JP5299794B2 - 通信品質監視装置、通信システム、通信品質監視方法及びそのプログラム - Google Patents

通信品質監視装置、通信システム、通信品質監視方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信品質監視装置、通信品質監視方法およびそのプログラムに関し、特に、セッション制御プロトコルにおける通信劣化を検出する通信品質監視装置、通信品質監視方法およびそのプログラムに関する。
IP(Internet Protocol)ネットワークにおけるセッション制御プロトコルであるTCP(Transmission
Control Protocol)レベルの通信品質の劣化を検出する関連技術が、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1は、送信端末と受信端末との間に挿入された計測装置にてTCPのトラヒックを計測し、計測装置にて計測されたネットワークの遅延、パケットロス率などからTCPの理論スループットを算出し、これと実際のスループットを比較し、実際のスループットが理論スループットよりも低いスループットであった場合に、性能が低下していると判定する方法を開示している。
特許文献2は、TCPパケットの時間および順序に従って、TCPの再送タイムアウト回数が閾値を超えた場合に通信劣化と判断する方法を開示している。
特許文献3は、送信端末と受信端末の往復遅延時間を測定し、往復遅延時間が急激に増加したか、緩やかに増加したか、広告ウィンドウ(受信側の受信バッファの使用量)があらかじめ定められた値以下に低下したかの3つの検知結果に基づいて、応答遅延の要因がサーバ端末、ネットワークのいずれかに起因するのかを判定する方法を開示している。
また、ネットワークの中継器において劣化を判断する関連技術としては、例えば、特許文献4、5に開示される技術がある。
特許文献4は、網におけるトラヒック情報(通信バッファの使用量)が所定の閾値を超えた場合に、その旨を報知するトラヒック輻輳予兆監視システムを開示している。
特許文献5は、専用線の送信キューを監視し、送信キューが所定長を超えた場合、送信パケットの流量が専用線の回線速度を越えたと判定して、一部のパケットをISDN回線に振り分ける装置を開示している。
特許第3602972号公報 特開2008−141777号公報 特開2006−180002号公報 特開2003−249959号公報 特開平5−48653号公報
特許文献1、2が開示する方法では、パケットロスが発生しない区間において、通信品質劣化の判定ができないという問題がある。この問題は、パケットを用いた通信に限らず、セル、フレーム等のデータを用いた通信でも同様に発生し得る。
その理由は、通信品質劣化はパケットロスが発生することにより生じると仮定した判断方法であるからである。パケットロスが発生しなくとも、データの入力スピードに対してリンク帯域が小さいことや、高遅延環境におけるセッションの輻輳制御方式の速度上昇度の低下が原因で、通信品質劣化が発生することがある。
(発明の目的)
本発明の目的は、データロスの発生有無にかかわらずセッション層の通信品質劣化の判断ができる通信品質監視装置、通信品質監視方法及びそのプログラムを提供することにある。
本発明による通信品質監視装置は、セッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出する通信品質監視装置であって、セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出部と、閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断部とを含む。
本発明による通信システムは、セッション制御プロトコルによって通信を行う通信装置と、通信装置と通信網を介して接続されるセッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出する通信品質監視装置を有する通信システムであって、通信品質監視装置が、セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出部と、閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断部とを含む。
本発明による通信品質監視方法は、セッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出する通信品質監視装置による通信品質監視方法であって、セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出ステップと、閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断ステップとを含む。
本発明による通信品質監視プログラムは、セッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出するコンピュータ装置上で実行される通信品質監視プログラムであって、セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出処理と、閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断処理とを、コンピュータ装置に実行させる。
本発明によれば、輻輳状態に応じて劣化と判断するためのバッファ長の閾値を算出することにより、データロスの発生有無にかかわらず通信品質劣化の判断を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるパケット送信・品質劣化監視装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における閾値算出部の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるバッファ入力部、バッファ部、セッション制御部、パケット送信部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるバッファ状態監視部、状態記憶部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるセッション状態監視部、状態記憶部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における閾値算出部の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるバッファ部のバッファ長の変化の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるパケット送信装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における品質劣化監視装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるバッファ状態監視部、状態情報記憶部の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるセッション状態監視部、状態情報記憶部の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における状態情報監視部、状態情報記憶部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例においてTCPのCWND変動、バッファ長変動の例を示す図である。 本発明の実施例においてTCPのCWND変動、バッファ長変動と劣化判断閾値の例を示す図である。 第1の実施の形態におけるパケット送信・品質劣化監視装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態による通信品質監視を適用した通信システムの構成例を示すブロック図である。
