JP5291742B2 - カラオケ装置、音域測定方法、および、プログラム - Google Patents

カラオケ装置、音域測定方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することのできるカラオケ装置、音域測定方法、および、プログラムに関する。
従来より、業務用のカラオケ装置の普及等に伴い、娯楽としてのカラオケが広まっている。また、近年では、ゲーム装置やパーソナルコンピュータ等に、所定のソフトウェア(カラオケ演奏用のプログラム等)を実行させることにより、ゲーム装置等をカラオケ装置として機能させることも可能となっている。
そのため、ユーザは、ゲーム装置等を用いても、家庭で気軽にカラオケを楽しむことができる。
このようなゲーム装置等を含むカラオケ装置は、一般に、歌唱者(カラオケにて歌うユーザ)の歌唱力を採点できるようになっている。
例えば、カラオケ装置は、カラオケの楽曲音(伴奏等)を演奏すると共に、歌唱者の音声をマイクから入力する。この音声は、基準となる模範音声(音程、音量、および、リズム等)と順次比較される。そして、カラオケ装置は、演奏の終了時に、一連の比較結果に基づいて歌唱者の歌唱力を採点し、その歌唱力を数値等にて表示する。
カラオケ装置の従来技術には、楽曲のサビとなる区間(サビ区間)に重きをおいて、歌唱者の歌唱力を採点することのできるカラオケ装置の発明も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−108779号公報(第5−10頁、第2図)
ところで、カラオケにおいては、歌唱者が発声し得る音域(声域)と、楽曲における主旋律(メロディパート)の音高との関係で、歌唱者が適切に発声できない(適切に歌えない)箇所が生じてしまうことがある。つまり、楽曲の主旋律において、歌唱者の音域から外れた音高(高い音や低い音)の箇所が存在していると、歌唱者は、その箇所を適切に発声できないことになる。
この問題に対して、歌唱者が歌う音声(歌声)から、歌唱者の音域を計測し、歌唱者の音域内の楽曲を提案することなども考えられる。
しかしながら、実際にカラオケが行われる場面では、他のユーザの掛け声や物音等もマイクから入力されてしまうため、歌唱者の音域を適切に計測することが困難であった。そのため、歌唱者の音域内であると提案された楽曲でも、歌唱者が発声できない箇所が存在してしまうことがあり、カラオケを開始した後、その箇所を歌う際になって、発声できないと気付く場合も多かった。
このようなことから、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定できるカラオケ装置の開発が求められていた。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することのできるカラオケ装置、音域測定方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係るカラオケ装置は、再生部、入力部、推測部、及び、測定部を備えて構成される。
まず、再生部は、楽曲の伴奏音を再生する。また、入力部は、入力音の入力を受け付ける。推測部は、入力音の音高と、楽曲に規定される旋律(模範音声等)の音高とから、入力音が、伴奏音に合わせて発せられた歌唱者の歌声であるか否かを推測する。例えば、推測部は、入力音の音高さと、模範音声の音高との差が半音以内であれば、歌唱者の歌声であると推測し、それ以外は、歌声でないと推測する。そして、測定部は、歌声であると推測された当該歌声の音高に基づいて、歌唱者の音域を測定する。例えば、測定部は、歌声であると推測された各歌声の音高の分布や、最高及び最低の音高から、歌唱者の音域を測定する。
このように、模範音声の音高にほぼ等しい音高の入力音を歌声であると推測する。そして、模範音声から外れた入力音を、カラオケ中に入力されてしまうノイズ音として除外することで、歌声であると推測される入力音から歌唱者の音域を適切に測定することができる。
この結果、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することができる。
推測部は、入力音のうち、旋律(模範音声等)の音高を基準として所定の音程内(例えば、半音以内)の入力音を、歌声であると推測し、
測定部は、推測部により楽曲中に推測された歌声の音高の分布に基づいて、歌唱者の音域を測定してもよい。
この場合、入力されたノイズ音を効果的に除外でき、歌唱者の音域をより適切に測定することができる。
上記カラオケ装置は、歌唱者の音域に関する情報を記憶する記憶部を更に備え、
測定部は、各楽曲について歌唱者の音域を測定する度に、記憶部に記憶される当該歌唱者の音域の情報を更新してもよい。例えば、歌唱者の最も広い音域が維持されるように、記憶の情報を上書きする。
この場合、歌唱者が歌う度に、歌唱者の音域が測定されて音域の情報が更新されるため、例えば、歌唱者が複数の楽曲(異なる楽曲等)を歌うことにより、正確な音域の情報が記憶部に蓄積されて行くことになる。
上記カラオケ装置は、楽曲に規定される旋律の音高の分布と、記憶部に記憶される歌唱者の音域に関する情報との関係に基づいて、当該歌唱者による歌唱の適否を判定する判定部と、
歌唱者が選択し得る楽曲に関する楽曲情報を、判定部による歌唱の適否と共に表示する表示部と、を更に備えてもよい。
例えば、選曲候補となる複数の楽曲について、判定部が、歌唱の適否(音域チェック)を行う。そして、表示部が、楽曲一覧(選曲画像)を表示する際に、音域チェックの結果を合わせて表示する。この場合、カラオケを始める前に、歌唱者の音域に合致しているか(歌えるかどうか)を確認しながら、楽曲を選ぶことができる。
上記カラオケ装置は、記憶部に記憶される歌唱者の音域に関する情報と、各楽曲に規定される旋律の音高の分布との関係に基づいて、当該歌唱者による歌唱に適する楽曲を検索する検索部と、
検索された楽曲の情報を表示する表示部とを更に備えてもよい。
