JP5290713B2 - 曲げコネクタ構造およびその作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光の伝播方向を例えば90度に曲げるのに用いる曲げコネクタ構造およびその作製方法に関する。
光ファイバを用いた光伝送システムにおいて、例えば、光ファイバによる家庭向けのデータ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home)等では、ユーザー宅の建物内に光ファイバを配線する際に、光の伝播方向を例えば90度に曲げるための曲げコネクタ構造が必要になる。
このような曲げコネクタ構造として、90度曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを、コネクタ状の入れ物(フェルール)に収容し、複数の光ファイバの、90曲げ部より端部側のファイバ端部をフェルールに形成された複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させてコネクタ化したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−315611号公報
しかしながら、上記従来技術では、複数の光ファイバのファイバ端部のみをフェルールの複数のファイバ保持孔で保持しているので、複数の光ファイバを高精度に配列することと、組み立てとが難しいという問題があった。また、光ファイバがガラスの光ファイバである石英系ファイバの場合には、組み立て時に曲げ部を破断させる恐れがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は複数の光ファイバが高精度に配列されかつ組み立てが容易な曲げコネクタ構造およびその作製方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る曲げコネクタ構造は、曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む光ファイバアレイと、前記複数の光ファイバの、前記曲げ部より端部側のファイバ端部を配列させる複数の位置決め溝と開口部とを有する溝付きフェルールと、前記溝付きフェルール内に収容された前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部を前記複数の位置決め溝に端面で押し付けるように、前記開口部に装着された蓋体と、を備え、前記蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂が充填されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光ファイバの曲げ部より端部側のファイバ端部を蓋体の端面で溝付きフェルールの位置決め溝に押し付けた状態で、蓋体と溝付きフェルールとの間の空間に樹脂が充填されている。このため、複数の光ファイバのファイバ端部が、位置決め溝の精度で高精度に配列されて、溝付きフェルールから突き出た形になる。したがって、複数の光ファイバが高精度に配列されかつ組み立てが容易な曲げコネクタ構造を実現することができる。
請求項2に記載の発明に係る曲げコネクタ構造は、前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部をそれぞれ保持する複数のファイバ保持孔を有する第2のフェルールをさらに備え、前記第2のフェルールは前記溝付きフェルールに固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光ファイバのファイバ端部が位置決め溝の精度で高精度に配列されて、溝付きフェルールから突き出ているので、複数の光ファイバのファイバ端部を第2のフェルールの複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させるように、第2のフェルールを溝付きフェルールに組み付ける作業が容易になる。
また、複数の光ファイバのファイバ端部を第2のフェルールの複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させる際に、複数の光ファイバの曲げ部が溝付きフェルールと蓋体との間の空間内で樹脂に囲まれて保持されているので、ファイバ端部を破断させることが無い。さらに、複数の光ファイバのファイバ端部は、位置決め溝の精度で高精度に配列されているのに加えて、複数のファイバ保持孔の精度で高精度に配列されるので、高精度の配列が要求されるシングルモードファイバに適した曲げコネクタ構造を実現することができる。
請求項3に記載の発明に係る曲げコネクタ構造は、前記溝付きフェルールと前記蓋体の少なくとも一方に、該蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂を充填するための注入口が形成されており、前記注入口から前記空間に樹脂が充填されていることを特徴とする。この構成によれば、溝付きフェルールの開口部に蓋体を装着した後、溝付きフェルールと蓋体の少なくとも一方に形成された注入口から前記空間内に樹脂を注入することができるので、組み立てが容易な曲げコネクタ構造を実現することができる。
