光受信器であって、一本の光ファイバと、一つのフォトディテクタと、少なくとも前記光ファイバの出射端面に対向配置されるレンズと、前記レンズの出射端面と前記フォトディテクタの間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段とを有することを特徴とする。
上記の課題を解決するための第の発明に係る可変光減衰器は、第1の発明に記載された可変光減衰器を搭載した可変光減衰器搭載光送信器であって、一つの光ファイバと、一つのレーザダイオードと、少なくとも前記レーザダイオードの出射端面に対向配置されるレンズと、前記レンズの出射端面と前記出力側の光ファイバの入射端面の間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段とを有することを特徴とするにおいて、一つの光ファイバと、一つのレーザダイオードと、少なくとも前記レーザダイオードの出射端面に対向配置されるレンズと、前記レンズの出射端面と前記出力側の光ファイバの入射端面の間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段とを有することを特徴とする。
上述した本発明に係る可変光減衰器によれば、装置を小型化することができるとともに、高速動作を実現することができる。
以下に図1乃至図3を用いて本発明の具体的な実施形態を例にして説明する。図1は本実施形態に係る可変光減衰器の内部構造の一例を模式的に表す図、図2乃至図4は本実施形態に係る可変光減衰器による作用効果を説明する図である。なお、本実施形態は、本発明の効果を示す一つの例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行い得ることはいうまでもない。
本実施形態では、例えば、二本の光ファイバと、少なくとも一つのレンズと、透光部材、角度可変手段、光路ずれ拡張手段を有する少なくとも一つの光減衰手段を用い、角度可変手段を用いて透光部材に対する光の入射角度を変化させることで可変光減衰器を実現する。
一例としては可変光減衰器を、図1に示すように、パッケージ1の対向する側壁1a,1bに固定される光ファイバ2,3と、パッケージ1内に位置する光ファイバ2,3の端面にそれぞれ対向配置されるレンズ4,5と、これら二つのレンズ4,5の間に設けられた光減衰手段としての角度可変機構付き平行平板6とから構成する。
角度可変機構付き平行平板6は、透光部材としての平行平板9とこの平行平板9の両面9a,9bに光路ずれ拡張手段として設けられた高反射フィルタ7,8とから構成する。角度可変手段としては、平行平板9を、例えば角度可変手段としての機能を兼ねたMEMS(以下、角度可変MEMSという)から構成する、もしくは、図示しない角度可変手段としてのピエゾバイモルフ素子(以下、バイモルフ素子)を用いる。このような構成により、電界を印加することで平行平板9の角度を±10度の範囲で動かすことができる。
ここで、高反射フィルタは、金属、又は、屈折率の異なる半導体材料もしくは誘電体材料を交互に積層した多層膜反射鏡とし、また、MEMS素子、バイモルフ素子はそれぞれ少なくとも一つの半導体材料もしくはSiO2からなるものとする。
なお、高反射フィルタを金属とする場合、Al,Ag,Pt,Zn,Sn,Au,Ni,Cuのうちの少なくとも1種類以上の元素からなる金属を用いると好適である。また、高反射フィルタを屈折率の異なる半導体材料もしくは誘電体材料を交互に積層した多層膜反射鏡とする場合、Si、もしくはAl,Ga,In,As,P,Sbの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体、もしくはSiO2もしくはTiO2、Ta25,MgF2,MgOのいずれかからなる誘電体材料を用いると好適である。
また、MEMS素子、バイモルフ素子を半導体材料から構成する場合、Si、もしくはAl,Ga,In,As,P,Sbの中の少なくとも2種類以上の元素からなるIII−V族化合物半導体を用いると好適である。
以下、本実施形態の作用効果について説明する。図2に通常の構造の透光部材として平行平板を用いた場合の光路の例、図3に図2の平行平板の両面に高反射フィルタを設けた場合の光路の例を示す。図3に示すように、透光部材としての平行平板9の両面に光路ずれ拡張手段としての高反射フィルタ7,8を施した場合、図2に示すような平行平板9のみを用いた場合に比較して光路ずれを大きくすることができることがわかる。
