JP5299965B2 - 指導支援システム及び指導支援情報表示装置 - Google Patents

指導支援システム及び指導支援情報表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、本発明は、指導対象者に生活習慣改善等を目的とした指導業務の支援を行う計算機システムに関する。
現在、生活習慣改善等の指導の一つとして、保健師等の指導者と指導を受ける指導対象者が遠隔環境下で指導を行う方法がある。例えば、電話やインターネットを介して指導対象者が日々記録した生活記録を指導者に報告し、指導者はオフィスや自宅から指導対象者に指導を実施する。このような遠隔指導において、多数の対象者に対して指導を実施するためには、指導者の業務の効率化を支援するシステムが望まれている。
指導者の業務を支援する方法として、次のようないくつかの方法が示されている。例えば、特許文献1では、生活習慣改善を達成するために、血圧などの目標値がシステムによって自動的に決定され、目標の達成状況に応じて自動的に評価を行い、メッセージを出力する方法が示されている。また、特許文献2では、生活習慣改善を達成するためのシステムにおいて、対象者は生活習慣に応じて与えられた設問に解答することで、対象者への働きかけのシナリオを決定する方法が示されている。
特開2007−122182号公報 特開2001−022837号公報
効果的な指導を実施するためには、設定した目標の達成状況を評価して指導するだけでなく、目標達成を左右する行動についても考慮し、指導対象者の変化などに着目して指導することが望ましい。しかし、個人の行動などの生活記録は、複数の種類があり、各々が時系列データであるため、生活記録の全てを確認して指導を実施することは、指導者にとって負担が大きい。さらに、どのような生活記録が指導につながるかは各個人によって異なるため、指導者の負担はさらに大きくなる。しかし、上記従来例では、時系列の行動記録の変化を用いて指導を支援する方法については考慮されていなかった。
さらに、指導の一つとして、指導対象者がどのような行動を実施した時に体重が増減するか、気づき(またはヒント)を与えるということが重要である。このためには、記録の時系列的な変化に加え、指導対象者の行動記録と結果との関連性の特徴を用いて指導する必要があるが、上記従来例ではこのような点を考慮した指導支援方法については考慮されていなかった。
本発明の目的は、指導対象者の生活記録から時系列の特徴や、目標達成のための行動と生活記録の相互の関係を用いて指導者が行う指導を支援することで、指導者の指導に要する労力を低減させて、効率的かつ効果的な指導の実施を支援するシステムを提供することである。
本発明は、演算処理を行うプロセッサと、前記プロセッサに接続された記憶部と、を有する計算機を備え、前記計算機が指導を受ける指導対象者の生活記録を格納し、前記生活記録を参照して前記指導対象者に対する指導を支援する指導支援システムにおいて、前記計算機は、前記指導対象者の生活記録を格納する第1のデータベースと、予め設定された複数の定型文を格納する第2のデータベースと、前記指導対象者に関する情報を管理する第3のデータベースと、前記第3のデータベースから指導対象者を選択し、前記選択した指導対象者の生活記録を前記第2のデータベースから参照して、前記生活記録の時系列的変化に関連する指標を算出する分析指標算出手段と、前記算出した指標から前記定型文を選択するための条件を予め設定した定型文選択ルール管理手段と、前記指標から前記条件に基づいて前記第2のデータベースの定型文を選択する定型文選択手段と、前記選択した定型文と前記指標の値から前記指導対象者に対する個別コメントを生成する個別コメント生成手段と、し、前記定型文選択ルール管理手段は、指導項目毎に前記指標の算出に用いるデータ項目と分析期間の情報を含み、前記分析指標算出手段は、前記定型文選択ルール管理手段の指導項目毎にデータ項目と分析期間に基づいて指標を算出し、前記定型文選択手段は、前記定型文選択ルール管理手段で管理された前記条件と、前記分析指標算出手段が算出した指標に基づいて、前記定型文を選択する。
したがって、本発明の指導支援システムは、分析指標算出手段が、指導対象者の生活記録から時系列的変化に関連する指標を算出し、定型文選択手段および定型文選択ルール管理手段が、あらかじめ定められた指標の条件を評価することで個別コメント(指導文)に利用する定型文を選択し、個別コメント生成手段が、定型文と指標の値から個別コメントを作成することで、指導対象者の生活記録の変化に応じた指導コメントを容易に作成することができ、指導者による効果的な指導の実施を支援することができる効果がある。
さらに、個別コメント表示手段によって、生活記録の着目点を示す指導項目を提示し、指導者が自分の判断基準に基づいて指導を実施する項目を選択できるようにすることで、指導者の判断を支援することが可能となって効率的な指導を実施できる効果がある。また、指導履歴表示手段によって、過去の指導で用いた指導項目の利用回数が確認できることで、指導項目を重複して利用してしまうことを回避し、多様な指導項目に基づいた指導を効率的に実施することができる効果がある。
さらに、生活記録強調表示手段によって、指導項目の選択を行った個別コメントに応じた生活記録を画面上で強調して表示することで、前記個別コメントがどの範囲の分析結果を提示しているかを即座に理解することができ、効率的な指導を実施することができる効果がある。
さらに、生活記録から指標を算出する場合に、判定の基準を段階的に下げて改善点を抽出する処理を実施することで、個人のそれぞれ異なる生活記録の中から改善点をより多く抽出することができ、称賛のための個別コメントを指導者に対してより多く提示することができる効果がある。
さらに、関連性抽出手段によって、指導の結果(体重)の変化と関連性のある行動を抽出し、個別コメントを作成することで、指導対象者がどのような行動で体重が増減するかの気づき(示唆)を与えることができる効果がある。
さらに、コメント連結手段によって、行動と体重の関連性に関する個別コメントと、行動単独の個別コメントの連結を行うことで、指導対象者の理解の得やすい指導文を提示することができ、効果的な指導を支援することができる効果がある。
本発明の第1の実施の形態を示し指導支援システムの一構成例を示すブロック図。 第1の実施の形態を示し、生活記録DBが管理する情報の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、定型文DBが管理する情報の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、指導記録DBが管理する情報の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、ユーザ情報DBが管理する情報の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、本発明の指導支援システム全体の処理手順の一例を示すフローチャート。 第1の実施の形態を示し、個別コメント生成ステップの詳細な処理手順の一例を示すフローチャート。 第1の実施の形態を示し、指標の値とルールから個別コメントを生成する手順の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、生活記録の改善点を抽出するための処理手順の一例を示すフローチャート。 第1の実施の形態を示し、定型文選択ルール管理手段が管理する定型文ルール情報の一例を示す図。 第2の実施の形態を示し、行動と体重の関連性の個別コメントを生成するための詳細な処理手順の一例を示すフローチャート。 第2の実施の形態を示し、個別コメント連結ステップの処理の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、指導項目DBが管理する情報の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、指導実施ステップの詳細な処理手順の一例を示すフローチャート。 第1の実施の形態を示し、指導実施ステップ時に指導者に提示する画面イメージの一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、定型文DBから、対象者の状況に応じて定型文を選択する手順の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、減量グラフ強調表示、及び個別コメント提示ステップ実行時に指導者に提示する画面一部の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、本発明の指導支援システムにおけるデータ通信の一例を示すシーケンス図。 体重差と行動との相関性算出処理の一例を示す図。 第1の実施の形態を示し、画面提示情報管理手段が管理する情報の一例を示す図。 第2の実施の形態を示し、個別コメント生成ステップの詳細な処理手順の一例を示すフローチャート。 第2の実施の形態を示し、接続語DBが管理する情報の一例を示す図。 第2の実施の形態を示し、指導実施ステップの詳細な処理手順の一例を示すフローチャート。 第2の実施の形態を示し、指導者用入出力端末上の画面の一部領域を示す図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を用いて詳細に説明する。以下、減量を目的とした指導支援システムを例に、指導対象者が毎日入力する記録に対して、10日毎に減量経過に対する指導を実施する場合を説明する。具体的には、指導者である保健師が指導対象者の入力した10日間の生活記録に対して、指導文を作成して送信することで指導を実施する場合を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の指導支援システムの一構成例を示すブロック図である。指導支援システムは、指導システムサーバ101と、データベース102と、対象者用入出力端末103と、指導者用入出力端末104で構成する。
