JP5292214B2 - 無線リソース割当装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラム - Google Patents

無線リソース割当装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術分野における無線リソース割当ての技術に関する。
従来の無線通信システム、例えば移動体通信システムにおいては、無線リンクにおける伝送誤りが発生し、受信側が誤りのあるパケットを受信すると、その誤りパケットを検出して再送要求を行うARQ(Automatic Repeat reQuest)が用いられている。そして、さらに効率よく通信品質の向上をはかるために、誤り訂正符号を送信して誤り訂正を行なうことによって再送回数を低く抑えることのできるハイブリッドARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)も用いられている。
このハイブリッドARQについて、同期型ハイブリッドARQ(以下、同期型HARQと記載する。)、及び非同期型ハイブリッドARQ(以下、非同期型HARQと記載する。)の2つの方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。このうち、同期型HARQは、一定間隔となる予め決められた送信タイミングで再送を行う方式であり、非同期型HARQは、再送タイミングが一定周期にならない方式である。
また、同期型HARQを用いたパケットの再送による無線リソースの割当ての方式として、Non−Adaptive再送割当方式(非適応型再送割当方式)、及びAdaptive再送割当方式(適応型再送割当方式)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
非適応型再送割当方式は、同期型HARQを行う場合に、再送パケットの適用条件を前回送信のときの適用条件と同一のものとする方式である。すなわち、送信側は再送パケットの送信に際して制御情報を送信せず、受信側では、前回受信した制御情報を用いて無線パケットを復調する方式である。具体的には、非適応型再送割当方式の場合は、例えば、データパケットの初送の際にデータ誤りが発生した場合、2回目の送信ではあらためて制御情報を送信せずに、初送で送信した制御情報(無線リソースの配置、無線リソース量、変調方式、チャネル符号化方式等)に従い無線リソースの割当てを行う。受信側は初送の際に受信した制御情報を基に定められたタイミングで復調を行う。これにより、制御情報のために使用される無線リソースを削減することができる。この非適応型再送割当方式は、無線伝搬路の変動が穏やかな状態において用いた場合に有効であり、制御情報を削減できることによって無線リソースの利用効率が向上し、システム容量を増大させることができる。
一方、適応型再送割当方式は、再送パケットの適用条件を前回送信のときの適用条件と異なるものとする方式である。すなわち、送信側は再送パケットを送信するたびに制御情報を送信し、受信側では、あらたに受信した制御情報を用いて無線パケットを復調する方式である。適応型再送割当方式は、無線伝搬路の変動が激しい状態において、再送時にそのときの伝搬路の状態に応じて最適な無線リソースの配置、変調方式等を決定するようにすれば、受信側で再送データを正しく復調できる確率が増加し、システム容量を増大させることができる。
また、初回送信時又は再送時に、一定間隔ごとに準静的に定めた無線リソースを固定的に割り当てるSPS(Semi−Persistent Scheduling)が知られている(非特許文献1参照)。本来、無線リソースを割り当てる際には、割当結果を制御チャネル等で端末に通知する必要があるが、SPSを用いた場合は、無線リソースを固定的に割り当てるため、その都度制御チャネルを送信する必要がなく、制御チャネルの無線リソースを有効に利用することができる。よって、SPSは、定期的にパケットが到着し、パケットのサイズが変化しないアプリケーション、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)に有効である。