例えば、平行平板の角度を10度傾けた場合、通常の構造では平行平板の厚さが15μm程度と薄いため、光路ずれは3μm程度と小さく、光減衰量を大きくとることができない。これに対し、図3に示すように平行平板9の両面に高反射フィルタ7,8を設ければ、平行平板9に入射した光が高反射フィルタ7,8によって平行平板9の内部で複数回反射されることとなり、光路のずれを大きくとることができる。
また、角度可変機構付き平行平板6に代えて、凸面板付き角度可変MEMS、もしくは一方の面が凸面形状になっている角度可変MEMSを用いても同様の作用効果を得られる。
図4に凸面付き平行平板を用いた場合の光路の例を示す。図2に示す入射面と出射面とが平行に形成された通常の構造の平行平板9を用いる場合に比較して、図4に示す凸面板付き平行平板6を用いた場合、出射光の光路が入射光の光路に対して平行でなくなるため、凸面板付き平行平板と出力側の光ファイバとの距離を離すことで光路ずれを大きくとることが可能となることがわかる。なお、凸面板付き平行平板6としては、平行平板9の一方の面に、片側が平板、他方の側が凸面状に形成された半導体、もしくは誘電体の凸面板10を固着したもの、又は、平行平板の片側を凸面状に加工したもの等を用いれば良い。
この光路ずれによって光ファイバとのカップリング効率が変化するため、図1に示すような構成とすることにより可変光減衰器として機能する。光路ずれを利用した構成であるため、出力側の光ファイバをフォトディテクタ(以下、PD)に変えた場合や、入力側の光ファイバをレーザダイオード(以下、LD)に置き換えた場合も可変光減衰器として機能することはいうまでもない。
このように、本発明を用いることで、小型で、高速動作可能な可変光減衰器を実現することができ、他の機能デバイスとワンパッケージ化することが可能となるため、光通信用モジュールの経済化と機能向上が可能となる。
図5乃至図9を用いて本発明の実施例について説明する。図5は本実施例に係る可変光減衰器の内部構造を示す図、図6(a)は角度可変MEMSを光ファイバの光路に対して45度の傾きで固定した場合のパッケージ内の構成と光路を示す図、図6(b)は図6(a)に比較して角度可変MEMSを10度傾けた場合のパッケージ内の構成と光路を示す図、図7は角度可変MEMSの光の入出射面の正面図、図8は本実施例に係る可変光減衰器の組み立て工程を説明するための説明図、図9は応答速度の測定を説明するための説明図、図10は高反射フィルタの好適な位置を説明するための図である。
図5に示すように、本実施例において可変光減衰器は、主に、パッケージ101の対向する側壁101a,101bをそれぞれ貫通するように設けられる第一の光ファイバ102、第二の光ファイバ103と、パッケージ101内で光ファイバ102,103の端面にそれぞれ対向配置された第一のレンズ104、第二のレンズ105と、第一のレンズ104と第二のレンズ105の間に配置された光減衰手段としての角度可変機構付き平行平板106とから構成されている。
光ファイバ102,103はそれぞれの光路が平行に且つ間隔を有するように配置されている。また、角度可変機構付き平行平板106は、透光部材及び角度可変手段としての角度可変MEMS109と、光路ずれ拡張手段である高反射フィルタとして角度可変MEMS109の光の入出射面109a,109bに蒸着されるパターンニングされた金107,108とから構成されている。
なお、角度可変MEMS109は、入出射面の大きさが0.6mm角、可動範囲が±10度、厚さが15μmのシリコン製とした。また、角度可変MEMS109は入出射面が光ファイバ102,103の光路に対して例えば45度傾斜するように固定されているものとする。
[動作原理]
次に、図6及び図7に基づいて可変光減衰器が角度可変MEMS109によって実現できる原理について説明する。以下、角度可変MEMS109の傾きというときの基準はMEMS12をはじめに固定した状態、即ち、光路に対して入射面を45度傾斜させた状態とする。なお、本実施例では、角度可変MEMS109の傾きが0度のとき、入射側の光ファイバから出射した光と、光の出射側の光ファイバとのカップリングロスが最小となるように各部品が搭載されているものとする。
本実施例において、角度可変MEMS109の光の入出射面にパターンニングした金107,108は半径30μmとした。また、図7に示すように、一方の金107はその中心が角度可変MEMS109の光の入出射面の中心から図中に示すX軸方向に対して+15μmずれるように設け、他方の金108はその中心が角度可変MEMS109の光の入出射面の中心からX軸方向に対して−15μmずれるように設けた。
