JP5295245B2 - 内燃機関の2分割されたピストン - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載した内燃機関のための2分割されたピストンに関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2434902号明細書には、ベース体を有し、該ベース体の下側に2つのピンボス部が一体成形された、内燃機関の複数部分より成るピストンについて開示されている。ベース体は下部にピストンスカート有し、上部が半径方向外側でリングエレメントに接続されている。上記ドイツ連邦共和国特許出願公開第2434902号明細書によれば、ベース体をピストンスカート及びリングエレメントに接続するために、ブレイズ溶接法(Loetschweissverfahren)、つまりろう付け結合法が使用される。この場合、リングエレメントは、前記リングエレメントによって形成された、ピストンクラウン部の部分の半径方向内側に第1のはんだ接続部を有している。ベース体によっても、またリングエレメントによって形成された、ピストンクラウン部の部分によっても、壁厚が非常に薄くなるので、はんだ接続部の軸方向長さは非常に短くなり、ひいては強度が低くなる。
しかも、リングエレメントは、ピストンクラウン部とは反対側が、半径方向で見て比較的長い下部のはんだ接続部を介してベース体に接続されている。この場合、ピストンクラウン部は、燃焼凹部内で行われる燃料空気混合気の爆発的な燃焼による圧力負荷に基づいて、並びにピストンクラウン部の領域内に発生する非常に高い温度によって、半径方向で部分的に圧力負荷により、かつ部分的に温度により伸張し、リングエレメントは漏斗状に拡張し、下部のはんだ接続部は強い引張負荷にさらされる。従来技術により公知のピストンは、下部のはんだ接続部に作用する前記のような引張負荷を減少させるための構造的な手段を、下部のはんだ接続部の領域内に設けることができない、という欠点がある。
本発明の課題は、このような従来技術の欠点を避けることである。この課題を解決した本発明の手段は、請求項1の特徴部に記載されている。本発明の有利な実施態様は、従属請求項に記載されている。
本発明によれば、リングエレメントの漏斗状の拡張部において、はんだ接続部の近傍に配置された、壁厚の薄い環状の壁部領域がヒンジ状に変形し、これによって、エンジン運転中にはんだ接続部に作用する引張負荷が著しく減少される。
以下に図面を用いて本発明の実施例を説明する。
ピストンベース体とリングエレメントとから成る、本発明によるピストンの分解図である。 本発明によるピストンの組立後の斜視図である。 図2のIII−III線、及びピストン軸線に沿った、ピストンの断面図である。 はんだ接続部の構成を示す、冷却通路の領域内におけるピストンの部分断面図である。 変化実施例によるはんだ接続部の構成を示す、冷却通路の領域内におけるピストンの部分断面図である。 冷却通路の領域内におけるピストンブランク(ピストンの未加工鋳造品)の部分断面図である。
図1は、ピストンベース体2とリングエレメント3とから成るピストン1の分解図を示す。ピストンベース体2及びリングエレメント3は、AFP鋼より形成されている。つまり、DIN EN10267によるマンガン−バナジウムをベースとするマイクロアロイ型の析出硬化されたフェライトパーライト鋼より成っている。ピストンベース体2とリングエレメント3とは、ピストン1の組立範囲内で互いにはんだ付けされる。
リングエレメント3は、リング(環)状に形成されたピストンクラウン部4を形成していて、その半径方向外側に、図示していないピストンリングを受容するためのピストンリング部5を有している。リングエレメント3の中央部に、及びピストン軸線6に対して回転対称的に円形の開口7が形成されており、この開口7は、ピストンクラウン部4の近傍で、ピストン1を組み立てる際にはんだ付け面として用いられる円筒形の第1の面8によって区切られている。
ピストンベース体2は、ほぼ板状の丸い中央部9より成っており、この中央部9の、前記ピストンクラウン部4とは反対側の下側に、互いに向き合う2つのスカート部10と、互いに向き合いかつ前記スカート部10を互いに接続するピンボス部11とが、一体成形されている。ピンボス部11の半径方向外側の端面側12は、中央部9の半径方向外側の周面13に対してピストン軸線6方向に引っ込んでいる。