例えば、選曲候補となる楽曲を検索する際に、検索部が、歌唱者による歌唱に適する楽曲だけを検索する。そして、表示部が、検索された楽曲の楽曲一覧(選曲画像)を表示する。この場合、カラオケを始める前に、歌唱者の音域に合致している楽曲だけを、案内することができる。
上記カラオケ装置は、再生部が再生している楽曲の歌詞を順次表示する表示部を更に備え、
表示部は、測定部が測定した歌唱者の音域から外れた音高の歌詞を報知するために、当該歌詞の表示形態を変化させてもよい。
例えば、表示部は、歌唱者の音域から外れた歌詞を反転表示したり、文字色や大きさを変えて表示する。この場合、カラオケの途中で、声が出せなかった箇所(音域から外れた箇所)を、歌唱者に報知することができる。
本発明の第2の観点に係る音域測定方法は、再生部、入力部、推測部、及び、測定部を有するカラオケ装置が実行する音域測定方法であって、再生ステップ、入力ステップ、推測ステップ、及び、測定ステップを備えて構成される。
まず、再生ステップでは、楽曲の伴奏音を再生する。また、入力ステップでは、入力音の入力を受け付ける。推測ステップでは、入力音の音高と、楽曲に規定される旋律(模範音声等)の音高とから、入力音が、伴奏音に合わせて発せられた歌唱者の歌声であるか否かを推測する。例えば、推測ステップでは、入力音の音高さと、模範音声の音高との差が半音以内であれば、歌唱者の歌声であると推測し、それ以外は、歌声でないと推測する。そして、測定ステップでは、歌声であると推測された当該歌声の音高に基づいて、歌唱者の音域を測定する。例えば、測定ステップでは、歌声であると推測された各歌声の音高の分布や、最高及び最低の音高から、歌唱者の音域を測定する。
このように、模範音声の音高にほぼ等しい音高の入力音を歌声であると推測する。そして、模範音声から外れた入力音を、カラオケ中に入力されてしまうノイズ音として除外することで、歌声であると推測される入力音から歌唱者の音域を適切に測定することができる。
この結果、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することができる。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータ(電子機器を含む。)を、上記のカラオケ装置として機能させるように構成する。
このプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記録媒体に記録することができる。
上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記録媒体は、当該コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することができる。
本実施形態に係るカラオケ装置が実現される典型的なゲーム装置の概要構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係るカラオケ装置の概要構成を説明するためのブロック図である。 画像生成部により生成される画像の一例を説明するための模式図である。 (a)が模範音声の音高を基準とした半音の範囲を説明するための模式図であり、(b),(c)が模範音声の音高から1音以上外れた入力音を説明するための模式図である。 (a)が歌声であると推測された入力音の分布の一例を示す模式図であり、(b)が歌声であると推測された入力音から最高及び最低の音高を更新する様子を説明するための模式図である。 選曲画像の一例を示す模式図である。 第1の実施形態に係るカラオケ制御処理を説明するためのフローチャートである。 サブルーチンである音域測定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係るカラオケ装置の概要構成を説明するためのブロック図である。 第2の実施形態に係るカラオケ制御処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態に係るカラオケ装置の概要構成を説明するためのブロック図である。 (a)〜(c)全て、歌唱者の音域から外れた箇所を報知する歌詞画像の一例を示す模式図である。 第3の実施形態に係るカラオケ制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下では、理解を容易にするため、ゲーム装置に本発明が適用される実施形態を説明するが、各種のコンピュータ、PDA、携帯電話などの情報処理装置においても同様に本発明を適用することができる。すなわち、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
図1は、本発明の実施の形態に係るカラオケ装置が実現される典型的なゲーム装置の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
ゲーム装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、インターフェース104と、マイク105、コントローラ106と、外部メモリ107と、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMドライブ108と、画像処理部109と、音声処理部110と、NIC(Network Interface Card)111と、を備える。
なお、カラオケ用(カラオケゲーム等)のプログラムおよびデータを記憶したDVD−ROMをDVD−ROMドライブ108に装着して、ゲーム装置100の電源を投入することにより、当該プログラムが実行され、本実施形態のカラオケ装置が実現される。
CPU 101は、ゲーム装置100全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