以下に、角度可変MEMS109の傾きが0度である場合と、10度である場合との比較を行う。図6に示すように、例えば第一の光ファイバ102を入射側、第二の光ファイバ103を出射側とすると、入射側の光ファイバ102から出射された光は、第一のレンズ104を通り、角度可変MEMS109に入射する。このとき、角度可変MEMS109に入射した光は、この角度可変MEMS109の入出射面において高反射フィルタ108、高反射フィルタ107により交互に複数回反射されて角度可変MEMS109内を図中X軸方向へ移動して、入出射面109bから出射し、レンズ105を介して出射側の光ファイバ103に入射する。
まず、本実施例では、入射側の光ファイバ102から出射した光は、角度可変MEMS109の傾きが0度のときに出射側の光ファイバ103とのカップリングロスが最小となるように各部品が搭載されているため、図6(a)に示すように角度可変MEMS109の傾きが0である場合、光ファイバ103に入射する光のロスは最小となる。
次に、図6(b)に示すように角度可変MEMS109を10度傾けて、光ファイバ102から出射される光が角度可変MEMS109に対して55度の角度で入射するようにした場合、換言すると、角度可変MEMS109の入出射面を光ファイバ102,103を進行する光路に直交する方向に対して35度の傾きで固定した場合について考える。図6(b)に示すように、角度可変MEMS109の傾きが10度のとき、角度可変MEMS109から出射される光は角度可変MEMS109の傾きが0度の場合に比較してX軸方向の+方向へのずれが拡大し、結合損失が大きくなる。
このことから、角度可変MEMS109と高反射フィルタ107,108を用いることにより、可変光減衰器の機能が実現されることがわかる。
[組み立て工程]
次に、図8を用いて本実施例の可変光減衰器の組み立て工程について説明する。以下、一例として、第一の光ファイバ102を入射側、第二の光ファイバ103を出射側とした場合について説明する。
本実施例に係る可変光減衰器の組み立てを行う場合は、まず、パッケージ101に入射側の光ファイバ102をYAG溶接で固定する。光ファイバ102の入射端にはレーザ110を設ける。次に、入射側のレンズ104をその中心がパッケージ101のファイバ取り付け用開口部の中心とほぼ一直線上に位置するように±15μmの精度でパッケージ101内に搭載し、固定する。
続いて、角度可変MEMS109の入出射面を光ファイバ102,103の光路に対して45度傾けた状態で、レーザ110の光を入射側の光ファイバ102から出射する一方、角度可変MEMS109の出射側には光パワーメータ111をおいて、パワーが最大となるように角度可変MEMS109の位置を調整し、固定する。このとき、角度の実装精度は±5度の精度とする。そして、角度可変MEMS109とパッケージ101とをワイヤボンディングで結線する。
最後に、レーザ110の光を入射側の光ファイバ102から出射し、出射側の光ファイバ103に光パワーメータ111をつけた状態で、出射側のレンズ105と出射側の光ファイバ103の位置を光パワーメータ111が最大値を示す位置に調整したのち、それぞれYAG溶接によってパッケージ101に固定する。角度可変MEMS109には該角度可変MEMS109に電界を印加する可変電圧源112を接続する。
以上の工程で、図5に示すような可変光減衰器が完成する。
[可変光減衰器の特性]
さらに、図8に示す実験系において得られる本実施例に係る可変光減衰器の特性について説明する。本実施例ではレーザ110は波長1530nmの分布帰還型レーザ(以下、DFBレーザ)を用いた。また、レーザ110の出力は0dBmに固定した。
まず、角度可変MEMS109の傾きが0度としたときの光パワーを測定すると、−0.8dBmであった。よって、挿入損失は0.8dBとわかる。次に、角度可変MEMS109の傾きを10度としたときの光パワーを測定すると、−13dBmであった。本実施例では角度可変MEMS109の可動範囲を±10度としたため、本実施例による可変減衰量は12.2dBとわかった。また、光パワー一定の状態で波長を1530±20nm変化させたときの可変減衰量を測定した結果、波長1530nmのときと比較してほぼ変化はなかった。