図1を参照すると、通信装置であるパケット送信・品質劣化監視装置11−1は、通信網11−2を介して、パケット受信装置11−3に接続している。パケット送信・品質劣化監視装置11−1は、セッション制御によりパケットを生成し、セッション制御の通信品質劣化を監視する装置である。パケット受信装置11−3は、パケット送信・品質劣化監視装置11−1よりセッション制御が行われたパケットを受信する装置である。
図2を参照して、パケット送信・品質劣化監視装置11−1の構成例について説明する。
図2を参照すると、パケット送信・品質劣化監視装置11−1は、バッファ入力部11−10、バッファ部11−11、セッション処理部11−12、パケット送信部11−13、バッファ状態監視部11−14、セッション状態監視部11−15、状態記憶部11−16、閾値算出部11−17、劣化判断部11−18を含む。
バッファ入力部11−10は、アプリケーションからのデータや、別のセッションからの受信データをバッファ部11−11に入力する機能を有する部位である。
バッファ部11−11は、送信するデータをバッファリングする機能を有する部位である。
セッション制御部11−12は、バッファ部11−11に格納したデータに対してセッション制御に基づいてパケットを生成する機能を有する部位である。このセッション制御には、輻輳制御を含む。
パケット送信部11−13は、パケット受信装置11−3に対して、生成したパケットを送信する機能を有する部位である。
バッファ状態監視部11−14は、バッファ部11−11のバッファ長を監視する機能を有する部位である。
セッション状態監視部11−15は、セッション制御パラメータを監視する機能を有する部位である。ここで、セッション制御パラメータは、輻輳検出に関するパラメータと、速度制御に関するパラメータを含む。また、輻輳検出に関するパラメータとは、再送回数、もしくは、パケットロス検出回数、もしくは、パケットロス率を指す。速度制御に関するパラメータとは、通信速度もしくは、ウィンドウと往復遅延時間を指す。ウィンドウとは、1往復遅延時間当たりの転送量を示す。よって、ウィンドウを往復遅延時間で割ることで通信速度を求めることができる。
状態記憶部11−16は、バッファ状態監視部11−14で監視したバッファ長と、セッション状態監視部11−15で監視したセッション制御パラメータを記憶する機能を有する部位である。
閾値算出部11−17は、状態記憶部11−16に記憶された任意の時点tより過去のセッション制御パラメータに基づいて輻輳状態の有無を判別し、輻輳状態の有無に応じて劣化判断部11−18で通信品質の劣化を判断するバッファ長の閾値を求める機能を有する部位である。ここで、任意の時点tは、状態記憶部11−16に記憶された中で最新の時点であることが望ましい。
劣化判断部11−18は、状態記憶部11−16に記憶された任意の時点tのバッファ長と、閾値算出部11−17で求めた閾値を比較して通信品質の劣化を判断する機能を有する部位である。劣化判断部11−18は、バッファ長が、閾値以上、もしくは、閾値を超えていれば劣化として判断する。比較対象となるバッファ長としては、状態記憶部11−16に記憶したバッファ長のうち、時点t近傍のバッファ長の平均値を用いてもよい。
閾値算出部11−17の構成について図3を参照して説明する。
図3を参照すると、閾値算出部11−17は、輻輳状態判断処理部11−17−1、輻輳時閾値算出処理部11−17−2、非輻輳時閾値算出処理部11−17−2を含む。
輻輳状態判断処理部11−17−1は、状態記憶部11−16に記憶された輻輳検出に従って増加するパラメータに基づいて輻輳状態であるか否かを判断する処理を行う。輻輳状態であるか否かは、状態記憶部11−16に記憶された任意の時間t−d〜t間でセッション制御パラメータが増加したかどうかによって判断する。
セッション制御プロトコルはパケット往復遅延時間に制御の依存性があり、制御間隔に比べて大きな間隔での輻輳を検出するために、時間dとしてパケット往復遅延時間より十分大きい任意の値を用いる。計測間隔が該セッションのパケット往復遅延時間に比べて十分大きい場合には、時間dとして計測間隔に比例した値を用いてもよい。輻輳検出に従って増加するセッション制御パラメータとしては、輻輳制御プロトコルで認識されたパケットロス数や、輻輳制御プロトコルが再送機構を有する場合の再送数があげられる。
輻輳時閾値算出処理部11−17−2は、輻輳状態判断処理部11−17−1で輻輳状態であると判断した場合に、劣化判断部11−18で劣化として判断するバッファ長の閾値(以下、劣化判断閾値)を算出する処理を行う。
輻輳状態である場合は、セッション制御において輻輳を回避する制御が行われるため、スループットの変動が大きい。入力データ量が一定であっても、バッファ部11−11のバッファ長の変動幅も大きくなる。よって、輻輳時閾値算出処理部11−17−2では、バッファ部11−11のバッファ長の変動に応じた劣化判断閾値を求める。
輻輳時の劣化判断閾値の算出手法は、統計値に基づく手法と、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づく手法がある。
統計値に基づく手法は、状態記憶部11−16で記憶されたバッファ長の過去の変動の統計値から劣化判断閾値を求める方法である。具体的な求め方について図8を用いて説明する。この手法では、バッファ長変動の複数の極大値を算出し、それら極大値の平均より劣化判断閾値を求める。劣化判断閾値は、極大値の平均+定数×偏差とするのがよい。偏差は、標準偏差でも、平均偏差でもよい。定数は、「1」以上の値が望ましい。
セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づく手法は、通信速度パラメータの増加モデル式を予め導出しておき、その増加モデル式に基づき時間t−d〜t間でN回輻輳回避による通信速度の減少が生じた場合のバッファ長の最大値を求め、求めた最大値を用いて劣化判断値を算出する方法である。
