JP5296383B2 - 切除腔壁の治療のための留置治療装置 - Google Patents

切除腔壁の治療のための留置治療装置 Download PDF

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Description

本発明は生体内の腫瘍の少なくとも一部を外科的に切除して生じた切除腔壁を治療するための留置治療装置及び処置方法に関する。
腫瘍の外科的切除による切除腔の周囲における組織の治療は近年急速に洗練され、外科的、化学療法的、および、例えば近接照射療法的な技術の改良がより良い治療成績につながっている。また、放射線治療に使用するための留置治療装置も供給されている。
***部分加速照射法の概念は、近年の病理学的データ及び***温存術後に報告された***内失敗例により支持される。マルチカテーテル埋め込みを利用した技術、術中一回放射線照射の手法、および部分***外部ビーム放射線治療(強度変調放射線治療)を含め、***部分治療の幾つかの手法が確立されている。マルチカテーテル間質放射線治療は現在おそらく最も広く使用されている技術である。
従来マルチカテーテルの間質内埋め込みは、術者の経験に大きく依存しており、それにより標的カバー範囲、均質性、及び全体の治療成績が変動する可能性があった。3D線量照射法と組み合わせた種々の画像誘導法を使用したカテーテル留置技術の改良が、今や再現可能なカテーテル留置、および向上した治療成績のためのツールを提供している。近年、バルーンカテーテル装置の認可により、近接照射治療の簡素化に向けての進歩がなされた。バルーンが膨張した後周囲の***組織がバルーン表面に合致するように、バルーンカテーテルを腫瘍摘出腔内に留置する。バルーン表面から1cmの深度の周域に、中心の単独または周縁の多数の高活性(高線量率)の線源から、放射線を処方し照射して治療する。
この装置は、再現可能で一定の標的カバー範囲と共に適切な均質性をもたらし、手術後の外部放射線治療を避けるために特定の患者に使用することができることが、初期の臨床経験は示しているように見える。これらの手法は外部放射線治療に比べてより短い時間内で全ての放射線を送達することができるので、患者にとっての利便性は最大となる。この術中の手法には幾つかの問題が生じた。装置の留置を通常手術実施中もしくは術後に行うので、最終的な顕微鏡的周縁、及び腋下リンパ節の状況は常に把握可能ではない。それ故、この情報を患者に適切な治療を選択するのには使用できない。他のあり得る欠点は、近年まで球形のバルーン形状しか入手できず、これが切除組織の様々な形状(卵形、管状形等)には、通常合致しないことである。最後に、外科的切除施術中にバルーンカテーテルを埋め込むとき、放射線治療を行う前にカテーテルが数週間の間所定位置に放置される。これは手術創感染につながり得る。
米国特許第6,673,006号は、放射線治療装置に使用するための、および特に近接照射治療装置に使用するための間隔保持(スペーシング)装置について記載している。
米国特許第5,931,774号は、増殖性疾患の治療のための埋め込み可能な装置について記載している。この発明は患者の増殖性疾患の治療のための埋め込み型装置を提供している。この装置は治療液を受容するための治療液容器、バルーン体を有する膨張可能なバルーン、および治療液容器とバルーンとの間を接続するカテーテルを備える。
さらに他の装置として、以下の文献に記載されている。すなわち、米国特許第6,413,204号、同第6,083,148号、同第6,022,308号、および同第5,913,813号。
上述した既知の装置のうち幾つかは、直径が小さく、血管内治療に適用するものであり、本発明が対象とする(放射線)治療に使用することは出来ない。その他の幾つかは円筒形型の単一のバルーンを有し、多くの標的の複雑な形状に対して不適合な線量しか照射できない。最後に、膨張した時に、球形のバルーンは、皮膚または胸壁に極めて接近し、起こりうる短期(滲出)または長期(毛細血管拡張)の合併症につながる。
したがって、本発明の課題は、外部部分***放射線治療または間質近接照射治療で使用するものと同様の一回線量照射で、短期間(5〜10日)に治療を終わらせるような、切除腔壁へのより一層均一な線量照射を達成するにある。このシステムはまた、高い局所再発のリスクがあり、より高い局所線量照射が必要である、若い乳癌の患者(50歳未満)に対して、外部放射線治療を行う前または後に、腫瘍摘出腔に増量放射線を照射することにも使用できる。既存のバルーンシステムに比べて、この装置の利点は、様々な形状の中から切除腔に最も適合する最善の装置を外科医が選択できることにある。外科医は装置の部品を切断したり伸張したりすることさえできる。装置を切除腔に導入した後、切開部周縁を装置の周囲にきつく縫合することができる。幾つかの例では、切開部の壁を装置の表面に縫合することさえできる。数週間後または数ヶ月後に、選択した治療方針(単独近接照射治療、または増量照射として外部放射線治療との組み合わせ)に従い、この装置を使用して留置治療装置の周囲をきつく取り囲む切除腔の周辺に放射線を照射し、最適な線量照射を可能とすることができる。