しかしながら、同期型HARQを用いる無線通信システムにおいて、SPSと非適応型再送割当方式とを組み合わせてリソース割当を行った場合に、SPSにより一定間隔で予約する一方の端末の無線リソースと、非適応型再送割当方式によって割当てる他方の端末の無線リソースとが衝突する場合がある。その場合、従来は、一旦SPSを解除して別の無線リソースに割当てし直すか、或いは、適応型再送割当方式によって別の無線リソースを割当てていた。よって、いずれの場合においても、あらためて制御情報を送信することが必要となり、システム容量を減少させていた。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、同期型HARQを用いて再送を行う非適応型再送割当方式の通信システムにおいて、SPSと非適応型再送割当方式とを効率的に組み合わせて無線リソースを割当てることのできる、無線リソース割当装置、無線リソース割当方法、及び無線リソース割当プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下[1]−[4]の手段を提供するものである。
[1] 再送間隔が一定周期である非適応型再送割当方式の通信システムにおける無線リソースの割当てを行う無線リソース割当装置において、
前記一定周期ごとに、割当可能な無線リソースの検索条件である検索方向と検索開始位置とのうち少なくとも一方を変更し決定する検索条件決定手段と、
前記決定された検索条件にしたがって無線リソースを検索し割当てる割当手段と、
を備えることを特徴とする無線リソース割当装置。
[2] 近接する無線基地局又はセクタ間で同一値とならない検索開始位置初期値を入力する入力手段をさらに備え、
前記検索条件決定手段は、前記検索開始位置初期値に基づいて前記検索開始位置を決定することを特徴とする上記[1]記載の無線リソース割当装置。
[3] 再送間隔が一定周期である非適応型再送割当方式の通信システムにおける無線リソースの割当てを行う無線リソース割当方法において、
前記一定周期ごとに、割当可能な無線リソースの検索条件である検索方向と検索開始位置とのうち少なくとも一方を変更し決定する検索条件決定ステップと、
前記決定された検索条件にしたがって無線リソースを検索し割当てる割当ステップと、
を有することを特徴とする無線リソース割当方法。
[4] 一定周期の再送処理で使用される無線リソースの割当てを非適応型再送割当方式で行う無線リソース割当装置に、
前記一定周期ごとに、割当可能な無線リソースの検索条件である検索方向と検索開始位置とのうち少なくとも一方を変更し決定する検索条件決定ステップと、
前記決定された検索条件にしたがって無線リソースを検索し割当てる割当ステップと、
を実行させる無線リソース割当プログラム。
本発明によれば、同期型HARQを用いて再送を行う非適応型再送割当方式の通信システムにおいて、SPSと非適応型再送割当方式とを効率的に組み合わせて無線リソースを割当てることができる。
本発明の実施形態である無線リソース割当装置を適用した無線スケジューラの機能構成図である。 無線リソースの構成を概念的に表した構成図である。 無線スケジューラにおける、1無線フレームあたりの無線リソース割当処理についてのフローチャートである。 無線スケジューラの検索条件決定部における、検索条件決定処理についてのフローチャートである。 図4に示す検索条件決定処理をより具体的に表したプログラムモデルの例である。 本実施形態により割当てられた無線リソースの構成を表した構成図である。 本実施形態により割当てられる無線リソースにおいて、リソースブロックが再割当てされる様子を表した図である。 本実施形態により無線リソースを周回的に割当てる様子を表した図である。 検索条件の別の例にした場合の、無線リソース割当ての構成図の例である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1に、本発明の実施形態である無線リソース割当装置を適用した無線スケジューラの機能構成図を示す。同図において、無線スケジューラ1は、入力情報取得部11と、検索条件決定部12と、割当指標計算部13と、端末選択部14と、無線リソース割当部15と、割当結果出力部16とを備えている。