バッファ長の最大値は、次の手順によって求めることができる。まず、入力データ速度と通信速度が一致しておりバッファ長の変動がなかったと仮定し、N回連続した輻輳回避により通信速度減少が発生した時点から速度減少発生前の通信速度に戻るまでの期間r1〜r2をモデル式fより求める。次に、モデル式fを期間r1〜r2で積分した値に、輻輳回避前のバッファ長を加算する。ただし、この手法では、r2−r1<dの場合にのみバッファ長の最大値を求めることができるため、r2−r1<dとなるようにtやdを設定する。
劣化判断閾値は、求めたバッファ長の最大値×(1.0以上の定数)、もしくは、求めたバッファ長の最大値+(0以上の定数)とするのが好ましい。
本算出手法は、統計値に基づく手法に比べて、輻輳時のセッション制御の挙動に基づいて閾値を求めるため、誤検出の可能性が低くなる。
統計値に基づく手法、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づく手法は、一方だけを用いてもよいし、両方を併用してもよい。併用する場合には、両方の手法で求めた劣化判断閾値のうち最大値を用いるのが好ましい。
非輻輳時閾値算出処理部11−17−3は、輻輳状態判断処理部11−17−1で輻輳状態ではないと判断した場合に、劣化判断部11−18で劣化として判断するバッファ長の閾値(以下、劣化判断閾値)を算出する処理を行う。
輻輳状態ではない場合に、バッファ部11−11のバッファ長は、入力データ速度に比べてリンク速度が小さい場合や、入力データ速度に比べて非輻輳時の輻輳制御によって算出された通信速度が小さい場合に増加する。後者は、経路変更などのバーストロスの後、タイムアウトが発生し通信速度が初期値より増加する場合や、輻輳制御方式として往復遅延時間が延びるほど通信速度の増加幅が小さくなる方式を往復遅延時間が大きい環境下で用いる場合等に起こる。
いずれの場合も、入力データ量が単調増加、もしくは、一定の場合に、パケット送信処理やパケット受信処理のバースト性によるバッファ長のゆらぎを無視できるほど広い時間間隔でバッファ長の変化を見ると単調増加の傾向を示す。非輻輳時の劣化判断閾値は、この単調増加の傾向を用いて算出する。
非輻輳時の劣化判断閾値を算出する第1の手法として、劣化判断閾値を、状態記憶部11−16で記憶された任意の時点t´におけるバッファ長から算出した値とする手法がある。劣化判断閾値を時点t´におけるバッファ長+(0以上の定数)とするのが好ましい。ここで、時点t´とは、状態記憶部11−16で記憶された最新時点に比べて、バッファ長のゆらぎを無視できる時間間隔以上前の状態記憶部11−16で記憶された時点である。時点t´は、輻輳状態判断処理部11−17−1で非輻輳と判断された時点であることが望ましい。さらに時点t´として、前回の劣化判断時点を用いるのがよい。
非輻輳時の劣化判断閾値を算出する第2の方法として、状態記憶部11−16で記憶された複数の時点におけるバッファ長より劣化判断閾値を求める手法がある。具体的には、複数の時点のバッファ長を外挿し、劣化判断部11−18で比較するバッファ長が計測された時点でのバッファ長を推定し、劣化判断閾値を推定バッファ長に基づいた値とする。劣化判断閾値を劣化推定値+(0以上の定数)とするのが好ましい。輻輳状態判断処理部11−17−1にて連続して非輻輳と判断された時点より、複数選ぶことが好ましい。外挿手法としては、線形近似を用いるのが単純であることから好ましい。本算出手法は、第1の算出方法に比べて、劣化と判断する範囲が狭くなるため、誤検出の可能性が低くなる。
なお、第1と第2の2つの算出手法については、一方だけを用いてもよいし、両方を併用してもよい。併用する場合には、両方の手法で算出した劣化判断閾値のうち最大値を用いるのがよい。また、劣化判断部11−18の結果に対して、劣化と判断した履歴に基づきアプリケーションなど上位層における劣化を判断する上位層劣化判断部を加えてもよい。上位層劣化判断部においては、連続n回(nは1以上の任意の値)劣化判断部で劣化の判断場合に上位層劣化判断部における劣化と判断する。nという閾値は、定数でもよいし、バッファ長の伸びと反比例する値を用いてもよい。
(第1の実施の形態の動作)
次に、図2の構成図及び図4〜6のフローチャートを参照して、本実施の形態のパケット送信・品質劣化監視装置11−1のバッファ入力部11−10、バッファ部11−11及びセッション制御部11−12の動作について詳細に説明する。
バッファ入力部11−10にてデータをバッファ部11−11へ格納する(図4のステップA101)。セッション制御部11−12にて、セッション制御に従いバッファ部11−11からデータを取り出し(ステップA102)、パケットを生成する(ステップA103)。パケット送信部11−13にて、セッション制御部11−12で生成したパケットをパケット受信装置11−3へ送信する(ステップA104)。
パケット送信・品質劣化監視装置11−1のバッファ状態監視部11−14にて、バッファ部11−11のバッファ状態を取得する(図5のステップA201)。取得したバッファ状態を状態記憶部11−16に記憶する(ステップA202)。その後、一時停止し、再びバッファ状態を取得する(ステップA203)。
セッション状態監視部11−15にて、セッション制御部11−12のセッション状態を取得する(図6のステップA301)。取得したセッション状態を状態記憶部11−16に記憶する(ステップA302)。その後、一時停止し、再びセッション状態を取得する(ステップA303)。
次に、図2、3の構成図及び図7のフローチャートを参照して本実施の形態の閾値算出部11−17、劣化判断部11−18の動作について詳細に説明する。
閾値算出部11−17の輻輳状態判断処理部11−17−1にて、状態記憶部11−17より、セッション状態を取得して、輻輳が発生したかどうかを判断する(図7のステップA401)。
輻輳が発生した場合には、輻輳時閾値算出処理部11−17−1にて、輻輳時の劣化判断閾値を算出する(ステップA402)。輻輳が発生しなかった場合には、非輻輳時閾値算出処理部11−17−2にて、非輻輳時の劣化判断閾値を算出する(ステップA403)。
劣化判断部11−18にて、状態記憶部11−17で記憶されたバッファ長が、劣化判断閾値以上、もしくは、劣化判断閾値より大きいかを判断する(ステップA404)。条件が真であった場合は、通信品質の劣化と判断し(ステップA405)、偽であった場合は、非劣化と判断する(ステップA406)。
(第1の実施の形態による効果)
第1の実施の形態によれば、上記のような構成と動作により、セッション制御プロトコルを終端し中継するノード、および、アプリケーションからデータを受け取りセッション制御プロトコルによって通信を行うノードにおいて、パケットロスの発生有無にかかわらずセッション制御プロトコルにおける通信品質の劣化を検出することができる。