指導システムサーバ101は、演算装置105と記憶装置106を備え、生活記録を自動的に分析するための指標を計算する分析指標算出手段107と、指標の条件などのルールより、定型文の選択を行う定型文選択手段108と、指標に応じて指導対象者に個別のコメントを生成する個別コメント生成手段109と、生活記録のうち、行動に関するデータと体重の変化に関するデータの関連性を計算する関連性抽出手段110と、前記関連性の有無に応じて体重変化と行動の2文の個別コメントを1つの文章に連結するコメント連結手段111と、指導者用入出力端末104の画面(指導画面)上に過去の指導に関する情報を示す指導履歴表示手段112と、個別コメントの根拠となる生活記録を指導画面上で強調表示する生活記録強調表示手段113と、個別コメントを指導画面上に表示する個別コメント表示手段114と、定型文の選択を行うためのルールに関する情報を保持している定型文選択ルール管理手段115と、生成した個別コメントなどを指導者用入出力端末104の画面に提示するために必要な情報を保持している画面提示情報管理手段116と、個別コメントを指導画面上に提示するときに利用する、提示する順序を制御するための優先度を算出する提示優先度算出手段117を格納し、演算装置105により実行されている。
また、データベース102は、指導の実施に必要な指導対象者の記録が格納された生活記録DB118と、指導時に指導者が着目する生活記録の分類である指導項目DB119と、指導の際に指導者に提示される定型文が格納された定型文DB120と、指導に関する記録が格納された指導記録DB121と、指導支援システムのユーザである指導者と指導対象者の情報が記録されたユーザ情報DB122と、作成した2文の個別コメントを1つの文章に連結するときに利用する接続語が格納された接続語DB123などを有している。なお、指導システムサーバ101は、分析指標算出手段107〜提示優先度算出手段117をプログラムとして記憶装置106に格納する。
指導システムサーバ101は、ネットワークを介して指導対象者が操作する対象者用入出力端末103と、指導者が操作する指導者用入出力端末104に接続される。このため、指導システムサーバ101は図示しない通信インターフェースを備える。
対象者用入出力端末103は、マウスやキーボードなどの入力装置124とディスプレイなどの出力装置125を備え、図示しない演算装置と記憶装置によって指導システムサーバ101にアクセスして生活記録を登録する処理などが実行される。
指導者用入出力端末104は、マウスやキーボードなどの入力装置126とディスプレイなどの出力装置127を備え、図示しない演算装置と記憶装置によって指導システムサーバ101にアクセスして、後述する指導に関する処理などが実行されている。
図2は、生活記録DB118が管理する情報の一例を示す図である。生活記録DB118は、指導対象者個人を特定する個人ID201、生活記録の入力先の日付となる日付202、日付202を減量開始日からの経過日数で表した経過日数203などのほか、指導対象者個人が設定する減量目標である目標体重204や、減量開始時に目標として予め設定した減量につながる行動の数を表す目標行動実施数205、指導対象者が日々入力することで情報が蓄積される指導の結果としての体重206や歩数207、その日に目標行動を実施できた数を表す行動実施数208、その日の飲み会の有無を入力する飲み会イベント209、その日の運動の有無を入力する運動イベント210、その日の出張の有無を入力する出張イベント211などの情報を管理している。飲み会イベント209、運動イベント210、出張イベント211のような、イベントの有無を示す記録では、0をイベント無し、1をイベント有りとして記録している。生活記録DB118が管理するこれらの情報は、指導対象者が対象者用入出力端末103の入力装置124を用いて基本的に毎日継続的に入力する。
対象者用入出力端末103から指導対象者が該当する日の体重206、歩数207、行動実施数208、飲み会イベント209の有無、運動イベント210の有無、出張イベント211の有無などの情報を入力装置124を用いて入力すると、ネットワークを介して指導システムサーバ101に送信され、演算装置105が前記情報に個人ID201、日付202、経過日数203、目標体重204、目標行動実施数205を加えて1レコードの情報として、生活記録DB118に登録する。指導対象者は指導の期間中、できるだけ毎日体重に加え、歩数や行動実施数、飲み会や運動などの行動イベントを入力し、このデータをもとに指導者が指導を行う。
図13は、指導項目DB119が管理する情報の一例を示す図である。指導項目DB119は、指導項目を特定する項目ID1301、項目名1302、指導項目がどの生活記録に基づくかを表す生活記録の種別A1303および生活記録の種別B1304を管理している。指導項目名1302に対応する生活記録は複数存在する可能性があるため、生活記録の種別の列は複数存在する。図示の例では、生活記録の種別はA、Bの2つの例を示したが、指導項目DB119は、N個の生活記録の種別を格納するようにしてもよい。これらの情報はあらかじめ設定された情報として管理される。
図3は、定型文DB120が管理する情報の一例を示す図である。定型文DB120は、定型文のIDを特定する定型文ID301、定型文が指導文全体の定型文であるか、個人の生活記録の分析結果から生成される個別コメントの定型文であるかを示す定型文の種類302、指導時のコメントがどのような観点に基づいているかを示す項目ID303、定型文の文章304、定型文の文章304がどのような意味を持つかを示す属性305、指導者用入出力端末104の指導画面上に項目303や定型文の文章304を提示する時の順序を制御する優先度306などの情報を管理している。定型文ID301は、図4の定型文ID1(407)、定型文ID2(408)、図8の定型文ID802、図10の定型文ID1002、図16の定型文群1602と対応する。定型文の種類302は2種類あり、1つは減量目標の達成状況に応じて選択される「本文」定型文と、本発明の特徴である、行動などの日々の生活記録に応じて選択される「個別」定型文である。項目ID303は、図13の項目ID1301と対応する。定型文DB120が管理する情報はあらかじめ設定しておくものであり、動的な変更は行われない。
図4は、指導記録DB121が管理する情報の一例を示す図である。指導記録DB121は、実施した指導のIDを特定する指導ID401や、指導を実施した日付を表す指導日時402、指導日時402を減量開始日からの経過日数で表した経過日数403、指導対象者のIDを示す対象者404、指導者のIDを示す指導者405、指導対象者に送信した指導文を表す本文406、指導文作成に利用した定型文を示す定型文ID1(407)、定型文ID2(408)などの情報を管理している。指導文作成に利用可能な定型文の数は任意であるため、定型文ID1(407)や定型文ID1(408)のような、指導文作成に利用した定型文IDを管理する列が複数存在する。図示の例では、定型文IDが2つの例を示したが、N個の定型文IDを格納するようにしてもよい。指導記録は、指導者が指導対象者に指導文を送信すると、該当する指導に関する記録が1つのレコードとして指導記録DB121に登録される。
