JP5296740B2 - 電動式切換弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電動式切換弁に関し、より詳しくは、1個のモータにより複数のバーナに対する燃料ガスの供給を夫々オンオフ制御できるものに関する。
従来、電動式の弁としては例えば特許文献1記載ものが知られている。この電動式の弁は、ガス流入口とガス流出口とが形成されると共に、内部に、ガス流入口に連通する弁室とこの弁室に面する弁座に開設した弁孔とを有するバルブケーシングと、弁孔を開閉する弁体と、この弁体の弁軸に連結したアーマチュアを吸着する電磁石と、弁体に対して電磁石を進退するモータとを備える。そして、モータにより電磁石を前進させてアーマチュアに当接させた後、電磁石を励磁してアーマチュアを吸着する。この状態でモータにより電磁石を後退させると、弁体が弁座から離間して開弁し、ガス流入口とガス流出口とが弁室を介して連通する。
このように従来の電動式の弁は、1個のモータにより単一の弁孔の開閉を行うものである。そして、このような電動式の弁は、例えば、ガス給湯器にて給湯用の熱交換器を加熱するガスバーナに対するガス供給路に比例制御弁と直列に介設され、ガスバーナへの燃料ガスの供給をオンオフ制御することに用いられている。
ところで、近年のガス給湯器には、ガスバーナを複数設けて燃焼量を大きくするときには全てのガスバーナを燃焼させる一方で、燃焼量を小さくするときには一部のガスバーナのみを燃焼させ、燃焼量を広範囲に変更制御し得るものもある。このようなガス給湯器では、比例制御弁の二次側のガス管が分岐され、分岐したガス管により複数のガスバーナに燃料ガスが夫々供給されるように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
このため、上記従来例の電動式の弁にて燃料ガスの供給をオンオフ制御するには、分岐したガス管の数、つまり、ガスバーナの数だけ電動式の弁が必要となる。その結果、部品点数が増加してガス給湯器の重量増加やコストアップを招来するという不具合が生じる。
特開2005−30440号公報 特許第3556481号公報
本発明は、以上の点に鑑み、1個のモータで複数のガス流出口に通じる弁孔を夫々開閉することができ、複数のガスバーナを備えたガス器具に適用したときに器具の重量増加やコストアップを抑制できる電動式切換弁を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ガス流入口とに連通する複数のガス流出口とが形成されると共に、内部に、ガス流入口に連通する弁室と、この弁室に面する弁座に開設した、複数のガス流出口に夫々連通する複数の弁孔とを有するバルブケーシングと、バルブケーシングと、弁座から弁室に向かう方向を上方、弁室から弁座に向かう方向を下方として、モータにより弁室内で上方及び下方に移動される単一の可動体と、弁室内に設けられ、複数の弁孔を夫々開閉する複数の弁体とを備え、各弁体は、弁座に着座して各弁孔を閉じる弁部と、弁部から上方にのびる軸部と、軸部に取り付けたアーマチュアとを有し、可動体に、複数の弁体のアーマチュアを夫々吸着する複数の電磁石を固定し、アーマチュアに電磁石を当接させた状態で電磁石を励磁すると共に可動体を上方に移動させることにより対応する弁体を開弁させるようにした電動式切換弁であって、閉弁状態の弁体のアーマチュアに電磁石が当接し始める可動体の上下方向位置を開弁起点位置として、弁体毎に開弁起点位置を異ならせ、少なくとも開弁起点位置が他の弁体よりも上方に位置する弁体に、この弁体の弁部に対する軸部の下方への相対移動を許容するクッション機構を設けることを特徴とする。
本発明によれば、全ての弁体が弁座に着座した状態からモータを一方に回転させ、例えば、最も下方に位置する開弁起点位置まで可動体を移動させる。このとき、弁体毎に開弁起点位置を異ならせているため、開弁起点位置が最も下方の弁体より開弁起点位置が上方に位置する他の弁体には電磁石からの押圧力が作用することとなるが、これら他の弁体にはクッション手段を設けているため、可動体の下方への移動が規制されたり、モータに負荷が加わるといった不具合は生じない。そして、開弁起点位置が最も下方の弁体に対応する電磁石を励磁して当該弁体の吸着が行われ、その後、モータを他方に逆転させて可動体を上方に移動させると、開弁起点位置が最も下方の弁体が上方に移動して開弁する。