すなわち、第1の実施の形態においては、閾値算出部11−17が、輻輳検出に関するパラメータより輻輳状態であるか判断する輻輳状態判断処理部11−17−1と、輻輳状態と判断された場合にバッファ長の閾値を算出する輻輳時閾値算出処理部11−17−2と、輻輳状態ではないと判断された場合にバッファ長の閾値を算出する非輻輳時閾値算出処理部11−17−3を備え、輻輳状態に応じて劣化と判断するためのバッファ長の閾値を算出することにより、パケットロスの発生有無にかかわらず通信品質劣化の判断を行うことができる。その理由は、輻輳状態判断処理にて輻輳状態であるか判断し、輻輳状態に応じて劣化と判断する閾値を算出するためである。
また、特許文献3〜5で開示されている方法では、適切な閾値の設定が難しいため、閾値が小さいと、パケットの到着のゆらぎや一時的な輻輳によってバッファ増加を検出してしまい品質劣化の誤検出が発生し、閾値が大きいと、バッファ増加速度によっては品質劣化検出の遅れが発生するという問題がある。その理由は、実際のバッファ長の変動を考慮せずに、事前に閾値を定めるためである。
本実施の形態によれば、輻輳時閾値算出処理部11−17−2と非輻輳時閾値算出処理部11−17−3によって、バッファ長の変動幅に従って劣化判断閾値を算出するので、品質劣化の誤検出や品質劣化検出の遅れを防ぐことができる。
さらに、特許文献1、2で開示されている方法では、TCPのセッションが劣化していることを検出できても、TCPのセッションレベルの劣化がアプリケーションレベルの劣化に関連しているのかを判別できないという問題もある。その理由は、アプリケーションからの入力データ量とTCPの転送可能データ量の関係を把握していないことから、TCPのセッションレベルの劣化による転送可能データ量の減少が入力データの転送に影響するのか判別できないためである。
本実施の形態によれば、セッション制御により送信するデータを一時保存するバッファのバッファ長と、セッション制御パラメータを監視し、輻輳状態の有無に応じて通信品質の劣化を判断するバッファ長の劣化判断閾値を求め、通信品質の劣化を判断するため、TCPのセッションレベルの劣化がアプリケーションレベルの劣化に関連しているのかを判別することが可能である。
本実施の形態の説明においては、パケット送信・品質監視装置11−1と、パケット受信装置11−3とが、1対1の場合について説明したが、パケット送信・品質監視装置11−1と、パケット受信装置11−3とが、1対N、N対1、N対Nの場合についても同様に実施することが可能であり、数による制限を受けない。また、パケット送信・品質監視装置11−1とパケット受信装置11−3が同一の装置であってもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態を適用した通信システムの構成例を示すブロック図である。
図9を参照すると、パケット送信装置12−1は、通信網12−2を介して、パケット受信装置12−3に接続している。また、パケット送信装置12−1は、通信網12−4を介して、品質劣化監視装置12−5に接続している。通信網12−2と通信網12−4は、それぞれが同一ネットワークであっても、異なるネットワークであってもよいし、一方がもう一方に含まれる構成のネットワークであってもよい。
パケット送信装置11−1は、セッション制御によりパケットを生成しパケット受信装置12−3へ送り、セッション制御のバッファ長と制御状態を品質劣化監視装置12−5に送る装置である。パケット受信装置12−3は、パケット送信装置12−1よりセッション制御が行われたパケットを受信する装置である。品質劣化監視装置12−5は、パケット送信装置12−1の通信品質劣化を監視する装置である。
パケット送信装置12−1の構成例について図10を参照して説明する。
図10を参照すると、パケット送信装置12−1は、バッファ入力部12−10、バッファ部12−11、セッション処理部12−12、パケット送信部12−13、バッファ状態監視部12−14、セッション状態監視部12−15、状態情報送信部12−19を含む。
バッファ入力部12−10、バッファ部12−11、セッション処理部12−12、パケット送信部12−13、バッファ状態監視部12−14、セッション状態監視部12−15は、上述した第1の実施の形態におけるバッファ入力部11−10、バッファ部11−11、セッション処理部11−12、パケット送信部11−13、バッファ状態監視部11−14、セッション状態監視部11−15と同一であるため、それらについての詳細な説明は省略する。
状態情報送信部12−19は、バッファ状態監視部12−14で監視したバッファ状態と、セッション状態監視部12−15で監視したセッション状態を品質劣化監視装置12−5に通知する機能を有する部位である。
品質劣化監視装置12−5の構成例について図11を参照して説明する。
図11を参照すると、品質劣化監視装置12−5は、状態情報受信部12−51、状態記憶部12−52、閾値算出部12−53、劣化判断部12−54を含む。
状態情報受信部12−51は、パケット送信装置12−1からのバッファ状態とセッション状態を受信する機能を有する部位である。状態記憶部12−52、閾値算出部12−53、劣化判断部12−54は、上述した第1の実施の形態における状態記憶部11−16、閾値算出部11−17、劣化判断部11−18と同様であるので、それらについての詳細な説明は省略する。
(第2の実施の形態による動作)
次に、第2の実施の形態の動作について図12から図14のフローチャートを参照して詳細に説明する。
図10のパケット送信装置12−1のバッファ入力部12−10、バッファ部12−11、セッション処理部12−12、パケット送信部12−13の動作は、第1の実施の形態における図2に示したバッファ入力部11−10、バッファ部11−11、セッション制御部11−12の図4のステップA101〜A104で示す動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、図10及び図12、図13のフローチャートを参照にしてパケット送信装置12−1のバッファ状態監視部12−14、セッション状態監視部12−15、状態情報送信部12−19の動作について詳細に説明する。
バッファ状態監視部12−14にて、バッファ部12−11のバッファ状態を取得する(図12のステップB201)。状態情報送信部12−19にて、取得したバッファ状態を品質劣化監視装置12−5へ通知する(ステップB202)。その後、一時停止し、再びバッファ状態を取得する(ステップB203)。
セッション状態監視部12−15にて、セッション制御部12−12のセッション状態を取得する(ステップB301)。状態情報送信部12−19にて、取得したバッファ状態を品質劣化監視装置12−5へ通知する(ステップB202)。その後、一時停止し、再びセッション状態を取得する(ステップB303)。
次に、図11及び図14を参照にして品質劣化監視装置12−5の動作について詳細に説明する。
状態情報受信部12−51において、パケット送信装置12−1からの状態情報を受信し(図14のステップB401)、状態記憶部12−52に記憶する(ステップB402)。
閾値算出部12−53、劣化判断部12−54の動作は、第1の実施の形態おける閾値算出部11−17、劣化判断部11−18の図7に示すステップA401〜A406の動作と同様であるため詳細な説明は省略する。