また、応答速度の測定を行うため図9のような実験系を組んだ。図9に示すように、第二の光ファイバ103の出射端には光サンプリングオシロスコープ113が、角度可変MEMS109には信号発生器114が接続されている。その他の構成は図8に示し上述したものと同様であり、同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例において、信号発生器114から出力される波形は、周波数は任意とし、角度可変MEMS109が0度から12度まで変化する程度の振幅電圧をもつ波形とした。角度可変MEMS109にかける信号に対して、1kHz程度までは光サンプリングオシロスコープ113から読み取れる光パワーの変動する周波数が信号発生器114に設定した周波数とほぼ同じであり、角度可変MEMS109が信号発生器114から出力される信号周波数に追従できていることがわかったが、より高い周波数信号を角度可変MEMS109に入力すると光出力のパワーは変化せずほぼ一定になった。よって、本実施例での最高動作周波数は1kHz以上とわかった。
なお、上述した本実施例においては、高反射フィルタ(光路ずれ拡張手段)としての金107,108を円形状として説明したが、金107,108は円形以外、例えば矩形状であってもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行い得ることはいうまでもない。
また、本実施例において、金107,108は中心が角度可変MEMS109の光の入出射面の中心から相対する方向へそれぞれ15μmずれるように設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、角度可変MEMS109を固定したときの角度と入射光のビームプロファイルによって決定される。
詳述すると、図10に示すように、角度可変機構付き平行平板109にあっては、入射面に光が入射する位置とこの入射面に施される高反射フィルタ107との距離が広いと、入射面に入射し、出射面に施された高反射フィルタ108によって反射された光が、入射面に施された高反射フィルタ107に反射されることなく入射面から出射してしまう。
また、図11に示すように、角度可変機構付き平行平板109の入射面の光が入射する位置から入射面に施される高反射フィルタ107までの距離が狭い場合、角度可変機構付き平行平板109に入射する光の一部が高反射フィルタ107又は108によって遮断され、図12(a)に示すようにビームの一部(例えば破線の左側部分)が欠けてしまう可能性が考えられる。
又は、出射面の光が出射する位置から出射面に施される高反射フィルタ108までの距離が狭い場合、角度可変機構付き平行平板109から出射する光の一部が高反射フィルタ107又は108によって遮断され、図12(b)に示すようにビームの一部(例えば、破線の右側部分)が欠けてしまう可能性が考えられる。
したがって、図10に示すような状態になることを回避するように、角度可変MEMS109を固定したときの角度と入射光のビームプロファイルによって高反射フィルタの位置を設定するものとする。
参考例1
図13乃至図15を用いて本発明の参考を説明する。図13は本参考例に係る可変光減衰器搭載光受信器の内部構造を示す図、図14は本参考例に係る可変光減衰器搭載光受信器の組み立て工程を説明するための説明図、図15は応答速度の測定を説明するための説明図である。
図13に示すように、本参考例において可変光減衰器搭載光受信器は、主に、パッケージ201の側壁201aに固定された光ファイバ202、パッケージ201の側壁201aに対向する側壁201bにPDキャリア203を介して固定されるフォトディテクタ204、パッケージ201内で光ファイバ202の端面に対向配置されたレンズ205、レンズ205とフォトディテクタ204との間に設けられた光減衰手段としての角度可変機構付き平行平板206から構成されている。
角度可変機構付き平行平板206は、透光部材としてのエタロンからなる平行平板209、平行平板209の入出射面に蒸着された光路ずれ拡張手段としての高反射フィルタである多層膜反射鏡207,208、平行平板209の角度を調整する角度可変手段としてのバイモルフ素子210から構成されている。
多層膜反射鏡207,208は、入射側の反射率を99.5%、出射側の反射率を99.5%としたSi/SiO2からなり、ともに半径100μmであって、入射側の多層膜反射鏡208の中心が平行平板209の中心から図13中X’軸方向に+15μmずれているのに対し、出射側の多層膜反射鏡209の中心は平行平板209の中心から図13中X’軸方向に−15μmずれているものとする。