図5は、ユーザ情報DB122が管理する情報の一例を示す図である。ユーザ情報DB122は、指導者および指導対象者個人を特定する個人ID501、指導対象者か指導者かを示すユーザ種別502、指導対象者および指導者の氏名503、指導支援システムへのログイン時に利用するログインID504、同様に指導支援システムへのログイン時に利用するパスワード505、指導対象者が減量開始時に決定する目標体重506、同様に指導対象者が減量開始時に決定する減量のために実施する行動の数を示す目標行動実施数507、メールアドレス(図示省略)などの情報を管理している。個人ID501は、図4の対象者404および指導者405と対応している。目標体重506は、図2の目標体重204、目標行動実施数507は、図2の目標行動実施数205に対応する。これらの情報は、指導を開始する時に指導支援システム上で指導者および指導対象者をユーザ登録し、指導者と指導対象者の間で、目標体重506を何kgにするか、日々の目標行動をいくつ実施するかといったことを決め、あらかじめユーザ情報DB122に登録しておく。尚、ここで記載する目標行動とは、例えば「30分歩く」「ごはんのおかわりをやめる」「ビールを1本ひかえる」などの具体的な行動で、目標行動数は1日に何個の目標を実施するかという目標である。図2で説明した行動実施数208は、この目標行動に対して、その日いくつ実施したかを入力する。
次に、フローチャートとシーケンス図を用いて、詳細な動作を説明する。図6は、本発明の指導支援システム全体の処理手順の一例を示すフローチャートである。指導支援システムが処理する工程としては、指導対象者選択ステップ601と個別コメント生成ステップ602と指導実施ステップ603がある。
図18は、本発明の指導支援システムにおける機器間のデータ通信の一例を示すシーケンス図である。例示している機器は、指導者用入出力端末1801と、指導システムサーバ1802と、データベース1803であり、指導者用入出力端末1801は図1に示す構成図の指導者用入出力端末104に、指導システムサーバ1802は図1に示す構成図の指導システムサーバ101に、データベース1803は図1に示す構成図のデータベース102にそれぞれ対応している。
図6のフローチャートにおいて、まず、指導対象者選択ステップ601では、減量開始日から10日毎の指導を実施するというタイミングに合致した対象者を指導者用入出力端末104の入力装置126より選択する。図18のシーケンス図では、指導者用入出力端末1801から指導システムサーバ1802に、対象者のIDを送信し(1804)、指導システムサーバ1802からデータベース1803に対象者データの要求を実施する(1805)。
次に、個別コメント生成ステップ602の詳細な処理について説明する。図7は、個別コメント生成ステップの詳細の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まずステップ701は、生活記録DB118より指導対象者選択ステップ601で選択した指導対象者の生活記録データを取得する。図18のシーケンス図では、対象者データの要求処理1805の実施後に、データベース1803から指導システムサーバ1802に、生活記録データが送信される(1806)。
次に、ステップ702において、分析指標算出手段107が、生活記録DB118から取得された生活記録から、時系列的な変化などの指標を算出する。指導時に着目する項目として、図13の項目名1302に示す項目が挙げられる。分析指標算出手段107は、項目名1302に示した項目各々について、指標算出を行う。例えば、項目ID1301が「I00001」である「減量ペース」の場合、指標は体重206の傾きとあらかじめ定義する。分析指標算出手段107は、生活記録DB118より体重206や経過日数203などのデータを取得する。10日間の体重の傾きをa、10日間の経過日数203のベクトルデータをx、10日間の体重206のベクトルデータをy、xの平均を(x−)、yの平均を(y−)とすると、
a=Σ{(x−)(y−)}/Σ(x−)2
により、指標である10日間の体重206の傾きaを算出することができる。
また、その他の例として、運動イベント210の指標を、10日間の合計運動イベントの実施数と定義する。10日間の運動イベントの実施数のベクトルデータをnとすると、合計運動イベント実施数は、Σnによって算出できる。このようにして、例えば、指導実施日からさかのぼった直近10日間(以後直近10日間と表記)の運動イベント実施数と、直近10日間よりさらに前の10日間(以後前回10日間と表記)の運動イベント実施数を算出する。指標にはそれぞれ後述する指標IDが割り当てられ、図10に示す定型文選択ルール管理手段115が管理する定型文ルール情報における指標ID1004と指標の値1006に出力される。
次に、ステップ703では、ステップ702で得られた指標の値を基に、定型文選択手段108が、定型文選択ルール管理手段115が管理する情報を利用して、ルール(図10参照)に合致した定型文を定型文DB120から取得する。図18のシーケンス図では、指導システムサーバ1802からデータベース1803に、指標に応じた定型文を要求する(1807)。そして、データベース1803から指導システムサーバ1802に、定型文を提供する(1808)。ステップ703については、図10を用いて説明する。図10は、定型文選択ルール管理手段115が管理する定型文選択ルール情報の一例を示す図である。
図10では、指導の観点である指導項目ID1001毎に、定型文ID1002を選択するためのルール1003が存在し、ルール内には複数の指標ID1004および指標ID1005、指標の値1006、指標を評価して定型文を取得するための条件文1007に関する情報が記載されている。項目ID1001は、図3の項目ID303と対応する。分析指標算出手段107がステップ702で計算した、体重の動きや運動実施数などの個々の指標は、指標ID1004に対応するIDが設定され、各指標の計算結果は該当する指標ID1004の値1006に格納する。例えば、前述した運動イベントは、直近10日間の実施数は指標ID「M062」、前回10日間の実施数はID「M061」というIDを持つ。ステップ703ではこのような情報を利用して、条件文1007の評価を実施し、条件を満たしたルールの定型文を選択する。例えば、「行動実施数」の項目ID「I00003」において、図10の指標の値1006に図示した値がステップ702により得られた場合、ルール1003中のルール1は、指標がM031=3.1、M032=3.3であり、条件文M031≧M032は条件を満たしておらず、定型文は選択されない。次に、「運動イベント」の項目ID「I00006」において、ルール1003中のルール1は、指標がM061=0、M062=2であり、条件文M062−M061≧2は条件式を満たしているため、当該するルールに対応する定型文ID「T00601」が選択される。
定型文選択手段108は、定型文DB120より、選択された定型文ID1002から定型文の文章304を取得し、後述する処理で利用するため記憶装置106上に出力する。また、ステップ703では、選択した定型文について、分析の対象となった期間に関する情報を取得する。分析対象となる期間は、基本的に指標算出の中心となる直近10日間であり、50日目の指導時に分析を行う場合、「41−50」となる。それ以外の場合は、分析対象となる期間自体が指標1005となる。例えば、「体重変動」の指導項目では、10日以内の体重の急峻な増加や減少に関する指標を算出するが、前記指標には体重の急峻な変化の開始日と終了日が含まれている。この場合、分析対象となる期間は直近10日間ではなく、変化の開始日と終了日の指標となる。このようにして取得された分析期間は記憶装置106上に出力され、後述する画面提示情報管理手段116により管理される。これで、ステップ703が終了する。
次に、ステップ704において、定型文選択手段108が指導画面上に提示する指導対象者毎の個別コメントの表示順序を制御するための値である提示優先度306の情報を取得する。ここでは、ステップ703において、定型文選択手段108が、取得した定型文に対して予め設定されている優先度306を取得する。取得した優先度は、画面提示情報管理手段116によって記憶装置106上に格納および管理される。
次に、ステップ705では、個別コメント生成手段109が、ステップ702で得られた指標の値を定型文に代入することで個別コメントを作成する。図8は、ステップ705において、個別コメント生成手段109が指標の値とルールから個別コメントを生成する手順の一例を示す図である。