(第2の実施の形態による効果)
第2の実施の形態によれば、上記のような構成と動作により、第1の実施の形態と同様に、輻輳状態に応じて劣化と判断するためのバッファ長の閾値を算出することにより、パケットロスの発生有無にかかわらず通信品質劣化の判断を行うことができる。
第2の実施の形態の説明においては、パケット送信装置12−1と、パケット受信装置12−3とが、1対1の場合について説明したが、パケット送信装置12−1と、パケット受信装置12−3とが、1対N、N対1、N対Nの場合についても同様に実施することが可能であり、数による制限を受けない。
また、パケット送信装置12−1と、品質監視装置12−5とが、1対1の場合について説明をしたが、パケット送信装置12−1と、品質監視装置12−5とが、1対N、N対1、N対Nの場合についても同様に実施することが可能であり、数による制限を受けない。
また、パケット送信装置12−1とパケット受信装置12−3が同一の装置であってもよい。また、パケット送信装置12−1と品質監視装置12−5が同一の装置であってもよい。また、パケット受信装置12−3と品質監視装置12−5が同一の装置であってもよい。
第1の実施の形態における閾値算出部11−17、および、第2の実施の形態における閾値算出部12−53において、輻輳が発生したか否かによって、劣化と判断するための閾値の算出を行った。輻輳が発生したか否かではなく、輻輳を輻輳検出に従って増加するパラメータの増加量に応じて複数の輻輳状態として判断し、輻輳状態毎に劣化と判断するための閾値を算出してもよい。
また、輻輳を輻輳検出に従って増加するパラメータの増加量に応じて複数の輻輳状態として判断して、輻輳状態に応じて複数の閾値を算出し、複数の閾値によって、劣化度合いを判断してもよい。
第1、2の実施の形態の説明において、データをパケットを用いて通信する例について説明したが、パケット以外にも、セル、フレームというデータを区切って通信する方式であれば、実施が可能である。
第1、2の実施の形態の説明においては、閾値算出部11−17、閾値算出部12−53が、輻輳を判断する手順を有する場合について説明した。閾値算出部11−17、閾値算出部12−53において、輻輳を判断する手順がなく、状態記憶部11−16で記憶された任意の時点tより過去のバッファ長に基づき劣化と判断するバッファ長の閾値を求めてもよい。この場合の閾値を求める手順は、非輻輳時閾値算出処理部11−17−2と同様である。
図17は、第1の実施の形態におけるパケット送信・品質劣化監視装置11−1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図17を参照すると、パケット送信・品質劣化監視装置11−1は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)等からなり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部402、ネットワークを介して他のノードとデータの送受信を行う通信部403、外部の装置と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部404、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部405、キーボードやマウス等の入力装置406、表示装置等の出力装置407、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス408を備えている。
本実施の形態によるパケット送信・品質劣化監視装置11−1は、セッション制御部11−12、バッファ状態監視部11−14、セッション状態監視部11−15、閾値算出部11−17、劣化判断部11−18等の処理を実行する通信品質監視プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、上記セッション制御部11−12、バッファ状態監視部11−14、セッション状態監視部11−15、閾値算出部11−17、劣化判断部11−18の各機能を提供するプログラムを、補助記憶部405に格納し、そのプログラムを主記憶部402にロードしてCPU401で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
図17は、パケット送信・品質劣化監視装置11−1のハードウェア構成例について説明したが、第2の実施の形態における品質劣化監視装置12−5についても、図17と同様の構成である。
次に、上述した実施の形態の具体的な実施例について説明する。
第1、2の実施の形態を、セッション制御方式としてTCPを用いて、IPネットワーク上で実施することが可能である。この場合、TCPは再送機構を有するため、輻輳検出に従って増加するパラメータとして、パケットロス数や、パケット再送数を用いる。
TCPの輻輳制御方式として、TCP−Renoと呼ばれる輻輳制御方式が広く使われている。TCP−Renoは、初期状態以外の通常状態である輻輳回避フェイズにおいては、1ACK(ACKnowledgement)につき1/1RTT(Round Trip Time)パケット、すなわち1RTTつき1パケット、輻輳ウィンドウ(以下、CWND:congestion
window)と呼ばれる1RTTごとの送信データ量を調節するパラメータを増加させる。よって、通信速度パラメータの増加モデル式fは、f(t)=1/RTT[パケット/単位時間]とすることができる。パケットロスを検出した場合、ロスしたパケットを完全に再送した後に、CWNDを半分にして、再び輻輳回避フェイズとなる。よって、1RTT中一度に複数パケットが落ちても、パケットロス検出としては1回とカウントされる。バッファ状態監視部で監視されるバッファ部のとしては、TCPスタックのバッファであってもよいし、TCPのAPI(Application
Programming Interface)であるSOCKET中の送信関数を呼び出すときに設けるアプリケーション側のバッファであってもよい。また、TCPスタックバッファ、アプリケーション側のバッファの両方を含んでもよい。
パケットロス直前に入力データ量と、TCPによる出力データ量が均衡していたと仮定して、その後しばらくはパケットロスがなかった場合のCWNDとTCPの送信バッファの変動について図15を用いて説明する。パケットロス直前(図15の時間a)のCWND値をxパケットとすると、パケットロスによりCWNDが1/2xとなり、CWNDが増加を続けxに戻ったとき(時間b)に、TCPの送信バッファ長は最大となり、CWNDが3/2xとなったとき(時間c)にバッファ長はパケットロス前の値に戻る。
本実施例においては、輻輳時閾値算出処理部11−17−1における輻輳時の劣化判断閾値として、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づく手法で算出する。図15の時間bの時点のバッファ長を理論的に求め、そのバッファ長から劣化判断閾値を求める。