中央部9の上側で半径方向外側に、環状に延びる通路状の切欠14が一体成形されており、この通路状の切欠14によって、半径方向内側に位置し、中央部9の上側に配置された環状に延在する環状リブ15が包囲されており、該環状リブ15の内室が、ピストン1の燃焼凹部16を形成している。
ピストン1の有利な実施例によれば、環状リブ15と燃焼凹部16とは、ピストン軸線6に対して回転対称に構成されているのではなく、半径方向外側で窪み17を有しており、これによって燃焼凹部16内での燃料空気混合物の燃焼が改善される。
ピストンクラウン部側で、環状リブ15の境界部は、環状に構成されており、これによってピストンクラウン部4′の一部が形成されている。しかもこれによって、半径方向外側に位置する円筒形の第2の面18が形成されており、この第2の面18は、リングエレメント3の前記第1の面8に対する対抗部材として同様にはんだ付け面として用いられ、前記第1の面8と、リングエレメント3とピストンベース体2との間の上部のはんだ接続部(23、図3参照)を形成している。
半径方向外側で、前記中央部9はその上側に、はんだ付けとして用いられる環状の第3の面19を有しており、この第3の面19は、図1には図示されていない、リングエレメント3の下側の端面側に配置された、同様にはんだ付け面として用いられる第4の面20と共に、リングエレメント3とピストンベース体2との間の下部のはんだ接続部を形成している。
リングエレメント3がピストンベース体2上に載せられて、このピストンベース体2にはんだ付けされると、ピストンクラウン部4,4′と燃焼凹部16とピストンリング部5とスカート部10とピンボス部11とから成る、図2に示されたピストン1が得られる。
ピストン軸線6及び図2のIII−III線に沿った図3の断面図は、半径方向外側でリングエレメント3によって区切られ、半径方向内側で環状リブ15によって区切られ、かつ下側でピストンベース体2の中央部9の切欠14によって区切られた、環状の冷却通路21を示す。この冷却通路21は、図示していない、ピストン内室22内に開口するオイル供給及びオイル導出通路を有している。図面には、第1の面8と第2の面18とによって形成された、軸方向に向けられた上部のはんだ接続部23と、第3の面19と第4の面20とによって形成された、半径方向に向けられた、ピストンベース体2とリングエレメント3との間の下部のはんだ接続部24とが示されている。
この場合、第1の面8は、ピストンクラウン部4を形成する、リングエレメント3のカバー部25の半径方向内側を区切っており、この場合、カバー部25の、ピストンクラウン部と反対側には、上方に向けられた環状の切欠26が一体成形されており、この環状の切欠26は、壁厚の薄い上部の壁部領域49を形成している。この場合、上部のはんだ接続部23の長さbと、壁厚の薄い上部の壁部領域49の最小厚さaとの間の比は、1乃至3つまり1<b/a<3である。
ピストンクラウン部側で、リングエレメントの下側の端面側を形成する第4の面20に、リングエレメント3の半径方向内側に一体成形され、かつ半径方向外側に向けられた別の環状の切欠27が続いており、この環状の切欠27は、壁厚の薄い下部の壁部領域50を形成している。この場合、下部のはんだ接続部の長さcと壁厚の薄い下部の壁部領域50の最小厚さdとの間の比は、同様に1乃至3、つまり1<c/d<3である。切欠27は、ピストンリング部5と下部のはんだ接続部24との間に配置されている。
ピストン1,1′,1″が温度負荷及び/又は圧力負荷を受けると、図5の拡大図に示されているように、ピストン1,1′,1″の上部が拡張する。この場合、切欠26及び27によって形成され、かつピストン上部の拡張部28をヒンジ状に変形させる、リングエレメント3,3′の弾性的に可撓性である薄壁状の領域が設けられていることによって、はんだ接続部23,24,24′に作用する引張負荷は、はんだ接続部23,24,24′が長時間のエンジン運転後にも維持される程度に減少される。
図4には、冷却通路21′の領域内におけるピストン1′の構成が示されており、この場合、リングエレメント3″の上部のカバー領域25′は、壁厚の薄い上部の壁部領域49内で半径方向内方に、最小の壁厚aの範囲まで達していて、ここで半径方向内側に位置する円筒形の面31を形成している。この円筒形の面31は、ピストンクラウン部側で環状リブ15に一体成形され、かつ半径方向外側に向けられた環状のカラー部30の、半径方向外側に位置する円筒形の面29と共に、上部のはんだ接続部32を形成している。