乳癌の場合、初期病変部の外科的切除の後に治療されるべき***組織の範囲は、恐らく現在よく分かっている。***温存術が70年代に開始された時、***切除術で取り除いた手術標的にならって、当然のように全***放射線照射が適用され、***切除術単独で得られるものと匹敵する局所コントロール率につながった。この新規の***温存術を調査する多くの研究による長期追跡は、この腫瘍摘出術後の全***放射線治療の有効性を証明している。手術単独では幾つかの分類の患者において10年で35%以上の再発率があることが示されている。しかし、全***放射線治療で使用される接線方向領域は、過剰な肺および心臓の体積部分を含む可能性があり、例えば心臓血管死亡率の上昇等の有意な長期罹病率につながることも同様に証明されている。左乳癌を胸部膨張の間に治療すること、またそれだけでなく更なる***放射線治療のための選択基準を模索することなどによる心臓保護等の、幾つかの解決法が発見されている。多くの局所再発は、顕微鏡的周辺部の不適切な評価、病変部の多病巣性認識できないこと、および/または顕微鏡的な病変部進行度を認識できないこと等により起こることが示されている。それに加え、比較的近年の利用可能な病理学的及び臨床的データによれば、若干の特定患者における初期乳癌の腫瘍摘出後の補助的な放射線治療による治療を必要とする標的領域は***全体より小さく、とくに、測定した顕微鏡的周辺部によって反映される外科的切除範囲と相関しているように見える。
例えば、顕微鏡的陰性断端で切除した後の腫瘍摘出腔プラス1〜2cmの周辺領域として定義される部分***放射線治療の標的は、特定患者には適切であることをこのデータは示している(54歳以上、組織学的リンパ節転移陰性(pN0(sn)、病理分類i+の許容度)、組織学的腫瘍径3cm以下、切除範囲1mm以上、明らかな孤立性腫瘍、組織学的多病巣性なし、広範囲の乳管内病変成分なし(非浸潤性乳管癌病変の25%以上)、傍腫瘍リンパ節又は血管浸潤なし、小葉癌なし、その他)。
T2〜T3の大きな前立腺癌を発症している患者では、外科的切除後の50%に至るまでに陽性断端(切除周辺に癌細胞が存在すること)が発見され得る。これはPSA値がその後数ヶ月又は数年の間に次第に上昇する局所再発の確率上昇につながる。外科的切除を避けることができるという意味で、これらの患者は局所コントロール率を改善するために外科的切除後直ちに外部放射線治療が必要とする。したがって、術者が切除腔を選択的に治療し、外部照射の必要性を避けることは都合がよい。前立腺癌細胞は高線量の放射線治療に感受性があるため、***部分照射と同様に高線量で短い治療期間(2〜3週間)を提案することができる。
同様の状況は、腫瘍の浸潤性が極めて強いために陰性断端を得るのが難しい、髄芽腫等の一部の脳腫瘍でも起きる。脳内埋め込みは切除腔壁を選択的に治療することが可能であり、一部の状況では外部照射を減少又は回避することができる。
本発明は、生体内腫瘍の少なくとも一部の外科的切除により生じた切除腔内壁を治療するための留置治療装置および処置を提供する。本発明は、例えば***、前立腺、脳、またはいかなる生体内の腫瘍摘出により生じた切除腔内壁を最適にカバーできる、切除腔治療用の新規な装置である。
上述の課題を解決するため、本発明留置治療装置は、装置、部品、および付属品の材料を、生体内で生物学的に分解可能としたことを特徴とする。
さらにこの課題を解決するため、本発明による生体内腫瘍を治療する外科的処置方法は、(a)前記腫瘍の少なくとも一部を外科的に切除し、これにより生体の残存組織内に切除腔を形成するステップと、(b)前記切除腔の中に生分解性留置した治療装置を留置し、生分解性装置により前記切除腔を埋める留置ステップと、(c)前記留置した治療装置により前記切除腔周囲の残存組織を治療する治療ステップとを有することを特徴とする。本発明によれば、(d)治療前に、X線、CTスキャン、MR、超音波、又は任意の適切な画像技術を使用して治療パラメータを最適化することができる。
生分解性材料を以下のポリマーから形成すると好適である。すなわち、