パケットロス検出が1回場合は、1RTTの時間をrとすると、時間a〜bは、r*x/2となる。この間のバッファ長の増加量dは、時間a〜bの通信速度パラメータの増加モデル式fの離散積分となるので、
r * ceil(x/2) + r * (ceil(x/2)-1) + ... + r * 3 + r * 2 + r
* (x/2 - floor(x/2)) = r/2 * (ceil(x/2) * (ceil(x/2) + 1) - 1 ) + r * (x/2 -
floor(x/2)) ・・・式(1)
(ceil(x)はx以上の最小の整数値、floor(x)はx以下の最大の整数値)で算出される。
また、パケットロス検出が連続N回の場合(パケットロス検出、再送、輻輳回避によるCWNDの半減をN回連続繰り返す場合)は、連続したパケットロスの後、輻輳ウィンドウCWNDが1/2xとなるので、時間a〜bは、rx(1−1/2)となる。この間のバッファ長の増加量dは、
r * (x - floor(1/2N x)) + r * (x - floor(1/2N
x) - 1) + ... + r * 3 + r * 2 + r * (1/2N x - floor(1/2N
x)) = r/2 * ((x - floor(1/2N x))(x - floor(1/2N x) + 1) -
1) + r * (1/2N x - floor(1/2N x)) ・・・式(2)
で算出される。
遅延ACKオプションが有効である場合には、通常ACK数が1/2となるため、CWNDの増加幅が単位時間当たり1/2になり、同じCWNDに達するのに2倍時間がかかるようになるため、バッファ長の増加量dは2倍となる。
さらに、再送時間を考慮して、バッファ長の増加量dに、
r * (x - floor(1/2N x)) + r * (x-floor(1/2N-1
x))...+ r * (x - floor(1/22 x))+ r * (x - floor(1/21 x))・・・式(3)
を加える。
時間bの時点のバッファ長は、パケットロス直前(時点a)のバッファ長qに、バッファ長の増加量dを加えた値となる。
次に、劣化判断閾値とパケットロスの関係について、図16を参照して説明する。劣化判断閾値を、N=1として求めた場合の時間bの時点のバッファ長とする。区間acのようにパケットロスが1回だった場合は、バッファ長が劣化判断閾値を超えることがないが、区間a´c´のようにパケットロスが2回だった場合は、バッファ長が劣化判断閾値を超え、劣化と判断されることとなる。
現状のオペレーティングシステム(OS)には、特に高遅延高帯域環境においてTCP−Renoより高速で、混雑時にはTCP−Renoとの公平性がある輻輳制御方式を持つTCPが実装されている。具体的には、Windows Server 2008はCompound TCP、LinuxはCUBIC-TCPが実装され、OS標準として用いられている。これら高速TCPの通信速度パラメータの増加モデル式に基づき、劣化判断閾値を求めてもよい。また、TCP−Renoを仮定した劣化判断閾値を用いた場合、高速TCPを仮定した劣化判断閾値と比べて大きな値となるため判断の遅れにつながるが、誤判断をすることがないので大きな問題とはならない。
本実施例においては、非輻輳時閾値算出処理部における非輻輳時の劣化判断閾値として、複数の時点におけるバッファ長から劣化判断閾値を求める。具体的には、記録されている最新の時間より、t時間前のバッファ長と2t時間前のバッファ長を線形外挿して、最新の時間におけるバッファ長を推測して、その値を劣化判断閾値とする。
また、TCP−Renoと同様の輻輳制御を持つ、SCTP(Stream Control Transmission
Protocol)においても、同様に実施可能である。
第1、2の実施の形態において、セッション制御方式として、DCCP(Datagram Congestion
Control Protocol)を用いて、IPネットワーク上での実施が可能である。DCCPは再送機構を持たないため、輻輳検出に従って増加するパラメータとして、パケットロス数もしくはパケットロス率を用いる。
DCCPは、輻輳制御アルゴリズムをCCID(Congestion Control ID)パラメータにより変更が可能である。このCCIDとしては、現時点でモード2とモード3が規定されている。
モード2は、送信の制御は輻輳ウィンドウを用いて行い、輻輳ウィンドウの変動は、TCP−Renoと同様である。そのため、TCP−Renoと同様の方法で本発明の実施が可能である。
モード3は、送信の制御は送信レートを用いて行い、送信レートは、遅延やパケットロス率よりTCP−Renoの理論スループットを求めて、その値となるように設定される。ただし、1RTTにレートが2倍を超えて変動しないように設定される。モード2に比べてレート変動が小さいため、輻輳時閾値算出処理部11−17−2における輻輳時の劣化判断閾値の算出手法として、統計値に基づく手法を用いる。
また、DCCPと同様の輻輳制御機構をUDP(User Datagram Protocol)上で実装したシステムに対しても実施が可能である。また、DCCPのCCIDのモード2、3のうち、いずれか一方の輻輳制御機構をUDP上で実装したシステムに対しても実施が可能である。
本実施例においては、IP網上で実施を行う例について説明を行った。IP網以外でも、輻輳制御を行うセッション制御プロトコルであれば、本発明の実施が可能である。
上述した第1の実施の形態では、パケット送信機能と品質劣化監視機能の両方の機能を単一の装置であるパケット送信・品質劣化監視装置11−1に実装した例を示したが、パケット送信装置が品質劣化監視機能を持つ通信品質監視装置を備える構成とすることも可能である。この場合、パケット送信装置が、閾値算出部11−17と劣化判断部11−18以外の構成を含むようにすれば、通信品質監視装置は、閾値算出部11−17と劣化判断部11−18を最小構成として備えるだけで実現可能である。
この場合にも、輻輳状態に応じて劣化と判断するためのバッファ長の劣化判断閾値を算出することにより、データロスの発生有無にかかわらず通信品質劣化の判断を行うことが可能である。
また、第2の実施の形態では、品質劣化監視装置12−5が、状態情報受信部12−51、状態記憶部12−52、閾値算出部12−53、劣化判断部12−54を備える構成について説明したが、閾値算出部12−53と劣化判断部12−54を最小構成として備えるだけでも実現可能である。
この場合、パケット送信装置12−1側に記憶したバッファ状態とセッション状態を取得し、輻輳状態に応じて劣化と判断するためのバッファ長の劣化判断閾値を算出することにより、データロスの発生有無にかかわらず通信品質劣化の判断を行うことが可能である。
以上好ましい実施の形態と実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態及び実施例に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