次に、更に他の弁体を開弁するために、モータを一方に再度回転させ、他の弁体の開弁起点位置まで可動体を下方に移動させる。このとき、先に開弁させた開弁起点位置が最も下方の弁体の弁部と弁座との間には、各弁体の開弁起点位置相互の高さの差に相当する隙間を生じ、開弁起点位置が最も下方の弁体は開弁状態に保持される。そして、上記同様に、他の弁体に対応する電磁石を励磁して当該他の弁体の吸着が行われ、その後、モータを他方に逆転させて可動体を上方に移動させると、開弁起点位置が最も下方の弁体に加え、他の弁体も上方に移動して開弁する。
このように本発明によれば、1個のモータで複数のガス流出口に通じる弁孔を夫々開閉することができるため、本発明の電動式切換弁を複数のガスバーナを備えたガス給湯器等のガス器具に適用すれば、1個のモータにより複数のバーナに対する燃料ガスの供給を夫々オンオフ制御することができ、かつ、燃焼中のガスバーナを消火することなく、他のガスバーナに燃焼ガスを供給して燃焼を開始させることができる。その上、器具の重量増加やコストアップを抑制することができる。
本発明において、例えば、前記複数の電磁石の前記各アーマチュアに当接する下端の高さを電磁石毎に異ならせたり、前記弁座の前記各弁孔の開設箇所の高さを弁孔毎に異ならせたり、または、前記各弁体の軸部の長さを弁体毎に異ならせたりすれば、前記開弁起点位置を弁体毎に異ならせる構成を実現できる。そして、例えば、可動体への電磁石の固定時、可動体と電磁石との間にスペーサ等を介在させたり、可動体の電磁石の固定面の高さを変えたりして下端の高さを電磁石毎に異ならせるか、または、弁座の前記各弁孔の開設箇所の高さを弁孔毎に異ならせるようにすれば、弁体や電磁石などの部品を共通にでき、コスト面等で有利である。
本発明の第1実施形態の電動式切換弁を備えたガス給湯器の構成を模式的に示す図。 (a)は、第1実施形態の電動式切換弁の構成を閉弁状態で示す断面図、(b)は、各弁体の開弁起点位置を説明する図。 (a)〜(f)は、各弁体の開弁手順を説明する図。 本発明の第2実施形態の電動式切換弁の構成を示す断面図。 本発明の第3実施形態の電動式切換弁の構成を示す断面図。
以下、図面を参照して、ガス給湯器に組み込んで複数のガスバーナへの燃焼ガスの供給を夫々オンオフ制御する本発明の実施形態の電動式切換弁MVについて説明する。
図1を参照して、Hは、本発明の第1実施形態の電動式切換弁MVが組み込まれたガス給湯器である。ガス給湯器Hは、単一の燃焼室11に収納された第1、第2及び第3の3個のガスバーナ12a、12b、12cと、これらのガスバーナ12a、12b、12cにより加熱される熱交換器13と、各ガスバーナに燃焼用の空気を供給するファン14とを備える。そして、給湯負荷が小さいときは第1のガスバーナ12aのみを燃焼させ、給湯負荷が増加したときには、第1と第2の両ガスバーナ12a、12bを燃焼させ、給湯負荷が更に増加したときは、第1、第2及び第3の全ガスバーナ12a、12b、12cを燃焼させ、燃焼量を広範囲に変更制御できるようにしている。
熱交換器13には、水を供給する給水管15と、熱交換器13で加熱された湯を出湯する出湯管16とが接続されている。各ガスバーナ12a、12b、12cに対して燃料ガスを供給するガス供給管17には、元電磁弁18aと比例制御弁18bとが介設されている。そして、この比例制御弁18bの下流側のガス供給管17が電動切換弁MVのガス流入口に接続されている。以下、図2を参照して、電動切換弁MVを説明する。
図2(a)に示すように、電動切換弁MVはバルブケーシング2を備え、バルブケーシング2には、ガス供給管17が接続されるガス流入口21と、第1のガス流出口22a、第2のガス流出口22b及び第3のガス流出口22cとが形成されている。そして、各ガス流出口22a、22b、22cには、各ガスバーナ12a、12b、12cに通じるガス分岐管19a、19b、19cが夫々接続される(図1参照)。
また、バルブケーシング2内には、ガス流入口21に連通する弁室23が設けられ、弁室23に面する弁座24に、弁室23に向けて開口する3つの弁孔25a、25b、25cが開設され、各弁孔25a、25b、25cを介して弁室23と各ガス流出口22a、22b、22cとが夫々連通する。以下においては、図2(a)中、弁座24から弁室23に向かう方向を上方、弁室23から弁座24に向かう方向を下方として説明する。