例えば、ポリ(グリコール酸)、ポリ(乳酸)等の合成ポリマー;一般的には:グリコール酸及び乳酸を基としたポリマー及び共ポリマー、ポリカプロラクトン;一般的には:ポリヒドロキシアルカン酸塩(PHA)、(ポリ(ヒドロキシカルボン酸)=全ポリエステル)、ポリ(エチレングリコール)、ポリビニルアルコール、ポリ(オルソエステル)、ポリ(無水物)、ポリ(炭酸塩)、ポリアミド、ポリイミド、ポリイミン、ポリ(イミノ炭酸塩)、ポリ(エチレンイミン)、ポリジオキサン、ポリオキシエチレン(ポリエチレンオキサイド)、ポリ(フォスファジン)、ポリスルホン、ポリアクリル酸、ポリメチルメタクリル酸塩(PMMA)、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリル、(ポリシアノアクリル酸塩)、ポリHEMA、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリテレフタル酸塩、ポリフッ化物、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエーテルケトン、ポリ塩化ビニル、シリーコン、ポリケイ酸塩(生物活性ガラス)、シロキサン(ポリジメチルシロキサン)、ヒドロキシアパタイト、ポリアミノ酸等の自然由来のポリマー(天然又は人工)、ポリエステル、ポリβ-アミノエステル;一般的に:アルブミン等のポリ(ペプチド)、アルギン酸塩、セルロース、セルロースのバイオ複合材料、酢酸セルロース、キチン、キトサン、コラーゲン、フィブリン/フィブリノーゲン、ゼラチン、リグニン、少量、中量、大量の澱粉を含む澱粉複合材料;発泡澱粉、大豆製プラスチック、中性多糖類(ジェランガム、プルラン、ラミナリン、及びカードラン)。ポリ(リジン)、ポリ(グルタミン酸塩)、ポリ(マロン酸)、ポリ(ヒアルロン酸)、ポリ核酸、多糖類、ポリ(ヒドロキシアルカノアート)、ポリイソプレノイド、澱粉製ポリマー、及びこれらの共ポリマー等の蛋白質製ポリマーで、直線型、分岐型、超分岐型、デンドリマー型、クロスリンク型、官能基型(表面、官能基、親水性−疎水性)のポリマー。
生分解性材料は、数週間又は数ヶ月で分解するマグネシウム、またはその合金等の、生分解性金属で形成すると好適である。この構造体は骨組又は多孔質材とすることができる。
生分解性材料はマグネシウム及びその合金等の生分解性金属と、数週間又は数ヶ月で分解する上述のポリマーの組み合わせで形成すると好適である。
切除腔壁に治療物を供給するよう、生体内の切除腔を埋める生分解性構造体とするとよい。
切除腔の形状にできるだけ適合させるため、および治療を行うカテーテルの適切な位置を維持できるようにするために、生分解性構造体の長さ、幅、形状を変化させることができる融通性をもたせるように、組立または分解、切断、研削することができる、幾つかの下位部分から構成するモジュール式の生分解性構造体とすると好適である。
生体内で形状、および/または体積を調整することができる生分解性構造体(直径または長さの増減、記憶効果による形態の修正)にすると好適である。
少なくとも1個の放射線不透過性のマーカーを留置治療装置に設けると好適である。例えば、留置治療装置の中心に1個、又は両端に2個とするように、1個または2個のマーカーを留置治療装置の中心に置く。これによりMRまたはCTスキャン画像で見えるように装置が見えないX線画像でも、留置治療装置の位置を見ることが可能となる。
従属請求項は、生分解性材料の用途の可能性を記載する。
生きている患者の体内にある腫瘍を治療するための外科的処置は、脳、***、前立腺、又はいかなる腫瘍切除腔にも応用でき、前記留置治療装置は、前記切除腔と同程度の体積を有するという特徴を持ち、これにより周囲の正常組織への圧迫またはゆがみを回避する。もし留置物の大きさが大き過ぎる、もしくは適合していない場合は、生分解性材料を埋め込む前に、外科医が適正な長さおよび直径となるまで留置物を切断し、留置物の体積を減らすことができる。留置物の大きさを適合させることが可能であるキットは利用可能である。
さらに、本発明処置によれば、生体に対する更なる外科的切開部を形成することなく、または小さな外科的切開部のみで、非侵襲的にまたは最小限の侵襲的に治療を行うことができる。小さな外科的切開を行う場合、カテーテルの近位端(基端部)を生体の皮下に留置することができ、これにより腫瘍切除の数週間後または数ヶ月後に小切開部から近位端を引き出すことができ、またこのカテーテルの近位端に治療を行うための他のカテーテルを挿入することができる。