この出願は、2008年12月25日に出願された日本出願特願2008−329558を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (37)

  1. セッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出する通信品質監視装置であって、
    前記セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出部と、
    前記閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断部と
    を備えることを特徴とする通信品質監視装置。
  2. セッション制御により送信するデータを一時保存するバッファのバッファ長を監視するバッファ状態監視部と、
    通信速度に関するパラメータや輻輳検出に関するパラメータを含むセッション制御パラメータを監視するセッション状態監視部と、
    前記バッファ長と前記セッション制御に関するパラメータを記憶する状態記憶部を備え、
    前記閾値算出部が、前記状態記憶部に記憶された前記輻輳検出に関するパラメータに応じて、前記閾値を算出することを特徴とする請求項1に記載の通信品質監視装置。
  3. 前記閾値算出部が、
    前記輻輳検出に関するパラメータによって輻輳状態であるかを判断する輻輳状態判断処理部と、
    輻輳状態と判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する輻輳時閾値算出処理部と、
    輻輳状態ではないと判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する非輻輳時閾値算出処理部を備えることを特徴とする請求項2に記載の通信品質監視装置。
  4. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記バッファ長の変動幅に従って劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項3に記載の通信品質監視装置。
  5. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記バッファ長の過去の変動の統計値に従って劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項4に記載の通信品質監視装置。
  6. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記バッファ長の過去の変動における複数の極大値を算出し、算出した複数の極大値の平均を用いて前記閾値を算出することを特徴とする請求項5に記載の通信品質監視装置。
  7. 前記輻輳時閾値算出処理部が、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づいて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項4に記載の通信品質監視装置。
  8. 前記輻輳時閾値算出処理部が、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づき輻輳回避による通信速度減少が生じた場合のバッファ長の最大値を求め、求めた最大値を用いて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項7に記載の通信品質監視装置。
  9. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記最大値を、任意の回数連続した輻輳回避により通信速度の減少が発生した時点から減少前の通信速度に戻るまでの期間をセッション制御の輻輳制御の通信速度パラメータ増加モデル式に従って求め、前記モデル式を前記期間で積分した値に輻輳回避前のバッファ長を加算して求めることを特徴とする請求項8に記載の通信品質監視装置。
  10. 前記非輻輳時閾値算出処理部が、輻輳状態ではない場合、通信品質の劣化時に所定時間以上の間隔におけるバッファ長の変化が単調増加の傾向を示すことを利用して、劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項5に記載の通信品質監視装置。
  11. 前記非輻輳時閾値算出処理部が、非輻輳と判断した時点におけるバッファ長を用いて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項10に記載の通信品質監視装置。
  12. 前記非輻輳時閾値算出処理部が、過去の複数の時点のバッファ長から前記劣化判断部で比較するバッファ長が計測された時点でのバッファ長を推定し、推定したバッファ長を用いて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項10に記載の通信品質監視装置。
  13. セッション制御プロトコルによって通信を行う通信装置と、通信装置と通信網を介して接続されるセッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出する通信品質監視装置を有する通信システムであって、
    前記通信品質監視装置が、
    前記セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出部と、
    前記閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断部と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  14. 前記通信品質監視装置が、
    セッション制御により送信するデータを一時保存するバッファのバッファ長を監視するバッファ状態監視部と、
    通信速度に関するパラメータや輻輳検出に関するパラメータを含むセッション制御パラメータを監視するセッション状態監視部と、
    前記バッファ長と前記セッション制御に関するパラメータを記憶する状態記憶部を備え、
    前記閾値算出部が、前記状態記憶部に前記輻輳検出に関するパラメータに応じて、前記閾値を算出することを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  15. 前記閾値算出部が、
    前記輻輳検出に関するパラメータによって輻輳状態であるかを判断する輻輳状態判断処理部と、
    輻輳状態と判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する輻輳時閾値算出処理部と、
    輻輳状態ではないと判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する非輻輳時閾値算出処理部を備えることを特徴とする請求項14に記載の通信システム。