請求項4に記載の発明に係る曲げコネクタ構造は、前記曲げ部は90度曲げ部であることを特徴とする。この構成によれば、複数の光ファイバの曲げ部より端部側のファイバ端部が、位置決め溝の精度で高精度に配列されて、溝付きフェルールから垂直に突き出た形になるので、複数の光ファイバのファイバ端部を第2のフェルールの複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させるように、第2のフェルールを溝付きフェルールに組み付ける作業が更に容易になる。
請求項5に記載の発明に係る曲げコネクタ構造は、前記位置決め溝21はV溝であることを特徴とする。この構成によれば、複数の光ファイバのファイバ端部は、蓋体の端面との一つの接触点と、溝付きフェルールの位置決め溝であるV溝との2つの接触点との3点で接触して位置決めされるので、複数の光ファイバのファイバ端部がV溝の精度で高精度に配列される。
請求項6に記載の発明に係る曲げコネクタ構造は、前記第2のフェルールの前記複数のファイバ保持孔は、ファイバ挿入側端部にテーパ穴をそれぞれ有していることを特徴とする。この構成によれば、第2のフェルールの複数のファイバ保持孔がファイバ挿入側端部にテーパ穴をそれぞれ有しているので、位置決め溝の精度で高精度に配列された複数の光ファイバのファイバ端部を破断させることなく、複数のファイバ保持孔にそれぞれ容易に挿通させることができる。
請求項7に記載の発明に係る曲げコネクタ構造の作製方法は、曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む光ファイバアレイと、前記複数の光ファイバの、前記曲げ部より端部側のファイバ端部を配列させる複数の位置決め溝と開口部とを有する溝付きフェルールと、前記開口部に装着される蓋体と、を備え、前記複数の光ファイバを前記溝付きフェルールに収容させる段階と、前記溝付きフェルール内に収容された前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部を前記複数の位置決め溝に端面で押し付けるように、前記蓋体を前記開口部に装着する段階と、前記溝付きフェルールと前記蓋体の少なくとも一方に形成された注入口から前記蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂を注入する段階と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光ファイバの曲げ部より端部側のファイバ端部を蓋体の端面で溝付きフェルールの位置決め溝に押し付けた状態で、蓋体と溝付きフェルールとの間の空間に樹脂が充填されているので、複数の光ファイバのファイバ端部が、位置決め溝の精度で高精度に配列されて、溝付きフェルールから突き出た形になる。したがって、複数の光ファイバが高精度に配列されかつ組み立てが容易な曲げコネクタ構造を実現することができる。
請求項8に記載の発明に係る曲げコネクタ構造の作製方法は、曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む光ファイバアレイと、前記複数の光ファイバの、前記曲げ部より端部側のファイバ端部を配列させる複数の位置決め溝と開口部とを有する溝付きフェルールと、前記開口部に装着される蓋体と、複数のファイバ保持孔を有する第2のフェルールと、を備え、前記複数の光ファイバを前記溝付きフェルールに収容させる段階と、前記溝付きフェルール内に収容された前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部を前記複数の位置決め溝に端面で押し付けるように、前記蓋体を前記開口部に装着する段階と、前記溝付きフェルールと前記蓋体の少なくとも一方に形成された注入口から前記蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂を注入する段階と、前記複数の光ファイバの、前記溝付きフェルールから突き出た前記ファイバ端部を前記第2のフェルールの前記複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させ、前記第2のフェルールを前記溝付きフェルールに固定する段階と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光ファイバの曲げ部より端部側のファイバ端部が位置決め溝の精度で高精度に配列されて、溝付きフェルールから突き出ているので、複数の光ファイバのファイバ端部が第2のフェルールの複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通するように、第2のフェルールを溝付きフェルールに組み付ける作業が容易になる。また、複数の光ファイバのファイバ端部を第2のフェルールの複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させる際に、そのファイバ端部を破断させることが無い。さらに、複数の光ファイバのファイバ端部は、位置決め溝の精度で高精度に配列されているのに加えて、複数のファイバ保持孔の精度で高精度に配列されるので、高精度の配列が要求されるシングルモードファイバに適した曲げコネクタ構造を実現することができる。