ピストンクラウン部とは反対側で、前記円筒形の面29は、環状に延在する段状の一体成形部34によって区切られており、この一体成形部34にカバー部25′の半径方向内側の端部が載っている。
リングエレメント3″の、ピストンクラウン部とは反対側の端面側20′は、図4の実施例では、半径方向内側に環状に延びる段状の切欠35を有しており、この切欠35は、ピストンクラウン部側で、中央部9′の半径方向外側の周面13′に一体成形された環状のカラー部36に嵌合するようになっているので、ピストン1′を組み立てる際に、リングエレメント3″は、カラー部36が切欠35内に設置され、リングエレメント3″のカバー部25′が前記一体成形部34に当接するまで、カラー部36に沿ってずらされる。下部のはんだ接続部33は、リングエレメント3″の、ピストンクラウン部とは反対側の端面側で、カラー部36と切欠35のピストンスカート側の内側面52とによって形成される。
これによって、リングエレメント″は、ピストンベース体2′に被せ嵌められる際に上部のはんだ接続部32の面29及び31を介してガイドされ、かつセンタリングされるのではなく、ピストン1′の組み付け時に、下部のはんだ接続部33のカラー部36を介してリングエレメント3″の付加的なガイド及びセンタリングも得られるようになっている。図3及び図5に示したピストン1,1″の実施例による、半径方向内側に配置された唯一の切欠27の代わりに、図4に示したピストン1′の実施例は、下部のはんだ接続部33の上側においてリングエレメント3″の内側にも外側にもそれぞれ1つの環状の切欠47及び48を有しており、これらの切欠47及び48はこの実施例では壁厚dを有する下部の壁厚の薄い下部の壁部領域50′を形成している。この下部の壁部領域50′は、ピストン上部を拡張部28(図5参照)において拡張させる際にヒンジ状に変形し、それによって下部のはんだ接続部33に作用する引っ張り負荷を減少させるようになっている。切欠47及び48は、下部のはんだ接続部33とピストンリング部5との間に配置されている。
図5に示したピストン1″の構成では、はんだ接続部24′は、円錐形に下方に先細りする、リングエレメント3′の下側の面37と、同様に円錐形に下方に向かって先細りする、中央部9″の面38とから形成されており、この場合、前記面38は、中央部9″の半径方向外側の領域のピストンクラウン側を仕切っている。前記下側の面37と前記中央部9″の面38とを大きくすることによって、円錐形に下方に先細りする、長さcを有するはんだ接続部24′が大きくなり、ひいては、下側のはんだ接続部24′の強度がさらに改善される。
図6に示されているように、本発明によるピストン1は、まず、ピストンベース体2のためのブランク39とリングエレメント3のためのブランク40とを鍛造することによって製作される。この図6では、2つのブランク39及び40がハッチングによって示され、最終的に製作されたピストン1が、前記ハッチングでしめされた面内に破線で示されている。リングエレメント3は、圧延法又は引き抜き法によって製作されてもよい。この場合、ブランク40の、ピストンクラウン部側の半径方向内側の縁部は面取り部41を備え、ブランク39の、ピストンクラウン部側の半径方向外側の縁部は面取り部42を備えている。これらの面取り部41,42によって、2つのブランク39,40が組み立てられた時に、断面図で見て環状の楔型の切欠43が形成される。
さらに、ブランク39の鍛造工程時に、第3の面19の、ピストンクラウン部側の半径方向外側の縁部に、断面図で見て少なくともほぼ方形の、環状に延びる突起44が一体成形される。前記切欠43及び突起44は、2つのブランクをはんだ付けによって接続する際に、次のような目的(以下に詳しく説明されている)を有している。
次いで、ブランク39の環状リブ15の半径方向外側面、及び中央部9の表面に、回転切削によって特に図1に示された回転対称的な輪郭形状が与えられ、この場合、切欠14が形成される。図1に示した窪み17は、環状リブ15の半径方向外側にフライス切削によって製作される。次いで回転切削によって、リングエレメント3の半径方向の内側面45の回転対称的な輪郭形状及び特に切欠26,27,47,48が形成される。