図8では、定型文選択手段108によって選択された定型文について、個別コメント生成手段109が、指導の観点である項目ID801、定型文ID802、ルール803、ルール内に存在する複数の指標ID804、指標805、指標の値806、条件文807が示されており、これらは図10の定型文選択ルール管理手段115から抜き出されたものである。項目ID801は、図3の定型文の項目ID303と、定型文ID「T00601」の文章808は、図3の定型文の文章304と対応する。ステップ705では、これらの情報を利用して、定型文ID「T00601」の文章808に指標の値806を代入することで個別コメント809を作成する。例えば、ステップ705の結果、「前回は運動した日が[M061]日でしたが、この10日間では[M062]日に増えていますね。」という定型文が選択された場合に、指標ID1004である[M061]、[062]に該当する指標の値806がそれぞれ「0、2」であったとする。この場合、生成される個別コメントは「前回は運動した日が0日でしたが、この10日間では2日に増えていますね。」となる。そして、作成された個別コメントや、コメント作成の対象となった減量期間などの情報は、画面提示情報管理手段116によって記憶装置106上に格納される。図20は、画面提示情報管理手段116が管理する情報の一例を示す図である。
図20は、ステップ705で作成した個別コメントを格納する。個別コメントの情報には、個別コメントの対象となる期間2002、個別コメントの提示の順位などを決定する優先度2003、個別コメントの本文2004が記載されている。優先度2003は、図3の優先度306と対応する。これらの個別コメントは、画面提示情報管理手段116が記憶装置106上に予め確保した記憶領域に格納される。図20に記載された情報を画面提示情報管理手段116が図1の指導者用入出力端末104に送信することで、出力装置127上に個別コメントの文章や、分析対象となったデータの範囲などの情報を後述する方法で提示することが可能となる。このようにして、ステップ705が終了する。
次に、ステップ706において、画面提示情報管理手段116は、ステップ705で得られた各指導項目の画面提示情報管理手段116が管理する情報(個別コメント)を指導者用入出力端末104に送信し、個別コメント生成処理602を終了する。図18のシーケンス図では、指導システムサーバ1802から指導者用入出力端末1801に、個別コメントを出力する(1811)。
以上に示したように、本発明の指導支援システムにおける個別コメント生成処理は、分析指標算出手段107が、指導対象者が日々入力する生活記録の時系列的変化など、予め設定した指標を算出し、定型文選択手段108および定型文選択ルール管理手段115が、あらかじめ定められた指標の条件式を評価することで指導に利用する定型文を選択し、個別コメント生成手段109が、定型文と指標の値から指導対象者の生活記録に即した個別コメントを作成することで、生活記録の変化に応じた指導コメント(指導者が指導対象者に提示する個別コメント)を容易に作成することができ、指導者による効率的で効果的な指導の実施を支援することができる。
次に、指導実施ステップ603の処理の詳細の一例について、図14の指導実施ステップの詳細な処理手順の一例を示すフローチャートと図15の指導画面例を用いて説明する。なお、図14で見られる台形のブロックは、指導者の手入力による作業であることを示している。
図15は、指導実施ステップ603において、指導履歴表示手段112と、生活記録強調表示手段113と、個別コメント表示手段114が指導者用入出力端末104で指導者に提示する画面(指導画面)の一例を示した図である。指導画面は、指定された指導対象者の日々の減量データをグラフで表示した減量グラフ表示部1501、実施した目標や対象者によるコメントなどの詳細な情報を表示した詳細データ表示部1502、指導文を作成する指導メール作成部1503などが一画面で構成される。このように構成することで、減量データの詳細な変化を確認しながら指導文を作成することができ、迅速に効果的な指導が可能となる。
また、指導メール作成部1503はそれぞれ指導文のタイトルを表示する件名表示領域1504や、指導文本文の編集を行う指導文編集領域1505、個別コメント生成ステップ602で生成された個別コメントを提示する個別コメント表示領域1506、個別コメント生成ステップ602で生成された個別コメントの項目名を表示する項目表示領域1507で構成される。
まずステップ1401は、指導システムサーバ101が定型文DB120の定型文の種類302の「本文」に該当する定型文を指導対象者の減量目標の達成状況に応じて取得し、指導文編集領域1505に提示する。図16は定型文DB120から、指導対象者の減量目標の達成状況に応じて定型文を選択する手順の一例を示している。ここでは、60日目の指導において、過去3回の指導対象者の目標体重達成状況1601をもとに、定型文DB120の一部データで構成される定型文群1602の中から適切な定型文IDを選択している様子を示している。指導対象者の目標達成状況1601は、生活記録DB118より、目標体重204と体重206を取得することで導出することができる。定型文選択手段108は、記憶装置106上に存在する減量の達成状況と定型文IDを関係付けた定型文群1602のような情報を利用する。このように、前記「本文」に該当する定型文は、目標の達成状況に応じて選択される。図18のシーケンス図では、指導システムサーバ1802からデータベース1803に、目標達成状況に応じた本文定型文を要求する(1809)。そして、データベース1803から指導システムサーバ1802に、本文定型文を提供する(1810)。さらに、指導システムサーバ1802から指導者用入出力端末1801に、本文定型文を出力する(1814)。
次に、ステップ1402は、図20に示すような記憶装置106上の画面提示に必要な情報から、項目ID2001を取得し、項目ID2001を用いて図13に示す指導項目DB119の情報から項目名1302を取得して指導者用入出力端末104の出力装置127に出力する。
次に、ステップ1403は、図4に示す指導記録DB121の管理する情報より指導対象者の過去全てのレコードを取得し、定型文ID1(407)や定型文ID2(408)に格納されている、過去に利用した指導項目を集計することで、これまでの各指導項目の利用回数をそれぞれ算出する。図18のシーケンス図では、指導システムサーバ1802から指導者用入出力端末1801に、指導項目と指導回数の情報を出力する(1815)。
次に、ステップ1404において、指導履歴表示手段112が、項目表示領域1507にステップ1402で取得された指導項目とステップ1403で取得された指導回数を提示し、図15の項目表示領域1507に示すような画面を出力装置127に表示する。ここでは、個別コメント生成ステップ602で生成された指導項目のみ提示されている。項目を提示する順序は、個別コメント生成ステップ602で取得された提示優先度2003に基づいて決定される。ここでは、優先度の値が大きいものを上に表示する。項目表示領域1507に提示された項目は、指導者が項目毎のチェックボックスを選択することができる。これらのチェックボックスは初期状態では未選択の状態である。
そして、ステップ1405において、指導者はステップ1404によって表示された指導項目の選択を行う。このとき、項目を選択する、もしくは項目上にマウスカーソルを重ねる等の動作に応じて、生活記録強調表示手段113がステップ1406を、個別コメント表示手段114がステップ1407を同時に実施する。
ステップ1406の動作について、図20を用いて説明する。強調表示手段113は、図20に示した、強調表示のために必要な情報である、生活記録の種別を表す項目ID2001および個別コメントの対象となった期間2002などの情報を取得し、生活記録強調表示手段113が前記情報により特定された生活記録を円で囲う、あるいは色を変更するなどの予め設定した処理により強調して指導者用入出力端末104の出力装置127に出力する。項目ID2001は、図3の項目ID303と対応する。図17は、図15の指導画面の一部領域を抜粋したものであり、減量グラフ表示部1701は図15の減量グラフ表示部1501に、指導メール作成部1702は図15の指導メール作成部1503に対応している。例えば、図17では、項目表示領域1703で「体重変動」および「運動」の指導項目を選択したことに応じて、減量グラフ表示部1701において、「体重変動」の分析結果に対応する体重の変化を楕円で囲うことで強調表示しており、また、「運動」の指導項目を選択したことに応じて、運動イベントを円で囲うことで強調表示している。これは、まず「運動」の指導項目を選択した時、選択項目と合致する図20の項目ID2001中の「I00006」のレコードを選択し、期間2002の情報「41−50」を取得する。そして、図13に示した指導項目の情報を用いて、「I00006」が基づく生活記録の種別A1303の「運動イベント」を取得する。そして、生活記録強調表示手段113は、生活記録の種別である「運動イベント」と期間「41−50」の情報から、運動イベントの41日目から50日目中にあるマークの周りを円で囲うことで強調表示を行う。
ステップ1406が実施された後に、ステップ1407において、個別コメント表示手段114が、指導者用入出力端末104に個別コメントの文章を出力する。そして、図17における個別コメント表示領域1704のような画面を出力装置127に表示する。ここでは、項目表示領域1703で選択された2つの項目「体重変動」「運動」に応じた2つの定型文が個別コメント表示領域1704に示されている。