さらに、生分解性構造体で画定される切除腔の内部に、施術の数日後、数週間後、または数ヶ月後に第2の治療装置を遅れて導入または留置することができるように、任意の中空の形状(管状、葉巻状、その他の形状)の生分解性装置を切除腔内に挿入することができる。第2の治療装置は、膨張式のバルーン、ステント(自己拡張型、バルーン拡張型、生分解性)、または明確な切除腔内治療を可能とする他の任意の構造体を有する、カテーテルとすることができる。
前記留置治療装置を使用して、前記切除腔周囲の前記残存組織にレーザー光を当てる、前記切除腔周囲の前記残存組織に放射線を当てる、または前記切除腔周囲の前記残存組織にレーザー光および放射線を同時に当てることが同様に可能である。
他の好適な処置は、外科医が傷口の大きさを評価し、その生分解性成形体を形成し、1個から数個の適切なカテーテルを成形生分解性構造体に挿入し、装置を切除腔の中に留置する。そのようなシステムをキットとして供給することができる。
分解性の装置は、規則的または不規則な構造の骨組として形成する、または非常に小さいもしくは非常に大きい細孔もしくは穴を有する多孔質材または発泡体から形成するのが好適である。CO等の臨界前または超臨界のガス、高温での熱処理、または当業者に知られている任意の他の方法を用いて、ポリマーで形成した骨組または発泡体を、例えば成形体内に得ることができる。骨組、多孔質材、又は発泡体の穴は、独立していても、互いに連続していてもよい。後者の場合、この構造は体液の装置内への拡散を可能とする。
装置が、装置に対して変位できる治療カテーテル、または伸縮自在の構造のカテールを有する場合、留置物を留置した後にカテーテルを短くしたり長くしたりすることが簡単にできる。これにより、装置のいかなる部分も外部に露出せずに、留置治療装置が4〜8週間またはそれ以上(6〜8ヶ月)にわたり生体内の切除腔(***、会陰部、その他)の中に完全に留置され、皮膚に近いカテーテルの一方の端部を最適な位置に配置できる。治療の時期がきたとき、適切な治療のために適切なカテーテル長さを留置治療装置内に残したまま、生体構造(***、会陰部、その他)の外部に必要な距離だけカテーテルを引き出すよう、カテーテルが皮膚の近傍にある部分を切開する。これらのカテーテルは他の近接照射治療のカテーテルを内に導入するためにも使用することができる。最後に、治療の5〜10日後、留置システムから導出しているカテーテルを引き出すことによりカテーテルを取り外し、皮膚を閉鎖する。切除腔内への留置物の適切な留置をMRI、超音波、CTスキャン、その他の画像技術により確認することが出来る。これにより留置物が治療処置の数週間後または数ヶ月後に拡張または縮小した場合に留置物に対して線量照射を適合させることができ、また実際の形状の状況を考慮に入れて患者を治療することができる。
この装置は、カテーテルの一方の端部がまだ生体構造(***、会陰部、その他)の内部にある時に、カテーテルを縫合で拘束することを可能にするループ、もしくは丸環ねじを一方の端部に持つ治療カテーテルとすることができる。
この装置は、カテーテルの一方の端部が生体構造(***、会陰部、その他)から引き出した後、カテーテルの一方の端部を縫合により拘束することを可能にする、不規則な表面(例えば小さなこぶの並び)を一端に持つ治療カテーテルとすることができる。
他の実施例においては、例えば銀誘導体(例えば超微細粒子)、クロルヘキシジン誘導体、ヘパリン誘導体、又は当業者に知られている留置物および/またはカテーテルの感染のリスクを下げる任意の他の物質等、抗感染物質をカテーテルおよび/または留置装置に含浸および/または塗布することができる。
他の実施例においては、カテーテルを生分解性構造体の中央またはその周縁に留置、またはその外面に配置することができる。これらのカテーテルは留置治療装置の軸線に沿って直線的に延在させることができる。またカテーテルは留置治療装置の周囲にらせん状に延在させることができる。これらは、放射線腫瘍学研究者および外科医が、切除腔の様相および線量照射の必要性に応じて、選択できる。
外部放射線治療計画のためのより良い切除腔の位置取りを可能にするために、生分解性留置治療装置を切除腔内に挿入することが好適である。実際に、切除後に切除腔はしばしば崩壊し体液が充満する。生分解性留置治療装置を留置することにより、放射線治療、マイクロ波治療、超音波治療等の外部治療により放射線を照射すべき場所を描出するのがより簡単になる。非常によく限局した容量を得るために、組織を留置治療装置の周囲にきつく縫合することができる。
本発明の若干の実施例を図面につき説明する。
図1は、例えば球形の生分解性装置である装置1を示す。管腔3はワイヤ4のためのものである。ワイヤ4の先端には放射源5を配置する。全ての種類の放射源が可能であるが、例えば放射線源、赤外線源等がある。球形の生分解性装置1は生分解性材料で形成する。生分解性装置1を図示していない切除腔に留置するために、例えば管腔3の一部に設けたねじ山6からねじ外しができるようにする。球形構造の直径は1〜10cmの範囲とする。