次いで、2つのブランク39,40が互いにはんだ付けされる。この場合、まず、ブランク39,40は、前記第1の面8と第2の面18との間、及び前記第3の面19と第4の面20との間に、それぞれ10μm乃至200μmの幅を有するギャップが得られる。ブランク39と40とを組み合わせる際に、幅10μm乃至200μmを有する前記ギャップは、前記第1の面8と第2の面18、及び第3の面19と第4の面20は、形状結合(形状による束縛)することなしに互いに接触せしめられる。
次いで、前記切欠43と前記突起44のピストンクラウン部側の面とに、ニッケルをベースとしたはんだペーストが塗布され、次いで2つのブランク39,40は、はんだペーストと共に1150℃に加熱される。この場合、はんだペーストは液化し、毛管現象に基づいて前記第1の面8と第2の面18との間、及び前記第3の面と第4の面20との間に侵入し、液化したはんだは、毛管現象に基づいて前記第1の面8と第2の面18との間及び前記第3の面と第4の面20との間に、前記寸法(幅10μm乃至200μm)を有するギャップを形成する。これによって、前記第1の面8,第2の面18、第3の面及び第4の面20は完全に濡らされる。次いで行われるピストン1の冷却工程中に、はんだペーストは硬化し、部分的に加工された2つのブランク39と40とに間に確実なはんだ接続が得られる。
図4に示したリングエレメント3″及びピストンクベース体2′の構成において、面29と面31とが精密回転切削加工によって加工され、前記カラー部36が切欠35内に狭いギャプを保って固定された後で、前記2つの面29と31との間のギャップが前記10μm乃至200μmの寸法を有することによって、上部のはんだ接続部32の面29と面31との間に、確実なはんだ接続を得るために十分な寸法(10μm乃至200μm)を有するギャップが得られる。
この場合、ピストン1′を組み立てる際に、リングエレメント3″のカバー部25′に当て付けられる一体成形部34が設けられていることによって、カラー部36のピストンクラウン部側の端面51及び、切欠35のピストンスカート側の内側面52とが、ピストンの組み立て後に、互いに10μm乃至200μmの間隔を有するようになっているので、確実なはんだ接続のために十分に広い幅を有するギャップが得られる。
図5に示したリングエレメント3′及びピストンベース体2″の構成において、第1の面8及び第2の面18を相応に微細加工した後で、リングエレメント3′が該リングエレメント3′の円錐形に調整された下側の面37を介して、ピストンベース体2″の、一様に円錐形に成形された半径方向外側の、ピストンクラウン側の面38上に載せられ、この際に、リングエレメント3′だけが、前記2つの面37及び38の円錐性によって、ピストン軸線を中心にして左右対称に調整されることによって、上部の確実なはんだ接続部23のための、第1の面8と第2の面18との間の10μm乃至200μmの一定な幅を有するギャップが得られる。この場合、毛管現象に基づいて、加熱後に液状になったはんだが前記面37と面38との間に侵入し、それによってこれらの面37と38との間の確実なはんだ付けがえられる。
2つのピストン部分を接続するためにはんだ付けを用いることによって、1150℃のはんだ付け温度(この温度にピストンが加熱される)は、2つのブランク39及び40を鍛造する鍛造温度でもあるので、冷却時に、AFP鋼のために典型的である材料特性を効果的に調整することができる、という利点が得られる。
次いで、図6に破線で示された、ピストン1の回転対称的な外側輪郭形状が、回転切削によって形成され、また同様に破線で示された非回転対称的な、燃焼凹部16の内側面46がフライス切削によって製作される。この場合、ピストンベース体2,2′,2″とリングエレメント3,3′,3″とを互いに溶接することもできる。
a 壁厚の薄い上部の壁部領域49の厚さ
b 上部のはんだ接続部の長さ
c 下部のはんだ接続部の長さ
d 壁厚の薄い下部の壁部領域50,50′の厚さ
1,1′,1″ ピストン
2,2′,2″ ピストンベース体
3,3′,3″ リングエレメント
4,4′ ピストンクラウン部
5 ピストンリング部
6 ピストン軸線
7 開口
8 第1の面
9,9′,9″ 丸い中央部
10 スカート部
11 ピンボス部
12 ピンボス11の端面側
13,13′ 中央部9の周面
14 切欠
15 環状リブ
16 燃焼凹
