JP5297981B2 - 配電盤及び配電システム - Google Patents
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Description
本発明は、配電盤及び該配電盤を備えた配電システムに関するものである。
従来、住宅などに設けられる配電システムには、商用配電路に接続される交流配電路(導電バー)と、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置(電力変換部)と、電力変換装置に接続される直流配電路(導電バー)とを有する配電盤(分電盤)を備えたものがあった(例えば、特許文献1)。
そして、特許文献1の配電盤においては、通信機器やLED照明など、直流電力を使用する直流機器が増加しているのに対応して、これら直流機器に給電するための直流配線接続端子ユニットを備えていた。また、直流機器は一般に低電圧に対応したものが多いため、特許文献1の電力変換装置は、例えば最大振幅200V(−100V〜+100V)の交流電力を直流電力に変換するとともに、得られた直流電力を例えば60V以下の低い電圧に降圧する電圧変換機能(DC/DCコンバータ)を備えていた。すなわち、直流配電路には交流配電路よりも低い電圧が与えられていた。
ところで、特許文献1の配電システムに太陽電池や蓄電池、燃料電池などの高電圧対応の直流機器を接続する場合、直流機器毎に直流配電路との間に電圧変換装置を介在させ、各直流機器の対応電圧に合わせて大幅に変圧する必要があった。そのため、太陽電池や蓄電池、燃料電池などの直流電力を交流配電路に接続された交流機器に給電したり、余った直流電力を商用配電線に逆潮流させて売電したりする場合には、高圧の直流電力を直流配電路の電圧に合わせて一旦降圧した後、再度交流配電路の電圧に合わせて昇圧する必要があった。そのため、配電経路において変圧に伴うロスが大きくなってしまうという問題があった。
本発明はこうした事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、変圧に伴うロスを抑制することができる配電盤及び該配電盤を備えた配電システムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の配電盤は、商用配電路に接続される交流配電路と、該交流配電路に与えられる交流電圧の最大振幅以上の高い電圧が与えられる高圧直流配電路と、前記交流配電路及び前記高圧直流配電路に接続され、直流電力を交流電力に変換するとともに交流電力を直流電力に変換する双方向電力変換装置とを備えることを要旨とする。
請求項1に記載の配電盤は、商用配電路に接続される交流配電路と、該交流配電路に与えられる交流電圧の最大振幅以上の高い電圧が与えられる高圧直流配電路と、前記交流配電路及び前記高圧直流配電路に接続され、直流電力を交流電力に変換するとともに交流電力を直流電力に変換する双方向電力変換装置とを備えることを要旨とする。
この構成によれば、高圧直流配電路には交流配電路に与えられる交流電圧の最大振幅以上の高い電圧が与えられるので、高電圧対応の直流機器を接続する場合に大幅に変圧したり、直流電力を双方向電力変換装置で交流電力に変換して交流配電路側に配電する場合に昇圧したりする必要がない。したがって、変圧に伴うロスを抑制することができる。
請求項2の配電盤は、前記高圧直流配電路よりも低い電圧が与えられる低圧直流配電路と、前記高圧直流配電路及び前記低圧直流配電路に接続される電圧変換装置とを更に備えることを要旨とする。
この構成によれば、高圧直流配電路よりも低い電圧が与えられる低圧直流配電路を備えるので、高電圧対応の直流機器は高圧直流配電路に接続する一方、低電圧対応の直流機器は低圧直流配電路に接続することで、低電圧対応の直流機器毎に電圧変換装置を備える必要がない。したがって、構成を簡素化することができるとともに、変圧に伴うロスを抑制することができる。
請求項3の配電盤は、前記交流配電路を構成する交流用導電バーと、前記高圧直流配電路を構成する高圧直流用導電バーと、前記低圧直流配電路を構成する低圧直流用導電バーとを更に備え、前記交流用導電バー、前記高圧直流用導電バー及び前記低圧直流用導電バーのうち少なくとも2つの導電バーは、厚さ方向に重ねて配置されることを要旨とする。
この構成によれば、交流用導電バー、高圧直流用導電バー及び低圧直流用導電バーのうち少なくとも2つの導電バーは厚さ方向に重ねて配置されるので、装置の大型化を抑制することができる。
請求項4の配電盤においては、前記高圧直流配電路は、直流発電手段と接続されることを要旨とする。
この構成によれば、直流発電手段で発電した余剰直流電力を商用配電路側に逆潮流させる場合に、変圧に伴うロスを抑制することができる。
この構成によれば、直流発電手段で発電した余剰直流電力を商用配電路側に逆潮流させる場合に、変圧に伴うロスを抑制することができる。