本発明によれば、複数の光ファイバが高精度に配列されかつ組み立てが容易な曲げコネクタ構造を実現することができる。
次に、本発明を具体化した90度曲げコネクタ構造およびその作製方法の実施形態を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態に係る90度曲げコネクタ構造1を図1乃至図9に基づいて説明する。
図1は一実施形態に係る90度曲げコネクタ構造1を示す斜視図、図2は図1に示す90度曲げコネクタ構造1の縦断面図である。図3は90度曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む光ファイバアレイとしての多心テープ光ファイバを示す斜視図である。図4はV溝付きフェルールを示す斜視図である。図5は複数のファイバ保持穴を有する第2のフェルール(コネクタ端面を有するフェルール)を示す斜視図、図6は図5のB−B線に沿った断面図である。図7は90度曲げコネクタ構造の組み立て作業の説明に用いる説明図、図8は図7に示す組み立て作業の後に行う組み立て作業の説明に用いる説明図である。図9は複数の光ファイバのファイバ端部が位置決めされて保持されている様子を示す断面図である。
90度曲げコネクタ構造1は、図1および図2に示すように、90度曲げ部11aをそれぞれ有する複数の光ファイバ11を含む多心テープ光ファイバ10と、V溝付きフェルール20と、蓋体30と、複数のファイバ保持孔51を有する第2のフェルール(コネクタ端面を有するフェルール)50と、を備えている。図3に示す符号「12」は多心テープ光ファイバ10の被覆部である。
V溝付きフェルール20は、図4に示すように、複数の光ファイバ11の90度曲げ部11aより端部側のファイバ端部11bを一列に配列させる位置決め溝である複数のV溝21と、開口部22と、を有する。このV溝付きフェルール20は、底壁部24と、奥側の垂直壁部25と、左右の側壁部26,27とを有し、上部および周壁部の一部が開口した箱型容器である。垂直壁部25の内壁面には、複数のV溝、本例では12個のV溝21が形成されている。底壁部24には、樹脂を充填するための注入口23が形成されている。複数のV溝21は、底壁部24に対して垂直方向にそれぞれ延びている。
また、このV溝付きフェルール20にあっては、左右の側壁部26,27は、奥側にある横幅の狭い側壁部26a,27aと、手前側にある横幅の広い側壁部26b、27bと、を有している。横幅の狭い左右の側壁部26a,27aの外面に、図5に示す第2のフェルール50の左右の側壁部54,55の内面がそれぞれ嵌合可能になっている。このような構成を有するV溝付きフェルール20は、樹脂等の材料からなる成形体である。
蓋体30は、図1および図7に示すように、V溝付きフェルール20の横幅の狭い側壁部26a,27aの内面にそれぞれ嵌合する横幅の狭い第1係合部31と、その横幅の広い側壁部26b、27bの内面にそれぞれ嵌合する横幅の広い第2係合部32とを有している。この蓋体30は、図1および図2に示すようにV溝付きフェルール20の開口部22に装着された状態で、V溝付きフェルール20内に90度曲げ部11aおよびその前後の部分が収容された複数の光ファイバ11のファイバ端部11bを複数のV溝21に端面30aで押し付けるようになっている。蓋体30の第1係合部31は、その端面30aで複数の光ファイバ11のファイバ端部11bを複数のV溝21に押し付ける際に、第1係合部31の一部が各光ファイバ11の90度曲げ部11aの部分に当たって90度曲げ部11aを破断させないように、第2係合部32よりも厚さが薄くなっている(図2参照)。このような構成を有する蓋体30は、樹脂等の材料からなる成形体である。
第2のフェルール50は、図5、図6および図8に示すように、複数の光ファイバ10のファイバ端部11bをそれぞれ保持する複数の(本例では12個の)ファイバ保持孔51と、これらのファイバ保持孔51の左右に形成された2つのガイドピン孔52とを有している。また、第2のフェルール50の複数のファイバ保持孔51のファイバ挿入側端部には、各ファイバ保持孔51へ複数の光ファイバ10の各ファイバ端部11bを挿入するのを容易にするために、テーパ穴53がそれぞれ形成されている。これら複数のテーパ穴53には、複数のテーパ穴53へ複数の光ファイバ10の各ファイバ端部11bを挿入するのを容易にするために、複数のファイバガイド溝56がそれぞれ形成されている。このような構成を有する第2のフェルール50は、樹脂等の材料からなる成形体である。また、90度曲げコネクタ構造1にあっては、図2に示すように、蓋体30とV溝付きフェルール20との間の空間40に樹脂41が充填されている。