ROM 102には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、DVD−ROMに記録されたプログラムをRAM 103に読み出してCPU 101による実行が開始される。また、ROM 102には、ゲーム装置100全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
RAM 103は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他、カラオケの進行等に必要なデータが保持される。
インターフェース104を介して接続されたマイク105は、ユーザが発する音声(歌唱音声等)を受け付けて、音声信号に変換して入力する。
インターフェース104を介して接続されたコントローラ106は、ユーザがカラオケを際に行う操作入力を受け付ける。たとえば、コントローラ106は、操作入力に従って、楽曲検索用の文字列(メッセージ)等の入力を受け付ける。
インターフェース104を介して着脱自在に接続された外部メモリ107には、カラオケに必要なデータ(歌唱履歴や、歌唱者の音域等)が書き換え可能に記憶される。ユーザは、コントローラ106を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ107に記録することができる。
DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROMには、カラオケ用プログラムとカラオケに必要な画像データや音声データが記録される。CPU 101の制御によって、DVD−ROMドライブ108は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 103等に一時的に記憶される。
画像処理部109は、DVD−ROMから読み出されたデータをCPU 101や画像処理部109が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部109が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号(映像信号)に変換され画像処理部109に接続されるモニタへ出力される。これにより、各種の画像表示が可能となる。
なお、画像演算プロセッサは、2次元の画像の重ね合わせ演算やαブレンディング等の透過演算、各種の飽和演算を高速に実行できる。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
さらに、CPU 101と画像演算プロセッサが協調動作することにより、文字の形状を定義するフォント情報にしたがって、文字列を2次元画像としてフレームメモリへ描画したり、各ポリゴン表面へ描画することが可能である。フォント情報は、ROM 102に記録されているが、DVD−ROMに記録された専用のフォント情報を利用することも可能である。
音声処理部110は、DVD−ROMから読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、外部のスピーカに供給して音声を出力させる。例えば、音声処理部110は、CPU 101による制御の下、カラオケに使用される楽曲データから伴奏音を生成し、この伴奏音をスピーカから出力させる。
また、音声処理部110は、マイク105から入力された音声の解析等も行う。
NIC 111は、ゲーム装置100をインターネット等のコンピュータ通信網(図示せず)に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格に従うものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 101との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)により構成される。
このほか、ゲーム装置100は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 102、RAM 103、外部メモリ107、DVD−ROMドライブ108に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
また、ユーザからの文字列の編集入力を受け付けるためのキーボードや、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。
また、本実施形態のゲーム装置100にかえて、一般的なコンピュータ(汎用のパーソナルコンピュータ等)をカラオケ装置として利用することもできる。たとえば、一般的なコンピュータは、上記ゲーム装置100と同様に、CPU、RAM、ROM、DVD−ROMドライブ、および、NICを備え、ゲーム装置100よりも簡易な機能となる画像処理部を備え、外部記憶装置としてハードディスクを有する他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等が利用できるようになっている。また、コントローラではなく、キーボードやマウスなどを入力装置として利用する。そして、カラオケ用のプログラムをインストールした後に、そのプログラムを実行させると、カラオケ装置として機能する。
(カラオケ装置の概要)
図2は、本発明の第1の実施形態に係るカラオケ装置200の概要構成を示すブロック図である。なお、カラオケ装置200は、ノイズ音(雑音)等を除外して歌唱者の音声(歌声)を把握しつつ、歌唱者が発声し得る音域(声域)を適切に測定することを特徴としている。以下、本図を参照して説明する。
カラオケ装置200は、楽曲情報記憶部201と、画像生成部202と、表示部203と、再生部204と、入力受付部205と、推測部206と、測定部207と、記憶部208と、判定部209とを備える。
まず、楽曲情報記憶部201は、複数の楽曲情報を予め記憶している。この楽曲情報は、例えば、カラオケ楽曲を規定するMIDIデータ等からなる。なお、楽曲情報には、主旋律となるメロディパートが含まれている。