請求項5に記載の配電システムは、上記配電盤を備えることを要旨とする。
この構成によれば、上記配電盤と同様の作用効果を得ることができる。
この構成によれば、上記配電盤と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、変圧に伴うロスを抑制することができる配電盤及び該配電盤を備えた配電システムを提供することができる。
以下、本発明の配電システムを電力供給システムに具体化した実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、住宅には、宅内に設置された各種機器(照明機器、エアコン、家電、オーディオビジュアル機器等)に電力を供給する電力供給システム1が設けられている。電力供給システム1は、家庭用の商用交流電源(AC電源)2を電力として各種機器を動作させる他に、太陽光により発電する太陽電池3の電力も各種機器に電源として供給する。電力供給システム1は、直流電源(DC電源)を入力して動作するDC機器5の他に、交流電源(AC電源)を入力して動作するAC機器6にも電力を供給する。
図1に示すように、住宅には、宅内に設置された各種機器(照明機器、エアコン、家電、オーディオビジュアル機器等)に電力を供給する電力供給システム1が設けられている。電力供給システム1は、家庭用の商用交流電源(AC電源)2を電力として各種機器を動作させる他に、太陽光により発電する太陽電池3の電力も各種機器に電源として供給する。電力供給システム1は、直流電源(DC電源)を入力して動作するDC機器5の他に、交流電源(AC電源)を入力して動作するAC機器6にも電力を供給する。
電力供給システム1には、同システム1の分電盤としてコントロールユニット7及びDC分電盤(直流ブレーカ内蔵)8が設けられている。また、電力供給システム1には、住宅のDC機器5の動作を制御する機器として制御ユニット9及びリレーユニット10が設けられている。
コントロールユニット7には、交流電源を分岐させるAC分電盤11が交流系電力線12を介して接続されている。コントロールユニット7は、このAC分電盤11を介して商用交流電源2に接続されるとともに、直流系電力線13を介して太陽電池3に接続されている。コントロールユニット7は、AC分電盤11から交流電力を取り込むとともに太陽電池3から直流電力を取り込み、これら電力を機器電源として所定の直流電力に変換する。そして、コントロールユニット7は、この変換後の直流電力を、直流系電力線14を介してDC分電盤8に出力したり、又は直流系電力線15を介して蓄電池16に出力して同電力を蓄電したりする。コントロールユニット7は、AC分電盤11から交流電力を取り込むのみならず、太陽電池3や蓄電池16の直流電力を交流電力に変換してAC分電盤11に供給することも可能である。コントロールユニット7は、信号線17を介してDC分電盤8とデータやり取りを実行する。
DC分電盤8は、直流電力対応の一種のブレーカである。DC分電盤8は、コントロールユニット7から入力した直流電力を分岐させ、その分岐後の直流電力を、直流系電力線18を介して制御ユニット9に出力したり、直流系電力線19を介してリレーユニット10に出力したりする。また、DC分電盤8は、信号線20を介して制御ユニット9とデータやり取りをしたり、信号線21を介してリレーユニット10とデータやり取りをしたりする。
制御ユニット9には、複数のDC機器5が接続されている。これらDC機器5は、直流電力及びデータの両方を1対の線によって搬送可能な直流供給線路22を介して制御ユニット9と接続されている。直流供給線路22は、DC機器5の電源となる直流電圧に、高周波の搬送波によりデータを電送する通信信号を重畳する、いわゆる電力線搬送通信により、1対の線で電力及びデータの両方をDC機器5に搬送する。制御ユニット9は、直流系電力線18を介してDC機器5の直流電源を取得し、DC分電盤8から信号線20を介して得る動作指令を基に、どのDC機器5をどのように制御するのかを把握する。そして、制御ユニット9は、指示されたDC機器5に直流供給線路22を介して直流電圧及び動作指令を出力し、DC機器5の動作を制御する。
制御ユニット9には、宅内のDC機器5の動作を切り換える際に操作するスイッチ23が直流供給線路22を介して接続されている。また、制御ユニット9には、例えば赤外線リモートコントローラからの発信電波を検出するセンサ24が直流供給線路22を介して接続されている。よって、DC分電盤8からの動作指示のみならず、スイッチ23の操作やセンサ24の検知によっても、直流供給線路22に通信信号を流してDC機器5が制御される。