次に、ステップ1408において、指導者はステップ1406およびステップ1407で提示された情報を基に、指導文編集領域1505で指導文を作成する。指導文編集領域1505には、ステップ1401で提示された定型文が表示されており、ステップ1407で個別コメント表示領域1506に表示された個別コメントを利用して指導文の編集を行う。ここでは、個別コメント表示領域1506に表示された個別コメントのテキストをコピーし、指導文編集領域1505にある「本文」定型文にペーストすることや、任意の文章を追記することで編集を行い、メールを作成する。
次に、ステップ1409において、指導者は送信ボタンを押下することで、ステップ1408で作成した指導文を予め設定された指導対象者のメールアドレスに対して送信する。指導文は指導者用入出力端末104から指導システムサーバ101を中継し、対象者用入出力端末103へと送信される。図18のシーケンス図では、指導者用入出力端末1801から指導システムサーバ1802に、指導情報を送信している(1816)。なお、図18のシーケンス図では、指導システムサーバ1802から対象者用入出力端末103に指導文を送信するデータの流れについては割愛している。
ステップ1409の処理の後に、ステップ1410は、送信した指導文や項目表示領域で選択した指導項目などの記録を指導記録DB121に登録する。指導記録DBに登録する指導情報の種類は図4に示しており、指導ID401、指導日時402、経過日数403、対象者404、指導者405、本文406、利用した定型文ID1(407)、定型文ID2(408)などが該当する。そして、指導システムサーバ1802からデータベース1803に、指導情報を記録として登録している(1817)。
以上の処理で、本発明の指導支援システムの処理を終了する。
以上に示したように、本発明の指導支援システムは、指導項目を提示するステップ1404において、個別コメント表示手段114によって、項目表示領域1507に生活記録の着目点を示す指導項目を提示し、指導者が自分の判断基準に基づいて指導を実施する項目を選択できるようにすることで、指導者の判断基準に基づいた効率的な指導を実施することができる。また、指導履歴表示手段112により、過去の指導で用いた指導項目の利用回数が確認できることで、指導項目を重複して利用してしまうことを回避し、多様な指導項目に基づいた指導を効率的に実施することができる。さらに、減量データの表示を強調するステップ1406において、生活記録強調表示手段113が、指導項目の選択を行った指導項目に応じた生活記録を減量グラフ表示部1501において強調して表示することで、指導者は前記個別コメントが生活記録のどの分析のデータに基づいて提示しているかを即座に理解することができる。本発明の指導支援システムを用いて指導の支援を実施することで、指導者は効率的な指導を実施できる効果がある。
また、上述の実施形態では、ステップ702において、分析指標算出手段107が指標を算出する方法の一例について説明したが、個人の状態の違いに対応し、指導対象者を称賛することを目的に、改善された状況を抽出するための指標算出方法を用いてもよい。図9は、分析指標算出手段107で行動実施数208の改善された生活記録(行動)を抽出するための処理の一例である。まずステップ901は、前回指導時の10日間(第1の期間)と今回指導する日の直近10日間(第2の期間)の合計20日間の行動実施数208のデータを生活記録DB118より取得する。例えば、前回10日間の行動実施数208が、「3、4、4、0、1、2、2、0、2、1」、直近10日間の行動実施数208が、「2、3、2、2、1、2、3、2、1、4」であったとする。
次に、ステップ902は、取得したデータの中で最大の数値をしきい値tとして抽出する処理を行う。前記の例では、最大の行動実施数が4であるため、しきい値tは4となる。
次に、ステップ903は、しきい値(判定基準値)tが0であるか否かの判定を行う。しきい値t=0の条件式が成立する場合、tの値を用いて改善状況の抽出が不可能となるため、行動実施数の改善を抽出する処理は終了する。このとき、出力される指標はt=0のみであり、改善の指標は得られない。t=0の条件式が不成立の場合は、次のステップ904の処理を実施する。前記の例では、t=4であるため、条件式は不成立となり、次にステップ904を実施する。
そして、ステップ904は、行動実施数がしきい値t以上となる日数を前回と今回の指導期間でそれぞれ算出し、比較する。前記の例では、行動実施数が4以上となる日は、前回10日間で2日、直近10日間で1日となる。
ステップ905は、比較の結果、より直近の10日間での行動実施日数が2日以上多い場合は、その日数を指標として出力するステップ906を実行して処理を終える。しかし、条件を満たさない場合、ステップ907においてしきい値tの値を1減少させ、ステップ903の判定を再度実施する。この処理を繰り返すことで、前回10日間と直近10日間でt以上行動を実施した日数が2日以上多いという状態を抽出するか、t=0となり、処理が終了する。前記の例では、t=4の場合、行動実施日数が2日多いという目標を満たさないので、t=3として同様の比較を行う。このように処理を行った結果、t=2の場合、前回10日間の達成日数が6日、直近10日間の達成日数が8日となり、t=2、前回10日間の達成日数が6日、直近10日間の達成日数が8日という指標が得られる。
このようにして得られた指標は図10に示す定型文選択ルール管理手段115が管理する定型文ルール情報の一例を示す図の指標の値1006に格納され、分析の対象となった減量期間などの情報は図20に示す画面提示情報管理手段116が管理する情報の一例を示す図の期間2002に格納される。
このように、生活記録から指標を算出するステップ702において、判定の基準を段階的に低下させて改善点を抽出する処理を実施することで、個人のそれぞれ異なる生活記録の中から改善点をより多く抽出することができ、称賛のための個別コメントをより多く提示することができる。
また、上記図7のステップ704において、定型文選択手段108が、定型文DB120から優先度306を取得するだけでなく、提示優先度算出手段117が提示優先度の算出を行ってもよい。一例として、定型文DB120に登録された優先度306に、過去の指導回数を加味して優先度を算出する方法を説明する。ステップ704において、定型文選択手段108によって選択された定型文ID「T00601」の優先度306について、定型文DB120より取得した結果、優先度が「7」であったとする。次に、提示優先度算出手段117が、指導記録DB121から、同一指導対象者の過去の指導記録を取得する。そして、過去の指導項目の情報を習得し、定型文ID「T00601」が基づく指導項目である「運動イベント」の過去の指導回数を集計して算出する。例えば、過去の指導回数2回であった場合、過去に指導のない項目を優先的に提示するという考え方に基づいて、提示優先度算出手段117が定型文の優先度「7」から指導回数の2を減算して、最終的な優先度を5に下げる。これにより、状況に即した動的な優先度の割当が可能となり、指導者にとって利用価値の高い項目を優先的に提示することが可能となる。
また、上記図14のステップ1403において、指導画面に提示する各指導項目の過去の指導回数を取得すると説明したが、指導回数のみでなく、何日目の指導において利用したかなどの情報を同時に取得してもよい。これにより、より詳細な指導記録を画面に提示することができ、指導者が過去の指導状況をより詳細に把握することができる。また、ステップ1404において、項目表示領域1507に提示される項目は、初期状態では未選択の状態であるとしたが、初期状態において選択状態であってもよい。例えば、各項目は優先度の高い順に上から表示されているが、項目の優先度があらかじめ設定したしきい値を超えた場合、指導者に提示する時点で前記項目を選択状態にしてもよい。これにより、提示の優先度の高い個別コメントについて、指導者は項目を選択する手間をかけず、コメントを利用することができ、効率的な指導が可能となる。
また、上記図14のステップ1404において、項目表示領域1507には個別コメント生成ステップ602で個別コメントが生成された項目のみを表示しているとしたが、定義されているすべての項目を項目表示領域1507に表示してもよい。例えば、個別コメントが生成された項目については、項目の選択が可能となる活性状態で項目名を提示し、個別コメントが生成されなかった項目については、項目の選択が不可能となる不活性状態で項目名を提示してもよい。これにより、指導者は、全項目の中からどの項目について個別コメントが生成されたかを即座に理解することが可能となり、個別コメント生成ステップ602の分析結果をより詳細に把握することができる。