ここで、弁座24の各弁孔25a、25b、25cの開設箇所の高さは上下方向で互いに一致させている。また、弁室23内には、3つの弁孔25a、25b、25cを夫々開閉する第1の弁体3a、第2の弁体3b及び第3の弁体3cが設けられている。各弁体3a、3b、3cは、同一形態を有し、弁座24に着座して各弁孔25a、25b、25cを夫々閉じる弁部31と、弁部31から上方にのびる軸部32と、軸部32に取り付けたアーマチュア33とから構成されている。弁室23内には更に、1個のモータMにより弁室23内で上方及び下方に移動される単一の可動体4が設けられている。モータMとしては、例えばステッピングモータが用いられる。
可動体4の下面には、各弁体3a、3b、3cの各軸部32の延長線上に夫々位置させて、同一の形態を有する第1の電磁石5a、第2の電磁石5b及び第3の電磁石体5cが取り付けられている。この場合、可動体4の下面の所定位置には、各電磁石5a、5b、5cを固定する面の高さが互いに異なるように、高さの異なる凸部41、42が形成されており、第1、第2及び第3の各電磁石5a、5b、5cの下端面の高さが互いに異なるようにしている。これにより、モータMを回転させて可動体4を下方に移動させたときに、閉弁状態の各弁体3a、3b、3cの各アーマチュア33の上面に各電磁石5a、5b、5cの下端面が夫々当接し始める可動体4の上下方向位置を開弁起点位置として、図2(b)に示すように、第1の弁体3aの開弁起点位置Paと、第2の弁体3bの可動体4の開弁起点位置Pbと、第3の弁体3cの可動体4の開弁起点位置Pcとを互いに異ならせることができる。
本実施形態においては、可動体4の凸部のない位置に固定された第1の電磁石5aに対応する第1の弁体3aの開弁起点位置Paが最も下方に位置し、凸部4b、4cのうち比較的高さの低い凸部4bに固定された第2の電磁石5bに対応する第2の弁体3bの開弁起点位置Pbが二番目に下方に位置し、凸部4cに固定された第3の電磁石5cに対応する第3の弁体3cの開弁起点位置Pcが最も上方に位置している。また、各弁体3a、3b、3cには、弁部31に対する軸部32の下方への相対移動を許容するクッション機構34が設けられている。
クッション機構34は次のように構成されている。即ち、弁部31内に上方に開放した空間31aが形成され、この空間31a内に、軸部32の下端に形成したフランジ32aが挿入されている。この空間31aの上面開口の内周縁部には、フランジ32aが係止される係止部31bが形成されている。また、軸部32には、下端に開放した軸孔32bが形成され、この軸孔32b内には、コイルばねからなる付勢手段6を介して支持ピン7が挿入され、この支持ピン7の下端が空間31aの底面に当接している。
これにより、常時は、付勢手段6により各弁体3a、3b、3cの軸部32が上方に向かって付勢され、係止部31bに軸部32のフランジ32aが係止された状態となる。そして、可動体4の下方への移動により各電磁石5a、5b、5cが各弁体3a、3b、3cのアーマチュア33にそれぞれ当接し、この状態から可動体4の更なる下方への移動により各弁体3a、3b、3cに押圧力が作用すると、付勢手段6に抗して軸部32が弁部31に対して下方に相対移動するようにしている。
また、可動板4の下面には、各電磁石5a、5b、5cをそれぞれ囲うように可動枠8が夫々固定され、この可動枠8と、各弁体3a、3b、3cの弁部31の上面との間にはコイルばね9が縮設されている。そして、常時は、コイルばね9の付勢力により弁部31が弁座24に向かって付勢されて閉弁状態に保持される。
次に、図3を参照して、第1実施形態の電動式切換弁MVを用いた各ガスバーナ12a、12b、12cへの燃料ガスのオンオフ制御を説明する。全ての弁体3a、3b、3cが弁座24に着座した状態(つまり、第1、第2及び第3の各ガスバーナ12a、12b、12cへの燃料ガスの供給が停止された状態)から、弁室23と第1のガス流出口22aとを連通して第1のガスバーナ12aに燃料ガスを供給して燃焼させるために、モータMを一方に回転させ、最も下方に位置する第1の弁体3aの開弁起点位置Paまで可動体4を移動させる(図3(a)参照)。このとき、第2及び第3の両弁体3b、3cの開弁起点位置Pb、Pcを超えて可動体4が下方に移動するため、第2及び第3の両弁体3b、3cには電磁石5b、5cからの押圧力が作用することとなるが、第2及び第3の両弁体3b、3cにはクッション手段34が設けられているため、可動体4の下方への移動が規制されたり、モータMに負荷が加わるといった不具合は生じない。