リレーユニット10には、複数のDC機器5がそれぞれ個別の直流系電力線25を介して接続されている。リレーユニット10は、直流系電力線19を介してDC機器5の直流電源を取得し、DC分電盤8から信号線21を介して得る動作指令を基に、どのDC機器5を動作させるのかを把握する。そして、リレーユニット10は、指示されたDC機器5に対し、内蔵のリレーにて直流系電力線25への電源供給をオンオフすることで、DC機器5の動作を制御する。また、リレーユニット10には、DC機器5を手動操作するための複数のスイッチ26が接続されており、スイッチ26の操作によって直流系電力線25への電源供給をリレーにてオンオフすることにより、DC機器5が制御される。
DC分電盤8には、例えば壁コンセントや床コンセントの態様で住宅に建て付けられた直流コンセント27が直流系電力線28を介して接続されている。この直流コンセント27にDC機器のプラグ(図示略)を差し込めば、同機器に直流電力を直接供給することが可能である。
また、商用交流電源2とAC分電盤11との間には、商用交流電源2の使用量を遠隔検針可能な電力メータ29が接続されている。電力メータ29には、商用電源使用量の遠隔検針の機能のみならず、例えば電力線搬送通信や無線通信の機能が搭載されている。電力メータ29は、電力線搬送通信や無線通信等を介して検針結果を電力会社等に送信する。
電力供給システム1には、宅内の各種機器をネットワーク通信によって制御可能とするネットワークシステム30が設けられている。ネットワークシステム30には、同システム30のコントロールユニットとして宅内サーバ31が設けられている。宅内サーバ31は、インターネットなどのネットワークNを介して宅外の管理サーバ32と接続されるとともに、信号線33を介して宅内機器34に接続されている。また、宅内サーバ31は、DC分電盤8から直流系電力線35を介して取得する直流電力を電源として動作する。
宅内サーバ31には、ネットワーク通信による宅内の各種機器の動作制御を管理するコントロールボックス36が信号線37を介して接続されている。コントロールボックス36は、信号線17を介してコントロールユニット7及びDC分電盤8に接続されるとともに、直流供給線路38を介してDC機器5を直接制御可能である。コントロールボックス36には、例えば使用したガス量や水道量を遠隔検針可能なガス/水道メータ39が接続されるとともに、ネットワークシステム30の操作パネル40に接続されている。操作パネル40には、例えばドアホン子器やセンサやカメラからなる監視機器41が接続されている。
宅内サーバ31は、ネットワークNを介して宅内の各種機器の動作指令を入力すると、コントロールボックス36に指示を通知して、各種機器が動作指令に準じた動作をとるようにコントロールボックス36を動作させる。また、宅内サーバ31は、ガス/水道メータ39から取得した各種情報を、ネットワークNを通じて管理サーバ32に提供可能であるとともに、監視機器41で異常検出があったことを操作パネル40から受け付けると、その旨もネットワークNを通じて管理サーバ32に提供する。
なお、本実施形態において、コントロールユニット7、DC分電盤8、AC分電盤11、交流系電力線12、直流系電力線14は配電盤(AC/DCハイブリッド配電盤)42の構成要素となっている。
次に、この配電盤42の電気的構成について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、配電盤42は、電力会社の商用配電線50に接続された引込口配線51を介して商用交流電源2に接続されている。そして、配電盤42にはリミッタ52、主幹ブレーカ53、交流幹線54、ACブレーカ55及び連系ブレーカ56が設けられている。なお、リミッタ52、主幹ブレーカ53、交流幹線54、ACブレーカ55及び連系ブレーカ56はAC分電盤11を構成する。
図2に示すように、配電盤42は、電力会社の商用配電線50に接続された引込口配線51を介して商用交流電源2に接続されている。そして、配電盤42にはリミッタ52、主幹ブレーカ53、交流幹線54、ACブレーカ55及び連系ブレーカ56が設けられている。なお、リミッタ52、主幹ブレーカ53、交流幹線54、ACブレーカ55及び連系ブレーカ56はAC分電盤11を構成する。
リミッタ52は、商用交流電源2を提供する電力会社との契約に基づいて設定される制限値を超える電流が流れると自動的に回路を遮断するアンペアブレーカである。また、主幹ブレーカ53は漏電や短絡が発生して異常な電流が流れた場合に回路を遮断する漏電遮断器である。
交流系電力線12を構成する交流幹線54は、主幹ブレーカ53を介して商用交流電源2に接続されるとともに、交流幹線54から分岐した分岐回路には、ACブレーカ55又は連系ブレーカ56が接続される。
ACブレーカ55及び連系ブレーカ56は、交流幹線54からの分岐回路を流れる電流が所定の閾値を超えた場合に回路を遮断する分岐ブレーカ(配線遮断器)である。なお、ACブレーカ55及び連系ブレーカ56は、接続されるAC機器6毎若しくは接続される電力系統毎などに対応するように設けられ、設置数はそれぞれ任意に変更可能である。