次に、図1に示す90度曲げコネクタ構造1の作製方法を説明する。
(1)まず、図3に示す複数の光ファイバ11の、90曲げ部11aおよびその前後の部分を、図4に示すV溝付きフェルール20に収容させる(図7参照)。
(2)次に、図7に示す状態で、V溝付きフェルール20内に収容された複数の光ファイバ11のファイバ端部11bを複数のV溝21に端面30aで押し付けるように、蓋体30をV溝付きフェルール20の開口部22に装着する(図2,図8参照)。
(3)次に、V溝付きフェルール20に形成された注入口23(図4参照)から、蓋体30とV溝付きフェルール20との間の空間40に樹脂41を注入し、樹脂41を硬化させる(図2参照)。これにより、複数の光ファイバ11のファイバ端部11bが、複数のV溝21の精度で高精度に配列されて、V溝付きフェルール20から垂直に突き出た形になる(図8参照)。なお、樹脂41は、例えば紫外線硬化型樹脂である。
(4)次に、複数の光ファイバ11の、V溝付きフェルール20から突き出たファイバ端部11bを第2のフェルール50の複数のファイバ保持孔51にそれぞれ挿通させ、第2のフェルール50をV溝付きフェルール20にエポキシ系接着剤で固定する。
これにより、図1および図2に示す90度曲げコネクタ構造1が出来る。
(5)次に、図1および図2に示す90度曲げコネクタ構造1の第2のフェルール50の端面と、複数の光ファイバ11のV溝付きフェルール20から突き出たファイバ端部11bとを、図2のA―A線に沿って研磨する。これにより、90度曲げコネクタ構造1が完成する。この90度曲げコネクタ構造1は、その2つのガイドピン孔52にガイドピン(図示省略)をそれぞれ嵌合させると共に、これら2つのガイドピンを、図示を省略した別の多心用フェルール型コネクタ(MTコネクタ)のガイドピン孔に嵌合させることにより、MTコネクタ等の別のコネクタと接続させることができる。
以上のように構成された一実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)複数の光ファイバ11のファイバ端部11bが複数のV溝21の精度で高精度に配列されて、V溝付きフェルール20から突き出ているので(図8参照)、複数の光ファイバ11のファイバ端部11bを第2のフェルール20の複数のファイバ保持孔51にそれぞれ挿通させるように、第2のフェルール50をV溝付きフェルール20に組み付ける作業が容易になる。
(2)複数の光ファイバ11のファイバ端部11bを第2のフェルール50の複数のファイバ保持孔51にそれぞれ挿通させる際に、複数の光ファイバ11の90度曲げ部11aがV溝付きフェルール20と蓋体30との間の空間40内で樹脂41に囲まれて保持されているので(図2参照)、各光ファイバ11のファイバ端部11bを破断させることが無い。
(3)複数の光ファイバ11のファイバ端部11bは、複数のV溝21の精度で高精度にされているのに加えて、複数のファイバ保持孔51の精度で高精度に配列されるので、高精度の配列が要求されるシングルモードファイバに適した曲げコネクタ構造を実現することができる。
(4)溝付きフェルール20の開口部22に蓋体30を装着した後、溝付きフェルール20に形成された注入口23から空間40内に樹脂41を注入することができるので、組み立てが容易な曲げコネクタ構造を実現することができる。
(5)複数の光ファイバ11のファイバ端部11bは、図9に示すように、蓋体30の端面30aとの一つの接触点と、V溝付きフェルール20の各V溝21との2つの接触点との3点で接触して位置決めされるので、複数の光ファイバ11のファイバ端部11bがV溝21の精度で高精度に配列される。
(6)複数の光ファイバ11が高精度に配列されかつ組み立てが容易な曲げ90曲げコネクタ構造を実現することができる。
(7)第2のフェルール50の複数のファイバ保持孔51がファイバ挿入側端部にテーパ穴52をそれぞれ有しているので、複数のV溝21の精度で高精度に配列された複数の光ファイバ11のファイバ端部11bを破断させることなく、複数のファイバ保持孔51にそれぞれ容易に挿通させることができる。なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
上記一実施形態に係る90度曲げコネクタ構造1において、図10および図11に示すように、第2のフェルール50を用いない構成の90曲げコネクタ構造1Aにも本発明は適用可能である。このような構成の90曲げコネクタ構造1Aによれば、複数の光ファイバ11Aのファイバ端部11bを蓋体30の端面30aでV溝付きフェルール20のV溝21に押し付けた状態で、蓋体30とV溝付きフェルール20との間の空間40に樹脂41が充填されている。このため、複数の光ファイバ11Aのファイバ端部11bが、V溝21の精度で高精度に配列されて、V溝付きフェルール20から突き出た形になる。したがって、複数の光ファイバが高精度に配列されかつ組み立てが容易な曲げコネクタ構造を実現することができる。また、90曲げコネクタ構造1Aは、マルチモードファイバはシングルモードファイバよりも大径であり、シングルモードファイバの場合のような厳しい位置決め精度は要求されないので、マルチモードファイバに適した90曲げコネクタ構造を実現できる。