そして、第1の電磁石5aを励磁することで、アーマチュア33を介して第1の弁体3aの吸着が行われ、その後、モータMを他方に逆転させて可動体4を上方に移動させると、第1の弁体3aは、コイルばね9の付勢力に抗して上記吸着が維持され、弁部31が上方に移動して開弁する(図3(b)参照)。これにより、弁室23と第1のガス流出口22aとが連通し、ガス供給管17からガス分岐管19aを介して第1のガスバーナ12aに燃料ガスが供給されて燃焼が開始される。
次に、燃焼負荷が、第1のガスバーナ12aの最大燃焼量(比例制御弁18bの全開状態での燃焼量)を上回る場合には、弁室23と第2のガス流出口22bとを連通して第2のガスバーナ12bに燃料ガスを供給して燃焼させるために、モータMを一方に再度回転させ、2番目に下方に位置する第2の弁体3bに対する開弁起点位置Pbまで可動体4を移動させる。このとき、先に開弁状態の第1の弁体3aの弁部31と弁座24との間には、第1の弁体3aの開弁起点位置Paと、第2の弁体3bの開弁起点位置Pbとの高さの差に相当する隙間D1が生じ、第1の弁体3aが開弁状態に保持される(図2(b)及び図3(c)参照)。このため、第1のガスバーナ12aが消火されることはない。
そして、上記同様に、第2の電磁石5bを励磁することで、アーマチュア33を介して第2の弁体3bの吸着が行われ、その後、モータMを他方に逆転させて可動体4を上方に移動させると、第2の弁体3bは、コイルばね9の付勢力に抗して上記吸着が維持され、弁部31が上方に移動して開弁する(図3(d)参照)。これにより、第2のガス流出口22bが弁室23と連通し、ガス供給管17からガス分岐管19bを介して第2のガスバーナ12bにも燃料ガスが供給されて燃焼が開始される。
更に、燃焼負荷が、第1及び第2の両ガスバーナ12a、12bの最大燃焼量を上回る場合には、弁室23と第3のガス流出口22cとを連通して第3のガスバーナ12cに燃料ガスを供給して燃焼させるために、モータMを一方に更に回転させ、最も上方に位置する第3の弁体3cに対する開弁起点位置Pcまで可動体4を移動させる。このとき、先に開弁状態の第1の弁体3aの弁部3と弁座24との間には、第1の弁体3aの開弁起点位置Paと第3の弁体3cの開弁起点位置Pcとの高さの差に相当する隙間D1+D2が生じ、また、第2の弁体3bの弁部31と弁座24との間には、第2の弁体3bの開弁起点位置Pbと、第3の弁体3cの開弁起点位置Pcとの高さの差に相当する隙間D2が生じ、第1及び第2の両弁体3a、3bは開弁状態に保持される(図2(b)及び図3(e)参照)。このため、第1及び第2の両ガスバーナ12a、12bが消火されることはない。
そして、上記同様に、第3の電磁石5cを励磁することで、アーマチュア33を介して第3の弁体3cの吸着が行われ、その後、モータMを他方に逆転させて可動体4を上方に移動させると、第3の弁体3cは、コイルばね9の付勢力に抗して上記吸着が維持され、弁部31が上方に移動して開弁する(図3(f)参照)。これにより、第3のガス流出口22cが弁室23と連通し、ガス供給管17からガス分岐管19cを介して第3のガスバーナ12cにも燃料ガスが供給されて燃焼が開始される。
なお、各弁体3a、3b、3cを閉弁する場合には、各電磁石5a、5b、5cの励磁を夫々解消する。これにより、各電磁石5a、5b、5cによるアーマチュア33の吸着が解除され、コイルばね9の付勢力により各弁体3a、3b、3cの弁部31が弁座24に向かって付勢されて着座し、閉弁状態に戻る。
以上、説明したように、第1実施形態の電動式切換弁MVによれば、1個のモータMで3つのガス流出口22a、22b、22cに通じる各弁孔25a、25b、25cを夫々開閉することができる。このため、複数のガスバーナ12a、12b、12cを備えたガス給湯器Hに適用すれば、1個のモータで各ガスバーナ12a、12b、12cに対する燃料ガスの供給を夫々オンオフ制御することができ、かつ、燃焼中のガスバーナを消火することなく、他のガスバーナに燃焼ガスを供給して燃焼するガスバーナを増加させることができる。その上、器具の重量増加やコストアップを抑制することができる。
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記第1実施形態では、可動体4の下面に凸部41、42を形成し、電磁石5a、5b、5cを固定する面に高さの差を付けて、電磁石5a、5b、5cの下端の高さを変えることで、開弁起点位置Pa、Pb、Pcを弁体3a、3b、3c毎に異ならせたものを例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、円板からなる可動体の下面に電磁石5a、5b、5cを固定するときに、夫々厚さの異なるスペーサを介在させて電磁石5a、5b、5cの下端の高さを変えることもできる。