また、配電盤42には双方向電力変換装置としての双方向コンバータ58、高圧直流配電路を構成する高圧直流幹線59、電圧変換装置としてのDC/DCコンバータ60〜63、低圧直流幹線64、DCブレーカ66、制御ユニット67及び連系ブレーカ68が設けられている。なお、双方向コンバータ58、DC/DCコンバータ60〜63及び制御ユニット67はコントロールユニット7を構成する。また、高圧直流幹線59、低圧直流幹線64、DCブレーカ66及び連系ブレーカ68はDC分電盤8を構成する。
双方向コンバータ58は、連系ブレーカ56を介して交流幹線54に接続されるとともに、高圧直流幹線59に接続される。双方向コンバータ58は、交流幹線54側から入力される交流電力を直流電力に変換して高圧直流幹線59側に出力するAC/DCコンバータと、高圧直流幹線59側から入力される直流電力を交流電力に変換して交流幹線54側に出力するDC/ACインバータと、直流電圧を変圧するDC/DCコンバータとを内蔵している。
直流系電力線14を構成する高圧直流幹線59から分岐した複数の分岐回路には連系ブレーカ68が接続されるとともに、各連系ブレーカ68にはDC/DCコンバータ60〜63がそれぞれ接続される。なお、連系ブレーカ68は高圧直流幹線59からの分岐回路を流れる電流が所定の閾値を超えた場合に回路を遮断する分岐ブレーカ(配線遮断器)である。連系ブレーカ68は、必要に応じて設置数を任意に変更可能であり、図2においては、図1の電力供給システム1に燃料電池4を接続するために、連系ブレーカ68及びDC/DCコンバータ62を追加した例を示している。
DC/DCコンバータ60は、直流発電手段としての太陽電池3から入力される直流電圧を所定値に変換して高圧直流幹線59側に出力する。なお、高圧直流幹線59に接続された太陽電池3は、効率よく電力を取り出すために最大電力点で動作するように制御ユニット9が制御する。しかし、太陽電池3は気候条件や時間帯によって発電出力が変動するので、例えば120V〜350Vの出力電圧をDC/DCコンバータ60が一定の値に調整して、高圧直流幹線59に出力する。
DC/DCコンバータ61は蓄電池16から放電される直流電圧を変圧して高圧直流幹線59側に出力したり、高圧直流幹線59側から入力される直流電圧を変圧して蓄電池16側に出力したりする。また、DC/DCコンバータ62は、燃料電池4から入力される直流電圧を所定値に変換して高圧直流幹線59側に出力する。
DC/DCコンバータ63は、連系ブレーカ68を介して高圧直流幹線59に接続されるとともに、低圧直流幹線64に接続される。そして、DC/DCコンバータ63は高圧直流幹線59から入力される直流電圧を降圧して低圧直流幹線64側に出力する。
また、低圧直流幹線64から分岐した分岐回路には複数のDCブレーカ66の一次側が接続される。DCブレーカ66は、低圧直流幹線64からの分岐回路を流れる電流が所定の閾値を超えた場合に回路を遮断する分岐ブレーカ(配線遮断器)で、二次側に接続されるDC機器5毎に対応するように設けられ、設置数はそれぞれ任意に変更可能である。
次に、配電盤42の配置構成について、図3及び図4に基づいて説明する。
図3に示すように、配電盤42は上述した各構成要素を収容する筐体70を備えて、例えば住宅の天井に近い壁面などに取り付けられる。なお、筐体70の前面側には開閉可能な蓋部71が設けられているとともに、蓋部71には開口部72が設けられている。
図3に示すように、配電盤42は上述した各構成要素を収容する筐体70を備えて、例えば住宅の天井に近い壁面などに取り付けられる。なお、筐体70の前面側には開閉可能な蓋部71が設けられているとともに、蓋部71には開口部72が設けられている。
図4に示すように、筐体70内において、左右方向の一端側(図3では左端側)には主幹ブレーカ53が配置されるとともに、主幹ブレーカ53からは一方向(図3では右方向)に沿って伸びるように交流幹線54が配置される。また、交流幹線54の右側に隣接する位置には、双方向コンバータ58が配置される。
交流幹線54と上下方向に隣接する位置には、交流幹線54の延設方向となる一方向(図3における左右方向)に沿ってACブレーカ55と連系ブレーカ56が併設される。なお、ACブレーカ55及び連系ブレーカ56の位置は任意に変更できるが、双方向コンバータ58に接続される連系ブレーカ56は右側寄りに配置するのが好ましい。
双方向コンバータ58からは同じく一方向(図3では右方向)に沿って伸びるように高圧直流幹線59が配置される。また、高圧直流幹線59の前側(開口部72側)には、低圧直流幹線64が重ねて配置される。なお、交流幹線54、高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64は絶縁体からなる固定具73によって、前後方向において互いに離間した状態で筐体70に固定される。