入力情報取得部11は、無線リソースの割当てに用いるための各種パラメータと、無線端末の割当指標の計算に用いるための割当指標算出情報とを取得する。各種パラメータは、例えば、無線フレームのフレーム番号、システム帯域幅、検索開始位置初期値、SPS割当間隔、及び同期型HARQ再送間隔を含んでいる。割当指標算出情報は、例えば、無線端末のアクティブ情報(Active/Inactive)、無線端末の性能情報(Capability)、SINR(Signal−to−Interference and Noise power Ratio)、伝搬路情報、干渉情報、配置情報、受信電力情報、GBR(Guaranteed Bit Rate)、Delay Budget情報、許容遅延情報等である。
入力情報取得部11は、各種パラメータ及び割当指標算出情報を取得すると、各種パラメータを検索条件計算部12と無線リソース割当部15とに供給し、割当指標算出情報を割当指標計算部13と無線リソース割当部15とに供給する。
検索条件決定部12は、各種パラメータに基づいて、割当て可能なリソースブロックを検索するための検索条件を決定する機能を有する。リソースブロックとは、無線リソースを構成する最小単位をいう。具体的には、検索条件決定部12は、割当可能なリソースブロックの検索を開始する検索開始リソースブロックと、周波数方向における検索方向とを決定する。
割当指標計算部13は、割当指標算出情報に基づいて、SPSを要求する全ての無線端末についての割当指標を計算する。端末選択部14は、割当指標の高い無線端末ほど優先度の高い無線端末であるとして、優先度の高い無線端末から順次選択していく。
無線リソース割当部15は、検索条件決定部12で決定した検索開始リソースブロック及び検索方向、並びに入力情報取得部11から取得した割当指標算出情報及び各種パラメータに基づいて、端末選択部14で選択した無線端末の無線リソースの割当を行う。割当結果出力部16は、無線リソース割当部15で割当てた無線リソース割当結果を、システム仕様に合致したフォーマットの無線リソース割当データに変換し、この無線リソース割当データを必要とする基地局内の各部へ出力する。
図2に、無線リソースの構成を概念的に表した構成図を示す。同図では、一定のシステム帯域幅FB内に一定の時間幅を有する無線フレームRFが割当てられた様子を示している。そして、無線フレームRFは、一定のサブキャリア周波数を有するリソースブロックRBを最小単位として構成されることを示している。
次に、本実施形態である無線リソース割当装置を適用した無線スケジューラの動作について説明する。図3に、無線スケジューラ1における1無線フレームあたりの無線リソース割当処理のフローチャートを示し、このフローチャートを併せ参照して動作を説明する。入力情報取得部11で取得された割当指標算出情報を受信した割当指標計算部13は、その割当指標算出情報に基づいて、SPSを要求する全ての無線端末についての割当指標をそれぞれ計算する(S301)。この割当指標は様々な基準に沿って計算することができ、公知の方法によって計算することができる。例えば、割当指標算出情報に含まれるSINRに基づき、信号品質の程度の良い無線端末ほど高い割当指標となるように計算する。
次に、入力情報取得部11で取得された各種パラメータを受信した検索条件決定部12は、指定された無線フレームRFにおける検索開始リソースブロックと、周波数方向の検索方向とを決定する(S302)。具体的には、検索条件決定部12は、周波数対時間成分の二次元的な無線リソースにおける時間方向を、同期型HARQ再送間隔以下の時間単位で最大4つのセクタ(第1−第4セクタ)に分割し、セクタごとに、検索開始リソースブロック及び検索方向を決定する。
ここで、図4に検索条件決定部12における検索条件決定処理のフローチャートを示し、図5にその処理をより具体的に表したプログラムモデルの例を示してさらに詳細に説明する。なお、図5における各変数は、フレーム番号i(iは0以上の整数)、SPS割当間隔Tss、同期型HARQ再送間隔Trs、検索開始位置初期値Jss、検索開始リソースブロックJs(i)、システム帯域幅FB、検索方向dirの意味である。そして、具体的な例を挙げる場合は、説明を簡潔なものとするために、SPS割当間隔Tss=32フレーム、同期型HARQ再送間隔Trs=8フレーム、システム帯域幅FB=50ブロック、検索開始位置初期値Jss=10ブロックとする。
検索条件決定部12は、入力情報取得部11からフレーム番号iを指定されると、そのフレーム番号iの無線フレームRFが第1セクタに該当するか否かを判定する(S401)。具体的には、例えばフレーム番号iをSPS割当間隔Tssで除算した余りが同期型HARQ再送間隔Trsよりも小さい場合、つまり、フレーム番号i=0から始まる無線フレームRFを32フレームごとに一集合とした場合に、各集合を8フレームで区分して得られる4つのセクタのうち、第一番目のセクタに入っているか否かを判定する。