また、平行平板209は光ファイバ202の光路に対して入出射面が45度傾いた状態となるように設置されており、平行平板209の大きさは0.6mm角、厚さ15μmのシリコン製とした。また、バイモルフの可動範囲は±10度、フォトディテクタ204の直径は25μmであった。
[動作原理]
参考例の可変光減衰器は上述した実施例の可変光減衰器に比較して光減衰手段の角度を可変にする機構がバイモルフ素子かMEMS素子か、高反射フィルタが多層膜反射鏡か金かが異なるのみであり、可変光減衰器がバイモルフ素子210と平行平板209とによって実現できる原理については実施例と同様であるので、詳しい説明は省略する。
[組み立て工程]
次に、図14を用いて本参考例の可変光減衰器搭載光受信器の組み立て工程について説明する。
参考例に係る可変光減衰器搭載光受信器の組み立てを行う場合は、まず、バイモルフ素子210に可変電圧源213から電界を印加して平行平板209が入射光の光路に対して45度傾いた状態となるように調整し、この位置で固定する。このとき、角度の実装精度は±5度の精度とする。
次に、パッケージ201のファイバ取り付け口からレーザ光を照射した状態で、平行平板209の出射側に図示しない光パワーメータをおいて、パワーが最大となる位置でフォトディテクタ204を固定する。このとき、取り付け制度は±0.3mm程度とする。そして、バイモルフ素子210とパッケージ201間、フォトディテクタ203とパッケージ201間をワイヤボンディングで結線する。
最後に、光ファイバ202の入射端にレーザ211を接続した状態で、フォトディテクタ203の端子211にデジタルマルチメータ212を接続し、光パワーメータが最大値を示す位置にレンズ205と光ファイバ202をYAG溶接で固定する。
以上の工程で、図14に示すような可変光減衰器搭載光受信器が完成する。
[可変光減衰器の特性]
さらに、図14に示す実験系において得られる本参考例に係る可変光減衰器の特性について説明する。
参考例ではレーザ211は波長1530nmの分布帰還型レーザ(以下、DFBレーザ)を用いた。また、レーザ211の出力は0dBmに固定した。以下、平行平板209の傾きというときの基準はバイモルフ素子210及び平行平板209をはじめに固定した角度とする。
まず、平行平板209の傾きが0度の場合の光パワーを測定すると、−1.5dBであった。よって、挿入損失は1.5dBとわかる。次に、平行平板209の傾きを10度、即ち、光ファイバ202を進行する光の光路に対して平行平板209を55度に傾けたときの光パワーを測定すると、−18.5dBであった。よって、本参考例での可変減衰量は17dBとわかった。また、光パワー一定の状態で波長を1530±20nm変化させたときの可変減衰量を測定したが、1530nmのときと比較してほぼ変化はなかった。
また、応答速度の測定を行うため、図15に示すような実験系を組んだ。図15に示すように、第二の光ファイバ203の出射端には光サンプリングオシロスコープ215が、角度可変MEMS209には信号発生器214が接続されている。その他の構成は図19に示し上述したものと同様であり、同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このとき、信号発生器214から出力される波形は、周波数は任意とし、バイモルフ素子210が0度から12度まで変化する程度の振幅電圧を波形とした。バイモルフ素子210にかける信号に対して、400Hz程度まではオシロスコープ215から読み取れる光パワーの変動する周波数が信号発生器214に設定した周波数とほぼ同じであり、バイモルフ素子210が信号発生器214が出力する信号周波数に追従できていることがわかったが、より高い周波数信号をバイモルフ素子210に入力すると光出力のパワーは変化せずほぼ一定になった。よって、本参考例での最高動作周波数は400Hz以上とわかった。
なお、本参考例では、高反射フィルタとして誘電体フィルタ207,208、受光の手段としてフォトディテクタ204、透光部材として平行平板209、角度可変手段としてバイモルフ素子210を用いているが、可変光減衰器としての機能はカップリング効率の変化を利用しているため、これらに代えて、高反射フィルタとして金、受光の手段として光ファイバ、透光部材及び角度可変手段として角度可変MEMSを用いても本参考例と同様に可変光減衰器としての機能が実現できることはいうまでもない。
参考例2