高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64の上下方向に隣接する位置には、一方向(図3では左右方向)に沿って併設されたDCブレーカ66、連系ブレーカ68及び電圧変換モジュール74が配置される。なお、電圧変換モジュール74は、連系ブレーカ68(68M)とDC/DCコンバータ63を一体化したものである(図2参照)。
次に、交流幹線54及びACブレーカ55の構成について、図5(b)に基づいて説明する。
図5(b)に示すように、交流幹線54は、主幹ブレーカ53の二次側の各極(L1,L2,N)にそれぞれ接続される交流用導電バー54a,54b,54cから構成される。交流用導電バー54a,54bは所定電位(例えば商用交流電源2から印加される実行値100Vの交流電圧)が与えられる電圧線(L1,L2)で、交流用導電バー54cは接地された中性線(N)である。なお、交流用導電バー54a,54b,54cは何れも幅(上下方向の長さ)、長さ(左右方向の長さ)及び厚さ(前後方向の長さ)が等しく形成されている。
図5(b)に示すように、交流幹線54は、主幹ブレーカ53の二次側の各極(L1,L2,N)にそれぞれ接続される交流用導電バー54a,54b,54cから構成される。交流用導電バー54a,54bは所定電位(例えば商用交流電源2から印加される実行値100Vの交流電圧)が与えられる電圧線(L1,L2)で、交流用導電バー54cは接地された中性線(N)である。なお、交流用導電バー54a,54b,54cは何れも幅(上下方向の長さ)、長さ(左右方向の長さ)及び厚さ(前後方向の長さ)が等しく形成されている。
ACブレーカ55は、交流幹線54に接続される電源側端子55aと、開閉機構55bと、開閉機構55bを介して電源側端子55aと接続される負荷側端子55cと、開閉機構操作部55dとを備える。また、ACブレーカ55は厚さ方向に重なる3枚の交流用導電バー54a,54b,54cを差込可能な3つの差込凹部55eを備えるとともに、電源側端子55aは交流幹線54に対して差込態様で接続可能なプラグイン端子となっている。
そして、ACブレーカ55の対応電圧が実行値100Vの場合、電源側端子55aが電圧線(交流用導電バー54a又は交流用導電バー54b)と中性線(交流用導電バー54c)に接続される(図5(b)参照)。また、ACブレーカ55の対応電圧が実行値200Vの場合、電源側端子55aが2つの電圧線(交流用導電バー54a及び交流用導電バー54b)に接続される(図示略)。したがって、ACブレーカ55を交流幹線54に差し込むと、ACブレーカ55の電源側端子55aが交流幹線54と電気的に接続され、ACブレーカ55の負荷側端子55cに接続されたAC機器6には、実行値100V又は200Vで交流電流が供給される。なお、ACブレーカ55の開閉機構操作部55dは、ACブレーカ55が交流幹線54に差し込まれた状態において、筐体70の開口部72と対応する位置に配置される。
次に、高圧直流幹線59、連系ブレーカ68、電圧変換モジュール74、低圧直流幹線64及びDCブレーカ66の構成について、図6及び図7に基づいて説明する。
図6に示すように、高圧直流幹線59は対をなす直流用導電バー59a,59bから構成されるとともに、低圧直流幹線64は対をなす直流用導電バー64a,64bから構成される。なお、直流用導電バー59a,64aはプラス側の極(+)を構成し、直流用導電バー59b,64bはマイナス側の極(−)を構成する。また、直流用導電バー59a,59bと直流用導電バー64a,64bはそれぞれ幅、長さ及び厚さが等しく形成されている。
図6に示すように、高圧直流幹線59は対をなす直流用導電バー59a,59bから構成されるとともに、低圧直流幹線64は対をなす直流用導電バー64a,64bから構成される。なお、直流用導電バー59a,64aはプラス側の極(+)を構成し、直流用導電バー59b,64bはマイナス側の極(−)を構成する。また、直流用導電バー59a,59bと直流用導電バー64a,64bはそれぞれ幅、長さ及び厚さが等しく形成されている。
図7に示すように、連系ブレーカ68は、高圧直流幹線59に接続される電源側端子68aと、開閉機構68bと、開閉機構68bを介して電源側端子68aと接続される負荷側端子68cと、開閉機構操作部68dとを備える。また、連系ブレーカ68は厚さ方向に重なる直流用導電バー59a,59b,64a,64bを差込可能な4つの差込凹部68eを備えるとともに、電源側端子68aは高圧直流幹線59に対して差込態様で接続可能なプラグイン端子となっている。
そして、連系ブレーカ68を高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64に差し込むと、連系ブレーカ68の電源側端子68aが高圧直流幹線59と電気的に接続される。なお、連系ブレーカ68の開閉機構操作部68dは、連系ブレーカ68が高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64に差し込まれた状態において、筐体70の開口部72と対応する位置に配置される。