また、楽曲情報記憶部201は、各楽曲に対応して、ユーザ(歌唱者)が模範とすべき歌唱音声を規定する模範音声情報を記憶している。この模範音声情報には、例えば、音高(音程)、音量、及び、リズム等の情報が含まれている。
このような楽曲情報及び、模範音声情報の他にも、楽曲情報記憶部201は、楽曲に応じた歌詞情報や背景画像等を記憶している。
なお、上述したDVD−ROMドライブ108に装着されたDVD−ROM、及び、外部メモリ107等が、このような楽曲情報記憶部201として機能しうる。
画像生成部202は、カラオケに必要な種々の画像を生成する。例えば、画像生成部202は、演奏されるカラオケ楽曲に対応した歌詞画像や背景画像を生成する。
すなわち、画像生成部202は、後述する再生部204にて再生される楽曲に対応した歌詞情報及び、背景画像等を楽曲情報記憶部201から読み出し、楽曲の進行(再生)に応じて歌詞画像や背景画像を順次生成する。
具体的に画像生成部202は、図3に示すような歌詞画像KG及び背景画像HGを生成する。この歌詞画像KGには、歌詞の内容だけでなく、その歌詞を歌うタイミングを案内する機能(ガイド機能)も持たせている。そのため、画像生成部202は、楽曲の進行に応じて表示形態を変化させた歌詞画像KGを生成する。
なお、図3の歌詞画像KGでは、歌詞の反転表示によって歌うタイミングを案内しているが、これは一例であり、ガイド機能のために用いる表示形態は任意である。例えば、歌詞の文字色を変えたり、文字の大きさ等を変えることにより、歌うタイミングを案内してもよい。
また、背景画像HGは、一例として、動画等であり、楽曲の進行に応じて、表示内容が変化するように生成される。
この他にも、画像生成部202は、カラオケを開始するに先だって、楽曲を選曲するための選曲画像も生成する。この選曲画像の詳細については、判定部209の説明と共に後述する。
なお、上述した画像処理部109等が、このような画像生成部202として機能しうる。
図2に戻って、表示部203は、画像生成部202により生成された画像を表示する。つまり、カラオケの開始に伴い、上述した図3のような歌詞画像KGや背景画像HG等を表示する。また、それに先だって、楽曲を選曲するための選曲画像等も表示する。
なお、上述した画像処理部109に接続されるモニタ等が、このような表示部203として機能しうる。
再生部204は、楽曲情報記憶部201から再生対象となる楽曲情報(例えば、MIDIデータ等)を読み出し、この楽曲情報に基づいた楽曲音を再生する。例えば、再生部204は、音源(各楽器の電子音源)を有しており、読み出したMIDIデータに規定された楽器を規定された音高や音量等にて鳴らした楽曲音を順次合成し、この楽曲音をスピーカ等から出力させる。この楽曲音には、メロディパート(主旋律)に沿ったメロディ音が含まれており、歌唱者は、このメロディ音に沿って(主旋律に音を合わて)歌うことが可能となる。
なお、上述した音声処理部110等が、このような再生部204として機能しうる。
入力受付部205は、カラオケ中に入力される入力音(歌唱者の音声等)を受け付ける。つまり、再生部204が再生する楽曲音に合わせて、歌唱者により入力される歌唱音声等を受け付ける。なお、入力受付部205は、歌唱音声だけでなく、周囲に生じるノイズ音(例えば、他のユーザの掛け声や物音等)も入力してしまう。
そして、入力受付部205は、受け付けた入力音をサンプリングし、サンプリングした入力信号データを推測部206に供給する。
なお、上述したマイク105及び、音声処理部110等が、このような入力受付部205として機能しうる。
推測部206は、受け付けられた入力音が、歌唱者の歌声であるかどうかを推測する。上述したように、入力受付部205が歌唱音声だけでなく、周囲に生じるノイズ音も入力してしまうため、推測部206は、入力受付部205から供給された入力信号データ(入力音)の音高を、楽曲における模範音声(主旋律)の音高と比較することで、その入力音声が、歌唱者の歌声であるかどうかを推測する。一例として、推測部206は、入力音の音高と、模範音声の音高との差が所定の範囲内であれば、入力音が歌声であると推測する。
具体的には、図4(a)に示すように、模範音声の音高T1〜T4が規定されている場合、受け付けた各入力音の音高が、各音高T1〜T4を基準とした半音h1〜h4の範囲内であれば、推測部206は、その入力音が歌唱者の歌声であると推測する。なお、半音について、半音h1を一例として説明すると、音高T1の半音上(♯:シャープ)から、音高T1の半音下(♭:フラット)までが、半音h1の範囲である。他の音T2〜T4についての半音h2〜h4も同様である。
そのため、図4(b)に示すように、模範音声の音高T1に対応する入力音N1の音高が、音高T1と比較して1音以上低い(半音h1の範囲外)場合に、推測部206は、入力音N1が歌唱者の歌声でない(ノイズ音である)と推測する。同様にして、図4(c)に示すように、模範音声の音高T4に対応する入力音N4の音高が、音高T4と比較して1音以上高い(半音h4の範囲外)場合に、推測部206は、入力音N4が歌唱者の歌声でないと推測する。
そして、推測部206は、このように模範音声を基準として、入力音声が歌唱者の歌声であると推測した場合に、その入力音の情報(音高等)を測定部207に供給する。
なお、上述したCPU 101及び、音声処理部110等が、このような推測部206として機能しうる。
図2に戻って、測定部207は、歌声であると推測された入力音の音高から、歌唱者の音域(声域)を測定する。すなわち、推測部206により歌声であると推測された入力音の音高に基づいて、歌唱者の音域を測定する。
具体的に測定部207は、図5(a)に示すように、歌声であると推測された各入力音Nの音高を、楽曲の開始から終了まで蓄積し、全ての入力音Nの音高の分布に基づいて、歌唱者の音域を測定する。この他にも、測定部207は、図5(b)に示すように、歌声であると順次推測された各入力音Nから、楽曲中における最高の音高(入力音NH)及び最低の音高(入力音NL)を更新するようにし、楽曲終了時点における最高の音高(入力音NH)及び最低の音高(入力音NL)から歌唱者の音域を測定してもよい。