図16乃至図20を用いて本発明の参考を説明する。図16は本参考例に係る可変光減衰器の内部構造を示す図、図17は入射光が凸面板付き平行平板に対して直交すると共に凸面板の中心を通る場合の光路を示す説明図、図18は図17の凸面板付き平行平板を傾斜させた場合の光路を示す説明図、図19は本参考例に係る可変光減衰器の組み立て工程を説明するための説明図、図20は応答速度の測定を説明するための説明図である。
図16に示すように、本参考例において可変光減衰器は、主にパッケージ301の対向する側壁301a,301bをそれぞれ貫通する第一の光ファイバ302、第二の光ファイバ303と、パッケージ301内で光ファイバ302,303の端面にそれぞれ対向配置された第一のレンズ304、第二のレンズ305と、第一のレンズ304と第二のレンズ305の間に配置された光減衰手段としての凸面板付き平行平板306とから構成されている。凸面板付き平行平板306は、透光部材及び角度可変手段としての角度可変MEMS307と角度可変MEMS307の出射端面に設けられた光路ずれ拡大手段としての光を透過する凸面板308とから構成されている。
光ファイバ302,303はそれぞれの光路が平行に且つ間隔を有するように配置されている。また、角度可変MEMS307は、電界を印加することにより光ファイバ302又は303から入射される光の光路に対して角度を可変に構成されたものであり、例えば本参考例では、光の入出射面の大きさが0.6mm角、可動範囲が±10度、厚さが15μmのシリコン製とした。また、角度可変MEMS307と光ファイバ302,303との間の距離は1mm、凸面板308の半径は50μm、曲率半径は100μmとした。
[動作原理]
可変光減衰器が角度可変MEMS307と凸面板308によって実現できる原理について説明する。なお、本参考例においては、光ファイバ302から出射された光が、光路ずれがない場合に出射側の光ファイバ303とのカップリングロスが最小になるように各部品が搭載されているものとする。図17に凸面板付き平行平板308を傾けていない状態の光路とパッケージ301内の構成、図18に凸面板付き平行平板308を図15に示す状態に対して10度傾けた場合の光路とパッケージ301内の構成を示す。
まず、凸面付き平行平板306の傾きが0である場合、即ち、光ファイバ302の光路に対して入射面が直交するように設置されている場合の光路について、第一の光ファイバ302を入射側、第二の光ファイバ303を出射側として説明する。図17に示すように、入射側の光ファイバ302から出射された光はレンズ304を通り、凸面板付き平行平板306に入射する。このとき、凸面板付き平行平板306の傾きは0であり、光ファイバ302から出射された光は凸面板308の中心を通るため、光路の傾きは変化せず入射時とほぼ平行に出射される。よって、光路ずれなく光ファイバ303に光が入射するのでロスが最小の状態となる。
次に、凸面板付き平行平板306を10度傾けた場合について説明する。図18に示すように、入射側の光ファイバ302から出射された光はレンズ304を通り、凸面板付き平行平板306に入射する。このとき、凸面板付き平行平板306の傾きが10度であるため、光ファイバ302から出射され角度可変MEMS307を伝播する光は、図中に示すX軸方向に対してマイナス側に傾いた状態となる。
角度可変MEMS307に入射した光は凸面板308から出射するが、出射点が位置する凸面板308の部分は角度可変MEMS307とは傾きが異なるため、傾きは入射時とは平行にならず、X軸方向に対してマイナス側に傾いたままで光ファイバ303側へ出射される。これにより、出射側の光ファイバ303に対して光路ずれが生じ、光ファイバ303とのカップリングロスが増大するため、光パワーが減衰する。
さらに、角度可変MEMS307の傾きを制御することで光路ずれ量を調整することが可能であり、カップリングロスを任意に変更することができるため、角度可変MEMS307と、凸面板308とから構成される凸面付き板付き平行平板306を用いることによって可変光減衰器機能を実現することができる。
また、光路のずれを任意に調整できることから、逆に実装時などに光ファイバの位置ずれなどが生じた場合に光路を調整し、カップリングロスを最小にする機能も実現可能であることはいうまでもない。
[組み立て工程]
次に、図19を用いて本参考例の可変光減衰器の組み立て工程について、第一の光ファイバ302を入射側、第二の光ファイバ303を出射側として説明する。本参考例に係る可変光減衰器を組み立てる場合、まず、パッケージ301に入射側の光ファイバ302をYAG溶接で固定する。次に、入射側のレンズ304及び凸面板付き平行平板308をそれぞれの中心がパッケージ301のファイバ取り付け用開口部の中心とほぼ一直線上に位置するように±15μmの精度でパッケージ301内に搭載し、固定する。