17 窪み
18 第2の面
19 第3の面
20,20′ 第4の面
21,21′ 冷却通路
22 ピストン内室
23 上部のはんだ接続部
24,24′ 下部のはんだ接続部
25,25′ カバー部
26,27 切欠
28 拡張部
29 面
30 カラー部
31 面
32 上部のはんだ接続部
33 下部のはんだ接続部
34 一体成形部
35 切欠
36 カラー部
37 リングエレメント3′の下側の面
38 中央部9″の面
39 ピストンベース体2のためのブランク(未加工鋳造品)
40 リングエレメント3のためのブランク
41,42 面取り部
43 切欠
44 突起
45 リングエレメント3の内側面
46 燃焼凹部16の内側面
47,48 切欠
49 壁厚の薄い上部の壁部領域
50,50′ 壁厚の薄い下部の壁部領域
51 カラー36のピストンクラウン側の端面
52 切欠35のスカート側の内側面

Claims (2)

  1. 内燃機関の2分割されたピストン(1,1′,1″)であって、ピストンベース体(2,2′,2″)とリングエレメント(3,3′,3″)とから成っており、
    前記ピストンベース体(2,2′,2″)が、実質的に板状の丸い中央部(9,9′,9″)を有しており、該中央部の半径方向で見た直径寸法が、ピストン(1,1′,1″)の半径方向で見た直径寸法と少なくともほぼ同じであって、
    前記中央部(9,9′,9″)の下側に、互いに向き合う2つのスカート部(10)と、これらのスカート部(10)を互いに接続する、互いに向き合う2つのピンボス部(11)とが一体成形されており、
    前記中央部(9,9′,9″)の上側に、該中央部(9,9′,9″)の半径方向外側の縁部に対して半径方向内側に引っ込んでいる、環状に延在する環状リブ(15)が一体成形されていて、該環状リブ(15)が燃焼凹部(16)の半径方向外側の境界部を形成しており、
    前記リングエレメント(3,3′,3″)が、該リングエレメントの半径方向で外側の面にピストンリング部(5)を有しており、
    前記リングエレメント(3,3′,3″)が、該リングエレメント(3,3′,3″)によって少なくとも部分的に形成されたピストンクラウン部(4)の半径方向内側に配置された、ピストン軸線に沿った断面における長さbを有する上部のはんだ接続部(23,32)と、半径方向外側で前記中央部(9,9′,9″)の上側に配置された、ピストン軸線に沿った断面における長さcを有する下部のはんだ接続部(24,24′,33)とを介して、前記ピストンベース体(2,2′,2″)にはんだ付けされている形式のものにおいて、
    前記リングエレメント(3,3′,3″)が、一方では前記ピストンクラウン部(4)の領域内で前記上部のはんだ接続部(23,32)の半径方向外側に、環状に延在する壁厚の薄い上部の壁部領域(49)を有し、他方では、前記ピストンリング部(5)と下部のはんだ接続部(24,24′,33)との間に、環状に延在する壁厚の薄い下部の壁部領域(50,50′)を有しており、前記壁厚の薄い上部の壁部領域(49)の厚さ(a)寸法が上部のはんだ接続部(23,32)の長さ(b)寸法よりも小さく、前記壁厚の薄い下部の壁部領域(50,50′)の厚さ(d)寸法が下部のはんだ接続部(24,24′,33)の長さ(c)寸法よりも小さく、これにより、前記壁厚の薄い上部の壁部領域(49)及び前記壁厚の薄い下部の壁部領域(50,50′)は、ピストンが温度負荷及び/又は圧力負荷を受けた際に、ピストン上部をヒンジ状に拡張変形させるよう構成されており、
    下部のはんだ接続部(24,24′)とピストンリング部(5)との間で、前記リングエレメント(3,3′)の半径方向内側に、半径方向外方に向けられた環状の切欠(27)が一体成形されていて、該切欠(27)が前記壁厚の薄い下部の壁部領域(50)を形成していることを特徴とする、内燃機関の2分割されたピストン(1,1′,1″)。
  2. 前記下部のはんだ接続部(24′)が、リングエレメント(3′)の、下方に向かって円錐形に先細りする下側の面(37)と、下方に向かって同様に円錐形に先細りし、かつ中央部(9″)の半径方向外側の領域を、ピストンクラウン側で仕切る面(38)とから形成されている、請求項記載のピストン(1″)。
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