なお、上述したCPU 101等が、このような測定部207として機能しうる。
図2に戻って、記憶部208は、測定部207により測定された歌唱者の音域に関する情報を記憶する。この記憶部208は、例えば、カラオケの楽曲が終了する度に、測定部207によって、歌唱者の音域に関する情報が適宜更新される。つまり、歌唱者の最も広い音域が維持されるように、記憶部208の情報が更新される。
なお、上述したRAM 103や外部メモリ107等が、このような記憶部208として機能しうる。
判定部209は、楽曲(主旋律)における各音高と、記憶部208に記憶される歌唱者の音域との関係に基づいて、歌唱者による歌唱の適否を判定する。例えば、歌唱者がカラオケの楽曲を選択する際に、各楽曲(楽曲の一覧等)における音高の分布が、歌唱者の音域内に収まっているかをそれぞれ判定する。
この判定結果が画像生成部202に供給されると、画像生成部202は、一例として、図6に示すような各楽曲についての音域チェック(歌唱の適否)を含んだ選曲画像を生成する。
なお、上述したCPU 101等が、このような判定部209として機能しうる。
(カラオケ装置の動作の概要)
以下、このような構成のカラオケ装置200の動作について図面を参照して説明する。図7は、カラオケ装置200が実行するカラオケ制御処理の流れを示すフローチャートである。また、図8は、カラオケ制御処理内における音域測定処理の詳細を示すフローチャートである。
最初に、図7のカラオケ制御処理について説明する。このカラオケ制御処理は、歌唱者に楽曲を選ばせるところから開始する。
まず、カラオケ装置200は、複数の楽曲を検索する(ステップS301)。
例えば、ヒット曲や新譜等のような歌唱者にお勧めの楽曲を適宜検索する。なお、検索対象の楽曲は、過去に選択された楽曲の履歴等に基づいて、検索しても良い。
カラオケ装置200は、検索した各楽曲について、音域チェックを行う(ステップS302)。
すなわち、判定部209は、検索された楽曲(主旋律)の各音高と、記憶部208に記憶される歌唱者の音域との関係に基づいて、歌唱者による歌唱の適否を判定する。つまり、その楽曲における音高の分布が、歌唱者の音域内に収まっているかを判定する。
カラオケ装置200は、音域チェックについてのチェック結果を含んだ楽曲一覧を表示する(ステップS303)。
すなわち、画像生成部202は、上述した図6に示すような音域チェックを含んだ選曲画像を生成して表示部203に表示する。
カラオケ装置200は、歌唱者により、楽曲決定されたか否かを判別する(ステップS304)。
例えば、図6に示すような選曲画面から何れかの楽曲が選択されたかどうかを判別する。カラオケ装置200は、楽曲が決定されなかった場合に(ステップS304;No)、ステップS301に処理を戻し、ステップS301〜S304の処理を繰り返し実行する。つまり、楽曲を検索し直すと共に、音域チェックを行った楽曲一覧(選曲画像)を再度表示する。
一方、楽曲が決定されると(ステップS304;Yes)、カラオケ装置200は、その楽曲を再生すると共に、画像を生成する(ステップS305)。
すなわち、再生部204は、楽曲情報記憶部201から対象の楽曲情報を読み出して楽曲音を再生し、また、画像再生部202は、楽曲情報記憶部201から対象の歌詞情報や背景画像等を読み出して表示画像を生成する。
つまり、カラオケの楽曲音(伴奏等)を再生すると共に、上述した図3に示すような歌詞画像KG及び背景画像HGを生成して表示部203に表示する。
カラオケ装置200は、入力音を受け付ける(ステップS306)。
すなわち、入力受付部205は、再生する楽曲音に合わせて、歌唱者により入力される歌唱音声等を受け付ける。なお、上述したように、入力受付部205は、歌唱音声だけでなく、周囲に生じるノイズ音も入力してしまう。
カラオケ装置200は、音域測定処理を行う(ステップS307)。つまり、ノイズ音(雑音)等を除外しつつ、歌唱者が発声し得る音域を測定する。
なお、音域測定処理の詳細については、後述する。
カラオケ装置200は、入力音声と模範音声とを比較し、得点を算出する(ステップS308)。
例えば、入力音声について音程、音量、および、リズム等を解析し、それらを模範音声の音程、音量、および、リズム等と比較し、類似度に応じた得点を算出する。この際、入力音声が模範音声に近いほど得点が高くなる。
カラオケ装置200は、楽曲の再生が終了したか否かを判別する(ステップS309)。
すなわち、再生部204が、カラオケ楽曲の再生を終えたかどうかを判別する。楽曲の再生が終了していないと判別すると(ステップS309;No)、カラオケ装置200は、ステップS305に処理を戻し、上述したステップS305〜S309の処理を繰り返し実行する。
一方、楽曲の再生が終了したと判別した場合に(ステップS309;Yes)、カラオケ装置200は、得点を集計して歌唱力等を表示する(ステップS310)。つまり、集計した得点から、歌唱者の歌唱力を示すレベルや評価値を特定し、そのレベル等を表示する。
次に、図8を参照して、上述したステップS307における音域測定処理の詳細を説明する。
まず、カラオケ装置200は、入力音をサンプリングする(ステップS401)。
すなわち、入力受付部205は、受け付けた入力音をサンプリングし、サンプリングした入力信号データを推測部206に供給する。
カラオケ装置200は、入力音が歌声であると推測されるか否かを判別する(ステップS402)。
すなわち、推測部206は、入力受付部205が受け付けた入力音が歌唱者の歌声であると推測されるかどうかを判別する。つまり、推測部206は、入力音の音高が、楽曲における模範音声(主旋律)の音高とほぼ等しい場合に、その入力音が、再生される楽曲音(伴奏)に合わせて発せられた歌唱者の歌声であると推測する。