図6に示すように、電圧変換モジュール74には、連系ブレーカ68MとDC/DCコンバータ63が内蔵されている。連系ブレーカ68Mは、高圧直流幹線59に接続される電源側端子68aと、開閉機構68bと、開閉機構68bを介して電源側端子68aと接続される負荷側端子68cと、開閉機構操作部68dとを備える。また、DC/DCコンバータ63は、連系ブレーカ68Mの負荷側端子68cに接続される高圧側端子63aと、電圧変換機構63bと、低圧直流幹線64に接続される低圧側端子63cとを備える。
電圧変換モジュール74は、厚さ方向に重なる4枚の直流用導電バー59a,59b,64a,64bを差込可能な4つの差込凹部74eを備える。また、連系ブレーカ68Mの電源側端子68aは高圧直流幹線59に対して差込態様で接続可能なプラグイン端子となっているとともに、DC/DCコンバータ63の低圧側端子63cは低圧直流幹線64に対して差込態様で接続可能なプラグイン端子となっている。
そして、電圧変換モジュール74を高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64に差し込むと、高圧側端子63aが高圧直流幹線59に接続されるので、電圧変換機構63bで直流電圧を降圧して、低圧側端子63cを介して低圧直流幹線64側に出力する。なお、連系ブレーカ68Mの開閉機構操作部68dは、電圧変換モジュール74が高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64に差し込まれた状態において、筐体70の開口部72と対応する位置に配置される。
図6及び図7に示すように、DCブレーカ66は、低圧直流幹線64に接続される電源側端子66aと、開閉機構66bと、開閉機構66bを介して電源側端子66aと接続される負荷側端子66cと、開閉機構操作部66dとを備える。また、DCブレーカ66は厚さ方向に重なる直流用導電バー59a,59b,64a,64bを差込可能な4つの差込凹部66eを備えるとともに、電源側端子66aは低圧直流幹線64に対して差込態様で接続可能なプラグイン端子となっている。
そして、DCブレーカ66を高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64に差し込むと、DCブレーカ66の電源側端子66aが低圧直流幹線64と電気的に接続され、DCブレーカ66の負荷側端子66cに接続されたDC機器5には、低圧(例えば48V)で直流電流が供給される。なお、DCブレーカ66の開閉機構操作部66dは、DCブレーカ66が高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64に差し込まれた状態において、筐体70の開口部72と対応する位置に配置される。
次に、配電盤42の作用について説明する。
図5(a)に示すように、商用交流電源2の交流電圧は、実行値Vrms=100Vとすると、最大値Vm=141.4V、最大振幅Vp−p=2×Vm=282.8Vとなる。そのため、交流幹線54には、最大値Vm=141.4V、最大振幅Vp−p=282.8Vの交流電圧が印加される。
図5(a)に示すように、商用交流電源2の交流電圧は、実行値Vrms=100Vとすると、最大値Vm=141.4V、最大振幅Vp−p=2×Vm=282.8Vとなる。そのため、交流幹線54には、最大値Vm=141.4V、最大振幅Vp−p=282.8Vの交流電圧が印加される。
これに対して、高圧直流幹線59には、交流幹線54に与えられる交流電圧の最大振幅以上の高い電圧が与えられる。例えば、交流幹線54の交流電圧が最大振幅Vp−p=282.8Vの場合は、高圧直流幹線59には300Vの直流電圧が印加される。すなわち、双方向コンバータ58は交流幹線54から入力された交流電力を直流電力に変換するとともに、変換した直流電圧を300Vに昇圧して高圧直流幹線59に出力する。また、DC/DCコンバータ60〜62における高圧直流幹線59側への出力電圧は300Vに設定される。なお、高圧直流幹線59に印加される電位(電圧)は、交流幹線54の交流電圧や太陽電池3及び蓄電池16の出力電圧等に応じて任意に設定することができる。
また、低圧直流幹線64には高圧直流幹線59よりも低い直流電圧が印加される。すなわち、DC/DCコンバータ63は高圧直流幹線59の直流電圧300Vを60V以下(例えば48V)に降圧する。なお、低圧直流幹線64に印加される直流電圧は、DCブレーカ66に接続されるDC機器5の対応電圧等を考慮して任意に設定することができる。