一つの実施例において、生分解性材料はポリ乳酸およびグリコール酸から形成する。グリコール酸の比率は0%〜100%の範囲内で変動し、好ましくは10%〜90%の範囲とする。0%は極めて緩慢な分解性となることを意味し、100%は極めて急速な分解性となることを意味する。したがって、グリコール酸の濃度の変動は、装置の分解性及び形態安定性を決定することができる。例えば安定性は30日と多様な日数間で変化することができる。
図2は、半球状の末端装置7間に少なくとも1個の区画を有する円筒形の生分解性装置1を示す。この実施例では、生分解性装置1は、凹部9で分けられる3個の区画8を有する。放射源12が付いたワイヤ11のための管腔10を示す。部分***放射線照射を考慮する場合、切除した後の腫瘍摘出腔プラス1〜2cmの顕微鏡的陰性断端を有する境界領域として定義される標的が、特定の患者(例えば生分解性材料で形成した装置を留置すべき患者)にとって適切であることがある。生分解性構体の長さは1cm〜10cmの範囲とする。生分解性構体、またはその区画の直径は0.5〜10cmの範囲とする。生分解性構造体の長さは、必要ならば、区画の1個またはそれ以上を取り除くことにより、調節できる。
図3a〜図3cは、考え得る生分解性装置の3個のあり得る断面図を示する。図3aは同一直径の2個の装置13と14の組み合わせの実施例である。図3bは同一直径の3個の装置15,16,17の組み合わせの実施例である。自明ではあるが、装置13〜17の直径を異ならせることができ、例えば、図3cに示すように、装置13の直径を装置14の直径よりも大きくすることができる。
図4は、図2の実施例に類似する生分解性装置1を示す。区画8の直径を異ならせることができる。この図の実施例では、区画18の直径は隣接の区画19の直径よりも大きい。この実施例によれば、様々な切除腔、例えば葉巻形、円錐形、管状形、円筒形、または当業者に知られている任意の他の形状に適合することができる。
図5a‐5cは特別な生分解性装置1としての装置20を示している。図5aの装置20は、三角形の端部21を有する。装置20の中央には区画22が配置してある。端部21と区画22は傾斜した凹部23によって分かれている。ワイヤ24は先端に放射源25を有する。図5aのA‐A線上の断面図を図5bに示す。図5cの実施例においては、部分26で分断した2個の装置20をフィラメント27により結合する。
図6は、生分解性ブリッジ29で連結した、6個の生分解性ビーズ28の組み合わせた実施例を示す。この生分解性装置1の利点は、いかなる切除腔の形状にも適合できることである。この特徴によれば、より良好な線(照射)量照射を実現するために、最適な方法で装置1を形成し切除腔に放射線源30の照射量を適合させることができる。
図7は生分解性装置1として、らせん状チューブ31の実施例を示す。図示しない他の装置として、切除腔の組織から離してカテーテルを保持するための、カテーテル保持の生分解性コイルがある。
である。
図8は、放射源のための少なくとも1個の導管を有する、円筒形の生分解性装置1の実施例を示す。この実施例では、装置の周縁に3個の導管32を配列する。この構成により、切除腔壁へ送給される線量を調節できる。他の可能性として、図8に類似する装置であるが、1個またはそれ以上のカテーテルを留置治療装置の外面の近傍または外面上に配置するものがある。カテーテルは、装置の軸線に沿って、または装置の周囲に沿って角度を付けて延在させ、カテーテル検査も可能にする。さらに他の可能性として、より大きい直径(1cm、または2cm)の穴を有する実施例とし、これにより、生分解性円筒体の留置を行ってから数日、数週、数か月の後に、心出しバルーンカテーテルを挿入することができる。
図9は、他の生分解性の装置1を示す。図2の実施例では、凹部9は半径方向に延在するものであった。図9の実施例では、生分解性装置53は、軸線56と平行に指向する2個の長手方向の区画54と凹部55とから構成される。図7の実施例は、生分解性の装置1として、例えば円筒形の装置53を示す。勿論、長手方向凹部の特徴は、上述した幾つかの他の形状を有する装置にも適用可能である。
図10は、本発明による他の生分解性装置1を示す。切除腔61の内面形状に基づいて、留置治療装置を所要形状に予め成形することができる。図10は、***65に形成した球形の切除腔61を示す。上述した装置のように、装置62を、区画63とともに凹部64により構成する。装置の中心にシャフト59を配置する。シャフト59は予め成形する。この図9の実施例ではシャフトを円形とする。しかし治療する切除腔の内面形状に応じて、全ての種類の予成形シャフトまたは装置形状(例えば完全な円形)を使用できる。