具体的には、上述した図4(a)のように、受け付けた入力音の音高が、対応する模範音声(音高T1〜T4)を基準とした半音(h1〜h4)の範囲内であれば、推測部206は、その入力音が歌唱者の歌声であると推測する。一方、図4(b),(c)のように、入力音(N1,N4)の音高が対応する模範音声(音高T1,T4)を基準とした半音(h1,h4)の範囲外でれば、推測部206は、その入力音が歌唱者の歌声でない(ノイズ音である)と推測する。
そして、歌声でないと推測されると(ステップS402;No)、カラオケ装置200は、そのまま音域計測処理を抜けて、図7のカラオケ制御方法に処理を戻す。
一方、歌声であると推測された場合に(ステップS402;Yes)、カラオケ装置200は、入力音の情報を測定部207に供給する(ステップS403)。
すなわち、推測部206は、模範音声を基準として歌唱者の歌声であると推測される入力音の情報(音高等)を測定部207に供給する。
カラオケ装置200は、歌唱者の音域を測定する(ステップS404)。
すなわち、測定部207は、歌声であると推測された入力音の音高から、歌唱者の音域(声域)を測定する。つまり、上述したステップS403にて供給された各入力音の情報から、歌唱者の音域を測定する。
具体的に測定部207は、上述した図5(a)のように、歌声であると推測されて供給された各入力音Nの音の分布に基づいて、歌唱者の音域を測定する。このほかにも、上述した図5(b)のように、順次供給される各入力音Nから、楽曲中における最高の音高(入力音NH)及び最低の音高(入力音NL)を更新するようにし、楽曲終了時点の入力音NH,NLから歌唱者の音域を測定してもよい。
カラオケ装置200は、計測結果に応じて、記憶部208を更新する(ステップS405)。
すなわち、測定部207は、計測された音域に関する情報に基づいて、記憶部208の情報を更新する。つまり、歌唱者の最も広い音域が維持されるように、記憶部208の情報が更新される。
そして、音域計測処理を終えると、カラオケ装置200は、図7のカラオケ制御方法に処理を戻す。
このような、音域測定処理において、模範音声にほぼ等しい入力音を歌声であると推測する。そして、模範音声から外れた入力音を、カラオケ中に入力されてしまうノイズ音として除外することで、適切な入力音から歌唱者が発声し得る音域を正確に測定することができる。
また、歌唱者が歌う度に、歌唱者の音域が測定されるため、例えば、歌唱者が複数の楽曲(異なる楽曲等)を歌うことにより、正確な音域の情報が記憶部208に蓄積されて行くことになる。
そして、そのような記憶部208に蓄積された情報に基づいて、選曲候補となる楽曲の音域チェックを行い、その結果を表示する。つまり、歌唱者の音域に合致しているかどうか(歌えるかどうか)が、選曲時に提示されるため、適切な楽曲を選ぶことができる。
この結果、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することができる。また、選曲時に、楽曲の音域を確認して選曲することができる。
(第2の実施形態)
上記の第1の実施形態では、選曲画像において、判定部209による音域チェックの結果を歌唱者に提示して、歌唱者の選択を補助する場合について説明したが、歌唱者の音域に合致している楽曲だけを提示するようにしてもよい。
以下、選曲時に、歌唱者の音域に合致する楽曲を提示するカラオケ装置500について、図9を参照して説明する。図9は、本発明の第2の実施形態に係るカラオケ装置500の概要構成を示すブロック図である。
図9に示すように、このカラオケ装置500は、楽曲情報記憶部201と、画像生成部202と、表示部203と、再生部204と、入力受付部205と、推測部206と、測定部207と、記憶部208と、検索部501とを備える。
なお、楽曲情報記憶部201〜記憶部208は、上述した図2のカラオケ装置200の構成と同様である。そして、カラオケ装置500は、カラオケ装置200の判定部209の代わりに検索部501を備えている。
検索部501は、記憶部208に記憶される歌唱者の音域に関する情報と、各楽曲(主旋律)における音高の分布との関係に基づいて、歌唱者に適する楽曲を検索する。
具体的に、歌唱者がカラオケの楽曲を選択する際に、検索部501は、記憶部208に記憶される歌唱者の情報に基づいて、歌唱者の音域内に収まっている楽曲だけを、楽曲情報記憶部201から検索する。検索部501は、検索した楽曲の情報を画像生成部202に供給する。
そして、画像生成部202は、検索部501から供給された楽曲の情報に基づいて、選曲画像(楽曲一覧等)を生成する。つまり、画像生成部202は、歌唱者の音域に合致している楽曲だけを、選曲画像(楽曲一覧等)において提示することになる。
このような構成のカラオケ装置500の動作について図10を参照して説明する。図10は、カラオケ装置500が実行するカラオケ制御処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図10におけるステップS305〜S310は、上述した図7のカラオケ制御処理と同じ内容であり、同じ参照番号にて示している。
そのため、ステップS305〜S310については簡単に説明し、カラオケ装置500の特徴的な処理内容であるステップS601〜S604については、詳細に説明する。
まず、カラオケ装置500は、歌唱者の情報を記憶部208から取得する(ステップS601)。つまり、検索部501は、歌唱者の音域に関する情報を記憶部208から取得する。
カラオケ装置500は、歌唱者の音域に合致する楽曲を所定数検索する(ステップS602)。
すなわち、検索部501は、歌唱者の音域内に収まっている楽曲だけを、楽曲情報記憶部201から所定数検索する。具体的には、記憶部208から取得した歌唱者の音域に関する情報と、楽曲情報記憶部201における各楽曲における音高の分布とを比較しながら、歌唱者の音域内に収まっている楽曲を検索する。
カラオケ装置500は、検索された楽曲の楽曲一覧を表示する(ステップS603)。つまり、画像生成部202は、歌唱者の音域に合致している楽曲だけの選曲画像を生成して表示部203に表示する。