続いて、凸面板付き平行平板306とパッケージ301とをワイヤボンディングで結線する。最後に、レーザ309の光を入射側の光ファイバ302から出射させ、出射側の光ファイバ303に光パワーメータ310をつけた状態で、出射側のレンズ305と出射側の光ファイバ303の位置を光パワーメータ311が最大値を示す位置に調整したのち、それぞれYAG溶接によってパッケージ301に固定する。
以上の工程で、図19に示すような可変光減衰器が完成する。
[可変光減衰器の特性]
さらに、図19に示す実験系において得られる本参考例に係る可変光減衰器の特性について説明する。本参考例ではレーザ309は波長1530nmの分布帰還型レーザ(以下、DFBレーザ)を用いた。また、レーザ309の出力は0dBmに固定した。
まず、角度可変MEMS307の傾きが0度としたときの光パワーを測定すると、−0.6dBmであった。よって、挿入損失は0.6dBとわかる。次に、角度可変MEMS307の傾きを10度としたときの光パワーを測定すると、−20dBmであった。本参考例では角度可変MEMS307の可動範囲を±10度としたため、本参考例による可変減衰量は19.4dBとわかった。また、光パワー一定の状態で波長を1530±20nm変化させたときの可変減衰量を測定した結果、波長1530nmのときと比較してほぼ変化はなかった。
また、応答速度の測定を行うため図20のような実験系を組んだ。図20に示すように、第二の光ファイバ303の出射端には光サンプリングオシロスコープ312が、角度可変MEMS307には信号発生器313が接続されている。その他の構成は図19に示し上述したものと同様であり、同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このとき、信号発生器313から出力される波形は、周波数は任意とし、角度可変MEMS307が0度から10度まで変化する程度の振幅電圧をもつ波形とした。角度可変MEMS307にかける信号に対して、1kHz程度までは光サンプリングオシロスコープ312から読み取れる光パワーの変動する周波数が信号発生器313に設定した周波数とほぼ同じであり、角度可変MEMS307が信号発生器313からでた信号周波数に追従できていることがわかったが、より高い周波数信号を角度可変MEMS307に入力すると光出力のパワーは変化せずほぼ一定になった。よって、本参考例での最高動作周波数は1kHz以上とわかった。
なお、上述した実施例及参考では二つのレンズ、参考例1では一つのレンズを用いる例を示したが、本発明においてはレンズは少なくとも一つ用いれば効果を奏する。ただし、二つのレンズを用いれば光ファイバへの結合効率が増加するので出力光の強度が増加するという効果がある。
本発明は、可変光減衰器および可変光減衰器搭載光送受信器に適用可能である。
本発明の実施形態に係る可変光減衰器の一例を示す構成図である。 通常の構造の透光部材として平行平板を用いた場合の光路の例を示す説明図である。 図2の平行平板の両面に高反射フィルタを設けた場合の光路の例を示す説明図である。 凸面付き平行平板を用いた場合の光路の例を示す説明図である。 本発明の実施例に係る可変光減衰器を示す概略構成図である。 図6(a)は角度可変MEMSを光ファイバの光路に対して45度の傾きで固定した場合のパッケージ内の構成と光路を示す説明図、図6(b)は図6(a)に比較して角度可変MEMSを10度傾けた場合のパッケージ内の構成と光路を示す説明図である。 図7(a)は本発明の実施例の角度可変MEMSの入射端面の金属パターンを示す説明図、図7(b)は本発明の実施例の角度可変MEMSの出射端面の金属パターンを示す説明図である。 本発明の実施例に係る可変光減衰器の組み立て工程を説明するための説明図である。 本発明の実施例に係る可変光減衰器の応答速度の測定を説明するための説明図である。 高反射フィルタの位置と光路の関係を示す説明図である。 高反射フィルタの位置と光路の関係を示す他の説明図である。 図12(a)は入射ビームが欠ける例を示す説明図、図12(b)は出射ビームが欠ける例を示す説明図である。 本発明の参考例1に係る可変光減衰器搭載光受信器を示す概略構成図である。 本発明の参考例1に係る可変光減衰器搭載光受信器の組み立て工程を説明するための説明図である。 本発明の参考例1に係る可変光減衰器の応答速度の測定を説明するための説明図である。 本発明の参考例2に係る可変光減衰器を示す概略構成図である。 入射光が凸面板付き平行平板に対して直交すると共に凸面板の中心を通る場合の光路を示す説明図である。 17の凸面板付き平行平板を傾斜させた場合の光路を示す説明図である。 本発明の参考に係る可変光減衰器の組み立て工程を説明するための説明図である。 本発明の参考に係る可変光減衰器の応答速度の測定を説明するための説明図である。