また、上記第1実施形態と同じ部材または要素に同一の符号を付して説明すれば、図4に示す第2実施形態のように、弁座24の各弁孔25a、25b、25cの開設箇所の高さを弁孔25a、25b、25c毎に異ならせることで、開弁起点位置Pa、Pb、Pcを弁体3a、3b、3c毎に異ならせることができる。この場合、可動体4は、その下面が平坦に形成され、下面の所定位置に各電磁石5a、5b、5cが夫々固定されている。第1実施形態及び第2実施形態によれば、弁体3a、3b、3cや電磁石5a、5b、5cなどの部品を共通にでき、コスト面等で有利である。
更に、図5に示す第3実施形態のように、各弁体3a、3b、3cの軸部32の長さを各弁体3a、3b、3c毎に異ならせることで開弁起点位置Pa、Pb、Pcを弁体3a、3b、3c毎に異ならせることができる。この場合も、その下面が平坦に形成され、下面の所定位置に各電磁石5a、5b、5cが夫々固定されている。他方、特に図示して説明しないが、電磁石5a、5b、5cの上下方向の長さを異ならせるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態においては、全ての弁体3a、3b、3cにクッション機構34を設けているが、開弁起点位置が最も下方に位置する弁体3aついてはこれを省略することができる。また、クッション機構34は上記に限定されるものではなく、例えば、本願の出願人より特許出願され、出願公開された特開2007−309437号公報記載のものを用いることもできる。
更に、上記第1実施形態においては、ガス給湯器Hの燃焼器11に設けた3個のガスバーナ12a、12b、12cへの燃料ガスのオンオフ制御を例に説明したが、ガスバーナの数は上記に限定されるものではなく、また、他のガス器具においても本発明の電動式切換弁MVは適用できる。
H…ガス給湯器、12a、12b、12c…ガスバーナ、MV…電動式切換弁、2…バルブケーシング、21…ガス流入口、22a、22b、22c…ガス流出口、23…弁室、24…弁座、25a、25b、25c…弁孔、3a、3b、3c…弁体、31…弁部、32…軸部、33…アーマチュア、34…クッション機構、4…可動体、5a、5b、5c…電磁石、M…モータ

Claims (4)

  1. ガス流入口と複数のガス流出口とが形成されると共に、内部に、ガス流入口に連通する弁室と、この弁室に面する弁座に開設した、複数のガス流出口に夫々連通する複数の弁孔とを有するバルブケーシングと、
    弁座から弁室に向かう方向を上方、弁室から弁座に向かう方向を下方として、
    モータにより弁室内で上方及び下方に移動される単一の可動体と、弁室内に設けられ、複数の弁孔を夫々開閉する複数の弁体と、を備え、
    各弁体は、弁座に着座して各弁孔を閉じる弁部と、弁部から上方にのびる軸部と、軸部に取り付けたアーマチュアとを有し、
    可動体に、複数の弁体のアーマチュアを夫々吸着する複数の電磁石を固定し、アーマチュアに電磁石を当接させた状態で電磁石を励磁すると共に可動体を上方に移動させることにより対応する弁体を開弁させるようにした電動式切換弁であって、
    閉弁状態の弁体のアーマチュアに電磁石が当接し始める可動体の上下方向位置を開弁起点位置として、弁体毎に開弁起点位置を異ならせ、
    少なくとも開弁起点位置が他の弁体よりも上方に位置する弁体に、この弁体の弁部に対する軸部の下方への相対移動を許容するクッション機構を設けることを特徴とする電動式切換弁。
  2. 前記複数の電磁石の前記各アーマチュアに当接する下端の高さを電磁石毎に異ならせることで、前記開弁起点位置を弁体毎に異ならせることを特徴とする請求項1記載の電動式切換弁。
  3. 前記弁座の前記各弁孔の開設箇所の高さを弁孔毎に異ならせることで、前記開弁起点位置を弁体毎に異ならせることを特徴とする請求項1記載の電動式切換弁。
  4. 前記各弁体の軸部の長さを弁体毎に異ならせることで、前記開弁起点位置を弁体毎に異ならせることを特徴とする請求項1記載の電動式切換弁。
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