フレーム番号iの無線フレームRFが第1セクタに入っていると判定された場合(S401 YES)は、検索開始位置初期値Jssを検索開始リソースブロックJs(i)に設定する(S402)。そして、検索方向dirを昇順upに設定して検索条件決定処理を終了する(S403)。ここで、昇順とは、周波数方向に周波数が高くなる方向をいう。
ステップS401の処理においてフレーム番号iの無線フレームRFが第1セクタに入っていないと判定された場合は(S401 NO)、検索条件決定部12は、フレーム番号iの無線フレームRFが第2セクタに該当するか否かを判定する(S411)。具体的には、例えばフレーム番号iをSPS割当間隔Tssで除算した余りが同期型HARQ再送間隔Trs×2よりも小さい場合、つまり、フレーム番号i=0から始まる無線フレームRFを32フレームごとに一集合とした場合に、各集合を8フレームで区分して得られる4つのセクタのうち、第二番目のセクタに入っているか否かを判定する。
フレーム番号iの無線フレームRFが第2セクタに入っていると判定された場合(S411 YES)は、検索開始位置初期値Jss−1を検索開始リソースブロックJs(i)に設定する(S412)。そして、検索方向dirを降順downに設定して検索条件決定処理を終了する(S413)。ここで、降順とは、周波数方向に周波数が低くなる方向をいう。
ステップS411の処理においてフレーム番号iの無線フレームRFが第2セクタに入っていないと判定された場合は(S411 NO)、検索条件決定部12は、フレーム番号iの無線フレームRFが第3セクタに該当するか否かを判定する(S421)。具体的には、例えばフレーム番号iをSPS割当間隔Tssで除算した余りが同期型HARQ再送間隔Trs×3よりも小さい場合、つまり、フレーム番号i=0から始まる無線フレームRFを32フレームごとに一集合とした場合に、各集合を8フレームで区分して得られる4つのセクタのうち、第三番目のセクタに入っているか否かを判定する。
フレーム番号iの無線フレームRFが第3セクタに入っていると判定された場合(S421 YES)は、検索開始位置初期値Jss−1に所定のオフセットを加えた検索開始位置を検索開始リソースブロックJs(i)に設定する(S422)。具体的には、システム帯域幅FBを2で除算して小数点以下を切捨てた値をオフセット値とし、システム帯域幅FBの範囲内で検索開始位置初期値Jss−1にオフセット値を加算して得られる位置を検索開始リソースブロックJs(i)に設定する。そして、検索方向dirを降順downに設定して検索条件決定処理を終了する(S423)。
ステップS421の処理においてフレーム番号iの無線フレームRFが第3セクタに入っていないと判定された場合は(S421 NO)、検索条件決定部12は、フレーム番号iの無線フレームRFが第4セクタに該当するか否かを判定する(S431)。具体的には、例えばフレーム番号iをSPS割当間隔Tssで除算した余りが同期型HARQ再送間隔Trs×4よりも小さい場合、つまり、フレーム番号i=0から始まる無線フレームRFを32フレームごとに一集合とした場合に、各集合を8フレームで区分して得られる4つのセクタのうち、第四番目のセクタに入っているか否かを判定する。
フレーム番号iの無線フレームRFが第4セクタに入っていると判定された場合(S431 YES)は、検索開始位置初期値Jssに所定のオフセットを加えた検索開始位置を検索開始リソースブロックJs(i)に設定する(S432)。具体的には、システム帯域幅FBを2で除算して小数点以下を切捨てた値をオフセット値とし、システム帯域幅FBの範囲内で検索開始位置初期値Jssにオフセット値を加算して得られる位置を検索開始リソースブロックJs(i)に設定する。そして、検索方向dirを昇順upに設定して検索条件決定処理を終了する(S433)。
図3のフローチャートの説明に戻り、ステップS302の処理の次に、端末選択部14は、ステップS301の処理において割当指標計算部13によって計算された割当指標のうち最も割当指標の高い無線端末を優先度の高い無線端末であると判定して選択する(S303)。