そして、電力供給システム1においては、太陽電池3や燃料電池4の発電量がDC機器5の消費電力量を上回る場合には、双方向コンバータ58で直流電力を交流電力に変換して交流系電力線12側に給電するよう、制御ユニット67が制御を行う。また、太陽電池3の発電量がAC機器6の消費電力量を賄っても余る場合には、余剰電力が蓄電池16に蓄電される。更に、蓄電池16も満充電となった場合には、余剰電力が電力会社の商用配電線50側に戻っていく逆潮流が生じ得る。
ここで、太陽電池3などで自家発電した電力を電力会社に売電する契約がなされている場合、電力を電力会社の商用配電線50側に逆潮流させる際に、電圧や周波数などを電力会社が決めた規定範囲内となるように調整する必要がある。例えば、逆潮流させる際には、発電した直流電流を交流電流に電力変換する必要があるし、商用交流電源2の実行値100Vよりも1V高い101Vに近い電圧(例えば101Vプラスマイナス6V、実行値200Vであれば202Vプラスマイナス20V)にする必要がある。
その点、本実施形態においては、太陽電池3等で発電された直流電流は、DC/DCコンバータ60を介して高圧直流幹線59に300Vで配電された後、双方向コンバータ58を介して最大振幅282.8Vの交流幹線54に配電される。すなわち、太陽電池3等で発電された電力は途中で電圧を大きく下げることなく商用配電線50側へ逆潮流される。
以上説明した本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)高圧直流幹線59には交流幹線54に与えられる交流電圧の最大振幅Vp−p以上の高い電圧が与えられるので、高電圧対応の太陽電池3や蓄電池16を接続する場合に大幅に変圧したり、直流電力を双方向コンバータ58で交流電力に変換して交流幹線54側に配電する場合に昇圧したりする必要がない。例えば、太陽電池3の出力電圧は通信機器などの対応電圧に比べて高いことが多いので、太陽電池3を低圧直流幹線64に繋ぐと大幅に変圧する必要があるが、太陽電池3を高圧直流幹線59に接続することで、変圧の幅を小さく抑えることができる。したがって、変圧に伴うロスを抑制することができる。
(1)高圧直流幹線59には交流幹線54に与えられる交流電圧の最大振幅Vp−p以上の高い電圧が与えられるので、高電圧対応の太陽電池3や蓄電池16を接続する場合に大幅に変圧したり、直流電力を双方向コンバータ58で交流電力に変換して交流幹線54側に配電する場合に昇圧したりする必要がない。例えば、太陽電池3の出力電圧は通信機器などの対応電圧に比べて高いことが多いので、太陽電池3を低圧直流幹線64に繋ぐと大幅に変圧する必要があるが、太陽電池3を高圧直流幹線59に接続することで、変圧の幅を小さく抑えることができる。したがって、変圧に伴うロスを抑制することができる。
(2)高圧直流幹線59よりも低い電圧が与えられる低圧直流幹線64を備えるので、高電圧対応のDC機器(太陽電池3、燃料電池4及び蓄電池16)は高圧直流幹線59に接続する一方、低電圧対応のDC機器5は低圧直流幹線64に接続することで、低電圧対応のDC機器5毎にDC/DCコンバータ63を備える必要がない。したがって、構成を簡素化することができるとともに、変圧に伴うロスを抑制することができる。
(3)交流幹線54を構成する導電バー、高圧直流幹線59を構成する導電バー、低圧直流幹線64を構成する導電バーのうち少なくとも2つの幹線を構成する導電バーは厚さ方向に重ねて配置されるので、装置の大型化を抑制することができる。
(4)交流幹線54よりも高い電圧が与えられる高圧直流幹線59に太陽電池3が接続されるので、太陽電池3で発電した余剰直流電力を商用配電線50側に逆潮流させる場合に、変圧に伴うロスを抑制することができる。
(5)高圧直流幹線59を備えることで、高電圧対応のDC機器5を使用する場合にも、高圧直流幹線59に接続すれば、大きく変圧することなく高圧の直流電力を供給することができる。
(6)高圧直流幹線59と低圧直流幹線64を厚さ方向(一方向である左右方向と直交する前後方向)に重ねて配置することで、DCブレーカ66や連系ブレーカ68の接続スペースを効率的に活用することができる。すなわち、低圧対応のDCブレーカ66と高圧対応の連系ブレーカ68の接続スペースを高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64の上下方向に隣接する位置で共有することができる。例えば、蓄電池16や燃料電池4を備えない場合にはDCブレーカ66を多く並設することができるので、接続スペースを無駄なく活用することができる。
(7)高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64のうち、電圧が低い方の低圧直流幹線64が筐体70の開口部72側に配置されるので、高圧直流幹線59を開口部72から遠ざけることができる。