1,101,201,301 パッケージ
2,3,102,103,202,203,302,303 光ファイバ
4,5,104,105,205,304,305 レンズ
6,106,206 角度可変機構付き平行平板
7,8 高反射フィルタ
9,209 平行平板
107,108 金
109,307 角度可変MEMS
110,211,309 レーザ
111,310 光パワーメータ
112,213.311 可変電圧源
113,312 光サンプリングオシロスコープ
114,214,313 信号発生器
207,208 多層膜反射鏡
210 バイモルフ素子
212 マルチメータ
306 凸面板付き平行平板
308 凸面板

Claims (4)

  1. 光減衰手段を備え、入力光の強度に対して出力光の強度を減衰させるように構成された可変光減衰器であって、
    前記光減衰手段を、光を透過する透光部材、前記透光部材の角度を変化させる角度可変手段、及び、前記透光部材の入射面及び出射面に設けられ前記入射面に入射される光と前記出射面から出射される光の間の光路ずれを拡張させる光路ずれ拡張手段から構成した可変光減衰器において、
    前記透光部材が光の入射面及び出射面を相互に平行な平面から構成した平行平板であり、
    前記光路ずれ拡張手段が前記透光部材の入射面に設けられた第1の高反射フィルタ及び前記透光部材の出射面に設けられた第2の高反射フィルタであり、
    前記入射面に設けられた前記第1の高反射フィルタと前記出射面に設けられた前記第2の高反射フィルタが、前記透光部材の中心から相対する方向へずれるように設けられるとともに、前記第1の高反射フィルタが前記透光部材の中心からずれた方向と反対側で前記第1の高反射フィルタが設けられていない前記入射面の部分に入射した光が、前記第1の高反射フィルタと前記第2の高反射フィルタによって前記透光部材の内部で複数回反射された後に、前記第2の高反射フィルタが前記透光部材の中心からずれた方向と反対側で前記第2の高反射フィルタが設けられていない前記出射面の部分から出射するように前記透光部材を固定したときの角度と前記光のビームプロファイルとによって位置を設定され、
    前記透光部材としての平行平板は、前記角度可変手段としての機能を兼ねた、少なくとも一つの半導体材料もしくはSiO2からなる角度可変メムス素子から構成され、
    且つ、前記角度可変メムス素子は円形状である
    ことを特徴とする可変光減衰器。
  2. 請求項に記載の可変光減衰器において、
    二本の光ファイバと、
    少なくとも一方の前記光ファイバの端面に対向配置されるレンズと、
    前記レンズと他方の前記光ファイバの端面の間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段と
    を有することを特徴とする可変光減衰器。
  3. 請求項に記載の可変光減衰器を搭載した可変光減衰器搭載光受信器であって、
    一本の光ファイバと、
    一つのフォトディテクタと、
    少なくとも前記光ファイバの出射端面に対向配置されるレンズと、
    前記レンズの出射端面と前記フォトディテクタの間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段と
    を有することを特徴とする可変光減衰器搭載光受信器。
  4. 請求項に記載の可変光減衰器を搭載した可変光減衰器搭載光送信器であって、
    一つの光ファイバと、
    一つのレーザダイオードと、
    少なくとも前記レーザダイオードの出射端面に対向配置されるレンズと、
    前記レンズの出射端面と前記出力側の光ファイバの入射端面の間に配設された少なくとも一つの前記光減衰手段と
    を有することを特徴とする可変光減衰器搭載光送信器。
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