次に、無線リソース割当部15は、ステップS302の処理において検索条件決定部12で決定した検索開始リソースブロックJs(i)及び検索方向dirに基づいて、ステップS303の処理において端末選択部14で選択した無線端末に対する無線リソースの割当を行う(S304)。そして、無線リソース割当部15は、無線リソースが割当てられた無線端末を割当候補から除外する(S305)。
次に、無線リソース割当部15は、割当可能な無線リソースがない、全ての割当候補の無線端末に送信すべき情報がない、又は制御チャネルの無線リソースがない等の終了条件を満たすか否かを判定する(S306)。そして、終了条件を満たさない場合はステップS303の処理に戻り(S306 NO)、終了条件を満たす場合は検索条件決定処理を終了する(S306 YES)。
無線スケジューラ1が、上記の処理によって無線リソースを割当てると、図6に示すような状態になる。すなわち、第1セクタに該当する無線フレームについては、検索開始位置初期値Jssをリソースブロックの割当開始位置とし、検索方向を昇順にしてリソースブロックが割当てられる。そして、第2セクタに該当する無線フレームについては、検索開始位置初期値Jss−1をリソースブロックの割当開始位置とし、検索方向を降順にして割当てられる。また、第3セクタに該当する無線フレームについては、検索開始位置初期値Jss−1から所定のオフセット値分ずらした位置をリソースブロックの割当開始位置とし、検索方向を降順にしてリソースブロックが割当てられる。そして、第4セクタに該当する無線フレームについては、検索開始位置初期値Jssから所定のオフセット値分ずらした位置をリソースブロックの割当開始位置とし、検索方向を昇順にしてリソースブロックが割当てられる。
このようにして無線リソースを割当てることにより、各リソースブロック位置から同期型HARQ再送間隔Trsだけ離れたリソースブロック位置を空けることができる。よって、パケットの再送処理が発生した場合に、非適応型再送割当方式を用いてパケットを再送できる確率を高くすることができる。
なお、検索開始位置初期値Jssは、隣接基地局からの干渉を低減するため、無線基地局ごと又はセクタ(管理区画)ごとに異なる値にすることが好ましい。例えば、各基地局又はセクタにおいて、検索開始位置初期値Jssは、乱数に基づいて決定されたり、オペレータによって重複しないように決定されたりするのがよい。
図7に、リソースブロックが再割当てされる様子を表した図を示す。同図において、第1セクタにおいて割当てられたリソースブロックRB1aが正常受信できずパケットを再送することになった場合は、当該箇所から同期型HARQ再送間隔Trs分だけ離れた位置には他のリソースブロックの割当てがないため、非適応型再送割当方式によってリソースブロックRB1bを再割当てすることができる。
また、同図において、第3セクタにおいて割当てられたリソースブロックRB2aが正常受信できず再送することになった場合は、当該箇所から同期型HARQ再送間隔Trs分だけ離れた位置には他のリソースブロックの割当てがないため、非適応型再送割当方式によってリソースブロックRB2bを再割当てすることができる。
なお、無線リソース割当部15の無線リソース割当処理においては、図8に示すように、検索開始リソースブロックから昇順に検索する場合に、割当可能帯域であるシステム帯域幅FBの上限のリソースブロックまで検索した後、システム帯域幅FBの下限のリソースブロックから指定された検索開始リソースブロックまで周回的に検索するようにしてもよい。同様に降順の場合も、検索開始リソースブロックから下限のリソースブロックまで検索した後、上限のリソースブロックから指定された検索開始リソースブロックまで周回的に検索するようにしてもよい。これにより、無線リソースを効率的に割当てることができる。
ただし、一つ前のセクタにおいて割当てられたリソースブロックが正常受信できずにパケットを再送する場合にリソースブロックが衝突するのを防ぐために、上記のような周回的な検索を禁止することもできる。例えば、パケットの再送が多く発生する状態になったときに、無線端末のユーザ数と、パケットの再送による衝突率との関係によって禁止するか否かを決める。
以上説明したとおり、本発明の実施形態である無線リソース割当装置を適用した無線スケジューラによれば、同期型HARQを用いて再送を行わせるシステムにおいて、SPSと非適応型再送割当方式とを効率的に組み合わせて無線リソースを割当てることができる。これにより、無線リソースの衝突が少なくなり、制御情報を送信するための制御チャネルが削減でき、無線通信システム全体のスループットを向上することができる。これはすなわち、無線端末のユーザ収容数を増大させることができるものである。