カラオケ装置500は、歌唱者により、楽曲決定されたか否かを判別する(ステップS604)。
カラオケ装置500は、楽曲が決定されなかった場合に(ステップS604;No)、ステップS602に処理を戻し、ステップS602〜S604の処理を繰り返し実行する。つまり、歌唱者の音域に合致している楽曲を検索し直すと共に、その楽曲一覧(選曲画像)を再度表示する。
一方、楽曲が決定されると(ステップS604;Yes)、カラオケ装置500は、ステップS305に処理を進め、上述した図7のカラオケ制御処理と同様に、ステップS305〜S310の処理を実行する。
つまり、カラオケ装置500は、楽曲を再生すると共に画像を生成し、入力音を受け付けて音域測定処理を行い、入力音声と模範音声とを比較し、得点を算出する(ステップS305〜S308)。
カラオケ装置700は、楽曲を再生している間、ステップS305〜S308の処理を繰り返し、楽曲の再生を終えると、得点を集計して歌唱力等を表示する(ステップS309〜S310)。
このように、第2の実施形態に係るカラオケ装置500では、カラオケを始める前に、歌唱に適した楽曲だけを、歌唱者に提示することができる。また、カラオケ装置500は、第1の実施形態に係るカラオケ装置200と同様に、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することができる。
(第3の実施形態)
上記の実施形態では、音域チェックの結果を選択画像にて表示等するなどして、歌唱者の音域に合致している楽曲を提示する場合について説明した。それでも、歌唱者の要望から、歌唱者の音域から外れる楽曲があえて選択される場合も起こり得る。そのような楽曲が選択され、カラオケが開始された際に、歌唱者の音域から外れた箇所を報知するようにしてもよい。
以下、カラオケ中に、歌唱者の音域から外れた箇所を報知するカラオケ装置700について、図11を参照して説明する。図11は、本発明の第3の実施形態に係るカラオケ装置700の概要構成を示すブロック図である。
図11に示すように、このカラオケ装置700は、楽曲情報記憶部201と、画像生成部202と、表示部203と、再生部204と、入力受付部205と、推測部206と、測定部207と、記憶部208と、判別部209と、報知部701とを備える。
なお、楽曲情報記憶部201〜判別部209は、上述した図2のカラオケ装置200の構成と同様である。そして、カラオケ装置700は、カラオケ装置200の構成に加えて、報知部701を備えている。
報知部701は、カラオケ中に、歌唱者の音域から外れた楽曲の箇所を報知する。
例えば、報知部701は、選曲された楽曲(主旋律)の各音高を、楽曲情報記憶部201から順次読み出し、測定部207により測定された歌唱者の音域比較する。そして、歌唱者の音域から外れた音高があれば、その箇所を画像生成部202に供給する。
そして、画像生成部202は、報知部701から供給された情報に基づいて、歌詞の表示形態を変更させた歌詞画像を生成する。
例えば、画像生成部202は、図12(a)に示すように、歌唱者の音域から外れた音高の歌詞DPの表示形態を変化させた歌詞画像KGを生成する。なお、この歌詞DPでは、反転表示の例を示しているが、この他にも、歌詞DPの文字色や大きさ等を変えることにより、歌唱者の音域から外れたことを報知してもよい。
また、画像生成部202は、図12(b)に示すように、歌唱者の音域から外れたことを示す印MK1を合成した歌詞画像KGを生成してもよい。この他にも、どれくらい外れているのかを示すために、音域の範囲を示す印MK2(この場合、上限)と、楽曲の音高を示す音符Nとを合成した歌詞画像KGを生成してもよい。
このような構成のカラオケ装置700の動作について図13を参照して説明する。図13は、カラオケ装置700が実行するカラオケ制御処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図13のカラオケ制御処理は、図7のカラオケ制御処理に、ステップS801〜S802を加えた内容となっている。つまり、図13におけるステップS301〜S310(ステップS301〜S308、及び、ステップS309〜S310)は、上述した図7のカラオケ制御処理の処理内容と同様であり、同じ参照番号にて示している。
そのため、カラオケ装置700の特徴的な処理内容であるステップS801〜S802を詳細に説明し、ステップS301〜S310については簡単に説明する。
カラオケ装置700は、複数の楽曲を選択し、各楽曲について音域チャックを行い、チェック結果を含んだ楽曲一覧を表示する(ステップS301〜ステップS303)。
楽曲が選択されると、カラオケ装置700は、楽曲を再生すると共に画像を生成し、入力音を受け付ける(ステップS304〜S306)。
そして、カラオケ装置700は、音域測定処理を行い、入力音声と模範音声とを比較し、得点を算出する(ステップS307〜S308)。
ここでカラオケ装置700は、音域外の音高であるか否かを判別する(ステップS801)。
すなわち、報知部701は、模倣音声の音高が、歌唱者の音域から外れた音高であるかどうかを判別する。
カラオケ装置700は、音域外の音高でないと判別すると(ステップS801;No)、ステップS309に処理を進める。
一方、音域外の音高であると判別した場合に(ステップS801;Yes)、カラオケ装置700は、音域から外れた音高を報知する(ステップS802)。
すなわち、報知部701により、歌唱者の音域から外れた音高の箇所が画像生成部202に供給され、画像生成部202は、歌詞の表示形態を変更させた歌詞画像を生成する。
例えば、画像生成部202は、上述した図12(a)に示すように、歌唱者の音域から外れた音高の歌詞DPの表示形態を変化させた歌詞画像KGを生成する。また、画像生成部202は、上述した図12(b)に示すように、歌唱者の音域から外れたことを示す印MK1を合成した歌詞画像KGを生成してもよい。