さらに、図10の実施例における装置62を、凹部64のない完全な球形とすることもできる。留置治療装置は平坦形状または中空形状とすることができる。あらゆる適合可能な形状にすることができる。また、例えば1個またはそれ以上のカテーテルを中心または周縁に延在させた球形装置とすることができる。
上述した本発明の特徴は単に例示的なものであり、これらに制限されるものではない。生分解性装置の全ての考えられる形状が可能である。主要ポイントは、切除腔を埋めるとともに、最適で均一な放射線治療の線量照射を得ることができる適正形状を見出すことである。
本発明によるこの生分解性装置は、人体の他の場所に留置することができ、例えば腹部を閉じた後に手術部位に均一な線量照射分布を可能とするために、骨盤領域で骨盤壁に固定することさえできる。生分解性装置は、図3aのような構体とすることができるが、また同時に3,4個もしくはそれ以上のカテーテルが平行に延在して、骨盤壁をカバーする形態、前立腺切除腔のような切除腔に留置する形態、または***切除術を行った後の胸壁に留置する形態にした多くの構体とすることができる。
さらに、本発明方法を適用する三つの好適な事例を説明する。
事例1
60歳の患者は直径1cmの腺管乳癌が見つかる。乳腺腫瘤切除および腋窩切開を行い、組織および腋窩リンパ浸潤有無を確認する。治療処置中に、中心カテーテルを有する円筒形の発泡構体を切除腔内部に導入する。カテーテルは装置よりも長いものとする。カテーテルの一方の端部を***皮下に極めて近接配置し、ただし構体全体を***内に完全に留置する。術後4週間にわたり、カテーテルが***皮下に極めて近接配置している部位を僅かに切開する。カテーテルを皮膚から2.5cm引き出す。この外部に露出したカテーテルを切開部端縁に縫合する。第2カテーテルを中心カテーテル内に挿入し、この第2カテーテルをアフターローダ(後充填装置)に接続する。可視ワイヤ(MR、US、X線等で可視となる)を第2カテーテル内に挿入し、直交X線またはCTスキャンを行って最適線量照射を確定する。イリジウム源を使用し、全体で38.5Gyの10回照射(3.85Gy/回)を行う。処置は、装置表面から1cmの範囲内に規定し、一日2回施行する。5日後、中心カテーテルを取り外し、皮膚を一針で閉じる。患者の再発および合併症を観察する。
事例2
45歳の患者は、前例と同様の腺管乳癌ではあるが、2箇所の浸潤したリンパ腺結腫も見つかる。この女性患者も同一の外科的切除を行い、6カ月後にのみ分解を開始する生分解性留置治療装置を留置する。6回の化学療法を行った後、患者に対して、装置表面から1cmの範囲に及ぶ5Gy照射を3回行う。このことは、文献に記載されたように切除領域に投与するのが必要な増幅量に対応する。腔内放射線治療を行った後、中心カテーテルを取り外し、患者の***全体に、2箇所の正接方向から50Gyの照射量で外部放射線療法をスタートする。
事例3
70歳の患者は、一方の前立腺葉にのみグリーソンスコア6の段階である前立腺癌が見つかり、この一方の前立腺葉のみの触診でわかるほどである。外科的切除を行い、このとき外科医の意見により切除縁陽性を考慮する。カテーテル2本を有する発泡構体を切除腔内に留置する。5週間後、患者に対して12〜14回にわたる極めて局部的な近接照射療法を、莢膜浸潤が存在する部位に行う。この後PSA値は安定する。
球形の生分解性の装置を示す説明図である。 複数個の区画を有する円筒形の生分解性装置を示す説明図である。 組み合わせ断面形状を有する生分解性装置の断面図である。 組み合わせ断面形状を有する他の生分解性装置の断面図である。 組み合わせ断面形状を有するさらに他の生分解性装置の断面図である。 種々の直径の区画を有する他のバルーン装置を示す説明図である。 特別に設計した装置を示す説明図である。 特別に設計した他の装置を示す説明図である。 特別に設計したさらに他の装置を示す説明図である。 ビーズの組み合わせを示す説明図である。 らせん型の装置を示す説明図である。 周縁に導管を有する装置を示す説明図である。 長手方向の凹部を有する円筒形の生分解性装置を示す説明図である。 予成形した軸の実施例を示す説明図である。

Claims (34)

  1. 生体内の腫瘍の少なくとも一部を外科的に切除することにより生じた切除腔の内壁を治
    療するための留置治療装置であって、
    該留置治療装置は、治療装置を留置することができる少なくとも1つの管状ホールを含