また、上記図14のステップ1406において、指導項目表示領域1703で指導者が選択した指導項目に対応する生活記録を、減量グラフ表示部1701において生活記録強調表示手段113が強調表示すると説明したが、これに加えて指標の値などを同時に画面上に提示してもよい。これにより、個別コメント生成ステップ602においてどのような分析結果が得られたかを指導者がより詳細に把握することができる。
また、上述の実施形態では、減量に関する指導支援システムを例に、10日毎に減量経過に対する指導を実施する場合を例に説明したが、血圧や行動などの生活記録から生活習慣改善の指導を実施する場合や、試験結果と学習などの生活記録から学習指導を実施する場合に利用することができる。
<第2実施形態>
第2の実施の形態として、指導対象者の行動と体重変化の関連性について分析し、個別コメントを生成する場合の処理について説明する。「行動と体重の関連性」における行動とは、体重の変化の要因となる指導項目のことを指しており、具体的には、指導対象者の行動実施数、歩数、飲み会便と、運動イベント、出張イベントなどの項目を指す。本実施形態は前記第1の実施形態で述べた処理に、行動と体重変化の関連性を分析する処理等を加えたものであり、全体のフローチャートを示す図6は前第1の実施形態と同様である。
個別コメント生成ステップ602の具体的な処理として、前記第1の実施形態で示した図7の代わりに、図21の手順で実施する。また、指導実施ステップ603の具体的な処理として、前記第1の実施形態で示した図7の代わりに、図23の手順で実施する。
図22は、接続語DB123が管理する情報の一例を示す図である。接続語DB123は、接続語のIDを示す接続語ID2201、文章間の接続に用いる「接続文」や文末に文章を継足すことに用いる「接尾文」を示す語句の種類2202、連結する2文の個別コメントの属性から特定の接続語を取得するために利用される相関の分類2203および改善/悪化の分類2204、「接続文」と「接尾文」2つの語句2205の情報を管理している。
次に、個別コメント生成ステップ602の具体的な処理を、図21を用いて説明する。まず、生活記録データの取得ステップ2101は前記第1の実施形態の図7のステップ701と同様で、行動と結果に関する分析項目の指標を算出するステップ2102は前記第1の実施形態の図7のステップ702と同様で、指標をルールに合わせて比較し、定型文を選択するステップ2103は前記第1の実施形態の図7のステップ703と同様で、選択された定型文と共に、定型文を指導画面上に表示するときに利用する優先度を定型文DB120より取得するステップ2104は前記第1の実施形態の図7のステップ704と同様で、分析で得られた数値を定型文に挿入し、個別コメントを作成するステップ2105は前記第1の実施形態の図7のステップ705と同様である。
次に、ステップ2106は、関連性抽出手段110が、指導対象者について1日の体重変化の要因となる行動の記録と翌日との体重差から、前記行動と体重の相関係数を算出し、体重の変化と相関性の認められる行動を抽出する。さらに、前記行動と体重の関連性に関する個別コメントを作成する。
ステップ2106の具体的な処理は、図11を用いて説明する。図11は、関連性抽出手段110が、行動と体重の関連性の個別コメントを生成するための詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ1101は、生活記録DB118より指導対象者の生活記録データを取得する。例えば、ここでは、図2において個人ID201が「H000001」の経過日数203が41乃至51日目の体重206と運動イベント210を取得することとする。
次に、ステップ1102は、取得した日々の体重データより、1日毎の体重変化量を差分により算出する。前記の例では、41日目の行動による体重変化量を「42日目の体重−41日目の体重」で算出し、同様に42乃至50日目の体重変化量を算出する。
次に、ステップ1103では、関連性抽出手段110が、1つの行動と、体重変化との間の相関の有無を判定する。相関の算出方法は図19を用いて説明する。
図19は、関連性抽出手段110が実施する、指導対象者の体重差と行動との相関性算出処理の一例を示す図である。図19は、経過日数1901と、体重1902と、次の日との体重差1903と、運動イベント1904の有無のデータをもとに、相関係数1905を算出し、しきい値1906によって、相関性の有無の判定結果1907を導出していることを示している。経過日数1901は、図4の経過日数403、体重1902は、図2の体重206、運動イベント1904は、図2の運動イベント210と対応する。
図19において、相関係数算出の対象となるデータは、41日目から50日目までの10日間の体重差1903と運動イベント1904のデータである。ここでは、相関係数1905はピアソンの積率相関係数のことを指し、しきい値1906は、データ数10で、20%有意水準で無相関検定を実施するときのしきい値であり、動的に算出される値である。図19では、相関係数がしきい値を下回っているため、相関性があると判断している。図19に示す相関係数1905やしきい値1906は、図10に示す、定型文選択ルール管理手段115によって管理されている情報に、指標ID1004が「M111」の値1006が「−0.52」、「M112」の値が「−0.44」としてそれぞれ格納される。
次に、図11のステップ1104で、指導対象者の体重変化の要因となるすべての行動について相関係数を算出したか否かの判断を実施する。相関係数の演算がすべて終了していない場合、次の行動に対する計算に移る処理1105を選択して再びステップ1103を実施し、すべて計算した場合、次のステップ1106を実施する。一方、計算された全ての相関係数は、記憶装置106上の所定の記憶領域に格納される。
次に、ステップ1106は、計算したすべての行動の相関係数の中から、相関のある行動のうち、相関係数の絶対値が最大の行動を1つ抽出する。例えば、前記の例について、全ての行動において絶対値が最大の相関係数は、図10の指標ID「M113」の値として格納される。そして、行動で算出された相関係数「M111」と、全ての行動において絶対値の最大の相関係数「M113」が同じ値であるという条件文1007を満たすと、当該する行動が最も体重と関連のある行動として抽出される。
次に、ステップ1107は、ステップ1106で抽出した行動と体重の関連性の個別コメントを作成する。ステップ1103で、図10に示す、定型文選択ルール管理手段115が管理する情報に、ステップ1106で指標の値1006が格納されたので、条件文1007の条件を満たす定型文を選択する。図10では、定型文「T01103」が条件を満たしているため、項目ID「I00011」が示す指導項目「体重と運動の関連性」の定型文「運動イベントを実施した日には体重が下がっている傾向にあります。」(図3参照)という個別コメントが作成される。体重と行動の関連性の定型文304は、「〜を実施した日には体重が下がっている傾向にあります。」と「〜を実施した日には体重が上がっている傾向にあります。」という定型文を行動毎に定型文DB120に格納している。作成されたコメントは、図20に示す画面提示情報管理手段116が管理する情報に格納される。これにより、ステップ2106が終了する。
次に、図21のステップ2107は、前記第1の実施形態における定型文、および画面提示に必要な情報を送信するステップ706と同様の処理を実施し、図20に示す画面提示情報管理手段116が管理する情報を指導者用入出力端末104に送信する。これで個別コメント生成ステップ602が終了する。
次に、指導実施ステップ603の具体的な処理を、図23を用いて説明する。なお、図23で見られる台形のブロックは、指導者の手入力による作業であることを示している。
まず、「本文」定型文を指導文編集領域1505に提示するステップ2301は前記第1の実施形態の同ステップ1401、コメントのある指導項目を個別コメント生成処理より取得するステップ2302は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1402、過去の指導記録より指導項目の利用回数を取得するステップ2303は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1403、指導項目と指導回数を項目表示領域1507に表示するステップ2304は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1404、指導者が指導項目を選択するステップ2305は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1405と同様である。