カラオケ装置700は、楽曲の再生が終了したか否かを判別する(ステップS309)。
楽曲の再生が終了していないと判別すると(ステップS309;No)、カラオケ装置700は、ステップS305に処理を戻し、ステップS305〜S308,S801〜S802,S309の処理を繰り返し実行する。
一方、楽曲の再生が終了したと判別した場合に(ステップS309;Yes)、カラオケ装置700は、得点を集計して歌唱力等を表示する(ステップS310)。
このように、第3の実施形態に係るカラオケ装置700では、カラオケの途中で、声が出せなかった箇所を、歌唱者に知らせることができる。また、カラオケ装置700は、第1の実施形態に係るカラオケ装置200と同様に、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、歌唱者が発声し得る音域を適切に測定することのできるカラオケ装置、音域測定方法、および、プログラムを提供することができる。
100 ゲーム装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 マイク
106 コントローラ
107 外部メモリ
108 DVD−ROMドライブ
109 画像処理部
110 音声処理部
111 NIC
200,500,700 カラオケ装置
201 楽曲情報記憶部
202 画像生成部
203 表示部
204 再生部
205 入力受付部
206 推測部
207 測定部
208 記憶部
209 判定部
501 検索部
701 報知部

Claims (7)

  1. 楽曲の伴奏音を再生する再生部と、
    入力音の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力音の音高と、前記楽曲に規定される旋律の音高とから、前記入力音が、前記伴奏音に合わせて発せられた歌唱者の歌声であるか否かを推測する推測部と、
    前記歌声であると推測された当該歌声の音高に基づいて、前記歌唱者の音域を測定する測定部と
    前記再生部が再生している前記楽曲の歌詞を順次表示する表示部と、を備え、
    前記表示部は、前記測定部が測定した前記歌唱者の音域から外れた音高の歌詞を報知するために、当該歌詞の表示形態を変化させる、
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 請求項1に記載のカラオケ装置であって、
    前記推測部は、前記入力音のうち、前記旋律の音高を基準として所定の音程内の入力音を、前記歌声であると推測し、
    前記測定部は、前記推測部により楽曲中に推測された前記歌声の音高の分布に基づいて、前記歌唱者の音域を測定する、
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカラオケ装置であって、
    前記歌唱者の音域に関する情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記測定部は、各楽曲について前記歌唱者の音域を測定する度に、前記記憶部に記憶される当該歌唱者の音域の情報を更新する、
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  4. 請求項3に記載のカラオケ装置であって、
    楽曲に規定される旋律の音高の分布と、前記記憶部に記憶される歌唱者の音域に関する情報との関係に基づいて、当該歌唱者による歌唱の適否を判定する判定部、を更に備え、
    前記表示部は、前記歌唱者が選択し得る楽曲に関する楽曲情報を、前記判定部による歌唱の適否と共に表示する
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  5. 請求項3に記載のカラオケ装置であって、
    前記記憶部に記憶される歌唱者の音域に関する情報と、各楽曲に規定される旋律の音高の分布との関係に基づいて、当該歌唱者による歌唱に適する楽曲を検索する検索部、を更に備え、
    前記表示部は、前記検索された楽曲の情報を表示する
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  6. 再生部、入力部、推測部測定部、及び、表示部を有するカラオケ装置における音域測定方法であって、
    前記再生部が、楽曲の伴奏音を再生する再生ステップと、
    前記入力部が、入力音の入力を受け付ける入力ステップと、
    前記推測部が、前記入力音の音高と、前記楽曲に規定される旋律の音高とから、前記入力音が、前記伴奏音に合わせて発せられた歌唱者の歌声であるか否かを推測する推測ステップと、
    前記測定部が、前記歌声であると推測された当該歌声の音高に基づいて、前記歌唱者の音域を測定する測定ステップと、
    前記表示部が、前記再生部が再生している前記楽曲の歌詞を順次表示する表示ステップと、を備え、
    前記表示ステップでは、前記測定ステップにて測定した前記歌唱者の音域から外れた音高の歌詞を報知するために、当該歌詞の表示形態を変化させる、
    とを特徴とする音域測定方法。
  7. コンピュータを、
    楽曲の伴奏音を再生する再生部、
    入力音の入力を受け付ける入力部、
    前記入力音の音高と、前記楽曲に規定される旋律の音高とから、前記入力音が、前記伴奏音に合わせて発せられた歌唱者の歌声であるか否かを推測する推測部、
    前記歌声であると推測された当該歌声の音高に基づいて、前記歌唱者の音域を測定する測定部
    前記再生部が再生している前記楽曲の歌詞を順次表示する表示部、として機能させ、
    前記表示部は、前記測定部が測定した前記歌唱者の音域から外れた音高の歌詞を報知するために、当該歌詞の表示形態を変化させる、
    ように機能させることを特徴とするプログラム。
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