上記一実施形態では、樹脂を充填するための注入口(注入口23)をV溝付きフェルール20に形成してあるが、その注入口は、V溝付きフェルール20と蓋体30の少なくとも一方に形成してあれば良い。
また、上記一実施形態では、90度曲げ部11aをそれぞれ有する複数の光ファイバ11を含む多心テープ光ファイバ10を用いた90度曲げコネクタ構造について一例として説明したが、90度以外の角度に曲げられた曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを用いた構成の曲げコネクタ構造にも本発明は適用可能である。
本発明の一実施形態に係る90度曲げコネクタ構造を示す斜視図。 図1に示す90度曲げコネクタ構造の縦断面図。 90度曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む多心テープ光ファイバを示す斜視図。 V溝付きフェルールを示す斜視図。 複数のファイバ保持穴を有する第2のフェルールを示す斜視図。 図5のB−B線に沿った断面図。 90度曲げコネクタ構造の組み立て作業の説明に用いる説明図。 図7に示す組み立て作業の後に行う組み立て作業の説明に用いる説明図。 複数の光ファイバのファイバ端部が位置決めされて保持されている様子を示す断面図。 90度曲げコネクタ構造の別例を示す斜視図。 図10に示す90度曲げコネクタ構造の縦断面図。
符号の説明
1,1A…90度曲げコネクタ構造
10…多心テープ光ファイバ(光ファイバアレイ)
11,11A…光ファイバ
11a…90度曲げ部
11b…ファイバ端部
20…V溝付きフェルール
21…V溝
22…開口部
30…蓋体
30a…端面
40…空間
41…樹脂
50…第2のフェルール
51…ファイバ保持孔
53…テーパ穴

Claims (6)

  1. 曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む光ファイバアレイと、
    前記複数の光ファイバの、前記曲げ部より端部側のファイバ端部を配列させる複数の位置決め溝と開口部とを有する溝付きフェルールと、
    前記溝付きフェルール内に収容された前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部を前記複数の位置決め溝に端面で押し付けるように、前記開口部に装着された蓋体と、を備え、
    前記蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂が充填され、
    前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部をそれぞれ保持する複数のファイバ保持孔を有する第2のフェルールをさらに備え、前記第2のフェルールは前記溝付きフェルールに固定されていることを特徴とする曲げコネクタ構造。
  2. 前記溝付きフェルールと前記蓋体の少なくとも一方に、該蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂を充填するための注入口が形成されており、前記注入口から前記空間に樹脂が充填されていることを特徴とする請求項に記載の曲げコネクタ構造。
  3. 前記曲げ部は90度曲げ部であることを特徴とする請求項に記載の曲げコネクタ構造。
  4. 前記位置決め溝21はV溝であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一つに記載の曲げコネクタ構造。
  5. 前記第2のフェルールの前記複数のファイバ保持孔は、ファイバ挿入側端部にテーパ穴をそれぞれ有していることを特徴とする請求項に記載の曲げコネクタ構造。
  6. 曲げ部をそれぞれ有する複数の光ファイバを含む光ファイバアレイと、前記複数の光ファイバの、前記曲げ部より端部側のファイバ端部を配列させる複数の位置決め溝と開口部とを有する溝付きフェルールと、前記開口部に装着される蓋体と、複数のファイバ保持孔を有する第2のフェルールと、を備え、
    前記複数の光ファイバを前記溝付きフェルールに収容させる段階と、
    前記溝付きフェルール内に収容された前記複数の光ファイバの前記ファイバ端部を前記複数の位置決め溝に端面で押し付けるように、前記蓋体を前記開口部に装着する段階と、
    前記溝付きフェルールと前記蓋体の少なくとも一方に形成された注入口から前記蓋体と前記溝付きフェルールとの間の空間に樹脂を注入する段階と、
    前記複数の光ファイバの、前記溝付きフェルールから突き出た前記ファイバ端部を前記第2のフェルールの前記複数のファイバ保持孔にそれぞれ挿通させ、前記第2のフェルールを前記溝付きフェルールに固定する段階と、を備えることを特徴とする曲げコネクタ構造の作製方法。
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