  16. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記バッファ長の変動幅に従って劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  17. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記バッファ長の過去の変動の統計値に従って劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項16に記載の通信システム。
  18. 前記輻輳時閾値算出処理部が、前記バッファ長の過去の変動における複数の極大値を算出し、算出した複数の極大値の平均を用いて前記閾値を算出することを特徴とする請求項17に記載の通信システム。
  19. 前記輻輳時閾値算出処理部が、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づいて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項16に記載の通信システム。
  20. 前記非輻輳時閾値算出処理部が、輻輳状態ではない場合、通信品質の劣化時に所定時間以上の間隔におけるバッファ長の変化が単調増加の傾向を示すことを利用して、劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項15に記載の通信システム。
  21. 前記非輻輳時閾値算出処理部が、非輻輳と判断した時点におけるバッファ長を用いて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項20に記載の通信システム。
  22. セッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出する通信品質監視方法であって、
    前記セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出ステップと、
    前記閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断ステップと
    を有することを特徴とする通信品質監視方法。
  23. 前記閾値算出ステップが、
    前記輻輳検出に関するパラメータによって輻輳状態であるかを判断する輻輳状態判断ステップと、
    輻輳状態と判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する輻輳時閾値算出ステップと、
    輻輳状態ではないと判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する非輻輳時閾値算出ステップを含むことを特徴とする請求項22に記載の通信品質監視方法。
  24. 前記輻輳時閾値算出ステップで、前記バッファ長の変動幅に従って劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項23に記載の通信品質監視方法。
  25. 前記輻輳時閾値算出ステップで、前記バッファ長の過去の変動の統計値に従って劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項24に記載の通信品質監視方法。
  26. 前記輻輳時閾値算出ステップで、前記バッファ長の過去の変動における複数の極大値を算出し、算出した複数の極大値の平均を用いて前記閾値を算出することを特徴とする請求項25に記載の通信品質監視方法。
  27. 前記輻輳時閾値算出ステップで、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づいて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項24に記載の通信品質監視方法。
  28. 前記非輻輳時閾値算出ステップで、輻輳状態ではない場合、通信品質の劣化時に所定時間以上の間隔におけるバッファ長の変化が単調増加の傾向を示すことを利用して、劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項26に記載の通信品質監視方法。
  29. 前記非輻輳時閾値算出ステップで、非輻輳と判断した時点におけるバッファ長を用いて劣化を判断するための前記閾値を算出することを特徴とする請求項28に記載の通信品質監視方法。
  30. セッション制御プロトコルのバッファ長に基づいて通信品質の劣化を検出するコンピュータ装置上で実行される通信品質監視プログラムであって、
    前記セッション制御プロトコルの輻輳検出に関するパラメータに応じて、通信品質の劣化を判断するための閾値を算出する閾値算出処理と、
    前記閾値とバッファ長を比較して通信品質の劣化を判断する劣化判断処理とを、前記コンピュータ装置に実行させることを特徴とする通信品質監視プログラム。
  31. 前記閾値算出処理が、
    前記輻輳検出に関するパラメータによって輻輳状態であるかを判断する輻輳状態判断処理と、
    輻輳状態と判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する輻輳時閾値算出処理と、
    輻輳状態ではないと判断された場合の劣化を判断するための前記閾値を算出する非輻輳時閾値算出処理を含むことを特徴とする請求項30に記載の通信品質監視プログラム。
  32. 前記輻輳時閾値算出処理が、前記バッファ長の変動幅に従って劣化を判断するための前記閾値を算出する処理を行うことを特徴とする請求項31に記載の通信品質監視プログラム。
  33. 前記輻輳時閾値算出処理が、前記バッファ長の過去の変動の統計値に従って劣化を判断するための前記閾値を算出する処理を行うことを特徴とする請求項32に記載の通信品質監視プログラム。
  34. 前記輻輳時閾値算出処理が、前記バッファ長の過去の変動における複数の極大値を算出し、算出した複数の極大値の平均を用いて前記閾値を算出する処理を行うことを特徴とする請求項33に記載の通信品質監視プログラム。
  35. 前記輻輳時閾値算出処理が、セッション制御の輻輳制御のモデル式に基づいて劣化を判断するための前記閾値を算出する処理を行うことを特徴とする請求項32に記載の通信品質監視プログラム。
  36. 前記非輻輳時閾値算出処理が、輻輳状態ではない場合、通信品質の劣化時に所定時間以上の間隔におけるバッファ長の変化が単調増加の傾向を示すことを利用して、劣化を判断するための前記閾値を算出する処理を行うことを特徴とする請求項31に記載の通信品質監視プログラム。
  37. 前記非輻輳時閾値算出処理が、非輻輳と判断した時点におけるバッファ長を用いて劣化を判断するための前記閾値を算出する処理を行うことを特徴とする請求項36に記載の通信品質監視プログラム。
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