次に、ステップ2306は、ステップ2305で指導者が指導者用入出力端末104から選択した指導項目に、体重と行動の関連性と行動の2つの項目が同時に選択されているか否かの判断を行う。同時に選択されている場合、次のステップ2307を実施し、選択されていない場合、ステップ2307は実施せずにステップ2308を実施する。指導項目が選択されているか否かの判断について、図24を用いて説明する。図24は、前記第1の実施形態で図15の一部領域を抜き出した図である図17と同様の構成であり、生活記録を表示する減量グラフ表示部2401、指導メールを作成する領域である指導メール作成部2402、生成された個別コメントの指導項目が表示される項目表示領域2403、個別コメントのコメント文が表示される個別コメント表示領域2404で構成される。ここでは、項目表示領域2403において、「体重と運動の関連性」と「運動」の2つの項目が同時に選択されている。このような場合、演算装置105は、ステップ2307を実施すると判断する。
次に、図23のステップ2307では、コメント連結手段111が、ステップ2305において指導者に選択された、行動と体重の関連性の項目で提示された個別コメントと、行動の項目で展示された個別コメントの連結を行う。ステップ2307の一例について、図12と図22を用いて説明する。
図12は、個別コメント連結手段111が行うステップ2307の処理の一例を示す図である。ここでは、2個の個別コメント1202の指導項目1201の性質を示す属性1203が、定型文を選択するステップ2103において定型文DB120より取得されている。指導項目1201は、図13に示す指導項目DBの項目名1302、属性1203は、図3の属性305と対応している。コメント連結手段111は、これらの属性をもとに接続語DBより接続語を取得する。例えば、図12では、「体重と運動の関連性」の個別コメントの属性は「正相関」であり、「運動イベント」の個別コメントの属性は「改善」となっている。次に、図22に示す接続語DBより、「体重と運動の関連性」の属性の分類が登録された相関の分類2203と、「運動イベント」の属性の分類が登録された改善/悪化の分類2204の列から接続語を取得する。ここでは、「正相関」と「改善」の分類より、接続文「さらに」と接尾文「この調子でがんばりましょう」が取得される。コメント連結手段111は、これらの接続語を利用して、「運動イベントを実施した日には体重が下がっている傾向があります。さらに運動の回数が前回と比べて増えています。この調子でがんばりましょう。」という個別コメントを生成する。生成されたコメントは、個別コメント表示手段114によって個別コメント表示領域2404に表示される。例えば、図24に示す指導者用入出力端末104の出力端末127上の画面の一部領域では、「体重と運動の関連性」と「運動」の指導項目を同時に選択することで、個別コメント表示領域2404に「運動イベントを実施した日には体重が下がっている傾向があります。さらに運動の回数が前回と比べて増えています。この調子でがんばりましょう。」というコメントが表示されている。
次に、画面上の減量データを強調するステップ2308は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1406と同様の処理を実施する。前記ステップ2307において、「体重と運動の関連性」と「運動」の指導項目の個別コメントが連結された場合においても、前記ステップ2307が実施されなかった場合と同様に、図20に示す画面提示情報管理手段116が管理する情報から「体重と運動の関連性」の項目ID2001と期間2002のデータを取得することで生活記録強調表示手段113が体重と運動イベントの記録を強調表示する。
次に、個別コメントを提示するステップ2309は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1407、個別コメントを用いて指導文を作成するステップ2310は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1408、指導文を送信するステップ2311は前記第1の実施形態の図14に示したステップ1409、指導記録DBに登録するステップ2312は前記第1の実施形態の図14に示したステップ2312と同様の処理を実施し、指導実施ステップ603を終了する。
以上に示したように、本発明の指導支援システムにおける個別コメント生成処理は、体重の変化と行動の関連性を抽出するステップ2106において、関連性抽出手段110が、体重の変化と関連性のある行動を抽出し、個別コメントを作成することで、指導対象者がどのような行動で体重が増減するかの気づきを与えることができる。さらに、個別コメントの連結を行うステップ2307において、コメント連結手段111が、行動と体重の関連性に関する個別コメントと、行動単独の個別コメントの連結を行うことで、対象者の理解の得やすい指導文を提示することができ、効果的な指導を支援することができる。したがって、この方法を用いて指導の支援を実施する本発明は、指導者が効率的に指導を実施できる効果がある。
また、上述の実施形態では、ステップ1103において、1つの行動と、体重変化との間の相関性を算出すると説明したが、複数の行動と、体重変化との間の重相関性を算出してもよい。これにより、体重の変化をより詳細に分析した結果を指導者に提示することができる。また、ステップ1106において、相関係数の絶対値が最大の行動を一つ抽出すると説明したが、一つの条件だけでなく、複数の条件を組合せて行動を抽出してもよい。例えば、相関係数の絶対値が最大の行動が複数存在する場合、過去に前記行動を用いて指導を行った回数を取得し、前記指導回数が最小の項目を抽出してもよい。また、相関性の認められる行動のうち、前記指導回数が最小の項目を抽出してもよい。これにより、過去の指導経験を生かした個別コメント作成が可能となり、指導対象者に対してより効果的な指導の観点を抽出することが可能となる。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、指導システムサーバ101が指導支援システムの各手段107〜117及びデータベース102を実行する例を示したが、複数の計算機に分散して各手段107〜117及びデータベース102を実行するようにしても良い。
また、上記第1及び第2の実施形態では、指導システムサーバ101とデータベース102を分離して図示したが、データベース102が指導システムサーバ101の記憶装置106に格納されても良い。また、指導システムサーバ101の記憶装置106がメモリとストレージ装置から構成され、データベース102をストレージ装置に格納することができる。また、指導システムサーバ101はネットワークを介してデータベース102にアクセスするようにしても良い。
また、指導システムサーバ101に接続された指導者用入出力端末104で指導画面を表示する例を示したが、指導システムサーバ101にディスプレイ等の出力装置及び入力装置を接続して指導画面を表示して指導者の入力を受け付ける指導支援情報表示装置としても良い。
以上のように、本発明は保健指導などのように、指導者が指導対象者の記録を参照して指導を行うシステムにおいて、当該指導を支援する計算機システム及び指導支援情報表示装置に適用することができる。
101 指導システムサーバ
102 データベース
103 対象者用入出力端末
104 指導者用入出力端末
105 演算装置
106 記憶装置
107 分析指標算出手段
108 定型文選択手段
109 個別コメント生成手段
110 関連性抽出手段
111 コメント連結手段
112 指導履歴表示手段
113 生活記録強調表示手段
114 個別コメント表示手段
115 定型文選択ルール管理手段
116 画面提示情報管理手段
117 提示優先度算出手段
118 生活記録DB
119 指導項目DB
120 定型文DB
121 指導記録DB
122 ユーザ情報DB
123 接続語DB
124 入力装置
125 出力装置
126 入力装置
127 出力装置

Claims (11)

  1. 演算処理を行うプロセッサと、前記プロセッサに接続された記憶部と、を有する計算機を備え、前記計算機が指導を受ける指導対象者の生活記録を格納し、前記生活記録を参照して前記指導対象者に対する指導を支援する指導支援システムにおいて、
    前記計算機は、
    前記指導対象者の生活記録を格納する第1のデータベースと、
    予め設定された複数の定型文を格納する第2のデータベースと、
    前記指導対象者に関する情報を管理する第3のデータベースと、
    前記第3のデータベースから指導対象者を選択し、前記選択した指導対象者の生活記録を前記第1のデータベースから参照して、前記生活記録の時系列的変化に関連する指標を算出する分析指標算出手段と、