なお、本実施形態では、検索条件決定部12が、検索開始リソースブロックJs(i)及び検索方向dirの両方を検索条件として用いる例を説明した。これ以外にも、例えば図9に示すように検索方向のみを調整する方法(同図(a))や、検索方向を固定して、検索開始位置のみを調整する方法(同図(b))としても、所期の効果を奏することができる。
また、本実施形態では、検索条件決定部12が最大4つのセクタを管理する例について説明したが、この最大セクタ数は4つに限定されるものではない。同様に、オフセット値を求める際にシステム帯域幅FBを2で除算したが、この計算についても一例にすぎず、所望のオフセット値を用いるようにしてよい。さらに、本実施形態では、検索方向の指定順序を昇順→降順→降順→昇順としたが、これ以外にも、昇順→降順→昇順→降順等の他のパターンであってもよい。
また、本実施形態では、同期型HARQ再送間隔Trsの期間中の検索開始位置及び検索方向を同一であるものとしたが、再送間隔ごとに検索開始位置又は検索方向を異ならせてもよい。よって、1RFごとに検索開始位置又は検索方向を変更してもよい。
また、上述した実施形態である無線リソース割当装置の一部、例えば、検索条件計算部及び無線リソース割当部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。この場合、その制御機能を実現するための無線リソース割当プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録された無線リソース割当プログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等の可搬型記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものを含んでもよい。また上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせにより実現するものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 無線スケジューラ
11 入力情報取得部
12 検索条件決定部
13 割当指標計算部
14 端末選択部
15 無線リソース割当部
16 割当結果出力部

Claims (4)

  1. 再送間隔が一定周期である非適応型再送割当方式の通信システムにおける無線リソースの割当てを行う無線リソース割当装置において、
    前記一定周期ごとに、割当可能な無線リソースの検索条件である検索方向と検索開始位置とのうち少なくとも一方を変更し決定する検索条件決定手段と、
    前記決定された検索条件にしたがって無線リソースを検索し割当てる割当手段と、
    を備えることを特徴とする無線リソース割当装置。
  2. 近接する無線基地局又はセクタ間で同一値とならない検索開始位置初期値を入力する入力手段をさらに備え、
    前記検索条件決定手段は、前記検索開始位置初期値に基づいて前記検索開始位置を決定することを特徴とする請求項1記載の無線リソース割当装置。
  3. 再送間隔が一定周期である非適応型再送割当方式の通信システムにおける無線リソースの割当てを行う無線リソース割当方法において、
    前記一定周期ごとに、割当可能な無線リソースの検索条件である検索方向と検索開始位置とのうち少なくとも一方を変更し決定する検索条件決定ステップと、
    前記決定された検索条件にしたがって無線リソースを検索し割当てる割当ステップと、
    を有することを特徴とする無線リソース割当方法。
  4. 一定周期の再送処理で使用される無線リソースの割当てを非適応型再送割当方式で行う無線リソース割当装置に、
    前記一定周期ごとに、割当可能な無線リソースの検索条件である検索方向と検索開始位置とのうち少なくとも一方を変更し決定する検索条件決定ステップと、
    前記決定された検索条件にしたがって無線リソースを検索し割当てる割当ステップと、
    を実行させる無線リソース割当プログラム。
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