(8)電圧変換モジュール74は連系ブレーカ68MとDC/DCコンバータ63を内蔵するので、露出する配線を削減するとともに、配電盤42内のスペースを効率的に利用できる。
(9)ACブレーカ55、DCブレーカ66、連系ブレーカ56,68及び電圧変換モジュール74は差込態様で接続可能なプラグイン端子を備えるので、接続作業が容易であるとともに、容易に接続位置を変更することができる。
(10)連系ブレーカ68、電圧変換モジュール74及びDCブレーカ66は、厚さ方向に重なる4枚の直流用導電バー59a,59b,64a,64bを差込可能な4つの差込凹部68e,74e,66eをそれぞれ備えるので、厚さを統一することができる。
(11)連系ブレーカ68の電源側端子68aは高圧直流幹線59に対してのみ電気的に接続される一方、DCブレーカ66の電源側端子66aは低圧直流幹線64に対してのみ電気的に接続されるようになっているので、誤接続を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64を、交流幹線54と上下方向に隣接する位置に配置してもよい。
・高圧直流幹線59及び低圧直流幹線64を、交流幹線54と上下方向に隣接する位置に配置してもよい。
・高圧直流幹線59からの分岐回路に高圧対応のDCブレーカを接続してもよい。
・各導電バーのサイズ(幅、長さ、厚さ)はそれぞれ任意に設定することができる。
・交流配電路、高圧直流配電路及び低圧直流配電路は必ずしも導電バーで構成されなくてもよい。
・各導電バーのサイズ(幅、長さ、厚さ)はそれぞれ任意に設定することができる。
・交流配電路、高圧直流配電路及び低圧直流配電路は必ずしも導電バーで構成されなくてもよい。
・分岐ブレーカ(DCブレーカ66及び連系ブレーカ68)は、厚さ方向に重なる2つの幹線(4枚の導電バー)に対応する4つの差込凹部を備えなくてもよい。例えば、電気的に接続される高圧直流幹線59のみ又は低圧直流幹線64のみに対応する2つの差込凹部を備えるようにしてもよい。
・各導電バーは左右方向に限らず、任意の方向を長手方向(延設方向)とすることができる。
・高圧直流幹線59と低圧直流幹線64とを導電バーの厚さ方向に重ねなくてもよいし、重ねる幹線の組み合わせや数を変化させてもよい。また、各幹線を複数備えてもよい。例えば、低圧直流幹線を複数系統備える場合には、低圧直流幹線同士を厚さ方向に重ねてもよい。
・高圧直流幹線59と低圧直流幹線64とを導電バーの厚さ方向に重ねなくてもよいし、重ねる幹線の組み合わせや数を変化させてもよい。また、各幹線を複数備えてもよい。例えば、低圧直流幹線を複数系統備える場合には、低圧直流幹線同士を厚さ方向に重ねてもよい。
・直流発電手段は太陽電池3に限らず、風力や地熱、バイオマスなど、任意の発電手段を採用することができる。
1…配電システムとしての電力供給システム、3…直流発電手段としての太陽電池、42…配電盤、50…商用配電路としての商用配電線、54…交流配電路を構成する交流幹線、54a,54b,54c…交流用導電バー、58…双方向電力変換装置としての双方向コンバータ、59…高圧直流配電路を構成する高圧直流幹線、59a,59b…高圧直流用導電バーとしての直流用導電バー、63…電圧変換装置としてのDC/DCコンバータ、64…低圧直流配電路を構成する低圧直流幹線、64a,64b…低圧直流用導電バーとしての直流用導電バー、Vp−p…最大振幅。
Claims (5)
- 商用配電路に接続される交流配電路と、
該交流配電路に与えられる交流電圧の最大振幅以上の高い電圧が与えられる高圧直流配電路と、
前記交流配電路及び前記高圧直流配電路に接続され、直流電力を交流電力に変換するとともに交流電力を直流電力に変換する双方向電力変換装置とを備えることを特徴とする配電盤。 - 前記高圧直流配電路よりも低い電圧が与えられる低圧直流配電路と、
前記高圧直流配電路及び前記低圧直流配電路に接続される電圧変換装置とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の配電盤。 - 前記交流配電路を構成する交流用導電バーと、
前記高圧直流配電路を構成する高圧直流用導電バーと、
前記低圧直流配電路を構成する低圧直流用導電バーとを更に備え、
前記交流用導電バー、前記高圧直流用導電バー及び前記低圧直流用導電バーのうち少なくとも2つの導電バーは、厚さ方向に重ねて配置されることを特徴とする請求項2に記載の配電盤。 - 前記高圧直流配電路は、直流発電手段と接続されることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の配電盤。
- 請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の配電盤を備えたことを特徴とする配電システム。
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