    前記算出した指標から前記定型文を選択するための条件を予め設定した定型文選択ルール管理手段と、
    前記指標から前記条件に基づいて前記第2のデータベースの定型文を選択する定型文選択手段と、
    前記選択した定型文と前記指標の値から前記指導対象者に対する個別コメントを生成する個別コメント生成手段と、し、
    前記定型文選択ルール管理手段は、
    指導項目毎に前記指標の算出に用いるデータ項目と分析期間の情報を含み、
    前記分析指標算出手段は、
    前記定型文選択ルール管理手段の指導項目毎にデータ項目と分析期間に基づいて指標を算出し、
    前記定型文選択手段は、
    前記定型文選択ルール管理手段で管理された前記条件と、前記分析指標算出手段が算出した指標に基づいて、前記定型文を選択することを特徴とする指導支援システム。
  2. 請求項1に記載の指導支援システムにおいて、
    前記第1のデータベースは、
    前記生活記録として前記指導対象者の1日の行動の数と、指導の結果を含み、
    前記分析指標算出手段は、
    前記参照した生活記録から前記指標の判定基準値を抽出し、前記参照した生活記録の前記行動の数と前記判定基準値を比較し、前記比較の結果が所定の条件を満たすまで前記判定基準値を段階的に低下させて、前記所定の条件を満たしたときの行動の数を指標として算出することを特徴とする指導支援システム。
  3. 請求項1又は2に記載の指導支援システムにおいて、
    前記第2のデータベースは、前記定型文に指導の性質を示す属性を予め設定し、
    前記個別コメント生成手段は、
    前記指導対象者に対する個別コメントを複数生成し、
    前記複数の個別コメントを1つの個別コメントに連結するコメント連結手段を有し、
    前記コメント連結手段は、
    前記個別コメント生成手段が生成した前記個別コメントを構成する定型文の属性に基づいて複数の個別コメントを連結することを特徴とする指導支援システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかひとつに記載の指導支援システムにおいて、
    前記計算機は、
    前記個別コメントを構成する定型文と、当該個別コメントを利用した前記指導対象者を指導の履歴として格納する第4のデータベースと、
    前記個別コメントを含む情報を指導画面として出力する出力手段と、をさらに有し、
    前記出力手段は、
    前記第4のデータベースに格納された過去の指導の履歴を表示する指導履歴表示手段を有し、
    前記指導履歴表示手段は、
    前記第4のデータベースに格納された過去の個別コメントを含む情報を前記指導画面上に出力することを特徴とする指導支援システム。
  5. 請求項1に記載の指導支援システムにおいて、
    前記個別コメントを含む情報と前記生活記録を指導画面として出力する出力手段と、
    前記指標から前記第2のデータベースの定型文を選択する定型文選択手段と、をさらに有し、
    前記定型文選択手段は指標算出に用いた生活記録の種別期間を出力し、
    前記出力手段は、
    前記定型文選択手段が出力した生活記録の種別と期間の情報を用いて、前記指導画面の生活記録を指導画面上で強調表示する生活記録強調表示手段を有することを特徴とする指導支援システム。
  6. 請求項3に記載の指導支援システムにおいて、
    前記計算機は、
    前記第1のデータベースの行動と指導の結果の関連性を抽出する関連性抽出手段をさらに有し、
    前記コメント連結手段は、
    前記抽出された行動と指導の結果の関連性に基づいて前記複数の個別コメントを1つの個別コメントに連結することを特徴とする指導支援システム。
  7. 請求項2に記載の指導支援システムにおいて、
    前記分析指標算出手段は、
    前記参照した生活記録から前記指標の判定基準値を抽出し、前記参照した生活記録の前記行動の数と前記判定基準値を比較する際に、前記参照した生活記録のうち所定の第1の期間内の前記行動の数と、前記参照した生活記録のうち所定の第2の期間内の前記行動の数と、を比較して、前記所定の条件として前記第2の期間内の前記行動の数が前記第1の期間内の前記行動の数より小さいときに前記判定基準値を段階的に低下させることを特徴とする指導支援システム。
  8. 演算処理を行うプロセッサと、前記プロセッサに接続された記憶部と、指導を受ける指導対象者の生活記録を格納し、前記生活記録を参照して前記指導対象者に対する指導を支援する情報を表示する出力手段を備えた指導支援情報表示装置において、
    前記指導対象者の生活記録を格納する第1のデータベースと、
    予め設定された複数の定型文を格納する第2のデータベースと、
    前記指導対象者に関する情報を管理する第3のデータベースと、
    前記第3のデータベースから指導対象者を選択し、前記選択した指導対象者の生活記録 を前記第1のデータベースから参照して、前記生活記録の時系列的変化に関連する指標を算出する分析指標算出手段と、
    前記算出した指標から前記定型文を選択するための条件を予め設定した定型文選択ルール管理手段と、
    前記指標から前記条件に基づいて前記第2のデータベースの定型文を選択する定型文選択手段と、
    前記選択した定型文と前記指標の値から前記指導対象者に対する個別コメントを生成する個別コメント生成手段と、を有し、
    前記出力手段は、
    前記個別コメントを含む情報を指導画面として出力し、
    前記定型文選択ルール管理手段は、
    指導項目毎に前記指標の算出に用いるデータ項目と分析期間の情報を含み、
    前記分析指標算出手段は、
    前記定型文選択ルール管理手段の指導項目毎にデータ項目と分析期間に基づいて指標を算出し、
    前記定型文選択手段は、
    前記定型文選択ルール管理手段で管理された前記条件と、前記分析指標算出手段が算出した指標に基づいて、前記定型文を選択することを特徴とする指導支援情報表示装置。
  9. 請求項8に記載の指導支援情報表示装置において、
    前記第1のデータベースは、
    前記生活記録として前記指導対象者の1日の行動の数と、指導の結果を含み、
    前記個別コメントを含む情報と前記生活記録を指導画面として出力する出力手段と、
    前記指標から前記第2のデータベースの定型文を選択する定型文選択手段と、をさらに有し、
    前記出力手段は、
    前記定型文選択手段が出力した生活記録の種別と期間の情報を用いて、前記指導画面の生活記録を指導画面上で強調表示する生活記録強調表示手段を有することを特徴とする指導支援情報表示装置。
  10. 請求項8に記載の指導支援情報表示装置において、
    前記生活記録の種別と、前記個別コメントの指導項目の名称を項目名として関連づけた第5のデータベースをさらに有し、
    前記出力手段は、
    前記指導画面に出力する個別コメントに関連する項目名を前記第5のデータベースから取得して、前記個別コメントと前記項目名を前記指導画面に出力することを特徴とする指導支援情報表示装置。
  11. 演算処理を行うプロセッサと、前記プロセッサに接続された記憶部と、指導を受ける指導対象者の生活記録を参照して前記指導対象者に対する指導を支援する情報を表示する出力手段を備えた指導支援情報表示装置において、
    指導対象者に関する情報を管理する第3のデータベースを参照して前記指導対象者を選択し、指導対象者の生活記録を格納する第1のデータベースを参照して前記選択した指導対象者の生活記録を取得して、前記生活記録の時系列的変化に関連する指標を算出する分析指標算出手段と、
    前記算出した指標から前記定型文を選択するための条件を予め設定した定型文選択ルール管理手段と、
    予め設定された複数の定型文を格納する第2のデータベースを参照して前記条件に基づいて前記第2のデータベースから定型文を選択する定型文選択手段と、
    前記選択した定型文と前記指標の値から前記指導対象者に対する個別コメントを生成する個別コメント生成手段と、を有し、
    前記出力手段は、
    前記個別コメントを含む情報を指導画面として出力し、
    前記定型文選択ルール管理手段は、
    指導項目毎に前記指標の算出に用いるデータ項目と分析期間の情報を含み、
    前記分析指標算出手段は、
    前記定型文選択ルール管理手段の指導項目毎にデータ項目と分析期間に基づいて指標を算出し、
    前記定型文選択手段は、
    前記定型文選択ルール管理手段で管理された前記条件と、前記分析指標算出手段が算出した指標に基づいて、前記定型文を選択することを特徴とする指導支援情報表示装置。
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