    む成形体を備え、
    該成形体は、切除腔に挿入する前の切除腔の体積と同程度の体積を持ち、
    該成形体を形成する材料を、生体内で生物学的に分解可能とし、
    該成形体は、半球状の端末、凹部で分けられる区画を有する円筒形の外形の装置であり、ここで、該円筒形装置、該区画及び該凹部は、治療する切除腔に適合できるよう形体、長さ、幅、及び/又は、直径において変形可能である、
    留置治療装置。
  2. 生分解性材料を以下のポリマーの内の少なくとも1つから形成した、請求項1に記載の
    装置、すなわち、
    合成ポリマー、ポリ(グリコール)酸、ポリ(乳酸)、グリコール酸および乳酸を基とし
    たポリマー及び共ポリマー、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカン酸塩(PHA
    )、(ポリ(ヒドロキシカルボン酸))、ポリ(エチレングリコール)、ポリビニルアル
    コール、ポリ(オルソエステル)、ポリ(無水物)、ポリ(炭酸塩)、ポリアミド、ポリ
    イミド、ポリイミン、ポリ(イミノ炭酸塩)、ポリ(エチレンイミン)、ポリジオキサン
    、ポリオキシエチレン(ポリエチレンオキサイド)、ポリ(フォスファジン)、ポリスル
    ホン、ポリアクリル酸、ポリメチルメタクリル酸塩(PMMA)、ポリアクリルアミド、
    ポリアクリロニトリル、(ポリシアノアクリル酸塩)、ポリHEMA、ポリウレタン、ポ
    リオレフィン、ポリスチレン、ポリテレフタル酸塩、ポリフッ化物、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリエーテルケトン、ポリ塩化ビニル、シリーコン、ポリケイ酸塩(生物活
    性ガラス)、シロキサン(ポリジメチルシロキサン)、ヒドロキシアパタイト、自然由来
    のポリマー、ポリアミノ酸(天然又は人工)、ポリエステル、ポリβ-アミノエステル、
    ポリ(ペプチド)、アルブミン、アルギン酸塩、セルロース、セルロースのバイオ複合材
    料、酢酸セルロース、キチン、キトサン、コラーゲン、フィブリン/フィブリノーゲン、
    ゼラチン、リグニン、少量、中量、大量の澱粉を含む澱粉複合材料、発泡澱粉、大豆製プ
    ラスチック、中性多糖類(ジェランガム、プルラン、ラミナリン、及びカードラン)、蛋
    白質製ポリマー、ポリ(リジン)、ポリ(グルタミン酸塩)、ポリ(マロン酸塩)、ポリ
    (ヒアルロン酸)、ポリ核酸、多糖類、ポリ(ヒドロキシアルカノアート)、ポリイソプ
    レノイド、澱粉製ポリマー、及び、直線型、分岐型、超分岐型、デンドリマー型、クロス
    リンク型、官能基型(表面、官能基、親水性−疎水性)のこれらの共ポリマー。
  3. 生分解性材料をマグネシウム又はマグネシウム合金から形成した、請求項1に記載の装
    置。
  4. 前記生分解性材料はマグネシウム又はマグネシウム合金をさらに含む、請求項2に記載
    の装置。
  5. 前記留置治療装置は、生体切除腔内の明確に規定した位置に少なくとも1個のカテーテ
    ルを留置することができる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記留置治療装置は、少なくとも1個のカテーテルを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記留置治療装置は、抗増殖治療としての切除腔周辺治療に使用する、任意の切除腔に
    埋め込むことができる、請求項1に記載の装置。
  8. 前記留置治療装置は、平坦である、請求項1に記載の装置。
  9. 前記留置治療装置は、中空である、請求項1に記載の装置。
  10. 前記留置治療装置の生分解性材料は多孔質である、請求項1に記載の装置。
  11. 多孔質の空洞は連続しており、放射線治療のために均一な状態を生ずる生体液で含浸さ
    せることができる、請求項10に記載の装置。
  12. 多孔質の空洞が連続しておらず、放射線治療のために均一な状態を生ずる生体液で含浸
    されない、請求項10に記載の装置。
  13. CO2等の臨界前または超臨界のガス、または熱処理により多孔質構造を得るものとし
    た請求項10に記載の装置。
  14. 前記留置治療装置は、葉巻形、円筒形、卵形、円錐形、菱形、管状形、球形、三日月形
    、またはこれら形状における任意の組み合わせのうちの一つの形状を有する、請求項1に
    記載の装置。
  15. 前記留置治療装置は、平坦な形状を有し、1個以上のカテーテルを設け、表面または平
    坦な切除腔の容積を治療することが可能である、請求項1に記載の装置。
  16. 前記留置治療装置は、長さ、幅、または直径を容易に調節できる部分から構成される、
    請求項1に記載の装置。
  17. 前記留置治療装置は、長さをカットする、表面を研削する、および、幾つかの装置を組
    み合わせることのうちの少なくとも一つにより、切除腔の寸法に適合するために、装置の
    寸法を増大または減少させることができる、請求項1に記載の装置。
  18. 前記留置治療装置は、切除腔の形態に適合するために2個以上の装置を組み合わせるこ
    とができるようにするため、装置の表面をカットできる、請求項1に記載の装置。
  19. 治療を可能とするカテーテルをさらに備え、前記留置治療装置の中心、周縁及び表面の
    うちの少なくとも一つで、治療のための最適線量照射を予測できるように、前記カテーテ
    ルを配置した、請求項1に記載の装置。
  20. 体液の蓄積を避けるため、および前記留置治療装置をできるだけ切除腔壁に密接した状
    態に維持するために、前記留置治療装置を外部吸引排出装置に接続した、請求項1に記載
    の装置。
  21. 適切な箇所にエネルギーを送達するのに使用する少なくとも一つのカテーテルをさらに
    備え、該少なくとも一つのカテーテルの少なくとも一部が生分解性である、請求項1に記
    載の装置。
  22. 適切な箇所にエネルギーを送達するのに使用するカテーテルをさらに備え、該カテーテ
    ルは、前記留置治療装置に沿って移動する、前記留置治療装置から抜き差しする、または
    前記留置治療装置から取り外すことができることのうちの少なくとも一つである、請求項
    1に記載の装置。
  23. 適切な箇所にエネルギーを送達するのに使用するカテーテルをさらに備え、該カテーテ
    ルは、小さなこぶの被覆、および/またはループ、穴、丸環ねじ等の不規則な表面を一方
    の端部に有し、前記カテーテルの端部を、生体内で治療する構造の内側または外側で拘束
    できる、請求項1に記載の装置。
  24. 前記留置治療装置から導出するカテーテルをさらに備え、該カテーテルは、エネルギー
    源を前記留置治療装置の内部に導入することを可能にし、抗感染剤、抗腐敗剤、及び/又
    は抗炎症剤で被覆又は含浸して、切除腔の感染又は炎症を避けるようにした、請求項1に
    記載の装置。
  25. 前記留置治療装置から導出するカテーテルをさらに備え、該カテーテルは、前記ポリマ
    ー内に埋め込まれた抗感染剤および/または抗炎症剤で被覆し、抗感染物質、抗腐敗物質
    、または抗炎症物質を持続的に放出できるようにした、請求項2に記載の装置。
  26. 切除腔の感染を避けるために、前記留置治療装置を抗感染剤、抗腐敗剤、および/また
    は抗炎症剤で被覆および/または含浸している、請求項1に記載の装置。
  27. 前記少なくとも1つの管状ホールは、手術実施の1日後から1年後の間に、少なくとも
    1個のカテーテル又はバルーンカテーテルを位置決めすることを可能にする、請求項1に
    記載の装置。
  28. 少なくとも一つのカテーテルをさらに備え、前記少なくとも一つのカテーテルを含む前
    記留置治療装置は、ポリ乳酸およびグリコール酸である生分解性材料から形成され、グリ
    コール酸の比率は1%〜100%の範囲で変動するものとした、請求項1に記載の装置。
  29. 少なくとも一つの前記留置治療装置および前記少なくとも一つのカテーテルの形状の分
    解継続期間を、生分解性材料の成分の濃度によって調整可能とした請求項28に記載の装
    置。
  30. 少なくとも1個の放射線不透過性のマーカーをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  31. 前記放射線不透過性のマーカーをチタンまたはタンタルから形成した、請求項30に記
    載の装置。
  32. 外部放射線治療を行う際に、前記留置治療装置は、切除腔を描出しかつ切除腔に正確に
    合焦できる、請求項1に記載の装置。
  33. 中空の空洞は連続しており、放射線治療のために均一な状態を生ずる生体液で含浸させ
    ることができる、請求項9に記載の装置。
  34. 中空の空洞が連続しておらず、放射線治療のために均一な状態を生ずる生体液で含浸さ
    れない、請求項9に記載の装置。


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